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JP5303011B2 - ヘアドライヤ - Google Patents

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Description

本発明は、温風を送風して髪の乾燥やセットを行うと共に、イオンを含んだ風を送風して髪のトリートメントを行うことができるヘアドライヤに関するものである。
従来より、温風を吐出して髪の乾燥やセットを行うだけでなく、イオンを含んだ風を送風することにより髪のトリートメントも行うことができるヘアドライヤが用いられている。
例えば、特許文献1にはハウジング内に送風用のファン、イオンを発生するイオン発生器、ヒータ等を備えたヘアドライヤが示されている。ヘアドライヤは、ファンから送風された空気をヒータにより温めて、温まった空気をハウジングの空気吐出口より外部へ送り出し髪を乾かす。その際、ブラッシングなどにより髪が帯電することがある。そのため、イオン発生器をファンよりも下流に配置し、イオン風を発生させて髪に当てて静電気の発生を防止していた。
特開2002−191426号公報
従来のヘアドライヤはファンが回転することにより静電気が発生し、生じた帯電によりほこりが付着する問題があった。また、ファンに付着したほこりの塊りが下流に流れ、ヒータに付着し放電を引き起こすことによる火災のおそれや、ほこりの塊りが髪に付着するといった問題があった。
また、イオン発生器の交換やメンテナンスが容易にできるような構成になっていなかった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされてものであり、イオン発生器により発生させたイオンまたはイオンと結合した水分子を利用してファンに付着するほこりを軽減することを目的とする。また、イオン発生器の交換やメンテナンスを容易にできるようにすることを目的とする。
本発明に係るヘアドライヤは、筐体と、前記筐体内に配置されたファンと、前記筐体内に配置されたヒータと、前記筐体内で前記ファンより上流に配置され、イオンを発生するイオン発生部を有するイオン発生器と、前記ファンより上流に配置され、前記筐体に取り付けられた吸気とを備え、前記イオン発生部が前記ファンの中心線から偏倚した位置に設けられていることを特徴とする。
また、前記ファンと前記吸気フィルタとの間に前記イオン発生器が配置されていてもよい。
また、前記筐体は内部に複数の空気流路を備え、前記空気流路は前記ヒータが配置された空気流路と前記ヒータが配置されていない空気流路とを有してもよい。
また、前記空気流路の前記ヒータが配置されていない空気流路と、前記イオン発生器とが、前記ファンを間に挟んでほぼ平行に配置されていてもよい。
また、前記吸気フィルタ、またはさらに裏蓋が前記筐体に取り付けられている場合は裏蓋が、前記筐体に対して取り外し可能となっていてもよい。
また、前記イオン発生器がプラスイオンとマイナスイオンとを発生させるイオン発生部を備えていてもよい。
また、前記イオン発生器が水分子と結合したイオンを発生させるものであってもよい。
本発明に係るヘアドライヤによれば、イオン発生器により発生させたイオンまたはイオンと結合した水分子を利用してファンに付着するほこりを軽減することができる
本発明の実施例1に係るヘアドライヤの側面透視図である。 本発明の実施例1に係るヘアドライヤの背面透視図である。 イオン発生器の外観例を示す斜視図である。 本発明の実施例1に係るイオン発生器の配置を示す図である。 本発明の実施例2に係るヘアドライヤの正面図である。 本発明の実施例4に係るヘアドライヤの側面透視図である。 ファンの外観例を示す斜視図である。 本発明の実施例5に係るヘアドライヤの側面透視図である。 本発明の実施例6に係るヘアドライヤの斜視図である。 本発明の実施例7に係るヘアドライヤの側面透視図である。
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
(ドライヤの構成)
図1は本発明の実施例1に係るヘアドライヤの内部構成を示す側面透視図であり、図2は背面透視図である。
ヘアドライヤ1は、筐体2と、筐体2の空気の吸い込み側にある吸気フィルタ3、筐体2に取り付けられたハンドル4と、ノズル13から外装が構成されている。なお、筐体2、吸気フィルタ3、ハンドル4及びノズル13は一体形成されていてもよい。
筐体2の内部には、イオンを発生させるイオン発生器5、空気を送風するファン6、ファン6を駆動するための図示しないモーターや配線、仕切板10、ヒータ11が設けられている。
ここで、筐体2内でファン6よりも吸気フィルタ3側(図1の右側)を上流側、ファン6よりも吐出口12側(図1の左側)を下流側と呼ぶ。なお、ある部分を基準として、それよりも空気の流れが上流側を上流に位置するなどと呼ぶ。例えば、ファン6は空気流路7の上流に位置している。
筐体2について説明すると、プラスチック製で内部にマイカフィルムが貼り付けられ耐熱性が高められている。筐体2は、内部が空洞になっており、空気が流れるようになっている。筐体2は、筐体2の一方端は空気の流入口で吸気フィルタ3が取り付けられ、もう一方端は空気が吐き出される吐出口12となっており、その間に空気流路7がある。吐出口12には通常金属製のフィルタがつけられることが多い。
吸気フィルタ3は金属又はプラスチック製であり、網目状や格子状に孔が開いている。吸気フィルタ3は、ほこりなど大きな異物が入らないように、また動作中に誤って指などがファン6に触れないように保護する役割を果たしている。ここでは、吸気フィルタ3は筐体2から着脱できるように筐体2に取り付けられている。
ハンドル4は、プラスチック製であり、スイッチ14が設けられている。ハンドル4にあるスイッチ14を操作しヘアドライヤ1を動作状態にすると、イオン発生器5、ファン6、ヒータ11が動作する。スイッチ14の操作により、例えば髪を乾かすのに適した強温風モード、スタイリングに適した弱温風モード、風のみを送風する送風モードなど用途に応じたモードに切り替えることができる。送風モード時にはヒータ11は動作しない。
イオン発生器5は筐体2の上流側に配置され、具体的には吸気フィルタ3とファン6の間に配置されている。また、イオン発生器5はファン6の中心線よりも上方に配置されている。イオン発生器5は、イオンを発生させており、それと同時にイオンと水分子が結合している状態のイオンを発生させる場合もある。イオンやイオンに結合している水分子により髪の除電や髪をしっとりとさせる効果を発揮する。
ファン6は、空気を吸気フィルタ4を介して筐体2内に取り込み、筐体2の吐出口12より外へ送りだす。ファン6は、ポリプロピレン製である。ファン6から送風された空気は、空気流路7を通る。空気流路7は、マイカ製の仕切板10により上空気流路8と下空気流路9に分かれている。下空気流路9を通る空気は、ヒータ11により温められ温風として外へ送りだされる。上空気流路8を通る空気は、ヒータ11を介さずにそのまま送りだされる。上下の空気流路を通った空気は、吐出口12を出て、ノズル13の先端から外へ送りだされる。
ファン6は、空気を吸気フィルタを介して筐体2内に取り込み、筐体2の吐出口12より外へ送りだす。ファン6は、ポリプロピレン製である。ファン6から送風された空気は、空気流路7を通る。空気流路7は、マイカ製の仕切板10により上空気流路8と下空気流路9に分かれている。下空気流路9を通る空気は、ヒータ11により温められ温風として外へ送りだされる。上空気流路8を通る空気は、ヒータ11を介さずにそのまま送りだされる。上下の空気流路を通った空気は、吐出口12を出て、ノズル13の先端から外へ送りだされる。
ノズル13は、プラスチック製で、断面形状が台形状になっており吐き出し口側が広く他端が狭くなっている。ノズル13は、吐出口12から吐き出される空気が広がらないように整流する。
本実施例のように、吸気フィルタ3の吸気面積が空気流路7の内寸よりも大きいことが望ましい。これにより、より速い風をヘアドライヤ1の外部へ送風することができる。
(イオン発生器)
次に、イオン発生器5について詳細に説明する。
図3は、イオン発生器5の斜視図である。イオン発生器5は、針電極15と誘導電極16からなるイオン発生部を2つ有している。各イオン発生部は、針電極15は先端が尖った針形状であり、その周囲を囲むように円形の誘電極16が配置され、両電極間の間隔は8mmになっている。
例えば、針電極15に実効電圧+2kV以上の電圧と0Vが切り替わる60Hzの交流を印加し、誘電極16に0Vの直流を印加することによりイオンが発生する。針電極15に実効電圧+2kV以上が印加されているときに誘電極16との間の電位差によりコロナ放電が起こり、針電極15の先端部近傍で空気中の水分子が電離して水素イオン(H)が生成する。この水素イオンが空気中の水分子と群状態で結合(クラスタリング)し、H(HO)m(mは任意の自然数)から成る正イオンが発生する。
また、針電極15に実効電圧−2kV以下の電圧と0Vが切り替わる60Hzの交流を印加し、誘電極16に0Vの直流を印加することによりマイナスイオンが発生する。このマイナスイオンは、空気中の酸素分子又は水分子が電離して酸素イオンO が生成する。この酸素イオンが空気中の水分子と結合(クラスタリング)して、O (HO)n(nは任意の自然数)から成る負イオンが発生する
ここでは、イオン発生器5はイオン発生部を2つ有しており、各イオン発生部はプラスイオン発生部とマイナスイオン発生部となっている。そのため、プラスイオンとマイナスイオンが同時に放出され、ファン6により作りだされる空気の気流に乗って下流へと流れる。
イオン発生器5は図3に示すようにイオン発生部が左右に並ぶように配置されている。また、電極15、16はファン6側に配置されている。本来は電極15、16が気流に対して垂直になるような方向に配置することが好ましい。これは、イオン発生器は図3に示すように電極があるイオン発生面が横長で、針電極15方向の奥行きが長いため、吸気口(吸気フィルタ3)をさえぎる配置となり好ましくないからである。
図4はイオン発生器の配置を示す図であり、(a)から(c)に示す3つの配置で吐出口12から出てくるイオンの発生量を調べた。イオンの発生量を表1に示す。
図4(a)に示すようにイオン発生器5を矢印で示す風の流れに対し直交する方向に電極を配置した場合は表1に示すように95万個/ccから120万個/ccのイオンが出ており、送風される空気中のイオン濃度がもっとも濃い。ここでは、通常の送風量のときと(NORMAL)、送風量が多い(送風が速い)状態(TURBO)の2つの状態で実験を行った。なお、図では電極が下向きになっているが上向きでもほぼ同じ結果が得られる。
図4(b)は風の向きに対し風下の方に電極は配置されている。この場合でも、90万個/ccから110万個/ccのイオンが出ており実用上問題のない量のイオンが吐出口12から吐き出される。
また、図4(c)は風の向きに対し風上の方に電極は配置されている。この場合でも、95万個/ccから105万個/ccのイオンが出ており実用上問題のない量のイオンが吐出口12から吐き出される。
このように、吐き出されるイオンの量はどのように配置しても十分な量が得られるため、イオン発生器5による吸入口で遮られることにより送風量が落ちないように図4(b)または図4(c)のように配置することが好ましい。特に、電極にほこりが直接つきにくい図4(b)の配置が好ましい。
なお、吐き出されるプラスイオンとマイナスイオンはほぼ同数、若しくはマイナスイオンの方が多いことが望ましい。プラスイオンとマイナスイオンの数のバランスが取れている方がOHラジカルが発生する確率が高くなる。バランスしていない場合は、髪はプラスに帯電しているためマイナスイオンが多い方が髪のきしみや傷みを防止することができるため好ましい。
従来のイオン発生器が搭載されているヘアドライヤでは、特許文献1のようにイオン発生器は専用通路に設けられ、専用通路は空気の送付量が制限されるような細い通路になっており、風量が弱く髪に届きにくいという欠点があった。また、特許文献1のような構成ではドライヤの本来の風が熱く風量が強いため、イオン専用通路から出る弱い風が本当に髪に当たっているか気がついていないことが多く、実際には髪に当たっていないことも多かった。しかし、本発明のようにすると、イオン専用風ではなく他の風と同じ風を用いているため使用者が髪にイオン風が当たっているかどうか気がつくため髪や頭皮に適切に当てながら使用することができるためイオンによる効果を発揮しやすい。
しかも、表1を見れば明らかなように風量が多くなれば発生したイオンを効果的にヘアドライヤの外に出すことができるため、サロンのような強い風を使って髪を乾かしたときにより強い効果が発揮できることになり、しっとりとしたきしみや傷みのないサロンのブローをしたような効果を家庭でも得られるようになる。
下流に送風されたイオンは吐出口12、ノズル13を経由して髪に送風される。髪はブラッシングによりプラスに帯電しやすいため、マイナスイオンにより静電気の発生を防止し髪の傷みを改善することができる。また、プラスイオンによりマイナスに帯電したブラシの静電気の発生を防止し髪の傷みを改善することができる。さらに、水分子と結合したイオンを髪に当てることにより、ナノやマイクロレベルの小さな水分子により髪に水分を浸透させることができ、しっとりとした髪を得ることができる。
本実施例のイオン発生器5を用いるとプラスイオンとマイナスイオンが頭皮に付着し、両者が反応しOHラジカルを作る。OHラジカルは、育毛のさまたげになっている頭皮に残っているシャンプーやリンスの残りかすを酸化させ、二重結合を断ち切る。これにより育毛に最適な頭皮作る手助けをすることができる。なお、OHラジカルは不安定であるためナノ秒単位でしか存在することができない。そのためOHラジカルをイオン発生器5で作りだしても頭皮に届く前に消滅してしまう。しかし、本実施例のようにプラスイオンとマイナスイオンをイオン発生部で作りだし、頭皮で両者を反応させることにより効果的に頭皮でOHラジカルを作り出すことができる。また、OHラジカルは除菌消臭効果もある。
本実施例では、同時に、イオン発生器5より発生したイオンは、ファン6に吸い込まれる。ファン6は、高速で回転するため空気との摩擦により静電気が発生し、ほこりが付きやすい。特に、吸気フィルタをすり抜ける小さなほこりは静電気により簡単に吸引されやすい。しかし、本実施例のように、イオン発生器5を吸気フィルタとファン6の間である上流側に配置することにより、イオン発生器5で発生したイオンによりファン6の帯電を軽減し、ファン6にほこりが付くのを軽減することができる。これにより、ファン6を清潔に保つことができる。また、ファン6に付着したほこりの塊りが下流に流れ、ヒータに付着し放電を引き起こすことによる火災のおそれや、ほこりの塊りが髪に付着するといった問題を防止することができる。
以上、本発明の実施例について説明を行ったが、これ以外にも様々な変更を行うことができる。例えば、イオン発生器5として格子状の電極のものを用いることもできるし、ファン6としてプロペラファンだけでなくシロッコファンを用いることも可能である
マイナスイオンあるいはプラスイオンだけ用いた場合は吐出口12に設けてあるフィルタが帯電してイオンが出にくくなることがあるが、プラスとマイナスのイオンによりそのような現象が防止できる。
イオン発生器5をヒータ11から遠い位置に配置しているため、イオン発生器5がヒータ11の熱により誤動作、故障することを防止することができる。
ファン6としてプロペラファンなど旋回風を送風するものを使った場合、ファン6よりもイオン発生器5を下流に配置するとイオンが発生した直後に旋回風が送られてくるため、プラスイオンとマイナスイオンが中和しヘアドライヤ1の外に出るイオンの量が少なくなる問題があった。しかし、本実施例のようにファン6の上流に配置することで比較的平行風がイオン発生器5に当たるようになりイオン発生直後に中和することがなくなる。一旦、プラスイオンとマイナスイオンで分離された状態で送風されれば、その後旋回風となっても分離した状態が続き中和されにくくなるため、ヘアドライヤ1の外に出るイオンの量を増やすことができる。
イオン発生器5のプラスイオンとマイナスイオンのイオン発生部をファンの直径の1/2程度離れて配置することが望ましい。特に、プラスイオンとマイナスイオンのイオン発生部を風の向きに対して直交する方向に約20mm以上離すとよい。これにより、イオン発生直後にプラスイオンとマイナスイオンが中和を減少することができる。
本実施例のように空気中の水分子を利用するイオン発生器を用いる場合は、特許文献1のように狭い空気流路に置くよりも、大量の空気を吸気する吸気側(上流側)に設けることにより、効果的に空気中の水分子を利用することができ、イオンや水分子に結合したイオンを多く発生させることができる。そのため、ファン6などの静電気の発生防止、髪の静電気の発生防止の効果が上がる。
本実施例のように上下に分かれた空気流路7とした場合、ヒータ11を通らないイオンを吐出口12から出すことができるため、特に水分子と結合したイオンを用いた場合に熱で水分子が壊れることを防止することができるため有効である。特に、本実施例のように上空気流路8とイオン発生器5とをほぼ平行に配置すると、上空気流路8によりヘアドライヤ1の外へより多くのイオンを送風することができるため効果的である。
図5は本発明の実施例2に係るヘアドライヤの正面図である。本実施例2では、空気流路7を仕切板10により上空気流路8と下空気流路9とに分けただけでなく、上空気流路8を左上空気流路8aと右上空気流路8bに分離した。その他は実施例1と同じである。このようにすると、仕切板10の形状を変えるだけでイオン発生器5で発生したプラスイオンとマイナスイオンが空気流路7で混ざることが少なくなりヘアドライヤ1の外へ出るイオンの量を多くすることができる。なお、仕切り板10は一体形成されたもの以外にも別々の部材によっても作ることができる。
本実施例3では、実施例1、2と異なりマイナスイオン発生部のみを有する(プラスイオン発生部を有さない)イオン発生器5を用いた。また、ファン6としてエンジニアリングプラスチックであるポリアミド=ナイロン製のものを用いた。
イオン発生器5としてペルチェ素子付きのものを用いることが望ましい。ペルチェ素子は、ペルチェ素子の吸熱面側の表面が周囲との温度差により結露が生じ水分を効果的に発生させることができる。その水分を用いて対向する電極間にマイナス電位を与えることにより、マイナスイオンに帯電した帯電微粒子を作ることができる。このマイナスイオンに帯電した帯電微粒子(水分子と結合したマイナスイオン)を髪に送風することにより静電気の発生を防止し、髪にしっとり感を与えることができる。
また、ポリアミド=ナイロンはプラスに帯電しやすいためイオン発生器5で発生するマイナスイオン(帯電微粒子)により、ファンの帯電を軽減しほこりの付着を軽減することができる。また、本実施例のように帯電微粒子を用いると水分により静電気の発生を抑えることもできる。
図6は本発明の実施例4に係るヘアドライヤの内部構成を示す側面透視図であり、図7はファンの一例を示す斜視図である。
実施例1から3と本実施例との違いは、空気流路7が上下に分かれておらず一つの空気流路が形成されていることである。なお、ヒータ11はこれまでの実施例と同様に空気流路の下部分のみに設けられている。図7(a)に吹出側、同(b)に吸込側を示すように、ファン6は吹出側に整流板がついた羽6aを有する。
このような構成でも、イオン発生器5により発生したイオンの多くは平行風に乗って、空気流路7の上側を通り、ヒータ11により熱せられることなくイオンを含んだ風が吐出口12から送風される。そのため、イオン及びイオンと結合した水分子が熱せられることによる問題を軽減することが可能となる。また、プラスイオンとマイナスイオンを発生させた場合、両者が中和するのを防止することができる。
なお、本実施例のファン6を実施例1及び2のように仕切板10を設けると、空気流路7内でヒータ11の熱を遮断できること及び空気流路7内でプラスイオンとマイナスイオンが混合し中和することが防げられるためさらに効果的である。
図8は本発明の実施例5に係るヘアドライヤの内部構成を示す側面透視図である。
本実施例では実施例1などと異なり上空気流路8にヒータ11を配置し、下空気流路9にはヒータ11がなくファン6から送風された空気がそのまま通る構成となっている。それに合わせてイオン発生器5も下側に配置している。このように配置するとイオン発生器5の電源回路など電気回路をハンドル周辺にまとめて配置することが可能となり好都合である。
また、使用者は熱風を髪に当てるため、実施例1のように下空気流路9を熱風が通るようにすると上空気流路8を通ったイオン風が髪以外のところにあたっていることがあった。しかし、熱風が通る空気流路を上側の上空気流路8とすると下空気流路9を通ったイオン風が髪にあたっている時間が多くなり好ましい。
図9は本発明の実施例6に係るヘアドライヤの斜視図である。
本実施例6では、イオン発生器5のメンテナンスのために吸気フィルタ3を筺体2から取り外すための具体的な構成を示した。
まず、図9(a)に示すように、吸気フィルタ3を筐体2から取り外す。吸気フィルタ3と筺体2は、爪により取り付けられていてもよいし、磁石を用いて取り付けられていてもよいし、回転させて取り外しができるようにしてもよく、具体的な構成は特に問わない。
次に、図9(b)に示すように、イオン発生器5を筐体2から取り外す。本実施例では、イオン発生器5をスライドさせることにより筺体2から容易に取り外せるようにした。イオン発生器5の電源は電極側の下にコネクタをつけて、抜き差しするだけで電源とつなぐことができる。なお、スライド機構以外に、ネジ止め、バネを用いたプッシュ機構など様々な形態を用いることができる。
吸気フィルタ3を筺体2から取り外すことにより、イオン発生器5のメンテナンス、交換が容易に行えるようになる。イオン発生器5の針電極15及び誘導電極16、特に針電極15はイオンを発生させていくと徐々に表面に異物が付着し性能を発揮しなくなる。特にヘアスプレを用いると、空気中にその成分が残り、その空気をファンが取り込むことにより電極の表面に異物が付着しやすくなり、比較的早い段階で性能を発揮しなくなることを本願発明者らは実験により確認した。そのため、定期的に電極のメンテナンスを行うか、イオン発生器5の交換を行うことが望ましい。
このようにイオン発生器5をファン6の上流に配置することにより容易にイオン発生器5をメンテナンスすることができるようになる。
図10は本発明の実施例7に係るヘアドライヤの内部構成を示す側面透視図である。
本実施例7では、これまでの実施例と異なり吸気フィルタ3をイオン発生器5とファン6との間に配置した。イオン発生器5はこれまでと同様に筐体2内の上流側、つまりファン6の上流に配置されている。
空気は、吸気フィルタ3から入りファン6へ吸い込まれ、ファン6から空気流路7を通って吐出口12、ノズル13を介してヘアドライヤ1の外へ送風される。イオンは、イオン発生器5で発生し吸気フィルタ3からファン6への風の流れにのって下流へ送風される。従って、イオンによりファン6の帯電を防止など、これまで説明した実施例と同様な効果が得られる。
また、本実施例ではイオン発生器5をメンテナンスする場合、実施例6のように吸気フィルタ3を取り外してメンテナンスをするのではなく、裏蓋17を取り外し可能な構造とし、メンテナンスを行えるようにした。裏蓋17は筐体2と外観上の一体感を損なわないように同じ材料を使うことが好ましい。
以上、本発明の実施例について説明を行ったが、これ以外にも様々な変更を行うことができる。例えば、イオン発生器5として格子状の電極のものを用いることもできるし、ファン6としてプロペラファンだけでなくシロッコファンを用いることも可能である。
本発明は、イオン発生器を搭載したヘアドライヤに関するものである。
1 ヘアドライヤ
2 筐体
3 吸気フィルタ
4 ハンドル
5 イオン発生器
6 ファン
7 空気流路
8 上空気流路
9 下空気流路
10 仕切板
11 ヒータ
12 吐出口
13 ノズル
14 スイッチ
15 針電極
16 誘導電極
17 裏蓋

Claims (7)

  1. 筐体と、
    前記筐体内に配置されたファンと、
    前記筐体内に配置されたヒータと、
    前記筐体内配置され、イオンを発生するイオン発生部を有するイオン発生器と、
    前記ファンより上流に配置され、前記筐体に取り付けられた吸気口と、
    前記ヒータにより温められる温風を前記イオンとともに外部へ吐出する1つの吐出口と、
    前記吸気口と前記吐出口とを連通し、内部に前記イオン発生部と前記ファンとが配置された空気流路と、を備え、
    前記イオン発生部は、前記ファンより上流で、かつ、前記ファンの中心線から偏倚した位置に設けられていることを特徴とするヘアドライヤ。
  2. 前記吸気口は前記筐体に対して着脱可能となっている吸気フィルタであり、該吸気フィルタを外した状態において前記イオン発生器が前記筺体に対して着脱可能になっていることを特徴とする請求項1に記載のヘアドライヤ。
  3. 前記イオン発生部がプラスイオンを発生させるイオン発生部と、マイナスイオンを発生させるイオン発生部とからなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のヘアドライヤ。
  4. 前記ファンがプロペラファンであることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のヘアドライヤ。
  5. 記空気流路は前記ヒータが配置された空気流路と前記ヒータが配置されていない空気流路とを有することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のヘアドライヤ。
  6. 前記空気流路の前記ヒータが配置されていない空気流路と、前記イオン発生器とが、前記ファンを間に挟んでほぼ平行に配置されていることを特徴とする請求項に記載のヘアドライヤ。
  7. 裏蓋が、前記筐体に取り付けられており、前記裏蓋が、前記筐体に対して着脱可能となっていることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のヘアドライヤ。
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