JP5201657B2 - 車両用シート - Google Patents
車両用シート Download PDFInfo
- Publication number
- JP5201657B2 JP5201657B2 JP2007309484A JP2007309484A JP5201657B2 JP 5201657 B2 JP5201657 B2 JP 5201657B2 JP 2007309484 A JP2007309484 A JP 2007309484A JP 2007309484 A JP2007309484 A JP 2007309484A JP 5201657 B2 JP5201657 B2 JP 5201657B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- cable
- cylinder
- guide
- pretensioner device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R22/00—Safety belts or body harnesses in vehicles
- B60R22/18—Anchoring devices
- B60R22/195—Anchoring devices with means to tension the belt in an emergency, e.g. means of the through-anchor or splitted reel type
- B60R22/1952—Transmission of tensioning power by cable; Return motion locking means therefor
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
- B60N2/24—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles
- B60N2/42—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles the seat constructed to protect the occupant from the effect of abnormal g-forces, e.g. crash or safety seats
- B60N2/427—Seats or parts thereof displaced during a crash
- B60N2/42727—Seats or parts thereof displaced during a crash involving substantially rigid displacement
- B60N2/42754—Seats or parts thereof displaced during a crash involving substantially rigid displacement of the cushion
- B60N2/42763—Seats or parts thereof displaced during a crash involving substantially rigid displacement of the cushion with anti-submarining systems
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
- B60N2/24—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles
- B60N2/42—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles the seat constructed to protect the occupant from the effect of abnormal g-forces, e.g. crash or safety seats
- B60N2/427—Seats or parts thereof displaced during a crash
- B60N2/42772—Seats or parts thereof displaced during a crash characterised by the triggering system
- B60N2/4279—Seats or parts thereof displaced during a crash characterised by the triggering system electric or electronic triggering
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R22/00—Safety belts or body harnesses in vehicles
- B60R22/18—Anchoring devices
- B60R22/195—Anchoring devices with means to tension the belt in an emergency, e.g. means of the through-anchor or splitted reel type
- B60R22/1954—Anchoring devices with means to tension the belt in an emergency, e.g. means of the through-anchor or splitted reel type characterised by fluid actuators, e.g. pyrotechnic gas generators
- B60R22/1955—Linear actuators
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- Transportation (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
Description
また、従来公知ではないが、先願の特願2007−050445号では、一つのプリテンショナ装置のシリンダとピストンとを互いに反力により夫々反対に移動させて作動装置を作動させる構成が提案されており、前記公知例の課題は解決しているが、この先行技術では、ワイヤーケーブルの接続作業が面倒であった。
本願では、プリテンショナ装置の構成および配置を工夫して作動を安定させるようにすると共に、ワイヤーケーブルの接続構成を工夫し、取付および組立作業を容易にしたものである。
本発明は、前記ケーブルガイド61は、ベース部材80に縦軸心で略四分の一円弧形状の案内溝81を形成し、該案内溝81の両端側の夫々には前記案内溝81に対向する案内部82を設けて構成した車両用シートとしたものである。
本発明は、前記ケーブルガイド61の案内部82は、前記ベース部材80に連設した連結部83に起立部84を設けて構成した車両用シートとしたものである。
本発明は、前記ケーブルガイド61の案内部82は、前記起立部84の先端に前記連結部83と略平行な突出部85を設けてコの字形状の対向溝86を形成して構成した車両用シートとしたものである。
本発明は、前記ケーブルガイド61の案内部82は、前記起立部84を案内溝81に対峙させ、前記突出部85の先端と前記ベース部材80の間に前記ワイヤケーブル13が通る隙間87を設けて構成した車両用シートとしたものである。
本発明は、前記シリンダ11は前記座席シート3の左右幅より短い長さに形成し、前記ケーブルガイド61は前記シリンダ11の左右両側の座席シート3の下方に設けた車両用シートとしたものである。
本発明は、前記座席移動用プリテンショナ装置10Aは、前記ワイヤケーブル13の一対の一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの中間部に設けた左右のケーブルガイド61の間に、一つの前記シリンダ11を宙吊り状態に設けて構成した車両用シートとしたものである。
本発明は、前記車両用シートの任意機器Kは、車両用シート1の着座者を拘束するシートベルト40とし、前記作動装置10は前記シートベルト40を緊張させるベルト用プリテンショナ装置10Bとし、該ベルト用プリテンショナ装置10Bは、所定以上の加速度を受けると、前記ベルト用プリテンショナ装置10Bのピストン12の移動を前記ワイヤケーブル13により伝達して乗員を拘束させる方向にシートベルト40が移動するように構成し、前記ワイヤーケーブル13の一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの何れか一方の先端は、ベルト用プリテンショナ装置10Bの一つのシリンダ11内に設けたピストン12に接続し、前記一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの何れか他方はシリンダ11に接続し、前記ワイヤケーブル13の一対の一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの他端部を係止する係止部Tは、前記シートベルト40のアンカープレート41およびインナーラップアンカー42の夫々とし、もって、シリンダ11とピストン12とは互いに反力により反対に移動するように構成し、前記シリンダ11および前記ピストン12と左右のアンカープレート41およびインナーラップアンカー42との間の前記ワイヤケーブル13の一対の一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの夫々の中間部に夫々前記ケーブルガイド61を設けた車両用シートとしたものである。
本発明は、前記ベルト用プリテンショナ装置10Bは、前記ワイヤケーブル13の一対の一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの中間部に設けた左右のケーブルガイド61の間に、一つの前記シリンダ11を宙吊り状態に設けると共に、前記座席移動用プリテンショナ装置10Aの前記シリンダ11と前後に並設して配置構成した車両用シートとしたものである。
本発明は、前記座席移動用プリテンショナ装置10Aのシリンダ11は、前記ベルト用プリテンショナ装置10Bのシリンダ11よりも上方に位置させ、座席移動用プリテンショナ装置10Aのシリンダ11が座席シート3と共に後方移動したベルト用プリテンショナ装置10Bのシリンダ11に干渉しないように配置構成した車両用シートとしたものである。
本発明は、前記座席移動用プリテンショナ装置10Aのケーブルガイド61は、前記ベルト用プリテンショナ装置10Bのケーブルガイド61が案内する前記ワイヤケーブル13より内側に前記座席移動用プリテンショナ装置10Aのワイヤケーブル13を位置させて案内するように、配置構成した車両用シートとしたものである。
本発明は、前記左右のケーブルガイド61の間には左右のケーブルガイド61の間隔が狭くなるのを防止する補強フレーム90を設けた車両用シートとしたものである。
本発明は、前記座席移動用プリテンショナ装置10Aの前記左右のケーブルガイド61は座席シート3の座席フレーム51に固定し、この左右のケーブルガイド61に補強フレーム90の左右両側部分を固定し、または、前記補強フレーム90を前記座席フレーム51に固定し、この補強フレーム90の左右両側部分に夫々ケーブルガイド61を固定した車両用シートとしたものである。
本発明は、前記ベルト用プリテンショナ装置10Bの前記左右のケーブルガイド61はスライドレール5側に固定し、この左右のケーブルガイド61に補強フレーム90の左右両側部分を固定し、または、前記補強フレーム90を前記スライドレール5側に固定し、この補強フレーム90の左右両側部分に夫々ケーブルガイド61を固定した車両用シートとしたものである。
請求項2の発明では、案内溝81に対向する案内部82を設けているので、ワイヤケーブル13を円滑に案内でき、また、案内溝81からワイヤケーブル13が外れるのを防止でき、ワイヤーケーブルの接続作業を容易にできる。
請求項3の発明では、案内部82の起立部84がワイヤケーブル13を円滑に案内でき、また、案内溝81からワイヤケーブル13が外れるのを防止でき、ワイヤーケーブルの接続作業を容易にできる。
請求項4の発明では、案内部82の対向溝86が、案内溝81から上下方向にワイヤケーブル13が外れるのを効果的に防止でき、ワイヤケーブル13を案内溝81と対向溝86とにより両側面を円滑に案内することができ、また、ワイヤーケーブルの接続作業を容易にできる。
請求項5の発明では、隙間87によりケーブルガイド61にワイヤケーブル13への装着作業を一層容易にできる。
請求項6の発明では、座席移動用プリテンショナ装置10Aを、コンパクトに構成して、車両用シートに装着できる。
請求項7の発明では、座席移動用プリテンショナ装置10Aのシリンダ11の取付構成を、部品点数を減少させて簡素にし、軽量化およびコスト削減できる。
請求項8の発明では、ベルト用プリテンショナ装置10Bを、コンパクトに構成して、車両用シートに装着でき、また、ベルト用プリテンショナ装置10Bと相俟って、着座者を良好に拘束することができる。
請求項9の発明では、座席移動用プリテンショナ装置10Aおよびベルト用プリテンショナ装置10Bの両者を、車両用シートに装着でき、着座者の拘束効果を一層向上させた車両用シートを提供することができ、また、座席移動用プリテンショナ装置10Aおよびベルト用プリテンショナ装置10Bの上下の設置スペースを小さくできる。
請求項10の発明では、座席移動用プリテンショナ装置10Aおよびベルト用プリテンショナ装置10Bのシリンダ11の干渉を防止できる。
請求項11の発明では、ベルト用プリテンショナ装置10Bのケーブルガイド61が案内する前記ワイヤケーブル13を、シートベルト40に接続するのを容易にでき、合理的構成にでき、座席移動用プリテンショナ装置10Aおよびベルト用プリテンショナ装置10Bの併存簡単に実現できる。
請求項12の発明では、左右のケーブルガイド61間の間隔を確実に確保してワイヤケーブル13の移動距離を確保でき、作動を安定させることができる。
請求項13の発明では、座席移動用プリテンショナ装置10Aのケーブルガイド61の取付けを簡素にできる。
請求項14の発明では、ベルト用プリテンショナ装置10Bのケーブルガイド61を確実に固定できる。
車両用シート1には、ガス発生剤に着火して大量のガスを発生させて車両用シートの任意機器(箇所)Kを任意に作動させる作動装置(プリテンショナ装置)10を設ける。作動装置10は、シリンダ11内にピストン12を設け、ピストン12にワイヤケーブル13の一端を接続し、ワイヤケーブル13の他端はシリンダ11のガイド部14の挿通孔15からシリンダ11の外部に引き出して任意の係止部Tに接続する。
ワイヤケーブル13は一対の一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bとにより構成し、一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの何れか一方の先端は作動装置10の一つのシリンダ11内に設けたピストン12側に接続し、前記一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの何れか他方の先端は前記ガイド部14の反対側となるシリンダ11のシリンダ側ワイヤ係止部17に接続し、該シリンダ11は所定の固定部に対して移動自在に取付け、もって、シリンダ11とピストン12とが互いに反力により夫々反対に移動するように構成する。
ガスジェネレータ16の構成は任意であり、図2〜図3の、実施例では、シリンダ11の外側にガスジェネレータ16を設けている。
また、図4〜図7の実施例では、前記ガスジェネレータ16はシリンダ11内に設ける。具体的には、ガスジェネレータ16は前記ピストン12に設ける。ピストン12は、シリンダ11の内周に摺接する大径部26の一方側にワイヤケーブル13を係止するケーブル固定部27を形成する。大径部26は筒状に形成し、大径部26の他方側からマイクロガスジェネレータ(MGG)28を大径部26内に密に挿入する(図4において、理解を容易にするためにマイクロガスジェネレータ28に細点を付して表示しているが、これにより構成は限定されない)。
したがって、マイクロガスジェネレータ28は筒状に形成し、マイクロガスジェネレータ28の外径と大径部26の内径を互いに挿入可能であって互いに密着するように設定する。
大径部26の他方側にはマイクロガスジェネレータ(MGG)28の抜け止め用のキャップ30を取付ける。実施例のキャップ30は大径部26に螺合させている。キャップ30には透孔31を形成し、透孔31の部分からマイクロガスジェネレータ28にカプラ32を接続する。カプラ32に接続したハーネス33は、車体所望位置に設けた衝撃検出装置34に接続し、衝撃検出装置34が衝撃を検知すると、マイクロガスジェネレータ28の着火部を作動させて着火して多量のガスを発生させ、この多量のガスをガス噴出口29からピストン12の一方側のシリンダ11内に充満させ、このときのガス圧により瞬時にピストン12を移動させてワイヤケーブル13を牽引して作動装置10を作動させる。
しかして、作動装置10の前記シリンダ11と前記係止部Tの中間位置には、前記シリンダ11およびピストン12によるワイヤケーブル13の左右方向の移動方向を、前記任意機器Kを作動させる前後方向に変換するケーブルガイド61を設ける(図8)。
即ち、前記シリンダ11と前記係止部Tは、シリンダ11の軸心方向が車両用シート1の左右方向となるように、前記係止部Tは前記ワイヤケーブル13が前記シリンダ11の軸心方向に対して交差方向に牽引されるように、夫々配置し、前記シリンダ11と前記係止部Tの中間位置には、前記シリンダ11およびピストン12によるワイヤケーブル13の左右方向の移動方向を、前記任意機器Kを作動させる前後方向に変換する前記ケーブルガイド61を設ける。
ケーブルガイド61は、所定の板厚を有するベース部材80の側面に縦軸心で平面視略四分の一円弧形状の案内溝81を形成する。案内溝81の両端側には夫々案内部82を設ける。
ワイヤケーブル13は、ケーブルガイド61のベース部材80の案内溝81より長く弛ませた状態で、一対の案内部82の両方の隙間87から案内部82の対向溝86に通し、次に、弛んだワイヤケーブル13をベース部材80の案内溝81に嵌めると、ワイヤケーブル13の取付けが完了する(図10)。
ケーブルガイド61および補強フレーム90は任意の固定部に固定すればよく、取付箇所は問わない。
即ち、例えば、左右のケーブルガイド61を任意の固定部に固定し、この左右のケーブルガイド61に補強フレーム90の左右両側部分を固定すればよく、また、補強フレーム90を任意の固定部に固定し、この補強フレーム90の左右両側部分に夫々ケーブルガイド61を固定しても良い。
しかして、図15〜図17は、前記機器Kを座席シート3の移動装置とし、係止部Tを後述する固定フレーム46とし、前記作動装置10を車両用シート1の座部移動用プリテンショナ装置10Aに使用した実施例を示したものである。
座部移動用プリテンショナ装置10Aの具体的構成は任意であるが、一例を示すと、シートベルト40の左右のアンカープレート41およびインナーラップアンカー42の基部を、スライドレール5の左右のアッパーレール35に設けた左右一対の固定フレーム46に取付け、左右の固定フレーム46には前記座席シート3の座席フレーム51を所定範囲で後方移動するように取付ける。
座部移動用プリテンショナ装置10Aは、一つのシリンダ11とピストン12によりワイヤーケーブル13の一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの夫々を牽引して、略同時に座席フレーム51を牽引し、座席シート3を後方移動させる。
47はベルトリトラクターである。
また、前記座部移動用プリテンショナ装置10Aのシリンダ11は、座席フレーム51の下面にワイヤーケーブル13の牽引方向とシリンダ11の軸芯とが略並行となるように位置させ、かつ、シリンダ11の軸芯方向に移動自在に設置するように構成すると、一つのシリンダ11によっても、ピストン12に接続した一方側ケーブル13Aと、シリンダ11に接続した他方側ケーブル13Bとは、略同時に同量牽引されて、ワイヤーケーブル13は座席シート3を後方移動させることができ、好適である。
それゆえ、一つのシリンダ11によっても、ピストン12に接続した一方側ケーブル13Aと、シリンダ11に接続した他方側ケーブル13Bとにより略同時に同量牽引されて、ワイヤーケーブル13は座席シート3を後方移動させる。
しかして、左右の固定フレーム46(係止部T)と座部移動用プリテンショナ装置10Aのシリンダ11およびピストン12に夫々係止したワイヤーケーブル13の一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの中間位置には、ピストン12とシリンダ11とが左右方向に牽引した一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの移動方向を、座席シート3が後方移動するように、前後方向に変換する前記ケーブルガイド61を設ける(図15,図16)。
また、補強フレーム90が座席フレーム51の一部を構成しても良い。
また、前記シリンダ11は前記座席シート3の左右幅より短い長さに形成し、前記ケーブルガイド61は前記シリンダ11の左右両側の座席シート3の下方に設ける。
したがって、前記シリンダ11は、左右のケーブルガイド61の間に、前記ワイヤケーブル13の一対の一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bにより宙吊り状態に設けられて、シリンダ11はワイヤケーブル13により支持される。
また、図14〜図16の実施例では取付孔56を座席フレーム51の左右一対の側部部材55の後側部分に取付孔56を形成し、取付孔56に固定フレーム46に設けた棒状形状の取付部材57を夫々係合させ、座席フレーム51の前側部分は、図15〜図17のように、取付孔56と取付部材57によらずに、アーム58の上部を軸59により回動自在に取付け、アーム58の下部は軸60により固定フレーム46に回動自在に取付けている。そのため、衝突時の座席シート3の後退をさせる場合、座席シート3の前端が上昇しながら後退するようにでき、シートベルト40による着座者の拘束効果のさらなる向上を図ることができ、好適である。
62は座席シート3のクッション材、63は表皮部材である。
具体的には、左右のアンカープレート41およびインナーラップアンカー42の基部(係止部T)には、夫々左右一対のワイヤーケーブル13の一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの夫々の基部を係止し、ワイヤーケーブル46の一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの先端はベルト用プリテンショナ装置10Bのシリンダ11とピストン12に取付ける。
ベルト用プリテンショナ装置10Bは、車体所望位置に設けた衝撃検出装置34により衝撃を検知すると、ガス発生剤に着火して瞬時にワイヤーケーブル13を牽引して、シートベルト40を緊張させ、乗員を車両用シート1に拘束するように構成する。
座部移動用プリテンショナ装置10Aと同様に、ベルト用プリテンショナ装置10Bは一つのシリンダ11(ピストン12)によりワイヤーケーブル13の一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの夫々を牽引して、略同時に左右のアンカープレート41およびインナーラップアンカー42を牽引し、乗員を車両用シート1に拘束する。
即ち、ガスジェネレータ16の多量のガスにより瞬時に移動するピストン12の反力をシリンダ11に作用させて、ピストン12とシリンダ11とを互いに反対方向に移動するように構成する(図3,図7)。
それゆえ、一つのシリンダ11(ピストン12)によっても、ピストン12に接続した一方側ケーブル13Aと、シリンダ11に接続した他方側ケーブル13Bとは、略同時に同量牽引されて、ワイヤーケーブル13は乗員を車両用シート1に拘束する。
しかして、ベルト用プリテンショナ装置10Bの前記シリンダ11および前記ピストン12と左右のアンカープレート41およびインナーラップアンカー42(係止部T)との間の前記ワイヤケーブル13の一対の一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの夫々の中間部には夫々前記ケーブルガイド(ベルト用ケーブルガイド)61を設ける。
ベルト用ケーブルガイド61は前記ケーブルガイド61と略同一形状に形成し、任意の固定部に固定する。
しかし、図示は省略するが、車両用シート1を車体に対して上下させてシート1の高さを調節する高さ調節機構を設けた場合には、アッパーレール35に対して前記固定フレーム46が上下することとなるので、固定フレーム46ではなくアッパーレール35に左右のアンカープレート41およびインナーラップアンカー42を取付け、シートベルト40に掛かる荷重をスライドレール5により支持するように、ベルト用ケーブルガイド61および補強フレーム90もアッパーレール35側に取り付けることになる。
また、ベルト用プリテンショナ装置10Bの前記シリンダ11も、左右のベルト用ケーブルガイド61の間に、前記ワイヤケーブル13の一対の一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bにより宙吊り状態に設け、シリンダ11をワイヤケーブル13により支持するように構成している。
また、ベルト用プリテンショナ装置10Bのシリンダ11と、前記座席移動用プリテンショナ装置10Aのシリンダ11と前後に並設する(図20,図21)。
この場合、座席移動用プリテンショナ装置10Aのシリンダ11は、ベルト用プリテンショナ装置10Bのシリンダ11の前側に位置させると、夫々のシリンダ11が牽引するワイヤケーブル13の牽引量を充分に確保でき、作動を安定させて、好適である。
また、座席移動用プリテンショナ装置10Aのシリンダ11は、ベルト用プリテンショナ装置10Bのシリンダ11よりも上方に位置させ、座席移動用プリテンショナ装置10Aのシリンダ11が座席シート3と共に後方移動したベルト用プリテンショナ装置10Bのシリンダ11に干渉しないように位置させる(図21)。
また、前記座席移動用プリテンショナ装置10Aのケーブルガイド61は、前記ベルト用プリテンショナ装置10Bのケーブルガイド61が案内する前記ワイヤケーブル13より内側に前記座席移動用プリテンショナ装置10Aのワイヤケーブル13を位置させて案内するように配置構成する(図20)。
65はシートベルト40の中間部に設けたタングプレート、66はインナーバックルである。
前記ベルトリトラクター47は、公知の構成であり、通常シートベルト40の引き出しを許容するが、衝撃が掛かると、シートベルト40の引き出しをロックさせる機構を内蔵していればよい。
また、タングプレート65も公知の構成であり、シートベルト40に対して移動自在であるが、通常のシートベルト40の引き出すとき等の場合にはシートベルト40に対して移動しないように構成している。
(作動装置の作用)
例えば、座部移動用プリテンショナ装置10Aおよびベルト用プリテンショナ装置10B等となる作動装置10は、衝撃検出装置34が衝撃を検知すると、マイクロガスジェネレータ28に着火して多量のガスを発生させ、ピストン12の一方側のシリンダ11内に充満させ、ガス圧により瞬時にピストン12を移動させ、ピストン12の移動の反力がシリンダ11に作用して、ピストン12とシリンダ11とは互いに反対方向に移動する。
作動装置10は係止部Tに夫々係止されているワイヤーケーブル13の一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bがピストン12とシリンダ11との互いの反対方向への移動により牽引され、着座者を拘束する任意機器Kを作動させて、着座者を拘束する。
ケーブルガイド61は、所定の板厚を有するベース部材80の側面に縦軸心で平面視略四分の一円弧形状の案内溝81を形成し、案内溝81の両端側には案内溝81に対向する夫々案内部82を設けているから、ワイヤケーブル13を円滑に案内でき、また、案内溝81からワイヤケーブル13が外れるのを防止できる。
また、案内部82は起立部84の先端に連結部83と略平行な突出部85を設けているから、案内部82の突出部85が、案内溝81から上下方向にワイヤケーブル13が外れるのを効果的に防止し、ワイヤケーブル13は案内溝81と突出部85とにより両側面を円滑に案内される。
しかして、ケーブルガイド61の案内部82の突出部85の先端と案内溝81(ベース部材80)の間にはワイヤケーブル13が通る幅を有する隙間87を設けているので、ワイヤケーブル13を、ケーブルガイド61のベース部材80の案内溝81より長く弛ませた状態で、一対の案内部82の両方の隙間87から案内部82の対向溝86に通し、次に、弛んだワイヤケーブル13をベース部材80の案内溝81に嵌まるように引張ると、ワイヤケーブル13の取付けが完了する。
しかして、左右のケーブルガイド61は任意の固定部に取付け、左右のケーブルガイド61の間には補強フレーム90を設けているから、作動装置10が作動してワイヤケーブル13が牽引されたときの左右のケーブルガイド61に掛かっても、ケーブルガイド61の間隔が狭くなるのを防止する。
したがって、作動装置10は安定して作動する。
また、シリンダ11は座席シート3の左右幅より短い長さに形成し、ケーブルガイド61はシリンダ11の左右両側の座席シート3の下方に設けているので、シリンダ11は左右のケーブルガイド61間でワイヤケーブル13を縮小させ、作動装置10を安定して作動させる。
また、作動装置10が作動してピストン12が移動すると、ワイヤケーブル13を引き戻す反対荷重が作用しても、ストッパ用の鋼球36を作動させて、ピストン12の戻りを阻止する。
車両用シート1に着座した状態の走行中に前方から衝突されると、車体は衝突により前進が阻止されて直ちに減速し、慣性力が着座者を車両用シート1に対して相対的に前方移動させるように作用するが、シートベルト40があるため、着座者は車両用シート1に拘束される。
しかし、シートベルト40が着座者を拘束するが、減速に伴う着座者の慣性力によって座席シート3のクッション材(パッド)を撓ませることや、シートベルト40の伸び等の理由で、衝突時のシートベルト40による拘束効果を更に向上させるには限界があり、近年、プリテンショナーにより衝突時にシートベルトを引いて拘束しようとしていたが、シートベルトではその左右の何れか一方の片側のみを牽引していることと、減速に伴って座席シート3のクッション材が撓むことから、着座者の沈み込みが生じ、衝突時、シートベルトによる拘束効果の向上には限界があった。
即ち、後方移動する座席シート3の座面が着座者を支持して、座席シート3のクッション材62が撓むのを相対的に減少させ、これにより着座者の車両用シート1への拘束効果を向上させる。
しかして、座席シート3の座席フレーム51の左右一対の側部部材55の前後両側部部分には、棒状形状の取付部材57を設け、取付部材57は固定フレーム46に設けた前後に長い取付孔56に相対的に移動自在に挿通しているから、座席シート3は、座席フレーム51が固定フレーム46に対して後方移動する。
したがって、座席シート3の後方移動により着座者の沈み込みによるクッション材62の撓みを減少させて、着座者の車両用シート1への拘束効果を向上させる。
この場合、座席フレーム51の前側部分は、アーム58により上下自在に取付けているから、衝突時の座席シート3が後退するとき、座席シート3の前端を上昇させながら後退させるようにでき、着座者の臀部の下方の座席シート3の座面が高くなって、一層、着座者の沈み込みによるクッション材62の撓みを減少させ、シートベルト40による着座者の拘束効果のさらなる向上を図ることができ、好適である。
したがって、ピストン12に接続した一方側ケーブル13Aと、シリンダ11に接続した他方側ケーブル13Bとは、略同時に略同量牽引されて、座席フレーム51を後方移動させることができ、着座者拘束機構の構成部品点数を少なくして、安価に提供できる。
前記任意機器Kを、シートベルト40の全体の張力を緊張させるシートベルト緊張装置とし、係止部Tをアンカープレート41またはインナーラップアンカー42とし、シートベルト40を緊張させるベルト用プリテンショナ装置10Bを、前記作動装置10により構成し、一層、着座者の車両用シート1への拘束効果を向上させたものであり、シートベルト40は、ベルト用プリテンショナ装置10Bにより左右のアンカープレート41またはインナーラップアンカー42の両方を牽引して、シートベルト40の全体の張力を緊張させるように構成し、ベルト用プリテンショナ装置10Bは、車体所望位置に設けた衝撃検出装置により衝撃を検知すると、ガス発生剤に着火して瞬時にワイヤーケーブル13を牽引して、シートベルト40を緊張させ、乗員を車両用シート1に拘束する。
ワイヤーケーブル13の一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの何れか一方は、ベルト用プリテンショナ装置10Bのシリンダ11内に設けたピストン12に接続し、一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの何れか他方はシリンダ11の端部に接続しているから、ベルト用プリテンショナ装置10Bのひとつのシリンダ11により、略同時に左右のアンカープレート41およびインナーラップアンカー42を牽引し、乗員を車両用シート1に拘束する。
そのため、一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bのそれぞれは、略同時に左右のアンカープレート41およびインナーラップアンカー42を牽引し、乗員を車両用シート1に拘束する。
この場合、ベルト用プリテンショナ装置10Bは、座席フレーム51の前側下方に設け、座席フレーム51の下方の左右両側部分にケーブルガイド61を設け、各ケーブルガイド61から一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの夫々を固定フレーム46の側方に方向変換させて位置させ、夫々アンカープレート41およびインナーラップアンカー42(係止部T)に係止しているから、一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの互いの相対的短縮方向への移動の際の車両用シート1の他の構成品との接触を防止して、良好かつ確実にでき、シートベルト40の緊張を迅速にして、着座者の車両用シート1への拘束効果を向上させる。
また、ベルト用プリテンショナ装置10Bの前記シリンダ11も、左右のベルト用ケーブルガイド61の間に、前記ワイヤケーブル13の一対の一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bにより宙吊り状態に設け、シリンダ11をワイヤケーブル13により支持するように構成しているから、シリンダ11はワイヤケーブル13により支持され、特別に専用の取付部材を用意しなくて済み、シリンダ11の取付作業を容易にする。
この場合、座席移動用プリテンショナ装置10Aのシリンダ11は、ベルト用プリテンショナ装置10Bのシリンダ11の前側に位置させているから、夫々のシリンダ11が牽引するワイヤケーブル13の牽引量を充分に確保でき、作動を安定させて、好適である。
また、座席移動用プリテンショナ装置10Aのシリンダ11は、ベルト用プリテンショナ装置10Bのシリンダ11よりも上方に位置させているから、座席移動用プリテンショナ装置10Aのシリンダ11が座席シート3と共に後方移動するとき、ベルト用プリテンショナ装置10Bのシリンダ11に干渉しない。
また、左右の固定フレーム46は座席フレーム51の外側に位置するので、固定フレーム46の内側を座席シート3が移動する座席移動用プリテンショナ装置10Aのワイヤケーブル13は固定フレーム46の内側に位置し、左右の固定フレーム46の外側に位置する前記アンカープレート41およびインナーラップアンカー42を牽引するベルト用プリテンショナ装置10Bのワイヤケーブル13は固定フレーム46の外側に位置して、作動を安定させると共に、作動スペースを有効利用でき、全体が合理的構成となる。
Claims (14)
- 車両用シート1に作動装置10により作動して着座者を拘束する任意機器Kを設け、前記作動装置10は、ガスジェネレータ16の爆発のガス圧によって移動するシリンダ11内のピストン12と、ピストン12の移動による反力で移動するシリンダ11の夫々に、ワイヤーケーブル13の一対の一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの一端部を夫々接続し、該一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの他端部は任意の係止部Tに夫々接続して、前記シリンダ11と前記ピストン12とが互いに反力により夫々反対に移動させてワイヤーケーブル13を牽引して作動するように構成し、前記車両用シートの任意機器Kは車両用シート1の座席シート3の移動装置とし、前記作動装置10は前記座席シート3を後方移動させる座席移動用プリテンショナ装置10Aとし、該座席移動用プリテンショナ装置10Aは、前記ワイヤーケーブル13の一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの何れか一方の一端先端部は、シリンダ11内に設けたピストン12に接続し、前記一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの何れか他方の一端先端部はシリンダ11側に接続し、前記一対の一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの他方端部を車体側に取付けた固定フレーム46の係止部Tに係止し、もって、車体が所定以上の加速を受けると、座席移動用プリテンショナ装置10Aの前記シリンダ11および前記ピストン12の移動を前記ワイヤケーブル13により伝達して車体側に取付けた固定フレーム46に対して前記座席シート3が後方移動するように構成し、前記シリンダ11と前記係止部Tとは、シリンダ11の軸心方向が左右方向となるように、前記係止部Tが前記ワイヤケーブル13を前記シリンダ11の軸心方向に対して交差方向に牽引されるように、夫々配置し、前記シリンダ11および前記ピストン12の夫々と前記固定フレーム46の間の前記ワイヤケーブル13の一対の一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの夫々の中間部に、前記シリンダ11およびピストン12によるワイヤケーブル13の左右方向の移動方向を、前記座席シート3を後方移動させる前後方向に変換するケーブルガイド61を夫々設けた車両用シート。
- 請求項1において、前記ケーブルガイド61は、ベース部材80に縦軸心で略四分の一円弧形状の案内溝81を形成し、該案内溝81の両端側の夫々には前記案内溝81に対向する案内部82を設けて構成した車両用シート。
- 請求項2において、前記ケーブルガイド61の案内部82は、前記ベース部材80に連設した連結部83に起立部84を設けて構成した車両用シート。
- 請求項3において、前記ケーブルガイド61の案内部82は、前記起立部84の先端に前記連結部83と略平行な突出部85を設けてコの字形状の対向溝86を形成して構成した車両用シート。
- 請求項4において、前記ケーブルガイド61の案内部82は、前記起立部84を案内溝81に対峙させ、前記突出部85の先端と前記ベース部材80の間に前記ワイヤケーブル13が通る隙間87を設けて構成した車両用シート。
- 請求項1または請求項2または請求項3または請求項4または請求項5において、前記シリンダ11は前記座席シート3の左右幅より短い長さに形成し、前記ケーブルガイド61は前記シリンダ11の左右両側の座席シート3の下方に設けた車両用シート。
- 請求項6において、前記座席移動用プリテンショナ装置10Aは、前記ワイヤケーブル13の一対の一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの中間部に設けた左右のケーブルガイド61の間に、一つの前記シリンダ11を宙吊り状態に設けて構成した車両用シート。
- 請求項1または請求項2または請求項3または請求項4または請求項5または請求項6または請求項7において、前記車両用シートの任意機器Kは、車両用シート1の着座者を拘束するシートベルト40とし、前記作動装置10は前記シートベルト40を緊張させるベルト用プリテンショナ装置10Bとし、該ベルト用プリテンショナ装置10Bは、所定以上の加速度を受けると、前記ベルト用プリテンショナ装置10Bのピストン12の移動を前記ワイヤケーブル13により伝達して乗員を拘束させる方向にシートベルト40が移動するように構成し、前記ワイヤーケーブル13の一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの何れか一方の先端は、ベルト用プリテンショナ装置10Bの一つのシリンダ11内に設けたピストン12に接続し、前記一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの何れか他方はシリンダ11に接続し、前記ワイヤケーブル13の一対の一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの他端部を係止する係止部Tは、前記シートベルト40のアンカープレート41およびインナーラップアンカー42の夫々とし、もって、シリンダ11とピストン12とは互いに反力により反対に移動するように構成し、前記シリンダ11および前記ピストン12と左右のアンカープレート41およびインナーラップアンカー42との間の前記ワイヤケーブル13の一対の一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの夫々の中間部に夫々前記ケーブルガイド61を設けた車両用シート。
- 請求項8において、前記ベルト用プリテンショナ装置10Bは、前記ワイヤケーブル13の一対の一方側ケーブル13Aと他方側ケーブル13Bの中間部に設けた左右のケーブルガイド61の間に、一つの前記シリンダ11を宙吊り状態に設けると共に、前記座席移動用プリテンショナ装置10Aの前記シリンダ11と前後に並設して配置構成した車両用シート。
- 請求項9において、前記座席移動用プリテンショナ装置10Aのシリンダ11は、前記ベルト用プリテンショナ装置10Bのシリンダ11よりも上方に位置させ、座席移動用プリテンショナ装置10Aのシリンダ11が座席シート3と共に後方移動したベルト用プリテンショナ装置10Bのシリンダ11に干渉しないように配置構成した車両用シート。
- 請求項9または請求項10において、前記座席移動用プリテンショナ装置10Aのケーブルガイド61は、前記ベルト用プリテンショナ装置10Bのケーブルガイド61が案内する前記ワイヤケーブル13より内側に前記座席移動用プリテンショナ装置10Aのワイヤケーブル13を位置させて案内するように、配置構成した車両用シート。
- 請求項1または請求項2または請求項3または請求項4または請求項5または請求項6または請求項7または請求項8または請求項9または請求項10または請求項11において、前記左右のケーブルガイド61の間には左右のケーブルガイド61の間隔が狭くなるのを防止する補強フレーム90を設けた車両用シート。
- 請求項12において、前記座席移動用プリテンショナ装置10Aの前記左右のケーブルガイド61は座席シート3の座席フレーム51に固定し、この左右のケーブルガイド61に補強フレーム90の左右両側部分を固定し、または、前記補強フレーム90を前記座席フレーム51に固定し、この補強フレーム90の左右両側部分に夫々ケーブルガイド61を固定した車両用シート。
- 請求項12において、前記ベルト用プリテンショナ装置10Bの前記左右のケーブルガイド61はスライドレール5側に固定し、この左右のケーブルガイド61に補強フレーム90の左右両側部分を固定し、または、前記補強フレーム90を前記スライドレール5側に固定し、この補強フレーム90の左右両側部分に夫々ケーブルガイド61を固定した車両用シート。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007309484A JP5201657B2 (ja) | 2007-11-29 | 2007-11-29 | 車両用シート |
PCT/JP2008/071816 WO2009069802A1 (ja) | 2007-11-29 | 2008-12-01 | 車両用シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007309484A JP5201657B2 (ja) | 2007-11-29 | 2007-11-29 | 車両用シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009132253A JP2009132253A (ja) | 2009-06-18 |
JP5201657B2 true JP5201657B2 (ja) | 2013-06-05 |
Family
ID=40678689
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007309484A Expired - Fee Related JP5201657B2 (ja) | 2007-11-29 | 2007-11-29 | 車両用シート |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5201657B2 (ja) |
WO (1) | WO2009069802A1 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5473322B2 (ja) * | 2008-12-29 | 2014-04-16 | テイ・エス テック株式会社 | 車両用シート |
JP5436947B2 (ja) * | 2009-06-10 | 2014-03-05 | テイ・エス テック株式会社 | 乗員拘束装置及び乗員拘束装置を備えた車両用シート |
JP2010285026A (ja) * | 2009-06-10 | 2010-12-24 | Ts Tech Co Ltd | 乗物用シート |
JP2010285029A (ja) * | 2009-06-10 | 2010-12-24 | Ts Tech Co Ltd | 乗物用シート |
JP2010285044A (ja) * | 2009-06-10 | 2010-12-24 | Ts Tech Co Ltd | 乗物用シート |
JP2010285046A (ja) * | 2009-06-10 | 2010-12-24 | Ts Tech Co Ltd | 乗物用シート |
JP5457728B2 (ja) * | 2009-06-10 | 2014-04-02 | テイ・エス テック株式会社 | 乗物用シート |
JP2010285043A (ja) * | 2009-06-10 | 2010-12-24 | Ts Tech Co Ltd | 乗物用シート |
US9896006B2 (en) * | 2016-07-22 | 2018-02-20 | Indiana Mills & Manufacturing, Inc. | Restraint web pre-tensioning and suspension seat pull-down device |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07223507A (ja) * | 1994-02-14 | 1995-08-22 | Toyota Motor Corp | シートベルトのバックル引き込み装置 |
DE29608213U1 (de) * | 1996-05-06 | 1996-09-05 | Trw Occupant Restraint Systems Gmbh, 73551 Alfdorf | Gurtstraffer für einen Sicherheitsgurt |
JP3092094B1 (ja) * | 1999-07-30 | 2000-09-25 | 日晴金属株式会社 | 滑車のロープガイド |
JP2001247010A (ja) * | 1999-12-28 | 2001-09-11 | Takata Corp | 乗員保護装置 |
US7380832B2 (en) * | 2005-04-05 | 2008-06-03 | Takata Seat Belts, Inc. | Pretensioner with integrated gas generator |
JP4290702B2 (ja) * | 2006-02-06 | 2009-07-08 | テイ・エス テック株式会社 | 車両用シート |
-
2007
- 2007-11-29 JP JP2007309484A patent/JP5201657B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2008
- 2008-12-01 WO PCT/JP2008/071816 patent/WO2009069802A1/ja active Application Filing
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009132253A (ja) | 2009-06-18 |
WO2009069802A1 (ja) | 2009-06-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5201657B2 (ja) | 車両用シート | |
JP5473322B2 (ja) | 車両用シート | |
JP5395457B2 (ja) | 車両用シート | |
JP5182843B2 (ja) | 車両用シート | |
JP4290701B2 (ja) | 車両用シート | |
JP4621281B2 (ja) | シートベルトプリテンショナー | |
JP5294444B2 (ja) | 車両用シート | |
US10730475B2 (en) | Vehicle seatbelt device | |
JP4290702B2 (ja) | 車両用シート | |
JP5105582B2 (ja) | 車両用シート | |
JP4290703B2 (ja) | 車両用シート | |
JP5311815B2 (ja) | 車両用シート | |
JP5420264B2 (ja) | 車両用シート | |
JP2008507450A (ja) | シートベルト用プリテンショナー | |
JP5170632B2 (ja) | 車両用シートおよび車両用シートの組立方法 | |
JP5366296B2 (ja) | 車両用シートおよび車両用シートの着座者を拘束する作動方法 | |
JP5111992B2 (ja) | 車両用シートの作動装置 | |
EP1580091B1 (en) | Belt pretensioner | |
JP5170631B2 (ja) | 車両用シート | |
JP5311814B2 (ja) | 車両用シートおよび車両用シートの組立方法 | |
JP2010155581A (ja) | 車両用シート | |
JP2007253732A (ja) | シートベルト装置 | |
JP5502461B2 (ja) | シートベルト装置に用いられるプリテンショナー機構 | |
JP2008507453A (ja) | シートベルト用プリテンショナー | |
JP2010247787A (ja) | シートベルト装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20101005 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121031 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121228 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130206 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130207 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160222 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |