JP5189224B2 - ガラス板の製造方法及びガラス板製造装置 - Google Patents
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Description
当該製造方法は、成形炉と徐冷炉とを含む炉と前記炉を覆う覆い部との間に形成される炉外部空間、の気圧制御を行う気圧制御工程と、ガラス原料を溶解して溶融ガラスとする溶解工程と、前記溶融ガラスを、前記成形炉の内部に配置される成形体に供給する供給工程と、
前記成形体において溶融ガラスを流下させてガラス板を成形する成形工程と、前記徐冷炉において前記ガラス板を一方向に流しながら前記ガラス板を冷却する徐冷工程と、冷却された前記ガラス板を切断する切断工程と、を備える。
前記炉外部空間は、前記成形炉の設置位置に対応する領域を含む成形炉外部空間と、前記徐冷炉の設置位置に対応する領域を含む徐冷炉外部空間と、を含み、前記気圧制御工程では、少なくとも前記成形炉外部空間の気圧が前記徐冷炉外部空間の気圧よりも高くなるように、前記気圧制御を行う
少なくとも、前記ガラス板のガラス徐冷点に150℃を足した温度から、前記ガラス板のガラス歪点から200℃引いた温度までの温度領域において、
前記ガラス板の幅方向の中央部の冷却速度は前記ガラス板の幅方向の両端部の冷却速度よりも速く、
前記ガラス板の幅方向の中央部の温度が前記幅方向の両端部よりも高い状態から前記中央部の温度が前記両端部よりも低い状態へ前記ガラス板を変化させる、ことが好ましい。
前記ガラス歪点上温度制御工程は、
前記成形体の下部からガラス歪点の近傍の温度領域を下回るまでの温度領域において前記ガラス板の幅方向の温度制御を行う工程であって、
前記ガラス板の幅方向の両端部が前記両端部に挟まれた中央領域の温度より低く、且つ、前記中央領域の温度が均一になるようにする工程と、
前記ガラス板の幅方向の温度が前記中央部から前記両端部に向かって低くなるように制御する工程と、ガラス歪点の近傍の温度領域において、前記両端部と前記中央部との温度勾配がなくなるように制御する工程とを含む。
前記ガラス歪点下温度制御工程は、
前記ガラス板のガラス歪点の近傍の温度領域において、前記ガラス板の幅方向の両端部から前記ガラス板の幅方向の中央部にかけての温度が均一になるようにする工程と、
前記両端部から前記中央部にかけて均一になった前記ガラス板の温度を、前記両端部から前記中央部に向かって低くなるようにする工程とを含む。
前記第1の冷却工程は、前記ガラス板の幅方向の中央部の温度が、前記ガラス板のガラス徐冷点になるまで、第1の平均冷却速度で冷却する。
前記第2の冷却工程は、前記中央部の温度が、前記ガラス徐冷点からガラス歪点−50℃になるまで、第2の平均冷却速度で冷却する。
前記第3の冷却工程は、前記中央部の温度が、前記ガラス歪点−50℃から前記ガラス歪点−200℃になるまで、第3の平均冷却速度で冷却する。
前記第1の平均冷却速度は、5.0℃/秒以上である。
前記第1の平均冷却速度は、前記第3の平均冷却速度より速い。
前記第3の平均冷却速度は、前記第2の平均冷却速度より速い。
ガラス徐冷点とは、ガラスの粘度ηに関してlogη=13となる温度をいう。
ガラス歪点とは、ガラスの粘度ηに関してlogη=14.5となる温度をいう。
ガラス歪点の近傍とは、(歪点+25℃)から(歪点−50℃)となる温度の範囲をいう。
ガラスの軟化点とは、ガラスの粘度ηに関してlogη=7.65となる温度をいう。
ガラスリボンの中央部とは、ガラスリボンの幅方向の幅のうちガラスリボンの幅方向の中心をいう。
ガラスリボンの端部とは、ガラスリボンの幅方向の縁から100mm以内の範囲をいう。
図1は、本実施形態に係るガラス板の製造方法の一部のフローチャートである。以下、図1を用いてガラス板の製造方法について説明する。
図2は、ガラス板製造装置100に含まれる溶解装置200を主として示す模式図である。図3は、ガラス板製造装置100に含まれる各種の装置等が収容されたり取り付けられたりする建物Bの内部を示す模式図である(なお、図3においては、成形装置300や炉30等を概略の断面模式図によって示す)。以下、ガラス板製造装置100について説明する。
溶解装置200は、溶解工程ST1、清澄工程ST2、均質化工程ST3、及び、供給工程ST4を行うための装置である。
図4は、成形装置300の概略の側面図である。
成形体310は、図3に示すように、成形装置300における上方部分に位置し、溶解装置200から流れてくる溶融ガラスを、板状のガラス(すなわち、ガラス板G)に成形する機能を有する。成形体310は、垂直方向に切断した断面形状が楔形形状を有し、レンガにより構成されている。
図3や図4に示すように、雰囲気仕切り部材320は、成形体310の下端部313の近傍に配置される板状の部材である。雰囲気仕切り部材320は、成形体310の下端部313で溶融ガラスが合流して鉛直下方向である第1方向の下流側に流れるガラス板Gの厚み方向の両側に、略水平となるように配置されている。雰囲気仕切り部材320は、断熱材として機能する。すなわち、雰囲気仕切り部材320は、その上下の空間を熱的に仕切ることにより、雰囲気仕切り部材320の上側から下側への熱の移動を抑制している。雰囲気仕切り部材320の上側から下側への熱の移動を抑制することで、雰囲気仕切り部材320の下側において、成形された板状のガラス板Gの幅方向の両端部を十分に急冷するという制御が容易にできる。これにより、成形体310からオーバーフローした溶融ガラスが成形体310の下端部313で合流することにより成形されたガラス板Gが、成形体310を離れた後に幅方向に収縮することを抑制することができる。
冷却ローラ330は、雰囲気仕切り部材320の下方に配置されている。また、冷却ローラ330は、成形体310の下端部313で合流して第1方向の下流側に流れるガラス板Gの厚み方向の両側、且つ、その幅方向の両端部(両側部分)の近傍に配置されている。冷却ローラ330は、ガラス板Gの幅方向の両端部(両側部分)に接触することにより、当該ガラス板Gを冷却する。より具体的には、冷却ローラ330は、ガラス板Gを第1方向の下流側に引き下げることで、所望の厚さのガラス板Gを成形すると共に冷却する。以下の説明では、ガラス板Gが流れる方向を第1方向とする。
冷却ユニット340は、成形炉40の下方に配置される。冷却ユニット340は、冷却ローラ330を通って第1方向の下流側に流れるガラス板Gを冷却する。この冷却効果により、ガラス板の反りを低減できる。
送りローラ350a〜350hは、冷却ローラ330の下方に、第1方向に所定の間隔をもって配置される。また、送りローラ350a〜350hは、それぞれ、ガラス板Gの厚み方向の両側に配置される。送りローラ350a〜350hは、ガラス板Gを第1方向の下流側に牽引する。
温度調整ユニット360a〜360gは、ガラス板Gの近傍の雰囲気温度を調整する(具体的には、昇温する)機器であり、第1方向に複数且つガラス板Gの幅方向に複数配置されている。
切断装置400では、切断工程ST7を行う。切断装置400は、成形装置300において第1方向の下流側に流下する板状のガラス板Gを、下流側に延在する面に対して垂直な方向から切断する装置である。これにより、板状のガラス板Gは、所定の長さを有する複数のガラス板G1となる。
図5は、制御装置500の制御ブロック図である。
以下、成形装置300においてガラス板Gが成形される過程を説明する。
図6は、炉外部空間Sを示すための建物Bの内部空間を示す模式図である。
炉外部空間Sは、より具体的には、図6に示すように、建物Bの内部空間から、成形炉40の成形炉内部空間S5(太線と一点鎖線とによって囲まれる空間)と、ガラス板Gの厚み方向の両側に配置される冷却ユニット340によって挟まれる空間S6と、徐冷炉50の徐冷炉内部空間S8(太線と二点鎖線とによって囲まれる空間)と空間S7を除いた空間(図6の斜線で示す空間)である。
気圧制御では、炉外部空間Sを加圧することによって、炉外部空間Sの気圧が第1方向の上流側ほど気圧が高くなるようにしている。具体的には、気圧制御では、複数に区切られた空間(すなわち、成形炉外部上方空間S1、成形炉外部下方空間S2、徐冷炉外部空間S3、及び、徐冷炉下方空間S4)の気圧を独立に制御することによって、各空間の気圧の値が、成形炉外部上方空間S1>成形炉外部下方空間S2>徐冷炉外部空間S3>徐冷炉下方空間S4となるようにしている。
また、成形炉外部下方空間S2と徐冷炉外部空間S3との気圧差は、0<(成形炉外部下方空間S2の気圧−徐冷炉外部空間S3の気圧)であることが好ましく、0<(成形炉外部下方空間S2の気圧−徐冷炉外部空間S3の気圧)<20[Pa]であることがより好ましく、1[Pa]<(成形炉外部下方空間S2の気圧−徐冷炉外部空間S3の気圧)<15[Pa]であることがさらに好ましく、2[Pa]<(成形炉外部下方空間S2の気圧−徐冷炉外部空間S3の気圧)<15[Pa]であることが一層好ましい。
また、成形炉外部上方空間S1と成形炉外部下方空間S2との気圧差は、0<(成形炉外部上方空間S1の気圧−成形炉外部下方空間S2の気圧)であることが好ましく、0<(成形炉外部上方空間S1の気圧−成形炉外部下方空間S2の気圧)<30[Pa]であることがより好ましく、1[Pa]<(成形炉外部上方空間S1の気圧−成形炉外部下方空間S2の気圧)<25[Pa]であることがさらに好ましく、2[Pa]<(成形炉外部上方空間S1の気圧−成形炉外部下方空間S2の気圧)<15[Pa]であることが一層好ましい。徐冷炉外部空間S3と徐冷炉下方空間S4との気圧差、成形炉外部下方空間S2と徐冷炉外部空間S3との気圧差及び成形炉外部上方空間S1と成形炉外部下方空間S2との気圧差を大きくしすぎると、成形炉外部上方空間S1、成形炉外部下方空間S2、徐冷炉外部空間S3の気圧の絶対値が大きくなり過ぎ、炉外部空間Sから炉30内に空気が流入してしまい、炉30内の温度が変動してしまうという問題が生じる虞がある。さらに、炉外部空間Sにおいて局部的な気流の集中や、気流の流速が局部的に速くなるということが生じ、炉外部空間Sの気圧安定性が低下する虞があり、その結果、炉30内の温度が変動してしまうという問題が生じる虞もある。
成形炉40内では、冷却ローラ330が、成形体310の下端部313で合流した溶融ガラスから形成されたガラス板Gの幅方向の両端部(両側部分)に接触することにより、当該ガラス板Gを冷却する。また、幅方向の両端部(両側部分)近傍に設けられ、ガラス板Gよりも低温である冷却ユニット340が、上記ガラス板Gの幅方向の両端部(両側部分)を冷却する。
このとき、ガラス板Gの幅方向の両端部を、ガラス板Gの幅方向の中央部よりも急冷し、ガラスの粘度ηがlogη=9〜14.5を満たすようにすることが好ましい。冷却ローラ30によってガラス板Gの両端部を冷却することで両端部の粘度が高くなり、ガラス板Gの幅方向の収縮を抑制できる。
なお、ガラス板Gに用いるガラスの失透温度が、例えば1050℃〜1250℃のような高温となる場合がある。この場合、本実施形態のようなダウンドロー法(オーバーフローダウンドロー法)を用いて成形しようとすると、失透が生じないように溶融ガラスの温度を失透温度よりも高く保つ必要がある。しかし、溶融ガラスの温度を高くすると、溶融ガラスの粘度が低くなる傾向にあるため、ガラス板Gの幅方向の両端部の冷却を十分に行うことができない。この結果、成形体310から溶融ガラスが離れた後に、幅方向への収縮が生じやすくなる。これらのことを考慮すると、ガラス板Gの両端部の粘度ηが、log=9〜14.5を満足するように急冷することが好ましい。
その際、ガラス板Gの中央部に引張り応力が働くように以下のようにガラス板Gの温度を制御することが好ましい。
すなわち、少なくとも、ガラス板Gの徐冷点に150℃を足した温度から歪点から200℃引いた温度までの温度領域において、ガラス板Gの幅方向の中央部の冷却速度を幅方向にの両端部の冷却速度よりも速くする。さらに、ガラス板Gの幅方向の中央部の温度が幅方向の両端部よりも高い状態からガラス板Gの幅方向の中央部の温度が幅方向の端部よりも低い状態へガラス板Gを変化させる。このようなガラス板Gの温度変化により、ガラス板Gの流れる方向(第1方向)の下流側に向けて引っ張り張力が作用する。このため、ガラス板Gは、ガラス板Gの第1方向の反りを抑制することができる。
すなわち、ガラス板Gの幅方向の両端部がこの両端部に挟まれた中央部を含む中央領域の温度より低く、且つ、この中央領域の温度が均一になるようにする工程と、ガラス板Gの幅方向の温度が中央部から両端部に向かって低くなるようにする工程と、ガラス板Gの歪点の近傍の温度領域において、ガラス板Gの幅方向の両端部と中央部との温度勾配がなくなるようにする工程とを含むガラス歪点上温度制御工程が、徐冷工程に含まれることが好ましい。
これにより、ガラス板Gの中央部に第1方向に向かって引張り応力が働くので、ガラス板Gの反りを抑制することができる。さらに、ガラス板Gのガラス歪点の近傍の温度領域において、ガラス板Gの幅方向の両端部と中央部との温度勾配がなくなるように、ガラス板Gの温度分布を制御することで、ガラス板Gの内部歪みを抑制することができる。
第1の冷却工程は、ガラス板Gの幅方向の中央部の温度が、ガラス徐冷点になるまで、第1の平均冷却速度で冷却する工程である。
第2の冷却工程は、ガラス板Gの幅方向の中央部の温度が、ガラス徐冷点からガラス歪点−50℃になるまで、第2の平均冷却速度で冷却する工程である。
第3の冷却工程は、ガラス板Gの幅方向の中央部の温度が、ガラス歪点−50℃からガラス歪点−200℃になるまで、第3の平均冷却速度で冷却する工程である。
この場合、第1の平均冷却速度は、5.0℃/秒以上であり、第1の平均冷却速度は、第3の平均冷却速度より速く、第3の平均冷却速度は、第2の平均冷却速度より速くすることが好ましい。すなわち、平均冷却速度は、高い順番に、第1の平均冷却速度、第3の平均冷却速度、第2の平均冷却速度となっている。ガラス板Gの第1方向の冷却速度は、製造されるガラス板Gの熱収縮に影響を与える。しかし、徐冷工程において、上記冷却速度を設定することにより、ガラス板Gの製造量を向上させつつ、好適な熱収縮率を有するガラス板を得ることができる。
以上のようなガラス板Gの温度の制御は、温度調整ユニット360a〜360gの温度調整制御を通して行われる。
本実施形態に係るガラス板製造装置及びガラス板の製造方法を用いて製造されるガラス板の好ましい形態について以下に説明する。なお、下記の形態に限られるものではない。
ガラス板の厚みは、0.1mm〜1.5mmを想定している。あるいは、フラットパネルディスプレイ用のガラス板としては、0.01〜1.0mmを想定している。そして、より好ましい上限値は、好ましい順にいうと、0.4mm、0.5mm、0.8mm、1.0mm、1.2mmである。さらに、より好ましい下限値は、好ましい順にいうと、0.3mm、0.2mm、0.1mmである。例えば、フラットパネルディスプレイ用のガラス板は、軽量化及び薄板化が求められる。このため、ガラス板の厚みは薄いほど好ましい。他方、ガラス板の厚みが薄くなるほどガラス板の強度が低下してしまう。例えば、ガラス板の厚みが薄くなるほどディスプレイ製造工程でガラス板の破損や、撓みによる工程内搬送時の不具合が生じやすくなる。これらのことを考慮すると、フラットディスプレイ用のガラス板の厚みは、0.01〜1.0mmであることが好ましく、0.1〜0.8mmであることがより好ましく、0.2〜0.8mmであることがさらに好ましい。ここで、製造するガラス板の厚さが薄いほど、成形炉30及び徐冷炉40内のガラス板Gの単位面積あたりの保有熱は小さくなり、成形炉30内及び徐冷炉40内の雰囲気の温度の変動の影響を受けやすくなる。そのため、内部歪、反り、ガラス板Gの反転が生じやすくなる。つまり、ガラス板Gの厚みが0.01〜0.5mm以下であると、成形炉30内及び徐冷炉40内の雰囲気の温度の変動を抑制できる本発明の効果が顕著となる。ガラス板Gの厚みが0.01〜0.5mm未満であるとより本発明の効果が顕著となり、ガラス板Gの厚みが0.01〜0.4mmであるとさらに本発明の効果が顕著となる。ここで、反転とは、ガラス板Gが幅方向で弓なりに撓んで、流れるガラス板Gの両側の2つの主表面に凹凸ができ、この凹凸が時間的に変動して波打つ状態をいう。
また、ガラス板の大きさは、幅方向の長さが500mm−3500mmであり、長手方向の長さが500mm−3500mmを想定している。なお、ガラス板が大型化すると、ガラス製造装置を大型化させる必要がある。つまり、成形炉40や徐冷炉50を含む炉30も大型化する傾向にあるため、炉外部空間Sは広くなる。炉外部空間Sが広くなると、炉外部空間Sに生じる上昇気流も大きくなりやすい。すなわち、ガラス板が大型化するほど、炉壁の外面の温度が不安定となりやすく、炉内の温度が変動してしまう可能性が高くなる。よって、ガラス板の幅方向の長さが2000mm以上の場合、本発明の効果が顕著となる。さらに、ガラス板の幅方向の長さが2500mm以上、3000mm以上となるほど、本発明の効果は顕著となる。
また、ガラス板の種類は、ボロシリケイトガラス、アルミノシリケイトガラス、アルミノボロシリケイトガラス、ソーダライムガラス、アルカリシリケイトガラス、アルカリアルミノシリケイトガラス、アルカリアルミノゲルマネイトガラスを想定している。
また、ガラス板の内部歪の最大値(リターデーションの最大値)は、板厚が0.5mmのガラス板に対して、1.7nm以下(0〜1.7nm)であることを想定している。好ましくは、1.5nm以下(0〜1.5nm)、より好ましくは、1.0nm以下(0〜1nm)、さらに好ましくは、0.7nm以下(0〜0.7nm)である。なお、内部歪は、ユニオプト社製の複屈折測定装置によって測定した。ここで、液晶ディスプレイは高精度な組立が求められているため、ガラス板の平面歪を低減させることができる本実施形態の方法は、液晶ディスプレイ用ガラス基板としてガラス板を製造する際に特に好適である。
また、ガラス板は、フラットパネルディスプレイ(液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイあるいはプラズマディスプレイ等)、太陽電池用のパネル、カバーガラスに使用されることを想定している。なお、近年、液晶ディスプレイ及び有機ELディスプレイは高精度が求められているため、液晶ディスプレイ及び有機ELディスプレイに用いられるガラス板の内部歪を低減させることができる本発明は、液晶ディスプレイ用のガラス板及び有機ELディスプレイ用のガラス板に特に好適である。特に、AV機器(携帯端末等)に使用されるフラットパネルディスプレイは高精細が求められるため、内部歪を低減できる本発明が好適である。なお、カバーガラスとは、例えば、AV機器(携帯端末等)の表示画面や筐体を保護するために、ガラス板を化学的あるいは物理的に強化した強化ガラスである。
SiO2:50〜70%(55〜65%、57〜64%、58〜62%)、
Al2O3:5〜25%(10〜20%,12〜18%,15〜18%)、
B2O3:0〜15%(5〜15%,6〜13%,7〜12%)。
MgO:0〜10%(下限は0.01%、下限は0.5%、上限は5%、上限は4%、上限は2%)、
CaO:0〜20%(下限は1%、下限は3%、下限は4%、上限は9%、上限は8%、上限は7%、上限は6%)、
SrO:0〜20%(下限は0.5%、下限は3%、上限は9%、上限は8%、上限は7%、上限は6%)、
BaO:0〜10%(上限は8%、上限は3%、上限は1%、上限は0.2%)、
ZrO2:0〜10%(0〜5%,0〜4%,0〜1%,0〜0.1%)。
さらに、R’2O 0.20%を超え2.0%以下(ただし、R’はLi、Na及びKから選ばれる少なくとも1種である)を含むことがさらに好ましい。また、清澄剤を合計で0.05〜1.5%含み、As2O3、Sb2O3及びPbOを実質的に含まないことが好ましい。また、ガラス中の酸化鉄の含有量が0.01〜0.2%であることがさらに好ましい。
SiO2:50〜70%(55〜65%,57〜64%,57〜62%)、
Al2O3:5〜20%(9〜18%,12〜17%)、
Na2O:6〜30%(7〜20%,8〜18%,10〜15%)。
Li2O:0〜8%(0〜6%,0〜2%,0〜0.6%,0〜0.4%,0〜0.2%)、
B2O3:0〜5%(0〜2%,0〜1%,0〜0.8%)、
K2O:0〜10%(下限は1%、下限は2%、上限は6%、上限は5%、上限は4%)、
MgO:0〜10%(下限は1%、下限は2%、下限は3%、下限は4%、上限は9%、上限は8%、上限は7%)、
CaO:0〜20%(下限は0.1%、下限は1%、下限は2%、上限は10%、上限は5%、上限は4%、上限は3%)、
ZrO2:0〜10%(0〜5%、0〜4%、0〜1%、0〜0.1%)。
SiO2:50〜70質量%、
Al2O3:5〜20質量%、
Na2O:6〜30質量%,
K2O:0〜10質量%、
MgO:0〜10質量%、
CaO:0〜20質量%を、含有することが好ましい。
ガラス歪点が675℃以上のガラス板の組成としては、例えば、ガラス板が質量%表示で、以下の成分を含むものが例示される。
SiO2:52〜78質量%、
Al2O3:3〜25質量%、
B2O3:3〜15質量%、
RO(但し、ROはMgO、CaO、SrO及びBaOうち、ガラス板に含有される全成分のの合量):3〜20質量%、
質量比(SiO2+Al2O3)/B2O3は7〜20の範囲であるガラス板。
この場合、SrO及びBaOの合計含有率が8質量%未満であることが軽量化及び熱膨張係数を小さくする点で好ましい。SrO及びBaOの合計含有率は、0〜7質量%であることが好ましく、より好ましくは、0〜5質量%であり、さらに好ましくは、0〜3質量%であり、より一層好ましくは0〜1質量%であり、特に、ガラス板Gの密度を低下させる場合には、SrO及びBaOを実質的に含有させないことが好ましい。実質的に含有させないとは、意図的に含有しないことを意味し、不可避的に不純物としてSrO及びBaOが混入することは排除しない。
さらに、ガラス歪点をより上昇させるために、質量比(SiO2+Al2O3)/ROは7.5以上であることが好ましい。さらに、ガラス歪点を上昇させるために、β−OH値を0.1〜0.3[mm-1]とすることが好ましい。他方、溶解時に溶融ガラスではなく溶解槽201に電流が流れないようにするために、ガラス板は、R2O(但し、R2Oは、Li2O、Na2O及びK2Oのうち、ガラス板に含有される全成分の合量)を0.01〜0.8質量%含有することが、ガラスの比抵抗を低下させる点で好ましい。あるいは、ガラスの比抵抗を低下させるために、Fe2O3を0.01〜1質量%含有することが好ましい。さらに、ガラス板は、高いガラス歪点を実現しつつ失透温度の上昇を防止するためにCaO/ROは0.65以上とすることが好ましい。失透温度を1250℃以下とすることにより、オーバーフローダウンドロー法の適用が可能となる。また、モバイル通信端末のようなモバイル機器などに適用されることを考慮すると、軽量化の観点からはSrO及びBaOの合計含有率が0質量%以上2質量%未満であることが好ましい。
SiO2はガラス板のガラスの骨格をなす成分であり、ガラスの化学的耐久性と耐熱性を高める効果を有している。SiO2の含有率が低すぎる場合には化学的耐久性と耐熱性の効果が十分に得られず、SiO2の含有率が高すぎるとガラスが失透を起こしやすくなり、成形が困難になるとともに、粘性が上昇してガラスの均質化が困難になる。
(7−1)
本実施形態では、成形炉40と徐冷炉50とを含む炉30と炉30を覆う建物Bの内壁(覆い部に相当)とによって形成される炉外部空間Sの気圧制御を行っている(気圧制御工程)。具体的には、炉外部空間Sは、複数の空間(本実施形態では、4つの空間S1,S2,S3,S4)に分割されている。そして、気圧制御では、炉外部空間Sを送風機421,422,423,424によって加圧し、炉外部空間Sの気圧が第1方向の上流側ほど高くなるようにしている。そして、炉外部空間Sの気圧制御が行われている状態において、成形炉40においてガラス板Gが成形され(成形工程ST5)、徐冷炉50においてガラス板Gが徐冷される(徐冷工程ST6)。なお、気圧制御は、制御装置500が行う。
本実施形態では、まず、炉外部空間Sを加圧することによって、炉30の内部の空気が炉外部空間Sに漏れることを抑制できる。これにより、ガラス板Gの表面に沿って上昇する上昇気流の発生を抑制し、炉30の内部の温度の変動を抑制できる。
ここで、炉外部空間の気圧が炉30内の気圧に比べて小さくなりすぎると、炉内部空間から炉外部空間へ空気が流出しやすくなる。炉30内部の空間から流出する空気量が増加すると、煙突効果によってガラス板Gに反った上昇気流が発生しやすくなる。
また、上記上昇気流は規則的に生じるものではないため、ガラス板Gに反って上昇する上昇気流の風量が、ガラス板Gの両側の主表面で均一にならない場合が多い。例えば、ガラス板Gの表側の主表面(表面)に沿った上昇気流の風量が、ガラス板Gの裏側の主表面(裏面)に沿った上昇気流の風量よりも多い場合、ガラス板Gの裏面よりも表面の冷却量が多くなり、ガラス板Gの裏面よりも表面の収縮量が多くなる。この場合、ガラス板Gの裏面側が凸部となるような弓なりの撓みが生じる。なお、上述したように上昇気流は定常的に生じるものではないため、ガラス板Gの表面に沿った上昇気流の風量とガラス板Gの裏面に沿った上昇気流の風量が時間的に変化し、ガラス板Gを反転させる。ガラスの反転が生じると、内部歪や反りを低減するようなガラス板Gの温度プロファイルを実現することが困難となり、結果、内部歪や反りが生じてしまう。
また、例えば、炉外部空間Sの気圧が、炉30内部の空間の同じ高さ位置の気圧に対して低くなるように、炉外部空間Sの気圧を調整することにより、僅かな炉壁の隙間を通して炉外部空間Sから炉30内部の空間へ空気が流れ込むことを抑制することができるので、炉30の内部の温度の変動を抑制できる。
特に、炉内空間S8(図6参照)において、ガラス板Gは、ガラス徐冷点からガラス歪点までの温度領域と、ガラス歪点からガラス歪点以下の温度領域を通過するので、炉内空間S8におけるガラス板の温度プロファイルは、ガラス板Gの内部歪、反り、熱収縮率に大きく影響を与える。このため、炉30内部の空間よりも温度の低い炉外部空間Sから炉30内部の空間への冷えた空気の流れ込みは望ましくない。この点で、炉外部空間Sから炉30内部の空間への空気の流れ込みを抑制することができる本実施形態は好適である。特に、p−Si・TFTをガラス基板に形成するようなフラットパネルディスプレイ用ガラス基板には、熱収縮を低減し、熱収縮のばらつきを抑制することが望まれるので、本実施形態により製造される熱収縮率が小さく、かつ熱収縮率のばらつきも抑えることができるガラス板は、上記フラットパネルディスプレイ用ガラス基板に好適に用いられ得る。
本実施形態では、炉外部空間Sには、複数の空間(本実施形態では、4つの空間S1,S2,S3,S4)に分割するための仕切り部材として機能する床411,412,413が配置されている。
本実施形態では、炉外部空間Sは、成形炉外部上方空間S1、成形炉外部下方空間S2、徐冷炉外部空間S3、及び、徐冷炉下方空間S4に分割される。これにより、炉外部空間Sに比べて、成形炉外部上方空間S1、成形炉外部下方空間S2、徐冷炉外部空間S3、及び、徐冷炉下方空間S4における第1方向の温度差が小さくなる。よって、炉30の外壁に沿って上昇する空気流が発生したとしても、炉30の炉壁の外面に沿って上昇する空気流の範囲を狭くできる(つまり、各空間S1〜S4内にその空気流をとどめることができる)。すなわち、炉外部空間Sの気圧を複数の空間に分割し上流側ほど高くしているので、複数の空間をまたいで上昇するような(例えば、空間S1〜S4の少なくとも2以上の空間に渡るような)大きな空気流の発生を抑制できる。これにより、炉30の炉壁の外面の温度がより安定する。よって、炉30の内部の温度への影響を低減でき、炉30の内部の温度をより安定させることができる。炉30の内部の温度を極力安定させることができることにより、ガラス板Gの温度制御を精度よく行うことができる。よって、ガラス板の内部歪を抑制でき、ガラス板の品質を向上できる。
本実施形態では、徐冷炉外部空間S3は、徐冷炉外部空間S3と高さが同じ(すなわち、床412の下面から床413の上面までの距離に相当する)炉内空間S8を流れるガラス板Gの雰囲気温度が800℃〜110℃となる空間、或いは、炉内空間S8を流れるガラス板Gが(徐冷点+5℃)から(歪点―50℃)となる領域を含む空間である。である。すなわち、炉内空間S8では、ガラス板の品質に関わる重要な工程である徐冷工程ST6が行われる。よって、徐冷炉外部空間S3の温度は、他の空間S1,S2,S4に比べてもより安定していることが望ましい。
本実施形態の気圧制御では、炉外部空間Sにおいて最も気圧が低い徐冷炉下方空間S4の気圧が大気圧以上の気圧になるようにしている。これにより、建物Bの外方にある空気が建物B内に流入しにくくなる。よって、炉外部空間Sの外気による影響を受けにくくできる。従って、ガラス板の品質を維持できる。
以上、本実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、上記の実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
図7は、本変形例1Aに係る炉外部空間Sを示すための建物Bの内部の空間を示す模式図である。
上記実施形態では、仕切り部材として機能する3の床411,412,413が配置されているが、これに限られるものではない。
上記実施形態では、炉外部空間Sを4つの空間S1,S2,S3,S4に分割すると説明した。しかし、炉外部空間Sの分割数はこれに限られるものではなく、複数の空間に分割されていればよい。なお、炉外部空間Sを分割すればするほど、炉30の炉壁の外面に沿って上昇する空気流を小さくすることができるので、炉30の内部の温度の変動をより抑制できる。
上記実施形態の他に、徐冷炉外部空間S3を複数に分割し、上流側ほど気圧が高くなるように気圧制御を行ってもよい。これにより、ガラス板の内部歪の発生及びガラス板の変形をより効果的に抑制できる。なお、このとき、当該空間を床等によって物理的に分割する必要は必ずしもない。
上記実施形態では、上述の気圧制御を行うために、成形炉外部上方空間S1、成形炉外部下方空間S2、徐冷炉外部空間S3、及び、徐冷炉下方空間S4の外方に、それぞれの空間を加圧するための送風機421,422,423,424が配置されていると説明した。しかし、気圧制御を行う方法は、送風を行ってするものに限られるものではなく、送風と排風を組み合わせて行う方法や、ダンパー等で圧力差を調整する方法なども適用できる。
上記実施形態では、炉外部空間Sを加圧している。しかし、必ずしも炉30の内部の空間よりも炉外部空間Sの気圧を高くする必要はない。例えば、炉30の内部の空間と炉外部空間Sとの気圧差を小さくすれば、炉30の内部の空間から漏れ出す空気量を低減でき、ガラス板Gに沿って発生する上昇気流を抑制できる。
上記実施形態では、オーバーフローダウンドロー法によってガラス板Gを成形すると説明したが、これに限られるものではなく、ダウンドロー法であればよい。
本変形例では、徐冷工程において、ガラス板Gの送りローラ350a〜350hで狭持される部分に対して幅方向内側に隣接する隣接領域に塑性変形が生じないように、この隣接領域の温度がガラス板Gのガラス転移点以上ガラス軟化点以下となる温度領域において、ガラス板Gに対して第1方向に引っ張り張力を働かせる。
また、ガラス板Gを引き下げる送りローラ350a〜350hの回転は、ガラス板Gの流れる第1方向の下流側に設けられたローラの周速度が、ガラス板Gの流れる方向の上流側に設けられたローラの周速度以上となるように、制御装置500により制御されている。これにより、ガラス板Gに対して、常に第1方向の下流側に向けて引っ張り張力をかけてガラス板Gの反りを防止することができる。また、これにより、上記隣接領域の温度がガラス板Gのガラス転移点以上ガラス軟化点以下となる温度領域において、ガラス板Gに対して第1方向に引っ張り張力を働かせることができる。
特に、ガラス板Gの温度がガラス徐冷点となる位置よりも下流側に設けられた送りローラの周速度を、ガラス板Gの温度がガラス転移点以上ガラス軟化点以下となる温度領域に設けられた送りローラの周速度よりも速くすることが、ガラス板Gの塑性変形を抑制するためにはより効果的である。また、特に、上記隣接領域の温度がガラス徐冷点となる位置よりも下流側に設けられた送りローラの周速度を、上記隣接領域の温度がガラス転移点以上ガラス軟化点以下となる温度領域に設けられた送りローラの周速度よりも速くすることが、上記隣接領域の塑性変形を抑制するためにはより効果的である。
Al2O3 19.5%
B2O3 10%
CaO 5%
SrO 5%
SnO2 0.5%
P2:成形炉外部下方空間S2の気圧[Pa]
P3:徐冷炉外部空間S3の気圧[Pa]
P4:徐冷炉下方空間S4の気圧[Pa]
30 炉
40 成形炉
50 徐冷炉
110 製造されたガラス板
411,412,413 床(仕切り部材)
500 制御装置(制御部)
B 建物
G 成形されたガラス板
S 炉外部空間
S1 成形炉外部上方空間(成形炉外部空間)
S2 成形炉外部下方空間(成形炉外部空間)
S3 徐冷炉外部空間
S4 徐冷炉下方空間(下方空間)
Claims (15)
- ダウンドロー法によるガラス板の製造方法であって、
成形炉と徐冷炉とを含む炉と前記炉を覆う覆い部との間に形成される炉外部空間、の
気圧制御を行う気圧制御工程と、
ガラス原料を溶解して溶融ガラスとする溶解工程と、
前記溶融ガラスを、前記成形炉の内部に配置される成形体に供給する供給工程と、
前記成形体において溶融ガラスを流下させてガラス板を成形する成形工程と、
前記徐冷炉において前記ガラス板を一方向に流しながら前記ガラス板を冷却する徐冷工程と、
冷却された前記ガラス板を切断する切断工程と、
を備え、
前記炉外部空間は、前記成形炉の設置位置に対応する領域を含む成形炉外部空間と、前記徐冷炉の設置位置に対応する領域を含む徐冷炉外部空間と、を含み、
前記気圧制御工程では、前記成形炉外部空間の気圧が前記徐冷炉外部空間の気圧よりも高くなるように、前記気圧制御を行う、
ガラス板の製造方法。 - 前記気圧制御工程では、前記炉外部空間内の前記ガラス板の流れる方向の上流側の位置ほど気圧が高くなるように気圧制御を行う、
請求項1に記載のガラス板の製造方法。 - 前記炉外部空間は、前記成形炉外部空間と前記徐冷炉外部空間とを含む上方空間の下方に位置する下方空間をさらに含み、
前記気圧制御工程では、前記下方空間の気圧が大気圧以上の気圧になるように、前記気
圧制御を行う、
請求項1または2に記載のガラス板の製造方法。 - 前記成形炉外部空間の気圧と前記徐冷炉外部空間の気圧の差は、下記式(1)を満たす、
請求項1〜3のいずれか1項に記載のガラス板の製造方法。
0<(成形炉外部空間の気圧−徐冷炉外部空間の気圧)<20[Pa]・・・・(1) - 前記ガラス板の幅方向の長さが、2000mm以上である、
請求項1〜4のいずれか1項に記載のガラス板の製造方法。 - 前記ガラス板は、フラットパネルディスプレイ用のガラス板である、
請求項1〜5のいずれか1項に記載のガラス板の製造方法。 - 前記成形工程は、前記ガラス板の幅方向の両端部を、ガラス板の幅方向の中央部よりも急冷し、前記両端部のガラスの粘度ηがlogη=9〜14.5を満たす工程を含む、
請求項1〜6のいずれか1項に記載のガラス板の製造方法。 - 前記徐冷工程は、
前記ガラス板の幅方向の中央部に、前記ガラス板の流れ方向に引張り応力が働くように、
少なくとも、前記ガラス板のガラス徐冷点に150℃を足した温度から、前記ガラス板のガラス歪点から200℃引いた温度までの温度領域において、
前記ガラス板の幅方向の中央部の冷却速度は前記両端部の冷却速度よりも速く、
前記ガラス板の幅方向の中央部の温度が前記両端部よりも高い状態から前記中央部の温度が前記両端部よりも低い状態へ前記ガラス板を変化させる、
請求項1〜7のいずれか1項に記載のガラス板の製造方法。 - 前記徐冷工程では、
前記成形体の下部からガラス歪点の近傍の温度領域を下回るまでの温度領域において前記ガラス板の幅方向の温度制御を行う工程であって、
前記ガラス板の幅方向の両端部が前記両端部に挟まれた中央領域の温度より低く、且つ、前記中央領域の温度が均一になるように制御する工程と、
前記ガラス板の幅方向の温度分布が前記ガラス板の幅方向の中央部から両端部に向かって低くなるように制御する工程と、ガラス歪点の近傍の温度領域において、前記両端部と前記中央部との温度勾配がなくなるように制御する工程とを含む、ガラス歪点上温度制御工程、が行われる、
請求項1〜8のいずれか1項に記載のガラス板の製造方法。 - 前記ガラス板の幅方向の温度制御を行う工程では、
前記ガラス板のガラス歪点の近傍の温度領域において、前記ガラス板の幅方向の両端部から前記ガラス板の幅方向の中央部にかけての温度が均一になるように制御する工程と、前記両端部から前記中央部にかけて均一になった前記ガラス板の温度を、前記両端部から前記中央部に向かって低くなるようにする工程とを含む、ガラス歪点下温度制御工程が、さらに行われる、
請求項9に記載のガラス板の製造方法。 - 前記徐冷工程は、
前記ガラス板の幅方向の中央部の温度が、前記ガラス板のガラス徐冷点になるまで、第1の平均冷却速度で冷却する第1の冷却工程と、
前記中央部の温度が、前記ガラス徐冷点からガラス歪点−50℃になるまで、第2の平均冷却速度で冷却する第2の冷却工程と、
前記中央部の温度が、前記ガラス歪点−50℃から前記ガラス歪点−200℃になるまで、第3の平均冷却速度で冷却する第3の冷却工程と、
を含み、
前記第1の平均冷却速度は、5.0℃/秒以上であり、
前記第1の平均冷却速度は、前記第3の平均冷却速度より速く、
前記第3の平均冷却速度は、前記第2の平均冷却速度より速い、
請求項1〜10のいずれか1項に記載のガラス板の製造方法。 - 前記ガラス板が、SrO及びBaOの合計含有率が8質量%未満であり、かつガラス歪点が675℃以上であり、
前記徐冷工程における、前記ガラス板のガラス徐冷点から(ガラス歪点−50℃)の温度までの平均冷却速度が0.5〜5.5℃/秒未満である、
請求項1〜11のいずれか1項に記載のガラス板の製造方法。 - 前記徐冷工程では、前記ガラス板の牽引に用いるローラで狭持される部分に対して前記ガラス板の幅方向内側に隣接する隣接領域に塑性変形が生じないように、前記隣接領域の温度が前記ガラス板のガラス転移点以上ガラス軟化点以下となる温度領域において、前記ガラス板に対して前記ガラス板の流れる方向に引っ張り張力を働かせる、
請求項1〜12のいずれか1項に記載のガラス板の製造方法。 - 前記徐冷工程では、前記ガラス板を引き下げるローラの回転は、前記ガラス板の温度がガラス徐冷点となる温度領域よりも前記ガラス板の流れる方向の下流側に設けられたローラ周速度が、ガラス板の温度がガラス転移点以上ガラス軟化点以下となる温度領域に設けられたローラの周速度以上となるように、制御されている、
請求項1〜13のいずれか1項に記載のガラス板の製造方法。 - ダウンドロー法によってガラス板を成形する成形炉と、
前記成形炉において成形された前記ガラス板を一方向に流しながら前記ガラス板を冷却する徐冷炉と、
前記成形炉と前記徐冷炉とを含む炉と前記炉を覆う覆い部との間に形成される炉外部空間の気圧制御を行う制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記炉外部空間内の前記ガラス板の流れる方向の上流側の位置ほど気圧が高くなるように気圧制御を行う、
ガラス板製造装置。
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