JP5334175B2 - 異方性ボンド磁石の製造方法、磁気回路及び異方性ボンド磁石 - Google Patents
異方性ボンド磁石の製造方法、磁気回路及び異方性ボンド磁石 Download PDFInfo
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Description
希土類ボンド磁石としては、たとえば、Sm2Co17等のSm−Co系の磁性粉末を用いたSmCoボンド磁石(Bonded SmCo magnets)、Nd−Fe−B系の磁性粉末を用いたNdFeBボンド磁石(Bonded NdFeB magnets)、Sm−Fe−N系の磁性粉末を用いたSmFeNボンド磁石(Bonded SmFeN magnets)などがある。
特許文献1〜3、非特許文献1には、粒径形状等が異なる多くの種類の磁性粉末を混合して、樹脂(バインダー)を減少させること無く、磁気特性、工業的生産性、機械的強度および耐食性等を向上させる方法が開示されている。
非特許文献1は、粉末間磁気的相互作用による希土類ボンド磁石の高性能化に関するものであり、高性能で、かつ、温度特性にも優れたボンド磁石について記載されている。
特許文献1および非特許文献1には、例えば、角型性および配向性の向上させるために、静磁気的な相互作用による磁気的相互作用の要因としたRTM5系磁性粉末とR2Tm17、R2Fe14BおよびR2Tm17Nx系磁性粉末の混合することが記載されている。
さらに、微粉は、熱硬化性樹脂(バインダー)のエポキシ基あるいはメチレン基等の官能基との間でも、凝集・偏析・分離・架橋する場合があった。これにより、磁気特性が更に低下し、充填の疎密(不均一)による機械的強度、耐熱性および耐食性等の低下を招くという問題があった。
従来の磁場印加圧縮成形装置101は、中心軸が同一になるように平行配置された2つのリング状のコイル部102と、コイル部102のリング孔にそれぞれ配置された2つの略円柱状のポールピース部103と、前記2つのポールピース部103の対向面103aの間に設けられた空間部107と、を有している。なお、空間部107で圧縮成形を行う圧縮成形手段(図示略)が備えられている。
空間部107には、略矩形状の成形金型104が、平面視したときに、長辺104aが対向面103aと平行となるように配置されている。成形金型104には、粉末形状に異方性を有する異方性磁性粉末が充填されている。
図8に示すように、異方性磁性粉末106の大部分は、そのS極とN極が磁場(平行磁場)105の方向にそろうように結晶軸が配向されているが、成形金型104の中心部104cの近傍では、異方性磁性粉末106自体が磁化されて、異方性磁性粉末106同士の反発が生じて、空洞部(空隙)107が形成されている。空洞部(空隙)107が形成されることにより、磁性粉末の疎密が発生し、磁気特性を低下させるとともに、異方性ボンド磁石の機械的強度を低下させるという問題があった。さらには、成形金型から圧粉体を取り出しした時に形状さえも維持できないという問題があった。
請求項1に記載の本発明の異方性ボンド磁石の製造方法は、平均粒径が20μm超150μm以下である第1の磁性粉末と、異方性ボンド磁石での添加量が2.0wt%未満となる熱硬化性樹脂と、第1の添加剤とからなる第1の混合物を調整する工程と、平均粒径が1μm以上20μm以下である第2の磁性粉末と、第2の添加剤とからなる第2の混合物を調整する工程と、前記第1の混合物と前記第2の混合物とを混合して混合コンパウンドを調整する工程と、前記混合コンパウンドを成形金型に充填した後、前記成形金型の端部の磁場強度を0.8T以上とし、前記成形金型の中心部の磁場強度を、前記端部の磁場強度より5%以上強くするように磁場を印加して、前記成形金型中の前記混合コンパウンドの圧縮成形を行う工程と、前記圧縮成形を行った前記混合コンパウンドを前記成形金型から取り出した後、不活性ガスまたは窒素ガス雰囲気中、加熱して、前記熱硬化性樹脂を硬化する硬化工程と、を有することを特徴とする。
また、成形時のスプリングバックを最小限に抑えて、充填率(密度)を高めることができる。さらにまた、成形金型の中心部に空隙を生じさせず、疎密の無い状態とすることができる。これにより、成形時の圧力を全体へ均一にかけることができ、機械的強度を向上させることができる。
(実施形態1)
本発明の実施形態である異方性ボンド磁石の製造方法について説明する。
図1は、本発明の実施形態である異方性ボンド磁石の製造方法の一例を示すフローチャート図である。図1に示すように、本発明の実施形態である異方性ボンド磁石の製造方法は、混合物調整工程S1と、混合コンパウンド調整工程S2と、磁場印加圧縮成形工程S3と、硬化工程S4と、を有する。
混合物調整工程S1は、平均粒径が20μm超150μm以下である第1の磁性粉末と、異方性ボンド磁石での添加量が2.0wt%未満となる熱硬化性樹脂と、第1の添加剤とからなる第1の混合物と、平均粒径が1μm以上20μm以下である第2の磁性粉末と、第2の添加剤とからなる第2の混合物と、を調整する工程である。
第1及び第2の磁性粉末の材料としては、特に限定されないが、R−TM系あるいはR−TM−N系を主成分とする材料、または、酸化物材料が好ましい。
RはYを含む希土類元素La、Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、YbおよびLuのうちの1種または2種以上であり、TMはFeまたはFeの一部または全部を遷移金属の一種又は二種以上で置換したものである。特に、Pr、NdまたはSmを用いると著しく磁気特性を高めることができる。このとき、希土類元素の中から2種以上の元素を組合せることにより、磁気特性の残留磁束密度と保持力を向上させることもできる。Nは窒素である。
また、酸化物材料としては、安価なSr系、Ba系あるいはSrフェライト磁石の一部をLaとCoに置換した酸化物磁性粉末などを挙げることができる。
Sm−Co系合金の磁性粉末としては、たとえば、SmCo5、Sm2Co17などを用いることができ、Nd−Fe−B系合金の磁性粉末としては、たとえば、Nd2Fe14Bなどを用いることができる。
更に、Nd−Fe−B系合金の磁性粉末としては、HDDR法(Hydrogenation,Decomposition,Desorption,Recombination法)による再結晶組織からなる異方性のNd−Fe−B系の磁性粉末と、超急冷法による等方性のNd−Fe−B系の磁性粉末を熱間プレスにより塑性変形させた後に粉砕して得た異方性磁性粉末を用いてもよい。
第1の磁性粉末(粗粉)の平均粒径が20μm以下の場合には、成形密度の向上が得られず、150μm超の場合には、粗大すぎて配向時に磁粉の回転あるいは移動が困難となる。
第2の磁性粉末(微粉)の平均粒径が1μm未満の場合には、酸化しやすく磁気特性の劣化が起こり、20μm超の場合には、第1の混合物と混合した時、密度の向上が得られない。
溶解鋳造法では、まず、希土類金属、遷移金属および添加金属を所定の配合比で調合して、不活性ガス雰囲気中で高周波溶解して合金インゴットを得る。次に、前記合金インゴットを均一化熱処理し、時効処理等する。次に、ジョークラッシャー、ジェットミルあるいはアトライター等の粉砕機で所定の粒度に粉砕して、第1及び第2の磁性粉末を製造する。なお、前記高周波溶解の際に、不可避的不純物としてC、B等が含まれてもよい。また、磁気特性の高いものであれば前記材料に限定されるものではない。
第1の磁性粉末に添加する熱硬化性樹脂は、特に限定されないが、フェノール樹脂・ポリエステル樹脂・エポキシ樹脂・ユリア樹脂・メラミン樹脂等を用いることが好ましい。
前記熱硬化性樹脂は、加熱して硬化反応を示すものであれば、一液性または二液性の液状であっても、固形状であってもよい。また、それぞれ適宜組み合わせて使用してもよい。
第1及び第2の混合物にはそれぞれ、第1及び第2の添加剤を添加することが好ましい。
第1及び第2の添加剤は、特に限定されないが、界面活性剤・カップリング剤・滑剤・離型剤・難燃剤・安定剤・無機充填剤や顔料等を用いることが好ましい。
第1及び第2の添加剤を用いることによって、成形金型へ充填するための流動性を向上させたり、磁場をかけて磁化方向を揃えるための滑り性を向上させたり、成形金型から取り出す際の離型性を向上させたり、成形体の撥水性を向上させたり、密度・強度を向上させたりすることができる。
第1及び第2の添加剤は、同じ材料であっても、異なる材料であってもよい。また、それぞれ適宜複数の材料を組み合わせて使用してもよい。
なお、第1の添加剤は、熱硬化性樹脂などとの反応性を考慮することが好ましく、第2の添加剤は、特に、凝集・偏析・分離・架橋現象を防止するものが好ましい。
このとき、有機溶剤等で混合脱気して造粒粉(第1及び第2の混合物)をそれぞれ作成することが好ましい。これにより、第1及び第2の混合物を均一に混合することができる。
特に、熱硬化性樹脂と第1の添加剤を同時に混合する場合は、有機溶剤等で混合脱気して、造粒粉(第1の混合物)を作成することがより好ましい。
混合コンパウンド調整工程S2は、第1の混合物と第2の混合物とを混合して混合コンパウンドを調整する工程である。
前記混合コンパウンドで、前記第1の混合物と前記第2の混合物の混合比が40wt%:60wt%〜90wt%:10wt%とすることが好ましく、50wt%:50wt%〜85wt%:15wt%とすることがより好ましく、60wt%:40wt%〜80wt%:20wt%とすることがさらに好ましい。これにより、第1の磁性粉末と第2の磁性粉末の磁気特性が相乗的に引出されるようにすることができる。
磁場印加圧縮成形工程S3は、前記混合コンパウンドを成形金型に充填した後、前記成形金型の端部の磁場強度を0.8T以上とし、前記成形金型の中心部の磁場強度を、前記端部の磁場強度より5%以上強くするように磁場を印加して、前記成形金型中の前記混合コンパウンドの圧縮成形を行う工程である。
次に、前記成形金型を磁気回路の所定の位置に配置する。
図2に示すように、本発明の実施形態である磁気回路1は、中心軸が同一になるように平行配置された2つのリング状のコイル部2と、コイル部2のリング孔2bにそれぞれ配置された2つの略円柱状のポールピース部(電磁石)3と、2つのポールピース部3の対向面3aの間に設けられた空間部7と、を有する。また、ポールピース部3の側面3bが空間部7中心方向に向かう傾斜面とされ、ポールピース部3の対向面3aが空間部7側に突出する湾曲面を有している。さらに、空間部7で圧縮成形を行う圧縮成形手段(図示略)が備えられている。
また、空間部7には、略矩形状の成形金型4が、平面視したときに、長辺4aが対向面3aと平行となるように配置されている。
ポールピース部3の対向面3aは、第1の面3a1と第2の面3a2とからなり、第2の面3a2は、線Xに平行な線X’を基準として空間部7側に突出する湾曲面とされている。
本発明の実施形態である磁気回路1のポールピース部3の側面3bが空間部7中心方向に向かう傾斜面とされ、ポールピース部3の対向面3aが空間部7側に突出する湾曲面とされているので、コイル部2に電流を流すことにより、図3に示すように、成形金型4の中心部4cで最も磁場強度(磁束密度)が高くなるように磁場(磁力線)5を発生させることができる。このとき、成形金型4に対して、長辺4aに垂直な方向、つまり、短辺4bに平行な方向に磁場5が生成される。
これにより、成形金型4の内部で磁場5の方向にそろうように、異方性磁性粉末の結晶軸(磁化容易軸)は配向させて配向度を高くすることができ、磁気特性が高い異方性ボンド磁石を製造することができる。また、中心部4cで空間部(空隙)を発生させず、機械的強度が高い異方性ボンド磁石を製造することができる。
なお、端部4bの磁場強度が0.8T未満の場合には、第1、第2の磁性粉末の磁化方向を揃えられないおそれが発生する。また、中心部4cの磁場強度が端部4bの磁場強度の5%未満である場合には、成形金型4内の中心部4cに空隙が生じて、圧粉体の形状を維持するための機械的強度が不十分となるおそれが発生する。
次に、加熱装置(図示略)により成形金型4及び成形金型4内の混合コンパウンドを加熱した状態で、圧縮成形手段(図示略)により成形圧力を加えて、前記混合コンパウンドを圧縮成形して圧粉体を作製する。たとえば、前記加熱温度は90℃とし、成形圧力は10ton/cm2とする。
第1の添加剤の融点(溶融温度)および第2の添加剤の融点(溶融温度)のいずれの温度よりも高い温度に加熱することにより、第1の添加剤および第2の添加剤を溶融させてそれらの粘性を下げることができ、第1の磁性粉末(粗粉)及び第2の磁性粉末(微粉)の配向度を向上させることができる。
前記加熱温度が前記下限温度未満の場合には、第1または第2の添加剤の溶融が見られないおそれがある。一方、前記加熱温度が前記上限温度を超える場合には、第1または第2の添加剤が昇華したり、凝集固化するおそれがある。
次に、硬化工程S4を行う。硬化工程S4は、圧縮成形を行った前記混合コンパウンド(前記圧粉体)を前記成形金型から取り出した後、酸化防止のため、不活性ガスあるいは窒素雰囲気中、加熱して、バインダー樹脂である熱硬化性樹脂(エポキシ樹脂)を硬化(キュア処理)する工程である。
前記硬化(キュア処理)としては、たとえば、硬化加熱温度を150℃として、1時間保持する。これにより、熱硬化性樹脂(エポキシ樹脂)を硬化させることができる。
以上の工程により、本発明の実施形態である異方性ボンド磁石を作製することができる。
また、機械的強度および耐食性を向上させるために、公知の表面処理を施してもよい。前記表面処理は、適宜いくつかの表面処理方法を組み合わせて使用できる。
さらに、製品に組み込む前または組み込み後、定常磁場またはパルス磁場により、着磁することができる。その際、磁場強度は15kOe以上とすることが好ましい。
以上の方法により、本発明の実施形態である異方性ボンド磁石を用いた製品を得ることができる。
また、装置自体と磁気回路設計の再設計も要し、コストがかかるため、量産向きとは言えないが、成形金型の中心部4cの磁場強度を上げるため、コイル2に流す電流の電源装置を、高出力に変更してもよい。
以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説明する。しかし、本発明はこれらの実施例にのみ限定されるものではない。
<混合物調整工程>
まず、第1の磁性粉末(粗粉)としてHDDR磁性粉末を用い、これをアトライター粉砕により、平均粒径80μmに粒度調整した。
次に、前記第1の磁性粉末を97.5wt%と、エポキシ樹脂(熱硬化性樹脂)を2wt%と、stMg(添加剤)を0.5wt%と、有機溶剤と、を混合脱気して、造粒粉(第1の混合物)を調整した。
次に、前記第2の磁性粉末を99.7wt%と、stMg(添加剤)を0.3wt%と、有機溶剤と、を混合脱気して、造粒粉(第2の混合物)を調整した。
次に、第1の混合物と第2混合物との混合比を60wt%:40wt%となるように秤量して、Vブレンダーで混合して、混合コンパウンドを調整した。
次に、略直方体の成形金型(縦5mm、横7mm、高さ3mm)内へ、前記混合コンパウンドを充填した。
次に、前記成形金型を磁気回路(磁場印加圧縮成形装置)の2つのポールピース部の対向面の間に設けられた空間部に配置した。
なお、前記磁気回路は、中心軸が同一になるように平行配置された2つのリング状のコイル部と、前記コイル部のリング孔にそれぞれ配置された2つの略円柱状のポールピース部と、前記2つのポールピース部の対向面の間に設けられた空間部と、を有する。また、前記ポールピース部の側面が前記空間部中心方向に向かう傾斜面とされ、前記ポールピース部の対向面が前記空間部側に突出する湾曲面とされている。さらに、前記空間部で圧縮成形を行う圧縮成形手段が備えられている。
次に、加熱装置(図示略)により前記成形金型を加熱して、前記混合コンパウンドの温度を90℃とし、前記圧縮成形手段を用いて成形圧力10ton/cm2加えて、前記混合コンパウンドを圧縮成形して圧粉体を作製した。
次に、前記圧粉体を、窒素ガス中150℃で1時間保持して、エポキシ樹脂を硬化させて、異方性ボンド磁石(実施例1)を作製した。
第1の混合物と第2の混合物の混合比を30wt%:70wt%(実施例2)、40wt%:60wt%(実施例3)、50wt%:50wt%(実施例4)、70wt%:30wt%(実施例5)、80wt%:20wt%(実施例6)、90wt%:10wt%(実施例7)となるように前記混合コンパウンドを調整した他は実施例1と同様にして、異方性ボンド磁石(実施例2〜7)を作製した。
第2の混合物のみ(100wt%)なるように前記混合コンパウンドを調整した他は実施例1と同様にして、異方性ボンド磁石(比較例1)を作製した。
(比較例2)
第1の混合物のみ(100wt%)なるように前記混合コンパウンドを調整した他は実施例1と同様にして、異方性ボンド磁石(比較例2)を作製した。
図4に示すように、第1の混合物が70wt%(混合比)のときに、密度は極大(ピーク)となった。また、第1の混合物が60wt%(混合比)のときに、最大エネルギー積(BHmax)は極大(ピーク)となった。つまり、密度がピークとなる第1の混合物の混合比と、最大エネルギー積(BHmax)がピークとなる第1の混合物の混合比は異なった。
第1の磁性粉末(粗粉)の平均粒径を30μmとし、第2の磁性粉末(微粉)の平均粒径を1μmとした他は実施例1と同様にして、異方性ボンド磁石(実施例8)を作製した。
第2の磁性粉末(微粉)を97.5wt%と、エポキシ樹脂(熱硬化性樹脂)を2.0wt%と、stMg(添加剤)を0.5wt%として造粒粉(第2の混合物)を調整した他は実施例1と同様にして、異方性ボンド磁石(比較例3)を作製した。
曲げ破断強度は高いが、エポキシ樹脂量が少ない。エポキシ樹脂による配向度の低下のため、磁気特性は低かった。
第1の磁性粉末(粗粉)を95.1wt%と、エポキシ樹脂(熱硬化性樹脂)を4.8wt%と、stMg(添加剤)を0.1wt%として造粒粉(第1の混合物)を調整した他は実施例1と同様にして、異方性ボンド磁石(比較例4)を作製した。
なお、異方性ボンド磁石(比較例4)のエポキシ樹脂量は、2.5wt%となった。
第1の磁性粉末(粗粉)を94.0wt%と、エポキシ樹脂(熱硬化性樹脂)を5.9wt%と、stMg(添加剤)を0.1wt%として造粒粉(第1の混合物)を調整した他は実施例1と同様にして、異方性ボンド磁石(比較例5)を作製した。
なお、異方性ボンド磁石(比較例5)のエポキシ樹脂量は、3.0wt%となった。
曲げ破断強度は高いが、エポキシ樹脂量が多いため、磁気特性は低かった。
第1の磁性粉末(粗粉)の平均粒径を20μmとし、第2の磁性粉末(微粉)の平均粒径を0.7μmとした他は実施例1と同様にして、異方性ボンド磁石(比較例6)を作製した。
これは、磁性材料の酸化または磁気特性を考慮せず、磁性粉末平均粒径を適応させない場合であって、磁気特性の低下を招いた。
<混合物調整工程>
まず、第1の磁性粉末(粗粉)としてHDDR磁性粉末を用い、これをアトライター粉砕により、平均粒径100μmに粒度調整した。
次に、前記第1の磁性粉末(粗粉)を94.3wt%と、エポキシ樹脂(熱硬化性樹脂)を5.0wt%と、シラン系カップリング剤(添加剤)を0.7wt%と、有機溶剤と、を混合脱気して、造粒粉(第1の混合物)を調整した。
次に、前記第2の磁性粉末(微粉)を99.0wt%と、stCa(添加剤)を1.0wt%と、有機溶剤と、を混合脱気して、造粒粉(第2の混合物)を調整した。
次に、第1の混合物と第2混合物との混合比を80wt%:20wt%となるように秤量して、Vブレンダーで混合して、混合コンパウンドを調整した。
次に、略直方体の成形金型(縦5mm、横7mm、高さ3mm)内へ、前記混合コンパウンドを充填した。
次に、前記成形金型を磁気回路(磁場印加圧縮成形装置)の2つのポールピース部の対向面の間に設けられた空間部に配置した。
次に、加熱装置(図示略)により前記成形金型を加熱して、前記混合コンパウンドの温度を90℃とし、前記圧縮成形手段を用いて成形圧力10ton/cm2加えて、前記混合コンパウンドを圧縮成形して圧粉体を作製した。
次に、前記圧粉体を、窒素ガス中150℃で1時間保持して、エポキシ樹脂を硬化させて、異方性ボンド磁石(実施例9)を作製した。
第1の混合物と第2の混合物の混合比を30wt%:70wt%(実施例10)、40wt%:60wt%(実施例11)、50wt%:50wt%(実施例12)、70wt%:30wt%(実施例13)、80wt%:20wt%(実施例14)、90wt%:10wt%(実施例15)となるように前記混合コンパウンドを調整した他は実施例12と同様にして、異方性ボンド磁石(実施例10〜15)を作製した。
第2の混合物のみ(100wt%)なるように前記混合コンパウンドを調整した他は実施例12と同様にして、異方性ボンド磁石(比較例7)を作製した。
(比較例8)
第1の混合物のみ(100wt%)なるように前記混合コンパウンドを調整した他は実施例12と同様にして、異方性ボンド磁石(比較例8)を作製した。
図5に示すように、第1の混合物が60wt%(混合比)のときに、密度は極大(ピーク)となった。また、第1の混合物が80wt%(混合比)のときに、最大エネルギー積(BHmax)は極大(ピーク)となった。つまり、密度がピークとなる第1の混合物の混合比と、最大エネルギー積(BHmax)がピークとなる第1の混合物の混合比は異なった。
つまり、添加剤により、第2の磁性粉末(微粉)の配向度を高くすることができ、第2の磁性粉末(微粉)の磁気的効果が、第1の磁性粉末(粗粉)の磁気的効果との相乗効果により最大限に発揮されて、磁性粉末の磁気特性がより向上されたと考察した。
第1の磁性粉末(粗粉)の平均粒径を150μmとし、第2の磁性粉末(微粉)の平均粒径を20μmとした他は実施例9と同様にして、異方性ボンド磁石(実施例16)を作製した。
第2の磁性粉末(微粉)を95.9wt%と、エポキシ樹脂(熱硬化性樹脂)を3.6wt%と、stMg(添加剤)を0.5wt%として造粒粉(第2の混合物)を調整した他は実施例12と同様にして、異方性ボンド磁石(比較例9)を作製した。
エポキシ樹脂量が多く、磁気回路の改善により、曲げ破断強度は高い値を示した。エポキシ樹脂量が多く、配向度が低下し、磁気特性は低かった。
第1の磁性粉末(粗粉)の平均粒径を160μmとし、第2の磁性粉末(微粉)の平均粒径を30μmとした他は実施例12と同様にして、異方性ボンド磁石(比較例10)を作製した。
これも、磁性材料の磁気特性を考慮し、磁性粉末平均粒径を適応させないと、磁気特性の低下を招くことの比較例である。
前記成形金型の端部の磁場強度の磁場強度を0.80Tとし、中心部の磁場強度を0.87Tとした他は実施例1と同様にして、異方性ボンド磁石(実施例17)を作製した。
また、前記成形金型の端部の磁場強度を1.00Tとし、中心部の磁場強度を1.10Tとした他は実施例1と同様にして、異方性ボンド磁石(実施例18)を作製した。
また、前記成形金型の端部の磁場強度を0.70Tとし、中心部の磁場強度を0.72Tとした他は実施例1と同様にして、異方性ボンド磁石(比較例11)を作製した。
また、前記成形金型の端部の磁場強度を0.75Tとし、中心部の磁場強度を0.80Tとした他は実施例1と同様にして、異方性ボンド磁石(比較例12)を作製した。
また、前記成形金型の端部の磁場強度を0.81Tとし、中心部の磁場強度を0.80Tとした他は実施例1と同様にして、異方性ボンド磁石(比較例13)を作製した。
まず、各異方性ボンド磁石の磁気特性(最大エネルギー積(BHmax)、残留磁束密度(Br)、保持力(iHc))を、試料振動型磁力計(以下、VSM)を用いて計測した。
次に、各異方性ボンド磁石の配向度を下記式(1)により算出した。ここで、Mxは配向方向の残留磁束密度であり、My、Mzは、前記配向方向に対してそれぞれ垂直方向であるとともに、互いに垂直方向となる残留磁束密度である。
配向度(%)=100×Mx/(Mx2+My2+Mz2)1/2 …(1)
最後に、各異方性ボンド磁石(成形体)の寸法(厚み)及び質量を測定し、密度を算出した。
なお、第1の混合物と第2の混合物との混合比を変化させた実施例1〜7で、実施例1は最大磁気特性を示した。また、第1の混合物と第2の混合物との混合比を変化させた実施例12〜18で、実施例12は最大磁気特性を示した。
Claims (7)
- 平均粒径が20μm超150μm以下である第1の磁性粉末と、異方性ボンド磁石での添加量が2.0wt%未満となる熱硬化性樹脂と、第1の添加剤とからなる第1の混合物を調整する工程と、
平均粒径が1μm以上20μm以下である第2の磁性粉末と、第2の添加剤とからなる第2の混合物を調整する工程と、
前記第1の混合物と前記第2の混合物とを混合して混合コンパウンドを調整する工程と、
前記混合コンパウンドを成形金型に充填した後、前記成形金型の端部の磁場強度を0.8T以上とし、前記成形金型の中心部の磁場強度を、前記端部の磁場強度より5%以上強くするように磁場を印加して、前記成形金型中の前記混合コンパウンドの圧縮成形を行う工程と、
前記圧縮成形を行った前記混合コンパウンドを前記成形金型から取り出した後、不活性ガスまたは窒素ガス雰囲気中、加熱して、前記熱硬化性樹脂を硬化する硬化工程と、
を有することを特徴とする異方性ボンド磁石の製造方法。 - 前記第1の混合物と前記第2の混合物の混合比が40wt%:60wt%〜90wt%:10wt%である前記混合コンパウンドを作製することを特徴とする請求項1に記載の異方性ボンド磁石の製造方法。
- 前記熱硬化性樹脂が、フェノール樹脂・ポリエステル樹脂・エポキシ樹脂・ユリア樹脂・メラミン樹脂のいずれかであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の異方性ボンド磁石の製造方法。
- 前記第1の添加剤および/または前記第2の添加剤が、界面活性剤・カップリング剤・滑剤・離型剤・難燃剤・安定剤・無機充填剤・顔料のいずれかであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の異方性ボンド磁石の製造方法。
- 前記混合コンパウンドの圧縮成形の際、前記混合コンパウンドを、前記第1の添加剤の融点および前記第2の添加剤の融点のいずれの温度よりも高い温度に加熱することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の異方性ボンド磁石の製造方法。
- 中心軸が同一になるように平行配置された2つのリング状のコイル部と、前記コイル部のリング孔にそれぞれ配置された2つの略円柱状のポールピース部と、前記2つのポールピース部の対向面の間に設けられた空間部と、を有する磁気回路であって、
前記ポールピース部の側面が前記空間部中心方向に1〜10°傾斜した傾斜面とされ、前記ポールピース部の対向面が前記空間部側に突出する湾曲面を有していることを特徴とする磁気回路。 - 平均粒径が20μm超150μm以下である第1の磁性粉末と、熱硬化性樹脂と、第1の添加剤と、平均粒径が1μm以上20μm以下である第2の磁性粉末と、第2の添加剤と、を有する異方性ボンド磁石であって、
前記異方性ボンド磁石での前記熱硬化性樹脂の添加量が1.1wt%以上2.0wt%未満であり、中心部に空隙のないことを特徴とする異方性ボンド磁石。
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