JP5326940B2 - 回路構成体及び電気接続箱 - Google Patents
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Description
手段2の構成によれば、回路基板の表面に凸部が形成されないため、既存の印刷機によるハンダ印刷が可能となり、電子部品の実装が容易になる。
手段3の構成によれば、回路基板の表面を平坦にすることができるため、電子部品の実装が容易になる。また、第一係止部の厚みをソルダーレジスト層の面から突出しない範囲で確保することができるため、電子部品の実装を容易にしつつ、第一係止部による係止力を高めることができる。
手段4の構成によれば、端子が接続される部分について確実に回路基板と電力導通板とを固着させることができる。また、複数の第二係止部を一体とすることで、第二係止部を形成するための金型の製造が容易になるため、製造コストを低減することができる。
手段5の構成によれば、確実に電気的接続を維持したい端子の接続部分の近傍について確実に回路基板と電力導通板とを固着させることができる。
手段6の構成によれば、起立凸部の分だけ樹脂連結部との接触面積が大きくなるため、より強固に回路基板と電力導通板とを固着することができる。
手段7の構成によれば、電子部品は、その近傍に位置している電力導通板の起立凸部を介して電力が供給されることになるため、回路基板の配線抵抗から生じる損失を大幅に減少させることができ、回路基板の低発熱化を図ることができる。また、回路基板の配線抵抗を減少させて回路基板の発熱を抑えることにより、ハンダ部等への熱ストレスを緩和させることが可能になり、環境試験への信頼性を高めることができる。
以下、本発明の実施形態1を図1〜図9によって説明する。
本実施形態における電気接続箱10は、バッテリー等の電源(図示せず)と、ヘッドランプ、ワイパー等の車載電装品(図示せず)との間に接続されて、各種車載電装品への電力の供給及び供給電力の制御等を行うものである。以下では、図1の斜め右上を前方とし、斜め左下を後方として説明する。
中継孔25は、電力導通板30の後述する起立凸部36の位置に対応して形成されており、起立凸部36が挿通された状態で中継孔25内にハンダが充填されることで、回路基板22の導電路と電力導通板30とが電気的に接続される。
回路基板22には、図3に示すように、回路構成体20の貫通孔23を構成する円形の基板貫通孔24A〜27Aが多数形成されている。
基板貫通孔24A〜27Aのうち端子挿通孔24、中継孔25及び樹脂充填孔27を構成する基板貫通孔24A,25A,27Aは、ほぼ同じ大きさの円形の貫通孔である。
なお、回路基板22は、切り離し溝部29により両側端の図示しない支持部から切り離し可能になっている。
ソルダーレジスト層45は、回路基板22の表面のうちハンダ付けが必要な部分である電子部品11の端子の付近の銅箔及び樹脂充填孔27の孔縁部28Aを除いた部分に形成されている。
なお、ソルダーレジスト層45とは、ハンダ付けが不要な部分にハンダが付かないように回路基板22上に形成する合成樹脂膜(感光性と絶縁性のあるエポキシ系の樹脂膜)のことをいう。
電力導通板30には、回路構成体20の貫通孔23を構成する導通板貫通孔37〜39が形成されている。
導通板貫通孔37〜40は、端子挿通孔24及び樹脂充填孔27を構成する径の小さい円形状の径小貫通孔37と、中継孔25及び樹脂充填孔27を構成する矩形の矩形貫通孔38と、やや径が大きく複数の端子をまとめて包囲する径大貫通孔39と、位置決め孔26を構成する導通板貫通孔40と、を有する。
この起立凸部36は、回路基板22の中継孔25を構成する基板貫通孔25Aや樹脂充填孔27を構成する基板貫通孔27Aに挿通される。
導通板貫通孔40は、前方側の位置決め孔26に対応するものが一対形成されており、後方側の位置決め孔26に対応する部分は、電力導通板30の角部を切欠いて形成されている。
樹脂連結部50は、樹脂充填孔27の内部に合成樹脂が充填されてなる充填部51と、回路基板22表面(電子部品11実装面)に係止する第一係止部52と、電力導通板30の裏側(回路基板22とは反対側の面)に係止する第二係止部53とを有する。
第二係止部53の大きさは、導通板貫通孔37〜39のそれぞれの大きさ(径)よりも所定寸法大きくなっている(即ち電力導通板30の裏面側の面における樹脂充填孔27の孔縁部28Bが含まれる大きさ)。これにより、樹脂充填孔27よりも径の大きい第二係止部53が樹脂充填孔27の孔縁部28Bに係止した状態となっている。
ハンダ付け孔55は、その周面が、下方側(裏面側)に広がるテーパ状に形成されている。このハンダ付け孔55により、ハンダが必要な部分以外に付着することを防止することができる。
回路基板22に、例えば周知のサブトラクティブ法により銅箔の導電路を形成する。
そして、回路基板22の表面のうち、端子をハンダ付けする導電路の部分及びを樹脂充填孔27の孔縁部28Aを除いた部分にソルダーレジストを施す。
次に、回路基板22及び電力導通板30を重ねた状態で金型にセットする。なお、金型のうち、上型は回路基板22の係止用凹部43に対応する部分がその周りと同じ平坦に形成されており、下型は、第二係止部53の形状に応じて凹部が形成されている。
次に、ハンダ印刷機にてハンダを供給した後、電子部品11を回路基板22の上に載置し、所定の導電路及び端子等にハンダ付けすることで、回路構成体20が製造される。
そして、回路構成体20の端子挿通孔24に端子モジュール60の各端子を挿し込み、ハンダ付け孔55にハンダ付けする(図9)。
そして、ケース本体71に回路構成体20を収容した後に、ケースカバー72を被せて電気接続箱10となる。
回路構成体20を構成する回路基板22と電力導通板30とは、回路基板22側については樹脂連結部50の第一係止部52により係止され、電力導通板30側については、第二係止部53により係止される。これにより、生産コストを抑えて、接着剤を使用することなく回路基板22と電力導通板30とを固着させることができる。
また、回路基板22と電力導通板30との固着に樹脂連結部50を用いることで、接着剤で固着させる場合と比較して、環境温度の変化した場合であっても回路基板22と電力導通板30との間に遊びが生じやすい。よって、線膨張係数差による回路基板22の変形を抑制することができるため、環境温度の変化に強い回路構成体20とすることができる。
また、第一係止部52は、ソルダーレジスト層45の面と面一に形成されている。よって、回路基板22の表面を平坦にすることができるので、電子部品11の実装が容易になる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)第一係止部52の面は、ソルダーレジスト層45の上面と面一になることとしたが、これに限らない。ソルダーレジスト層45の上面よりも低くするようにして回路基板22表面の凸部をなくすようにしてもよく、また、ソルダーレジスト層45の上面よりも高くすることで、第一係止部52の強度を高めるようにしてもよい。
20…回路構成体
22…回路基板
24…端子挿通孔
25…中継孔
27…樹脂充填孔
28A,28B…孔縁部
30…電力導通板
36…起立凸部
45…ソルダーレジスト層
50…樹脂連結部
51…充填部
52…第一係止部
53…第二係止部
54…延出部
55…ハンダ付け孔
60…端子モジュール
Claims (8)
- 導電路を有するとともに、当該導電路に接続された電子部品が実装された回路基板と、
前記回路基板の前記電子部品実装面とは反対側の面に重ねられた金属製の電力導通板と、
前記回路基板と前記電力導通板とを貫通する複数の樹脂充填孔と、
前記回路基板の電子部品実装面のうち、前記樹脂充填孔の孔縁部を除いた部分に形成されるソルダーレジスト層と、
前記各樹脂充填孔の内部に充填される複数の樹脂連結部と、を備え、
前記樹脂連結部は、
前記電子部品実装面における前記樹脂充填孔の孔縁部に係止する第一係止部と、前記電力導通板のうち前記回路基板とは反対側の面における前記樹脂充填孔の孔縁部に係止する第二係止部と、を備えてなる回路構成体。 - 前記第一係止部は、前記ソルダーレジスト層の面から突出することなく形成されていることを特徴とする請求項1記載の回路構成体。
- 前記第一係止部は、前記ソルダーレジスト層の面と面一に形成されていることを特徴とする請求項2記載の回路構成体。
- 前記複数の樹脂連結部について、一の樹脂連結部における前記第二係止部と他の樹脂連結部における前記第二係止部とが一体となっており、
この一体となった第二係止部には、端子が挿通される端子挿通孔を含む部分まで延出された延出部が形成され、前記延出部には、前記端子挿通孔に対応する位置に、前記端子挿通孔を露出させるとともに、前記端子挿通孔を包囲するハンダ付け孔が形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の回路構成体。 - 前記樹脂連結部は、端子が挿通される端子挿通孔の近傍に形成されることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の回路構成体。
- 前記電力導通板から起立する起立凸部が前記樹脂充填孔に挿通された状態で前記樹脂連結部が充填されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の回路構成体。
- 前記電力導通板から起立する起立凸部が挿通される回路基板の貫通孔が前記電子部品の近傍に配置されるとともに、ハンダ接続により前記起立凸部と前記電子部品の端子とが電気的に接続されることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の回路構成体。
- 請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載の回路構成体と、
前記回路構成体が収容されるケースと、を備える電気接続箱。
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