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JP5295366B2 - 磁気テープから読み取られるppm符号化サーボ・パターン読み取り信号の同期ワードを検出するための方法及び装置 - Google Patents

磁気テープから読み取られるppm符号化サーボ・パターン読み取り信号の同期ワードを検出するための方法及び装置 Download PDF

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JP5295366B2 JP2011514162A JP2011514162A JP5295366B2 JP 5295366 B2 JP5295366 B2 JP 5295366B2 JP 2011514162 A JP2011514162 A JP 2011514162A JP 2011514162 A JP2011514162 A JP 2011514162A JP 5295366 B2 JP5295366 B2 JP 5295366B2
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Description

本発明は一般に、テープ・ストレージ・システムにおけるサーボ読み取り信号のワード同期化に関するものである。より詳細には、テープ・ドライブ内の磁気テープから読み取られるパルス位置変調(PPM)符号化サーボ・パターン読み取り信号の同期ワードを検出するための方法及び装置を提供する。
一般に、同期デジタル通信受信機は、シンボル同期化及びワード同期化(フレーム同期化としても知られる)サブシステムのような様々なタイプの同期化サブシステムを含む。シンボル同期化が既に達成されていると仮定すると、ワード同期化のタスクは、受信データ・ストリーム内の同期ワードの位置を判別することから成る。“Frame synchronization techniques,” R. A. Scholtz, IEEE Trans. onCommun., vol. 28, August 1980, pp. 1204-1213には様々なワード同期化技法が記載されている。ワード同期化の初期研究では、相関判定ルールの概念が導入された(R. H. Barker, “Group synchronization of binary digital systems,” inCommunication Theory, W. Jackson, Ed. London. Butterworth,1953, pp. 273-287参照)。このルールによれば、受信データ・ストリーム内の各ビットは、それぞれ各同期ワード・ビット及び最大相関位置で検出された同期ワードと相関付けられる。米国特許第5,073,906号は、移動衛星通信受信機においてソフト出力サンプルに関する相関技法を利用するものであり、ここでは、各サンプルを同期ワード・ビットと相関付けることによって相互相関値が生成され、当該相互相関値と同期ワード検出の平均電力に依存する閾値との比較が行われる。“Optimum frame synchronization,” J. L. Massey, IEEE Trans. onCommun., vol. 20, April 1972, pp. 115-119では、特に加法性白色ガウス雑音の存在下で受信される対蹠バイナリ信号(antipodal binary signal)を対象とする最適ワード同期化アルゴリズムが提案されている。具体的には、対蹠バイナリ信号を対象とする最適ワード同期化アルゴリズムの相関判定ルールは、信号対雑音比(SNR)に依存する加法的補正項(additive correction term)によって修正される相関判定ルールであることが明らかにされている。ここでは、最適ワード同期化アルゴリズムの高SNR及び低SNR近似も提示されている。シミュレーション結果から、対蹠バイナリ信号を対象とする最適ワード同期化アルゴリズムの高SNR近似が最適ワード同期化アルゴリズムとほぼ同等の機能を発揮することが証明されている(“Some optimum and suboptimum frame synchronizers for binary data inGaussian noise,” P. T. Nielsen, IEEE Trans. on Commun., vol. 21, June 1973, pp.770-772参照)。“Framesynchronization for Gaussian channels,” G. L. Lui and H. H. Tan, IEEE Trans. on Commun., vol. 35, August1987, pp. 818-829では、最尤ワン・ショット受信機構造と仮定して、ベクトル空間における対蹠バイナリ信号の最適ワード同期化アルゴリズムがガウス・チャネル上のコヒーレント位相復調と非コヒーレント位相復調の両方に展開されている(“Principles of Communication Engineering”, J. M. Wozencraft and I.M. Jacobs, John Wiley & Sons, 1965参照)。
テープ・ストレージ・システムでは、タイミング・ベース・サーボ(timing-based servo:TBS)技術を利用してデータ・トラックに隣接するテープの長手方向に延びる専用サーボ・トラックにサーボ情報を記録する。LTO(Linear Tape Open:リニア・テープ・オープン)(TM)コンソーシアムは、TBS手法を採用し、LTOテープ・ドライブ向けの強固且つ拡張可能な専用サーボ・パターンを標準化した。この専用サーボ・パターンは、後方互換性を有し、より高いトラック密度の後継LTO規格でも変更されていない。TBSサーボ・パターンの詳細は、Standard ECMA-319, “Data interchange on 12.7 mm 384-track magnetictape cartridges − Ultrium-1 format,” June 2001, pp. 48 to 56に記載されている。このサーボ・パターンは、後でより詳細に説明するように、2つの異なる方位角傾斜を有する一連のストライプを定義する磁化転移で構成される。ヘッドの横方向位置は、ストライプ・パターンを読み取る狭いサーボ・ヘッドによって生成されるパルスの相対タイミングから導出することができる。TBSパターンを用いると、横方向の位置誤差信号(position error signal:PES)の生成に影響を与えることなく、追加的な長手方向位置(longitudinal position:LPOS)情報を符号化することも可能となる。LPOS情報は、サーボ・パターン内の各遷移(ストライプ)をそれぞれテープの長手方向の公称パターン位置からシフトさせることによって符号化される。LPOS情報は、サーボ・パターンの36フレームに及ぶ36ビット・ワード単位で記録され、各LPOSワードは、テープ上の特定の絶対長手方向位置を示す。それ故、各サーボ・フレームは、LPOS情報の1ビットを符号化し、ビット値は、サーボ・パターン・ストライプ内の特定のシフトによって示される。36ビットLPOSワードの最初の8ビットは、既知の同期ワードを構成する。LPOSビットはサーボ・フレーム・ストライプの長手方向位置をシフトさせることによって記録されるので、結果として得られるサーボ・ヘッド読み取り信号は、位置データの復元のために同期ワードを識別しなければならないPPM符号化信号となる。
LTOドライブにおける従来のワード同期化システムは、相関判定ルールをPPM符号化サーボ・パターン読み取り信号(PPM-encoded servo pattern read signal)から導出されるハード出力ビットに適用する。本出願人の米国特許第7,245,450号、及び“Synchronous Servo Channel Design for Tape Drive Systems,” Cherubiniet al., Proc. 17th Annual ASME Information Storage and Processing Systems Conf.ISPS 2007, Santa Clara University, CA, June 18-19, 2007, pp. 160-162に詳細に記載されるように、ハード出力ビットは、整合フィルタ手法と、後続のサーボ読み取り信号サンプルの補間とを使用して検出される。このような同期ワード検出器を添付図面の図1に示す。値+1又は−1のハード出力ビット・ストリーム
Figure 0005295366
(以下、「bハット」と記載する)は、一連の7つの遅延素子Dを介してクロック制御される。これらの遅延素子Dの入力/出力からは、8つのビット、即ちbハット,bハットk−1,...,bハットk−7のスライディング・ブロックが供給される。図示の乗算器の他の入力には、既知の同期ワード・ビットp,p,...,p(ただし、p=1、p=−1(i=1,...,7))が供給される。この結果得られるビット相関値を合計して、出力ビット・ストリーム内のスライディング8ビット・ブロックの各位置におけるブロック相関値Cが生成される。これらのブロック相関値は検出器に供給され、検出器は、C=8のときに、現在のブロックと期待される同期ワードとの間の整合を示すワード同期インディケータ(word sync indicator)を出力する。
米国特許第5,073,906号 米国特許第7,245,450号
"Frame synchronization techniques," R. A. Scholtz, IEEE Trans. onCommun., vol. 28, August 1980, pp. 1204-1213 R. H. Barker, "Group synchronization of binary digital systems," inCommunication Theory, W. Jackson, Ed. London. Butterworth,1953, pp. 273-287 "Optimum frame synchronization," J. L. Massey, IEEE Trans. onCommun., vol. 20, April 1972, pp. 115-119 "Some optimum and suboptimum frame synchronizers for binary data inGaussian noise," P. T. Nielsen, IEEE Trans. on Commun., vol. 21, June 1973, pp.770-772 "Frame synchronization for Gaussian channels," G. L. Lui and H. H.Tan, IEEE Trans. on Commun., vol. 35,August 1987, pp. 818-829 "Principles of Communication Engineering", J. M. Wozencraft and I. M. Jacobs, John Wiley & Sons, 1965 Standard ECMA-319, "Data interchange on 12.7 mm 384-track magnetictape cartridges − Ultrium-1 format," June 2001, pp. 48 to 56 "Synchronous Servo Channel Design for Tape Drive Systems," Cherubiniet al., Proc. 17th Annual ASME Information Storage and Processing Systems Conf.ISPS 2007, Santa Clara University, CA, June 18-19, 2007, pp. 160-162
外乱及び雑音の存在下では、テープ・ドライブの信頼性のある動作を実現する上でワード同期化動作のロバスト性が重要となることは言うまでもない。LPOS情報のリード・バック時及びLPOSワードの同期化時にエラーが発生すると、通常のドライブ・サーボ動作中に誤った位置情報が生成される恐れがある。したがって、テープ・ドライブ用の改善されたワード同期化システムを提供することが望ましい。
本発明の一態様は、テープ・ドライブ内の磁気テープから読み取られるPPM符号化サーボ・パターン読み取り信号においてNビット間隔で発生するLビット同期ワードを検出するためのワード同期化装置を提供する。前記装置は、
前記PPM符号化サーボ・パターン読み取り信号を処理して、前記サーボ・パターン内の符号化された各ビットに対応する一連のソフト出力サンプルを生成するソフト出力検出器と、
各ブロック位置において、各サンプルと前記同期ワードの対応するビットとの間の相関を示すビット相関値をそれぞれ計算し、各ビット相関値から対応するソフト出力サンプル値の所定の関数を引いた値をそれぞれ合計することにより、前記一連のソフト出力サンプル内のスライディングLサンプル・ブロックの各位置のブロック相関値を生成する同期ワード検出器と、
を備え、
前記同期ワード検出器は、前記一連のソフト出力サンプルの(N+L−1)サンプル・シーケンス内でブロック相関値が最大となるブロック位置の同期ワードを検出するように適合される。
上述した従来のLTOシステムは、ハード判定ワード同期化を実行し、それにより、ハード出力ビットから(2つの可能な値のうちの1つとして判定された値を有する)同期ワードが検出される。本発明は、このような従来技術とは異なり、(2つの可能なビット値のうちの1つにまだ解決されていない値を有する)ソフト出力サンプルに基づくソフト判定ワード同期化システムを提供する。PPM符号化サーボ・パターン読み取り信号からソフト出力サンプルを生成するソフト出力検出器が提供される。次に、同期ワード検出器は、ソフト出力サンプルのLサンプル・ブロックを既知のLビット同期ワードの対応するビットと相関付けるスライディング・ブロック相関動作を実行する。ただし、前記同期ワード検出器は、ビット相関値を単純に合計するのではなく、まず各サンプルのビット相関値からソフト出力サンプル値の関数を引き、その後結果として得られた値を合計してブロック相関値を生成するように適合される。次に、ソフト出力検出器からの(N+L−1)サンプル・シーケンス内で(即ち、Lサンプル・ブロックのN個のシーケンス位置が存在する場合)ブロック相関値が最大となるブロック位置の同期ワードが識別される。ただし、Nは、PPM符号化ビット・パターン内の同期ワード周期である。本発明の諸実施形態は、上述した従来のシステムと比較してエラー率性能の大幅な改善を実現する。このことは、動作効率を改善するだけでなく、マルチ・テラバイト・テープ・カートリッジをサポートする上で想定される高トラック密度では特に有利である。更に、現行のLTOテープ・ヘッド・アセンブリは、データ・バンド及びデータ・バンドの両側を走る2つのサーボ・バンドに及ぶ。それ故、2つの個別のサーボ・ヘッドからの情報は通常、データ・ヘッドの横方向の位置決めに利用可能である。しかしながら、サーボ・ヘッドの一方が汚れた場合又は短絡した場合は、1つのサーボ・チャネルしか利用することができなくなる。本発明を実施するワード同期化システムは、このような状況において大幅な性能の改善を実現する。全体として、本発明の諸実施形態は、従来の手法を大きく上回る性能を発揮する効率的且つ強固なワード同期化システムを提供する。
ブロック相関値の計算に使用され得る所定の関数の特定の形式については、以下で詳細に説明する。また、特に効率的な実装環境を提供する好ましい実施形態についても説明する。特に、以下の説明では、そのようなシステムにとって好ましい特定の形式のソフト出力を生成するソフト出力検出器の構成についても詳細に説明する。
本発明の第2の態様は、テープ・ドライブであって、
磁気テープ上でデータを読み書きする読み取り/書き込みヘッドと、
前記読み取り/書き込みヘッドに関連し、前記磁気テープ上のPPM符号化サーボ・パターンを読み取ってサーボ・パターン読み取り信号を生成するサーボ・リーダと、
前記サーボ・パターン読み取り信号を処理して、前記磁気テープ及び前記読み取り/書き込みヘッドの相対的な位置決めを制御するための位置情報を生成するサーボ・コントローラと、
を備え、
前記サーボ・コントローラは、本発明の第1の態様に係るワード同期化装置を含む、
テープ・ドライブを提供する。
本発明の第3の態様は、テープ・ドライブ内の磁気テープから読み取られるPPM符号化サーボ・パターン読み取り信号においてNビット間隔で発生するLビット同期ワードを検出するための方法を提供する。前記方法は、
前記PPM符号化サーボ・パターン読み取り信号を処理して、前記サーボ・パターン内の符号化された各ビットに対応する一連のソフト出力サンプルを生成するステップと、
各ブロック位置において、各サンプルと前記同期ワードの対応するビットとの間の相関を示すビット相関値をそれぞれ計算し、各ビット相関値から対応するソフト出力サンプル値の所定の関数を引いた値をそれぞれ合計することにより、前記一連のソフト出力サンプル内のスライディングLサンプル・ブロックの各位置のブロック相関値を生成するステップと、
前記一連のソフト出力サンプルの(N+L−1)サンプル・シーケンス内でブロック相関値が最大となるブロック位置の同期ワードを検出するステップと、
を含む。
一般に、本発明の一態様の実施形態に関して本明細書で説明する特徴は、本発明の別の態様の実施形態でも提供される可能性がある。
以下では例示として、添付図面を参照しながら本発明の好ましい諸実施形態について説明する。
従来のLTOテープ・ドライブで利用されるハード判定同期ワード検出器を示す図である。 本発明を実施するワード同期化システムが実施され得るテープ・ドライブの概略図である。 LPOS情報が符号化され得るサーボ・フレームを形成するサーボ・バーストのLTO規格を示す図である。 LTOサーボ・フレーム内のLPOSビットの符号化手法を示す図である。 図2のテープ・ドライブ内のワード同期化装置の概略ブロック図である。 図5の装置のソフト出力検出器の一実施形態を示す図である。 図5の装置のソフト出力検出器の別の実施形態を示す図である。 図5の装置の同期ワード検出器の一実施形態を示す図である。 図5の装置の同期ワード検出器の別の実施形態を示す図である。 従来のワード同期化システムと本発明の好ましい一実施形態のシミュレーション結果を比較したグラフである。 従来のワード同期化システムと本発明の好ましい一実施形態のシミュレーション結果を比較したグラフである。
図2は、本発明を実施するワード同期化システムに関連する重要な要素を例示するテープ・ドライブの簡略図である。テープ・ドライブ1は、磁気テープ3上でデータを読み書きする読み取り/書き込みヘッド2を有する。具体的には、読み取り/書き込みヘッド2は、磁気テープ3がテープ転送機構(図示せず)によって読み取り/書き込みヘッドを通過するように送られるときに各データ・トラック4のデータを読み書きする複数の読み取り/書き込み要素(図示せず)を有する。読み取り/書き込みヘッド2上には、各データ・トラックに隣接する専用のサーボ・バンド6に記録されたサーボ・パターンを読み取るサーボ・リーダ5が取り付けられている。動作において、サーボ・リーダ5は、サーボ・パターン読み取り信号rをサーボ・コントローラ8に出力する。(実際には、サーボ・バンド6をそれぞれ読み取り、各読み取り信号をサーボ・コントローラ8に提供する2つ以上のサーボ・リーダを読み取り/書き込みヘッド2上に設けることも可能である。これによってサーボ制御機能を提供する際のロバスト性が高まる(一方のサーボ・リーダの出力が信頼できない場合も他方のサーボ・リーダの出力に切り替えることが可能となる)。しかしながら、図示のように、サーボ・コントローラ8の動作は、単一のサーボ読み取り信号rを考慮すれば理解可能であろう。)サーボ・コントローラ8は、読み取り信号rを処理して磁気テープ3と読み取り/書き込みヘッド2の相対運動を制御するのに使用される様々な情報を導出する。特に、テープ転送制御システムで使用されるテープ速度vの推定値が生成される。読み取り/書き込みヘッド2の横方向位置は、読み取り信号のパルス間の相対タイミングから推定され、位置誤差信号(PES)が位置制御機構9に出力される。これにより、読み取り/書き込みヘッド2の横方向位置が図中の破線で示すように制御される。また、読み取り/書き込みヘッド2のテープに沿った絶対位置を判別するために、サーボ・パターン内の符号化された長手方向位置(LPOS)情報がサーボ・コントローラ8によって抽出される。このLPOS情報は、図3及び図4を参照して以下で説明するように、LTOサーボ・パターン規格に従って記録される。
図3は、LTOサーボ・パターンの200μm周期1つ分に対応するLTOサーボ・フレームを示す。LTOサーボ・フレームは、A、B、C、Dで標示される4つのサーボ・バーストで構成される。Aバースト及びBバーストは5つのサーボ・ストライプを有し、Cバースト及びDバーストは4つのストライプを有する。サーボ・ストライプは、互いに2.1μm離れ、±π/30ラジアン(6度)の方位角で書き込まれる2つの磁化転移で構成される。サーボ・バースト内のサーボ・ストライプは、互いに5μmの距離だけ離間される。サーボ・フレームのAバースト及びBバースト内の2番目と4番目のサーボ・ストライプの各位置は、サーボ・フレーム内のLPOS情報の1ビットを符号化するために変調される。サーボ・ストライプ位置のシフトは、±0.25μmである。図4は、Aバースト及びBバーストを収容するサブフレーム1と、Cバースト及びDバーストを収容するサブフレーム2とで構成されるLTOサーボ・フレーム内の1つのLPOSビットを符号化する様子を示す。図4の上側セクションは、「1」の符号化を示しており、この符号化は、Aバースト及びBバーストにおいてそれぞれ2番目と4番目のサーボ・ストライプを中心ストライプから外側にシフトさせることによって行われる。図4の下側セクションは、「0」の符号化を示しており、この符号化は、Aバースト及びBバーストにおいてそれぞれ2番目と4番目のサーボ・ストライプを中心ストライプに向かって内側にシフトさせることによって行われる。それ故、これらのサーボ・フレームのリード・バック信号は、2つのLPOSビット値を表すPPM符号化信号s(t)及びs(t)となる。
LTOにおいて、LPOS情報は、7.2mmのテープ長に対応する36サーボ・フレームで構成されるLPOSワード内に収容される。各36ビットLPOSワードは、先頭に固定の8ビット同期ワードが置かれ、続いて24ビットのLPOS情報、最後に4ビットの製造シンボルが置かれる。LPOS情報は、テープ上の絶対長手方向アドレスを指定する。固定の8ビット同期ワード・パターンは「10000000」であり、この場合はシンボル「1」が最初に書き込まれる。それ故、LTOサーボ・バンド内の同期ワードは、LPOSデータ・ストリームに周期的に埋め込まれ、8ビット同期ワードは、36ビットLPOSワードのテープ長に対応する7.2mm毎に反復される。2つの連続するLPOSワードのLPOS値は、1だけ異なる。したがって、テープ・ドライブ1は、読み取り/書き込みヘッド2を、7.2mmの長手方向分解能で磁気テープ3に向かって所与のLPOSに位置決めすることができる。しかしながら、このような位置決めを行うには、まず、サーボ・コントローラ8によってサーボ・パターン読み取り信号からLPOS情報を抽出しなければならない。このため、ワード同期化においてPPM符号化読み取り信号r内の8ビットLPOS同期ワードを検出する必要がある。それ故、サーボ・コントローラ8は、同期ワード検出を行うためのワード同期化装置を含む。以下、このワード同期化装置の好ましい諸実施形態について説明する。これらの実施形態は、ワード同期化をPPM符号化LPOSビットのソフト出力検出に基づいて実行する。好ましい諸実施形態の詳細な説明を行う前に、それらの実施形態の基礎となる以下の理論的解析について検討することが有用である。
まず、加法性白色ガウス雑音(AWGN)の存在下でバイナリ変調信号のソフト出力(ソフト判定)を生成する手順について説明する。2つの信号s(t)及びs(t)は、それぞれLPOSビット値0及び1を表すものとし、これらのパルス位置は、上述したようにLPOSビット値に応じて変調されるものとする。いずれの信号も間隔(0,T)において最大T秒と等しい時間間隔の間非ゼロとなり、同じエネルギーを有すると仮定する。即ち、
Figure 0005295366
LPOSシンボル・ストリームは、次式によって表すことができる。
Figure 0005295366

上式で、aは、互いに独立で同一の分布に従う0又は1の値をとるバイナリ・データ・ビットのストリームである。以下、双極LPOSシンボルをb=2a−1で示し、再生信号は、加法性白色ガウス雑音モデルを使用して次式によって特徴付けられる。
r(t)=q(t)+n(t)
上式で、加法性雑音過程の片側スペクトル密度(one-sided spectral density)n(t)は平坦であり、Nによって与えられる。
受信バイナリ変調信号の検出器は、インパルス応答g(t)(ただし、0≦t≦T)と、その後サンプラからT秒毎に提供されるサンプルと、によって特徴付けられる線形フィルタであると仮定する。以下、このタイプの検出器をタイプ1検出器と呼ぶ。タイプ1検出器のソフト出力、即ちt=kTにおけるサンプリング値は、次式によって特徴付けることができる。
Figure 0005295366

上式で、
Figure 0005295366

n(t)はガウス過程であるので、xはガウス確率変数となる。以下、
Figure 0005295366

(以下、「x 」と記載する)は、ビット間隔中にs(t)が記録されるときのサンプル値を示し、
Figure 0005295366

(以下、「x 」と記載する)は、ビット間隔中にs(t)が記録されるときのサンプル値を示す。サンプルx 及びx の平均値は、次式によって与えられる。
Figure 0005295366

Figure 0005295366

上式で、Eは期待値演算子である。検出器フィルタの出力におけるサンプルxの標準偏差は、どのような信号が記録されたかに関わらず、次式によって与えられる。
Figure 0005295366

上式で、G(f)は、g(t)のフーリエ変換であり、標準偏差σは、パーセバルの定理(Parseval’s theorem)を使用してインパルス応答g(t)の関数として表現されている。
ビットaが同様に確からしく、且つm>mと仮定すると、(先に引用した“Principles of Communication Engineering”で論じられているように)最尤検出器の判定ルールは以下のようになる。
Figure 0005295366

上式で、
Figure 0005295366

は、記録ビットの最尤推定から得られる検出器出力におけるハード判定である。閾値検査を実行して記録ビットの値を判別する最尤検出器は、検出ビットの平均エラー率を最小化する。実際に、最尤検出器の出力における平均ビット・エラー率Pは、次式のようになる。
Figure 0005295366

上式で、
Figure 0005295366
最尤検出器の出力における平均ビット・エラー率Pは、パラメータ|m−m|/2σが最大となるときに最小化される。シュワルツの不等式を使用すると、|m−m|/2σは、
g(t)=c(s(T−t)−s(T−t)),0≦t≦T
のときに最大となる。上式で、cは任意の定数である。
以下、
Figure 0005295366

と仮定する。ただし、
Figure 0005295366

この場合、
Figure 0005295366

且つ
Figure 0005295366

ここで、雑音の存在下における検出器からのソフト出力は、次式のように表すことができる。
Figure 0005295366

更に、検出閾値はゼロ、即ち(m+m)/2=0であり、最尤検出器の出力における平均LPOSビット・エラー率Pは、
Figure 0005295366

となる。
受信バイナリ変調信号用の代替的なタイプ2検出器のソフト出力は、次式によって特徴付けることができる。
Figure 0005295366

上式で、
Figure 0005295366

タイプ1検出器及びタイプ2検出器は同じソフト出力を有すること、即ち、タイプ1ソフト出力xはすべてのkに関してタイプ2ソフト出力yと同一になることが容易に理解されるだろう。
上記の分析では、加法性白色ガウス雑音の存在下におけるバイナリ変調信号のソフト出力検出について検討した。以下では、生成されるソフト出力を使用した最適ソフト判定LPOSワード同期化について検討する。
前セクションで説明した検出器から取得されるN個のソフト出力(x,x,...,xN−1)で構成されるブロックについて検討する。前セクションの分析から、ソフト出力は、信号項と雑音項の和、即ちx=m+nとして表すことができる。ただし、データ・パターンに関しては
Figure 0005295366

であり、同期パターンに関しては
Figure 0005295366

である。この場合、Pは、+1又は−1の値をとる双極同期シンボルであり、nは、以下の標準偏差を有する独立したガウス雑音サンプルである。
Figure 0005295366

検出されるソフト出力ブロックは、L個の同期ワード・ビット及び(N−L)個のランダム・バイナリ・データ・ビットに対応する。上述のLTOでは、N=36、L=8であり、LPOS同期ワードは、P=1、P=−1(i=1,...,7)によって定義される。更に、LPOSワード内の28ビット・バイナリ・データ・シーケンスは、7つの14進(14-ary)シンボルで構成され、各14進シンボルは、指定の1対1マッピングを使用して4つのビットに符号化される。ここで、LPOSデータ・ビット・シーケンスは、互いに独立で同一の分布に従う等しい確率の2進数のシーケンスとしてモデル化される。この仮定は、単純な最適LPOSワード同期化アルゴリズムの導出を可能にするとともに、14進数LPOSシンボルが当初未知であることから妥当と認められる。
先に引用した混合ベイズ規則(mixed Bayes’ rule)に基づくJ. L. Masseyの論文に記載の手法に基づけば、サーボ・チャネル内のLPOSデータ・ストリームに周期的に埋め込まれるLPOS同期ワードが正しく位置決めされる確率を最大化する最適LPOSワード同期化アルゴリズムが導出される。長さN+L−1=43サンプルのソフト出力(x,xk+1,...,xk+42)のブロックが検出された場合、最良のLPOS同期ワード位置を推定するアルゴリズムは、LPOS同期ワード位置lが、統計量
Figure 0005295366

を最大化するn(ただし、0≦n<36)の値をとるように選択する。上式で、
Figure 0005295366

であり、信号対雑音比SNRは、次式によって与えられる。
Figure 0005295366
上記のワード同期化アルゴリズムは、スライディング・ブロック操作ならびに明確に定義された統計量の最大化の結果として最良のLPOS同期ワード位置lが選択されることから、スライディング・ブロック・タイプのアルゴリズムといえる。この統計量は、ソフト相関項と、8ビットLPOS同期ワードが周期的に埋め込まれるランダム・データの影響を表す第2項との和として記述することができる。この統計量は、サーボ・チャネル内のLPOS検出に関するSNRに依存することに留意していただきたい。しかしながら、SNRが大きい場合は、関数h(x)をSNRに依存しない|x|によって近似することができる。この近似により、最良のLPOS同期ワードを選択するための統計の実装をずっと単純なものにすることができる。この場合、最良のLPOS同期ワード位置を判別するルールは、以下の統計量の最大化に単純化される。
Figure 0005295366

上式で、最後の合計は、添え字集合N={i|0≦i≦7、pk+i+n<0}全体の合計である。換言すると、最良のLPOS同期ワード位置を判別するルールは、負の相関項の和の最小化に単純化される。即ち、
Figure 0005295366
これまで論じてきた最適ソフト判定LPOSワード同期化アルゴリズムの導出では、信号s(t)及びs(t)が時間間隔(0,T)において最大T秒間非ゼロになると仮定した。長手方向の記録では、これらの信号をいくつかの狭いパルスの重ね合わせとしてモデル化することができる。具体的には、LPOS検出の場合は、位置変調された4つのサーボ・ストライプに対する応答の結果8つのパルスが重ね合わされ、それによって信号s(t)及びs(t)が得られる。以下の手法では、信号s(t)及びs(t)のサポートが(0,T)からリール線全体に延長される。(数学的に言うと、関数f(.)のサポートは関数がゼロでない点の集合である。)これまで論じてきたLPOSワード同期化アルゴリズムは、信号s(t)及びs(t)の大部分のエネルギーが間隔(0,T)に存在する、即ち、
Figure 0005295366

である限り、問題なく機能することは言うまでもない。LTOでは、最小遷移距離がたった2.1μmであり、この距離はテープ上の時間間隔Tに対応するLTOサーボ・フレーム長にあたる200μmよりずっと小さいので、上記の仮定は妥当と認められる。
特に有利な一手法では、最小化すべき統計量の畳込み積分が和によって近似され、この和における非有意な項は取り除かれる。これにより、デジタル・ロジックによるLPOSワード同期化アルゴリズムの非常に単純且つ強固な実装が実現される。この場合、統計量
Figure 0005295366

は、統計量
Figure 0005295366

による乗法定数(multiplicative constant)まで近似することができる。上式で、Jは添え字集合である。また、
Figure 0005295366

テープ速度vについて、変調信号サンプル
Figure 0005295366

(以下、「sティルド 」と記載する)及び
Figure 0005295366

(以下、「sティルド 」と記載する)、ならびに受信サンプル
Figure 0005295366

(以下、「rティルド」と記載する)は、互いの距離がT=200μm/vよりもずっと近くなるように、即ちT’<<Tとなるように離間される。例えば、1/T’のレートはサーボ信号の両側帯域幅よりも大きく、その結果、サンプリング定理で必要とされる情報を損失することなく受信信号をそれ自体のサンプルrティルドから確実に再構築することが可能となるので、T’=0.25μm/vの間隔は、LTOサーボ信号にとって良い選択肢である。更に単純な例では、近似統計量におけるごく少数の項が和に有意に寄与することが認められ、この場合、統計量は、添え字jの部分集合J’⊆Jの総和を求めることによって効率的に計算することができる。即ち、最小化すべき統計量は、以下のようになる。
Figure 0005295366
先に定義したタイプ2検出器の場合では、最小化すべき統計量は以下のようになる。
Figure 0005295366

この場合も、有利なことに、効率的且つ強固なソフト判定LPOSワード同期化アルゴリズムの実装を実現するために、統計量の積分を和によって近似し、この和における非有意な項を取り除くことができる。この結果得られる最小化すべき統計量は、以下によって与えられる。
Figure 0005295366
以下では図5乃至図9を参照して、上記の分析に基づくワード同期化装置の好ましい諸実施形態について説明する。図5のブロック図は、図2のテープ・ドライブのサーボ・コントローラ8で使用されるワード同期化装置10の一般的な形態を示す。ワード同期化装置10は、ソフト出力検出器11と、同期ワード検出器12と、を備える。ソフト出力検出器11は、信号サンプル・ジェネレータ13と、ソフト出力ジェネレータ14と、を備える。簡潔に言うと、信号サンプル・ジェネレータ13は、サーボ・リーダ5(図2)から連続時間読み取り信号rを受信し、各符号化LPOSビット周期Tに対応する補間信号サンプル集合rティルドを生成する。ソフト出力ジェネレータ14は、補間サンプルrティルドを処理して符号化LPOSビットに対応するソフト出力サンプルuを生成する。一連のソフト出力サンプルuk−1,u,uk+1等が同期ワード検出器12に供給され、同期ワード検出器12は、以下で詳述するようにサンプル・ストリーム内の同期ワードを検出し、同期ワードが検出されたときはフレーム同期インディケータ信号(frame sync indicator signal)を出力するように動作する。
図6には、図5のソフト出力検出器11として使用されるソフト出力検出器の好ましい一実施形態がより詳細に示されている。本実施形態のソフト出力検出器11aは、図6に構造が詳細に示される信号サンプル・ジェネレータ13と、ソフト出力ジェネレータ14aと、備える。信号サンプル・ジェネレータ13は、サンプラ(A/D)15と、バースト補間器16と、タイミング基準生成回路(timing basis generation circuit)17と、を備える。動作において、サンプラ15は、読み取り信号rを固定サンプリング周波数でサンプリングし、その結果得られるサンプルは、バースト補間器16に供給される。バースト補間器は、サーボ・パターン読み取り信号内のサーボ・フレーム・バーストの固定周波数サンプルの補間を行って、タイミング基準生成回路17によって決定されるタイミングに対応する信号サンプルrティルドを生成するように動作する。これらのタイミングは、サンプルrティルドが単位テープ長毎に固定レートで生成されるように決定される。バースト補間器16及びタイミング基準生成回路17は、先に引用した本出願人の米国特許第7,245,450号及びCherubini et al.で詳しく説明されるように実装可能である。ここでの重要な点は、サンプルrティルドが、単位テープ長毎のサンプルで定義される、テープ速度と独立した所定の固定レートで取得されることである。それ故、補間器の出力におけるサーボ・チャネル信号の分解能は、補間器の出力におけるサンプル間の最小距離であるステップ補間距離Δxによって決定される。ランプ・アップ中及びランプ・ダウン中、ならびに最大速度vmaxまでの任意の一定のテープ速度に関して、信頼性のあるLPOS検出を達成することが可能となる。サンプラ15の入力におけるPPMサーボ信号の片側帯域幅が非変調サーボ信号のスペクトルの主ローブ幅の2倍、即ちW=2vmax/L(Lは磁化転移間の最小距離)と仮定すると、サンプラ15のサンプリング・レートfの近似下限は、サンプリング定理から次式のように与えられる。
Figure 0005295366

このようなサンプリング・レートfの選択肢により、エイリアシング効果が無視できるようになる。したがって、バースト補間器16の出力におけるステップ補間距離Δxの近似上限は、Δx≦L/4となる。例えば、LTOで指定されるように、L=2.1μmとすると、ステップ補間距離の限界は、Δx≦0.525μmとなる。
結果として得られる補間信号サンプル集合rティルドは、ソフト出力ジェネレータ14aに供給される。ソフト出力ジェネレータ14aは、図示のように接続された乗算器18a、18bと、加算回路19a、19b、20と、を備える。動作において、補間サンプルrティルドは、2つの乗算器18a、18bの第1の入力に供給される。乗算器18a、18bの他の入力は、サーボ・パターン内の符号化されたビット値0及び1をそれぞれ表すPPM符号化信号s(t)及びs(t)のサンプルsティルド 及びsティルド を受信する。サンプル集合sティルド 及びsティルド は、対応する補間サンプルrティルドのサンプル・タイミングに対応するサンプル・タイミングで得られ、既知の基準信号s(t)及びs(t)に関して事前に生成され得る。サンプルrティルドが乗算器18a、18bを介してクロック制御されるとともに、乗算の出力がそれぞれ加算回路19a、19bに供給される。これらの加算回路は、添え字集合J(ただし、j∈J)全体の入力を合計する。Jの入力毎に、リセット信号は、加算回路19a及び19bから加算回路20に入力される現在の合計値をクロック制御し、それらの合計値をゼロにリセットする。加算回路20は、加算回路19bの出力から加算回路19aの出力を引いて現在のソフト出力サンプルuを生成する。
本実施形態のソフト出力ジェネレータ14aは、信号r∈Jを処理して以下の形式のソフト出力サンプルuを生成することが分かるだろう。
Figure 0005295366

この場合、上式の比例定数は1である。本実施形態の更に単純な例では、加算回路19a及び19bにおける合計は、最も有意な項のみを対象とする、即ち、先の分析で論じた添え字集合Jの部分集合J’を対象とすることができる。例えば、ステップ補間距離をΔx=100nm、サーボ・フレーム長を200μmと仮定した場合に、集合Jのサイズの典型的な値が|J|=2000=200μm/100nmによって与えられるときは、|J’|=16項の部分集合J’のみの合計を求めることができる。その理由は、すべてのダイビット応答(サーボ・ストライプに対応するリード・バック・サーボ信号)が4つのサンプル(ダイビット応答の正のパルスに関する2つのサンプルと、ダイビット応答の負のパルスに関する2つのサンプル)によって表現可能であり、したがって、合計における16個の項だけを使用して、サーボ・フレーム内のそれぞれの位置が変調される(図4参照)4つのダイビット(サーボ・フレーム毎の4つのPPM変調サーボ・ストライプに対応するリード・バック・サーボ信号)を特徴付けることができるからである。それ故、ソフト出力ジェネレータ14aのソフト出力uは、先の分析で論じたタイプ1ソフト出力xをスケーリング係数まで近似することが分かるだろう。
図7には、図5の装置で使用されるソフト出力検出器の好ましい一代替実施形態が示されている。本実施形態のソフト出力検出器11bは、図6に関して上述した信号サンプル・ジェネレータ13と、代替的なソフト出力ジェネレータ14bと、を備える。ソフト出力ジェネレータ14bは、ソフト出力ジェネレータ14aと同様の構成要素を含むため、以下では重要な差異だけ説明する。特に、ソフト出力ジェネレータ14bでは、図示のように、乗算器18a、18bが加算器22a、22b及び後続の2乗回路23a、23bによって置き換えられる。各補間入力サンプルrティルドについて、2乗回路23aの出力は、
Figure 0005295366

となる。同様に、2乗回路23bの出力は、
Figure 0005295366

となる。これらの出力は、加算回路24a、24bによって添え字集合J全体で合計され、その結果得られる和は、それぞれ加算回路25の各入力に供給される。加算回路25は、上側の入力から下側の入力を引いてソフト出力サンプルuを生成する。このソフト出力ジェネレータ14bは、信号r∈Jを処理して以下の形式のソフト出力サンプルuを生成することが分かるだろう。
Figure 0005295366

この場合、上式の比例定数は1である。しかしながら、前述したように、加算回路24a、24bにおける合計は、J’の最も有意な項のみを対象とすることができる。それ故、ソフト出力ジェネレータ14bのソフト出力uは、先の分析で論じたタイプ2ソフト出力yをスケーリング係数まで近似することが分かるだろう。
図8は、図5の装置で使用される同期ワード検出器の第1の実施形態を示す。本実施形態の同期ワード検出器12aは、それぞれの入力/出力が図示のように各乗算器に接続された7つの遅延素子Dを有する。上述のソフト出力検出器11によって生成される一連のソフト出力サンプルuは、これらの遅延素子を介して、8つのサンプルのスライディング・ブロックが乗算器の入力に供給されるようにクロック制御される。これらの乗算器の他の入力は、図示のように既知の同期ワード・ビットp,p,...,p(ただし、p=1、p=−1(i=1,...,7))を受信する。それ故、各乗算器の出力は、現在のブロックの8つのソフト・サンプルのうちの1つと、対応する同期ワード・ビットとの間の相関を示すビット相関値となる。各ビット相関値は、各加算器の一方の入力に供給される。各加算器の他方の入力に関連するソフト出力値の所定の関数hが供給されると、ビット相関値から関数hが引かれる。次に、8つのすべての加算器から結果として得られた各値が加算器30において合計され、それによってソフト出力サンプル・ストリーム内の現在のブロック位置に関するブロック相関値Rが生成される。ブロック相関値Rは、最大相関検出器31に出力される。最大相関検出器31は、ソフト出力検出器からの(N+L−1)=36+8−1=43サンプル・シーケンス内でブロック相関値Rが最大となるブロック位置を検出する。即ち、最大相関検出器31は、N=36ブロック位置のシーケンスにおいて値Rが最大となる位置n=l(0≦n<N=36)を識別する。最大相関検出器31の出力は、識別されたlの値を示すフレーム同期信号である。
同期ワード検出器の本実施形態では、所定の関数h(u)は、次式によって与えられる。
Figure 0005295366

上式で、E
Figure 0005295366

及びSNRは、先の分析で定義したとおりである。それ故、Eは、PPM符号化信号s(t)及びs(t)のエネルギーであり、
Figure 0005295366

であり、信号対雑音比SNRは、
Figure 0005295366

である。上式で、Nは、サーボ・チャネル内の雑音過程の片側スペクトル密度である。同期ワード検出器12aの効果は、ソフト出力サンプル・ストリーム内の統計量が最大となる位置でフレーム同期化の実現が示されることであることが分かるだろう。
Figure 0005295366
同期ワード検出器12の好ましい一実装環境では、所定の関数hが単純化され、具体的にはサーボ・チャネルのSNRに依存しなくなる。図9には、好ましい同期ワード検出器12bが示されている。図9は全体として図8に対応し、同様の要素は同様の符号で示される。以下では重要な差異だけ説明する。具体的には、関数h(u)は、ソフト出力サンプル値の絶対値(modulus)|h(u)|となる。したがって、本実施形態において、フレーム同期化は、ソフト出力サンプル・ストリーム内の統計量が最大となる位置で示される。
Figure 0005295366
連続時間PPM符号化LTOサーボ信号のソフト出力検出に基づく上述のワード同期化装置は、テープ・ドライブにおけるワード同期化システムの単純且つ効率的且つ強固な実装環境を提供する。更に、本明細書で提案する装置は、従来のLPOSワード同期化技法を大きく上回る性能を発揮することがシミュレーション結果から証明されている。具体的には、LPOS検出のソフト判定を生成するサーボ・チャネルのシミュレーションは、従来の手法と比較したロバスト性を評価するために加法性白色ガウス雑音の存在下で実行した。図10は、理想的なタイミング・リカバリの結果を示している。従来のハード判定相関器に対応する曲線は、図1に示したハードLPOS判定と、米国特許第7,245,450号に記載の従来のハード判定LPOSワード同期化システムとを利用して取得されたものである。ソフト判定相関器の曲線は、図6のソフト出力検出器と、図9の同期ワード検出器とを利用して取得されたものである。これらの結果から、本発明を実施するワード同期化装置は、同期検出エラー率が10−2のとき、従来のハード判定システムよりも約9dBロバスト性が高いことが証明される。より低い同期検出エラー率では、本発明を実施するワード同期化装置によって提供される利得が9dBよりも大きくなることに留意していただきたい。更に、図11は、実際の非理想的なタイミング・リカバリ・スキームのシミュレーション結果を示している。本発明を実施するワード同期化装置に対応する曲線は、本例ではフレーム同期エラーが観察されなかったため描かれていない。
言うまでもなく、本明細書に記載される例示的な諸実施形態には、本発明の範囲から逸脱しない限り様々な変更及び修正を施すことができることが理解されるだろう。例えば、上記では特に諸実施形態の動作をLTOサーボ・パターンに関して説明してきたが、本発明は、他のPPM符号化サーボ・パターンにも適用可能であることは言うまでもない。

Claims (11)

  1. テープ・ドライブ内の磁気テープから読み取られるPPM符号化サーボ・パターン読み取り信号においてNビット間隔で発生するLビット同期ワードを検出するためのワード同期化装置であって、
    前記PPM符号化サーボ・パターン読み取り信号を処理して、前記サーボ・パターン内の符号化された各ビットに対応する一連のソフト出力サンプルを生成するソフト出力検出器と、
    各ブロック位置において、各サンプルと前記同期ワードの対応するビットとの間の相関を示すビット相関値をそれぞれ計算し、各ビット相関値から対応するソフト出力サンプル値の所定の関数を引いた値をそれぞれ合計することにより、前記一連のソフト出力サンプル内のスライディングLサンプル・ブロックの各位置のブロック相関値を生成する同期ワード検出器と、を備え、
    前記所定の関数は、次式によって定義される関数h(u)を含み、
    Figure 0005295366
    上式で、uは、前記ソフト出力サンプル値であり、
    Esは、前記サーボ・パターン内の符号化された各ビット値をそれぞれ表すPPM符号化信号s (t)及びs (t)のエネルギーであり、
    Figure 0005295366
    であり、上式で、Tは、符号化ビット周期であり、
    SNRは、前記読み取り信号の信号対雑音比であり、
    前記同期ワード検出器は、前記一連のソフト出力サンプルの(N+L−1)サンプル・シーケンス内でブロック相関値が最大となるブロック位置の同期ワードを検出するように適合される、
    ワード同期化装置。
  2. 前記ソフト出力検出器は、
    符号化ビット周期Tの間の前記サーボ・パターン読み取り信号の信号サンプル集合r∈J(ただし、Jは添え字集合)を生成する信号サンプル・ジェネレータと、
    前記信号サンプルr∈Jから以下の形式のソフト出力サンプルuを生成するソフト出力ジェネレータと、
    を備え、
    Figure 0005295366
    ここで、s 及びs は、それぞれ前記サーボ・パターン内の符号化された各ビット値を表し、関連する信号サンプルrに対応するサンプル・タイミングで得られるPPM符号化信号のサンプルであり、合計は、少なくとも前記添え字集合Jの部分集合全体の合計である、
    請求項1に記載の装置。
  3. 前記ソフト出力検出器は、
    符号化ビット周期Tの間の前記サーボ・パターン読み取り信号の信号サンプル集合r∈J(ただし、Jは添え字集合)を生成する信号サンプル・ジェネレータと、
    前記信号サンプルr∈Jから以下の形式のソフト出力サンプルuを生成するソフト出力ジェネレータと、
    を備え、
    Figure 0005295366
    ここで、s 及びs は、それぞれ前記サーボ・パターン内の符号化された各ビット値を表し、関連する信号サンプルrに対応するサンプル・タイミングで得られるPPM符号化信号のサンプルであり、合計は、少なくとも前記添え字集合Jの部分集合全体の合計である、
    請求項1又は2に記載の装置。
  4. 前記合計は、前記添え字集合J全体の合計である、請求項2又は3に記載の装置。
  5. 前記信号サンプル・ジェネレータは、前記読み取り信号を固定サンプリング周波数でサンプリングするサンプラと、前記固定周波数のサンプルの補間を行って前記信号サンプルr∈Jを単位テープ長毎に固定レートで生成する補間器と、を備える、請求項2乃至4のいずれか一項に記載の装置。
  6. TBSサーボ・パターン読み取り信号を処理してPPM符号化LPOS同期ワードを検出するように適合された、前記請求項のいずれか一項に記載の装置。
  7. テープ・ドライブであって、
    磁気テープ上でデータを読み書きする読み取り/書き込みヘッドと、
    前記読み取り/書き込みヘッドに関連し、前記磁気テープ上のPPM符号化サーボ・パターンを読み取ってサーボ・パターン読み取り信号を生成するサーボ・リーダと、
    前記サーボ・パターン読み取り信号を処理して、前記磁気テープ及び前記読み取り/書き込みヘッドの相対的な位置決めを制御するための位置情報を生成するサーボ・コントローラと、を備え、
    前記サーボ・コントローラは、前記請求項のいずれか一項に記載のワード同期化装置を含む、
    テープ・ドライブ。
  8. テープ・ドライブ内の磁気テープから読み取られるPPM符号化サーボ・パターン読み取り信号においてNビット間隔で発生するLビット同期ワードを検出するための方法であって、
    前記PPM符号化サーボ・パターン読み取り信号を処理して、前記サーボ・パターン内の符号化された各ビットに対応する一連のソフト出力サンプルを生成するステップと、
    各ブロック位置において、各サンプルと前記同期ワードの対応するビットとの間の相関を示すビット相関値をそれぞれ計算し、各ビット相関値から対応するソフト出力サンプル値の所定の関数を引いた値をそれぞれ合計することにより、前記一連のソフト出力サンプル内のスライディングLサンプル・ブロックの各位置のブロック相関値を生成するステップと、
    前記一連のソフト出力サンプルの(N+L−1)サンプル・シーケンス内でブロック相関値が最大となるブロック位置の同期ワードを検出するステップとを含み、
    前記所定の関数は、次式によって定義される関数h(u)を含み、
    Figure 0005295366
    上式で、uは、前記ソフト出力サンプル値であり、
    Esは、前記サーボ・パターン内の符号化された各ビット値をそれぞれ表すPPM符号化信号s (t)及びs (t)のエネルギーであり、
    Figure 0005295366
    であり、上式で、Tは、符号化ビット周期であり、
    SNRは、前記読み取り信号の信号対雑音比である、
    方法。
  9. 符号化ビット周期Tの間の前記サーボ・パターン読み取り信号の信号サンプル集合r∈J(ただし、Jは添え字集合)を生成し、
    前記信号サンプルr∈Jから以下の形式のソフト出力サンプルuを生成する
    ことによって前記ソフト出力サンプルを生成するステップを含み、
    Figure 0005295366
    ここで、s 及びs は、それぞれ前記サーボ・パターン内の符号化された各ビット値を表し、関連する信号サンプルrに対応するサンプル・タイミングで得られるPPM符号化信号のサンプルであり、合計は、少なくとも前記添え字集合Jの部分集合全体の合計である、
    請求項に記載の方法。
  10. 符号化ビット周期Tの間の前記サーボ・パターン読み取り信号の信号サンプル集合r∈J(ただし、Jは添え字集合)を生成し、
    前記信号サンプルr∈Jから以下の形式のソフト出力サンプルuを生成する
    ことによって前記ソフト出力サンプルを生成するステップを含み、
    Figure 0005295366
    ここで、s 及びs は、それぞれ前記サーボ・パターン内の符号化された各ビット値を表し、関連する信号サンプルrに対応するサンプル・タイミングで得られるPPM符号化信号のサンプルであり、合計は、少なくとも前記添え字集合Jの部分集合全体の合計である、
    請求項に記載の方法。
  11. 前記読み取り信号を固定サンプリング周波数でサンプリングし、前記固定周波数のサンプルの補間を行って前記信号サンプルr∈Jを単位テープ長毎に固定レートで生成することによって前記信号サンプルを生成するステップを含む、請求項9又は10に記載の方法。
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