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JP5257466B2 - 通信装置、通信システム、通信方法、及び通信プログラム - Google Patents

通信装置、通信システム、通信方法、及び通信プログラム Download PDF

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JP5257466B2 JP2011013582A JP2011013582A JP5257466B2 JP 5257466 B2 JP5257466 B2 JP 5257466B2 JP 2011013582 A JP2011013582 A JP 2011013582A JP 2011013582 A JP2011013582 A JP 2011013582A JP 5257466 B2 JP5257466 B2 JP 5257466B2
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Description

本発明は、ネットワークの状態に応じてデータの送信条件を最適化し、通信を行うことができる通信装置、通信システム、通信方法、及び通信プログラムに関する。
ネットワークの状態に応じてデータの送信条件を調整し、通信を行うことができる通信装置が知られている。例えば特許文献1には、ネットワークの通信負荷に応じてデータの送信周期を調整する通信装置が提案されている。該通信装置は、ネットワークの帯域幅使用率が小さい場合に、データの送信周期を短くすることができる。これによって該通信装置は、ネットワークの通信容量を効率良く使用することができる。
特開2004−364169号公報
通常、ネットワークには、データの中継転送を司る中継装置が介在している。該中継装置において、通信装置から受信されたデータが一旦蓄積され、所定の周期で他の通信装置に対して中継転送される場合がある。このような場合、通信装置がデータの送信周期を短くしても、中継装置がデータを中継転送する周期は一定であるため、データの遅延が大きくなるという問題点がある。
本発明の目的は、周期的に中継転送を行う中継装置が介在するネットワークを介して、遅延の少ない通信を行うことができる通信装置、通信システム、通信方法、及び通信プログラムを提供することにある。
本発明の第一態様に係る通信装置は、データを中継転送する中継装置が介在するネットワークに接続する通信装置であって、前記中継装置が複数の他の通信装置の其々に対してデータを中継転送する場合の転送周期を計測するための複数の計測データを、前記中継装置を介して前記複数の他の通信装置の其々に対して送信する第一送信手段と、前記第一送信手段において送信した前記複数の計測データに応じ、前記複数の他の通信装置の其々から返信されるデータであって、前記中継装置が前記複数の他の通信装置の其々に対して前記複数の計測データを中継転送した場合の前記転送周期を特定することが可能な結果データを、前記複数の他の通信装置から複数受信する受信手段と、前記受信手段において受信された複数の前記結果データの其々から特定される前記転送周期の公倍数を、前記複数の他の通信装置の其々に対して前記データを送信する場合の送信周期として決定する決定手段と、前記決定手段によって決定した前記送信周期で、前記中継装置を介して前記複数の他の通信装置の其々に対して前記データを送信する第二送信手段とを備えている。
第一態様によれば、通信装置は、他の通信装置に対して計測データを送信し、結果データを受信することで、中継装置の転送周期を特定する。通信装置は、中継装置の転送周期に基づいて、他の通信装置にデータを送信する場合の送信周期を定めることができる。転送周期よりも短い周期で通信装置からデータが送信された場合、他の通信装置がデータを受信する周期は、データの送信周期と比べて長くなる。このため、データの通信遅延は大きくなる。一方、転送周期よりも長い周期で通信装置からデータが送信された場合、他の通信装置がデータを受信する周期が不安定となる。いずれの場合も、データ通信によって実現されるアプリケーション(例えばテレビ会議など)の品質が悪くなる。これに対し、特定された転送周期の整数倍の周期で通信装置からデータが送信された場合、中継装置においてはスムーズにデータが中継転送される。従って、通信遅延は小さくなり、且つ、他の通信装置がデータを受信する周期は安定化する。これによって通信装置は、データ通信によって実現されるアプリケーションを円滑に実行することができる。また通信装置は、送信周期が短くなりすぎることに伴ってデータサイズが減少し、オーバーヘッドが大きくなる不具合を防止できる。
また通信装置は、決定された送信周期を用いることで、複数の他の通信装置のいずれに対しても、通信遅延が少なく且つ安定した周期でデータを送信することができる。通信装置は、複数の他の通信装置に対するデータを、共通の送信条件で送信できるので、送信時の処理負荷を大幅に軽減できる。
第一態様において、前記決定手段は、前記複数の結果データの其々から特定される前記転送周期の最小公倍数を、前記送信周期として決定してもよい。これによって、送信周期は最大限短くなるので、通信装置は、通信遅延を更に小さくすることができる。
第一態様において前記第二送信手段において送信する前記データを、周期的に符号化を行うことによって作成する符号化手段を備えていてもよい。前記符号化手段において、前記決定手段によって決定した前記送信周期で符号化が行われるように、符号化の周期を変更する変更手段を備えていてもよい。これによって通信装置は、データの送信周期で符号化を行うことができる。通信装置は、効率的に符号化を行い、速やかにデータを送信することができる。
本発明の第二態様に係る通信システムは、ネットワークに接続した通信装置と、前記ネットワークに介在してデータを中継転送する中継装置を介して前記通信装置と通信を行う複数の他の通信装置とを備えた通信システムであって、前記通信装置は、前記中継装置が前記複数の他の通信装置の其々に対してデータを中継転送する場合の転送周期を計測するための複数の計測データを、前記中継装置を介して前記複数の他の通信装置の其々に対して送信する第一送信手段と、前記第一送信手段において送信した前記複数の計測データに応じ、前記複数の他の通信装置の其々から返信されるデータであって、前記中継装置が前記複数の他の通信装置の其々に対して前記複数の計測データを中継転送した場合の前記転送周期を特定することが可能な結果データを、前記複数の他の通信装置から複数受信する第一受信手段と、前記第一受信手段において受信された複数の前記結果データの其々から特定される前記転送周期の公倍数を、前記複数の他の通信装置の其々に対して前記データを送信する場合の送信周期として決定する決定手段と、前記決定手段によって決定した前記送信周期で、前記中継装置を介して前記複数の他の通信装置の其々に対して前記データを送信する第二送信手段とを備え、前記複数の他の通信装置の其々は、前記通信装置から送信された前記複数の計測データを、前記中継装置を介して受信する第二受信手段と、前記第二受信手段において受信した前記複数の計測データを送信した前記中継装置の前記転送周期を特定することが可能な前記結果データを、前記通信装置に対して送信する第三送信手段と、前記第三送信手段において前記結果データを送信した後、前記通信装置から送信される前記データを受信する第三受信手段と、前記第三受信手段において受信した前記データを出力する出力手段とを備えている。
第二態様によれば、通信装置は、他の通信装置に対して計測データを送信し、結果データを受信することで、中継装置の転送周期を特定する。通信装置は、中継装置の転送周期に基づいて、他の通信装置にデータを送信する場合の送信周期を定めることができる。転送周期よりも短い周期で通信装置からデータが送信された場合、他の通信装置がデータを受信する周期は、データの送信周期と比べて長くなる。このため、データの通信遅延は大きくなる。一方、転送周期よりも長い周期で通信装置からデータが送信された場合、他の通信装置がデータを受信する周期が不安定となる。いずれの場合も、データ通信によって実現されるアプリケーション(例えばテレビ会議など)の品質が悪くなる。これに対し、特定された転送周期か、又は転送周期の整数倍の周期で通信装置からデータが送信された場合、中継装置においてはスムーズにデータが中継転送される。従って、通信遅延は発生しにくくなり、転送周期は安定化する。これによって通信装置は、データ通信によって実現されるアプリケーションを円滑に実行することができる。また通信装置は、送信周期が短くなることに伴ってデータサイズが減少し、オーバーヘッドが大きくなる不具合を防止できる。また通信装置は、決定された送信周期を用いることで、複数の他の通信装置のいずれに対しても、通信遅延が少なく且つ安定した周期でデータを送信することができる。通信装置は、複数の他の通信装置に対するデータを、共通の送信条件で送信できるので、送信時の処理負荷を大幅に軽減できる。
第二態様において、前記通信装置は、前記第二送信手段において送信する前記データを、周期的に符号化を行うことによって作成する符号化手段と、前記符号化手段において、前記決定手段によって決定した前記送信周期で符号化が行われるように、符号化の周期を変更する変更手段と、前記決定手段によって決定した前記送信周期を前記複数の他の通信装置の其々に対して通知する通知データを送信する第四送信手段を備え、前記複数の他の通信装置の其々は、前記通信装置から送信された前記通知データを受信する第四受信手段と、前記第四受信手段において受信した前記通知データによって通知された前記送信周期と同一の周期で、前記データを復号化する復号化手段を備え、前記出力手段は、前記復号化手段において復号化した前記データを出力してもよい。これによって通信装置は、データの送信周期で符号化を行うことができる。通信装置は、効率的に符号化を行い、速やかにデータを送信することができる。また他の通信装置は、通信装置からデータが送信された場合の送信周期で、受信したデータを復号化することができる。これによって他の通信装置は、通信装置から送信されたデータを遅滞なく円滑に復号化し、出力することができる。
本発明の第三態様に係る通信方法は、データを中継転送する中継装置が介在するネットワークを介して通信を行う通信方法であって、前記中継装置が複数の通信装置の其々に対してデータを中継転送する場合の転送周期を計測するための複数の計測データを、前記中継装置を介して前記複数の通信装置の其々に対して送信する第一送信ステップと、前記第一送信ステップにおいて送信した前記複数の計測データに応じ、前記複数の通信装置の其々から返信されるデータであって、前記中継装置が前記複数の通信装置の其々に対して前記複数の計測データを中継転送した場合の前記転送周期を特定することが可能な結果データを、前記複数の通信装置から複数受信する受信ステップと、前記受信ステップにおいて受信された複数の前記結果データの其々から特定される前記転送周期の公倍数を、前記複数の通信装置の其々に対して前記データを送信する場合の送信周期として決定する決定ステップと、前記決定ステップによって決定した前記送信周期で、前記中継装置を介して前記複数の通信装置の其々に対して前記データを送信する第二送信ステップとを備えている。
第三態様に係る通信方法によれば、通信装置に対して計測データを送信し、結果データを受信することで、中継装置の転送周期を特定することができる。中継装置の転送周期に基づいて、通信装置にデータを送信する場合の送信周期を定めることができる。転送周期よりも短い周期で通信装置からデータが送信された場合、通信装置がデータを受信する周期は、データの送信周期と比べて長くなる。このため、データの通信遅延は大きくなる。一方、転送周期よりも長い周期で通信装置からデータが送信された場合、通信装置がデータを受信する周期が不安定となる。いずれの場合も、データ通信によって実現されるアプリケーション(例えばテレビ会議など)の品質が悪くなる。これに対し、特定された転送周期か、又は転送周期の整数倍の周期で通信装置からデータが送信された場合、中継装置においてはスムーズにデータが中継転送される。従って、通信遅延は発生しにくくなり、転送周期は安定化する。これによって、データ通信によって実現されるアプリケーションを円滑に実行することができる。また、送信周期が短くなることに伴ってデータサイズが減少し、オーバーヘッドが大きくなる不具合を防止できる。また通信装置は、決定された送信周期を用いることで、複数の他の通信装置のいずれに対しても、通信遅延が少なく且つ安定した周期でデータを送信することができる。通信装置は、複数の他の通信装置に対するデータを、共通の送信条件で送信できるので、送信時の処理負荷を大幅に軽減できる。
本発明の第四態様に係る通信プログラムは、データを中継転送する中継装置が介在するネットワークを介して通信を行うための通信プログラムであって、前記中継装置が複数の通信装置の其々に対してデータを中継転送する場合の転送周期を計測するための複数の計測データを、前記中継装置を介して前記複数の通信装置の其々に対して送信する第一送信ステップと、前記第一送信ステップにおいて送信した前記複数の計測データに応じ、前記複数の通信装置の其々から返信されるデータであって、前記中継装置が前記複数の通信装置の其々に対して前記複数の計測データを中継転送した場合の前記転送周期を特定することが可能な結果データを、前記複数の通信装置から複数受信する受信ステップと、前記受信ステップにおいて受信された複数の前記結果データの其々から特定される前記転送周期の公倍数を、前記複数の通信装置の其々に対して前記データを送信する場合の送信周期として決定する決定ステップと、前記決定ステップによって決定した前記送信周期で、前記中継装置を介して前記複数の通信装置の其々に対して前記データを送信する第二送信ステップとをコンピュータに実行させる。
第四態様に係る通信プログラムによれば、通信装置に対して計測データを送信し、結果データを受信することで、中継装置の転送周期を特定することができる。中継装置の転送周期に基づいて、通信装置にデータを送信する場合の送信周期を定めることができる。転送周期よりも短い周期で通信装置からデータが送信された場合、通信装置がデータを受信する周期は、データの送信周期と比べて長くなる。このため、データの通信遅延は大きくなる。一方、転送周期よりも長い周期で通信装置からデータが送信された場合、通信装置がデータを受信する周期が不安定となる。いずれの場合も、データ通信によって実現されるアプリケーション(例えばテレビ会議など)の品質が悪くなる。これに対し、特定された転送周期か、又は転送周期の整数倍の周期で通信装置からデータが送信された場合、中継装置においてはスムーズにデータが中継転送される。従って、通信遅延は発生しにくくなり、転送周期は安定化する。これによって、データ通信によって実現されるアプリケーションを円滑に実行することができる。また、送信周期が短くなることに伴ってデータサイズが減少し、オーバーヘッドが大きくなる不具合を防止できる。また通信装置は、決定された送信周期を用いることで、複数の他の通信装置のいずれに対しても、通信遅延が少なく且つ安定した周期でデータを送信することができる。通信装置は、複数の他の通信装置に対するデータを、共通の送信条件で送信できるので、送信時の処理負荷を大幅に軽減できる。
通信システム1の構成、及び通信装置10の電気的構成を示す図である。 通信装置10間でのパケットの伝送タイミングを説明するための図である。 通信装置10間でのパケットの伝送タイミングを説明するための図である。 通信装置10間でのパケットの伝送タイミングを説明するための図である。 通信装置10において実行される機能を示すブロック図である。 周期テーブル231を示す模式図である。 送信側処理を示すフローチャートである。 受信側処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。これらの図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明するために用いられるものである。記載されている装置の構成、各種処理のフローチャート等は、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。
図1を参照し、通信システム1の概要について説明する。通信システム1は、通信装置11、12、13、及び14を備えている。以下、通信装置11、12、13、及び14を総称する場合、又は区別しない場合、これらを「通信装置10」という。通信装置10は、ネットワーク2を介して他の通信装置10と通信を行うことができる。本実施形態では、通信装置10間の通信によってテレビ会議が実行される。通信装置10として、周知のPCやテレビ会議用の専用端末が使用できる。なお、図1のうち通信装置10に付された符号(11、12、13、及び14)は、其々の通信装置10のIDも示しているものとする。
ネットワーク2には中継装置16、17、18、及び19等が設けられている。以下、中継装置16、17、18、及び19を総称する場合、又は区別しない場合、これらを「中継装置15」という。中継装置15は、通信装置10からネットワーク2に対して送信されたパケットを、他の通信装置10に対して中継転送する。通信装置10と他の通信装置10との間の通信経路に複数の中継装置15が介在している場合、通信装置10からネットワーク2に対して送信されたパケットは、複数の中継装置15によって中継転送されることで、他の通信装置10に到達する。中継装置15として、周知のブリッジやルータ、サーバ等が使用できる。
中継装置15は、中継転送を行う際、受信したパケットを一旦バッファに蓄積する。バッファに蓄積されたパケットは、所定の送信周期で送信される。所定の周期内で複数のパケットが受信された場合、中継装置15は、其々のパケットに格納されたデータをまとめて一つのパケットに格納し、所定の送信周期で該パケットを送信する。なお所定の送信周期は、中継装置15毎に異なっている。通信経路に介在する中継装置15の種類及び数は通信経路毎に異なるため、通信装置10から送信されたパケットが他の通信装置10に到達するまでの時間は、通信経路毎に異なる。具体的には、通信装置11、12間の通信経路3、通信装置11、13間の通信経路4、及び通信装置11、14間の通信経路5に介在する中継装置15の種類及び数は、通信経路3、4、及び5毎に其々異なっている。従って、通信装置11から送信されたパケットが通信装置12、13、及び14に到達するまでの時間は、通信経路3、4、及び5毎に異なることになる。詳細は後述する。
通信装置10の電気的構成について説明する。通信装置10は、通信装置10の制御を司るCPU20を備えている。CPU20は、ROM21、RAM22、ハードディスクドライブ(HDD)23、入力部24、ディスプレイ25、カメラ26、スピーカ27、マイク28、通信I/F29、及びドライブ装置30と電気的に接続している。ROM21には、ブートプログラムやBIOS、OS等が記憶される。RAM22には、タイマやカウンタ、一時的なデータが記憶される。HDD23には、CPU20の通信プログラムが記憶される。入力部24は、ユーザからの入力を受け付けるキーボードやマウスである。通信I/F29は、ネットワーク2を介して他の通信装置10と通信を行う場合のタイミング制御を行う。ドライブ装置30は、記憶媒体301に記憶された情報を読み出すことができる。例えば、通信装置10のセットアップ時、記憶媒体301に記憶された通信プログラムはドライブ装置30によって読み出され、HDD23に記憶される。
通信装置10から送信されたパケットが中継装置15によって転送され、他の通信装置10に到達する場合の例について、図2から図4を参照して説明する。図2から図4のうち矢印は、通信装置10又は中継装置15から送信されるパケットを示している。図2及び図3では、通信装置11から通信装置12宛のパケットが送信されている。中継装置15は、通信装置11から送信されたパケットを通信装置12に対して中継転送している。なお図2から図4では、通信装置11と通信装置12との間の通信経路に介在する全ての中継装置15が一つにまとめて表記されている。中継装置15では、以下の手順でパケットの中継転送が行われる。
通信装置11からパケットを直接受信した中継装置15は、パケットをバッファに一旦蓄積する。該中継装置15は、蓄積されたパケットを所定の送信周期で他の中継装置15に対して送信する。所定の送信周期内で複数のパケットが受信されてバッファに蓄積された場合、蓄積された其々のパケットに格納されたデータは、まとめて一つのパケットに格納される。このようにして作成されたパケットは、所定の送信周期で送信される。このような通信が、中継装置15間で繰り返し実行される。通信装置12にパケットを直接送信することが可能な中継装置15がパケットを受信した場合、パケットは所定の送信周期で通信装置12に対して送信される。以上の通信を経て、通信装置11から送信されたパケットが通信装置12において受信される。其々の中継装置15は所定の送信周期でパケットを送信するので、通信装置12においてパケットが受信されるタイミングは、図2から図4に示すように周期的になる。
なお、通信装置12におけるパケットの受信周期は、通信装置11と通信装置12との間の通信経路に介在する全ての中継装置15の送信周期に基づいて特定される。介在する中継装置15は通信経路毎に異なるので、パケットの受信周期は通信経路毎に異なる値となる。従って例えば、通信装置11が、通信装置12、13、及び14宛のパケットを送信した場合、通信装置12、13、及び14におけるパケットの受信周期は其々異なる。
図2では、通信装置11は、通信装置12宛のパケットを送信周期T1で送信している(パケット41、パケット42、・・・)。中継装置15では、通信装置12宛のパケットが中継転送される。通信装置12は、中継装置15において中継転送されたデータを受信周期T2で受信している(パケット51、パケット52、・・・)。以下、最終的に通信装置12においてパケットが受信される場合の受信周期を、中継装置15の「転送周期」ともいう。転送周期T2は、通信経路に介在する全ての中継装置15の送信周期に基づいて定められる。転送周期T2は、送信周期T1よりも長くなっている。
通信装置12が中継装置15から受信したパケット51には、通信装置11から送信されたパケット41に格納されたデータ、及び、パケット42に格納されたデータが格納されている。同様に、通信装置12が中継装置15から受信したパケット52には、通信装置11から送信されたパケット43に格納されたデータ、及びパケット44に格納されたデータが格納されている。パケット41及び42に格納されたデータは、通信装置12において同時に受信されることになるので、通信装置11から送信されたパケット41が通信装置12において受信されるまでの時間Sは、通信装置11から送信されたパケット42が通信装置12において受信されるまでの時間Tと比べて長くなる。このように、転送周期T2が送信周期T1よりも長い場合、通信装置11からパケットが送信されてから、通信装置12においてパケットが受信されるまでの遅延が大きくなる場合がある。従って、テレビ会議を実行するためのデータが通信装置11から送信された場合、遅延の発生により、テレビ会議の円滑な進行が妨げられる可能性がある。例えばユーザの音声や映像のデータが通信装置11から送信された場合、遅延の発生によって、音声が途切れる現象や映像の動きが不自然になる現象が発生する可能性がある。
なお、転送周期T2が送信周期T1よりも短い場合にも同様に、テレビ会議の円滑な進行が妨げられる可能性がある。例えば図2において、通信装置11は、通信装置12宛のパケットを送信周期T3で送信したとする(パケット41、44、47、・・・)。送信周期T3は転送周期T2よりも長い。この場合、通信装置11から送信されたパケット41に格納されたデータは、通信装置12において受信されたパケット51に格納されている。通信装置11から送信されたパケット44に格納されたデータは、通信装置12において受信されたパケット52に格納されている。次の転送周期では、通信装置12はパケットを受信しない。通信装置11から送信されたパケット47に格納されたデータは、通信装置12において受信されたパケット54に格納されている。このように通信装置12では、通信装置11から送信されたパケットを周期的に受信できなくなる可能性がある。従って、テレビ会議を実行するためのパケットが通信装置11から送信された場合、パケットの受信周期が不安定になり、テレビ会議の円滑な進行が妨げられる可能性がある。
これに対して本実施形態では、通信装置11は、中継装置15の転送周期に併せて送信周期を調整する。図3に示すように、通信装置11は、転送周期T2を把握し、送信周期T3(図2参照)を転送周期T2に合わせることができる。通信装置11は、通信装置12宛のパケットを送信周期T4で送信する(パケット61、62、63、・・・)。通信装置12は、中継装置15において中継転送されたパケットを転送周期T2で受信している(パケット71、72、73、・・・)。送信周期T4と転送周期T2とは一致しているので、通信装置12は、通信装置11においてパケットが送信される場合の送信周期と同一の周期で、パケットを受信することができる。このようにして本実施形態では、中継装置15においてスムーズにパケットが中継転送される。これによって通信装置11は、パケットの通信遅延を小さくし、且つ、通信装置12が通信装置11からのパケットを受信する場合の周期を安定化できる。従って、テレビ会議の円滑な進行が可能となる。
通信装置11が中継装置15の転送周期を特定する方法について簡単に説明する。通信装置11は、送信周期として設定可能な最も短い値を、計測用の送信周期として定める。通信装置11は、計測用のパケット(計測パケット)を、定めた送信周期で通信装置12に対して送信する。計測パケットは、中継装置15間で中継伝送される。通信装置12は、中継装置15から計測パケットを受信する。通信装置12は、受信した計測パケットの受信周期を、通信装置11との間の通信経路に介在する中継装置15の転送周期として特定する。通信装置12は、特定した転送周期を格納したパケット(結果パケット)を、通信装置11に対して送信する。通信装置11は、中継装置15を介して結果パケットを受信する。通信装置11は、結果パケットに格納された転送周期に基づいて送信周期を修正する。通信装置11は、以後、修正した送信周期で、通信装置12に対してパケットを送信する。
なお上述において、通信装置12は、計測パケットの受信周期を、中継装置15の転送周期として特定した。ここで通信装置12では、所定の受信周期(R)で全ての計測パケットが受信されず、受信周期の整数倍の周期(nR、n=1、2、・・・)で計測パケットが受信される場合がある。理由は、通信経路には複数の中継装置15が介在しているので、其々の送信周期のタイミングによっては、周期が変動する場合があるためである。このような場合に通信装置12は、受信周期を累計し、最も頻度の高い受信周期を、最終的に中継器15の転送周期として特定する。
通信装置11から、通信装置12、13、及び14宛のパケットが送信される場合の例について、図4を参照して説明する。中継装置15は、通信装置11から送信されたパケットを、通信装置12、13、及び14に対して中継転送している。通信装置11及び12間、通信装置11及び13間、及び、通信装置11及び14間の通信経路に介在する中継装置15は、其々異なる。従って、通信装置11、12間の通信経路に介在する中継装置15の転送周期T2、通信装置11、13間の通信経路に介在する中継装置15の転送周期T6、及び、通信装置11、14間の通信経路に介在する中継装置15の転送周期T7は、其々異なっている。転送周期T6は転送周期T2の1.5倍である。転送周期T7は転送周期T2の3倍である。
このような場合、本実施形態では、通信装置11は、其々の転送周期(T2、T6、及びT7)を特定し、最小公倍数を算出する。通信装置11は、算出した最小公倍数に併せて送信周期を調整する。図4の場合、転送周期T2、T6、及びT7の最小公倍数はT7になるので、通信装置11は、転送周期T7に送信周期を合わせることができる。
通信装置11は、通信装置12、13、及び14宛のパケットを、送信周期T5で送信する(パケット75、76・・・)。通信装置11から送信されたパケット75に格納されたデータは、通信装置11、12間の通信経路に介在する中継装置15を介して通信装置12に対して中継転送されたパケット81に格納されている。また、パケット75に格納されたデータは、通信装置11、13間の通信経路に介在する中継装置15を介して通信装置13に対して中継転送されたパケット91に格納されている。また、パケット75に格納されたデータは、通信装置11、14間の通信経路に介在する中継装置15を介して通信装置14に対して中継転送されたパケット101に格納されている。通信装置11から送信されたパケット76に格納されたデータは、通信装置11、12間の通信経路に介在する中継装置15によって通信装置12に対して中継転送されたパケット84に格納されている。また、パケット76に格納されたデータは、通信装置11、13間の通信経路に介在する中継装置15を介して通信装置13に対して中継転送されたパケット93に格納されている。また、パケット76に格納されたデータは、通信装置11、14間の通信経路に介在する中継装置15を介して通信装置14に対して中継転送されたパケット102に格納されている。通信装置11の送信周期T5と、転送周期T7とは同一である。従って通信装置12、13、及び14は、通信装置11においてパケットが送信される場合の送信周期T5と同一の周期で、パケットを受信することができる。従って、パケットの通信遅延は小さくなり、且つ、通信装置12が通信装置11からのパケットを受信する場合の周期は安定化する。また以上の処理を行うことで、通信装置11は、12、13、及び14に対してパケットを送信する場合の送信周期を共通にすることができる。これによって通信装置11は、通信装置12、13、及び14の其々に別々の送信周期を定めてデータを送信する場合と比較して、送信時の処理負荷を大幅に軽減できる。
通常、テレビ会議が行われる場合、通信装置10からは、ユーザの音声や映像だけでなく、他の様々なメディアデータが送信される。メディアデータの一例として、テレビ会議において参照される資料画像のデータや、画面上の特定の位置を指し示すポインタの座標データ等がある。通信装置10は、複数種類のデータを処理する必要があるので、データの送信時の負荷はできる限り少ないことが好ましい。これに対して通信装置11は、送信周期を共通にすることで送信時の処理を軽減できるので、複数のメディアデータを効率的に加工して通信装置12、13、及び14に対して送信できる。
また通信装置11は、上述のように、通信装置12、13、及び14に対応する複数の転送周期の最小公倍数を、送信周期とすることができる。これによって通信装置11は、通信装置12、13、及び14のいずれに対しても、通信遅延が少なく且つ安定した周期でデータを送信することができる。
なお上述では、通信装置11は、通信装置12、13、及び14に対応する複数の転送周期の最小公倍数を、送信周期としていた。本発明はこれに限定されない。通信装置11は、通信装置12、13、及び14に対応する複数の転送周期の公倍数を、送信周期として定めてもよい。これによって通信装置11は、送信周期が極端に短くなってしまうことを防止することができる。送信周期が極端に短くなると、単位時間当たりに送信するべきデータが少なくなるので、其々のパケットに格納されるデータ量は少なくなる。従って、通信時にデータに付加されるヘッダ量が相対的に大きくなり、オーバーヘッドが大きくなって転送効率が悪くなる。これに対して通信装置11は、送信周期を長くするために、最小公倍数の代わりに公倍数を送信周期とすることができる。具体的には、最小公倍数の整数倍の周期を、送信周期とすることができる。これによって通信装置11は、適切な長さの送信周期を定めることができるので、データの転送効率が悪くなってしまうことを防止できる。
また上述において、通信装置11は、転送周期に基づいて定めた送信周期で、メディアデータを符号化してもよい。これによって通信装置11は、符号化したデータを効率的且つ速やかに通信装置12、13、及び14に対して送信することができる。また通信装置11は、符号化されたデータを蓄積するための記憶装置の容量を削減することができる。
図5を参照し、通信装置10が備える各種機能及びデータの流れについて説明する。なお、図5に示す各種機能は、通信装置10のCPU20において実行される。通信装置10は、取得機能111、符号化機能113、パケット化機能115、送受信機能117、デパケット化機能121、復号化機能123、出力機能125、及び時間特定機能133を備えている。又、周期制御機能131を備えている場合もある。以下、其々の機能について詳説する。
他の通信装置10に対してパケットが送信される場合について説明する。取得機能111は、他の通信装置10に対して送信されるパケットに格納されるデータの元データ(各種メディアデータ)を取得する。取得される元データとしては、例えば、音声、映像、画像、及び座標情報がある。音声は、マイク28を介して入力される。映像は、カメラ26によって撮影される。画像は、テレビ会議においてディスプレイ25に表示させる資料等の画像である。画像は、HDD23から読み出される。座標情報は、ディスプレイ25のうちポインタの位置を特定するための情報である。座標情報は、ディスプレイ25に表示されているポインタの位置から特定される。取得された元データは、RAM22に一時的に記憶される。
符号化機能113は、RAM22に記憶された元データを符号化する。元データの属性に応じて最適な符号化方式が選択され、符号化が実行される。符号化は、周期的に実行される。符号化の周期は、HDD23に記憶された周期テーブルに基づいて特定される。
図6を参照し、周期テーブルの一例である周期テーブル231について説明する。周期テーブル231には、元データの属性毎に周期が格納されている。なお周期テーブル231では、高い更新頻度が要求される属性の元データ程、周期が短くなっている。例えば、滑らかな音声をスピーカ27から出力するためには、符号化の周期を早くしなければならないので、音声に対応する周期は最も短い。一方、画像は、切り替わる頻度が少なく、符号化の周期が長くても表示の品質に問題はないので、画像に対応する周期は最も長い。CPU20は、周期テーブル231に基づいて、RAM22に記憶された元データの属性毎に符号化の周期を特定する。特定された符号化の周期に基づいて、元データは符号化される。
図5に示すように、パケット化機能115は、符号化されたデータが格納されたパケットを作成する。符号化されたデータに、宛先アドレス情報等を含むヘッダ情報が付加されることで、パケットが作成される。符号化されたデータの宛先が複数ある場合、即ち、複数の他の通信装置10に対してパケットが送信される場合、宛先毎に異なるヘッダ情報が付加された、複数のパケットが作成される。送受信機能117は、作成されたパケットを、通信I/F29を介して他の通信装置10に対して送信する。
なおパケットの送信周期は、他の通信装置10から転送周期が取得された後は、取得された転送周期に基づいて修正される。複数の他の通信装置10から転送周期を取得した場合、複数の転送周期の最小公倍数に基づいて、送信周期が修正される。通信装置10は、修正された送信周期でパケットを継続して送信する。
他の通信装置10からパケットが受信される場合について説明する。送受信機能117は、通信I/F29を介してパケットを受信する(117)。デパケット化機能121は、受信されたパケットからヘッダ部を取り除き、符号化されたデータを抽出する。復号化機能123は、符号化されたデータを復号化する(123)。復号化は、符号化と同一の周期で実行される。復号化周期は、HDD23に記憶された周期テーブルに基づいて特定される。復号化されたデータは、RAM22に一時的に記憶される。
出力機能125は、RAM22に記憶された復号化されたデータを、属性毎に出力する。具体的には、音声はスピーカ27を介して出力される。映像や画像は、ディスプレイ25を介して出力される。座標情報に基づき、ディスプレイ25上の位置がポインタの位置として特定される。ディスプレイ25のうち特定されたポインタの位置に、ポインタが表示される。
時間特定機能133は、受信したパケットの受信周期を計測することによって、他の通信装置10との間の通信経路に介在する中継装置15の転送周期を特定する。特定された転送周期は、送受信機能117によって、他の通信装置10に対して送信される。
なお、符号化機能113による符号化時における符号化周期、及び、復号化機能123による復号化時における復号化周期を、送信周期に基づいて変更する周期制御機能131を備えていてもよい。例えば周期制御機能131は、他の通信装置10から転送周期を取得した場合、受信した転送周期に基づいて送信周期を修正すると同時に、以後、修正した送信周期と同一の周期で符号化が行われるように制御してもよい。これによって通信装置10は、符号化されたデータを効率的且つ速やかに他の通信装置10に対して送信することができる。
また周期制御機能131は、他の通信装置10において送信周期が修正された場合、修正された送信周期を取得し、取得した送信周期と同一の周期で復号化が行われるように制御してもよい。これによって通信装置10は、符号化周期と復号化周期とを同期させることができるので、符号化されたデータが大量に蓄積されることを防止し、効率的且つ速やかに復号化を行うことができる。
更に周期制御機能131は、取得機能111において元データが取得される際の取得周期、及び、出力機能125において復号化されたデータを出力する際の出力周期を、送信周期に基づいて決定してもよい。例えば周期制御機能131は、他の通信装置10から転送周期を受信した場合、受信した転送周期で送信周期を修正すると同時に、以後、修正した送信周期と同一の周期で元データが取得されるように制御してもよい。これによって通信装置10は、符号化のタイミングで元データを取得することができるので、効率的に元データを符号化することができる。また周期制御機能131は、他の通信装置10において送信周期が修正された場合、修正された送信周期を取得し、取得した送信周期と同一の周期で、復号化されたデータが出力されるように制御してもよい。これによって通信装置10は、復号化のタイミングで復号化されたデータを出力することができるので、音声や映像が途中で途切れる不具合や、ぎこちなくなる不具合を防止し、テレビ会議を円滑に実行することができる。
図7及び図8を参照し、通信装置10のCPU20において実行される処理について説明する。送信側処理(図7参照)、及び受信側処理(図8参照)は、通信装置10においてテレビ会議用のアプリケーションが起動された場合に、CPU20において起動され実行される。送信側処理及び受信側処理は、並列して実行される。
図7を参照し、送信側処理について説明する。テレビ会議を開始する他の通信装置10とのセッションを接続するために、他の通信装置10に対して接続要求パケットが送信される(S11)。テレビ会議を開始する他の通信装置10が複数ある場合、全ての他の通信装置10に対して接続要求パケットが送信される(S11)。接続要求パケットを送信した後、接続要求パケットを受信した他の通信装置10から返信される接続応答パケットが受信される(S13)。接続応答パケットが受信されることによって、他の通信装置10とのセッションは確立する。以後、他の通信装置10との間でパケットの送受信が可能な状態となる。
転送周期を計測するための計測パケットの送信周期が設定される(S15)。周期テーブルに格納された周期のうち最も短い周期が、計測パケットの送信周期として設定される。例えば周期テーブル231(図6参照)が参照された場合、最も短い符号化周期である5ms(データ属性:音声)が選択され、計測パケットの送信周期として設定される。なお、計測パケットの送信周期の決定方法は上述の方法に限定されず、所定の送信周期(例えば1ms)が設定されてもよい。
S15で設定された送信周期で、複数の計測パケットが他の通信装置10に対して送信される(S17)。複数の他の通信装置10との間でセッションが確立している場合、其々の他の通信装置10に対して、計測パケットが送信される(S17)。なお計測パケットには、テレビ会議時において送受信されるパケットに格納されることが想定されるデータサイズとほぼ等しいサイズのダミーデータが格納されてもよい。これによって、実際にテレビ会議時において送受信されるパケットを模擬できるので、転送周期を正確に計測することができる。
他の通信装置10に対して計測パケットが送信された後、他の通信装置10から返信される結果パケットが受信される(S19)。複数の他の通信装置10に対して計測パケットが送信されている場合、其々の他の通信装置10から結果パケットが受信される(S19)。結果パケットに格納されている転送周期が抽出される。抽出された転送周期は、通信経路に介在する中継装置15において転送され、他の通信装置10おいて受信された計測パケットの受信周期に相当する。
複数の他の通信装置10から結果パケットを受信しているかが判断される(S21)。複数の他の通信装置10から結果パケットが受信されている場合(S21:YES)、複数の結果パケットから抽出された複数の転送周期の最大公倍数が算出される。S15で設定された送信周期が、算出された最大公倍数によって修正されることで、新たに送信周期が設定される(S23)。処理はS27に進む。一方、一つの他の通信装置10から結果パケットが受信されている場合(S21:NO)、S15で設定された送信周期は、結果パケットから抽出された転送周期によって修正される。これによって、新たに送信周期が設定される(S25)。処理はS27に進む。S27では、S23又はS25で設定された送信周期が格納された通知パケットが、S17で計測パケットを送信した他の通信装置に対して送信される(S27)。
S23及びS25で設定された送信周期と同一の周期で元データの符号化が行われるように、符号化処理を司る機能ブロック(図5における符号化機能113、例えばエンコーダ)の設定が行われる(S29)。またS23及びS25で設定された送信周期と同一の周期で元データが取得されるように、元データの取得を司る機能ブロック(図5における取得機能111)の設定が行われる(S33)。
S33で設定された周期で元データが取得され、S29で設定された周期で符号化が行われることで、テレビ会議用のパケットが作成される(S35)。作成されたテレビ会議用のパケットは、他の通信装置10に対して送信される(S36)。テレビ会議を終了させるか否かが判断される(S37)。テレビ会議を終了させる指示が、入力部24を介してユーザによって入力された場合、又は、確立中のセッションを切断させるための切断要求パケットを、他の通信装置10から受信した場合、テレビ会議を終了させると判断される。テレビ会議を終了させる指示が入力されておらず、且つ、他の通信装置10から切断要求パケットを受信していない場合(S37:NO)、処理はS35に戻り、継続してテレビ会議用のパケットが送信される。テレビ会議を終了させる指示が入力された場合(S37:YES)、他の通信装置10に対して切断要求パケットが送信される。セッションは切断され、テレビ会議は終了する。送信側処理は終了する。また、他の通信装置10から切断要求パケットが受信された場合(S37:YES)、セッションは切断され、テレビ会議は終了する。送信側処理は終了する。
図8を参照し、受信側処理について説明する。他の通信装置10から送信された接続要求パケットが受信される(S51)。他の通信装置10との間のセッションの確立がユーザによって許可されている場合、他の通信装置10に対して接続応答パケットが送信される(S53)。他の通信装置10との間のセッションは確立する。以後、他の通信装置10との間でパケットの送受信が可能な状態となる。
セッションが確立された状態の他の通信装置10から、計測パケットが複数受信される(S55)。計測パケットが受信された場合の受信周期が特定される(S57)。特定された受信周期は、通信経路に介在する中継装置15において転送された計測パケットの転送周期に相当する。特定された転送周期が格納された結果パケットが、他の通信装置10に対して送信される(S59)。
他の通信装置10から送信された通知パケットが受信される(S61)受信された通知パケットに格納された送信周期が抽出される。抽出された送信周期と同一の周期で復号化が行われるように、復号化処理を司る機能ブロック(図5における復号化機能123、例えばデコーダ)の設定が行われる(S63)。また、抽出された送信周期と同一の周期で復号化されたデータが出力されるように、復号化されたデータの出力を司る機能ブロック(図5における出力機能125)の設定が行われる(S64)。
他の通信装置10から送信されたテレビ会議用のパケットが受信される(S65)。受信されたパケットに格納されたデータは、S63で設定された周期で復号化され、S64で設定された周期で出力される(S67)。テレビ会議を終了させるか否かが判断される(S71)。テレビ会議を終了させる指示が入力されておらず、且つ、他の通信装置10から切断要求パケットを受信していない場合(S71:NO)、処理はS65に戻り、継続してテレビ会議用のパケットが受信される。テレビ会議を終了させる指示が入力された場合(S71:YES)、確立中のセッションを切断させるための切断要求パケットが、他の通信装置10に対して送信される。セッションは切断され、テレビ会議は終了する。受信側処理は終了する。また、他の通信装置10から切断要求パケットが受信された場合(S71:YES)、セッションは切断され、テレビ会議は終了する。送信側処理は終了する。
以上説明したように、通信装置10は、他の通信装置10に対して計測パケットを送信し、結果パケットを受信することで、中継装置15の転送周期を特定する。通信装置10は、中継装置15の転送周期に基づいて、他の通信装置10にパケットを送信する場合の送信周期を定めることができる。転送周期よりも短い周期で通信装置10からパケットが送信された場合、他の通信装置10がパケットを受信する周期は、パケットの送信周期と比べて長くなる。このため、パケットの通信遅延は大きくなる。一方、転送周期よりも長い周期で通信装置10からパケットが送信された場合、他の通信装置10がパケットを受信する周期が不安定となる。いずれの場合も、パケット通信によって実現されるテレビ会議の品質が悪くなる。これに対し、特定された転送周期で通信装置10からパケットが送信された場合、中継装置15においてパケットはスムーズに中継転送される。従って、通信遅延は小さくなり、且つ、他の通信装置10がパケットを受信する周期は安定化する。これによって通信装置10は、パケット通信によって実現されるアプリケーションを円滑に実行することができる。また通信装置10は、送信周期が短くなることに伴ってパケットサイズが減少し、オーバーヘッドが大きくなる不具合を防止できる。
また通信装置10は、複数の他の通信装置10に対応する転送周期を取得した場合には、取得された転送周期の最小公倍数を算出し、算出された最小公倍数の値を、送信周期として定めることができる。これによって、複数の他の通信装置10のいずれに対しても、通信遅延が少なく且つ安定した周期でパケットを送信することができる。通信装置10は、複数の他の通信装置10に対するパケットを、共通の送信条件で送信できるので、送信時の処理負荷を大幅に軽減できる。
なお、S17の処理を行うCPU20が本発明の「第一送信手段」に相当する。S19の処理を行うCPU20が本発明の「受信手段」「第一受信手段」に相当する。S23、及びS25の処理を行うCPU20が本発明の「決定手段」に相当する。S36の処理を行うCPU20が本発明の「第二送信手段」に相当する。S35の処理を行うCPU20が本発明の「符号化手段」に相当し、S29の処理を行うCPU20が本発明の「変更手段」に相当する。S55の処理を行うCPU20が本発明の「第二受信手段」に相当する。S59の処理を行うCPU20が本発明の「第三送信手段」に相当する。S65の処理を行うCPU20が本発明の「第三受信手段」に相当する。S67の処理を行うCPU20が本発明の「出力手段」に相当する。S27の処理を行うCPU20が本発明の「第四送信手段」に相当する。S61の処理を行うCPU20が本発明の「第四受信手段」に相当する。S67の処理を行うCPU20が本発明の「復号化手段」に相当する。S17の処理が本発明の「第一送信ステップ」に相当する。S19の処理が本発明の「受信ステップ」に相当する。S23、及びS25の処理が本発明の「決定ステップ」に相当する。S36の処理が本発明の「第二送信ステップ」に相当する。
なお本発明は、上述の実施形態に限定されず、種々の変更が可能である。本実施形態では、計測パケットにはダミーデータが格納されていたが、本発明はこれに限定されない。計測パケットには、テレビ会議用のデータが格納されてもよい。これによって通信装置10は、転送周期の計測を行うと同時に、テレビ会議用のデータを他の通信装置10に対して送信することができる。
本実施形態では、通信装置10は、取得した転送周期の整数倍の周期が送信周期と同一となるように、送信周期を修正していた。本発明はこれに限定されない。転送周期が所定の閾値よりも大きくなった場合には、周期テーブルに格納された周期に基づいて送信周期を修正してもよい。例えば、周期テーブルに格納された周期のうち最も短い周期か、又は、最も長い周期によって、送信周期を修正してもよい。又、複数の他の通信装置10に対応する転送周期が取得されている場合には、複数の転送周期のうち最も短い転送周期か、又は、最も長い転送周期によって、送信周期を修正してもよい。又、予め定めた上限値によって送信周期を修正してもよい。
送信周期は、転送周期又は転送周期の公倍数と正確に一致させなくてもよい。転送周期又は転送周期の公倍数を含む所定の範囲内の値に、送信周期を修正してもよい。
1 通信システム
10、11、12、13、14 通信装置
15、16、17、18、19 中継装置
20 CPU
23 HDD
25 ディスプレイ
26 カメラ
27 スピーカ
28 マイク

Claims (7)

  1. データを中継転送する中継装置が介在するネットワークに接続する通信装置であって、
    前記中継装置が複数の他の通信装置の其々に対してデータを中継転送する場合の転送周期を計測するための複数の計測データを、前記中継装置を介して前記複数の他の通信装置の其々に対して送信する第一送信手段と、
    前記第一送信手段において送信した前記複数の計測データに応じ、前記複数の他の通信装置の其々から返信されるデータであって、前記中継装置が前記複数の他の通信装置の其々に対して前記複数の計測データを中継転送した場合の前記転送周期を特定することが可能な結果データを、前記複数の他の通信装置から複数受信する受信手段と、
    前記受信手段において受信された複数の前記結果データの其々から特定される前記転送周期の公倍数を、前記複数の他の通信装置の其々に対して前記データを送信する場合の送信周期として決定する決定手段と、
    前記決定手段によって決定した前記送信周期で、前記中継装置を介して前記複数の他の通信装置の其々に対して前記データを送信する第二送信手段と
    を備えたことを特徴とする通信装置。
  2. 前記決定手段は、
    前記複数の結果データの其々から特定される前記転送周期の最小公倍数を、前記送信周期として決定することを特徴とする請求項に記載の通信装置。
  3. 前記第二送信手段において送信する前記データを、周期的に符号化を行うことによって作成する符号化手段と、
    前記符号化手段において、前記決定手段によって決定した前記送信周期で符号化が行われるように、符号化の周期を変更する変更手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の通信装置。
  4. ネットワークに接続した通信装置と、前記ネットワークに介在してデータを中継転送する中継装置を介して前記通信装置と通信を行う複数の他の通信装置とを備えた通信システムであって、
    前記通信装置は、
    前記中継装置が前記複数の他の通信装置の其々に対してデータを中継転送する場合の転送周期を計測するための複数の計測データを、前記中継装置を介して前記複数の他の通信装置の其々に対して送信する第一送信手段と、
    前記第一送信手段において送信した前記複数の計測データに応じ、前記複数の他の通信装置の其々から返信されるデータであって、前記中継装置が前記複数の他の通信装置の其々に対して前記複数の計測データを中継転送した場合の前記転送周期を特定することが可能な結果データを、前記複数の他の通信装置から複数受信する第一受信手段と、
    前記第一受信手段において受信された複数の前記結果データの其々から特定される前記転送周期の公倍数を、前記複数の他の通信装置の其々に対して前記データを送信する場合の送信周期として決定する決定手段と、
    前記決定手段によって決定した前記送信周期で、前記中継装置を介して前記複数の他の通信装置の其々に対して前記データを送信する第二送信手段と
    を備え、
    前記複数の他の通信装置の其々は、
    前記通信装置から送信された前記複数の計測データを、前記中継装置を介して受信する第二受信手段と、
    前記第二受信手段において受信した前記複数の計測データを送信した前記中継装置の前記転送周期を特定することが可能な前記結果データを、前記通信装置に対して送信する第三送信手段と、
    前記第三送信手段において前記結果データを送信した後、前記通信装置から送信される前記データを受信する第三受信手段と、
    前記第三受信手段において受信した前記データを出力する出力手段と
    を備えたことを特徴とする通信システム。
  5. 前記通信装置は、
    前記第二送信手段において送信する前記データを、周期的に符号化を行うことによって作成する符号化手段と、
    前記符号化手段において、前記決定手段によって決定した前記送信周期で符号化が行われるように、符号化の周期を変更する変更手段と、
    前記決定手段によって決定した前記送信周期を前記複数の他の通信装置の其々に対して通知する通知データを送信する第四送信手段を備え、
    前記複数の他の通信装置の其々は、
    前記通信装置から送信された前記通知データを受信する第四受信手段と、
    前記第四受信手段において受信した前記通知データによって通知された前記送信周期と同一の周期で、前記データを復号化する復号化手段を備え、
    前記出力手段は、
    前記復号化手段において復号化した前記データを出力することを特徴とする請求項に記載の通信システム。
  6. データを中継転送する中継装置が介在するネットワークを介して通信を行う通信方法であって、
    前記中継装置が複数の通信装置の其々に対してデータを中継転送する場合の転送周期を計測するための複数の計測データを、前記中継装置を介して前記複数の通信装置の其々に対して送信する第一送信ステップと、
    前記第一送信ステップにおいて送信した前記複数の計測データに応じ、前記複数の通信装置の其々から返信されるデータであって、前記中継装置が前記複数の通信装置の其々に対して前記複数の計測データを中継転送した場合の前記転送周期を特定することが可能な結果データを、前記複数の通信装置から複数受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにおいて受信された複数の前記結果データの其々から特定される前記転送周期の公倍数を、前記複数の通信装置の其々に対して前記データを送信する場合の送信周期として決定する決定ステップと、
    前記決定ステップによって決定した前記送信周期で、前記中継装置を介して前記複数の通信装置の其々に対して前記データを送信する第二送信ステップと
    を備えたことを特徴とする通信方法。
  7. データを中継転送する中継装置が介在するネットワークを介して通信を行うための通信プログラムであって、
    前記中継装置が複数の通信装置の其々に対してデータを中継転送する場合の転送周期を計測するための複数の計測データを、前記中継装置を介して前記複数の通信装置の其々に対して送信する第一送信ステップと、
    前記第一送信ステップにおいて送信した前記複数の計測データに応じ、前記複数の通信装置の其々から返信されるデータであって、前記中継装置が前記複数の通信装置の其々に対して前記複数の計測データを中継転送した場合の前記転送周期を特定することが可能な結果データを、前記複数の通信装置から複数受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにおいて受信された複数の前記結果データの其々から特定される前記転送周期の公倍数を、前記複数の通信装置の其々に対して前記データを送信する場合の送信周期として決定する決定ステップと、
    前記決定ステップによって決定した前記送信周期で、前記中継装置を介して前記複数の通信装置の其々に対して前記データを送信する第二送信ステップと
    をコンピュータに実行させるための通信プログラム。
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