JP5190443B2 - 2ピースクリップ - Google Patents
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Description
グロメットと該グロメットに挿入されるピンとを備え、被取付部材に形成された取付孔に挿入されて固定状態と解除状態をとりうる2ピースクリップであって、
前記グロメットは、フランジ部と、該フランジ部の裏面から伸びて複数に分割され内部が縮径した弾性脚部とを有し、前記フランジ部は、その表面には、前記ピンが挿入される挿入孔と、該挿入孔より外側に少なくとも2つのガイド溝が形成され、前記弾性脚部には、内周面に係合部と係止部が形成され、
前記ピンは、板状の頭部と、この頭部の裏面から延出されて前記挿入孔に挿入される軸部とを有し、前記頭部の裏面には、前記固定状態で前記フランジ表面に当接し、前記解除状態で前記ガイド溝に収容される少なくとも2つの突部が形成され、前記軸部の外周面には、前記固定状態で前記弾性脚部を拡径させて前記係合部に係合する被係合部と、前記係止部と当接して前記ピンの回転を規制する回転規制部と、前記被係合部に周方向で隣接し前記解除状態で前記係合部を収納して前記弾性脚部を縮径させる収納凹部と、が形成され、
前記ガイド溝と前記突部の少なくとも一方には、第1テーパ面が形成され、
前記係止部と前記回転規制部の少なくとも一方には、第2テーパ面が形成され、
前記突部と前記ガイド溝との位相を合わせるように前記固定状態から前記ピンを前記グロメットに対して回転させることにより、前記突部と前記ガイド溝との摺接部が前記第1テーパ面に沿って移動して前記突部が前記ガイド溝に収容されるとともに、前記係止部と前記回転規制部との当接部が前記第2テーパ面に沿って移動して前記係止部が前記回転規制部を乗り越え、前記係合部が前記収納凹部に収納されて前記解除状態に移行することを特徴とする。
まず、図1(a)、(b)及び図4(a)〜(c)に示すように、グロメット20にピン50を途中まで挿入して、グロメット20にピン50を仮保持させる(仮保持状態)。すなわち、グロメット20の挿入孔27のスリット開口部27a、27bにそれぞれ突片60とヒンジ壁57の位相を合わせて挿入し途中まで押し込むことにより、ピン50の抜け止め突部61と押さえ部62との間に、グロメット20のスリット開口部27bが嵌合して、ピン50をグロメット20に仮保持させることができる。この状態では、グロメット20の弾性係止片36は閉じた状態となっている。
例えば、上記実施形態においては、ガイド溝28は凹部26を貫通する孔としたが、これに限定されず、凹部26からさらに窪んで貫通しない凹部としてもよい。
また、上記実施形態においては、ピン50がグロメット20に対して回転する間に摺接するガイド溝28と突部56にそれぞれ、ガイド溝テーパ面28aと突部テーパ面56aを形成したが、これに限定されずいずれか一方にテーパ面を設ければよい。
また、上記実施形態においては、回転規制部72に回転規制部テーパ面73を形成したが、回転規制部72と当接する係合突部39にテーパ面を形成してもよい。
また、上記実施形態においては、回り止め部27cを円弧面としたが、テーパ面としてもよい。
この誤挿入防止構造は、例えば、突片60の厚みをヒンジ壁57の厚みより大きくし、スリット開口部27a、27bにそれぞれ突片60とヒンジ壁57の位相を合わせてピン50を挿入孔27に挿入するところを、誤ってスリット開口部27a、27bにそれぞれヒンジ壁57と突片60の位相を合わせてピン50を挿入孔27に挿入してしまった場合、突片60がスリット開口部27bの回り止め部27cに干渉するように構成することで実現できる。
1 被取付部材
2 取付部材
3 取付孔
20 グロメット
22 フランジ部
24 周壁
26 凹部
27 挿入孔
27a スリット開口部(開口部)
27b スリット開口部
27c 回り止め部
27d 開口摺接部
27e ストッパー壁
28 ガイド溝
28a ガイド溝テーパ面(第1テーパ面)
30 弾性脚部
36 弾性係止片
37 スリット
38 縮径部
39 係合突部(係合部、係止部)
41 テーパ面
50 ピン
52 頭部
54 軸部
55 テーパ面
56 突部
56a 突部テーパ面(第1テーパ面)
57 ヒンジ壁
58a 上方側貫通孔
58b 下方側貫通孔
59a 上方側ヒンジ部
59b 下方側ヒンジ部
60 突片
61 抜け止め突部
62 押さえ部
63 凹部
65 収納凹部
70 被係合部
71 凹状湾曲面
72 回転規制部
73 回転規制部テーパ面(第2テーパ面)
74 ガイド段部
Claims (8)
- グロメットと該グロメットに挿入されるピンとを備え、被取付部材に形成された取付孔に挿入されて固定状態と解除状態をとりうる2ピースクリップであって、
前記グロメットは、フランジ部と、該フランジ部の裏面から伸びて複数に分割され内部が縮径した弾性脚部とを有し、前記フランジ部は、その表面には、前記ピンが挿入される挿入孔と、該挿入孔より外側に少なくとも2つのガイド溝が形成され、前記弾性脚部には、内周面に係合部と係止部が形成され、
前記ピンは、板状の頭部と、この頭部の裏面から延出されて前記挿入孔に挿入される軸部とを有し、前記頭部の裏面には、前記固定状態で前記フランジ表面に当接し、前記解除状態で前記ガイド溝に収容される少なくとも2つの突部が形成され、前記軸部の外周面には、前記固定状態で前記弾性脚部を拡径させて前記係合部に係合する被係合部と、前記係止部と当接して前記ピンの回転を規制する回転規制部と、前記被係合部に周方向で隣接し前記解除状態で前記係合部を収納して前記弾性脚部を縮径させる収納凹部と、が形成され、
前記ガイド溝と前記突部の少なくとも一方には、第1テーパ面が形成され、
前記係止部と前記回転規制部の少なくとも一方には、第2テーパ面が形成され、
前記突部と前記ガイド溝との位相を合わせるように前記固定状態から前記ピンを前記グロメットに対して回転させることにより、前記突部と前記ガイド溝との摺接部が前記第1テーパ面に沿って移動して前記突部が前記ガイド溝に収容されるとともに、前記係止部と前記回転規制部との当接部が前記第2テーパ面に沿って移動して前記係止部が前記回転規制部を乗り越え、前記係合部が前記収納凹部に収納されて前記解除状態に移行することを特徴とする2ピースクリップ。 - 前記ピンの前記グロメットに対する回転に伴って、前記突部が前記ガイド溝と前記第1テーパ面上で摺接すると同時に、前記係止部が前記回転規制部と前記第2テーパ面上で当接し始めることを特徴とする請求項1に記載の2ピースクリップ。
- 前記軸部には、径方向に伸縮可能なヒンジ部を有するヒンジ壁が形成され、
前記挿入孔の周縁には、前記固定状態で前記ヒンジ部と周方向で係合する回り止め部が形成され、
前記ピンの前記グロメットに対する回転に伴って、前記ヒンジ部が径方向に撓んで前記回り止め部を乗り越えることを特徴とする請求項2に記載の2ピースクリップ。 - 前記回り止め部は、テーパ面又は円弧面からなることを特徴とする請求項3に記載の2ピースクリップ。
- 前記ピンの前記グロメットに対する回転に伴って、前記ヒンジ部が前記回り止め部を乗り越えたと同時に、前記突部が前記第1テーパ面上で前記ガイド溝に摺接することを特徴とする請求項3又は4に記載の2ピースクリップ。
- 前記軸部には、前記ヒンジ壁と交差する位置に突片が形成され、
前記挿入孔の周縁には、前記突片が挿入され嵌合する開口部が形成され、
前記開口部には、前記固定状態から前記解除状態に移行するための前記ピンの回転に伴う前記突片の回転を許容する空間が設けられていることを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の2ピースクリップ。 - 前記突片の厚みが前記ヒンジ壁の厚みより大きく、
前記ヒンジ壁が前記突片と嵌合する前記開口部に誤って挿入されるとき、前記突片が前記回り止め部に干渉して誤挿入が防止されることを特徴とする請求項6に記載の2ピースクリップ。 - 前記頭部の表面には、シボが形成されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の2ピースクリップ。
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JP2009292689A JP5190443B2 (ja) | 2009-12-24 | 2009-12-24 | 2ピースクリップ |
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JP3828955B2 (ja) * | 1996-06-06 | 2006-10-04 | 株式会社東郷製作所 | グロメット |
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2009
- 2009-12-24 JP JP2009292689A patent/JP5190443B2/ja not_active Expired - Fee Related
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