JP5168827B2 - 部品接合方法、部品接合装置、液滴吐出ヘッドの製造方法および液滴吐出ヘッド製造装置 - Google Patents
部品接合方法、部品接合装置、液滴吐出ヘッドの製造方法および液滴吐出ヘッド製造装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5168827B2 JP5168827B2 JP2006176810A JP2006176810A JP5168827B2 JP 5168827 B2 JP5168827 B2 JP 5168827B2 JP 2006176810 A JP2006176810 A JP 2006176810A JP 2006176810 A JP2006176810 A JP 2006176810A JP 5168827 B2 JP5168827 B2 JP 5168827B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- component
- inclination
- stage surface
- correction
- alignment
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Description
インクジェット方式の印字ヘッドは、インク滴を吐出するための複数のノズルと、各ノズルの裏側に位置するインク溜まりの容積を圧力によって変化させるための電気機械式変換素子や発熱抵抗体などのアクチュエータを主要構成として備えており、記録信号に応じて選択された位置のアクチュエータが駆動されることによりインク溜まりを圧縮させてインクをノズルから吐出させるようになっている。
まず、第1は、微細部品同士の位置を撮像手段により監視しながらその位置が整合するように撮像手段により得られた各微細部品間での位置ずれを補正するように微細部品の一方の位置を調整紙ながら互いに接合する方向に加圧するようにした構成である(例えば、特許文献2)、
別な構成としては、互いの微細部品を加圧接合する際に少なくとも一方を予め予測して設定された予測位置ずれ量に相当する移動量だけ該部品を平行に移動させたうえで加圧するようにした構成である(例えば、特許文献3)。
また、特許文献3に開示されている構成においては、加圧方向に対して、水平方向に予め設定された距離のみ移動させるので、想定外の位置ずれが発生した場合には、その時点で再度アライメントを実行する必要があり、タクトが長くなるという問題がある。さらに、加圧状態が最終段階に近づくにつれて、上下基板間に働く摩擦抵抗が大きくなるため、移動指令値より実際の移動量が小さくなり、そのためアライメント回数が著しく多くなったり、最悪の場合、補正不可能になる場合があるという問題がある。
上ステージ面と下ステージ面のうち前記アライメント工程で移動するステージ面にセットされた部品を第1の部品とし、他方にセットされた部品を第2の部品としたとき、第1の部品の位置基準マークの第2の部品の位置基準マークからの位置ずれを検出する位置検出工程と、前記アライメント工程で移動するステージ面の傾きを調整して、第1の部品及び第2の部品をさらに加圧することにより前記位置ずれを補正する位置補正工程とを有し、
前記位置補正工程における前記ステージ面の傾きの調整は、前記位置検出工程において第1の部品の位置基準マークが第2の部品の位置基準マークから位置ずれした方向側の前記第1の部品と前記第2の部品とのギャップを相対的に広げる傾きの調整であることを特徴とする部品接合方法。
(5)前記位置検出工程で検出された位置ずれ量に基づいて前記位置補正工程の完了を判断する補正完了判断工程と、前記補正完了判断工程の完了の判断後に、前記第1の部品と第2の部品との接触面の平行度を調整する平行調整工程を有することを特徴とする(1)に記載の部品接合方法。
(9)ノズル板と、流路板を含む部品とをそれぞれ上ステージ面及び下ステージ面に上下対向するようにセットする部品供給工程と、ノズル板の位置基準マークと流路板の位置基準マークとを計測し、下ステージ面を移動してノズル板と流路板の相対的な位置合わせを行うアライメント工程と、ノズル板と流路板とを接着剤を介して接触させて、前記上ステージ面と下ステージ面とが相対的に接近する方向にノズル板及び流路板を加圧する加圧工程とを備え、流路板の位置基準マークのノズル板の位置基準マークからの位置ずれを検出する位置検出工程と、前記下ステージ面の傾きを調整して前記ノズル板及び流路板をさらに加圧することにより、前記位置ずれを補正する位置補正工程とを有し、
前記位置補正工程における前記下ステージ面の傾きの調整は、前記位置検出工程において流路板の位置基準マークがノズル板の位置基準マークから位置ずれした方向側の前記流路板と前記ノズル板とのギャップを相対的に広げる傾きの調整であることをすることを特徴とする液滴吐出ヘッドの製造方法。
上ステージ面と下ステージ面のうち前記アライメント手段による位置合わせのために移動するステージ面にセットされた部品を第1の部品とし、他方にセットされた部品を第2の部品としたとき、第1の部品の位置基準マークの第2の部品の位置基準マークからの位置ずれを検出する位置検出手段と、前記アライメント手段による位置合わせのために移動するステージ面の傾きを調整して、第1の部品及び第2の部品をさらに加圧することにより前記位置ずれを補正する位置補正手段とを有し、
前記位置補正手段では、前記ステージ面の傾きの調整が、前記位置検出手段において検出される第1の部品の位置基準マークが第2の部品の位置基準マークから位置ずれした方向側の前記第1の部品と前記第2の部品とのギャップを相対的に広げる傾きを対象として調整されることを特徴とする部品接合装置。
(12)前記位置補正手段は、前記アライメント手段による位置合わせのために移動するステージ面の傾斜量を設定する面傾斜設定手段と、面傾斜設定手段において設定された傾斜量を補正する面傾斜補正手段と、前記第1の部品及び第2の部品をさらに加圧する追加圧手段とを備えることを特徴とする(11)に記載の部品接合装置。
(13)前記面傾斜設定手段は、前記位置検出手段において検出した第1の部品の、第2の部品からの位置ずれの方向と大きさに基づいて、前記位置ずれを補正するように面傾斜補正手段の補正量を決定することを特徴とする(12)に記載の部品接合装置。
(18)前記平行調整手段は、第1の部品と第2の部品に作用する荷重を複数箇所測定する荷重検出手段と、前記検出結果に基づいて、前記複数箇所の荷重が均一になるように、前記アライメント手段による位置合わせのために移動するステージ面の傾きを補正する荷重補正手段を備えたことを特徴とする(15)に記載の部品接合装置。
前記位置補正手段による、前記下ステージ面の傾きの調整は、前記位置検出手段において流路板の位置基準マークがノズル板の位置基準マークから位置ずれした方向側の前記流路板と前記ノズル板とのギャップを相対的に広げる傾きの調整であることをすることを特徴とする液滴吐出ヘッドの製造装置。
本発明による部品接合方法が適用される部品として、後述するようにピエゾ(PZT)で構成された圧電素子を用いた印字ヘッドが相当しているが、本発明ではこのような接合を要する微細部品として、液晶パネルにおける液晶物質を封入する空間部を構成する上基板と下基板あるいは長尺化を図るラインヘッドのエネルギー吐出素子などを対象とすることも可能であり、これらの部品を接合する場合にも適用することができる。
図1に示すように、PZT方式印字ヘッド1は、駆動ユニット3と、この駆動ユニット3に接合した液室ユニット2とを備えている。
また、液室ユニット2は、図3に示すように、インク滴を吐出する複数のノズル40を有するノズル板11と、図2に示すように、ノズル40に対応した液室30が形成されている流路板12と、液室30に対応し、かつ駆動ユニット3の駆動部14aの振動を液室に伝える振動板13とから構成されている。
この駆動ユニット3の圧電素子駆動部14aを選択的に駆動することにより、液室ユニット2のノズル40からインク滴が吐出される。つまり、高品質な印字ヘッドを提供するためには、前記液室ユニット2を構成するノズル板11と流路板12、及び振動板13と流路板12、そして液室ユニット2と駆動ユニット3とは、接着剤16を介して高い精度で接合される必要がある。
図2に示すように、流路板12の両端には、位置検出用基準マーク22aが形成されている。
一方、図3に示されているように、ノズル板11の両端にも、位置検出用基準マーク21が形成されており、こちらのマークは貫通穴で構成され、この貫通穴を透してのみ、下の流路板12が検出可能となる。
そして、図5に示すように、2視野検出系の場合は、部品の両端に形成された流路板位置検出用基準マーク22aと、ノズル板位置検出用基準マーク21のそれぞれの中心を検出してから、各部品の両端のマークから演算される各中心位置、つまり、センター、水平面内でのノズル板センター(Xs,Ys,θs)、水平面内での流路板センター(Xr,Yr,θr)を求め(ただし、X,Yは水平面内での2次元方向を、そしてθは、水平面内での回転角を意味する)、それぞれのセンターが合うように、ノズル板11と、流路板12のセンター間の位置誤差量(ΔXu,ΔYu,Δθu)を、
(ΔXu,ΔYu,Δθu)=(Xs,Ys,θs)−(Xr,Yr,θr)
により演算し、ノズル板11を基準に、流路板12をXYθ補正する。
今回は、ノズル板11(以下振動板13の場合も同様である)の位置を基準として、流路板12の水平面内での位置をXYθ補正しているが、逆にノズル板11側を補正する方法でもよい。
F=kAU/h・・・・(1)
である。すなわち、接合加圧により、接着剤に垂直方向の力が加わると、接着剤が押しつぶされると同時に、水平方向へ接着剤が広がり、その広がる時の粘弾性体内の速度勾配(U/h)に比例して、上部品あるいは下部品を横方向に動かそうとする力Fが発生する。これを水平面全体で考えた場合、水平面全体での合力がそれぞれの部品にかかる力になる。
図6(B)に示すように、厚さh0の粘弾性体(粘度k)を間に挟んだ2枚の面積A1の平面に荷重をかけた場合、簡略化のため、接着剤が左右にのみ、それぞれ速度U01,U11で広がるとすると、部品にかかる力(ΔFb)は、
ΔFb=F01−F11=kA1(U01/h01−U11/h01)・・(2)
となり、部品に力(ΔFb)の水平方向の力が作用することになる。
図6(C)に示すように、上下ステージ面の相対的な傾きを調整(左側のギャップをh01からh12に縮小)して、加圧することにより、左側の速度勾配(U12/h12)が、右側の速度勾配(U02/h02)より大きくなり、左方向の力が、部品に作用することになる。
ΔFc=F02−F12=kA2(U02/h02−U12/h12)・・(3)
となり、いままで、右方向にかかっていた力ΔFbが、面の傾きを調整して、粘弾性体内部の速度勾配を変化させることにより、左方向のΔFcに力が変化し、その力により部品を左方向に移動させ、位置ずれ量を補正する。
このように、上下ステージの相対的な傾きを調整して、加圧して、接着剤の流動を積極的に制御することにより位置補正することが可能である。
これを水平面全方位で考えた場合も同様に、接着剤の厚さばらつきや、部品の表面性状等により、水平面内での接着剤の速度勾配にばらつきが出た場合は、水平面の合力ΔFが部品に作用し、例えばステージ剛性より、接着剤流動による水平面合力が大きければ、部品はステージごとずれることになる。またあるいは、ステージと部品の保持力より大きければ、ステージと部品間の保持が破壊されて、結果的に部品がずれることになる。
このことは、加圧時に発生する接着剤の流動の不均質性により発生する水平方向の力を、上下ステージの面傾斜を相対的に傾斜させ、接着剤の流動を制御して、水平方向の力を均一化させることにより、特定方向に作用する力を抑制し、位置ずれの防止が可能ということであり、また、接着剤の流動を積極的に制御して、位置補正を行うことが可能となる。これが本発明における接合方法の特徴部分である。
このように、本装置は加圧時のずれを検出して、そのずれ量に対応して、上下いずれかのステージの面傾斜を相対的に傾斜させ、再度加圧することにより、ノズル板11と流路板12の位置補正を行う。
この加圧と面傾斜による位置補正は、段階的に行われても、連続的行われてもどちらでもよい。目標精度とタクトの関係から適宜最適な方法を選択する。
また、加圧による位置ずれに関して、ノズル板11と流路板12の接触初期の段階で大きくずれることがある場合は、接触初期の面傾斜位置補正を行う前に、1度XYθ補正を行ったほうが好ましい。
上部品のノズル板11および振動板13に隠れて、下部品の流路板12の位置検出用基準マーク22aが検出できなくならないように、上部品のノズル板11おおよび振動板13の位置情報に基づいて、流路板12の粗調整を行うことにより、確実に、上部品を透して、下部品のマークを検出することかできる。
本実施形態における部品接合装置100は、振動板13と流路板12の、それぞれに設けた位置検出基準を検出して、その検出結果に基づいて部品の位置調整を行うことができる装置であって、図7および図8に示すように、本装置は、振動板13が供給される第1ステーションと、第1ステーションの上方に配置され、振動板13の位置を吸着保持する第2ステーションと、第2ステーションから、第2移載手段(インデックステーブル)により移載された、振動板13の位置を基準として、流路板12位置を調整する第3ステーションと全体を制御する制御手段からなる。
図10に、第1ステーション振動板供給工程に関する手順を説明するフローチャートを示す。同図において、図7に示した第1仮置き部52に、振動板13のあるなしを確認する(ST1)。
そして、振動板13が無い場合は、第1部品供給手段により、第1仮置き部52の仮置き台の上に移載される(ST2)。
移載された振動板13は、第1仮置き部52の仮位置決め機構により、XY方向に突き当て位置決めされ、仮位置決め完了後に、保持機構により吸着保持される(ST3,ST4)。
第1移載手段51と接合上ステージ80は、僅かな間隙をもって位置決めされ、振動板13を、第1仮置き部52から接合上ステージ80に吸着機構の切替により受け渡し、第1移載手段51は下降する(ST12,ST13)。
第1移載手段下降後に、第1ステーションに対して、振動板移載完了信号を出力する。そして、第2移載手段61が回転可能になったら、第2移載手段が回転し、振動板13を第3ステーションに移載する(ST14〜ST16)。
まず、部品検出手段70において、振動板13の位置検出基準マーク23を検出し、振動板センター座標(Xs,Ys,θs)を算出する(ST20〜ST21)。この算出された振動板センター座標(Xs、Ys、θs)に対して、流路板の初期投入位置を変更して、振動板13の位置基準孔を通して、確実に検出できる位置に、流路板12を粗調整する(ST22)。
次に、流路板12の位置基準マーク22bを、振動板13の位置検出基準マーク23を通して検出し、流路板センター座標(Xr,Yr,θr)を算出する。それぞれのセンター同士の位置ずれ量(ΔXu、ΔYu、Δθu)が規定値外であれば、アライメント手段81によって、流路板12のXYθ方向のアライメント調整を行う(ST23〜ST24)。
加圧の方法としては、段階的に加圧する段階加圧と、連続的に加圧する連続加圧の両方式があるが、目標精度とタクトの関係から適宜最適な方法を選択すればよい。タクト短縮をめざす場合は、段階的な回数を減らして位置補正を行う、あるいは連続荷重変化速度を早くすればよい。また、高精度を目指す場合は、段階的な加圧回数と位置補正を増やすか、連続荷重変化速度を遅くして補正遅れがでないように位置補正すればよい。今回は1つの実施形態として、段階加圧方式で説明する。
次に、流路板12の位置基準マーク22bを、振動板13の位置検出基準マーク23を通して検出し、流路板センター座標(Xr,Yr,θr)を算出する。それぞれのセンター同士の位置ずれ量(ΔXu、ΔYu、Δθu)が規定値外であれば、アライメント手段81によって、流路板12のXYθ方向のアライメント調整を行う(ST23〜SST24)。
このとき、部品検出手段70で振動板13と流路板12のセンター位置ずれ量(ΔXu1、ΔYu1、Δθu1)を検出する(ST26)。このときの位置ずれ量が規定値(例えば1μm)より大きい場合(ST27)、面傾斜による位置補正工程に入る。ただし、この接触時は、接着剤の膜厚ばらつき等の影響が大きいので、ギャップをあけてアライメントした結果に対して、大きくずれる(例えば10μm)場合は、面傾斜位置補正を行う前に、1度XYθ補正を行ったほうが好ましい。
このときの流路板12の位置補正に関する振動板と流路板との位置関係は、図16を用いて説明した場合と同様である。
位置ずれ変化量の演算に関しては、複数回の平均値をとることが好ましい。位置ずれ変化量を規定値(例えば0.5μm)以内にすることにより、接着剤の流動が十分に均一化されていると判断できる。この処理は、この後に微小な平行調整(ST41)を行ったとしても、接着剤の大きな流動が起こらず、滑動による位置ずれが生じないっことにより再度位置ずれを起すことがないようにするための処理である。
平行調整のための1つの方法は、上下ステージ間ギャップを、複数のギャップ検出手段97で検出して、面傾斜補正手段91により上下ステージ間のギャップが、全体的に均一になるように、ステージを制御する。また、もう1つの方法としては、上下ステージ間の荷重を複数箇所で、荷重検出手段により検出し、面傾斜補正手段91により、各測定ポイントの荷重が均一になるように、ステージを制御する。位置補正完了後に、部品の平行調整を行うことにより上下部品の接合状態が良好となり、接合品質が確保される。
補正完了後は、図示しない仮接着手段により仮接着した後、加圧開放する。
図17(A)、(B)に示す記録ヘッドは、吐出エネルギー発生体107(該発生体に吐出信号を印加する電極および該発生体に必要に応じて設けられる保護層などは省略してある)を有する基板101に、流路104の側壁およびオリフィス105を構成する壁材102および流路104の覆いを構成する天板103を積層した構成を有する。
図18に示す記録ヘッドは、天板103にオリフィスを設け、一点鎖線114cで示されたように流路104内の吐出エネルギー作用部へのインクの流れ方向とオリフィス105の開口中心軸とを直角となした構成を有する。
2 液室ユニット
3 駆動ユニット
11 ノズル板
12 流路板
13 振動板
14a 圧電素子駆動部
14b 圧電素子支柱部
15 基板
16 接着剤
21 ノズル板位置検出基準マーク
22a 流路板のノズル板用位置検出基準マーク
22b 流路板の振動板用位置検出基準マーク
23 振動板位置検出基準マーク
30 液室
31 流路板接着剤非塗布領域
40 ノズル穴
51 第1移載手段
52 第1仮置き部
61 第2部品移載手段
70 部品検出手段
72 第2仮置き部
80 接合上ステージ
81 アライメント手段
90 面傾斜設定手段
91 面傾斜補正手段
92 加圧手段
93 位置変化演算手段
95 面傾斜手段
96 面傾斜検出手段
97 ギャップ検出手段
98 荷重検出手段
100 部品接合装置
101 基板
Claims (20)
- 2つの部品をそれぞれ上ステージ面と下ステージ面とに上下対向するようにセットする部品供給工程と、2つの部品のそれぞれの位置基準マークを計測し、上ステージ面と下ステージ面のいずれか一方を移動して2つの部品の相対的な位置合わせを行うアライメント工程と、前記2つの部品を接着剤を介して接触させて、前記上ステージ面と下ステージ面とが相対的に接近する方向に2つの部品を加圧する加圧工程とを備え、
上ステージ面と下ステージ面のうち前記アライメント工程で移動するステージ面にセットされた部品を第1の部品とし、他方にセットされた部品を第2の部品としたとき、第1の部品の位置基準マークの第2の部品の位置基準マークからの位置ずれを検出する位置検出工程と、前記アライメント工程で移動するステージ面の傾きを調整して、第1の部品及び第2の部品をさらに加圧することにより前記位置ずれを補正する位置補正工程とを有し、
前記位置補正工程における前記ステージ面の傾きの調整は、前記位置検出工程において第1の部品の位置基準マークが第2の部品の位置基準マークから位置ずれした方向側の前記第1の部品と前記第2の部品とのギャップを相対的に広げる傾きの調整であることを特徴とする部品接合方法。 - 前記位置補正工程は、前記アライメント工程で移動するステージ面の傾斜量を設定する面傾斜設定工程と、面傾斜設定工程において設定された傾斜量を補正する面傾斜補正工程と、前記第1の部品と第2の部品とをさらに加圧する追加圧工程とを有することを特徴とする請求項1に記載の部品接合方法。
- 前記面傾斜設定工程は、前記位置検出工程において検出した第1の部品の、第2の部品からの位置ずれの方向と大きさに基づいて、前記位置ずれを補正するように面傾斜補正工程の補正量を決定することを特徴とする請求項2に記載の部品接合方法。
- 前記面傾斜補正工程は、前記アライメント工程で移動するステージ面の傾斜を構成する面傾斜工程と、前記面傾斜工程に対応して面傾斜量を検出する面傾斜検出工程とを有することを特徴とする請求項2に記載の部品接合方法。
- 前記位置検出工程で検出された位置ずれ量に基づいて前記位置補正工程の完了を判断する補正完了判断工程と、前記補正完了判断工程の完了の判断後に、前記第1の部品と第2の部品との接触面の平行度を調整する平行調整工程を有することを特徴とする請求項1に記載の部品接合方法。
- 前記補正完了判断工程は、前記位置検出工程で検出した位置ずれ量と、前記位置検出工程で前回検出された位置ずれ量との変化量を演算する位置変化演算工程を有することを特徴とする請求項5に記載の部品接合方法。
- 前記平行調整工程は、上下ステージ間のギャップを複数箇所測定するギャップ検出工程と、前記検出結果に基づいて、前記複数箇所の上下ステージ間のギャップが均一になるように、前記アライメント工程で移動するステージ面の傾きを補正するギャップ補正工程を有することを特徴とする請求項5に記載の部品接合方法。
- 前記平行調整工程は、第1の部品と第2の部品に作用する荷重を複数箇所測定する荷重検出工程と、前記検出結果に基づいて、前記複数箇所の荷重が均一になるように、前記アライメント工程で移動するステージ面の傾きを補正する荷重補正工程を有することを特徴とする請求項5に記載の部品接合方法。
- ノズル板と、流路板を含む部品とをそれぞれ上ステージ面及び下ステージ面に上下対向するようにセットする部品供給工程と、ノズル板の位置基準マークと流路板の位置基準マークとを計測し、下ステージ面を移動してノズル板と流路板の相対的な位置合わせを行うアライメント工程と、ノズル板と流路板とを接着剤を介して接触させて、前記上ステージ面と下ステージ面とが相対的に接近する方向にノズル板及び流路板を加圧する加圧工程とを備え、流路板の位置基準マークのノズル板の位置基準マークからの位置ずれを検出する位置検出工程と、前記下ステージ面の傾きを調整して前記ノズル板及び流路板をさらに加圧することにより、前記位置ずれを補正する位置補正工程とを有し、
前記位置補正工程における前記下ステージ面の傾きの調整は、前記位置検出工程において流路板の位置基準マークがノズル板の位置基準マークから位置ずれした方向側の前記流路板と前記ノズル板とのギャップを相対的に広げる傾きの調整であることをすることを特徴とする液滴吐出ヘッドの製造方法。 - 前記位置検出工程で検出された位置ずれ量に基づいて前記位置補正工程の完了を判断する補正完了判断工程と、前記補正完了判断工程の完了の判断後に、前記ノズル板と前記流路板との接触面の平行度を調整する平行調整工程を有することを特徴とする請求項9に記載の液滴吐出ヘッドの製造方法。
- 2つの部品をそれぞれ上ステージ面と下ステージ面とに上下対向するようにセットする部品供給手段と、2つの部品のそれぞれの位置基準マークを計測し、上ステージ面と下ステージ面のいずれか一方を移動して2つの部品の相対的な位置合わせを行うアライメント手段と、前記2つの部品を接着剤を介して接触させて、前記上ステージ面と下ステージ面とが相対的に接近する方向に2つの部品を加圧する加圧手段と、
上ステージ面と下ステージ面のうち前記アライメント手段による位置合わせのために移動するステージ面にセットされた部品を第1の部品とし、他方にセットされた部品を第2の部品としたとき、第1の部品の位置基準マークの第2の部品の位置基準マークからの位置ずれを検出する位置検出手段と、前記アライメント手段による位置合わせのために移動するステージ面の傾きを調整して、第1の部品及び第2の部品をさらに加圧することにより前記位置ずれを補正する位置補正手段とを有し、
前記位置補正手段では、前記ステージ面の傾きの調整が、前記位置検出手段において検出される第1の部品の位置基準マークが第2の部品の位置基準マークから位置ずれした方向側の前記第1の部品と前記第2の部品とのギャップを相対的に広げる傾きを対象として調整されることを特徴とする部品接合装置。 - 前記位置補正手段は、前記アライメント手段による位置合わせのために移動するステージ面の傾斜量を設定する面傾斜設定手段と、面傾斜設定手段において設定された傾斜量を補正する面傾斜補正手段と、前記第1の部品及び第2の部品をさらに加圧する追加圧手段とを備えることを特徴とする請求項11に記載の部品接合装置。
- 前記面傾斜設定手段は、前記位置検出手段において検出した第1の部品の、第2の部品からの位置ずれの方向と大きさに基づいて、前記位置ずれを補正するように面傾斜補正手段の補正量を決定することを特徴とする請求項12に記載の部品接合装置。
- 前記面傾斜補正手段は、前記アライメント手段による位置合わせのために移動するステージ面の傾斜を構成する面傾斜手段と、前記面傾斜手段に対応して傾斜量を検出する面傾斜検出手段とを有することを特徴とする請求項12に記載の部品接合装置。
- 前記位置検出手段で検出された位置ずれ量に基づいて位置ずれの補正の完了を判断する補正完了判断手段と、前記第1の部品と第2の部品との接触面の平行度を調整する平行調整手段とを備えたことを特徴とする請求項11に記載の部品接合装置。
- 前記補正完了判断手段は、前記位置検出手段で検出した位置ずれ量と、前記位置検出手段で前回検出された位置ずれ量との変化量を演算する位置変化演算手段を備えたことを特徴とする請求項15に記載の部品接合装置。
- 前記平行調整手段は、上下ステージ間のギャップを複数箇所測定するギャップ検出手段と、前記検出結果に基づいて、前記複数箇所の上下ステージ間のギャップが均一になるように、前記アライメント手段による位置合わせのために移動するステージ面の傾きを補正するギャップ補正手段を備えたことを特徴とする請求項15に記載の部品接合装置。
- 前記平行調整手段は、第1の部品と第2の部品に作用する荷重を複数箇所測定する荷重検出手段と、前記検出結果に基づいて、前記複数箇所の荷重が均一になるように、前記アライメント手段による位置合わせのために移動するステージ面の傾きを補正する荷重補正手段を備えたことを特徴とする請求項15に記載の部品接合装置。
- ノズル板と、流路板を含む部品とをそれぞれ上ステージ面及び下ステージ面に上下対向するようにセットする部品供給手段と、ノズル板の位置基準マークと流路板の位置基準マークとを計測し、下ステージ面を移動してノズル板と流路板の相対的な位置合わせを行うアライメント手段と、前記ノズル板と流路板とを接着剤を介して接触させて、前記上ステージ面と下ステージ面とが相対的に接近する方向にノズル板及び流路板を加圧する加圧手段と備え、流路板の位置基準マークの、ノズル板の位置基準マークからの位置ずれを検出する位置検出手段と、前記下ステージ面の傾きを調整して前記ノズル板及び流路板をさらに加圧することにより、前記位置ずれを補正する位置補正手段とを有し、
前記位置補正手段による、前記下ステージ面の傾きの調整は、前記位置検出手段において流路板の位置基準マークがノズル板の位置基準マークから位置ずれした方向側の前記流路板と前記ノズル板とのギャップを相対的に広げる傾きの調整であることをすることを特徴とする液滴吐出ヘッドの製造装置。 - 前記位置検出手段で検出された位置ずれ量に基づいて位置ずれの補正の完了を判断する補正完了判断手段と、前記ノズル板と前記流路板との接触面の平行度を調整する平行調整手段とを備えたことを特徴とする請求項19に記載の液滴吐出ヘッド製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006176810A JP5168827B2 (ja) | 2006-06-27 | 2006-06-27 | 部品接合方法、部品接合装置、液滴吐出ヘッドの製造方法および液滴吐出ヘッド製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006176810A JP5168827B2 (ja) | 2006-06-27 | 2006-06-27 | 部品接合方法、部品接合装置、液滴吐出ヘッドの製造方法および液滴吐出ヘッド製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008006609A JP2008006609A (ja) | 2008-01-17 |
JP5168827B2 true JP5168827B2 (ja) | 2013-03-27 |
Family
ID=39065266
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006176810A Expired - Fee Related JP5168827B2 (ja) | 2006-06-27 | 2006-06-27 | 部品接合方法、部品接合装置、液滴吐出ヘッドの製造方法および液滴吐出ヘッド製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5168827B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5223820B2 (ja) * | 2009-08-21 | 2013-06-26 | コニカミノルタIj株式会社 | インクジェットヘッドの製造方法 |
JP5760726B2 (ja) * | 2011-06-10 | 2015-08-12 | 株式会社リコー | 部品接合装置及び液滴吐出ヘッド製造装置及び部品接合方法 |
JP2014004713A (ja) * | 2012-06-22 | 2014-01-16 | Canon Inc | 液体吐出ジェットヘッドの製造方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2833875B2 (ja) * | 1991-04-16 | 1998-12-09 | キヤノン株式会社 | インクジェットヘッドの製造方法、及びその製造機 |
JP4115930B2 (ja) * | 2003-12-26 | 2008-07-09 | 株式会社リコー | 位置調整方法と位置調整装置と組立装置及びそれにより組み立てられた印字ヘッド |
JP2006123409A (ja) * | 2004-10-29 | 2006-05-18 | Sharp Corp | 押圧具及びインクジェットヘッドの製造方法 |
-
2006
- 2006-06-27 JP JP2006176810A patent/JP5168827B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008006609A (ja) | 2008-01-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR102314565B1 (ko) | 도포 장치 및 도포 방법 | |
JP5168827B2 (ja) | 部品接合方法、部品接合装置、液滴吐出ヘッドの製造方法および液滴吐出ヘッド製造装置 | |
WO2006085561A1 (ja) | インクジェットヘッドおよびその製造方法ならびにインクジェット式記録装置 | |
WO2018221432A1 (ja) | 液体材料塗布方法および当該方法を実施するための装置 | |
JP5760726B2 (ja) | 部品接合装置及び液滴吐出ヘッド製造装置及び部品接合方法 | |
CN102481787B (zh) | 喷嘴板保持装置及喷墨头的制造方法 | |
JP4699345B2 (ja) | 部品の接合方法、部品の接合装置、液滴吐出ヘッドの製造方法、及び、液滴吐出ヘッドの製造装置 | |
US7527347B2 (en) | Ink jet print head and ink jet printing apparatus having a plurality of slits formed in a heater substrate mounting surface | |
US7594308B2 (en) | Method for producing a piezoelectric actuator and a liquid transporting apparatus | |
KR102678253B1 (ko) | 잉크젯 프린트 시스템 및 이를 이용한 잉크젯 프린팅 방법 | |
CN100503246C (zh) | 喷墨头、其制造方法以及喷墨式记录装置 | |
JP2012251822A (ja) | ステージ装置及び処理装置 | |
JP2004306562A (ja) | パターン形成装置およびその製造方法 | |
JP4855904B2 (ja) | 組み立て方法及び組み立て装置 | |
JP2014046627A (ja) | 液体吐出ヘッドの製造方法、液体吐出ヘッド及び画像形成装置 | |
JP4594674B2 (ja) | 微細部品の組立方法及び組立装置、インクジェットヘッドの組立方法及び組立装置、並びにインクジェットヘッド | |
JP4970784B2 (ja) | 接合装置、部材の接合方法及びインクジェットヘッドの製造方法 | |
JP2006320808A (ja) | 液滴吐出装置、液晶表示装置の製造方法及び液晶表示装置 | |
JP2006192584A (ja) | インクジェットヘッドの製造方法 | |
WO2025021411A1 (en) | Printhead | |
WO2025021413A1 (en) | Printhead | |
WO2025021412A1 (en) | Printhead | |
KR20080013625A (ko) | 압전 방식 잉크젯 프린터 헤드 및 그 제조방법 | |
WO2018180669A1 (ja) | インクジェットヘッドの製造方法 | |
JP2002264345A (ja) | インクジェットプリントヘッド |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090323 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110707 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110809 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111011 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20121204 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20121217 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160111 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |