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JP5308010B2 - 車両用シート - Google Patents

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Description

本発明は、車両用シートに係り、特に後突時にヘッドレストを移動させる機構を有する車両用シートに関する。
自動車等の車両の後方からの衝突、いわゆる後突が発生したときに、着座している乗員の頭部が慣性により急激に後方移動して頸部等が衝撃を受けるおそれがある。そのため従来から、後突時の衝撃から乗員の頭部や頸部等を保護するために、後突発生時にヘッドレストを前方へ移動して乗員の頭部を支持し、衝撃を緩和する構成を備えた車両用シートが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の車両用シートは、背凭シートの背凭フレームにプレート体を前後移動可能に取付け、背凭フレームの上部にヘッドレストを上側リンクにより前後移動可能に取付け、さらに背凭フレームの下部にプレート体と連結された下側リンクを回動可能に設け、下側リンクと上側リンクを伝動部材で連結した構成とし、後突時にプレート体で感知した荷重を上側リンクに伝達してヘッドレストを前方に移動するように構成されている。
この車両用シートでは、後突により乗員が後方に移動するときの荷重を背部よりも後方移動量が大きい腰部付近で受けることで、後突感知を確実に行うことができる。また、プレート体の受けた荷重を下側リンク及び伝動部材を介して上側リンクへ伝達する構成により、荷重を伝達効率よく上側リンクまで伝達することができ、ヘッドレストの前方移動の作動が確実となる。
特開2006−182094号公報
図12に上述した従来の車両用シートの背凭フレーム100、図13に背凭フレーム100のサイドフレーム101にサイドエアバッグのエアバッグモジュール110を取付けた部分のZ−Z断面図を示す。上述した特許文献1に記載の車両用シートでは、上側リンク105と下側リンク106を連結している伝動部材107が背凭フレーム100のサイドフレーム101の内側の一部を覆うように取付けられているため、サイドフレーム101の外側にエアバッグモジュール110やアームレスト等の部材を取付ける場合に、サイドフレーム101の内側からの取付けが困難であった。
具体的には、図13に示すように、サイドフレーム101には、ボルトナット等の固着具103を介してエアバッグモジュール110が取付けられている。なお、112はエアバッグモジュール110内のインフレーターを示している。上側リンク105と下側リンク106を連結する伝動部材107が、サイドフレーム101に形成されている固着具103を挿通するための取付孔102の位置と一部重なる位置に配置されるため、伝動部材107に阻害され、エアバッグモジュール110等を取付けるための工具が入りづらく、取付け作業が行い難かった。
また、後突発生時にヘッドレストを前方へ移動して乗員の頭部を支持する構成を備えた従来の車両用シートでは、その構成をなす部品の点数が多いため、部品点数を減らすとともにシートの重量を軽量化することが望まれている。
本発明の目的は、車両の後突発生時にヘッドレストを前方へ移動して乗員の頭部を支持し、衝撃を緩和する構成を備えたまま、エアバッグモジュール等の付属部品の配置レイアウトの自由度を向上するとともに、付属部品の取付け作業を容易にする車両用シートを提供することにある。また、本発明の他の目的は、車両の後突発生時にヘッドレストを前方へ移動して乗員の頭部を支持し、衝撃を緩和する構成を備えたまま、部品点数を削減し重量を軽減した車両用シートを提供することにある。また、本発明のさらに他の目的は、後突時に乗員の頭部にかかる後方荷重を軽減することができる車両用シートを提供することにある。
前記課題は、請求項1の車両用シートによれば、後突時にヘッドレストを移動させる機構を有する車両用シートであって、該車両用シートは、左右に離間して配設された一対のサイドフレームを有するシートバックフレームと、前記一対のサイドフレームの間に配置され、乗員の後方移動の荷重を受ける受圧部と、前記一対のサイドフレームの一方のサイドフレーム側に配設され、前記受圧部と前記ヘッドレストを連結し、前記受圧部で受けた荷重を前記ヘッドレスト側に伝達する伝達部と、前記一対のサイドフレームの他方のサイドフレーム側に配設され、前記受圧部を前記他方のサイドフレームに係合し、前記ヘッドレストと連結されない係合部と、を備え、前記受圧部で所定の大きさを超える荷重を受けた場合に、該荷重を前記伝達部を介して前記ヘッドレスト側に伝達することにより、前記ヘッドレストを移動させるとともに、前記受圧部の前記伝達部と連結されている側が前記係合部と連結されている側よりも大きく後方へ移動して、前記受圧部が左右方向に対して斜めに傾くよう構成されたことにより解決される。
このように、本発明の請求項1の車両用シートによれば、シートバックフレームを形成する一対のサイドフレームのうちの、一方のサイドフレーム側に伝達部を設け、他方のサイドフレーム側にヘッドレストと連結されない係合部を設けたため、係合部を設けた側のサイドフレームの内側には伝達部がなく、付属部品の配置レイアウトの自由度が向上する。また、付属部品をサイドフレームに取付けるための取付け作業が容易となる。
さらに、従来の両方のサイドフレーム側に伝達部を備えたものと比較して、1台のシートアセンブリにおいて使用する伝達部の部材が少なくてすむため、部品点数を減らすことができ、製造コストを削減できる。また、シートの重量を軽量化することができる。
また、一方のサイドフレーム側にのみ伝達部を設けることにより、後突が発生し乗員の背部及び腰部が受圧部を押圧したとき、受圧部の伝達部が設けられた側が大きく後方へ移動して受圧部が左右方向に対して斜めに傾く。その結果、乗員の姿勢が斜めに傾き衝撃力が横方向に分散されるため、両側に伝達部を備えた場合と比べて、乗員の体及び頭部にかかる後方荷重、すなわち衝撃力を軽減することができる。
このとき、前記伝達部は、前記一方のサイドフレームの下方に回動可能に取付けられ前記受圧部と連結された下側リンクと、前記ヘッドレストと連結された上側リンクと、前記下側リンクと前記上側リンクを接続し、前記下側リンクの回動に連動して作動するコネクティングリンクと、を備え、前記受圧部で所定の大きさを超える荷重を受けた場合に前記下側リンクが後方に回動し、該下側リンクの後方回動量が前記係止部の後方移動量よりも大きくなるよう構成されると好適である。
伝達部をこのように構成すると、荷重のロスが少なく、受圧から受けた荷重を各リンクを介して効率よくヘッドレストに伝達でき、ヘッドレストを移動させることができるとともに、下側リンクの後方回動により受圧部の伝達部と連結されている側を大きく後方へ移動させて受圧部を斜めに傾けることで乗員の体が受ける衝撃力を分散させることができる
また、前記係合部は、前記他方のサイドフレームに取付けられ前記受圧部と連結された可動部材と、前記受圧部で受けた荷重と反対方向へ付勢する付勢部材と、を備えて構成されると好適である。
このように、係合部は可動部材及び付勢部材を備えて構成すると、受圧部が受けた荷重により、伝達部だけでなく係合部の可動部材も可動するので、荷重を車両用シートの左右両方向にバランスよく分散できる。また、付勢部材の付勢力を調整することで、係合部と伝達部のそれぞれにかかる荷重を調整でき、受圧部が後方へ移動したときの斜めに傾く傾きの大きさを調整できる。
さらに、前記受圧部は連結部材を介して前記他方のサイドフレームに係合され、前記係合部は前記他方のサイドフレームに一体に形成され、前記連結部材は前記係合部に係止されるようにすることができる。
このように他方のサイドフレームに一体に形成された係合部に連結部材を係止することで、係合部の部品点数を大幅に削減することができる。よって、製造コストの削減、シートの重量の軽量化ができる。また、他方のサイドフレームに一体に形成された係合部に連結部材を直接係止しているので、伝達部側により荷重が集中し、受圧部の伝達部が設けられた側の斜め後方への移動量が大きくなり、乗員の姿勢の傾きも大きくなる。よって、荷重が分散され、乗員の体及び頭部にかかる後方荷重、すなわち衝撃力をより軽減することができる。
また、前記係合部が設けられた前記他方のサイドフレームは、前記伝達部が設けられた前記一方のサイドフレームよりもヘッドレスト方向に短く構成されるとよい。このようにすると、シート全体の重量をさらに軽量化することができる。
また、前記下側リンクは、回動軸から所定距離離間した位置に保持部材を備え、該保持部材は、前記一方のサイドフレームと前記下側リンクを連結し、前記一方のサイドフレームと前記下側リンクの距離を所定に保持すると好適である。
このように、保持部材により一方のサイドフレームと下側リンクを連結し、一方のサイドフレームと下側リンクの距離を所定に保持すると、受圧で荷重を受けて下側リンクが回動し、ヘッドレストの伝達部側が作動するとき、下側リンクがサイドフレームと平行を保って回動するため、伝達部がシート内側又は外側に傾いて斜めに倒れ込むのを防止できる。その結果、ヘッドレストを前方へ移動させるための荷重のロスを抑制でき、荷重をヘッドレストまで効率よく伝達することができる。
本発明の車両用シートによれば、後突時にヘッドレストを前方に移動することで頭部を保持して保護する機能を損なうことなく、シートバックの付属部品の配置レイアウトの自由度を向上させ、また付属部品の取付け、取外しを容易にすることができる。また、シートの部品点数を削減し、重量を軽減することができる。さらにまた、後突時に乗員の頭部が受ける衝撃力を軽減することができる。
以下、本発明の一実施の形態について、図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する部材、配置等は本発明を限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができることは勿論である。
図1〜図7は、本発明の一実施形態(第1の実施形態)に係るものであり、図1は車両用シートの斜視図、図2はシートフレームの概略斜視図、図3はシートバックフレームの概略斜視図、図4は係合部の説明図、図5は伝達部の作動説明図、図6は車両用シートの作動説明図、図7は後突時の乗員頭部にかかる荷重の説明図である。
本実施形態(第1の実施形態)の車両用シートSは、図1に示すように、着座部1と、シートバック2と、シートバック2の上部に取付けられたヘッドレスト3とを備えている。本実施形態の着座部1、シートバック2は、それぞれ着座フレーム10、シートバックフレーム20(図2参照)にクッション材4を取付け、クッション材4の外周を表皮材5により被覆して構成されている。また、ヘッドレスト3の構成は任意であり、少なくとも乗員の頭部を支持する頭部支持部7と、頭部支持部7をシートバック2に装着するためのピラー8とを備えて構成されている。
本実施形態の車両用シートSのフレーム及び内部機構は、図2及び図3に示すように、着座フレーム10、シートバックフレーム20、ヘッドレスト取付杆30等の各フレームと、シートバックフレーム20の略中央部に配設される受圧部としての板状支持体40と、板状支持体40とシートバックフレーム20を連結する係合部50と、板状支持体40とヘッドレスト3を連結する伝達部60等を主な構成要素として構成されている。
図2に示すように、本実施形態の車両用シートSのフレームは、着座部1を構成する着座フレーム10、シートバック2を構成するシートバックフレーム20、車両用シートSを車体のフロア(不図示)と連結するベースフレーム11等から構成されている。シートバックフレーム20は、左右に離間して配設された上下方向に所定の長さを有する一対のサイドフレーム21a,21bと、サイドフレーム21a,21bの上端部を連結する上部フレーム22と、サイドフレーム21a,21bの下端部を連結する下部フレーム23を有している。
シートバックフレーム20内側の上部フレーム22近傍には、ヘッドレスト3を保持するための左右に延在するヘッドレスト取付杆30が配設されている。ヘッドレスト3のピラー8は、このヘッドレスト取付杆30に設けられた2つのピラー支持部材31に挿通され、高さ調節可能に取付けられている。ピラー8とピラー支持部材31の構成は公知であり、ピラー8に形成した不図示の係合凹部にピラー支持部材31に設けた係合部材を係合させて保持させている。
また、ヘッドレスト取付杆30の両端には断面略L字状の板状部材からなるリンクブラケット36a,36bの一端が溶接等により固定されており、各リンクブラケット36a,36bはシートバックフレーム20側にそれぞれ軸37a,37bを介して回転支持部材38a,38bの一端と回動可能に連結されている。本実施形態の回転支持部材38a,38bは、上部フレーム22のサイドフレーム21との連結部近傍に溶接されている。
本実施形態では、シートバックフレーム20の乗員からみて右側(図2において左側)に配設されているリンクブラケット36aは、ヘッドレスト取付杆30と接続される端部と反対側の端部は自由端となっている。一方、乗員からみて左側(図2において右側)に配設されているリンクブラケット36bの端部は、後述するコネクティングリンク61と軸39を介して接続されている。なお、このコネクティングリンク61と接続されるリンクブラケット36b、及びリンクブラケット36bと連結される回転支持部材38bが、本実施形態における上側リンク35を構成している。
このようにして、ヘッドレスト取付杆30はリンクブラケット36a,36b及び回転支持部材38a,38bを介して、シートバックフレーム20に軸37a,37bで回動可能に取付けられる。すなわち、ヘッドレスト取付杆30にヘッドレスト3を取着した状態では、ヘッドレスト3がシートバックフレーム20に対して軸37a,37bで回動する。
シートバックフレーム20の略中央部には、受圧部としての板状支持体40が配設されている。この板状支持体40は、乗員の背部を支持するための板状の部材であり、通常の着座時は乗員の背部を面で支持して着座姿勢を安定させるとともに、車両が後方から衝突を受けたときは乗員の後方移動により押圧されて後方に移動し、後述する伝達部60からなるリンク機構を作動させる機能を備える。
板状支持体40は、上下に並設された2本のワイヤスプリング41,42を介して左右のサイドフレーム21a,21bに前後移動可能に取付けられている。上方に配設されたワイヤスプリング42はサイドフレーム21a,21bのワイヤ係止孔(不図示)に取付けられ、下方に配設されているワイヤスプリング41は、一端が後述する係合部50のリンク部材51のワイヤ係止孔53、他端が後述する伝達部60の下側リンク65のワイヤ係止孔68にそれぞれ係止され、各リンク部材を介してサイドフレーム21a,21bにそれぞれ取付けられる。なお、この下方に配設されるワイヤスプリング41が、板状支持体40と係合部50及び伝達部60とを連結し、さらに係合部50及び伝達部60とを介して板状支持体40とサイドフレーム21a,21bとを連結する連結部材である。
本実施形態の板状支持体40は、乗員を支持し得る程度の強度を有するようポリプロピレン等の合成樹脂によって形成されており、乗員からの後方荷重を受けたときにある程度弾性変形しながら乗員を支持するようになっている。また、本実施形態のワイヤスプリング41,42は、所定の弾性を有しており、板状支持体40に荷重が加わったときにある程度伸張して板状支持体40を後方に移動させるようになっている。このようなワイヤスプリング41,42としては、ジグザグスプリングやフォームドワイヤスプリング等を用いることができる。
板状支持体40の上方には、左右方向に延在するバネ支持ワイヤ48がサイドフレーム21a,21bに両端を固定して配設されており、ヘッドレスト取付杆30とバネ支持ワイヤ48との間に2つの戻しバネ47が離間して平行に配設されている。この戻しバネ47は、車両の後突時以外には、ヘッドレスト3を起立させるようにヘッドレスト取付杆30を後方に付勢している。
本実施形態の車両用シートSは、シートバックフレーム20の乗員からみて右側(図2において左側)のサイドフレーム21aの内側に、ワイヤスプリング41を介して板状支持体40と連結される係合部50を備えている。板状支持体40に荷重が加わったときに、ワイヤスプリング41を介してこの係合部50に荷重が伝達される。図4にその構成を示す。
本実施形態の係合部50は、可動部材としてのリンク部材51、付勢部材としての引張りばね55、引張りばね55の両端をそれぞれ係止するための第1ばね係止ピン56、第2ばね係止ピン57、リンク部材51の回動を規制するための第1ストッパ58、第2ストッパ59等から構成されている。
可動部材としてのリンク部材51は、略L字状の板体の側縁部を垂直方向に折曲させて起立させた形状を有する部材で、リンク部材51の略中央に位置する軸52を介して回動可能にサイドフレーム21aの内側の面に軸支されている。リンク部材51の下端部側にはワイヤ係止孔53が形成されており、ワイヤスプリング41の一端がこのワイヤ係止孔53に係止される。また、リンク部材51の軸52とワイヤ係止孔53の間には、引張りばね55の下端部を係止するための円筒状の第1ばね係止ピン56が形成されている。
なお、サイドフレーム21aのリンク部材51より上方には、引張りばね55の上端部を係止するための円筒状の第2ばね係止ピン57が形成されている。
付勢部材としての引張りばね55は、ばね線材をコイリング成形した引張りコイルばねであり、両端部に半円状のフックが形成されており、下端部を第1ばね係止ピン56に、上端部を第2ばね係止ピン57に掛止して取付けられている。この引張りばね55は、板状支持体40に荷重が加わっていない通常の状態では、リンク部材51をシート前方斜め上方向(図4の矢印P方向)へ付勢している。
また、サイドフレーム21aの内側には、サイドフレーム21aの内側の面から垂直方向に突出して、リンク部材51の左右にリンク部材51を挟むように、2つの円筒状の部材、第1ストッパ58、第2ストッパ59が設けられている。この第1ストッパ58、第2ストッパ59は、リンク部材51の可動許容範囲を規制するためのストッパ部材である。板状支持体40に荷重が加わっていない通常の状態では、リンク部材51は引張りばね55により前方斜め上方向に付勢されており、リンク部材51の下端側前方が第1ストッパ58に当接して回動が制止されている。
車両の後突の発生等で板状支持体40に荷重が加わり、押圧されて後方に移動した場合には、板状支持体40と連結されるワイヤスプリング41によりリンク部材51が後方に牽引され、軸52を中心として後方(図4の矢印Q)へ回動する。リンク部材51が後方へ回動し、リンク部材51の下端側後方が第2ストッパ59に当接すると、それ以上の回動が制止される。
なお、通常の運転状態で乗員が着座してシートバックに凭れた状態においても、板状支持体40にはある程度の荷重が加わっているが、引張りばね55は、通常の運転状態でかかる荷重ではリンク部材51が回動しない、すなわち引張りばね55が撓まない荷重特性を有している。したがって、通常の運転状態では、リンク部材51は引張りばね55により付勢され第1ストッパ58に当接した状態を維持している。
さらに、本実施形態の車両用シートSは、図3及び図5に示すように、シートバックフレーム20の乗員からみて左側(図3において右側)のサイドフレーム21bの内側に、ワイヤスプリング41を介して板状支持体40と連結される伝達部60を備えている。板状支持体40に後方の荷重が加わったときに、荷重がワイヤスプリング41を介して伝達部60に伝達され、さらに伝達部60を介してヘッドレスト3側に伝達される。本実施形態の車両用シートSは、車両が後方から衝撃を受けて乗員が後方へ移動したとき、ヘッドレスト3がシートバック2に対して前方へ移動し、乗員の頭部を積極的に支持するアクティブヘッドレスト機構を備えているが、このアクティブヘッドレスト機構によるヘッドレスト3の前方移動は、板状支持体40で受けた荷重が伝達部60を介してヘッドレスト3側に伝達されることで実現される。なお、図5は、図3に示すシートバックフレーム20及びその内側に配設されている部材のX−X断面図である。
本実施形態の伝達部60は、上側リンク35と、下側リンク65と、上側リンク35と下側リンク65を連結するコネクティングリンク61を主な構成要素として構成されるリンク機構を形成している。上側リンク35は、上述したようにリンクブラケット36bと回転支持部材38bから構成されている。図3及び図5に示すように、リンクブラケット36bはヘッドレスト取付杆30との連結部分から下方に延出しており、ヘッドレスト取付杆30と反対側の端部には、軸39を介してコネクティングリンク61の上端部が回動可能に固定されている。
コネクティングリンク61は上下方向に延在する板状の部材であり、リンクブラケット36bの下端部から垂下して設けられている。コネクティングリンク61の下端部は、下側リンク65の下側前方の角部と軸63で回動可能に連結されている。このようにして、コネクティングリンク61は下側リンク65と上側リンク35を連結している。
下側リンク65は、略L字形の板状の部材であり、サイドフレーム21bの内側の面に軸67で回動可能に固定されている。また、下側リンク65の軸63の下方にはワイヤ係止孔68が形成されており、このワイヤ係止孔68にワイヤスプリング41の一端を挿通し、ワイヤスプリング41の端部を折曲することでワイヤスプリング41をワイヤ係止孔68に係止している。
車両の後突発生時の伝達部60及びヘッドレスト3の作動を図5を用いて説明する。車両が後方から衝突を受け、板状支持体40に所定の大きさ以上の荷重がかかると、板状支持体40及びワイヤスプリング41が後方、すなわち図5の矢印A方向に移動する。ワイヤスプリング41が後方に移動すると、下側リンク65の下部がワイヤスプリング41に牽引され、軸67を中心として図5の矢印B方向に回動する。
下側リンク65が矢印B方向に回動すると下側リンク65とコネクティングリンク61とを連結している軸63が後方に移動し、コネクティングリンク61が後方、すなわち図5の矢印C方向に移動する。すると、コネクティングリンク61の上側と連結されているリンクブラケット36bの下側が後方、すなわち図5の矢印C方向に移動し、リンクブラケット36bは軸37bを中心に図5の矢印D方向に回動する。これにより、リンクブラケット36bに連結するヘッドレスト取付杆30が前方に移動し、ヘッドレスト3が図5の矢印E方向、すなわち前方へ移動する(図5の一点鎖線)。このように、車両の後突時には板状支持体40で受けた荷重により伝達部60(リンク機構)が作動して、ヘッドレスト3を前方へ移動して乗員の頭部を支持するようにしている。
上述したように、本実施形態の車両用シートSでは、一方のサイドフレーム21aの内側にはヘッドレスト3へ連結されない係合部50を備え、他方のサイドフレーム21bの内側にはヘッドレスト3へ連結されるコネクティングリンク61を含む伝達部60を備えている。図2に示すように、係合部50が設けられている側のサイドフレーム21aは、コネクティングリンク61を有していないため、エアバッグモジュールやアームレスト等の部材を取付けるための取付孔25がコネクティングリンク61等の他の部材に覆われることがない。したがって、エアバッグモジュールやアームレスト等の部材の取付け作業を容易に行うことができる。
後突が発生して板状支持体40に荷重が加わったときの係合部50及び伝達部60のそれぞれの作動は上述したとおりであるが、次に、後突発生時の車両用シートSの作動及び乗員の状態について、図6及び図7を用いて説明する。
図6に示すように、板状支持体40に荷重が加わり、押圧されて後方に移動すると、ワイヤスプリング41がリンク部材51及び下側リンク65を同時に後方に牽引し、左右のリンク部材51及び下側リンク65は図6の矢印B方向に略同一直線上の回転軸を中心に並行に回動する。下側リンク65の回動動作はコネクティングリンク61及び上側リンク35を介して伝達され、最終的に回転支持部材38a,38b(軸37a,37b)を回転軸として矢印D方向にリンクブラケット36a,36bを回動させ、ヘッドレスト取付杆30を前方へ移動させる。
係合部50にはリンク部材51の後方への回動を規制するための第2ストッパ59(図4参照)が設けられているため、板状支持体40に荷重が加わると、リンク部材51はワイヤスプリング41に牽引されて一定量回動した後、第2ストッパ59により制止される。一方、伝達部60の下側リンク65は回動を継続し、さらに後方へ移動する。したがって、板状支持体40の伝達部60と連結されている側(図6において左側)は、係合部50と連結されている側(図6において右側)よりも後方へ移動し、板状支持体40が斜めに傾いた状態となる。
図7に、後突時の板状支持体40の状態と乗員にかかる荷重を示す。図7(a)は両側のサイドフレームに伝達部60が設けられている従来の車両用シートでの後突時の乗員胴部周辺の断面説明図であり、図7(b)は同状態の乗員頭部の斜視説明図である。図7(c)は一方のサイドフレームにのみ伝達部60が設けられている本実施形態の車両用シートSでの後突時の乗員胴部周辺の断面説明図であり、図7(d)は同状態の乗員頭部の斜視説明図である。
車両用シートの前後方向をX軸、左右方向をY軸、上下方向をZ軸とする。図7(a)に示すように、従来の車両用シートでは、後突時に乗員の体T(背部及び腰部)が板状支持体40を押圧すると、板状支持体40は車両の前後方向と略並行に後方へ移動する(図7(a)の実線)。したがって、乗員の体Tが板状支持体40を押圧する荷重、すなわち乗員の体Tが受ける衝撃力は、X軸方向及びZ軸方向(Z軸方向は不図示)への荷重となる。また、この荷重(衝撃力)は乗員の頭部Hにも同様に伝達され、図7(b)に示すように、頭部HにX軸方向及びZ軸方向への荷重(衝撃力)がかかる。このように、従来の車両用シートでは、乗員の頭部Hに対してX軸方向とZ軸方向の2方向に荷重がかかる。
一方、本実施形態の車両用シートSでは、後突時に乗員の体T(背部及び腰部)が板状支持体40を押圧すると、上述したように、板状支持体40は係合部50と連結されている側より伝達部60と連結されている側が後方へ移動し、板状支持体40が斜めに傾いた状態となる(図7(c)の実線)。したがって、乗員の体Tが板状支持体40を押圧する荷重、すなわち乗員の体Tが受ける衝撃力の水平方向、垂直方向の荷重はそれぞれ、X軸方向とY軸方向、Z軸方向とY軸方向の荷重に分散される。図7(d)に示すように、乗員の頭部Hにかかる荷重(衝撃力)も同様にX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向の3方向に分散される。このように、乗員の姿勢が斜めに傾くことにより、後突時の衝撃力がY軸方向に分散されるので、2方向に荷重がかかる従来の車両用シートと比較して、前後方向(X軸方向)及び上下方向(Z軸方向)の衝撃力を軽減できる。
なお、係合部50に設けられた付勢部材としての引張りばね55の付勢力(ばね荷重)を調節することでリンク部材51の動き出し荷重を調節することができ、板状支持体40の傾く角度を調節できる。よって、板状支持体40を所望の角度だけ左右に傾けて後突時の衝撃力を分散させることができる。
次に、本発明の車両用シートの他の実施形態(第2の実施形態)を示す。
図8は第2の実施形態に係る車両用シートのシートバックフレーム20の概略斜視図である。
なお、本実施形態において、上記した実施形態と同様部材・同様配置等には、同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施形態の車両用シートでは、シートバックフレーム20の乗員からみて右側(図8において左側)のサイドフレーム21aに、ワイヤスプリング41を介して板状支持体40とサイドフレーム21aを連結するための係合部70を備えている。サイドフレーム21aには、その前方端辺を内側に屈曲させた部分の上下方向中央よりやや下方に、一部を内側に突出させた突形状のワイヤ係止部71が形成されている。また、ワイヤ係止部71にはワイヤ係止孔73が形成されている。本実施形態の係合部70はこのワイヤ係止部71及びワイヤ係止孔73から構成されており、ワイヤ係止孔73にワイヤスプリング41の一端を挿通して係止させることにより、ワイヤスプリング41を介して板状支持体40がサイドフレーム21aに連結される。
本実施形態では、上述した第1の実施形態の係合部50に代えて係合部70を有しているが、係合部70の構成以外は第1の実施形態の車両用シートSと同様の構成を備えている。したがって、車両の後突時は、受圧部としての板状支持体40が後方の荷重を受けると、サイドフレーム21bの内側に設けられた伝達部60のリンク機構が作動してヘッドレスト取付杆30が回動し、前方へ移動する。
本実施形態のワイヤスプリング41はサイドフレーム21aに一体に形成された係合部70を介して直接取付けられているので、板状支持体40で受けた荷重が伝達されても係合部70は第1実施形態の係合部50のように回動しない。したがって、板状支持体40の係合部70と連結された側はほとんど後方に移動しない。一方、板状支持体40の伝達部60と連結された側により大きな荷重がかかり、後方移動量が大きくなる。このようにして、第1の実施形態の係合部50を設けた車両用シートSに比して、板状支持体40が左右方向に対してより斜めに傾き、乗員の姿勢もより斜めに傾く。その結果、後突時の衝撃力がY軸方向により分散されるので、乗員の体及び頭部にかかる前後方向(X軸方向)及び上下方向(Z軸方向)の衝撃力をさらに軽減することができる。
さらに、本実施形態では、後突時に乗員の頭部を支持して衝撃を緩和する機能を備えたままで、部品点数を減らすことができるため、製造コストが削減できるとともに、組立作業を単純化できる。また、シートの重量を軽量化できる。
なお、本実施形態の係合部70は、サイドフレーム21aの前方端辺を内側に屈曲させた部分の一部を内側に突出させて突形状のワイヤ係止部71を形成したが、このような突形状に限られず、サイドフレーム21aを内側に屈曲された部分に直接ワイヤ係止孔73を形成して係合部70としてもよい。また、係止部分の形状は孔に限られず、フック形状等、ワイヤスプリング41の端部を係止できる形状であればよい。
次に、本発明の車両用シートのさらに他の実施形態(第3の実施形態)を示す。
図9は第3の実施形態に係る車両用シートのシートバックフレーム120の概略斜視図である。本実施形態の乗員からみて右側(図9において左側)のサイドフレーム121aは、対向するサイドフレーム21bより縦方向に短く形成されている。図9に示すように、サイドフレーム121aは、シートバックフレーム120の高さの略半分の高さを有している。
本実施形態のシートバックフレーム120の上部側に設けられた上部フレーム122は、中央部分が左右に延在するフレーム材で、左右両端は下方に屈曲して延びている。屈曲した左右端部のサイドフレーム121a側は、サイドフレーム21b側よりも下方に長く延出した延出部122aを有し、この延出部122aが短く形成されたサイドフレーム121aと溶接等により固定されている。このように、係合部50を備えた側のサイドフレーム121aの形状を短くすることで、シートバックフレーム120を製造するための鋼材等の原料の使用を削減できるとともに、シートの重量を軽量化できる。
本実施形態では、上述した第1の実施形態のサイドフレーム21a、上部フレーム22に代えてサイドフレーム121a、上部フレーム122を有しているが、これらの構成以外は第1の実施形態の車両用シートSと同様の構成を備えている。したがって、後突時に乗員の頭部を支持して衝撃を緩和する機能を備えたままで、シートの軽量化の効果を得ることができる。なお、本実施形態では、係合部として第1の実施形態の係合部50を設けているが、これに代えて、第2の実施形態の係合部70を設けてもよく、同様の効果を得ることができる。
なお、上述した第1〜第3の実施形態では、乗員からみて右側のサイドフレーム21a又は121aの内側に係合部50又は70を設け、乗員からみて左側のサイドフレーム21bに伝達部60を設けたが、これに限らず、係合部50又は70と伝達部60を左右反対に設けてもよい。すなわち、乗員からみて右側のサイドフレーム21aに伝達部60、左側のサイドフレーム21bに係合部50又は70を設けることができる。この場合、第3の実施形態で用いた縦方向に短いサイドフレームを左側に設けることで、第3の実施形態と同様の構成とすることができる。このように、係合と伝達部を左右反対に設けても、上述した第1〜第3の実施形態と同様の効果を奏する。
次に、伝達部60の下側リンクの他の実施形態について、図10及び図11を用いて説明する。図10は他の実施形態に係る下側リンクの説明図、図11は図10のY−Y断面図である。
本実施形態の下側リンク80には、ワイヤスプリング41が係止されるワイヤ係止孔68の下方に、ガイド孔としての左右に延びる長穴83が形成されている。この長穴83は、詳細には、下側リンク80が軸67を中心として回動したときの回動方向に沿って円弧状に形成されている。長穴83とサイドフレーム21bに形成されたピン取付孔27との間に、保持部材85を挿通して係止し、サイドフレーム21bと下側リンク80が連結されている。
本実施形態の保持部材85は、ピン86とスペーサー87から構成された、サイドフレーム21bと下側リンク80を連結し、かつサイドフレーム21bと下側リンク80の距離を所定に保つための部材である。ピン86は、ピン頭86a、胴部86b、ピン先86cからなり、本実施形態では、胴部86bの径が異なる2段の段付き平リベットが用いられている。
本実施形態のスペーサー87は、鍔部87aと中空の胴部87bを有する側面視T字状の部材で、その胴部87bが下側リンク80の厚さよりやや長い形状に形成されており、スペーサー87を下側リンク80とピン86の間に介在させたときに、ピン86が下側リンク80の長穴83内を可動できるようにクリアランスを確保している。このスペーサー87は、ピン86が長穴83内を潤滑に可動するように、例えばフッ素樹脂等の摩擦係数の小さいもので形成されていると好適である。
保持部材85のピン86及びスペーサー87は、次のように取付けて下側リンク80とサイドフレーム21bを連結する。先ず、ピン86をサイドフレーム21bの外側(図11において右側)からピン取付孔27に挿通し、ピン頭86aをサイドフレーム21bに溶接等で固着する。このとき、ピン先86c(図11の一点鎖線)は下側リンク80の長穴83に挿通しておく。続いて、下側リンク80の外側(図11において左側)からピン先86cにT字状のスペーサー87を挿通させて、ピン86の胴部86bと長穴83の間にスペーサー87の胴部87bを嵌合し、その後、かしめてピン先86c(図11の実線)を形成してピン86を取付ける。
このようにピン86が下側リンク80に可動に取付けられているので、板状支持体40に荷重が加わり、下側リンク80がワイヤスプリング41により牽引されると、円弧状の長穴83がサイドフレーム21bに固定されたピン86をガイドして、ピン86に沿って移動するので、下側リンク80が軸67を中心に図10の矢印A方向に回動する。
保持部材85を取り付けた状態では、図11に示すように、サイドフレーム21bと下側リンク80の間にはピン86の胴部86bが介在しているため、サイドフレーム21bと下側リンク80は常に所定の距離Lだけ離間するように構成されており、所定の距離が保持されている。また、サイドフレーム21bの外側(図11において右側)にはピン86のピン頭86aが固着され、下側リンク80の外側(図11において左側)には長穴83の内径よりも大きい径を有するスペーサー87の鍔部87a、及びかしめた後のピン先86cが取付けられているため、サイドフレーム21bの外側と下側リンク80の外側は常にピン頭86aと、スペーサー87の鍔部87aを介してピン先86cとに挟持されている。
本実施形態の伝達部60は、軸37bと軸67においてシートバックフレーム20の上部フレーム22とサイドフレーム21bに回動可能に取付けられているが、長尺形状で且つ軸37bと軸67がある程度の距離を有しているため、後突等で衝撃が加わり伝達部60が移動するときに、サイドフレーム21bとの平行方向(車両の前後方向)から左右いずれかに傾いた方向、すなわち、シートバックフレーム20の内側又は外側方向のいずれかに傾いた方向に荷重がかかることがある。また、板状支持体40に加わった衝撃(荷重)がワイヤスプリング41を介して下側リンク80に伝達されるときに、フレームの内側方向に急激に荷重が加わり、伝達部60に対して内側に傾いた方向に荷重がかかることがある。
本実施形態の下側リンク80とサイドフレーム21bは、軸67と保持部材85により2つの軸で連結されており、さらに、上述した保持部材85の構成により、サイドフレーム21bと下側リンク80の下方とが所定の距離を保つように連結されているので、下側リンク80に斜めの荷重がかかった場合でも、伝達部60の回動がサイドフレーム21bと略平行な方向に保持される。
このように、下側リンク80の回動は、長穴83の範囲内でサイドフレーム21bと略平行に回動するように、保持部材85により規制されているので、伝達部60の横倒れを防止することができる。シートバックフレーム20に対して略平行にリンク機構が作動すると、リンク機構を介してヘッドレスト3に伝達される荷重のロスを抑えることができ、荷重を効率よくヘッドレスト3に伝達することができる。
上述した実施形態では、保持部材85及び保持部材85を挿通する長穴83を、下側リンク80の軸67の下方に所定の距離離間させて配設したが、下側リンク80の軸67の上方に所定距離離間させて長穴を形成し、保持部材85を長穴に挿通して取付けてもよい。このように、下側リンク80の軸67の上方に保持部材85を設けた場合でも、下側リンク80の回動時のサイドフレーム21bと下側リンク80の距離を保持することができ、伝達部60が斜めに傾くのを防止することができる。
また、本実施形態の保持部材85はリベットを用いてかしめて取付けたが、ボルトナット等を使用してもよい。
なお、本実施形態の下側リンク80及びピン86は、上述した第1〜第3実施形態のいずれの車両用シートに設けてもよく、同様の横倒れ防止効果を得ることができるものである。
上述したように、本発明の車両用シートによれば、後突時にヘッドレストを前方に移動することで頭部を保持して保護する機能を損なうことなく、シートバックの付属部品の配置レイアウトの自由度を向上させ、また付属部品の取付け、取外しを容易にすることができる。また、シートの部品点数を削減し、重量を軽減することができる。さらにまた、後突時に乗員の頭部が受ける衝撃力を軽減することができる。
第1の実施形態に係る車両用シートの斜視図である。 第1の実施形態に係る車両用シートのシートフレームの概略斜視図である。 第1の実施形態に係る車両用シートのシートバックフレームの概略斜視図である。 第1の実施形態に係る車両用シートの係合部の説明図である。 第1の実施形態に係る車両用シートの伝達部の作動説明図である。 第1の実施形態に係る車両用シートの車両用シートの作動説明図である。 後突時の乗員にかかる荷重の説明図である。 第2の実施形態に係る車両用シートのシートバックフレームの概略斜視図である。 第3の実施形態に係る車両用シートのシートバックフレームの概略斜視図である。 他の実施形態に係る下側リンクの説明図である。 他の実施形態に係る下側リンクのY−Y断面図である。 従来の車両用シートの背凭れフレームの説明図である。 従来の車両用シートのZ−Z断面図である。
符号の説明
S 車両用シート
1 着座部
2 シートバック
3 ヘッドレスト
4 クッション材
5 表皮材
7 頭部支持部
8 ピラー
10 着座フレーム
11 ベースフレーム
20 シートバックフレーム
21a,21b サイドフレーム
22 上部フレーム
23 下部フレーム
25 取付孔
27 ピン取付孔
30 ヘッドレスト取付杆
31 ピラー支持部材
35 上側リンク
36a,36b リンクブラケット(上側リンク)
37a,37b,39 軸
38a,38b 回転支持部材(上側リンク)
40 板状支持体(受圧部)
41 ワイヤスプリング(連結部材)
42 ワイヤスプリング
47 戻しバネ
48 バネ支持ワイヤ
50 係合部
51 リンク部材(可動部材)
52 軸
53 ワイヤ係止孔
55 引張りばね(付勢部材)
56 第1ばね係止ピン
57 第2ばね係止ピン
58 第1ストッパ
59 第2ストッパ
60 伝達部
61 コネクティングリンク
63,67 軸
65 下側リンク
68 ワイヤ係止孔
70 係合部
71 ワイヤ係止部
73 ワイヤ係止孔
80 下側リンク
83 長穴
85 保持部材
86 ピン
86a ピン頭
86b 胴部
86c ピン先
87 スペーサー
87a 鍔部
87b 胴部
100 背凭フレーム
101 サイドフレーム
102 取付孔
103 固着具
105 上側リンク
106 下側リンク
107 伝動部材
110 エアバッグモジュール
112 インフレーター
120 シートバックフレーム
121a サイドフレーム
122 上部フレーム
122a 延出部
T 乗員
H 乗員頭部

Claims (6)

  1. 後突時にヘッドレストを移動させる機構を有する車両用シートであって、
    該車両用シートは、
    左右に離間して配設された一対のサイドフレームを有するシートバックフレームと、
    前記一対のサイドフレームの間に配置され、乗員の後方移動の荷重を受ける受圧部と、
    前記一対のサイドフレームの一方のサイドフレーム側に配設され、前記受圧部と前記ヘッドレストを連結し、前記受圧部で受けた荷重を前記ヘッドレスト側に伝達する伝達部と、
    前記一対のサイドフレームの他方のサイドフレーム側に配設され、前記受圧部を前記他方のサイドフレームに係合し、前記ヘッドレストと連結されない係合部と、を備え、
    前記受圧部で所定の大きさを超える荷重を受けた場合に、該荷重を前記伝達部を介して前記ヘッドレスト側に伝達することにより、前記ヘッドレストを移動させるとともに、前記受圧部の前記伝達部と連結されている側が前記係合部と連結されている側よりも大きく後方へ移動して、前記受圧部が左右方向に対して斜めに傾くよう構成されたことを特徴とする車両用シート。
  2. 前記伝達部は、前記一方のサイドフレームの下方に回動可能に取付けられ前記受圧部と連結された下側リンクと、前記ヘッドレストと連結された上側リンクと、前記下側リンクと前記上側リンクを接続し、前記下側リンクの回動に連動して作動するコネクティングリンクと、を備え
    前記受圧部で所定の大きさを超える荷重を受けた場合に前記下側リンクが後方に回動し、該下側リンクの後方回動量が前記係止部の後方移動量よりも大きくなるよう構成されることを特徴とする請求項1記載の車両用シート。
  3. 前記係合部は、前記他方のサイドフレームに取付けられ前記受圧部と連結された可動部材と、前記受圧部で受けた荷重と反対方向へ付勢する付勢部材と、を備えて構成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用シート。
  4. 前記受圧部は連結部材を介して前記他方のサイドフレームに係合され、前記係合部は前記他方のサイドフレームに一体に形成され、前記連結部材は前記係合部に係止されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用シート。
  5. 前記係合部が設けられた前記他方のサイドフレームは、前記伝達部が設けられた前記一方のサイドフレームよりもヘッドレスト方向に短く形成されたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の車両用シート。
  6. 前記下側リンクは、回動軸から所定距離離間した位置に保持部材を備え、
    該保持部材は、前記一方のサイドフレームと前記下側リンクを連結し、前記一方のサイドフレームと前記下側リンクの距離を所定に保持することを特徴とする請求項2に記載の車両用シート。
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