JP5177132B2 - レジスト下層膜用組成物及びデュアルダマシン構造の形成方法 - Google Patents
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Description
(i):NT/{NC−NO−(2×NX)}
(但し、上記式(i)中、NTは総原子数、NCは炭素原子数、NOは酸素原子数、NXはハロゲン原子数である)
本発明のレジスト下層膜用組成物の一実施形態は、基材上に塗工し、250℃で60秒の条件で乾燥させて、厚さ300nmのレジスト下層膜を形成した場合、形成したレジスト下層膜中の窒素原子の含有率が10質量%以上であるものである。
本実施形態のレジスト下層膜用組成物に含むことができる、窒素原子を含有する樹脂は、窒素原子を含有するものである限り特に制限はないが、窒素原子を10質量%以上含有するものであることが好ましく、15質量%以上含有するものであることが特に好ましい。上記樹脂中の窒素原子の含有率が10質量%未満であると、プラズマアッシングにおける十分な処理速度を得ることができなくなるおそれがある。一方、レジスト下層膜中の窒素含有率が15質量%超であれば、プラズマアッシングにおける十分な処理速度を得ることが可能であることに加え、エッチング中に発生する、窒素原子に起因する不揮発性のガスによってエッチング耐性が大幅に向上するという利点がある。
本実施形態のレジスト下層膜用組成物に含有させることのできる溶剤は、上記窒素原子を含有する樹脂を溶解するためのものである限り特に制限はないが、例えば、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノ−n−プロピルエーテル、エチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル等のエチレングリコールモノアルキルエーテル類;エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノ−n−プロピルエーテルアセテート、エチレングリコールモノ−n−ブチルエーテルアセテート等のエチレングリコールモノアルキルエーテルアセテート類;ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジ−n−プロピルエーテル、ジエチレングリコールジ−n−ブチルエーテル等のジエチレングリコールジアルキルエーテル類;トリエチレングリコールジメチルエーテル、トリエチレングリコールジエチルエーテル等のトリエチレングリコールジアルキルエーテル類;
酸発生剤は、露光又は加熱により酸を発生する成分である。この酸発生剤により、光、熱などの刺激によってレジスト下層膜中に酸が発生し、この酸によってレジスト下層膜上に形成するフォトレジスト膜に含まれる酸(PAG)がレジスト下層膜に侵入することを防ぐことができる。そのため、良好なレジストパターンを形成することができる。
架橋剤は、レジスト下層膜とフォトレジスト膜との間のインターミキシングを防止することに加え、上記レジスト下層膜のクラックを防止する作用を有する成分である。このような架橋剤としては、例えば、多核フェノール類、硬化剤などを挙げることができる。
本実施形態のレジスト下層膜用組成物は、その製造方法は特に制限はないが、上述した窒素原子を含有する樹脂、及び上述した溶剤を含むものである場合、例えば、以下のように製造することができる。まず、上記窒素原子を含有する樹脂(窒素原子の含有率が10質量%以上)及び添加剤に上記溶剤を添加し、その固形分濃度、即ち、レジスト下層膜用組成物の固形分濃度が5〜50質量%となるように調整する。このとき、形成するレジスト下層膜中の窒素原子の含有率が10質量%以上となるように上記樹脂の使用量を調整する。その後、孔径0.1μm程度のフィルターでろ過して得られるものをレジスト下層膜用組成物とすることができる。
本発明のデュアルダマシン構造の形成方法の一実施形態は、上述したレジスト下層膜用組成物により形成したレジスト下層膜上に配置され、レジストパターンが形成されたフォトレジスト膜をマスクとして用いて、フォトレジスト膜のレジストパターンをエッチングによりレジスト下層膜に転写する工程(第一転写工程)と、フォトレジスト膜のレジストパターンが転写されたレジスト下層膜をマスクとして用いて、レジスト下層膜の下に配置された低誘電絶縁膜にレジスト下層膜のレジストパターンを転写する工程(第二転写工程)と、低誘電絶縁膜にレジスト下層膜のレジストパターンを転写した後、レジスト下層膜をプラズマアッシングにより除去する工程(下層膜除去工程)と、を備える方法である。
本実施形態のデュアルダマシン構造の形成方法は、まず、上述したレジスト下層膜用組成物により形成したレジスト下層膜上に配置され、レジストパターンが形成されたフォトレジスト膜をマスクとして用いて、フォトレジスト膜のレジストパターンをエッチングによりレジスト下層膜に転写する。
次に、本実施形態のデュアルダマシン構造の形成方法は、上記第一転写工程によって、フォトレジスト膜のレジストパターンが転写されたレジスト下層膜をマスクとして用いて、レジスト下層膜の下に配置された低誘電絶縁膜にレジスト下層膜のレジストパターンを転写する。
次に、本実施形態のデュアルダマシン構造の形成方法は、第二転写工程によって、低誘電絶縁膜にレジスト下層膜のレジストパターンを転写した後、レジスト下層膜をプラズマアッシングにより除去する。
露光後のフォトレジスト膜を現像した後、このフォトレジスト膜は、洗浄し、乾燥することが好ましい。また、解像度、パターンプロファイル、現像性等を向上させるため、露光後、現像前に、ポストベークを行うこともできる。
[レジスト組成物溶液の調製]:
還流管を装着したセパラブルフラスコに、窒素気流下で、8−メチル−8−t−ブトキシカルボニルメトキシカルボニルテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]ドデカ−3−エン29部、8−メチル−8−ヒドロキシテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]ドデカ−3−エン10部、無水マレイン酸18部、2,5−ジメチル−2,5−ヘキサンジオールジアクリレート4部、t−ドデシルメルカプタン1部、アゾビスイソブチロニトリル4部及び1,2−ジエトキシエタン60部を単量体成分として仕込み、攪拌しつつ70℃で6時間重合を行い、下記繰り返し単位(a)、(b)、及び(c)を有する重合体(以下、「フォトレジスト重合体」と記す場合がある)を含有する反応液を得た。その後、この反応溶液を大量のn−ヘキサン/i−プロピルアルコール(質量比=1/1)の混合溶媒中に注ぎ、反応溶液中のフォトレジスト重合体を凝固させた。凝固させたフォトレジスト重合体を上記混合溶媒で数回洗浄した。その後、真空乾燥させて、フォトレジスト重合体を得た(収率60%)。なお、このフォトレジスト重合体は、繰り返し単位(a)、(b)、及び(c)のモル比が、64:18:18であり、Mwが27,000であった。
上記参考例1で得られたフォトレジスト重合体の重量平均分子量(Mw)、及び、以下の各合成例において得られた樹脂(A−1)〜(A−7)の重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)とは、東ソー社製のGPCカラム(G2000HXL:2本、G3000HXL:1本)を用い、流量:1.0ml/分、溶出溶剤:テトラヒドロフラン、カラム温度:40℃の分析条件で、単分散ポリスチレンを標準とするゲルパーミエーションクロマトグラフ(検出器:示差屈折計)により測定した。
以下の各合成例において得られた樹脂(A−1)〜(A−7)の窒素原子の含有率(質量%)は、ジェイ・サイエンス社製の有機元素分析装置(商品名「CHNコーダー JM10」)を用いて測定した。
[樹脂(A−1)の合成]:
フェノール100部に、40%ホルマリン30部、及びトリエチルアミン0.47部を加え、80℃にて3時間反応させた。次に、メラミン30部を加えて、更に2時間反応させた。反応後、常圧下にて水を除去しながら2時間かけて180℃まで昇温した。次いで、減圧下にて未反応のフェノールを除去し、窒素原子を含有する樹脂(A−1)を得た(以下「樹脂(A−1)」と記す場合がある)。この樹脂(A−1)は、Mwが4500、Mw/Mnが1.80、窒素原子の含有率が10質量%であった。
[樹脂(A−2)の合成]:
メラミンを50部用いた以外は、表1に示す配合処方にて、合成例1と同様して、黄白色粉末である、窒素原子を含有する樹脂(A−2)を得た(以下「樹脂(A−2)」と記す場合がある)。この樹脂(A−2)は、Mwが4100、Mw/Mnが2.10、窒素原子の含有率が14質量%であった。
[樹脂(A−3)の合成]:
メラミンを70部用いた以外は、表1に示す配合処方にて、合成例1と同様して、黄白色粉末である、窒素原子を含有する樹脂(A−3)を得た(以下「樹脂(A−3)」と記す場合がある)。この樹脂(A−3)は、Mwが3900、Mw/Mnが2.20、窒素原子の含有率が21質量%であった。
[樹脂(A−4)の合成]:
1−ナフトール100部に、40%ホルマリン30部、及びトリエチルアミン0.47部を加え、80℃にて3時間反応させた。次に、メラミン40部を加えて、更に2時間反応させた。反応後、常圧下にて水を除去しながら2時間かけて180℃まで昇温した。次いで、減圧下にて未反応の1−ナフトールを除去し、窒素原子を含有する樹脂(A−4)を得た(以下「樹脂(A−4)」と記す場合がある)。この樹脂(A−4)は、Mwが5100、Mw/Mnが2.20、窒素原子の含有率が15質量%であった。
[樹脂(A−5)の合成]:
メラミンを70部用いた以外は、表1に示す配合処方にて、合成例4と同様して、黄白色粉末である、窒素原子を含有する樹脂(A−5)を得た(以下「樹脂(A−5)」と記す場合がある)。この樹脂(A−5)は、Mwが3900、Mw/Mnが2.30、窒素原子の含有率が19質量%であった。
[樹脂(A−6)の合成]:
1,8−ヒドロキシアントラセン100部に、40%ホルマリン30部、及びトリエチルアミン0.47部を加え、80℃にて3時間反応させた。次に、ベンゾグアナミン60部を加えて、更に2時間反応させた。反応後、常圧下にて水を除去しながら2時間かけて180℃まで昇温した。次いで、減圧下にて未反応の1,8−ヒドロキシアントラセンを除去し、窒素原子を含有する樹脂(A−6)を得た(以下「樹脂(A−6)」と記す場合がある)。この樹脂(A−6)は、Mwが5200、Mw/Mnが3.30、窒素原子の含有率が18質量%であった。
[樹脂(A−7)の合成]:
1−ナフトール100部、テトラメトキシメチルグリコールウリル200部、及びシュウ酸3部をメチルイソブチルケトン900部に溶解した後、80℃にて5時間反応させた。反応後、反応液に水を加え、水層が中性になるまで、洗浄を行った。次いで、減圧下にて未反応の1−ナフトールと溶剤とを除去し、窒素原子を含有する樹脂(A−7)を得た(以下「樹脂(A−7)」と記す場合がある)。この樹脂(A−7)は、Mwが1300、Mw/Mnが1.50、窒素原子の含有率が16質量%であった。
[レジスト下層膜用組成物の調製]:
上記樹脂(A−1)10部、酸発生剤としてビス(4−t−ブチルフェニル)ヨードニウムノナフルオロ−n−ブタンスルホネート(表2中「C−1」と示す)0.5部、及び架橋剤としてテトラメトキシメチルグリコールウリル(下記式(8)で示す。表2中「D−1」と示す)0.5部を、溶剤であるプロピレングリコールモノメチルアセテート(表2中「B−1」と示す)89部に溶解し混合溶液を得た。その後、この混合溶液を孔径0.1μmのメンブランフィルターでろ過することにより得られるものをレジスト下層膜用組成物とした。このレジスト下層膜用組成物を塗工液として、以下に示す各種評価に使用した。
まず、直径8インチのシリコンウエハ上に、レジスト下層膜用組成物をスピンコートした。スピンコート後、180℃で60秒間加熱し、その後、更に250℃で60秒間ホットプレート上で加熱することにより、膜厚300nmのレジスト下層膜を得た。得られたレジスト下層膜について、炭素、水素、酸素、及び窒素の各原子の含有率(質量%)を測定した。それぞれの含有率の測定は、ジェイ・サイエンス社製の有機元素分析装置(商品名「CHNコーダー JM10」)を用いた。なお、表4中、「窒素含有率」は、本評価を示す。
レジスト下層膜中の窒素原子の含有率の測定の結果、レジスト下層膜中の各元素の含有率からレジスト下層膜の大西パラメーターを下記式(i)により算出した。
(i):NT/{NC−NO−(2×NX)}
(但し、上記式(i)中、NTは総原子数、NCは炭素原子数、NOは酸素原子数、NXはハロゲン原子数である)
得られたレジスト下層膜用組成物が、ビアホール内へ良好に浸入して、良好に埋め込まれるか否かについてビアへの埋め込み性を評価した。ビアへの埋め込み性の評価は、以下の方法により行った。
まず、直径8インチのシリコンウエハ上に、レジスト下層膜用組成物をスピンコートした。スピンコート後、180℃で60秒間加熱し、その後、更に250℃で60秒間ホットプレート上で加熱して膜厚300nmのレジスト下層膜を得た。その後、このレジスト下層膜上に3層レジストプロセス用中間層組成物溶液(商品名:NFC SOG050、JSR社製)をスピンコートした。スピンコート後、200℃で60秒間加熱し、その後、更に250℃で60秒間ホットプレート上で加熱して、膜厚50nmの中間層被膜を形成した。その後、この中間層被膜上に、参考例1で得たレジスト組成物溶液をスピンコートし、130℃で90秒間ホットプレート上でプレベークし、膜厚200nmのフォトレジスト膜を形成した。その後、このフォトレジスト膜について、NIKON社製のArFエキシマレーザー露光装置(レンズ開口数0.78、露光波長193nm)を用い、マスクパターンを介して、最適露光時間だけ露光した。その後、130℃で90秒間ホットプレート上でポストベークした後、2.38質量%濃度のテトラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液を用い、25℃で1分間現像し、水洗し、乾燥して、上記フォトレジスト膜にポジ型レジストパターンを形成した。
また、レジスト下層膜用組成物により形成したレジスト下層膜の反射防止膜としての機能を評価するため、上記ポジ型レジストパターンの定在波の影響の有無を走査型電子顕微鏡により観察して評価した。評価基準は、定在波が無い場合を良好(「○」)、ある場合を不良(「×」)とした。なお、表4中、「定在波防止効果」は、本評価を示す。
レジスト下層膜用組成物により形成したレジスト下層膜のパターン転写性能及びエッチング耐性を以下の方法により評価した。まず、スピンコート法により膜厚300nmのレジスト下層膜を形成した。その後、レジスト下層膜をエッチング処理(圧力:0.03Torr、高周波電力:3000W、Ar/CF4=40/100sccm、基板温度:20℃)し、エッチング処理後のレジスト下層膜の膜厚を測定した。膜厚の減少量と処理時間との関係からエッチングレート(nm/分)を算出した。
レジスト下層膜の、NH3ガスを用いたプラズマアッシングによる剥離性を以下の評価方法により実施した。まず、スピンコート法により膜厚300nmのレジスト下層膜を形成した。その後、プラズマアッシング処理(圧力:0.1Torr、高周波電力:550W、NH3=150sccm、基板温度:20℃)を行い、プラズマアッシング処理後のレジスト下層膜の膜厚を測定した。膜厚の減少量と処理時間との関係からエッチングレート(nm/分)を算出した。なお、表4中、「NH3剥離性」は、本評価を示す。
レジスト下層膜の、O2ガスを用いたプラズマアッシングによる剥離性を以下の評価方法により実施した。まず、スピンコート法により膜厚300nmのレジスト下層膜を形成した。その後、プラズマアッシング処理(圧力:0.1Torr、高周波電力:550W、O2=150sccm、基板温度:20℃)を行い、プラズマアッシング処理後のレジスト下層膜の膜厚を測定した。膜厚の減少量と処理時間との関係からエッチングレート(nm/分)を算出した。なお、表4中、「O2剥離性」は、本評価を示す。
表2に示す配合処方とした以外は、実施例1と同様にして、レジスト下層膜用組成物を調製した。なお、表2中の「A−8」は、三共ライフテック社製の商品名「サノールLS−944」を示す。
表3に示す配合処方とした以外は、実施例1と同様にして、レジスト下層膜用組成物を調製した。なお、表3中、「R−1」はポリアセナフチレン(JSR社製)、「R−2」はポリヒドロキシスチレン(商品名:マルカリンカー、丸善石油化学社製)、「R−3」はポリメタクリル酸(JSR社製)を示す。表3中、R−1〜R−3を重合体と示す。
市販のレジスト下層膜用組成物を用いて上述した各種評価を行った。なお、表3中、「NFC1400」は、JSR社製の商品名「NFC1400」を示し、「NFC1500」は、JSR社製の商品名「NFC1500」を示す。
Claims (7)
- 基材上に塗工し、250℃で60秒間、加熱乾燥させて、厚さ300nmのレジスト下層膜を形成した場合、形成した前記レジスト下層膜中の窒素原子の含有率が10質量%以上であり、
窒素原子を含有する樹脂、及び溶剤を含み、
前記樹脂が、前記窒素原子を10〜20質量%含有するレジスト下層膜用組成物。 - 前記樹脂に含まれる、前記式(1)、(2)及び(3)で表される構造単位の合計の割合が、10〜50質量%である請求項2に記載のレジスト下層膜用組成物。
- 前記樹脂が、更に、下記一般式(4)で表される構造単位を含む請求項2または3に記載のレジスト下層膜用組成物。
- 更に、酸発生剤及び架橋剤よりなる群から選択される少なくとも一種を含む請求項1〜4のいずれか一項に記載のレジスト下層膜用組成物。
- 請求項1〜5のいずれか一項に記載のレジスト下層膜用組成物により形成したレジスト下層膜上に配置され、レジストパターンが形成されたフォトレジスト膜をマスクとして用いて、前記フォトレジスト膜の前記レジストパターンをエッチングにより前記レジスト下層膜に転写する工程と、
前記フォトレジスト膜の前記レジストパターンが転写された前記レジスト下層膜をマスクとして用いて、前記レジスト下層膜の下に配置された低誘電絶縁膜に前記レジスト下層膜の前記レジストパターンを転写する工程と、
前記低誘電絶縁膜に前記レジスト下層膜の前記レジストパターンを転写した後、前記レジスト下層膜をプラズマアッシングにより除去する工程と、
を備えるデュアルダマシン構造の形成方法。 - 前記プラズマアッシングに用いるガスが、アンモニア、窒素及び水素の混合ガスである請求項6に記載のデュアルダマシン構造の形成方法。
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