[go: up one dir, main page]

JP5335391B2 - 検査装置および検査方法 - Google Patents

検査装置および検査方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5335391B2
JP5335391B2 JP2008309714A JP2008309714A JP5335391B2 JP 5335391 B2 JP5335391 B2 JP 5335391B2 JP 2008309714 A JP2008309714 A JP 2008309714A JP 2008309714 A JP2008309714 A JP 2008309714A JP 5335391 B2 JP5335391 B2 JP 5335391B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inspection
axis direction
imaging unit
moving
movement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008309714A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010133821A (ja
Inventor
英雄 松林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hioki EE Corp
Original Assignee
Hioki EE Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hioki EE Corp filed Critical Hioki EE Corp
Priority to JP2008309714A priority Critical patent/JP5335391B2/ja
Publication of JP2010133821A publication Critical patent/JP2010133821A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5335391B2 publication Critical patent/JP5335391B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)

Description

本発明は、プロービング位置の補正用の撮像部を備えて検査用プローブと撮像部との間のオフセット量に基づいて検査対象体におけるプロービング位置の補正を行って検査用プローブをプロービングさせ、検査用プローブを介して入力した電気信号に基づいて検査対象体に対する検査を実行する検査装置および検査方法に関するものである。
この種の検査装置として、特開2002−350483号公報において出願人が開示した回路基板検査装置が知られている。この回路基板検査装置は、回路基板吸着装置、移動機構、検査用プローブおよび制御部等を備えて、回路基板吸着装置によって吸着された回路基板における所定のプロービング位置に検査用プローブをプロービングさせて、検査用プローブを介して入力した電気信号に基づいて所定の電気的検査を実行可能に構成されている。この場合、検査用プローブをプロービングさせるべきプロービング位置は、記憶部に予め記憶されているが、回路基板吸着装置に回路基板を吸着させる際に位置ずれが生じたり、回路基板に歪み等が生じていたりすることがあるため、検査に際しては、プロービング位置を補正する必要がある。このため、この種の回路基板検査装置では、検査用プローブが取り付けられている取付部(移動体)に撮像部を取り付けて回路基板に設けられている所定の標識(フィデューシャルマーク等)をこの撮像部によって撮像し、その撮像結果から得られる標識の実測位置と標識の理論上の位置との差分値や、検査用プローブと撮像部との間のオフセット量(離間長さ)に基づいてプロービング位置を補正している。
一方、検査用プローブおよび撮像部を取付部に取り付ける際の位置ずれ、および検査用プローブの形状やサイズの相違に起因して上記したオフセット量が変化することがあるため、回路基板の検査(プロービング位置の補正)に先立ち、このオフセット量を正確に特定(測定)する必要がある。この種のオフセット量を特定する方法として、打痕シート(感圧シート)が設けられた専用基板を用いた方法(例えば、特開平6−331653号公報において出願人が開示したプローブ間誤差測定方法)が知られている。この種の方法では、まず、専用基板を回路基板吸着装置(フィクスチュア)にセットし、次いで、専用基板における予め規定されたプロービング位置に検査用プローブをプロービングさせて専用基板に打痕を生じさせる。続いて、撮像部による撮像画像を目視で確認しつつ、移動機構を操作して打痕が撮像される位置に撮像部(取付部)を移動させる。次いで、所定の基準位置から上記したプロービング位置までの検査用プローブ(取付部)の距離、および基準位置から打痕が撮像されたときの撮像部の位置までの撮像部(取付部)の距離を特定し、両距離の差分値をオフセット量としている。
特開2002−350483号公報(第3頁、第1−2図) 特開平6−331653号公報(第3頁、第1−3図)
ところが、上記した特定方法でオフセット量を特定している従来の回路基板検査装置には、解決すべき以下の課題がある。すなわち、この回路基板検査装置では、検査に先立ってオフセット量特定用の専用基板をセットし、オフセット量の特定後に検査対象の回路基板をセットし直す工程が必要となる。また、撮像部による撮像画像を目視で確認しつつ移動機構を操作する工程も必要となる。このため、上記の特定方法でオフセット量を特定している従来の回路基板検査装置には、これらの工程が必要なことに起因して、検査時間の短縮および検査の自動化が困難であり、この点の改善が望まれている。
本発明は、かかる解決すべき課題に鑑みてなされたものであり、検査時間の短縮および検査の自動化を実現し得る検査装置および検査方法を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載の検査装置は、検査対象体にプロービングさせる検査用プローブおよび当該検査対象体におけるプロービング位置の補正用の撮像部が取り付けられた移動体を所定の移動範囲内で移動させる移動機構と、当該移動機構を制御する移動制御部と、前記検査用プローブと前記撮像部との間のオフセット量に基づいて前記プロービング位置の補正を行う補正処理部とを備えて、前記検査用プローブを介して入力した電気信号に基づいて前記検査対象体に対する検査を実行可能に構成された検査装置であって、前記検査用プローブおよび前記撮像部が前記移動範囲内においてY軸方向に縦断する第1ラインを横切って通過したときにその通過を光学的に検出する第1検出部と、前記検査用プローブおよび前記撮像部が前記移動範囲内においてX軸方向に横断する第2ラインを横切って通過したときにその通過を光学的に検出する第2検出部とを備え、前記移動制御部は、前記移動機構を制御して前記検査用プローブおよび前記撮像部が前記第1ラインおよび前記第2ラインの双方を横切って通過するように前記移動体を移動させる移動処理を実行し、前記補正処理部は、前記移動処理の実行時において、前記検査用プローブが前記第1検出部によって検出されたときにおける所定位置から前記移動体までの前記X軸方向に沿った距離と前記撮像部が当該第1検出部によって検出されたときにおける当該所定位置から当該移動体までの当該X軸方向に沿った距離とを特定する第1特定処理を実行すると共に、前記検査用プローブが前記第2検出部によって検出されたときにおける前記所定位置から前記移動体までの前記Y軸方向に沿った距離と前記撮像部が当該第2検出部によって検出されたときにおける当該所定位置から当該移動体までの当該Y軸方向に沿った距離とを特定する第2特定処理を実行して、前記両特定処理においてそれぞれ特定した前記各距離に基づいて前記オフセット量を特定する。
また、請求項2記載の検査装置は、請求項1記載の検査装置において、前記移動制御部は、前記移動処理において、前記移動機構を制御して前記検査用プローブおよび前記撮像部が前記第1ラインを横切って通過するように前記X軸方向に沿った一方の向きに前記移動体を移動させる第1移動処理と、前記移動機構を制御して前記検査用プローブおよび前記撮像部が前記第2ラインを横切って通過するように前記Y軸方向に沿った一方の向きに前記移動体を移動させる第2移動処理とを実行し、前記補正処理部は、前記第1移動処理の実行時において前記第1特定処理を実行し、前記第2移動処理の実行時において前記第2特定処理を実行する。
また、請求項3記載の検査装置は、請求項2記載の検査装置において、前記移動制御部は、前記移動処理において、前記X軸方向に沿った前記一方の向きとは逆向きに前記移動体を移動させる第3移動処理を前記第1移動処理の実行後に連続して実行すると共に、前記Y軸方向に沿った前記一方の向きとは逆向きに前記移動体を移動させる第4移動処理を前記第2移動処理の実行後に連続して実行し、前記補正処理部は、前記第3移動処理の実行時において、前記検査用プローブが前記第1検出部によって検出されたときにおける前記所定位置から前記移動体までの前記X軸方向に沿った距離と前記撮像部が当該第1検出部によって検出されたときにおける前記所定位置から前記移動体までの当該X軸方向に沿った距離とを特定する第3特定処理を実行すると共に、前記第4移動処理の実行時において、前記検査用プローブが前記第2検出部によって検出されたときにおける前記所定位置から前記移動体までの前記Y軸方向に沿った距離と前記撮像部が当該第2検出部によって検出されたときにおける当該所定位置から当該移動体までの当該Y軸方向に沿った距離とを特定する第4特定処理を実行して、前記第1特定処理から前記第4特定処理までの各特定処理においてそれぞれ特定した前記各距離に基づいて前記検査用プローブの中心位置と前記撮像部の中心位置との間の前記オフセット量を特定する。
また、請求項4記載の検査方法は、検査対象体にプロービングさせる検査用プローブおよび当該検査対象体におけるプロービング位置の補正用の撮像部が取り付けられた移動体を所定の移動範囲内で移動させ、前記検査用プローブと前記撮像部との間のオフセット量に基づいて前記プロービング位置の補正を行って当該検査用プローブをプロービングさせ、前記検査用プローブを介して入力した電気信号に基づいて前記検査対象体に対する検査を実行する検査方法であって、前記移動範囲内においてY軸方向に縦断する第1ラインおよび当該移動範囲内においてX軸方向に横断する第2ラインの双方を前記検査用プローブおよび前記撮像部が横切って通過するように前記移動体を移動させる移動処理を実行し、前記移動処理の実行時において、前記検査用プローブおよび前記撮像部が前記第1ラインを横切って通過したときにその通過を光学的に検出すると共に、前記検査用プローブおよび前記撮像部が前記第2ラインを横切って通過したときにその通過を光学的に検出し、前記検査用プローブの前記第1ラインの通過を検出したときにおける所定位置から前記移動体までの前記X軸方向に沿った距離と前記撮像部の当該第1ラインの通過を検出したときにおける当該所定位置から当該移動体までの当該X軸方向に沿った距離とを特定する第1特定処理を実行すると共に、前記検査用プローブの前記第2ラインの通過を検出したときにおける前記所定位置から前記移動体までの前記Y軸方向に沿った距離と前記撮像部の当該第2ラインの通過を検出したときにおける当該所定位置から当該移動体までの当該Y軸方向に沿った距離とを特定する第2特定処理を実行して、前記両特定処理においてそれぞれ特定した前記各距離に基づいて前記オフセット量を特定する。
請求項1記載の検査装置および請求項4記載の検査方法では、移動処理の実行時において、検査用プローブおよび撮像部が第1ラインを横切って通過したときにその通過を光学的に検出してそのときの所定位置から前記移動体までの前記X軸方向に沿った距離を特定する第1特定処理を実行すると共に、検査用プローブおよび撮像部が第2ラインを横切って通過したときにその通過を光学的に検出してそのときの所定位置から前記移動体までの前記Y軸方向に沿った距離を特定する第2特定処理を実行し、両特定処理においてそれぞれ特定した各距離に基づいてオフセット量を特定する。このため、この検査装置および検査方法では、従来の特定方法によってオフセット量を特定している従来の回路基板検査装置とは異なり、専用基板の取り付けおよび取り外しの工程や、撮像部によって撮像された撮像画像を目視で確認しつつ移動機構を操作する工程を不要とすることができる。したがって、この検査装置および検査方法によれば、オフセット量の特定に要する時間、ひいては検査時間を十分に短縮することができる。また、専用基板の取り付けおよび取り外しの工程や、撮像画像を目視で確認しつつ移動機構を操作する工程を不要とすることができるため、検査の自動化を確実に実現することができる。
また、請求項2記載の検査装置では、移動制御部がX軸方向に沿った一方の向きに移動体を移動させる第1移動処理を実行すると共にY軸方向に沿った一方の向きに移動体を移動させる第2移動処理を実行して、補正処理部が第1移動処理の実行時において第1特定処理を実行すると共に第2移動処理の実行時において第2特定処理を実行する。このため、この検査装置および検査方法では、例えば、検査用プローブおよび撮像部が第1ラインおよび第2ラインを斜めに横切って通過するように移動体を移動させる構成および方法と比較して、オフセット量を正確に特定することができる。
また、請求項3記載の検査装置では、移動制御部が第1移動処理の実行後に連続して第3移動処理を実行すると共に第2移動処理の実行後に連続して第4移動処理を実行し、補正処理部が第3移動処理の実行時において第3特定処理を実行すると共に第4移動処理の実行時において第4特定処理を実行する。このため、この検査装置によれば、第1特定処理から第4特定処理までの各特定処理においてそれぞれ特定した各距離に基づいて検査用プローブおよび撮像部の中心位置を特定することができる結果、検査用プローブおよび撮像部における先端部の外径が未知であったとしても、検査用プローブの中心位置と撮像部の中心位置との間のオフセット量を確実かつ正確に特定することができる。
以下、本発明に係る検査装置および検査方法の最良の形態について、添付図面を参照して説明する。
最初に、図1に示す基板検査装置1の構成について説明する。基板検査装置1は、本発明に係る検査装置の一例であって、同図に示すように、基板保持部2、プロービング機構3a,3b(以下、区別しないときには「プロービング機構3」ともいう)、撮像部4a,4b(以下、区別しないときには「撮像部4」ともいう)、移動機構5、検査部6、記憶部7、第1センサ8(本発明における第1検出部)、第2センサ9(本発明における第2検出部)および制御部10を備えて、検査対象体としての回路基板100に対する所定の電気的検査を本発明に係る検査方法に従って実行可能に構成されている。
基板保持部2は、回路基板100を載置可能に構成されると共に、その載置面に載置された回路基板100を例えば吸着によって保持可能に構成されている。プロービング機構3は、制御部10の制御に従って検査用プローブ31を上下方向(Z軸方向)に移動させて、基板保持部2によって保持されている回路基板100における所定のプロービング位置に検査用プローブ31をプロービング(接触)させる。この場合、図2に示すように、プロービング機構3a,3bは、移動機構5の移動板53a,53b(本発明における移動体であって、以下、区別しないときには「移動板53」ともいう)にそれぞれ取り付けられている。撮像部4は、制御部10の制御に従い、基板保持部2によって保持されている回路基板100を基板保持部2の上方から撮像する。この場合、撮像部4は、同図に示すように、移動機構5の移動板53に取り付けられており、移動板53が移動することにより、プロービング機構3(検査用プローブ31)と共に所定の移動範囲内(例えば、同図に一点鎖線で示す移動範囲A内)においてX軸−Y軸方向(同図に示す、矢印Xの方向および矢印Yの方向)に移動させられる。
移動機構5は、図2に示すように、一例として、4本のガイドレール51a〜51d(以下、区別しないときには「ガイドレール51」ともいう)、6個のスライダ52a〜52f(以下、区別しないときには「スライダ52」ともいう)、および2つの移動板53a,53bを備えて構成されている。ガイドレール51a,51bは、同図に示すように、所定の長さだけ離間して互いに平行となるように配置されている。スライダ52a,52cは、ガイドレール51aの長さ方向(同図に示す矢印Xの方向)に沿って移動可能にガイドレール51aに配設され、スライダ52b,52dは、ガイドレール51bの長さ方向(X軸方向)に沿って移動可能にガイドレール51bに配設されている。ガイドレール51cは、ガイドレール51a,51bに対して直交するようにして、その両端部がスライダ52a,52bに固定され、ガイドレール51dは、ガイドレール51a,51bに対して直交するようにして、その両端部がスライダ52c,52dに固定されている。
スライダ52eは、ガイドレール51cの長さ方向(同図に示す矢印Yの方向)に沿って移動可能にガイドレール51cに配設され、スライダ52fは、ガイドレール51dの長さ方向(Y軸方向)に沿って移動可能にガイドレール51dに配設されている。移動板53aは、スライダ52eの上に取り付けられ、移動板53bはスライダ52fの上に取り付けられている。この場合、制御部10が図外の駆動部を制御することにより、各スライダ52a〜52dおよびガイドレール51c,51dがX軸方向に沿って移動させられ、スライダ52e,52fがY軸方向に沿って移動させられる。この構成により、各移動板53a,53b、並びに各移動板53a,53bに取り付けられているプロービング機構3および撮像部4を移動範囲A内においてX軸−Y軸方向に任意に移動させることが可能となっている。
検査部6は、制御部10の制御に従い、回路基板100にプロービングさせられた検査用プローブ31を介して入力した電気信号Siに基づき、回路基板100に対する所定の電気的検査を実行する。記憶部7は、位置データDpを記憶する。この場合、位置データDpには、回路基板100におけるプロービング位置を示す情報、および回路基板100に設けられているフィデューシャルマークM(回路基板100を製造する際の位置合わせ等に用いられるマーク)の位置を示す情報等が含まれている。また、記憶部7は、制御部10によって特定される検査用プローブ31と撮像部4との間のオフセット量Oを示すオフセットデータDoを記憶する。
第1センサ8は、一例として、透過型の光センサであって、図2に示すように、検出光B1(例えばレーザー光)を発光する発光部81と、その検出光B1を受光する受光部82とを備えて構成されている。発光部81は、同図に示すように、発光した検出光B1が移動範囲A内においてY軸方向に縦断するように配設され、受光部82はその検出光B1を受光可能な位置に配設されている。この場合、発光部81によって発光された検出光B1の光路が本発明における第1ラインに相当する。この第1センサ8は、検査用プローブ31および撮像部4がX軸方向沿って移動させられて、発光部81によって発光された検出光B1(検出光B1の光路)を横切って通過(検出光B1を遮断)したときにその通過を検出(光学的に検出)して検出信号Sdを出力する。
第2センサ9は、第1センサ8と同様の透過型の光センサであって、図2に示すように、検出光B2(以下、上記した検出光B1と検出光B2とを区別しないときには「検出光B」ともいう)を発光する発光部91と、その検出光B2を受光する受光部92とを備えて構成されている。発光部91は、同図に示すように、発光した検出光B2が移動範囲A内においてX軸方向に横断するように配設され、受光部92はその検出光B2を受光可能な位置に配設されている。この場合、発光部91によって発光された検出光B2の光路が本発明における第2ラインに相当する。この第2センサ9は、検査用プローブ31および撮像部4がY軸方向沿って移動させられて検出光B2(検出光B2の光路)を横切って通過(検出光B2を遮断)したときにその通過を検出(光学的に検出)して検出信号Sdを出力する。
制御部10は、図外の操作部の操作に応じて、基板検査装置1を構成する各部および各機構を制御する。具体的には、制御部10は、本発明における移動制御部として機能し、移動機構5を制御して検査用プローブ31および撮像部4が検出光B1および検出光B2を横切って通過するように移動板53を移動させる移動処理を実行する。また、制御部10は、本発明における補正処理部として機能し、検査用プローブ31と撮像部4との間のオフセット量Oを特定するオフセット量特定処理を実行する。また、制御部10は、基板保持部2によって保持されている回路基板100のフィデューシャルマークMを撮像部4に撮像させて、その際の撮像部4の位置から特定したフィデューシャルマークMの実測位置と、位置データDpによって示されるフィデューシャルマークMの理論上の位置との差分値、およびオフセット量特定処理によって特定したオフセット量Oに基づいてプロービング位置を補正する補正処理を実行する。
次に、基板検査装置1を用いて、回路基板100に対する電気的検査を行う方法について、添付図面を参照して説明する。この場合、初期状態では、図2に示すように、移動板53aが初期位置P1に位置し、移動板53bが初期位置P2(初期位置P1,P2が本発明における所定位置に相当し、以下、区別しないときには「初期位置P」ともいう)に位置しているものとする。
検査に先立ち、検査用プローブ31と撮像部4との間のオフセット量Oの特定を行う。具体的には、図外の操作部を操作して、オフセット量特定処理の実行を指示する。これに応じて、制御部10が、第1センサ8を制御して、検出光Bを発光させる。次いで、制御部10は、移動処理を実行する。この移動処理では、制御部10は、まず、移動機構5を制御して、移動板53aを初期位置P1から図2に示す矢印X1の向き(本発明におけるX軸方向に沿った一方の向き)に移動させる第1移動処理を実行する。
続いて、図3に示すように、移動板53aの移動に伴って検査用プローブ31の先端部における進行方向側(この例では、右側)の端部が検出光B1を横切って通過したときに、第1センサ8がその通過を検出して検出信号Sdを出力する。この際に、制御部10は、検出信号Sdが出力されたときにおける初期位置P1から移動板53aまでのX軸方向に沿った距離T1を特定する。次いで、図4に示すように、移動板53aがさらに移動させられて、撮像部4aの先端部における進行方向側の端部が検出光B1を横切って通過したときに、第1センサ8がその通過を検出して検出信号Sdを出力し、制御部10がそのときにおける初期位置P1から移動板53aまでのX軸方向に沿った距離T2を特定する。なお、距離T1および距離T2を特定する処理が本発明における第1特定処理に相当する。
続いて、制御部10は、図5に示すように、検査用プローブ31および撮像部4aの双方が検出光B1を完全に通過したときに、同図に示す矢印X2の向き(本発明におけるX軸方向に沿った一方の向きとは逆向き)に移動させる第3移動処理を実行する。次いで、図6に示すように、移動板53aの移動に伴って撮像部4aの先端部における進行方向側(この例では、左側)の端部が検出光B1を横切って通過したときに、第1センサ8がその通過を検出して検出信号Sdを出力し、制御部10がそのときにおける初期位置P1から移動板53aまでのX軸方向に沿った距離T3を特定する。
続いて、図7に示すように、移動板53aがさらに移動させられて、検査用プローブ31の先端部における進行方向側の端部が検出光B1を横切って通過したときに、第1センサ8がその通過を検出して検出信号Sdを出力し、制御部10がそのときにおける初期位置P1から移動板53aまでのX軸方向に沿った距離T4を特定する。なお、距離T3および距離T4を特定する処理が本発明における第3特定処理に相当する。次いで、制御部10は、移動板53aが初期位置P1に位置した時点で、移動機構5を制御して移動板53aの移動を停止させる。
続いて、制御部10は、第1センサ8を制御して検出光B1の発光を停止させると共に、第2センサ9を制御して検出光B2を発光させる。次いで、制御部10は、移動機構5を制御して、移動板53aを初期位置P1から図8に示す矢印Y1の向き(本発明におけるY軸方向に沿った一方の向き)に移動させる第2移動処理を実行する。続いて、同図に示すように、移動板53aの移動に伴って検査用プローブ31の先端部における進行方向側(この例では、下側)の端部が検出光B2を横切って通過したときに、第2センサ9が検出信号Sdを出力し、制御部10がそのときにおける初期位置P1から移動板53aまでのY軸方向に沿った距離T5を特定する。次いで、図9に示すように、移動板53aがさらに移動させられて、撮像部4aの先端部における進行方向側の端部が検出光B2を横切って通過したときに、第2センサ9がその通過を検出して検出信号Sdを出力し、制御部10がそのときにおける初期位置P1から移動板53aまでのY軸方向に沿った距離T6を特定する。なお、距離T5および距離T6を特定する処理が本発明における第2特定処理に相当する。
続いて、制御部10は、図10に示すように、検査用プローブ31および撮像部4aの双方が検出光B2を完全に通過したときに、同図に示す矢印Y2の向き(本発明におけるY軸方向に沿った一方の向きとは逆向き)に移動させる第4移動処理を実行する。次いで、図11に示すように、移動板53aの移動に伴って撮像部4aの先端部における進行方向側(この例では、上側)の端部が検出光B2を横切って通過したときに、第2センサ9がその通過を検出して検出信号Sdを出力し、制御部10がそのときにおける初期位置P1から移動板53aまでのY軸方向に沿った距離T7を特定する。続いて、図12に示すように、移動板53aがさらに移動させられて、検査用プローブ31の先端部における進行方向側の端部が検出光B2を横切って通過したときに、第2センサ9がその通過を検出して検出信号Sdを出力し、制御部10がそのときにおける初期位置P1から移動板53aまでのY軸方向に沿った距離T8を特定する。なお、距離T7および距離T8を特定する処理が本発明における第4特定処理に相当する。次いで、制御部10は、移動板53aが初期位置P1に位置した時点で、移動機構5を制御して移動板53aの移動を停止させると共に、第2センサ9を制御して検出光B2の発光を停止させる。
続いて、制御部10は、上記の第1特定処理から第4特定処理までの各特定処理において特定した各距離T1〜T8(以下、区別しないときには「距離T」ともいう)に基づいてオフセット量Oを特定する。ここで、図13に示すように、距離T1と距離T4との差分値は、検査用プローブ31の先端部(検出光B1を横切って通過した部分)の外径に相当し、距離T2と距離T3との差分値は、撮像部4の先端部(検出光B1を横切って通過した部分)の外径に相当する。このため、制御部10は、同図に示すように、距離T1と距離T4との平均値によって示される検査用プローブ31の中心位置から距離T2と距離T3との平均値によって示される撮像部4の中心位置までの距離を算出し、この距離を検査用プローブ31の中心から撮像部4の中心までのオフセット量OのX軸方向成分(以下、「オフセット量Ox」ともいう)として特定する。
また、図14に示すように、距離T5と距離T8との差分値は、検査用プローブ31の先端部(検出光B2を横切って通過した部分)の外径に相当し、距離T6と距離T7との差分値は、撮像部4の先端部(検出光B2を横切って通過した部分)の外径に相当する。このため、制御部10は、距離T5と距離T8との平均値によって示される検査用プローブ31の中心位置から距離T6と距離T7との平均値によって示される撮像部4の中心位置までの距離を算出し、この距離を検査用プローブ31の中心から撮像部4の中心までのオフセット量OのY軸方向成分(以下、「オフセット量Oy」ともいう)として特定する。次いで、制御部10は、特定したオフセット量O(オフセット量Oxおよびオフセット量Oy)を示すオフセットデータDoを生成して記憶部7に記憶させる。以上により、移動板53aに取り付けられている検査用プローブ31と撮像部4aとの間のオフセット量Oの特定が終了する。続いて、制御部10は、移動板53bに取り付けられている検査用プローブ31と撮像部4bとの間のオフセット量Oを、上記した手順と同様の手順で特定する。以上により、オフセット量特定処理が終了する。
この場合、この基板検査装置1および検査方法では、上記したように、検査用プローブ31および撮像部4が検出光B(検出光B1,B2の双方)を横切って通過するように移動板53を移動させる移動処理の実行時において、第1特定処理から第4特定処理を実行して各距離Tを特定し、各距離Tに基づいてオフセット量Oを特定する。このため、この基板検査装置1および検査方法では、従来の特定方法によってオフセット量を特定している回路基板検査装置とは異なり、専用基板の取り付けおよび取り外しの工程や、撮像部4によって撮像される撮像画像を目視で確認しつつ移動機構5を操作する工程を不要とすることができる結果、検査時間の短縮および検査の自動化を確実に実現することが可能となっている。また、この基板検査装置1および検査方法では、第1特定処理および第2特定処理に加えて、第3特定処理および第4特定処理を実行するため、各特定処理において特定した距離T1,T4,T5,T8に基づいて検査用プローブ31の中心位置を特定することができると共に、距離T2,T3,T6,T7に基づいて撮像部4の中心位置を特定することができる。このため、検査用プローブ31および撮像部4における先端部の外径が未知であったとしても、これらの中心間のオフセット量Oを確実に特定することが可能となっている。
次に、検査対象の回路基板100を基板保持部2に保持させた後に、操作部を操作して、検査の開始を指示する。これに応じて、制御部10が、記憶部7に記憶されている位置データDpを読み出す。次いで、制御部10は、位置データDpに基づいてフィデューシャルマークMの位置(理論上の位置)を特定し、続いて、移動機構5を制御して、その位置の上方に撮像部4を移動させる。次いで、制御部10は、撮像部4を制御して、フィデューシャルマークMを撮像させる。続いて、制御部10は、その撮像画像に基づいてフィデューシャルマークMの実際の位置(実測位置)を特定し、理論上の位置と実測位置との差分値を特定する。
次いで、制御部10は、位置データDpに基づいてプロービング位置を特定すると共に、オフセットデータDoを読み出してオフセット量Oを特定し、そのオフセット量O、および上記したフィデューシャルマークMにおける理論上の位置と実測位置との差分値に基づいてプロービング位置を補正する。続いて、制御部10は、プロービング機構3および移動機構5を制御して、検査用プローブ31を移動させて補正後のプロービング位置に検査用プローブ31をプロービングさせる。次いで、検査部6が、制御部10の制御に従い、検査用プローブ31を介して入力した電気信号Siに基づいて回路基板100に対する所定の電気的検査を実行する。続いて、制御部10は、検査部6による検査の結果を図外の表示部に表示させる。
このように、この基板検査装置1および検査方法では、移動処理の実行時において、検査用プローブ31および撮像部4が検出光B1を横切って通過したときにその通過を光学的に検出してそのときの初期位置Pから移動板53までのX軸方向に沿った距離Tを特定する第1特定処理を実行すると共に、検査用プローブ31および撮像部4が検出光B2を横切って通過したときにその通過を光学的に検出してそのときの初期位置Pから移動板53までの前記Y軸方向に沿った距離Tを特定する第2特定処理を実行し、両特定処理においてそれぞれ特定した各距離Tに基づいてオフセット量Oを特定する。このため、この基板検査装置1および検査方法では、従来の特定方法によってオフセット量Oを特定している従来の回路基板検査装置とは異なり、専用基板の取り付けおよび取り外しの工程や、撮像部4によって撮像された撮像画像を目視で確認しつつ移動機構5を操作する工程を不要とすることができる。したがって、この基板検査装置1および検査方法によれば、オフセット量Oの特定に要する時間、ひいては検査時間を十分に短縮することができる。また、専用基板の取り付けおよび取り外しの工程や、撮像画像を目視で確認しつつ移動機構5を操作する工程を不要とすることができるため、検査の自動化を確実に実現することができる。
また、この基板検査装置1および検査方法では、X軸方向に沿った一方の向きに移動板53を移動させる第1移動処理を実行すると共に、Y軸方向に沿った一方の向きに移動板53を移動させる第2移動処理を実行して、第1移動処理の実行時において第1特定処理を実行すると共に、第2移動処理の実行時において第2特定処理を実行する。このため、この基板検査装置1および検査方法では、例えば、検査用プローブ31および撮像部4が検出光Bを斜めに横切って通過するように移動板53を移動させる構成および方法と比較して、オフセット量Oを正確に特定することができる。
また、この基板検査装置1および検査方法では、第1移動処理の実行後に連続して第3移動処理を実行してその第3移動処理の実行時において第3特定処理を実行し、第2移動処理の実行後に連続して第4移動処理を実行してその第4移動処理の実行時において第4特定処理を実行する。このため、この基板検査装置1および検査方法によれば、各特定処理において特定した各距離Tに基づいて検査用プローブ31および撮像部4の中心位置を特定することができる結果、検査用プローブ31および撮像部4における先端部の外径が未知であったとしても、検査用プローブ31の中心位置と撮像部4の中心位置との間のオフセット量Oを確実かつ正確に特定することができる。
なお、本発明は、上記の構成に限定されない。例えば、透過型の第1センサ8および第2センサ9を用いる例について上記したが、反射型の第1センサ8および第2センサ9を用いる構成を採用することもできる。また、検出光としてのレーザー光を用いて検出を行う第1センサ8および第2センサ9を採用した例について上記したが、例えばLEDを備えてレーザー以外の光を用いて検出を行うセンサを採用することもできる。
また、移動板53をX軸方向に沿って移動させる第1移動処理および移動板53をY軸方向に沿って移動させる第2移動処理の2回の移動処理を実行して、それぞれの移動処理の実行時において第1特定処理および第2特定処理を別々に実行する構成および方法について上記したが、例えば、X軸方向(Y軸方向)に対して傾斜する(斜めに交差する)向きに移動板53を移動させて(例えば、図2における左上から右下に向かう向きに移動板53aを移動させて)、検査用プローブ31および撮像部4が1回の移動処理で検出光B1,B2の双方を横切って通過するようにして、その1回の移動処理時において第1特定処理および第2特定処理を実行する構成および方法を採用することもできる。
また、例えば、検査用プローブ31および撮像部4における先端部の外径が既知のときには、第3移動処理および第4移動処理、並びに第3特定処理および第4特定処理を省略して(行うことなく)、第1特定処理および第2特定処理において特定した各距離Tとその既知の値とに基づいて検査用プローブ31および撮像部4における先端部の中心間のオフセット量Oを特定する構成および方法を採用することもできる。
また、吸着によって回路基板100を保持する基板保持部2を備えた例について上記したが、クランプによって回路基板100を保持する基板保持部を採用することもできる。また、2つの検査用プローブ31をプロービングさせる基板検査装置1に適用した例について上記したが、1つまたは3つ以上の検査用プローブ31をプロービングさせる基板検査装置に適用することができるのは勿論である。
基板検査装置1の構成を示す構成図である。 基板保持部2、移動機構5、第1センサ8および第2センサ9の配置を示す基板検査装置1の平面図である。 回路基板100に対する検査時におけるオフセット量特定処理を説明するための第1の説明図である。 回路基板100に対する検査時におけるオフセット量特定処理を説明するための第2の説明図である。 回路基板100に対する検査時におけるオフセット量特定処理を説明するための第3の説明図である。 回路基板100に対する検査時におけるオフセット量特定処理を説明するための第4の説明図である。 回路基板100に対する検査時におけるオフセット量特定処理を説明するための第5の説明図である。 回路基板100に対する検査時におけるオフセット量特定処理を説明するための第6の説明図である。 回路基板100に対する検査時におけるオフセット量特定処理を説明するための第7の説明図である。 回路基板100に対する検査時におけるオフセット量特定処理を説明するための第8の説明図である。 回路基板100に対する検査時におけるオフセット量特定処理を説明するための第9の説明図である。 回路基板100に対する検査時におけるオフセット量特定処理を説明するための第10の説明図である。 回路基板100に対する検査時におけるオフセット量特定処理を説明するための第11の説明図である。 回路基板100に対する検査時におけるオフセット量特定処理を説明するための第12の説明図である。
符号の説明
1 基板検査装置
4a,4b 撮像部
5 移動機構
8 第1センサ
9 第2センサ
10 制御部
31 検査用プローブ
53a 移動板
53b 移動板
81 発光部
82 受光部
91 発光部
92 受光部
100 回路基板
A 移動範囲
B1 検出光
B2 検出光
Do オフセットデータ
O オフセット量
Ox オフセット量
Oy オフセット量
Si 電気信号
T1〜T8 距離
X1 矢印
X2 矢印
Y1 矢印
Y2 矢印

Claims (4)

  1. 検査対象体にプロービングさせる検査用プローブおよび当該検査対象体におけるプロービング位置の補正用の撮像部が取り付けられた移動体を所定の移動範囲内で移動させる移動機構と、当該移動機構を制御する移動制御部と、前記検査用プローブと前記撮像部との間のオフセット量に基づいて前記プロービング位置の補正を行う補正処理部とを備えて、前記検査用プローブを介して入力した電気信号に基づいて前記検査対象体に対する検査を実行可能に構成された検査装置であって、
    前記検査用プローブおよび前記撮像部が前記移動範囲内においてY軸方向に縦断する第1ラインを横切って通過したときにその通過を光学的に検出する第1検出部と、
    前記検査用プローブおよび前記撮像部が前記移動範囲内においてX軸方向に横断する第2ラインを横切って通過したときにその通過を光学的に検出する第2検出部とを備え、
    前記移動制御部は、前記移動機構を制御して前記検査用プローブおよび前記撮像部が前記第1ラインおよび前記第2ラインの双方を横切って通過するように前記移動体を移動させる移動処理を実行し、
    前記補正処理部は、前記移動処理の実行時において、前記検査用プローブが前記第1検出部によって検出されたときにおける所定位置から前記移動体までの前記X軸方向に沿った距離と前記撮像部が当該第1検出部によって検出されたときにおける当該所定位置から当該移動体までの当該X軸方向に沿った距離とを特定する第1特定処理を実行すると共に、前記検査用プローブが前記第2検出部によって検出されたときにおける前記所定位置から前記移動体までの前記Y軸方向に沿った距離と前記撮像部が当該第2検出部によって検出されたときにおける当該所定位置から当該移動体までの当該Y軸方向に沿った距離とを特定する第2特定処理を実行して、前記両特定処理においてそれぞれ特定した前記各距離に基づいて前記オフセット量を特定する検査装置。
  2. 前記移動制御部は、前記移動処理において、前記移動機構を制御して前記検査用プローブおよび前記撮像部が前記第1ラインを横切って通過するように前記X軸方向に沿った一方の向きに前記移動体を移動させる第1移動処理と、前記移動機構を制御して前記検査用プローブおよび前記撮像部が前記第2ラインを横切って通過するように前記Y軸方向に沿った一方の向きに前記移動体を移動させる第2移動処理とを実行し、
    前記補正処理部は、前記第1移動処理の実行時において前記第1特定処理を実行し、前記第2移動処理の実行時において前記第2特定処理を実行する請求項1記載の検査装置。
  3. 前記移動制御部は、前記移動処理において、前記X軸方向に沿った前記一方の向きとは逆向きに前記移動体を移動させる第3移動処理を前記第1移動処理の実行後に連続して実行すると共に、前記Y軸方向に沿った前記一方の向きとは逆向きに前記移動体を移動させる第4移動処理を前記第2移動処理の実行後に連続して実行し、
    前記補正処理部は、前記第3移動処理の実行時において、前記検査用プローブが前記第1検出部によって検出されたときにおける前記所定位置から前記移動体までの前記X軸方向に沿った距離と前記撮像部が当該第1検出部によって検出されたときにおける前記所定位置から前記移動体までの当該X軸方向に沿った距離とを特定する第3特定処理を実行すると共に、前記第4移動処理の実行時において、前記検査用プローブが前記第2検出部によって検出されたときにおける前記所定位置から前記移動体までの前記Y軸方向に沿った距離と前記撮像部が当該第2検出部によって検出されたときにおける当該所定位置から当該移動体までの当該Y軸方向に沿った距離とを特定する第4特定処理を実行して、前記第1特定処理から前記第4特定処理までの各特定処理においてそれぞれ特定した前記各距離に基づいて前記検査用プローブの中心位置と前記撮像部の中心位置との間の前記オフセット量を特定する請求項2記載の検査装置。
  4. 検査対象体にプロービングさせる検査用プローブおよび当該検査対象体におけるプロービング位置の補正用の撮像部が取り付けられた移動体を所定の移動範囲内で移動させ、前記検査用プローブと前記撮像部との間のオフセット量に基づいて前記プロービング位置の補正を行って当該検査用プローブをプロービングさせ、前記検査用プローブを介して入力した電気信号に基づいて前記検査対象体に対する検査を実行する検査方法であって、
    前記移動範囲内においてY軸方向に縦断する第1ラインおよび当該移動範囲内においてX軸方向に横断する第2ラインの双方を前記検査用プローブおよび前記撮像部が横切って通過するように前記移動体を移動させる移動処理を実行し、
    前記移動処理の実行時において、前記検査用プローブおよび前記撮像部が前記第1ラインを横切って通過したときにその通過を光学的に検出すると共に、前記検査用プローブおよび前記撮像部が前記第2ラインを横切って通過したときにその通過を光学的に検出し、
    前記検査用プローブの前記第1ラインの通過を検出したときにおける所定位置から前記移動体までの前記X軸方向に沿った距離と前記撮像部の当該第1ラインの通過を検出したときにおける当該所定位置から当該移動体までの当該X軸方向に沿った距離とを特定する第1特定処理を実行すると共に、前記検査用プローブの前記第2ラインの通過を検出したときにおける前記所定位置から前記移動体までの前記Y軸方向に沿った距離と前記撮像部の当該第2ラインの通過を検出したときにおける当該所定位置から当該移動体までの当該Y軸方向に沿った距離とを特定する第2特定処理を実行して、前記両特定処理においてそれぞれ特定した前記各距離に基づいて前記オフセット量を特定する検査方法。
JP2008309714A 2008-12-04 2008-12-04 検査装置および検査方法 Expired - Fee Related JP5335391B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008309714A JP5335391B2 (ja) 2008-12-04 2008-12-04 検査装置および検査方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008309714A JP5335391B2 (ja) 2008-12-04 2008-12-04 検査装置および検査方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010133821A JP2010133821A (ja) 2010-06-17
JP5335391B2 true JP5335391B2 (ja) 2013-11-06

Family

ID=42345255

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008309714A Expired - Fee Related JP5335391B2 (ja) 2008-12-04 2008-12-04 検査装置および検査方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5335391B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5569968B2 (ja) * 2010-12-02 2014-08-13 日置電機株式会社 基板検査方法及び基板検査装置
JP2012189347A (ja) * 2011-03-09 2012-10-04 Hioki Ee Corp 基板検査装置および基板検査方法
JP5752466B2 (ja) * 2011-04-06 2015-07-22 日置電機株式会社 基板検査装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05196681A (ja) * 1991-06-26 1993-08-06 Digital Equip Corp <Dec> 連続移動する電気回路の相互接続試験方法及び装置
JP3509040B2 (ja) * 1995-03-23 2004-03-22 日置電機株式会社 回路基板検査装置におけるプローブの移動制御方法
JP2003098216A (ja) * 2001-09-27 2003-04-03 Hioki Ee Corp 回路基板検査装置
JP4652699B2 (ja) * 2004-02-27 2011-03-16 日本電産リード株式会社 基板検査装置、位置調整方法
JP2006339196A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Tokyo Seimitsu Co Ltd プローバの移動量演算校正方法、移動量演算校正処理プログラム及びプローバ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010133821A (ja) 2010-06-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7501843B2 (en) Movement amount operation correction method for prober, movement amount operation correction processing program, and prober
KR101711193B1 (ko) 웨이퍼 검사 방법 및 웨이퍼 검사 시스템
KR101735403B1 (ko) 검사 방법, 템플릿 기판 및 포커스 오프셋 방법
KR20170061135A (ko) 위치 정밀도 검사 방법, 위치 정밀도 검사 장치 및 위치 검사 유닛
US20140294283A1 (en) Inspection method and inspection apparatus
JP5335391B2 (ja) 検査装置および検査方法
TWI729044B (zh) 移動感測器座標檢測系統
KR101470424B1 (ko) 렌즈 검사 장치
JP5875811B2 (ja) 基板検査装置および補正情報取得方法
JP5384412B2 (ja) 検査装置および検査方法
JP5285352B2 (ja) 回路基板検査装置および回路基板検査方法
JP7395950B2 (ja) 外観検査装置及び外観検査方法
JP4683270B2 (ja) レンズメータ
JP5752466B2 (ja) 基板検査装置
JP6534582B2 (ja) 判定装置、基板検査装置および判定方法
KR101130590B1 (ko) 반도체 디바이스의 검사 장치 및 방법
JP2009133745A (ja) 検査方法及び検査装置
JP6900261B2 (ja) 処理装置、基板検査装置、処理方法および基板検査方法
CN101283637A (zh) 用于检验工件的装置
JP2012189347A (ja) 基板検査装置および基板検査方法
JP5672919B2 (ja) マスク検査装置、描画方法、及びウェハ露光方法
JP5200774B2 (ja) 検査装置及び方法
JP5752474B2 (ja) 回路基板検査装置および回路基板検査方法
JP4261535B2 (ja) マスク検査装置におけるアライメント方法および評価方法
JP2005134204A (ja) 特性検査装置、特性検査方法および特性検査プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130329

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130730

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130731

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5335391

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees