JP5282632B2 - 表示制御装置、表示制御方法、プログラム - Google Patents
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Description
なお、上記の「シーン」とは、撮像装置による動画記録動作の開始から終了までに対応して得られる動画像コンテンツの一単位を指す。
つまり、サムネイル表示領域に対して、所定の属性に従った配列順により単位データのサムネイル画像を配列した機能画面を少なくとも含む、種類の異なる複数の機能画面のうちから必要な機能画面を表示出力させる機能画面表示制御手段と、上記機能画面の表示内容について変更が生じる際に、変更後の上記機能画面において規定の位置に配置されるサムネイル画像を示す最終表示エントリを更新する最終表示エントリ更新手段と、上記単位データの記録又は再生の結果に応じて、最後に記録再生対象となった単位データに応じたサムネイル画像を示す最終記録再生エントリを更新する、最終記録再生エントリ更新手段と、上記複数の機能画面のうちで、L行×N列(L,Nは自然数)によるサムネイル表示領域の最小送り/戻し単位が1行である特定機能画像の表示出力を上記機能画像表示制御手段により開始すべきときには、上記最終表示エントリが有効であり、かつ、上記最終表示エントリのほうが上記最終記録再生エントリよりも後に更新されている場合には、上記最終表示エントリが示すサムネイル画面が1行目に位置するようにして、上記サムネイル表示領域において配列表示されるべきサムネイル画像を決定する決定手段とを備えることとした。
<1.ビデオカメラ装置の構成>
<2.インデックス画面>
<3.本実施形態の行送り表示/ページ送り表示との対比>
<4.機能画面例>
<5.インデックス画面起動時の表示規則>
<6.インデックス画面遷移の基本具体例>
<7.機能画面遷移パターン>
<8.表示制御アルゴリズム(第1例)>
<9.表示制御アルゴリズム(第2例)>
本実施形態としては撮像により得られる動画の記録/再生が可能なビデオカメラ装置を例に挙げる。
図1は、本実施形態のビデオカメラ装置1の構成例を示すブロック図である。
この図において、先ず、光学系部11は、レンズ光学系、フォーカス機構、ズーム機構、絞り(アイリス)機構などを備えて成り、入射された光を撮像光として撮像部12が備えるものとされる撮像素子(光電変換素子)の受光面に結像させる。
また、ここでの光学系部11におけるフォーカス機構、ズーム機構、絞り機構の駆動は、マイクロプロセッサ17による制御に応じて、カメラ制御部13が上記各機構に駆動信号を出力するによって行われるものとしている。
なお、実際のビデオコンテンツとしては、ビデオ信号とともに、少なくとも、このビデオ信号とリップシンクするようにして再生されるべきオーディオ信号も含む構造を有するものであるが、ここでは、説明を簡単なものとすることの便宜上、このオーディオ信号についての記録再生処理についての構成の図示及び説明は省略する。
GUI画像を表示させるべきとき、マイクロプロセッサ17は、OSD(On Screen Display)処理部18により、そのGUI画像としての画内容を有する表示用ビデオ信号(表示用画像データ)を生成させ、この表示用ビデオ信号を重畳処理部19に対して出力させる。重畳処理部19では、OSD処理部18から出力される表示用ビデオ信号を表示部20に出力するが、この際、そのGUI画像が、例えばスルー画や再生画像上に重畳させるべきものである場合には、記録再生処理回路15から入力されてくるスルー画や再生画像などのビデオ信号に、GUI画像の表示用ビデオ信号を重畳、合成し、この合成後のビデオ信号を表示部20に出力するようにされる。
また、記憶媒体16は、ビデオカメラ装置1に対して通常では取り外し不可なようにして備えられるものでもよいし、或いは、リムーバブルとされてビデオカメラ装置1に対して装脱が可能なものでもよい、
図2は、インデックス画面の基本的な表示態様例を示している。なお、この図に示すインデックス画面は、本実施形態において「16枚インデックス」(特定機能画面)というもので、記録媒体16に記録されているシーンを一覧するにあたっての標準のインデックス画像となる。
この表示画面部20Aにおける16枚インデックスの表示は、サムネイル表示領域102と、その上に位置する日付領域101から成るものとしてみることができる。
サムネイル表示領域102においては、4行×4列により最大で16のサムネイル画像103を配列表示できる。個々のサムネイル画像103は、1つのシーンに対応している。この場合の16個のサムネイル画像103の配列順は、図のサムネイル画像103の枠内右下に記載される1〜16の順に従うものとなる。本実施形態の基本としては、先ず、サムネイル画像(シーン)について、撮影記録された年月日(記録日付)ごとのグループにまとめたうえで、その日付において撮影時刻の早いものから遅いものの順に配列することとしている。つまり、インデックスとしての表示に際しては、デフォルトとして、シーン(サムネイル画像)を記録年月日の属性により管理することとしている。
なお、このような記録年月日の情報は、記憶媒体16に記録されているシーンごとに、各種の属性を示すメタデータの1つとして付加されている。
レジュームマークRSMが表示されている場合、そのサムネイル画像103に対応するシーンは、これまでにおいて最後に記録されたシーン若しくは最後に再生出力されたシーンであることを示すものとなる。
なお、ビデオカメラ装置1において、16枚インデックス及び他の機能画面において表示されるサムネイル画像103は、例えば記憶媒体16に記録されるシーンから取り出した静止画像データを所定の解像度に変換することで得られる。また、サムネイル画像のデータは、表示すべきタイミングに応じて逐次生成されるようにしてもよいが、本実施形態としては、例えばシーンのデータを記録するときなどに応じて生成し、シーンに付加するメタデータとして記憶媒体に記憶させておくようにする。そして、サムネイル画像を表示すべきときには、記憶媒体16から表示に必要なサムネイル画像データを読み出して再生出力するようにされている。
本実施形態では、上記した16枚インデックスの表示を行う場合、サムネイル表示領域102におけるサムネイル画像103の表示に関して、1行単位での送り/戻しを行えるようにした。この本実施形態としてのサムネイル画像の送り/戻し表示の態様に関して、図3〜図5を参照して説明する。
ここで、16枚インデックス画像の表示を起動させたとして、このときの表示内容が、この図3(a)に示すものであったとする。つまり、図3(a)のサムネイル表示領域102においては、先ず先頭から3行目にかけて、2009年1月1日において記録した10のシーンに対応するサムネイル画像103が配列表示される。また、この場合の日付領域101は、2009−1−1が示されることになる。
このような表示とされることで、例えばユーザは、2009年1月1日に撮影されたシーンだけではなく、2009年1月2日に撮影されたシーンのあることを知ることができる。
ここで、例えば上記図3(a)に示す表示の下で、ユーザが1行送りの操作を行ったとする.これにより、16枚インデックスは、図3(b)に示すようにして変化する。つまり、サムネイル表示領域102における1行目には、2009年1月1日に記録された5番目〜8番目の4つのシーンに対応するサムネイル画像103が配列され、2行目に、残る9,10番目のサムネイル画像103が配列される。
また、3行目は、次の記録日(2009年1月2日)を示す日付画像104が表示され、4行目においては、2009年1月2日に記録された1番目〜4番目のシーンに対応するサムネイル画像が配列される。
なお、この場合における日付領域101は、サムネイル表示領域102の1行目及び2行目のサムネイル画像103が対応するシーンの記録日として、図3(a)と同じく、2009-1-1が表示される。
図4(b)に示されるサムネイル表示領域102の1行目においては、2009年1月3日に記録された3シーンに対応するサムネイル画像103が左詰めで表示される。これに応じて日付領域101には、2009-1-3と表示されている。続く2行目には、次の記録日となる2009年1月4日を示す日付画像104が表示され、残る3行目、4行目において、2009年1月4日に記録された8つのシーンに対応するサムネイル画像103が配列された表示が得られる。
この場合、最後の記録日である2009年1月6日(2009-1-6)においては、7つのシーンが記録されている。これに応じて、図5(a)では、サムネイル表示領域102の先頭から詰めていくようにして、1行目にははじめの4つのシーンに対応するサムネイル画像103を配列し、2行目においては残る2つのシーンに対応するサムネイル画像103を左から詰めるようにして配列する。2行目の残る右側1つ分の領域、及び3行目及び4行目には、有意のサムネイル画像は表示されない。
また、サムネイル表示領域102の上の日付領域101には、2009年1月6日を示す表示が行われる。
或いは、最後の1〜4つの何れかのサムネイル画像103が、サムネイル表示領域102の4行目となった状態で、これ以上の行送りはできないようにすることが考えられる。
但し、本実施形態において、図5に示した態様としたのは、例えば、最後の記録日に関するシーン内容が把握しやすくなることの考慮と、下記の日付単位に応じた操作を可能とするためである。特に、最後まで行送りしたときの表示の他の例として後者を採用すると、この日付単位に応じた操作を保証できなくなる。
日付単位に応じた操作として、ここでは日付指定削除機能を例に挙げる。日付指定削除は、日付領域101に表示されている記録日を対象としてシーンの削除を行う操作が行えるようにした機能である。このときユーザは、16枚インデックスに対する行送り/戻しの操作を行って、削除対象とすべき記録日が日付領域101に表示されるようにしたうえで、その後のシーン削除のための操作を行う。例えば、上記した後者の他の例を採用した場合には、最後の記録日のシーン数が17以上の場合、最後の記録日を日付領域101に表示させることができなくなり、従って、日付単位に応じた操作を行えなくなる。例えば、図13で後述するハイライト再生画面への遷移の際にも、最後の記録日を、ハイライト再生の開始日に指定できなくなる。
例えば本実施形態とおなじ16枚インデックスにページ単位での送り/戻しを適用したとすると、先ず、記録されたシーンごとに対応するサムネイル画像を、記録日ごとに区分し、同じ記録日のサムネイル画像を、例えば先頭から16枚ずつ区切ってページを形成する。そして、16枚インデックスの表示おいては、このページを表示するものとして、画像の送り/戻しは、このページ単位でおこなわれるようにしていた。つまり、1回の送り/戻しの指示に応じては、これまで表示されていたサムネイル画像は全てサムネイル表示領域102から押し出されて、全く新たなサムネイル画像103の表示に切り換えるようにされていた。
例えば、現実においては、或る1つの行事、イベントなどが日をまたいで行われることがしばしばある。つまり、1つのイベントに対応して撮影記録されたシーンであるにもかかわらず、その記録日が異なってくる可能性がある。このことを配慮すれば、例えば1つのインデックス画面において、前の記録日のシーンのサムネイル画像と次の記録日のサムネイル画像とが同時に表示されるようにすることが好ましい。
しかし、上記したページ単位の送り/戻しでは、記録日ごとにページを構成しているために、前後する複数記録日のシーンのサムネイル画像を同時に表示することはできないでいた。
そこで、本実施形態としては、サムネイル表示領域102における画像の送り/戻しについて、行単位とした。また、そのうえで、記録日の区切りに対応させては、1行を利用して日付画像104を配置することとした。これによりユーザは、記録日をまたぐシーンの関係をより直感的に把握できる。
<4.機能画面例>
本実施形態のビデオカメラ装置1は、GUI画像(操作画像)として、上記図2〜図5に示した16枚インデックス画像のほかに、いくつかの代表的な表示形式によるものを表示できる。これらの操作画像の例について、図6〜図10を参照して説明する。
これまでにも説明したように、16枚インデックスは、記憶媒体16に記憶されたシーンの一覧機能を有する。そして、このときに表示範囲外にあるサムネイル画像103を表示させるのにあたっては、1行を最小移動単位とする送り/戻しが行われるようになっている。そしてユーザは、この16枚インデックスとして表示されているサムネイル画像103のうちから再生したいと思う任意のサムネイル画像103に対して指を押し当てる操作(タッチ操作)を行う。すると、このタッチ操作されたサムネイル画像103に対応するシーンが再生対象として選択決定されたことになり、表示画面部20Aは、選択決定されたシーンの再生画像の表示に切り換わる。
12枚インデックスは、図示するようにして、サムネイル表示領域102において、3行4列により最大12枚のサムネイル画像103を配列表示するインデックス画像となる。
このインデックス画像は、例えばシーンコンテンツの削除、編集(例えばメタデータの書き換え)などをはじめとする、編集に該当するような操作を行う場合において、編集対象となるシーンの一覧を表示するのに用いられる。
1ページは、図6(b)に示される12枚インデックスのサムネイル表示領域102に表示されるサムネイル画像103により形成される。従って、ページ単位での送り/戻しが行われた際には、サムネイル表示領域に表示されるサムネイル画像103は、完全に入れ換えられることになり、送り/戻し前と後とで重複して表示されるサムネイル画像103は無いことになる。
この6枚インデックスは、サムネイル表示領域102において、2行3列により6枚のサムネイル画像103を配列表示している。
なお、この6枚インデックスも、シーンコンテンツを対象とする所定の編集モードにおいて編集対象とするシーン一覧を提示するのに用いられる。
前述もしたように、記憶媒体16に記憶されているシーンは記録日ごとに区分されるようにして管理される。シーンは、ユーザが撮像記録したものであるから、日付に基づいて区分することがユーザの感覚に最も適いやすい。このことに基づいて、例えば16枚インデックスについても、基本的にはシーンを記録日付ごとに区分しているものである。
また、日付インデックスにおいては、表示されている年月日のリストのうちの何れか1つに対して、所定の表示態様によって強調表示ACTが行われる。この強調表示ACTが行われた年月日を記録日とするシーンに対応するサムネイル画像群が、現在において選択候補であることを示している。また、日付インデックスでの強調表示ACTは、例えばユーザ操作に応じて年月日の表示文字間で移動させることができる。若しくは、強調表示ACTの位置は固定とされたうえで、年月日のリストを上下に移動させることで、選択候補の年月日が変更できる。
そして、或る年月日の部分に強調表示ACTが行われている状態で、そのときに、表示画面部20Aにおいて日付インデックス外の所定位置に配置表示されているOKボタンに対するタッチ操作などに代表される選択決定操作を行えば、例えばその選択決定された年月日のシーンに対応するサムネイル画像103が表示されるようにして、例えば16枚インデックスなどに遷移させることができる。
なお、表示画面部20Aに表示されるGUI画像に対する操作は、タッチパネル部21Aに対する操作だけではなく、操作部21としてビデオカメラ装置1に備えられる操作子に対する操作によっても行うようにすることができる。また、付属のリモートコントローラであるとか、HDMI(High Definition Multimedia Interface)の機器制御機能を利用して他の機器のリモートコントローラなどを用いて操作することも可能である。
ハイライト再生とは、日付単位で指定された区間から、所定のアルゴリムズによりハイライトに相応しい場面を自動抽出して連続再生する機能である。例えばハイライト再生を行うことで、ユーザは、長時間の撮影画像から複雑な編集操作を行うことなく、ハイライトに絞られた動画を鑑賞することができる。なお、ハイライト再生については、例えばシーンの記録時間順に従う順次再生が可能であり、また、記録時間順に従わないランダムな再生順によるシャッフル再生も可能である。
この図7(b)のハイライト再生画面は、ハイライト再生を実行させるのに先立って表示される初期画面であって、ハイライト再生するシーンの範囲を、年月日(2008−1−13→xxxx-xx-xx)により示すようにされている。
3枚インデックスもシーンを対象とした所定の編集であるとか、また、所定のアプリケーション機能を実行させるときに用いられる。
そして、この場合のサムネイル表示領域102においては、縦方向に沿って最大3つのサムネイル画像を配列表示させることができるようになっている。この場合にも、サムネイル表示領域においては、画像が表示される左側領域においては強調表示ACTが行われるようにされている。但し、この場合の強調表示ACTは、縦方向における中央位置において固定とされており、サムネイル画像103のほうを上下方向に送り/戻しすることで、選択候補となるサムネイル画像103を変更できるようになっている。
図8(a)の3枚インデックスは、地図インデックスとされている。地図インデックスは、シーンを撮影記録した場所(撮影地点)を地図上にて指示表示するための機能画面となる。
この図の地図インデックスは、機能対応画像領域105において地図画像が表示されることとなっている。そして、この地図画像上において、サムネイル表示領域102にて強調表示ACTにより選択されているサムネイル画像103に対応するシーンについての撮影地点が示されるようになっている。
フィルムインデックスは、強調表示ACTにより選択されているサムネイル画像103に対応するシーン(動画)について、そのコマ送り画像(静止画)を再生時間に従って機能対応画像領域105に配列表示する。なお、動画のシーンからコマとしての静止画像を抜き出す際は、例えば3秒、12秒、1分、5分などのようにして、コマ画像を抜き出す時間間隔を設定変更できる。
顔インデックスは、強調表示ACTにより選択されているサムネイル画像103に対応するシーンにおいて撮像されている人物の顔の画像を、機能対応画像領域105に配列表示する。
なお、このような顔画像の表示は、例えば顔検出処理を適用することで可能である。
ただし、ページ単位での送り/戻しから1行単位での送り/戻しを可能にすると、サムネイル表示領域102における内容の変化が細かくなるために、ユーザが注目していたサムネイル画像を見失いやすくなる場合も出てきた。特に、上記の機能画面との間で遷移させているときには、注目していたサムネイル画像を見失いやすい。そこで、本実施形態としては、以降の説明のようにして、機能画面の表示の遷移について工夫をすることで、上記の問題ができる限り解消、緩和されるようにする。
次に、16枚インデックス画面の起動時(表示開始時)における、16枚インデックスの画像表示規則について説明する。なお、ここでの起動とは、16枚インデックス以外の機能画面を表示している状態から16枚インデックスの表示を開始させることをいう。
また、以降の説明においては、「最終表示エントリ」と「レジューム(最終記録再生エントリ)」とを定義する。最終表示エントリは、最後に表示された機能画面において、その機能画面の表示形式に応じて規定される位置に配置されるサムネイル画像(つまり、シーン)を指す。
また、レジュームは、これまでにおいて最後に記録又は再生されたシーンを意味する。ただし、本実施形態のビデオカメラ装置1の制御としては、レジュームの情報として、最後に記録又は再生されたシーンを識別する情報だけではなく、再生については、再生が終了したときのシーン内の再生時間も有するようにされている。そして、このレジュームの情報は、例えばシーン再生を再開する場合において、レジュームが示す再生時間に続くシーン途中の位置から再生を開始させるために利用される。
ビデオカメラ装置1(マイクロプロセッサ17)は、機能画面の表示結果や記録再生結果などに応じて、適宜、最終表示エントリを示す情報と、レジュームを示す情報とを更新管理しながら保持する。
つまり、ここでは先ず、図10(a)に示すように、16枚インデックス以外の何らかの他の画面が表示されている状態を示している。ここで、この他の画面が表示されているときに応じてビデオカメラ装置1(マイクロプロセッサ17)が保持している最終表示エントリをENT-psとして表す。そして、この状態から、例えばユーザ操作などのトリガが発生したことに応じて、16枚インデックスの表示に移行すべきことになったとする。
そして、サムネイル画像103の表示が完了したとされると、例えばこの時点にて、更新された最終表示エントリENTを設定する。16枚インデックスにおいては、その画面内において最終表示エントリとすべきサムネイルの配置位置を、サムネイル表示領域102における先頭として規定している。つまり、サムネイル表示領域102における1行目の一番左に配置されるサムネイル画像103(シーン)が、現在の最終表示エントリENTとなるようにして設定し直す。
図10(c)は、撮影モードにより撮影記録を実行している状態を示している。ここでは図示を省略しているが、実際の撮影モード中の表示画面部20Aには、スルー画が表示されている。そして、ユーザが或るタイミングで撮影記録を終了させたとする。
シーンの撮影記録が終了した段階では、それまでにおいて保持していた最終表示エントリは無効設定されるようになっている。代わりに、この場合には、最後に撮影記録されたシーンを示すようにレジュームが更新される。つまり、この場合には、最終表示エントリENTは無効であるが、レジュームが有効な状態となる。また、この場合のレジュームは、最後の記録日において最後の時刻に記録されたシーンを示す。
若しくは、シーンの撮影記録が終了した段階では、それまでにおいて保持していた最終表示エントリは有効ではあるが、表示基準として、更新されたレジュームを優先させ、これを採択するアルゴリズムとする。なお、以降の説明においては、前者の、シーンの撮影記録終了に応じて、それまでにおいて保持していた最終表示エントリを無効設定するアルゴリズムであることとする。
例えば、このような規則とすれば、ユーザが録画を終了させて最初に16枚インデックスを表示させたときには、ユーザが最後に録画したシーンのサムネイル画像103が表示されている状態となる。これにより、ユーザは、自分が録画した結果を即座に把握できる。
つまり、最後の記録日に属するシーン数が1〜4の場合には、これらのシーンに対応する1〜4個のサムネイル画像103を、サムネイル表示領域102の1行目において左詰めで配列させる。
つまり、最後の記録日に属するシーン数が5〜8の場合には、これらのシーンに対応する5〜8個のサムネイル画像103について、先ず1〜4番目のものをサムネイル表示領域102の1行目に配列し、残る5〜8番目までのサムネイル画像103を2行目において左詰めで配列させる。
つまり、9〜12個のシーンに対応する9〜12個のサムネイル画像103について、先ず1〜8番目までのものをサムネイル表示領域102の1行目から2行目にかけて配列し、残る9〜12番目のサムネイル画像103を、3行目において左詰めで配列させる。
このような場合には、常に最後のシーンに対応するサムネイル画像を含む行がサムネイル表示領域102における最終行(4行目)となるようにしてサムネイル画像を配列表示する。
続いて、16枚インデックス画面を対象とした画面遷移の基本的な態様について、図12により一具体例を挙げて説明する。
先ず、図12(a)に示すようにして、表示画面部20Aには、サムネイル非表示画面が表示されているとする。この最初の段階でのサムネイル非表示画面は、例えば撮影モード時を想定しており、従って、表示画面部20Aには、そのときに撮影されているスルー画が表示されている状態にある。
先にも述べたように、16枚インデックスでは、行送り/戻しが行われることに応じてサムネイル表示領域102の内容が変更された段階で、そのときにサムネイル表示領域102の先頭に表示されるサムネイル画像103(シーン)が最終表示エントリENTとして設定されるように更新が行われる。これにより、図12(b)においては、2009年1月5日の1番目のサムネイル画像103に設定されていた最終表示エントリENTが、図12(c)においては、2009年1月2日の9番目のサムネイル画像103に更新されている。
一例として、この段階でもサムネイル非表示画面は、撮影モードに対応するスルー画であるとする。
この場合、撮影モード中においては、その直前の16枚インデックス表示のときに設定されていた最終表示エントリENTをそのまま保持するようにしている。つまり、この場合には、図12(c)に示す、最終表示エントリENTを2009年1月2日の9番目のサムネイル画像103に設定した状態を保持する。そして、この場合には、結果的に、この最終表示エントリENTを保持して引き継いだまま、図12(d)のインデックス起動に移行する。
このようにして、インデックス画面の起動時において最終表示エントリENTが有効になっており、かつ、前回のインデックス画面において最後に設定されていた最終表示エントリENTが引き継がれている場合には、この、引き継がれた最終表示エントリがサムネイル表示領域102の1行目に表示されるようにしてインデックス画面を表示する。この結果、図12(d)のサムネイル表示領域102の内容は、図12(c)と同じになる。
このような場合には、他の画面から遷移するインデックス画面についても、他の画面に移行する直前のインデックス画像と同じ内容が表示されるようにすることがユーザの感覚に適っているといえる。そこで、本実施形態としては、上記もしたように、インデックス画面起動時において、最終表示エントリENTが有効であり、かつ、例えば、レジュームのほうが後に更新されていないのであれば、この最終表示エントリENTに基づいたインデックス画像を表示させることとしている。
このときの12枚インデックスの表示規則としては、16枚インデックス表示時において最後に保持していた最終表示エントリENT-psが設定されているサムネイル画像を含むシーンを表示するものとされる。図13(b)の例では、最終表示エントリENT-psは、図13(a)の16枚インデックスにおいて最終表示エントリENTとされていた、2008年1月13日の9番目のサムネイル画像となる。従って、図13(b)としては、図示するようにして、サムネイル表示領域102に対して、2008年1月13日の9番目のサムネイル画像を含むページを表示する。
つまり16枚インデックス表示時の最後に設定されていた最終表示エントリENTのサムネイル画像103の記録日を強調表示させる。
これにより、例えば、機能画面が遷移したとしても、16枚インデックスの表示時においてユーザが注目していたとするサムネイル画像(シーン)が継続して反映される状態となる。つまり、ユーザの感覚に適う機能画面の遷移態様が得られ、ユーザにとっては、機能画面がより見やすく、また、使いやすいものになる。ただし、後述もするようにして、例えばシーンの記録再生結果などに応じては、最終表示エントリENTに代えて、最後の記録再生位置を示すレジュームを基準として他の機能画面への遷移を行う場合がある。
続いて、上記した16枚インデックスに関連した機能画面遷移を基として、本実施形態のビデオカメラ装置において可能とされる機能画面間での遷移パターン例を挙げていくこととする。
図15(a)には、上記図14(a)と同じ16枚インデックスが表示された状態を示している。そして、この場合にも、図14(a)にて表示されている10番目のサムネイル画像103に対する再生指示操作が行われたとする。
つまり、この場合は、シーン再生は複数のシーンをまたいで進行したのであるが、図14と同様に、最終表示エントリENTのサムネイル画像103を先頭とした場合に、レジュームを含むサムネイル画像103も同じサムネイル表示領域102に表示できる。そこで、この場合にも、図15(a)での最終表示エントリENTを引き継いで、図15(c)の16枚インデックスを表示させているものである。
しかし、図16(a)の段階から保持している最終表示エントリENTである1番目のサムネイル画像をサムネイル表示領域102の先頭に配置した場合、最後に配置されるサムネイル画像103は16番目になる。従って、最終表示エントリである1番目のサムネイル画像と、レジュームとなる17番目のサムネイル画像とを、同じ1つのサムネイル表示領域102において表示できない。
この場合には、図16(c)として示すように、レジュームとなる17番目のサムネイル画像が最後の4行目にて表示されるようにして16枚インデックスを表示させる。この場合、サムネイル表示領域102の表示は図16(a)の状態から1行繰り上げられることになるので、その先頭に配置されるサムネイル画像は、1番目から5番目となり、以降、17番目までが順次配列される。また、図12(c)の表示が完了した段階では、最終表示エントリENTは、それまでの1番目から5番目に更新される。
このような表示規則とすることで、前回の16枚インデックスの表示内容と、今回の16枚インデックスの表示内容とにおいて、できる限り共通のサムネイル画像を表示させることが可能になる。つまり、前回と今回とで、できる限り変化の少ないようにして16枚インデックスを表示させる。
本実施形態においては、このようにして前回と今回とで16枚インデックスのアプリケーションが異なる場合においても、上記図14〜図16により説明した16枚インデックスの起動時の表示規則を適用する。
先ず図17(a)に示す6枚インデックスは、アプリケーションAに対応するインデックス画面であるとする。この6枚インデックスには、或る記録日における1番目〜6番目のサムネイル画像が配列されている。6枚インデックスにおいても最終表示エントリENTは、先頭のサムネイル画像に対して設定される。
この状態から、例えばユーザ操作などに応じて、図17(b)に示すように、同じ6枚インデックスの形式ではあるが、アプリケーションAとは異なるアプリケーションBの6枚インデックスの表示に遷移させたとする。この場合には、互いのアプリケーションは異なるものの、表示形式が同じであるために、最終表示エントリはそのまま引き継がれたうえで、最終表示エントリENTに基づいたサムネイル画像の配列表示が行われる。
つまり、図18(a)にはアプリケーションAに対応して、1番目〜6番目のサムネイル画像を表示した6枚インデックスが示されている。また、レジュームマークRSMにより示されるように、このときには2番目のサムネイル画像がレジュームとなっている。
この状態から、例えば図18(b)に示すようにして、何らかのサムネイル非表示画面に移行したとする。ただし、ここでのサムネイル非表示画面においては、最終表示エントリENTとレジュームの更新が行われるような結果は生じないものとする。そして、この状態から、図18(a)と同じ6枚インデックスの形式ではあるが、アプリケーションAとは異なる、アプリケーションBの6枚インデックスに遷移したとする。
この場合には図18(c)に示すようにして、図18(a)と同じサムネイル表示領域102の内容を表示する。図18(b)のサムネイル非表示画面が表示されても、最終表示エントリENTとレジュームは更新されていない。従って、このときには、最終表示エントリENTを基準とする表示を行うべきことになる。そこで、最終表示エントリENTを先頭に表示することで、図18(c)に示す表示結果が得られるものである。
図19(a)の動画インデックスは、記憶媒体16に記憶されている動画としてのシーンのリストをサムネイルとして示す。これに対して図19(b)の静止画インデックスは、記憶媒体16に記憶されている静止画データのリストをサムネイルとして示すものである。なお、シーンデータとして、動画のデータと静止画のデータとは、それぞれ物理的に異なる記憶媒体に記録されるようにしてよい。例えば、図1での図示は省略しているが、本実施形態のビデオカメラ装置1に対して、フラッシュメモリなどのリムーバブルの記録媒体に対応するスロットを設けることとして、このリムーバブル記録媒体のほうに静止画データを記録できるようにすることが考えられる。
このように図19(a)の動画インデックスから図19(b)の静止画インデックスに移行する場合、両者のインデックス画面内において提示されるサムネイル画像は、前者が動画のものであるのに対して、後者が静止画のものであるために全く関連性が無い。従って、この場合には、動画インデックスにおける最終表示エントリ、レジュームは全く引き継ぐことなく、静止画インデックス側の規則に従って、静止画データに対応するサムネイルを表示させる。
なお、ここでは、図19(a)(b)ともに、6枚インデックスの形式が示されているが、例えば上記の動画インデックスと静止画インデックス間の遷移に関しては、16枚インデックス及び12枚インデックスなどを採用している場合にも同様となる。
この場合において、或る記録日における8番目のシーンの再生が停止されたとすると、6枚インデックスは、図20(b)に示すようにして表示される。
この場合のレジュームは上記8番目のシーンを示すことになるが、図20(b)に示される6枚インデックスでは、レジュームマークRSMが重畳される8番目のシーンに対応のサムネイル画像103を含むページを表示させている。つまり、シーン再生を終了させた後においてページ単位のインデックス画面に移行する際には、レジュームのサムネイル画像103を含むページを表示させることとしている。なお、このようにして表示された状態では、レジュームのサムネイル画像103においてレジュームマークRSMが表示される。また、この表示の完了段階では、最終表示エントリENTは、サムネイル表示領域102の先頭のサムネイル画像103となるように更新される。
なお、この図20に示される表示の規則は、12枚インデックスなど、他のページ単位での送り/戻しが行われるインデックス画面にも同じく適用する。
例として図21(a)には、フィルムインデックスを示し、図21(b)には顔インデックスを示している。
3枚インデックスでは、サムネイル表示領域102の中央において強調表示ACTにより強調されているサムネイル画像103が最終表示エントリENTとして設定されるようになっている。
例えば図21(a)のフィルムインデックスにおいては、2番目のサムネイル画像103が強調表示され、最終表示エントリENTとして設定されている。この図21(a)の状態から図21(b)の顔インデックスに遷移した場合には、サムネイル表示領域102においては、図21(a)と同じ表示となる。
つまり、同じ3枚インデックスの形式のもとで異なるアプリケーション間で遷移するときには、同じ最終表示エントリENTを引き継ぐ。そしてサムネイル表示領域102においては、最終表示エントリENTの設定されたサムネイル画像103が、の中央(強調表示ACT)に配置されるようにして、3枚のサムネイル画像103を上下で配列する。
これにより、同じ3枚インデックスの形式で遷移するときには、注目すべきサムネイル画像(シーン)が同じとなるように配慮されている。
そして、例えば静止画作成を実行して、図22(a)の静止画作成画面から、静止画のインデックスを表示するアプリケーション(静止画インデックス)への表示に切り換えたとする。
図22(b)は、起動された静止画アプリケーションの表示内容を示している。このときの表示は、記録媒体16に記録されている静止画データのうち、最後に記録された静止画データのサムネイル画像103から下詰めで表示することとしている。
静止画作成機能により記録された静止画データは、記録時間としては最後に記録された静止画データとして管理される。従って、図22(b)の表示においては、必ず、静止画作成機能により記録した静止画のサムネイル画像103が表示されていることになる。
先に図19により説明したように、動画インデックスと静止画インデックスとの間での遷移は、基本的には、連動はしない。
但し、図22のようにして静止画作成画面から静止画インデックスに移行する場合には、静止画作成機能により取り出して記憶させた静止画データをすぐ見ることができるように、上記図22(b)のようにして静止画データに対応するサムネイル画像103を表示させて静止画インデックスを起動することとしている。
なお、このためには、静止画作成により新規の静止画データが生成されたことに応じて、静止画のレジュームをクリア、無効化するアルゴリズムとする。そのうえで、静止画のレジュームが無効な状態で静止画インデックスを起動させるときには、図11の規則に従てサムネイル画像を配列表示する。この場合には、例えば図22(b)のようにして、最後のサムネイル画像が最下行となるように下詰めされた状態でサムネイル画像が配列表示された結果を示している。
ただし、最終表示エントリENTについては、動画編集画面上での行単位若しくはページ単位での送り/戻しが行われる都度、先頭(1行目の一番左)のサムネイル画像103となるように更新されるものとしている。図23(a)では、1行目の一番左に位置している1番目のサムネイル画像103に最終表示エントリENTが設定された状態が示される。
このようにして動画編集画面から3枚インデックスに移行する場合においては、最終表示エントリENTを引き継いで表示させることとしている。
図24(a)(b)は、動画インデックスにおいて、レジュームマークRSMが表示されているサムネイル画像103が有る場合の遷移を示し、図24(c)(d)には、動画インデックスにおいて、レジュームマークRSMが表示されているサムネイル画像103が無い場合の遷移を示す。
つまり、レジュームマークRSMが表示されている動画インデックスから3枚インデックスに遷移する際には、レジュームマークRSMが示されているサムネイル画像が中央の強調表示ACTの位置にくるようにして、サムネイル表示領域102においてサムネイル画像を配列させるようにするものである。
この状態から3枚インデックスに遷移する場合には、最終表示エントリENTを基準として表示する。つまり、3枚インデックスのサムネイル表示領域102における中央(強調表示ACT)に対して、動画インデックスにおいて最終表示エントリENTとして設定されていた1番目のサムネイル画像が位置するようにして、サムネイル画像103を配置する。
図25(a)(b)は、互いに異なるアプリケーションである、16枚インデックスAから16枚インデックスBに遷移する場合を示している。但し、この場合においては、16枚インデックスA,Bの何れも、動画に関するインデックスを表示するものとされる。
これにより、図25(a)(b)として示すように、アプリケーションは異なるが、同じサムネイル画像103の配列内容とすることができる。
図26(a)に示される3枚インデックスは、或る記録日における6番目、7番目、8目の3つのサムネイル画像103が上から下に配列されている。このとき強調表示ACTにより強調され、かつ、最終表示エントリENTとして設定されているのは、7番目のサムネイル画像103となる。
この状態から16枚インデックス(動画インデックス)に移行した場合、起動直後の画像としては、図26(b)に示されるものとなる。つまり、サムネイル表示領域102においては、5番目のサムネイル画像103が先頭に位置するようにされたサムネイル画像103の配置により表示される。
図27(a)には、16枚インデックスにおいて、9番目〜24番目までの16のサムネイル画像103が配列されている。この場合、最終表示エントリENTは、先頭の9番目のサムネイル画像103となる。
この状態から12枚インデックスに移行するときには、先ず、16枚インデックスのときに設定されていた最終表示エントリENTを、仮最終表示エントリENT-psとして一旦引き継ぐ、そして、この仮最終表示エントリENT-psが含まれるページを12枚インデックスのサムネイル表示領域102に表示させる。
図27の場合には、仮最終表示エントリENT-psは9番目のサムネイル画像である。従って、12枚インデックスは、図27(b)に示すようにして、1〜12番目のサムネイル画像103によるページを表示することになる。これに応じて、正規の最終表示エントリENTは、先頭の1番目のサムネイル画像に更新される。
なお、この遷移のアルゴリズムは、遷移先が6枚インデックスである場合にも適用できる。
図28(a)には、12枚インデックスにおいて、或る記録日における2ページ目、つまり、13番目〜24番目までの16のサムネイル画像103が配列された状態を示している。この場合、最終表示エントリENTは、先頭の13番目のサムネイル画像103である。
このように再生画面から日付インデックス、若しくはハイライト再生画面に移行する場合において、このときに注目すべきシーンは、最後に再生していたシーンであることになる。そこで、この場合には、最終表示エントリENTを基準とするのではなく、レジュームを基準とする。
そして、日付インデックスを起動させるときには、図29(b)に示すようにして、レジュームで示されるシーンの記録日(2008-01-13)をリストに含み、かつ、レジュームで示されるシーンの記録日(2008-01-13)に強調表示ACTが行われるようにして表示する。
また、ハイライト再生画面を起動させるときにも、その再生範囲における開始日は、図29(c)に示すようにして、レジュームで示されるシーンの記録日(2008-01-13)を表示させる。
このように、再生画面から日付インデックス、ハイライト再生画面に移行する場合には、最後に再生されていたシーンの記録日との関連性を与えるようにしている。
図30(a)の3枚インデックスのサムネイル表示領域102においては、9〜11番目のサムネイル画像103が表示されている。このとき中央にて強調表示ACTが配置され、最終表示エントリENTとして設定されているのは、10番目のサムネイル画像103となる。この10番目のサムネイル画像103の記録日は、2008-01-13であるとする。
図31(a)には、12枚インデックスとして、13〜24番目のサムネイル画像が配列された2ページ目が表示されている。これらのサムネイル画像103が対応する記録日も2008-01-13であるとする。また、このときの最終表示エントリENTは、先頭の13番目のサムネイル画像となる。
先ず図32(a)においては、16枚インデックスとして、サムネイル表示領域102において、2008年1月13日の記録日に対応する5番目〜20番目のサムネイル画像103が配列表示されている状態を示している。このときの最終表示エントリENTは5番目のサムネイルである。
次に、上記のようにして更新された最終表示エントリENTを基準とした16枚インデックスの表示を起動させる。つまり、図32(c)の状態で確定操作が行われれば、最終表示エントリENTは、2008-01-14の記録日における1番目のサムネイル画像に更新される。これに応じて、図32(d)に示すように、16枚インデックスとしては、サムネイル表示領域102において、その1行目から、2008-01-14の記録日に対応する1番目のサムネイル画像から配列して表示させていくようにして表示する。
これにより、16枚インデックスは図33(c)に示す表示内容で起動される。つまり、図33(a)のときと同じサムネイル表示領域102の内容による16枚インデックスが表示される。
確定操作が行われずに戻るための操作が行われた場合には、ユーザは、日付インデックスを起動させる前の16枚インデックスの状態に戻ることを意識していると考えるのが妥当であるが、図33(a)(b)(c)の流れは、このようなユーザの感覚に適ったものとなっている。
ここで、例えば日付インデックス若しくはハイライト再生画面を表示させていた状態から、16枚インデックス以外の機能画面に移行した場合には、次のようになる。図34では、日付インデックス若しくはハイライト再生画面から移行する16枚インデックス以外の機能画面として、3枚インデックスを示している。
このために、3枚インデックスのサムネイル表示領域102としては、図34(c)に示すようにして、2008-01-13の記録日における5番目のサムネイル画像103が、中央に配置され、強調表示ACTにより選択された状態となるようにして表示が行われる。
この図で、図35(a)(b)(c)は、それぞれ、図35(d)のインデックス表示しない機能画面(インデックス非表示機能画面)に遷移する前の16枚インデックス、12枚インデックス、3枚インデックスを示している。また、図35(e)(f)(g)は、図35(d)のインデックス非表示機能画面から遷移した後の16枚インデックス、12枚インデックス、3枚インデックスを示している。
この図は、インデックス非表示機能画面を経由したインデックス画像の遷移として、
(1)16枚インデックス−インデックス非表示機能画面−16枚インデックス
(2)16枚インデックス−インデックス非表示機能画面−12枚インデックス
(3)16枚インデックス−インデックス非表示機能画面−3枚インデックス
(4)12枚インデックス−インデックス非表示機能画面−16枚インデックス
(5)12枚インデックス−インデックス非表示機能画面−12枚インデックス
(6)12枚インデックス−インデックス非表示機能画面−3枚インデックス
(7)3枚インデックス−インデックス非表示機能画面−16枚インデックス
(8)3枚インデックス−インデックス非表示機能画面−12枚インデックス
(9)3枚インデックス−インデックス非表示機能画面−3枚インデックス
の9通りの可能性があることを示している。
このことは、基本的には、上記の9通りのいずれかにより、インデックス非表示機能画面を経由して、何らかの2つのインデックス画像が遷移する場合においては、同じサムネイル画像が起点となる表示を維持するようにされていることを意味している。つまり、制御としては、インデックス非表示機能画面が起動される直前の最終表示エントリENTを更新することなく保持し、インデックス非表示機能画面が終了してインデックス画面を表示させる際には、更新すること無く保持していた上記最終表示エントリENTを基準にしてサムネイル表示領域102におけるサムネイル画像表示を行う。
ただし、3枚インデックスに関しては、強調表示ACTにより選択されるサムネイル画像が即座に機能実行対象となるので、インデックス非表示機能画面を経由する前のインデックス画面においてレジュームマークRSMが示されていた場合、図35(g)の3枚インデックスとしては、レジュームを基準にして表示させるようにする。
これまでに説明してきた本実施形態における機能画面表示において最も代表的なものである、16枚インデックスを起動して表示させる際の表示制御のアルゴリズム例(第1例)について、図36〜図41を参照して説明する。
なお、図36〜図40のフローチャートに示される手順は、ビデオカメラ装置1のマイクロプロセッサ17において、CPUがROMなどの記憶装置に記憶されているプログラムを実行して得られる処理としてみることができる。
変数eは、エントリ番号を示す。エントリ番号とは、記録媒体に記録されているシーンに対応するサムネイル画像ごとに対して例えば記録時間に基づく配列順に対応して与えられる番号である。ここでのエントリとは、サムネイル画像(即ちシーン)を指す。
そのうえで、leは、最終表示エントリ番号、即ち、最終表示エントリENTが設定されたエントリ(サムネイル画像:シーン)の番号を示す。
また、reは、レジュームエントリ番号、即ち、レジュームにより示されるエントリの番号を示す。
先に図10(c)(d)にて述べたように、撮影モードにおいて撮影記録が実行されることに応じては、マイクロプロセッサ17は、それまで保持していた最終表示エントリENTをクリアして無効化する。
また、シーンとしての動画に関すれば、シーンの削除、シーンの分割などによる追加、シーンの並び替え(ソート)などの編集処理が実行されることに応じても、マイクロプロセッサ17は、それまで保持していた最終表示エントリENTを無効化する。
上記の編集が実行されることによっては、編集実行前に対してインデックスの表示内容が変化することになる。換言すれば、編集実行前のインデックスの表示内容を維持できない。また、このために、インデックス表示に際して基準となり得る最終表示エントリENTを保持しておくことについての有意性が低くなる。このような理由により、上記編集処理の実行に対応しては、最終表示エントリENTを無効化する規則としている。
ステップS101のアルゴリズムとしては、
le != INVALID・・・(式1)
の条件式が成立するか否かを判別する処理とすることができる。
マイクロプロセッサ17は、最終表示エントリENTについての最後の更新時間と、レジュームについての最後の更新(設定)時間とを保持することとしている。
そして、最終表示エントリENTの上記更新時間はtime(le)とし、レジュームの上記更新時間をtime(re)とする。ステップS102のアルゴリズムとしては、
time(re) > time(le)・・・(式2)
の条件式が成立するか否かについて判別する。
また、3枚インデックスのサムネイル表示領域102においてサムネイル画像103を送り/戻ししたことによって、強調表示ACTが配置される中央に位置するサムネイル画像103が変更された場合にも、最終表示エントリENTは更新される。つまり、常に御、中央に位置して表示されるエントリ(サムネイル画像103:シーン)に最終表示エントリENTが設定されるようにして更新される。
また、日付インデックスにおいて日付リストの選択を変更した上で確定操作を行った場合にも、その日付リストが示す記録日の先頭のエントリ(サムネイル画像:シーン)に最終表示エントリENTを設定するようにして更新が行われる。
そこでステップS102において肯定の判別結果が得られた場合には、最終表示エントリENTのステップS104に進む。ステップS104では、後述するようにして、最終表示エントリENTを基準とした16枚インデックスの画像を形成する。
従って、今回の16枚インデックスの画像については、レジュームマークRSMがサムネイル表示領域102に示される表示とすべきことになる。このために、マイクロプロセッサ17は、ステップS103に進む。
そのうえで、ステップS103の判別結果との対応として、図14(b)及び図15(b)の場合には肯定の判別結果が得られることになる。これに対して図16(b)の場合には、否定の判別結果が得られることになる。
show(le,re){ (re >= le) && ((D(re) - D(le) + l(re) - l(le)) < L) }・・・(式3)
l(e)は、エントリ番号reにより指定されるエントリが属する行番号を示す。このl(e)も、レジュームエントリ番号reに対応するl(re)と、最終表示エントリ番号leに対応するl(le)とが定義されている。
なお、ここでの行番号は、例えば図3などに示したように、記録媒体16に記録される全てのシーンに対応するサムネイル画像を、記録日に基づいた配列順で1行あたり最大4つを配列させた場合において、サムネイル画像が配置される行に対して通算に割与えられる番号である。
Lは、1画面あたりの行数を示し、この場合にはサムネイル表示領域102を形成する行数である4が与えられる。この行数Lも既知の値となる。
D(e)は、エントリ番号eが属する日付番号を示し、この値は既知となる。
E(d)は、日付番号dの先頭のEntry番号を示し、この値も既知として得られる。
Nは、1行あたりの最大エントリ(サムネイル)数(サムネイル表示領域102の列数)であり、16枚インデックスの場合には4となる既知の値である。
また、上記各パラメータのうち、ld(d)については、
ld(d){(C(d)+N-1)/N}・・・(式4)
の演算によって求めることができる。上記(式4)の演算結果についても、小数点以下は切り捨てて整数のみを扱う。
そして、この条件式show(le,re)が満たされていればステップS103としては肯定の判別結果が得られることになり、満たされていなければ否定の判別結果が得られることになる。
ここで、肯定の判別結果が得られた場合には、ステップS106に進み、レジュームが示す(レジュームマークRSMが配置表示される)サムネイル画像がサムネイル表示領域102に表示されるまで行送りした結果を16枚インデックスとして表示させる。
このステップS106としてのアルゴリズム例については後述するが、ステップS106の処理により、例えば図16(a)(b)のパターンを経た場合に図16(c)の16枚インデックスを表示させることができる。
ステップS105において否定の判別結果が得られた場合には、1つのサムネイル表示領域102において最終表示エントリ番号leとレジュームエントリ番号reのサムネイ画像を表示できない場合で、かつ、レジュームのほうが、最終表示エントリより前の場合となる。このパターンについては、図示による説明は省いたが、後述するステップS107としての処理によって、レジュームエントリ番号reに基づいて16枚インデックスの表示を行うことになる。
なお、ステップS102,S103の判別処理が、最終表示エントリとレジュームとで、何れを表示基準として採択するのかを判定する処理となる。ステップS102,S103の判別処理の結果、ステップS104に進むことになった場合が、最終表示エントリを表示基準として採択することに相当し、ステップS106若しくはステップS107に進むことになった場合が、レジュームを表示基準として採択することに相当する。
先ず、ステップS104としての最終表示エントリ基準の16枚インデックスの表示制御については、ie=index(le)として定義する。また、ステップS107としてのレジューム基準の16枚インデックスの表示制御については、ie=index(re)として定義する。
そして、これらの処理は、図37のフローチャートに示すie=index(e)としてのアルゴリズムを共通に用いる。ここでのエントリ番号eは、ステップS104のie=index(le)に対応しては最終表示エントリ番号leに置換され、ステップS107のie=index(re)に対応しては、レジュームエントリ番号reに置換される。
ie=index(e)は、特定のエントリ番号e(最終表示エントリ番号le又はレジュームエントリ番号re)に基づいて、16枚インデックスにおけるサムネイル表示領域102の表示基準となるエントリ(表示基準エントリ)番号ieを求める処理である。つまりサムネイル表示領域102における先頭(1行目の最も左)に位置すべきエントリを求める処理となる。
D(e) != D(last)・・・(式5)
の条件式が成立するか否かについて判別すればよい。
これに対して、エントリ番号eが最後以外の日付に属するとしてステップS201において否定の判別結果が得られた場合には、ステップS202に進む。
Id(D(last)) <= L・・・(式6)
の条件式が成立するか否かについて判別するアルゴリズムとすることができる。
l(last) - l(e) < L・・・(式7)
が成立するか否かについて判別する処理とすればよい。
このためのアルゴリズムとしては、例えば下記(式8)の演算によって表示基準エントリ番号ieを求めるようにする。
ie = (((e - E(D(e)) + N)/N - 1) * N + E(D(e))・・・(式8)
なお、上記(式8)により求められるieの値については、小数点以下は切り捨てとして整数値のみを扱う。
そして、上記の演算により求めた表示基準エントリ番号ieのサムネイル画像をサムネイル表示領域102の先頭(1行目の最も左)に配置させ、以降、記録時間に基づく順で、サムネイル画像103、及び日付画像104を貼り付けていくようにして描画する。この結果、エントリ番号eのサムネイル画像は、表示基準エントリ番号ieと同じ行、つまり、サムネイル表示領域102の1行目に表示される。
また、図26に示した3枚インデックスから16枚インデックスの遷移による表示も、ステップS104として、ステップS204の処理を実行することにより得られるものである。
ステップS205は、最後の日付に対応するサムネイル画像の配列における最後の行を1行目として、ここから遡った4行目を、サムネイル表示領域102における1行目とする16枚インデックスの表示を行う。
ie = (ld(D(last)) - L) * N + E(D(last)))・・・(式9)
ie = E(D(last))・・・(式10)
le = ie・・・(式11)
ie = index_feed(le,re)
として定義する。
つまり、ステップS401においてマイクロプロセッサ17は、現在において保持している最終表示エントリ番号leを、暫定的な基準エントリ番号に対応するエントリ番号eに代入する。
次に、マイクロプロセッサ17は、ステップS402によりエントリ番号eをインクリメントすると、ステップS403により処理show(e,re)の条件式が満たされているか否かについて判別する。この条件式show(e,re)は、先に示した(式3)におけるleのパラメータleを、上記エントリ番号eに置換して求めればよい。この条件式が満たされれば、これにより、行の最も左に位置することのできるエントリ番号eが1行目に位置している状態において、レジュームエントリ番号reのサムネイル画像が最終行に表示される状態が得られたことになる。つまり、ステップS403において肯定の判別結果が得られる。
ステップS403において肯定の判別結果が得られたのであれば、ステップS404において、現在のエントリ番号eの値を表示基準エントリ番号ieに代入する。
つまり、ステップS502においては、先の(式6)の条件式が成立するか否かについて判別し、肯定の判別結果に応じてはステップS506に進み、否定の判別結果に応じてはステップS503に進む。
ステップS503においては、先の(式7)の条件式が成立するか否かについて判別し、肯定の判別結果に応じてはステップS505に進み、否定の判別結果に応じてはステップS504に進む。
また、ステップS506においてマイクロプロセッサ17は、先の(式9)の演算により求めた表示基準エントリ番号ieを表示基準として、サムネイル表示領域102の描画を実行して16枚インデックスを表示させる。
また、ステップS505により、図11(d)として、最後の日付に属するサムネイル画像103が17枚以上のときに行われるべき下詰めの表示が可能になる。
この図に示す処理においてマイクロプロセッサ17は、先ず、ステップS601においてパラメータa(re)について、a(re) >= 3 (つまり、a(re) >= L-1)であるか否かを判別する。パラメータa(re)は、レジュームエントリ番号reが属する行と、レジュームエントリ番号reが属する日付の先頭行との差としての値を示す。レジュームエントリ番号reが属する日付の先頭行からa(re) >= 3であるということは、レジュームエントリ番号reを含むグループにおいて、その先頭行からレジュームエントリ番号reを含む行までの行数が4(=L)であることを示す。
a(re)は、下記の演算により求められる。
a(re){l(re)-l(E(D(re)))}・・・(式12)
ステップS602により肯定の判別結果が得られたのであれば、ステップS606に進むが、否定の判別結果が得られた場合には、ステップS603により、さらにa(re)==1であるか否かについて判別する。a(re)==1は、レジュームエントリ番号reを含むグループにおいて、その先頭行からレジュームエントリ番号reを含む行までの行数がL−2未満であることを示す。
ステップS603において肯定の判別結果が得られた場合には、ステップS607に進むが、否定の判別結果が得られた場合には、ステップS604に進む。
そこで、ステップS605として、マイクロプロセッサ17は、レジュームエントリ番号reが属する行の3行前が、サムネイル表示領域102における1行目(画面先頭行)となるように16枚インデックスの表示を行う。
このために、マイクロプロセッサ17は、下記の(式13)により表示基準エントリ番号ieを求める。
ie=(((re-N*3)+N-1)/N-1)*N+E(D(re))・・・(式13)
このようにして求められる表示基準エントリ番号ieは、レジュームエントリ番reを含む行の3行前における最も左側のエントリを指す。マイクロプロセッサ17は、これまでと同様に、この表示基準エントリ番号ieを表示基準としてサムネイル表示領域102を描画して16枚インデックスの表示を実行する。つまり、サムネイル表示領域102において表示基準エントリ番号ieをその先頭に配置し、以降、これに続くエントリ(サムネイル画像)を配置していく。
図41(b)には、サムネイル表示領域102の4行目にレジュームエントリ番号reが含まれ、その上の3行は、レジュームの無い行となる。また、これらの4行は、全て同じ日付に対応している。
このように、図41(b)に示される行構成により、レジュームエントリ番号reの属する行が最も下となるようにされている。レジュームエントリ番号reは、ユーザが再生したなどして、最後に注目したシーンとなる。このことからすると、この注目したシーンに対してこれより前のコンテンツ内容が表示されるようにしたほうが、ユーザにとっては見やすくなると考えられる。上記の表示はこのようなことを配慮している。
このためには、例えば
ie=(((re-N*2)+N-1)/N-1)*N+E(D(re))・・・(式14)
で表される演算により求めた表示基準エントリ番号ieを表示基準として、サムネイル表示領域102にサムネイル画像103及び日付画像104を配置して描画する。
先ずパターン2として示されるように、1行目と2行目はレジュームの無い行となり、3行目がレジュームの有る行となる。ステップS606に至った場合、レジュームエントリ番号reを含む日付においては、その日付の3行目においてレジュームエントリ番号reが属していることになる。従ってパターン2の1行目から3行目は、同じ日付に属する。
また、パターン2においては4行目が日付画像の行となっている。これは、レジュームエントリ番号reが属する日付においては、サムネイル画像を表示する総行数が3行のみである場合に対応した表示結果となる。つまり、4行目の日付画像104は、レジュームエントリ番号reが属する日付に対して次の日付を示すものとして表示される。
そこで、ステップS606としては、上記図41(c)に示すパターンが得られるようにして表示制御することとして、上記した問題を回避している。
このためには、マイクロプロセッサ17は、例えば
ie=(ld(D(re)-1)-1)*N+E(D(re)-1)・・・(式15)
で表される演算により求めた表示基準エントリ番号ieを表示基準として、サムネイル表示領域102にサムネイル画像103及び日付画像104を配置して描画する。
つまり、パターン4において、4行目は、レジュームエントリ番号reを含む日付において2行目となる、レジュームエントリ番号reが含まれる行となる。3行目は、レジュームエントリ番号reを含む日付における1行目となる。
2行目は、レジュームエントリ番号reの前の日付を示す日付画像104の行となる。1行目は、レジュームエントリ番号reの前の日付において最後のサムネイル表示行となる。
パターン5は、レジュームエントリ番号reを含む日付において、レジュームエントリ番号reの有る行が1行目である場合として、サムネイル表示行が、この1行しかない場合に対応している。この場合、4行目は、レジュームエントリ番号reを含む日付の次の日付を示す日付画像104が表示される。3行目が、レジュームエントリ番号reの有る行となる。2行目は、レジュームエントリ番号reを含む日付を示す日付画像104が表示される。1行目は、レジュームエントリ番号reが属する日付の前の日付における最後のサムネイル表示行となる。
このような場合に対応して、ステップS608では、レジュームエントリ番号reの前の日付における最後から2番目のサムネイル表示行を、サムネイル表示領域102における一番目の行とするようにして16枚インデックスを表示する。
ie=(ld(D(re)-1)-2)*N+E(D(re)-1)・・・(式16)
で表される演算により求めた表示基準エントリ番号ieを表示基準として、サムネイル表示領域102にサムネイル画像103及び日付画像104を配置して描画する。
続いて、16枚インデックスを起動して表示させる際の表示制御のアルゴリズム例(第2例)について、図42のフローチャートを参照して説明する。
この第2例としての図42に示す処理は、例えば図36に示す処理を、実装に沿うようにして、より単純化したアルゴリズムとしてみることができる。
このステップS703としての表示制御は、図36のステップS104と同様に、ie=index(le)として定義した、図37のフローチャートに示す処理を実行すればよい。
ステップS702においては、無効前最終表示エントリ番号le_pstを基準とする16枚インデックス表示を行った場合において、レジュームで示されるサムネイル画像も同じサムネイル表示領域102に表示できるか否かについて判別する。
このステップS702の処理としては、下記のshow(le_pst,re)としての条件式の演算を行ったうえで、この条件式を満たすか否かについての判別を行う。
show(le_pst,re){(D(re) - D(le_pst) + l(re) - l(le_pst)) < L }・・・(式17)
上記(式17)により示される条件式は、先の(式3)を単純化したものとしてみることができる。つまり、無効前最終表示エントリ番号le_pstが示すサムネイル画像が属する行を1行目として、レジュームのサムネイル画像が属する行まで(日付画像104がその間に存在する場合には、この日付画像104も1行分に含める)の行数がL以下であること、との条件を規定したものとなっている。
このためには、処理ie=index(le_pst)を定義して、図37のフローチャートに示す処理を実行することとすればよい。この処理により、例えば無効前最終表示エントリ番号le_pstが示すサムネイル画像102がサムネイル表示領域102の1行目において配置されるとともに、同じサムネイル表示領域102において、レジュームにより示されるサムネイル画像が表示される状態を得ることができる。
ie = index_feed(le_pst,re)
を定義して処理を実行する。つまり、図38、若しくは図39及び図40に示した処理におけるleについては、le_pstに置換して処理を実行する。
この処理としては、先ず、先の(式11)の演算により、ステップS703,S704,S705の何れかの処理の結果により求められた表示基準エントリ番号ieの値を、最終表示エントリ番号leの値として代入する。また、この場合には、さらに、上記(式11)により更新された最終表示エントリ番号leの値を、この段階から、無効前最終表示エントリ番号le_pstとしても保持しておくようにする。つまり、先の(式11)の演算を実行した後、下記の(式18)による演算も実行しておくようにする。
le_pst = le・・・(式18)
これにより、最終表示エントリ番号leがクリアされても、この後において、クリアされる直前の最終表示エントリ番号が、無効前最終表示エントリ番号le_pstとして保持されている状態を得ることができる。
この日付画像104は、16枚インデックスを行送りとしたことに応じて、インデックス画像でのサムネイル画像配列における日付の区切りを容易に視認できることを目的に表示されるものである。しかし、このようなサムネイル画像のグループの区切りにおいてグループ内容を示す行表示は、必須ではない。つまり、サムネイル画像のみが配列される16枚インデックスの態様であっても、本実施形態の画面遷移は有効に適用できる。
Claims (10)
- サムネイル表示領域に対して、所定の属性に従った配列順により単位データのサムネイル画像を配列した機能画面を少なくとも含む、種類の異なる複数の機能画面のうちから必要な機能画面を表示出力させる機能画面表示制御手段と、
上記機能画面の表示内容について変更が生じる際に、変更後の上記機能画面において規定の位置に配置されるサムネイル画像を示す最終表示エントリを更新する最終表示エントリ更新手段と、
上記単位データの記録又は再生の結果に応じて、最後に記録再生対象となった単位データに応じたサムネイル画像を示す最終記録再生エントリを更新する、最終記録再生エントリ更新手段と、
上記複数の機能画面のうちで、L行×N列(L,Nは自然数)によるサムネイル表示領域の最小送り/戻し単位が1行である特定機能画像の表示出力を上記機能画像表示制御手段により開始すべきときには、上記最終表示エントリが有効であり、かつ、上記最終表示エントリのほうが上記最終記録再生エントリよりも後に更新されている場合には、上記最終表示エントリが示すサムネイル画面が1行目に位置するようにして、上記サムネイル表示領域において配列表示されるべきサムネイル画像を決定する決定手段と、
を備える表示制御装置。 - 上記決定手段は、
上記状態として、上記最終表示エントリが示すサムネイル画像と最終記録再生エントリが示すサムネイル画像とを、同じサムネイル表示領域内に表示できる場合には、上記最終表示エントリが示す代表画面が1行目に位置するようにして、上記サムネイル表示領域において配列表示されるべきサムネイル画像を決定する、
請求項1に記載の表示制御装置。 - 上記決定手段は、
上記状態として、上記単位データの記録再生が終了されたことに応じて最終表示エントリが無効化されるとともに最終記録再生エントリの更新が行われていた場合には、上記最終記録再生エントリが示すサムネイル画像が1行目となるようにして、上記サムネイル表示領域において配列表示されるべきサムネイル画像を決定する、
請求項1又は請求項2に記載の表示制御装置。 - 上記決定手段は、
上記状態として、最終表示エントリが示す代表画像よりも、最終記録再生エントリが示す代表画像のほうが配列順として後ろの場合には、上記最終記録再生エントリが示す代表画像が最終行となるようにして、上記サムネイル表示領域において配列表示されるべきサムネイル画像を決定する、
請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の表示制御装置。 - 上記機能画面表示制御手段は、
上記所定の属性に基づいたグループごとに管理し、
上記特定機能画面の表示出力に際しては、サムネイル表示領域において、前のグループに属するサムネイル画像が配列される行のうちの最後の行と、後のグループに属するサムネイル画像が配列される行のうちの最初の行との間に、上記後のグループを示す1行を表示する、
請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の表示制御装置。 - 上記決定手段は、
上記状態として、最終表示エントリが示す代表画像よりも、最終記録再生エントリが示す代表画像のほうが配列順として後ろの場合であって、最終記録再生エントリが示す代表画像を含むグループにおいて、その先頭行から最終記録再生エントリが示す代表画像を含む行までの行数がL−1である場合には、
上記最終記録再生エントリが示す代表画像が最終行の1つ前となるようにして、上記サムネイル表示領域において配列表示されるべきサムネイル画像を決定する、
請求項5に記載の表示制御装置。 - 上記決定手段は、
上記状態として、最終表示エントリが示す代表画像よりも、最終記録再生エントリが示す代表画像のほうが配列順として後ろの場合であって、
最終記録再生エントリが示す代表画像を含むグループにおいて、その先頭行は最終記録再生エントリが示す代表画像を含む行であり、かつ、最終記録再生エントリが示す代表画像を含むグループの前のグループにおけるサムネイル画像表示行の総数がL−2未満の場合には、
上記最終記録再生エントリが示す代表画像を含む行が最終行の1つ前となるようにして、上記サムネイル表示領域において配列表示されるべきサムネイル画像を決定する、
請求項5又は請求項6に記載の表示制御装置。 - 上記決定手段は、
決定の基準となる最終表示エントリ若しくは最終記録再生エントリが示す代表画像が最後のグループに含まれており、かつ、最後のグループのサムネイル表示行の総数がL以下、若しくは、上記決定の基準となる最終表示エントリ若しくは最終記録再生エントリが示す代表画像が、最後のグループにおける最後のL行のサムネイル表示行に含まれる場合には、
最後のグループにおける最後の行が、サムネイル表示領域の最終行となるようにして、上記サムネイル表示領域において配列表示されるべきサムネイル画像を決定する、
請求項5乃至請求項7に記載の表示制御装置。 - サムネイル表示領域に対して、所定の属性に従った配列順により単位データのサムネイル画像を配列した機能画面を少なくとも含む、種類の異なる複数の機能画面のうちから必要な機能画面を表示出力させる機能画面表示制御手順と、
上記機能画面の表示内容について変更が生じる際に、変更後の上記機能画面において規定の位置に配置されるサムネイル画像を示す最終表示エントリを更新する最終表示エントリ更新手順と、
上記単位データの記録又は再生の結果に応じて、最後に記録再生対象となった単位データに応じたサムネイル画像を示す最終記録再生エントリを更新する、最終記録再生エントリ更新手順と、
上記複数の機能画面のうちで、L行×N列(L,Nは自然数)によるサムネイル表示領域の最小送り/戻し単位が1行である特定機能画像の表示出力を上記機能画像表示制御手順により開始すべきときには、上記最終表示エントリが有効であり、かつ、上記最終表示エントリのほうが上記最終記録再生エントリよりも後に更新されている場合には、上記最終表示エントリが示すサムネイル画面が1行目に位置するようにして、上記サムネイル表示領域において配列表示されるべきサムネイル画像を決定する決定手順と、
を実行する表示制御方法。 - サムネイル表示領域に対して、所定の属性に従った配列順により単位データのサムネイル画像を配列した機能画面を少なくとも含む、種類の異なる複数の機能画面のうちから必要な機能画面を表示出力させる機能画面表示制御手順と、
上記機能画面の表示内容について変更が生じる際に、変更後の上記機能画面において規定の位置に配置されるサムネイル画像を示す最終表示エントリを更新する最終表示エントリ更新手順と、
上記単位データの記録又は再生の結果に応じて、最後に記録再生対象となった単位データに応じたサムネイル画像を示す最終記録再生エントリを更新する、最終記録再生エントリ更新手順と、
上記複数の機能画面のうちで、L行×N列(L,Nは自然数)によるサムネイル表示領域の最小送り/戻し単位が1行である特定機能画像の表示出力を上記機能画像表示制御手順により開始すべきときには、上記最終表示エントリが有効であり、かつ、上記最終表示エントリのほうが上記最終記録再生エントリよりも後に更新されている場合には、上記最終表示エントリが示すサムネイル画面が1行目に位置するようにして、上記サムネイル表示領域において配列表示されるべきサムネイル画像を決定する決定手順と、
を表示制御装置に実行させるプログラム。
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