JP5293510B2 - インクジェット記録用紙 - Google Patents
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Description
(2)前記インク溶媒吸収遅延層の接着剤がラテックスであり、ラテックスとスメクタイト系粘土鉱物の配合割合がラテックス100質量部に対して、スメクタイト系粘土鉱物5〜200質量部である(1)に記載のインクジェット記録用紙。
(3)インク溶媒吸収遅延層のスメクタイト系粘土鉱物が、ベントナイトである(1)又は(2)に記載のインクジェット記録用紙。
(4)インク溶媒吸収遅延層のラテックスが、スチレン−ブタジエン共重合体ラテックスである(1)〜(3)のいずれか1項に記載のインクジェット記録用紙。
(5)前記インク溶媒吸収遅延層の塗工量が0.5〜10g/m2である(1)〜(4)のいずれか1項に記載のインクジェット記録用紙。
(7)インクジェット記録方式による印字1分後の基材の伸びが印字前と比較して0.1%以下である事を特徴とする(1)〜(6)のいずれか1項に記載のインクジェット記録用紙。
(紙支持体)
本発明のインクジェット記録用紙の支持体としては、上質紙、アート紙、コート紙、キャスト塗被紙、箔紙、クラフト紙、バライタ紙、含浸紙、蒸着紙、水溶性紙等の紙支持体が適宜使用される。
木材パルプは、各種化学パルプ、機械パルプ、再生パルプ等を使用することができ、これらのパルプは、紙力、抄紙適性等を調整するために、叩解機により叩解度を調整できる。パルプの叩解度(フリーネス)は特に限定しないが、一般に250〜550ml(CSF:JIS P8121)程度である。紙支持体の平滑性を高めるためには叩解度を進めるほうが望ましいが、用紙に記録した場合にインク中の水分によって起こる用紙のボコツキや記録画像のにじみは、叩解を進めないほうが良好な結果を得る場合が多い。従って、フリーネスは300〜500ml程度が好ましい。
紙支持体中の填料の含有率(灰分)は1〜20質量%程度が好ましく、多すぎると紙力が低下するおそれがある。逆に少ないと紙支持体の透気性が悪くなるので、好ましい填料の含有率は7〜20質量%である。この範囲にすると、平滑度、透気度、紙力のバランスがとれているので、結果として平滑感が優れたインクジェット記録用紙が得られ易くなる。
基材の坪量は、特に限定されないが、20〜400g/m2程度である。特に印刷用途には50〜250g/m2の範囲が好ましい。60〜200g/m2の範囲が最も好ましい。
本発明のインクジェット記録用紙では、紙支持体上に、スメクタイト系粘土鉱物を含有するインク溶媒吸収遅延層を設ける。
インク溶媒吸収遅延層には、インク溶媒を吸収して保持する役割としてスメクタイト系粘土鉱物を含有する。スメクタイト系粘土鉱物には、ベントナイト、バイデライト、ヘクトライト、サポナイト、スチブンサイト、ソーコナイト、ノントロナイト等が挙げられる。中でも、膨潤性や分散性の点からモンモリロナイトを主成分とするベントナイトが特に好ましい。スメクタイトの代表的な粘土鉱物であるモンモリロナイトは、2枚の四面体シートと1枚の八面体シートからなる3層を基本とした層状構造を形成しており、モンモリロナイト単位層表面の負電荷と層間陽イオンとの結合力は、層間陽イオンと水分子の相互作用エネルギーより弱いため、層間陽イオンが水分子を引き寄せる力により層間が押し広げられるため、インク溶媒の主成分である水を吸収、保持しやすいと推測される。
インク溶媒吸収遅延層には、塗膜強度の向上の役割で接着剤を含有することが好ましい。接着剤としては、スチレン−ブタジエン共重合体、メチルメタクリレート−ブタジエン共重合体等の共役ジエン系共重合体ラテックス、アクリル酸エステル及びメタクリル酸エステルの重合体又は共重合体等のアクリル系重合体ラテックス、エチレン−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体等のビニル系重合体ラテックス、或はこれら各種重合体のカルボキシ基等の官能基含有単量体による官能基変性重合体ラテックス、ポリウレタン樹脂系ラテックスなどが挙げられるが、耐水性が良好で、折割れによる塗工層の亀裂が生じにくいためにスチレン−ブタジエン共重合体ラテックス(SBR)が好適である。
インク溶媒吸収遅延層には、接着剤として、前記ラテックス以外に、本発明の効果を阻害しない範囲で、従来の塗工紙に用いられる公知のバインダーを用いることができる。カチオン性澱粉、両性澱粉、酸化澱粉、酵素変性澱粉、熱化学変性澱粉、エステル化澱粉、エーテル化澱粉などの澱粉類、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等のセルロース誘導体、ゼラチン、カゼイン、大豆蛋白、天然ゴム、ポリビニルアルコール等の水溶性高分子等が例示できる。これらの中から目的に応じて1種あるいは2種以上が適宜選択して使用される。
本発明のスメクタイト系粘土鉱物以外に併用できる顔料としては、インクジェット記録用紙用として公知の顔料、例えば、カオリン、シリカ、コロイダルシリカ、二酸化チタン、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、アルミナ、サチンホワイト、珪酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、雲母類、各種板状顔料類、スチレン系プラスチックピグメント、アクリル系プラスチックピグメント、スチレン−アクリル系プラスチックピグメント、尿素樹脂系プラスチックピグメント、塩化ビニル、ポリウレタン、アクリル、酢酸ビニル、ポリカーボネート、ナイロン、及びこれらの共重合体の有機高分子微粒子等が挙げられ、印字後のコックリング抑制効果、又は、印字適性を害さない範囲で、2種以上の顔料を併用しても良い。
本発明のインクジェット記録用紙におけるインク受容層は、吸油量200〜400ml/100gの無定形シリカとバインダーを、無定形シリカ100質量部に対して、バインダー5〜50質量部の範囲で含有した層を設ける。
顔料としては、吸油量200〜400ml/100gの無定形シリカを含有する。吸油量が200ml/100g未満では、インク吸収性が低下し、400ml/100gを超えると、塗膜強度が低下し、印字濃度も低下する。
無定形シリカの製法は、電弧法、乾式法、湿式法(沈降法、ゲル法)のいずれの方法で製造されてもよいが、染料インク、顔料インクの吸収性の観点から、湿式法シリカが特に好ましい。
なお、本発明において、シリカの平均粒子径とは、コールターカウンタ法によるもので、シリカを蒸留水中にて30秒間超音波分散したものを試料として測定される体積平均粒子径を表すものである。
本発明の無定形シリカ以外に、従来からインクジェット記録用紙の塗工層、インク受容層に用いられる顔料を混合して使用してもよい。例えば、シリカ、コロイダルシリカ、軽質炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、二酸化チタン、酸化亜鉛、硫化亜鉛、炭酸亜鉛、サチンホワイト、珪酸アルミニウム、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、水酸化アルミニウム、アルミナ、炭酸マグネシウム、水酸化マグネシウムなどの無機顔料;アクリル或いはメタクリル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂、スチレン−アクリル系樹脂、スチレン−ブタジエン系樹脂、スチレン−イソプレン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、シリコーン系樹脂、尿素樹脂、メラミン系樹脂、エポキシ系樹脂、フェノール系樹脂、ジアリルフタレート系樹脂等の樹脂からなる有機顔料が挙げられ、これらの顔料は真球状でも不定形でもよく、これらの顔料を無定形シリカと1種または2種以上混合して用いてもよいが、印字適性を害さない範囲で調整する必要がある。
本発明のインクジェット記録用紙におけるインク受容層中のバインダーとしては、インクジェット記録用紙用のバインダーとして公知のものを使用することが出来る。公知のバインダーとしては、カゼイン、大豆蛋白、合成蛋白等の蛋白質類、澱粉や酸化澱粉等の各種澱粉類、ポリビニルアルコール及びその誘導体、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロースやメチルセルロース等のセルロース誘導体、スチレン−ブタジエン樹脂、メチルメタクリレート−ブタジエン共重合体等の共役ジエン系樹脂、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル等の重合体または共重合体であるアクリル系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のビニル系樹脂、ポリビニルアルコールを保護コロイドとして有するアクリル酸エステル系共重合体、ポリウレタン系樹脂、ポリアミド系樹脂等があり、これらは1種のみを使用してもよく、2種以上のバインダーを併用してもよい。
インク受容層に、インク定着剤を使用することができる。使用されるインク定着剤は、インクジェット記録用紙用のインク定着剤として公知のカチオン性化合物を使用することができる。公知のカチオン性化合物として、1)ポリエチレンアミンやポリプロピレンなどのポリアルキレンアミン類、又はその誘導体、2)3級アミン基、4級アンモニウム基を有するアクリル樹脂、4)ジシアンジアミド−ホルマリン重縮合物に代表されるジシアン系カチオン樹脂、5)ジシアンジアミド−ジエチレントリアミン重縮合物に代表されるポリアミン系カチオン樹脂、6)ジメチルアミン−エピクロルヒドリン付加重合物、7)ジアリルアミン塩−SO2共重合物、8)ジメチルジアリルアンモニウムクロライド重合物、9)アリルアミン塩の重合物、10)ビニルベンジルトリアリルアンモニウム塩の単独重合体又は共重合体、11)ジアルキルアミノエチル(メタ)アクリレート4級塩共重合物、12)アクリルアミド−ジアリルアミン塩共重合物、13)ポリ塩化アルミニウム、ポリ酢酸アルミニウムなどのアルミニウム塩、カチオン性界面活性剤等の一般市販されているものが挙げられ、単独で用いられるかあるいは数種類が併用される。
なお、塗工後に、マシンカレンダー、スーパーカレンダー、ソフトカレンダー等のカレンダーを用いて仕上げ処理を行ってもよいが、係る処理もインク受容層表面の空隙を潰すことになるので、印字適性を害さない範囲で調製する必要がある。
本発明のインクジェット記録用紙の層構成は、基材の両面に同様のインク溶媒吸収遅延層及びインク受容層を設けても構わない。この場合、インクジェット記録用紙において両面に鮮明な印字を施すことが可能となる。また、インク受容層は複数層で構成されてもよい。また、インク受容層の印字適性を損なわない範囲で、光沢性を付与するための光沢層、或いは保存性を高めるためのオーバーコート層を設けてもよい。
このようなキャスト加工においては、キャストドラムやフィルム等からの離型性を付与する目的で、離型剤を用いることができる。
この離型剤は、上記塗工液に添加するなどして使用される。
表面伸び率は、インクジェット記録方式による印字1分後の基材の伸びが印字前と比較して求めるものであり、この伸び率値は、コックリングの発生する度合を評価するのに適している。具体的な表面伸び率の測定方法は、下記の通りである。
インクジェット記録用紙にインクジェットプリンターを用いて、温度23℃、湿度50%RHの環境下において、下記条件で印字を行い、表面伸び率を測定した。
A4サイズのインクジェット記録用紙の中央に、幅150mm×長さ30mmのコックリング評価用ベタパターンの印字を行った。ベタパターンはシアン、イエローがそれぞれ100%のベタパターンとした。印字前及び印字完了後から1分後に、インクジェット記録用紙のプリンターヘッドの稼動方向の直線距離の長さを測定した。印字前の直線距離の長さをA、印字1分後のコックリングにより膨潤した該記録用紙の表面の凹凸に沿った表面の長さをBとし、それぞれレーザー変位計によって計測した。測定は3点で行い、それぞれから
(B−A)/A×100%
を算出し、その平均値を表面伸び率と定義した。表面伸び率は0.1%以下であることが望ましい。
この測定方法は、従来目視で評価していた耐コックリング適性を数値化することができるので、インクジェット記録用紙を評価する際に適している。
なお、評価にあたって、インクジェット記録用紙への印字は、市販の顔料インクジェットプリンター(CANON社製、商標:imagePROGRAF W6200、印字モード:厚口コート紙/きれい)、及び市販の染料インクジェットプリンター(CANON社製、商標:PIXUS ip8600、印字モード:マットフォトペーパー/きれい)で行った。
上記ImagePROGRAF W6200とPIXUS ip8600の2機種でブラックベタを印字し、印字部分を目視及び質感で評価した。
◎:印字部のうねりがなく、樹脂被覆紙レベル。
○:印字部のうねりがなく、印刷紙並。
△:印字部にうねりが見られるが、実用上問題ないレベル。
×:うねりが目立ち、実用上問題となるレベル。
上記ImagePROGRAF W6200とPIXUS ip8600の2機種の印字境界部分から印字のにじみを目視で評価した。
◎:印字のにじみは全く認められず、優れたレベル。
○:印字のにじみはややあるが、実用上問題ないレベル。
△:印字のにじみがあり、実用上問題となるレベル。
×:印字のにじみが著しく、実用上重大な問題となるレベル。
インクジェット記録用紙に上記ImagePROGRAF W6200とPIXUS ip8600の2機種で、グリーン色及びブルー色のベタ印画を施し、そのインク吸収性を目視観察し、下記の方法で評価した。
○:インク吸収速度が速く、インクの溢れとビーディングなし。
△:多少のビーディングは認められるが、実用上問題ないレベル。
×:インクの溢れとビーディングがあり、実用上問題となるレベル。
財団法人日本規格協会発行の画像(「高精細カラーディジタル標準画像XYZ/JIS−SCID」、識別記号:S6、画像名称:カラーチャート)を、ImagePROGRAF W6200(顔料インク使用)及びPIXUS ip8600(染料インク)の2機種で印字し、ブラックの最高色調部を、GuretagMacbeth社製RD−914にて、印字濃度を測定した。
ImagePROGRAF W6200、PIXUS ip8600の2機種の印字部(ブラック)を目視で観察し、以下の評価基準で評価した。
評価基準:
◎:印字ムラが全くなく、品位が高い。
○:印字ムラが若干見られるが、実用上問題ないレベルである。
△:印字ムラがあり、実用上問題となるレベル。
×:印字ムラが多数あり、実用上重大な問題となるレベル。
インクジェット記録用紙にインクジェットプリンターを用いて、温度23℃、湿度50%RHの環境下において、下記条件で印字を行い、表面伸び率を測定した。
A4サイズのインクジェット記録用紙の中央に、幅150mm×長さ30mmのコックリング評価用ベタパターンの印字を行った。ベタパターンはシアン、イエローがそれぞれ100%のベタパターンとした。印字前及び印字完了後から1分後に、インクジェット記録用紙のプリンターヘッドの稼動方向の直線距離の長さを測定した。印字前の直線距離の長さをA、印字1分後のコックリングにより膨潤した該記録用紙の表面の凹凸に沿った表面の長さをBとし、それぞれレーザー変位計によって計測した。測定は3点で行い、それぞれから
(B−A)/A×100%
を算出し、その平均値を表面伸び率と定義した。
[インク溶媒吸収遅延層塗工液の作製]
スチレン−ブタジエン共重合体ラテックス(SBR)(日本ゼオン社製、商品名:LX407S12、エマルジョン型バインダー)100部、ベントナイト(黒崎白土工業社製、商品名:オドソルブKH−101、平均粒子径4.7μm)20部、及び水を混合分散して塗工液を調製した。
顔料として湿式シリカ(グレースデビソン社製、商品名:サイロジェットP−407、吸油量310ml/100g)100部と、バインダーとしてシリル変性PVA(クラレ社製、商品名:R−1130)15部、インク定着剤としてジシアンジアミド−ポリアリルアミン共重合体(日華化学社製、商品名:ネオフィックスE−117)20部、及び水を混合分散して塗工液を調製した。
坪量120g/m2の上質紙の片面に、インク溶媒吸収遅延層塗工液を、塗工量が5g/m2となるように塗工、乾燥し、インク溶媒吸収遅延層上にインク受容層塗工液を塗工量が10g/m2となるように塗工、乾燥し、インクジェット記録用紙を作製した。
実施例1のインク溶媒吸収遅延層塗工液中のベントナイト(黒崎白土工業社製、商品名:オドソルブKH−101、平均粒子径4.7μm)20部を、5部に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用紙を作製した。
実施例1のインク溶媒吸収遅延層塗工液中のベントナイト(黒崎白土工業社製、商品名:オドソルブKH−101、平均粒子径4.7μm)20部を、50部に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用紙を作製した。
実施例1のインク溶媒吸収遅延層塗工液中のベントナイト(黒崎白土工業社製、商品名:オドソルブKH−101、平均粒子径4.7μm)20部を、140部に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用紙を作製した。
実施例1のインク溶媒吸収遅延層塗工液中のベントナイト(黒崎白土工業社製、商品名:オドソルブKH−101、平均粒子径4.7μm)20部を、180部に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用紙を作製した。
実施例1のインクジェット記録用紙の作製においてインク溶媒吸収遅延層を塗工しなかった以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用紙を作製した。
実施例1のインク溶媒吸収遅延層塗工液の作製において、ベントナイト(黒崎白土工業社製、商品名:オドソルブKH−101、平均粒子径4.7μm)を加えなかった以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用紙を作製した。
実施例1のインク溶媒吸収遅延層塗工液中のベントナイト(黒崎白土工業社製、商品名:オドソルブKH−101、平均粒子径4.7μm)20部を、ベントナイト(黒崎白土工業社製、商品名:オドソルブKD−75、平均粒子径1.3μm)20部に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用紙を作製した。
実施例1のインク溶媒吸収遅延層塗工液中のベントナイト(黒崎白土工業社製、商品名:オドソルブKH−101、平均粒子径4.7μm)20部の内、5部を湿式シリカ(グレースデビソン社製、商品名:サイロジェットP−407、吸油量310ml/100g)に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用紙を作製した。
実施例1のインク溶媒吸収遅延層塗工液中のベントナイト(黒崎白土工業社製、商品名:オドソルブKH−101、平均粒子径4.7μm)20部を合成ヘクトライト(日本シリカ工業社製、商品名:ラポナイトB)30部に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用紙を作製した。
実施例1のインク溶媒吸収遅延層塗工液中のベントナイト(黒崎白土工業社製、商品名:オドソルブKH−101、平均粒子径4.7μm)20部を、湿式シリカ(グレースデビソン社製、商品名:サイロジェットP−407、吸油量310ml/100g)20部に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用紙を作製した。
実施例1のインク溶媒吸収遅延層塗工液中のベントナイト(黒崎白土工業社製、商品名:オドソルブKH−101、平均粒子径4.7μm)20部を、軽質炭酸カルシウム(奥多摩工業社製、商品名:タマパールTP−123CS、平均粒子径0.4μm)20部に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用紙を作製した。
実施例1のインク溶媒吸収遅延層塗工液中のスチレン−ブタジエン共重合体ラテックス(SBR)(日本ゼオン社製、商品名:LX407S12、エマルジョン型バインダー)100部を、アクリル系重合体(ロームアンドハース社製、商品名:プライマルP−376)100部に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用紙を作製した。
実施例1のインク溶媒吸収遅延層塗工液中のスチレン−ブタジエン共重合体ラテックス(SBR)(日本ゼオン社製、商品名:LX407S12、エマルジョン型バインダー)100部をポリビニルアルコール(クラレ社製、商品名:PVA−117、重合度1700)100部に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用紙を作製した。
実施例1のインク溶媒吸収遅延層塗工液中のスチレン−ブタジエン共重合体ラテックス(SBR)(日本ゼオン社製、商品名:LX407S12、エマルジョン型バインダー)100部の内、10部をポリビニルアルコール(クラレ社製、商品名:PVA−117、重合度1700)10部に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用紙を作製した。
実施例1のインクジェット記録用紙の作製においてインク溶媒吸収遅延層の塗工液の塗工量が0.6g/m2になるように塗工、乾燥した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用紙を作製した。
実施例1のインクジェット記録用紙の作製においてインク溶媒吸収遅延層の塗工液の塗工量が1.5g/m2になるように塗工、乾燥した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用紙を作製した。
実施例1のインクジェット記録用紙の作製においてインク溶媒吸収遅延層の塗工液の塗工量が9.5g/m2になるように塗工、乾燥した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用紙を作製した。
実施例1のインクジェット記録用紙の作製においてインク溶媒吸収遅延層の塗工液の塗工量が14.5g/m2になるように塗工、乾燥した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用紙を作製した。
実施例1のインクジェット記録用紙の作製においてインク溶媒吸収遅延層の塗工液の塗工量が19.5g/m2になるように塗工、乾燥した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用紙を作製した。
実施例1のインク受容層中の湿式シリカ(グレースデビソン社製、商品名:サイロジェットP−407、吸油量310ml/100g)100部を、湿式シリカ(東ソー・シリカ社製、商品名:ニップジェルAY601 吸油量270ml/100g)100部に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用紙を作製した。
実施例1のインク受容層中の湿式シリカ(グレースデビソン社製、商品名:サイロジェットP−407、吸油量310ml/100g)100部を、湿式シリカ(水沢化学社製、商品名:ミズカシルP−527 吸油量310ml/100g)100部に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用紙を作製した。
実施例1のインク溶媒吸収遅延層に二酸化チタン(堺化学工業社製、商品名:R−21、平均粒子径0.3μm)を20部追加した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用紙を作製した。
得られたインクジェット記録用紙を室内で1ヶ月間保管し、保管前後で白紙の白さを、蛍光灯下目視で観察し、以下の評価基準で評価した。
(評価基準)
○:ほとんど変化が無く、実用上全く問題ないレベルである
△:変化が認められるが、実用上問題のないレベルである
×:変化が大きく、実用上問題となるレベルである
Claims (6)
- 紙支持体上に、インク溶媒吸収遅延層とインク受容層を順次設けた2層以上からなるインクジェット記録用紙であって、前記インク溶媒吸収遅延層がスメクタイト系粘土鉱物とラテックスからなる接着剤を、ラテックス100質量部に対してスメクタイト系粘土鉱物5〜200質量部の配合割合で含有する層であり、前記インク受容層が吸油量200〜400ml/100gの無定形シリカとバインダーを、無定形シリカ100質量部に対して、バインダー5〜50質量部の配合割合で含有する層であることを特徴とするインクジェット記録用紙。
- 前記インク溶媒吸収遅延層のスメクタイト系粘土鉱物が、ベントナイトである請求項1記載のインクジェット記録用紙。
- 前記インク溶媒吸収遅延層のラテックスが、スチレン−ブタジエン共重合体ラテックスである請求項1又は2に記載のインクジェット記録用紙。
- 前記インク溶媒吸収遅延層の塗工量が0.5〜10g/m 2 である請求項1〜3のいずれか1項に記載のインクジェット記録用紙。
- 前記インク溶媒吸収遅延層に、更に二酸化チタンを含有する請求項1〜4のいずれか1項に記載のインクジェット記録用紙。
- インクジェット記録方式による印字1分後の基材の伸びが印字前と比較して0.1%以下である事を特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のインクジェット記録用紙。
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