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JP5189053B2 - 通信機器、通信機器の通信制御方法および通信システム - Google Patents

通信機器、通信機器の通信制御方法および通信システム Download PDF

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Description

本発明は、ウェブブラウジング機能を有する通信機器、通信機器の通信制御方法および通信システムに関する。
近年、通信機器は、インターネット上のウェブサイトを閲覧するブラウザ機能を有している。
特許文献1では、インターネット上のウェブサイトのウェブページを携帯電話機にダウンロードし、閲覧する。
特開平11−262054号公報
しかしながら、携帯電話機と基地局との通信路は、ウェブサイトの閲覧用の通信データに最適化されたものではない。
携帯電話機と基地局との通信路は、通話用の通信データにも用いられる。
また、携帯電話機と基地局との通信路は、通信データ量に応じて基地局によりスループットが自動的に制御される。
たとえば通信データが無い場合、または通信データが少ない場合、基地局は、携帯電話機と基地局との通信路を低いスループットに切り替える。
そして、通信データ量が増えた場合、基地局は、携帯電話機と基地局との通信路を高いスループットに切り替える。
ところで、ウェブサイトの各ウェブページのデータ量は、年々増加する傾向にある。
また、ウェブページは、HTML(HyperText Markup Language)、XHTML(Extensible HyperText Markup Language)などで記述されたメインのテキストデータの他に、データ量がかさむ画像データを含む構成のものが一般的になってきている。
このため、携帯電話機でウェブページを閲覧する場合、基地局から携帯電話機へ送信する大量のウェブページのデータが発生してから、通信路が低いスループットから高いスループットへ切り替えられる。
その結果、携帯電話機では、当初から本来の高いスループットによりウェブページのデータの受信を開始した場合に比べて、通信データのダウンロードに時間がかかってしまう。
また、携帯電話機では、通信データのダウンロードが遅れた分、ウェブページの表示も遅れてしまう。
このように通信機器および通信システムは、ウェブページデータについて通信が好適に機能しているとはいえない。
このように通信機器および通信システムでは、ウェブページデータについて通信が好適に機能することが求められている。
本発明の第1の観点の通信機器は、外部との通信を行う通信部と、前記通信部により受信したウェブページデータを記憶する記憶部と、前記ウェブページデータの受信を行う際に前記通信部の通信状態を活性化させ、当該受信が完了してから第1所定時間経過後に通信状態を非活性状態とする制御部と、前記通信部が受信したウェブページデータの表示を行う表示部とを備え、前記制御部は、前記記憶部に記憶されているウェブページデータを前記表示部に表示し、当該ウェブページデータの表示割合が所定値よりも大きくなった際に、当該ウェブページデータの受信完了から前記第1所定時間が経過して前記通信部の通信状態が非活性状態にある場合、前記通信部の前記通信状態を活性化させる。
好適には、前記制御部は、変調方式の高速変調化およびリンクスロット数の増設の少なくとも一方を外部の基地局に行わせることにより前記通信状態を活性化させてもよい。
好適には、前記通信部は、受信したウェブページデータのデータサイズが所定値以上の場合、前記第1所定時間を短くしてもよい。
好適には、前記制御部は、スクロールバーを前記表示部に表示させ、前記スクロールバーがスクロールされた割合に基づいて前記表示割合を取得してもよい。
好適には、前記通信部は、テキストデータを有するウェブページデータを受信し、前記制御部は、前記テキストデータのうち、既に前記表示部に表示されたテキストデータの、前記ウェブページデータが有するテキストデータの全体に対する割合に基づいて、前記表示割合を取得してもよい。
本発明の第2の観点の通信機器の通信制御方法は、通信部と、記憶部と、表示部とを備える通信機器の通信制御方法であって、前記通信部の通信状態を活性化してウェブページデータを受信する第1ステップと、前記記憶部に受信したウェブページデータを記憶させる第2ステップと、前記ウェブページデータの受信を完了してから第1所定時間が経過すると、前記通信部の通信状態を非活性状態にする第3ステップと、前記記憶部に記憶されているウェブページデータを前記表示部にて表示を行う第4ステップと、前記第4ステップによる表示での前記ウェブページデータの表示割合が所定値を超えた場合に前記通信部の通信状態が前記第3ステップによって非活性状態にされているとき、当該通信状態を活性状態に変更する第5ステップとを有する。
本発明の第3の観点の通信システムは、外部との通信状態を活性化した状態でウェブページデータの送信を行い、当該ウェブページデータの送信が完了してから第1所定時間経過後に通信状態を非活性状態にする第1通信部を備える基地局と、前記第1通信部と通信を行う第2通信部を有する通信機器とを有する通信システムであって、前記通信機器は、前記第2通信部により受信したウェブページデータを記憶する記憶部と、表示部と、前記記憶部に記憶されているウェブページデータを前記表示部に表示させる制御部とを有し、前記制御部は、当該ウェブページデータの表示割合が所定値よりも大きくなった際に、前記ウェブページデータの受信完了から前記第1所定時間が経過して前記通信部の通信状態が非活性状態にある場合、前記第2通信部にダミーの通信データを送信させ、前記第1通信部は、前記ダミーの通信データを受信したことを契機として前記第2通信部との通信を活性化させる。
本発明では、通信データのダウンロード時間を短縮できる。
図1は、本発明の実施形態に係るPHS端末の外観図である。 図2は、図1のPHS端末のハードウェア構成図である。 図3は、基地局とPHS端末との間での通信シーケンスの説明図である。 図4は、ウェブブラウジングの際の機能のブロック図である。 図5は、PHS端末および基地局の変調方式の説明図である。 図6は、ウェブページデータの表示開始後のフローチャートである。 図7は、通信データのスループットの変化の説明図である。 図8は、表示監視部による他の特性判定処理のフローチャートである。 図9は、実施形態でのウェブページの送信処理のフローチャートである。 図10は、ウェブページデータの受信時のフローチャートである。 図11は、図10の処理の説明図である。
以下、本発明の実施形態を図面に関連付けて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るPHS端末1の外観図である。PHS端末1は、図4に示すように、基地局2とともに無線通信システムを構成する。
PHS端末1は、基地局2と無線通信により、音声データ、ウェブページデータ41などを送受する。
PHS端末1は、上部筐体101、下部筐体102およびヒンジ部103を有する。
上部筐体101および下部筐体102は、略同一サイズの長方形形状を有する。
上部筐体101と下部筐体102とは、ヒンジ部103により開閉可能に連結される。
図1は、上部筐体101と下部筐体102とを開いた状態である。
上部筐体101には、表示部13が設けられる。
下部筐体102には、操作部12が設けられる。
図2は、図1のPHS端末1のハードウェア構成図である。
PHS端末1は、たとえば無線通信部(RF)11と、操作部(KEY)12と、表示部(DISP)13と、タイマ(RTC)14と、音声モデム部(MODEM)15と、CPU(Central Processing Unit)16と、記憶部(MEM)17と、これらを接続するシステムバス18とを有する。
無線通信部11は、基地局2の図示しない無線通信部との間で通信チャネルを確立し、基地局2と通信データを送受する。
図3は、基地局2とPHS端末1との間で送受される通信データのシーケンスを示す説明図である。図3において、時間は左側から右側へ流れる。
無線通信システム1の基地局2とPHS端末1とは、たとえばTDMA/TDD(時間分割多重アクセス/時間分割複信)方式により通信データを送受する。
TDMA/TDD方式で通信データを送受する基地局2とPHS端末1とは、4個の下りスロットD1と4個の上りスロットD2で構成されるフレーム単位で双方向通信する。
下りスロットD1は、基地局2からPHS端末1へ通信データを送信するスロットである。
上りスロットD2は、PHS端末1から基地局2へ通信データを送信するスロットである。
そして、基地局2は、PHS端末1との通信回線の確立の際に、PHS端末1にスロット(リンク)を割り当てる。
また、基地局2は、PHS端末1に割り当てるリンクスロット数を適宜変更する。
具体的には、PHS端末1が後述する「活性状態(アクティブ状態)」の場合においては、基地局2は、PHS端末1に対して割り当てるリンクスロットの数を増やす(増設する)。
また、PHS端末1が後述する「非活性状態(インアクティブ状態)」の場合においては、基地局2は、PHS端末1に対して割り当てるリンクスロットの数を減らす。
また、基地局2は、通信データ量に応じて、またはPHS端末1からのリクエストに応じて、各スロットでのPHS端末1の変調方式を指示する。
これにより、PHS端末1は、基地局2と通信データを送受できる。
無線通信部11は、CPU16からの入力信号に含まれる通信データを基地局2へ無線送信する。
無線通信部11は、基地局2から受信した通信データを含む信号をCPU16へ出力する。
通信データには、無線通信部11から基地局2へ送信する上りの通信データと、基地局2から無線通信部11が受信する下りの通信データとがある。
無線通信部11が送信する上りの通信データには、たとえばウェブブラウジングなどでのウェブページの送信要求などがある。
送信要求には、要求するデータのロケーションを示すURL(Uniform Resource Locator)などが含まれる。
無線通信部11が受信する下りの通信データには、要求したウェブページデータ41がある。
なお、図4におけるキャッシュデータ41は、キャッシュエリア43におけるウェブページデータ41のことを指す。
ウェブページデータ41は、たとえばHTML、XMLなどで記述されたメインのテキストデータの他に、データ量がかさむ画像データをリンクに含むものがある。
また、メインのテキストデータには、他のウェブページへのリンクデータが含まれている。
このウェブページを表示する場合、メインのテキストデータと、リンクされた画像データとを受信する必要がある。
操作部12は、複数の操作キーを有する。
複数の操作キーには、たとえばファンクションキー、電源キー、通話キー、数字キー、文字キー、発信キーなどがある。
操作キーは、図1に示すように、PHS端末1の前面に配置される。
そして、操作部12は、ユーザにより操作された操作キーに対応する信号をCPU16へ出力する。
操作部12は、表示部13に表示されたウェブページのリンクを選択し、リンクの選択信号をCPU16へ出力する。
表示部13は、LCD(Liquid Crystal Display Device)や有機EL(Electro-Luminescence)デバイスなどを有する。
LCDまたは有機ELデバイスは、図1に示すように、PHS端末1の前面に配置される。
そして、表示部13は、CPU16から入力された信号に含まれる表示データを表示する。これにより、表示部13は、たとえばリンクを含むウェブページなどを表示する。
音声モデム部15は、スピーカ19およびマイクロホン20に接続される。
そして、音声モデム部15は、マイクロホン20に入力された音声をサンプリングし、音声データを含む信号をCPU16へ出力する。
また、音声モデム部15は、CPU16からの入力信号に含まれる音声データによりスピーカ19を駆動する。
これにより、スピーカ19から音声データに対応する音声が出力される。
タイマ14は、時刻および経過時間を計測する。
そして、タイマ14は、CPU16からの入力信号に含まれる設定時刻または経過時間になると、割り込み信号をCPU16へ出力する。
記憶部17は、CPU16が読み込んで実行可能なプログラム、CPU16が使用するデータなどを有する。
記憶部17に記憶されるプログラムは、たとえばCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)などのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されたものをインストールしたものであってもよい。
また、記憶部17に記憶されるプログラムは、インターネットなどの伝送媒体を介してダウンロードしたものがインストールされたものであってもよい。
記憶部17に記憶されるデータには、後述する図4に示すように、ウェブページデータ41、ダミー通信データ42がある。
ウェブページデータ41は、記憶部17のキャッシュエリア43に保存される。
CPU16は、プログラムを実行するコンピュータである。
そして、CPU16が、記憶部17に記憶されるプログラムを実行することで、PHS端末1の制御部が実現される。
制御部は、PHS端末1の動作を制御する。
図4は、ウェブブラウジングの際にPHS端末1に実現される機能を示すブロック図である。
図4には、無線通信システムの基地局2も図示されている。
ウェブブラウジング時には、CPU16には、適応変調部(AMC)31、切替要求出力部(REQ)32、ブラウザ部(BRWZ)33、ダミー出力部(DUMMY)34、表示監視部(D_CTRL)35が実現される。
適応変調部31は、基地局2から指示された変調方式により、送信する通信データを変調し、受信した通信データを復調する。
適応変調部31は、たとえば無線通信部11が受信した通信データを復調し、ウェブページデータ41を生成する。
図5に、PHS端末1および基地局2が実行可能な複数の変調方式を示す。
PHS端末1または基地局2は、図5に示す複数の変調方式から共通に選択した1つの変調方式により通信データを変調して送受する。
なお、上りの通信データと下りの通信データとに、別々の変調方式を使用してもよい。
図5には、BPSK、QPSK、8PSK、16QAM、32QAM、および64QAMの6個の変調方式が図示されている。
BPSK、QPSKおよび8PSKは、符号化率が異なる。16QAM、32QAMおよび64QAMは、符号化率が異なる。PSKとQAMとは変調方式が異なる。
また、図5に示すように、BPSK、QPSK、8PSK、16QAM、32QAM、および64QAMは、その順番で1フレームあたりに送受できる通信データのデータ量が多くなる。すなわち、通信データのスループット(データ通信の速度)が高くなる。
なお、図5に示すように、BPSK、QPSK、8PSK、16QAM、32QAM、および64QAMは、その順番で無線エラーに対する耐性が弱くなる。
切替要求出力部32は、適応変調部31の変調方式、スロット数の切替リクエストを適応変調部31へ出力する。
たとえば切替要求出力部32は、送信する通信データが多くなると、通信データの通信速度を大きくするための切替リクエストを出力する。具体的には、変調方式を高速変調方式へと切り替え、また、スロット数を増設する(活性状態)。
また、切替要求出力部32は、通信データの送受信を終えてからタイマ14により所定の経過時間(第1所定時間)が計測されるまでに新たに送受する通信データがない場合、通信データの通信速度を小さくする切替リクエストを出力する。
これらの切替リクエストは、適応変調部31および無線通信部11を通じて基地局2へ送信される。
基地局2は、これらの切替リクエストを受信すると、空きスロットなどを探索し、利用可能な変調方式、スロット数を指定する。
これにより、PHS端末1は、インアクティブ状態(非活性状態)になる。
そして、適応変調部31は、基地局2から指示された変調方式およびスロット数により、通信データを変調する。
ブラウザ部33(BRWZ)31は、ウェブブラウジングのために動作する。
ブラウザ部33には、操作部12から、次に表示するウェブページのリンクの選択信号が入力される。
そして、ブラウザ部33は、入力指示されたウェブページの送信要求を生成し、適応変調部31へ出力する。
適応変調部31は、ウェブページの送信要求を変調し、無線通信部11から基地局2へ送信する。
送信を要求したウェブページデータ41が適応変調部31により復調されると、ブラウザ部33は、ウェブページデータ41をキャッシュエリア43に保存する。
記憶部17は、キャッシュデータ32をファイルとして記憶する。
また、ブラウザ部33は、ウェブページの送信要求に応じて、表示に必要となるすべてのダウンロードデータをキャッシュエリア43に保存すると、キャッシュエリア43から表示に係るデータを読み込み、表示データを生成し、表示部13へ出力する。
これにより、表示部13には、操作部12が選択したリンクのホームページが表示される。
ダミー出力部34は、表示監視部35によりダミー通信データの出力が指示されると、記憶部17からダミー通信データを読み込み、適応変調部31へ出力する。
ダミー出力部34は、ダミー通信データを繰り返し出力する。
ダミー出力部34は、ダミー通信データの出力を開始してからタイマ14により所定の経過時間が計測されるまでにブラウザ部33がウェブページの送信を要求しない場合、ダミー通信データの出力を終了する。
ダミー通信データ42は、たとえば所定のウェブページの送信要求のデータである。
なお、ダミーの送信データは、この他にも、ブラウザ部33が既に受信したウェブページの送信要求のデータであってもよい。
そして、適応変調部31は、ダミー通信データ42を変調する。
無線通信部11は、変調されたダミー通信データ42を基地局2へ送信する。
また、基地局2は、ダミー通信データ42により指定されたウェブページデータ41をインターネットから取得し、無線通信部11へ送信する。
このダミー通信データ42に基づく無線通信部11と基地局2との間の通信データの送受により、基地局2は、無線通信部11への下りの通信データのスループット(変調方式の変更によるデータ通信の速度)を適応的に上昇させる。
表示監視部35は、表示部13によるウェブページデータ41の表示状態を監視する。
表示監視部35は、ブラウザ部33が表示部13へ出力する表示データと、操作部12がブラウザ部33へ出力する操作信号と、キャッシュデータ(キャッシュエリア43に記憶されたウェブページデータ41)とに基づいて、表示状態を監視する。
具体的にはたとえば、表示監視部35は、ウェブページデータ41の表示が終わる前に、ダミー出力部34にダミー通信データを出力させる。
また、表示監視部35は、操作部12により操作可能なリンクが表示部13に表示されると、ダミー出力部34にダミー通信データを出力させる。
また、表示監視部35は、ウェブページデータ41を受信したときに、ウェブページデータ41の表示時間を予想する。
そして、ウェブページデータ41を受信した後に、ウェブページデータ41の表示に時間がかかると判断した場合には、表示監視部35は、切替要求出力部32に、通信データのスループットを最低にするための切替リクエストを出力させる。
次に、図1のPHS端末1と基地局2との間でのウェブブラウジング時の動作について説明する。
ウェブブラウジング時には、PHS端末1のブラウザ部33は、ウェブページの送信要求を生成し、適応変調部31へ出力する。
適応変調部31は、ウェブページの送信要求を変調する。
無線通信部11は、変調されたウェブページの送信要求を基地局2へ送信する。
また、基地局2は、ウェブページの送信要求を復調し、要求されたウェブページデータ41をインターネットから取得する。
基地局2は、取得したウェブページデータ41を変調し、PHS端末1へ送信する。
PHS端末1の適応変調部31は、無線通信部11が受信したウェブページデータ41を復調する。
ブラウザ部33は、ウェブページデータ41から表示データを生成し、表示部13へ出力する。表示部13は、表示データを表示する。
その後、表示したウェブページデータ41のリンクが操作部12により選択操作されると、ブラウザ部33は、選択されたリンク先のウェブページの送信要求を生成し、適応変調部31へ出力する。
以上の操作を繰り返すことにより、PHS端末1の表示部13には、操作部12によりリンク先が選択される度に、リンクのウェブページが順次表示される。
また、このようなウェブページの取得処理のバックグランドでは、基地局2とPHS端末1との間の通信回線は、基地局2により、ウェブページデータ41などの通信データが発生すると、発生したデータ量に応じて、通信データのスループット(変調方式)が適応的に制御される。
たとえば基地局2は、データ量が多いウェブページをPHS端末1へ送信する場合、下りの通信データのスループット(変調方式)を順次上げる。
具体的にはたとえば、変調方式がBPSKから、QPSK、8PSK、16QAM、32QAM、および64QAMに順次切り替えられる。また、空きスロットがある場合には、そのスロットを新たに割り当てる。
また、基地局2は、ウェブページの送信を終了すると、PHS端末1の下りの通信データのスループットを順次下げる。
具体的にはたとえば、変調方式が64QAMから、32QAM、16QAM、8PSK、QPSK、およびBPSKに順次切り替えられる。また、不要なスロットがある場合には、そのスロットを開放させる。
PHS端末1の適応変調部31は、基地局2から指示された変調方式により通信データを変復調する。
また、PHS端末1の切替要求出力部32は、通信データの送受信を終えてからタイマ14により所定の経過時間が計測されるまでに新たに送受する通信データがない場合、通信データのスループットを低下させる切替リクエストを出力する。
基地局2は、この切替リクエストに応じて、通信データのスループットを最低のBPSKに順次切り替える。また、不要なスロットがある場合には、そのスロットを開放させる。
次に、以上のウェブページの閲覧動作のバックグランドで動作する表示監視部35およびダミー出力部34の動作について説明する。
図6は、ウェブページデータ41の表示を開始した後の表示監視部35およびダミー出力部34の動作のフローチャートである。
表示監視部35は、図6のフローチャートを、ウェブページデータ41が表示している期間において周期的に繰り返し実行する。
ブラウザ部33がウェブページデータ41の表示を開始すると、表示監視部35は、ブラウザ部33による送信要求の発生の有無をその発生前に予測するために、ウェブページの構成の特性およびユーザ操作の特性の判定処理を開始する。
特性判定において、表示監視部35は、ウェブページデータ41の表示が終了したか否かを判断する(ステップST1)。
表示監視部35は、たとえばウェブページデータ41のデータ量に対する表示済み部分の割合が所定割合以上であるか否かを判断する。
たとえばウェブページデータ41が表示部13の3画面分のデータであって、判定の所定割合が80%以上である場合、表示開始直後の判定において、表示監視部35は、所定割合以上でないと判断する。
この他にも、表示監視部35は、本文のテキストの全体量に対する、表示済みのテキスト量の割合、スクロールバーのスクロール割合、現在の表示末端から次に表示するリンクまでの距離に基づいて、表示割合を判定してもよい。
前記通信データのデータ量に対する表示割合、前記通信データのデータ量に対するスクロール割合、および表示テキストに対する表示割合のいずれか1個の割合が、100%未満の所定割合以上になると、表示監視部35は、無線通信部11に通信を開始させる。
表示済み部分の割合が所定割合以上でない場合、表示監視部35は、表示中の画面にリンクが含まれるか否かを判断する(ステップST2)。
表示中の画面にリンクが含まれない場合、表示監視部35は、図6の処理を終了する。
そして、表示済み部分の割合が所定割合以上である場合、または表示中の画面にリンクが含まれる場合、表示監視部35は、ブラウザ部33による送信要求が発生する可能性があると判断する。
送信要求が発生する可能性がある場合、表示監視部35は、ダミー出力部34に、ダミー通信データの出力開始を指示する。これにより、PHS端末1から基地局2へダミーのウェブページの送信要求が送信される。また、基地局2は、要求されたウェブページデータ41をPHS端末1へ送信する(ステップST3)。
ダミー通信データの出力を開始した後、ダミー出力部34は、ダミー通信データをしてから、タイマ14によって所定の経過時間が経過したか否かを判断する(ステップST4)。
所定時間が経過していない場合、ダミー出力部34は、ブラウザ部33より、表示に係るウェブページの送信要求が出力されたか否かを判断する(ステップST5)。
そして、表示に係るウェブページの送信要求が出力されていない場合、ダミー出力部34は、ダミー通信データを繰り返し出力する(ステップST3)。
また、タイマ14が前記所定時間の経過を計測した場合、ダミー出力部34は、ダミー通信データの出力を終了する。
図7(A)は、実施形態のPHS端末1でのダミー通信データによる下り通信データのスループットの変化の説明図である。
図7(A)の横軸は時間であり、縦軸はスループット(変調方式の変更によるデータ通信の速度)である。
図7のタイミングT1において、ダミーのウェブページの送信要求がPHS端末1から基地局2へ送信される。
タイミングT1におけるダミーのウェブページの送信に呼応して、基地局2は、タイミングT2からT3において、下りの通信データのスループットを上昇させる。
その後、操作部12が表示されたリンクを選択すると、タイミングT4において、PHS端末1は、ブラウザ部33による本来の表示に係るウェブページの送信要求を基地局2へ送信する。
また、タイミングT5から、基地局2は、表示に係るウェブページデータ41をPHS端末1へ送信する。
つまり、タイミングT5では、ダミーのウェブページデータ41の送信により下りの通信データのスループット(変調方式の変更によるデータ通信の速度)が既に上昇している。
よって、実施形態では、図7(A)のハッチングに示すように、表示に係るウェブページデータ41を、受信開始時点から、PHS端末1が持つ高いスループットにより受信できる。
図7(B)は、比較例のPHS端末1での下り通信データのスループットの変化の説明図である。
図7(B)の横軸は時間であり、縦軸はスループットである。
比較例のPHS端末1は、ウェブブラウジング時には、ダミー出力部34、および表示監視部35を持たない。
比較例のPHS端末1は、タイミングT6において、ブラウザ部33による表示に係るウェブページデータ41の送信要求を基地局2へ送信する。
そして、基地局2は、タイミングT7から、ブラウザ部33による本来の表示に係るウェブページの送信要求を基地局2へ送信する。
また、基地局2は、タイミングT7からからT8において、下りの通信データのスループットを上昇させる。
よって、比較例のPHS端末1は、図7(B)のハッチングに示すように、受信開始時点では、表示に係るウェブページデータ41を、低いスループットにより受信を開始する。
図8は、表示監視部35による他の特性判定処理のフローチャートである。
図8では、表示監視部35は、まず、ユーザによる過去のページの更新速さ(スクロールの速さ)を判定する(ステップST11)。
そして、表示監視部35は、ウェブページデータ41のデータ量に対する表示済み部分の割合が所定割合以上であるか否かを判断する(ステップST12)。
この判定において、表示監視部35は、更新速さが早い場合には、たとえば判定割合を70%として判定する。
また、更新速さが遅い場合には、表示監視部35は、たとえば判定割合を80%として判定する。
そして、表示済み部分の割合が所定割合以上でない場合、表示監視部35は、インアクティブ状態(スループットが低い状態)へ移行するか、当該インアクティブ状態を維持する(ステップST14)。
表示監視部35は、図8の処理を終了する。
これに対して、表示済み部分の割合が所定割合以上である場合、表示監視部35は、アクティブ移行と判断する(ステップST13)。
表示監視部35は、ダミー出力部34に、ダミー通信データの出力開始を指示する。
ダミー出力部34は、所定時間が経過するまで、ダミー通信データを繰り返し出力する。
図9は、実施形態のPHS端末1でのウェブページの要求および送信処理の流れの説明図である。
実施形態のPHS端末1では、ウェブページがダウンロードされる(ステップST21)と、通信がアクティブからインアクティブに切り替わる(ステップST22)。
また、実施形態のPHS端末1では、ウェブページの表示が更新される(ステップST23)と、表示の特性判定処理が実行される(ステップST24)。
そして、表示に係るウェブページデータ41の送信要求が発生する可能性がある場合、実施形態のPHS端末1では、ダミーの通信データが送受され、通信がインアクティブからアクティブに切り替わる(ステップST25)。
その後、表示されたリンクが操作部12により選択されると、ブラウザ部33により本来のウェブページのダウンロードが開始される(ステップST26)。
図10は、ウェブページデータ41を受信したときの表示監視部35および切替要求出力部32の動作の一実施例を示すフローチャートである。
表示監視部35は、図10のフローチャートを、ウェブページデータ41の受信完了の度に繰り返し実行する。
新たなウェブページデータ41の受信が完了すると、表示監視部35は、新たなウェブページデータ41の表示時間を予想する。
具体的には、表示監視部35は、新たなウェブページデータ41のテキスト数をカウントする(ステップST41)。
また、表示監視部35は、テキスト数のカウント値が所定値以上であるか否かを判断する(ステップST42)。
テキスト数のカウント値が所定値未満である場合、表示監視部35は、図10の処理を終了する。
これに対して、テキスト数のカウント値が所定値以上である場合、ウェブページデータ41の表示に時間がかかる可能性がある。
ユーザが当該ウェブページのテキストを読むことに時間がかかってしまうことが考えられる。
つまり、アクティブ状態が基地局2とPHS端末1との間で維持されたとしても、しばらくの間は新しく通信が行われない可能性が大きいため、通信資源が無駄になってしまうおそれがある。
この場合には、表示監視部35は、スループットを低下させる切替要求の出力を切替要求出力部32に指示する(ステップST43)。このようにして、表示監視部35は、他のPHS端末1に通信資源を割くことが可能となり、効率のよい通信システムを実現する。
表示監視部35は、スループットを低下させる切替要求を適応変調部31へ出力する。
この切替要求は、無線通信部11を通じて基地局2へ送信される。
スループットを低下させる切替要求を受信すると、基地局2は、下りの通信データのスループットを低下させ、かつ、上りの通信データのスループットを低下させる指示をPHS端末1へ送信する。
PHS端末1の適応変調部31は、この指示を受信すると、上りの通信データのスループットを低下させる。
図11は、図10の処理の説明図である。
タイミングT9においてウェブページデータ41の受信が完了すると、タイミングT10においてPHS端末1は、スループットを低下させる切替要求を送信する。
その後、タイミングT11において基地局2からスループットを低下させる指示を受信すると、PHS端末1の適応変調部31は、タイミングT12において上りの通信データのスループットを低下させる。
タイミングT12は、切替要求出力部32がタイマ14の経過時間によりスループットを低下させる切替要求を送信させるタイミングT13より早い。
よって、実施形態のPHS端末1は、ウェブページデータ41の表示に時間がかかる可能性がある場合、早期に通信データのスループットを低下させることができる。
以上のように、本実施形態では、ウェブページデータ41についての表示部13による表示が終わる前に、ダミー出力部34にダミーの通信データを出力させる。
そのため、本実施形態では、ブラウザ部33が本来のウェブページの送信要求を出力する前に、ウェブページデータ41の受信が開始される。
また、本実施形態では、表示部13にリンクが表示されると、ダミー出力部34がダミーの通信データを出力する。
よって、ウェブページの最後まで表示がなされなくとも、スループットを向上させた状態で、リンク先のウェブページデータ41を受信できる。
これにより、本実施形態では、ウェブページの先読み処理が実行され、通信データのスループットが向上する。
特に、本実施形態では、ダミーの通信データとして、ウェブページの送信要求を送信する。
これにより、本実施形態では、大量のホームページデータを受信するための、基地局2から携帯電話機への下りの通信路のスループットを向上できる。
よって、本実施形態では、ブラウザ部33が表示に係るウェブページの送信要求を出力した場合、この表示に係るウェブページのデータは、スループットが上昇した状態で受信が開始される。
その結果、本実施形態では、通信路のスループットが通信データ量に応じて切り替えられるにもかかわらず、通信路の本来の高いスループットにより、表示に係るウェブページデータ41を高速にダウンロードできる。
そして、本実施形態では、表示に係る本来のウェブページデータ41のダウンロード時間を短縮し、ウェブページを遅滞無く表示できる。
また、本実施形態のダミー出力部34は、ダミーの通信データの出力が指示されるとダミーの通信データを繰り返し出力し、経過時間が計測されるまでにブラウザ部33がウェブページの送信を要求しない場合にはダミーの通信データの出力を終了する。
よって、本実施形態では、ダミーの通信データの出力を開始してから経過時間が経過するまでは高いスループットを確保し、その後には通信路を他の携帯電話機のために開けることができる。
また、本実施形態では、ウェブページデータ41を受信したときに、ウェブページデータ41の表示時間を予想する。
そして、ウェブページデータ41の表示に時間がかかる場合には、本実施形態では、通信データのスループットを低下させる切替要求を送信する。
よって、本実施形態では、表示に時間がかかるウェブページを受信した場合には、受信完了後すぐに通信データのスループットを低下できる。
これにより、本実施形態では、当該携帯電話機が高いスループットを占有する時間を短縮できる。
この短縮時間により、ダミーの通信データによりスループットを先行的に高くした時間を相殺できる。
また、本実施形態のPHS端末1は、ウェブブラウジングにおけるサイト構成とユーザ操作特性を考慮して、アクティブ機能を最適化し、スループットを向上する。
具体的には、本実施形態では、ブラウザの縦スクロールバーの位置(0〜100%)、ウェブページ全体に対する端末での表示の割合、テキストデータについて端末の画面上での表示の割合、前ページの更新速度などに応じてダミー通信データを送信し、表示に係る実データの受信時のスループットを向上する。
このブラウザの縦スクロールバーの位置(0〜100%)においては、PHS端末1は、たとえば縦スクロールバーの最も上の位置を0%、最も下の位置を100%とすると、下へスクロールする速度を記憶し、最も下の位置(100%)に行く前にインアクティブ解除を行い、増設する。
また、ウェブページ全体に対する端末での表示の割合については、PHS端末1は、たとえばウェブページ全体の大きさを100%とすると、端末のブラウザ上で表示された割合とその速度を記憶してゆき、100%に到達する前にインアクティブ解除を行い、増設する。
また、テキストデータについて端末の画面上での表示の割合については、PHS端末1は、たとえば目次や広告、バナー等を除き、ページの主な構成要素として表示されているテキストデータが、端末のブラウザ上でテキストの始め(0%)から表示されていく(ユーザが読んでいく)場合、その表示される割合と速度を記憶しておき、そのテキストの終わり(100%)に到達する前にインアクティブ解除を行い、増設する。
また、前ページの更新速度については、PHS端末1は、たとえばウェブページ表示における端末の操作を学習し、判定基準の値を変更する。
そして、従来は、ウェブブラウジングを行なうデータ通信において、ウェブサイトのダウンロードが完了した後、画一的に定められた一定時間の無通信状態が継続すると、基地局2内への複数ユーザ収容を目的として、通常、PHS端末1は、インアクティブ状態へ移行していた。
また、インアクティブ状態になったPHS端末1は、ウェブサイト内のリンクの押下やサイトの更新等の操作が行われた時点で、はじめてインアクティブ状態を解除し、増設、変調方式を切り替えてデータをダウンロードする。
この動作では、増設、変調方式の切替等を行う分、連続してデータをダウンロードしているときよりも、立ち上がりのスループットが低下する。
この従来のPHS端末1における画一的なタイマ14によるインアクティブ移行、および上りデータが発生した時にはじめてインアクティブ解除する動作に対して、本実施形態では、PHS端末1がサイト構成とユーザ操作の特性を判定することにより、データ発生の有無を事前に予測する。
そして、本実施形態では、最適なタイミングでインアクティブ移行および解除を行う。
たとえば、本実施形態のPHS端末1は、データがしばらく発生しないと予想ができる場合には、従来のタイマ14値よりも早くインアクティブ状態へ移行する。
これにより、基地局2の通信回線の有効利用が図られる。
また、本実施形態のPHS端末1は、データがすぐに発生すると予想した場合には、事前にリンクを張る。
これにより、次のデータのダウンロードを高速に行うことができる。
また、快適なウェブブラウジングが実現される。
一般的にウェブブラウジングを行う場合、サイトのダウンロードが完了すると、ユーザは画像やテキストが含まれるWEBページを上から下へとスクロールさせてゆき、閲覧を完了すると、次のページのダウンロードを行う。
本実施形態では、インアクティブ移行/解除を従来の固定時間よりも早くするか遅くするか、または適当な空データの送信により、基地局2との通信状態を継続させるかの判断基準として、開いたウェブページ全体に対する端末での既表示の割合、開いたウェブページ全体に対するスクロール割合、現在の表示位置からリンクアイコンまでの距離の割合、テキストデータについて端末の画面上での表示の割合、前ページの更新速度、ウェブページ表示における端末の操作の学習結果に基づいて、タイミングを制御する。
そして、本実施形態では、インアクティブ移行/解除のタイミングを、ウェブブラウジングに最適化できる。
以上の実施形態は、本発明の好適な実施形態の例であるが、本発明は、これに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変形または変更が可能である。
たとえば上記実施形態では、表示状態を判断し、必要な場合にはダミー通信データを送信してインアクティブからアクティブへ切り替えている。
この他にも例えば、表示状態を判断し、必要な場合にはアクティブからインアクティブへ切り替える時間を長くするように変更してもよい。
上記実施形態は、PHS端末1の例である。
この他にも例えば、本発明は、携帯電話機、パーソナルコンピュータ端末、PDA(Personal Data Assistance)、携帯ゲーム機器などの通信機器に適用できる。
上記実施形態では、PHS端末1と基地局2とは、通信データ量に応じて通信データのスループットを切り替えている。
この他にも例えば、通信機器では、通信データの有無に応じて通信回線を確立または遮断してもよい。
この場合にも、本発明は、ウェブページなどの不定期に発生する通信データの通信を最適化できる。
上記実施形態では、無線通信部11は、ダミー通信データ42として、ウェブページデータ41の送信要求を送信する。
この他にも例えば、無線通信部11は、ウェブページデータ41以外のデータ送信を要求するダミー通信データ42を送信してもよい。
また、上記実施形態では、PHS端末1と基地局2との上りデータの変調方式と下りデータの変調方式とは独立に制御される。これに対して、PHS端末1と基地局2とは、上りデータの変調方式と下りデータの変調方式とに同じ変調方式を使用してもよい。
上りデータの変調方式と下りデータの変調方式とに同じ変調方式を使用する場合、無線通信部11は、ウェブページデータ41などの下りデータの送信を要求するダミー通信データ42を送信しても、下りデータの送信を要求しない上りデータをダミー通信データ42として送信してもよい。
1…PHS端末(通信機器)、2…基地局、11…無線通信部(通信部)、12…操作部、13…表示部、14…タイマ、16…CPU(制御部)、31…適応変調部(通信制御部)、32…切替要求出力部、33…ブラウザ部、34…ダミー出力部、35…表示監視部、41…ウェブページデータ(通信データ)

Claims (7)

  1. 外部との通信を行う通信部と、
    前記通信部により受信したウェブページデータを記憶する記憶部と、
    前記ウェブページデータの受信を行う際に前記通信部の通信状態を活性化させ、当該受信が完了してから第1所定時間経過後に通信状態を非活性状態とする制御部と、
    前記通信部が受信したウェブページデータの表示を行う表示部と
    を備え、
    前記制御部は、
    前記記憶部に記憶されているウェブページデータを前記表示部に表示し、
    当該ウェブページデータの表示割合が所定値よりも大きくなった際に、当該ウェブページデータの受信完了から前記第1所定時間が経過して前記通信部の通信状態が非活性状態にある場合、前記通信部の前記通信状態を活性化させる
    通信機器。
  2. 前記制御部は、
    変調方式の高速変調化およびスロット数の増設の少なくとも一方を外部の基地局に行わせることにより前記通信状態を活性化させる
    請求項1記載の通信機器。
  3. 前記通信部は、
    受信したウェブページデータのデータサイズが所定値以上の場合、前記第1所定時間を短くする
    請求項1または2記載の通信機器。
  4. 前記制御部は、
    スクロールバーを前記表示部に表示させ、
    前記スクロールバーがスクロールされた割合に基づいて前記表示割合を取得する
    請求項1から3のいずれか一項記載の通信機器。
  5. 前記通信部は、
    テキストデータを有するウェブページデータを受信し、
    前記制御部は、
    前記テキストデータのうち、既に前記表示部に表示されたテキストデータの、前記ウェブページデータが有するテキストデータの全体に対する割合に基づいて、前記表示割合を取得する
    請求項1から4のいずれか一項記載の通信機器。
  6. 通信部と、記憶部と、表示部とを備える通信機器の通信制御方法であって、
    前記通信部の通信状態を活性化してウェブページデータを受信する第1ステップと、
    前記記憶部に受信したウェブページデータを記憶させる第2ステップと、
    前記ウェブページデータの受信を完了してから第1所定時間が経過すると、前記通信部の通信状態を非活性状態にする第3ステップと、
    前記記憶部に記憶されているウェブページデータを前記表示部にて表示を行う第4ステップと、
    前記第4ステップによる表示での前記ウェブページデータの表示割合が所定値を超えた場合に前記通信部の通信状態が前記第3ステップによって非活性状態にされているとき、当該通信状態を活性状態に変更する第5ステップと
    を有する通信機器の通信制御方法。
  7. 外部との通信状態を活性化した状態でウェブページデータの送信を行い、当該ウェブページデータの送信が完了してから第1所定時間経過後に通信状態を非活性状態にする第1通信部を備える基地局と、
    前記第1通信部と通信を行う第2通信部を有する通信機器と
    を有する通信システムであって、
    前記通信機器は、
    前記第2通信部により受信したウェブページデータを記憶する記憶部と、
    表示部と、
    前記記憶部に記憶されているウェブページデータを前記表示部に表示させる制御部と
    を有し、
    前記制御部は、
    当該ウェブページデータの表示割合が所定値よりも大きくなった際に、前記ウェブページデータの受信完了から前記第1所定時間が経過して前記通信部の通信状態が非活性状態にある場合、前記第2通信部にダミーの通信データを送信させ、
    前記第1通信部は、
    前記ダミーの通信データを受信したことを契機として前記第2通信部との通信を活性化させる
    通信システム。
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