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JP5153285B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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JP5153285B2
JP5153285B2 JP2007264236A JP2007264236A JP5153285B2 JP 5153285 B2 JP5153285 B2 JP 5153285B2 JP 2007264236 A JP2007264236 A JP 2007264236A JP 2007264236 A JP2007264236 A JP 2007264236A JP 5153285 B2 JP5153285 B2 JP 5153285B2
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Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置に関するものである。特に、電子写真方式を用いた画像形成装置に関するものである。
電子写真方式を用いた一般的な画像形成装置の概略構成を、図7を用いて説明する。
画像形成装置700には、シートカセット50が設けられている。シートカセット50に収納されているシートPは、ピックアップローラ8aにより送り出される。送り出されたシートPには、画像形成部101において所望の画像が形成される。画像形成部101は、着脱自在なプロセスカートリッジ7a〜7dを有している。プロセスカートリッジ7a〜7dには、感光体ドラム1a〜1d、感光体ドラム1a〜1dを帯電させる帯電ローラ2a〜2d、感光体ドラム1a〜1d上にトナー像を形成する現像器4a〜4d等が設けられている。
転写搬送ベルト9は、ピックアップローラ8aにより送り出されたシートPを画像形成部101に搬送する。感光体ドラム1a〜1dに対向する位置には、転写ローラ5a〜5dが配設される。転写ローラ5a〜5dは、転写搬送ベルト9を介してシートPを感光体ドラム1a〜1dに押圧すると伴に、トナー像と逆極性の電圧が印加されて、トナー像をシートPに転写する。
画像形成部101のシート搬送方向下流側には、シートP上に転写したトナー像をシートPに定着させるための定着ユニット40が設けられている。画像形成部101においてトナー像が転写されたシートPは定着ユニット40に搬送され、定着ユニット40によってトナー像が定着される。定着ユニット40によりトナー像が定着されたシートPは、排出ローラ302とその排出ローラ302に対向して設けられた排出コロ303により積載トレイトレイ301へと排出される。
排出されたシートPは、積載トレイ301上に積み重なっていく。通常、ユーザは排出されたシートPを排出の都度、あるいは適当なタイミングで回収している。しかしながら、シートPの回収を忘れてしまった場合等、事情により回収されない場合等には、シートPが積載トレイ301の収容量を超えて積載されてしまうことがあった。そして、シートPの過積載により、積載トレイ301からのシートPのはみ出しや、画像形成装置700からのシートPの落下、あるいはまたジャム等が発生していた。
そこで、排出されたシートが積載トレイ上で過積載とならないように、規定量のシートが積載されたことを検知するためのシート積載量検出手段を備えた搬送装置及び画像形成装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−249334号公報
ところで、シートPを積載トレイ301上に放置した場合、積載トレイ301上でシートPが吸湿によりカール(丸まり)してしまうことがある。温度や湿度が高い環境において積載トレイに放置されているシートPはカールしやすくなる。また、定着ユニット40から排出部までの距離が短い場合、シートPが十分に冷却されずに排出されるため、特にOHT(Over Head Transparencyの略)シート等のコシが弱くなるシートでは積載トレイ301上でシートPがカールしてしまうことがある。また、シートPが排出されるまでに十分に冷却されないと、トナー像がシートPに完全に定着される前に排出される場合が生じる。この場合、シートP上の未定着トナー像が積載トレイ301上の既に排出されたシートPの上に積載されて貼り付き、シートPの後端が排出口から完全に排出されず、排出部にシートPが残留した状態となる。
このように積載トレイ301上で、シートPにカールが発生したり不完全な排出状態になる等の異常状態が生じた場合、シート積載量検出手段による検出が適正に行なわれずシートシートジャムが発生することがあった。
本発明は、以上の点に着目してなされたものであり、積載トレイ上でシートにカールが発生したり不完全な排出状態になる等の異常状態が発生した場合に、ジャムの発生を防止することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、上述の目的を達成するため以下の構成を備えるものである。
画像が形成されたシートを積載する積載部を有する画像形成装置であって、シートに画像を形成する画像形成部と、画像が形成されたシートを前記積載部に排出する排出部と、前記画像形成部によって画像が形成され、前記排出部に向けて搬送されるシートを検知するシート検知部と、前記積載部に積載されたシートが満載状態であるか否かを検知する満載検知部と、前記シート検知部の検知結果と前記満載検知部の検知結果に基づいて前記積載部におけるシートの異常状態を判断する判断部とを有し、前記判断部は、前記シート検知部によってシートを検知してから所定時間経過後、前記満載検知部によって、シートの搬送方向の長さに対応した時間より短い時間、シートを検知した場合、前記積載部においてシートが第一の異常状態であると判断し、シート検知部によってシートを検知してから所定時間経過後、前記満載検知部によってシートを検知しなかった場合、前記積載部においてシートが前記第一の異常状態とは異なる第二の異常状態であると判断することを特徴とする画像形成装置。
以上説明したように、本発明によれば、積載トレイ上で、シートにカールが発生したり不完全な排出状態になる等の異常状態が生じた場合にジャムの発生を防止することが可能な画像形成装置を提供することができる。
本発明を実施するための最良の形態を、以下の実施例に基づいて説明する。
ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置等は、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
以下、本実施例に係る画像形成装置を、図面を用いて説明する。
図3は本実施例に係る画像形成装置の概略断面図である。本実施例に係る画像形成装置としては、一例として、電子写真方式を採用した画像形成装置のうち、感光ドラムを4つ有するフルカラー画像形成装置を用いた。図3において、図7に示す従来の画像形成装置と同一の構成については同一の符号を付している。
画像形成装置100の画像形成部101は、現像剤として異なる色のトナー、例えばシアン、イエロー、マゼンタ、ブラックの4種類トナーを収容する着脱自在なプロセスカートリッジ7a、7b、7c、7d(以下7a〜7dとする)を有している。プロセスカートリッジ7a〜7dにはそれぞれ以下の構成が設けられている。まず、図1の図中反時計回りに回転する像担持体としての感光体ドラム1a、1b、1c1d(以下1a〜1dとする)である。また、感光体ドラム1a〜1dの表面を帯電させるための帯電手段としての帯電ローラ2a、2b、2c、2d(以下2a〜2dとする)である。そして、後述するスキャナユニット3a、3b、3c、3d(以下3a〜3dとする)から照射されるレーザ光により感光体ドラム1a〜1d上に形成された静電潜像を、トナー像として可視化するための現像手段としての現像器4a、4b、4c、4d(以下4a〜4dとする)である。さらに、シートPへのトナー像を転写した後に感光ドラムに残留するトナーを除去するためのクリーニング手段としてのクリーニングブレード6a、6b、6c、6d(以下6a〜6dとする)である。
また、画像形成部101には、入力された画像情報に基づくレーザ光を照射し、感光体ドラム1a〜1dの表面に静電潜像を形成するための露光手段としてのスキャナユニット3a〜3dが備えられる。また、感光体ドラム1a〜1d表面に形成されたトナー像を、転写搬送ベルト9により搬送されてきたシートPに転写するための転写手段としての転写ローラ5a、5b、5c、5d(以下5a〜5dとする)が備えられる。転写ローラ5a〜5dは、感光体ドラム1a〜1dに対向する位置に配設され、転写搬送ベルト9を介してシートPを感光体ドラム1a〜1dに押圧するとともに、トナー像と逆極性の電圧が印加されて、トナー像をシートPに転写する。プロセスカートリッジ7a〜7d、スキャナユニット3a〜3d、転写ローラ5a〜5dは本発明における画像形成手段を構成する。
画像形成部101において、感光体ドラム1a〜1dは、その表面が帯電ローラ2a〜2dにより均一に帯電される。続いてスキャナユニット3a〜3dからレーザ光が照射され、感光体ドラム1a〜1dの表面に画像情報に基づいた静電潜像が形成される。そして、現像器4a〜4dによりトナーが供給され、静電潜像がトナー像として可視化される。トナー像は、感光体ドラム1a〜1dと転写ローラ5a〜5dが相対配置される転写部において、転写搬送ベルト9により搬送されてきたシートPに転写される。転写後に感光体ドラム1a〜1d表面に残ったトナーは、クリーニングブレード6a〜6dにより除去される。
記録媒体としてのシートPは、給紙部において、ピックアップローラ8aによりシートカセット50から一枚ずつ分離されて送り出される。送り出されたシートPは、ローラ対8b及び転写搬送ベルト9によって画像形成部101に搬送される。この際、検知部8cがシートPの通過を検知し、これによりシートPは所定のタイミングで画像形成部101に搬送され、感光体ドラム1a〜1d上に形成されたトナー像がシートPに転写される。ピックアップローラ8a、ローラ対8b、転写搬送ベルト9等は、シートPを搬送するための本発明における搬送手段を構成し、不図示の搬送モータにより駆動される。
同様の工程がシートが搬送される方向の最上流側のプロセスカートリッジ7aから最下流側のプロセスカートリッジ7dにかけて順次行われ、シートPに4色のトナー像が転写されて、フルカラー画像が形成される。画像形成部101のシートが搬送される方向の下流側には、シートP上に転写したトナー像をシートPに定着させるための定着手段としての定着ユニット40が設けられている。定着ユニット40は不図示の発熱体を備えた加熱ローラ10aと加熱ローラ10aに当接する加圧ローラ10bを有し、通過するシートPを加熱、加圧してシートPへトナー像を定着させている。トナー像が定着されたシートPは、定着部40のシートが搬送される方向の下流側に備えられた検知手段としてのシート検知部500により通過を検知される。
そしてシートPは、定着ユニット40のシートが搬送される方向の下流側の排出部に搬送される。排出部に搬送されたシートPは、排出部に備えられた排出ローラ302と排出コロ303から成る排出手段としての排出ローラ対によって排出口から機外へと排出される。排出されたシートPは、積載部としての積載トレイ301に積載される。また排出部にはシートの状態を検知する手段としての状態検知部400が配設されており、これによりシートPの通過が検知される。
次に、本実施例に係る画像形成装置におけるシートの搬送制御を説明する。
図1及び図2は、本実施例に係る画像形成装置の定着部及び排出部におけるシートPの搬送状態を示す概略図である。
図1において、(a)はシートPが排出されていない状態、(b)はシートPが排出されている状態、(c)はシートPが積載トレイ301上に満載となっている状態を示す。また図2は異常状態を示す図である。図2において、(a)はシートPが積載トレイ301上でカールしている状態、(b)はシートPが積載トレイ301上で排出口から完全に排出されずに、その一部が排出部に残った状態を示す。
状態検知部400は、検知部材としてのレバー401と、検知センサとしてのフォトインタラプタ402とから成る。この状態検知部400は、フォトインタラプタ402の検知状態によって、レバー401の位置を検知して、シートPの通過及び積載トレイ301におけるシートの満載状態を検知する満載検知部である。フォトインタラプタ402は、レバー401により光路が遮断されている場合に後述するCPUに信号を送信する。またシート検知部500もまた同様に、レバー501とフォトインタラプタ502とから成る。そしてシート検知部500は、シートPの通過を検知するが、フォトインタラプタ502はレバー501により光路が遮断されていない場合にCPUに信号を送信する。なお検知部8cは、シート検知部500と同様の構成である。つまり、レバーとフォトインタラプタとからなる検知部である。
図1(a)は、シートPが積載トレイ301上に積載されておらず、シートPの排出も行われていない状態である。レバー401はフォトインタラプタ402の光路を遮断しておらず、レバー501はフォトインタラプタ502を遮断している。このときのレバー401の位置を第1の検知位置とする。特に図1(a)に示すように、レバー401が全く移動していない状態の位置を初期位置とする。シートPが少量積載されている場合は、レバー401は第1の検知位置にある。
図1(b)は、シートPが排出されている状態である。レバー401がフォトインタラプタ402の光路を遮断しており、レバー501がフォトインタラプタ502を遮断していない。このときのレバー401の位置を第2の検知位置とする。シートPの後端が定着ユニット40を通過するとレバー501は図1(a)の状態に戻る。またシートPの後端が排出部を通過し、排出が終了すると、レバー401は図1(a)の状態(第1の検知位置)に戻る。
図1(c)は、シートPが積載トレイ301上に満載状態となっている。シートPの排出中は図1(b)に示すように、レバー401がフォトインタラプタ402の光路を遮断する(第2の検知位置)。シートPの排出が終わっても、積載トレイ301上にシートPが満載となっているため、レバー401は図1(a)の状態に戻ることができず、フォトインタラプタ402の光路を遮断したままとなる。これによりシートPが積載トレイ301上に満載となっている状態にあることが認識される。
図2(a)は、シートPが積載トレイ301上でカールした状態である。レバー401が、図1(c)に示すシートPの満載状態における位置よりも大きく回動している。このときのレバー401の位置を第3の検知位置とする。この状態では、レバー401がフォトインタラプタ402の光路を遮断しておらず、これが排出部での第1の異常状態である。
図2(b)は、積載トレイ301上のシートPが、排紙ローラ対から完全に排出されず、シートP1の後端が排出部に残った状態である。レバー401が、図1(c)に示すシートPの満載状態における位置よりも大きく回動している(第3の検知位置)。この状態では、レバー401がフォトインタラプタ402の光路を遮断しておらず、これが排出部での第2の異常状態である。なお、シートP2はシートP1に続いて搬送されたシートである。この第2の異常状態は、排出されたシートの後端が排紙ローラ対を抜ける際に、排出ローラ302の上側に残る現象である。これはシートが帯電してシートが上方に浮いたり、シートの後端が正しく抜けなかったりする場合に発生する可能性がある。
ここでレバー401が上記の第3の検知位置まで大きく回動するようにしているのは以下の理由による。例えば、レバー401の回動の範囲を第2の検知位置までに規制した場合、排出されてくるシートPが勢いよくレバーに当接した場合に、規制されたレバーがシートに強く当接することになりシートの搬送不良やシートにダメージを与える可能性が考えられる。そのため、レバー401はある程度の範囲で回動するような状態にしている。これは、特に排出されるシートの速度にも関係しており、画像形成装置の画像形成する速度が高速になってきているため、このような構成にしている。
図4は、シート搬送制御系のブロック図である。
図4において、800は画像形成装置100全体を制御する制御手段としてのCPUである。CPU800は、不図示の端末装置(ホストコンピュータ)等から画像形成処理信号(以下、プリント信号という)を受ける。そのプリント信号に応じて、画像形成制御部801に対して制御信号を出力して画像形成を指示する。また併せて駆動制御部802にも制御信号を出力して駆動制御部802を制御して搬送モータを起動し、ピックアップローラ8a、ローラ対8b、転写搬送ベルト9等を駆動させる。これにより、シートPの送り出し及び搬送が行なわれる。
CPU800は、シートPの搬送に伴い、検知部8c、シート検知部500、状態検知部400から送信された検知信号によりシートPの状態を判断する判断部である。そして確認されたシートPの状態に合わせて駆動制御部802を制御することで、シートPの搬送動作の制御を行っている。また、CPU800は、各検知部から送信される信号によりシートPがジャムになったと判断し、あるいは積載トレイ301上のシートPの満載状態や異常状態を検知する。そして判断または検知した結果を、表示部803に対して出力して表示を行うよう制御する。
図5は、シート検知部500及び状態検知部400の検知動作を示すタイミングチャートである。
図5(a)は、図1(a)及び(b)に対応する、積載トレイ301上にシートPが積載されていないか、あるいは少量積載されている状態の場合である。シートPは、シート検知部500に到達後、所定時間t10で通過を終える。またシートPはシートユニット500に到達後、所定時間t30で状態検知部400に到達し、状態検知部400に到達後、所定時間t10で通過を終える。
図5(b)は、図1(c)に対応する、積載トレイ301上にシートPが満載になっている状態の場合である。シートPは、シート検知部500に到達後、所定時間t30で状態検知部400に到達し、所定時間t10で通過を終える。しかしながらシートPが排出部検知部400を通過後も、排出部フォトインタラプタ402の光路が遮断された状態のままである。そのため、CPU800は、所定時間t10を過ぎても排出部検知部400の通過終了を検知することができない。CPU800は、第3の規定時間としての規定時間T5を経過しても排出部検知部400の通過終了を検知できない場合、積載トレイ301が満載状態であることを認識する。
図5(c)は、図2(a)に対応する、シートPが積載トレイ301上でカールした状態の場合である。シートPは、シート検知部500に到達後、所定時間t30で排出部検知部400に到達する。しかしながら、シートPが状態検知部400を通過し終える前に、レバー401がシートPの満載状態における位置よりも大きく回動し(第3の検知位置)、フォトインタラプタ402の光路が遮断されない状態となる。そこで、CPU800は、所定時間t10より短い第2の規定時間としての規定時間T4で排出部検知部400の通過終了を検知した場合、第1の異常状態であると認識する。
図5(d)は、図2(b)に対応する、シートPが排紙ローラ対から完全に排出されず、シートPの後端が排出部に残った状態の場合である。シートP(図2(b)におけるシートP1)は、その後端が排出部に残っている。そのため、レバー401がシートPの満載状態における位置よりも大きく回動し(第3の検知位置)、フォトインタラプタ402の光路が遮断されないままとなる。そのためCPU800は、残存したシートPの次に搬送されてきたシートP(図2(b)におけるシートP2)が、シート検知部500に到達後、所定時間t30経過しても状態検知部400でその到達を検知することができない。CPU800は、シートPがシート検知部500に到達してから、所定時間t30より長い第3の規定時間としての規定時間T3を経過してもシートPの排出部検知部400への到達を検知できない場合、第2の異常状態であると認識する。
ここで、所定時間t10は、定型サイズ(A4サイズ、A3サイズ、レターサイズ、リーガルサイズ等)のシートの搬送方向の長さに基づいて予め設定される時間である。また、t30はシート検知部500と状態検知部400との搬送路上の距離とシートの搬送速度とに基づいて予め設定されている時間である。
また、規定時間T3は、t30に予め定められた時間を加えた時間であり、この予め定められた時間とは、シートの搬送状態のばらつきを考慮して設定される。また、規定時間T4は、シートのコシやカールの状態を考慮して予め設定された時間であり、T4=t10−σと定義される。なおσはシートのコシやカールの状態を考慮した補正値であり、予め複数種類のシートのコシやカール状態を実験的に計測して得られる値である。また規定時間T5は、満載状態を検知するための予め設定されている時間である。
図6はシート搬送制御のフローチャートである。
まず、プリント信号の有無を判断する(ステップS1000)。ステップS1000において、プリント信号が検知されると、搬送モータが起動して、シートPをピックアップする(ステップS1001)。シートPがローラ対8bを通過する際、検知部8cでシートPの通過を検知する(ステップS1002)。ステップS1002において、ステップS1001におけるシートPのピックアップ開始後、規定時間T1が経過してもシートPの到達を検知できなかった場合は(ステップS1004)、シートの給紙時のジャムと認識する。そして、ジャムが発生したことを示すステータス(JAMフラグステータス)をONにする(ステップS1005)。そして、搬送モータを緊急停止してジャムが発生したことを示す警告を表示する(ステップS1018)。ステップS1002において規定時間T1以内にシートPの到達を検知できた場合は、シートPは画像形成部101に搬送されて、画像形成が行われる(ステップS1003)。
画像形成の終了したシートPは、定着ユニット40によりトナー像が定着され、シート検知部500を通過したことが検知される(ステップS1006)。ステップS1006において、ステップS1002におけるシートPの検知後、規定時間T2が経過してもシートPの到達を検知できなかった場合は(ステップS1008)、定着時におけるジャムと認識する。そして、ジャムが発生したことを示すステータス(JAMフラグステータス)をONにする(ステップS1009)。そして、搬送モータを緊急停止して、ジャムが発生したことを示す警告を表示する(ステップS1018)。ステップS1006において規定時間T2以内にシートPの到達を検知できた場合は、シートPは排出部に搬送される。ここで、規定時間T1、T2は、シートPの搬送方向の長さ、搬送速度等の諸条件に基づいて予め定められた時間である。
排出部に搬送されたシートPは、排出ローラ対によって機外へと搬送され、状態検知部400で通過が検知される(ステップS1007)。ステップS1007において、ステップS1006におけるシートPの検知後、規定時間T3が経過してもシートPの到達を検知できなかった場合は(ステップS1011)、第2の異常状態と認識する。そして、ジャムが発生したことを示すステータス(JAMフラグステータス)をONにする(ステップS1012)。そして、搬送モータを緊急停止して、ジャム警告を表示する(ステップS1018)。
ステップS1007において規定時間T3内にシートPの到達を検知できた場合は、排出部検知部400におけるシートPが通過する際の検知時間が、規定時間T4以下であるか判断する(ステップS1010)。ステップS1010において、規定時間T4以下であった場合は、第1の異常状態と認識して、ジャムが発生したことを示すステータス(JAMフラグステータス)をONにする(ステップS1014)。そして、搬送モータを緊急停止して、ジャムが発生したことを示す警告を表示する(ステップS1018)。
ステップS1010において規定時間T4以下でなかった場合は、シートPは排出ローラ対によって機外へと排出され、積載トレイ301に積載される。ここで、シートPの排出に伴い、状態検知部400におけるシートPの検知時間が、規定時間T5以上であるか判断する(ステップS1013)。ステップS1013において規定時間T5以上であった場合は、積載トレイ301が満載であると認識して、積載トレイが満載状態であることを示すステータス(排紙満載フラグステータス)をONにする(ステップS1016)。そして、搬送モータを停止して、満載状態であることを示す警告を表示する(ステップS1017)。ステップS1013において規定時間T5以上でなかった場合は、搬送モータを停止して、画像形成動作を終了する(ステップS1015)。
以上説明したように、本実施例に係る画像形成装置においては、排出部レバーが第1の検知位置にあるときは積載トレイ上のシート量が少量積載であると判断する。また、排出部レバーが第2の検知位置にあるときは積載トレイ上のシート量が満載であると判断する。また、第3の検知位置にあるときは積載トレイ上のシートが異常状態であると判断する。つまり、シートがシート検知部500を通過した後の状態検知部400における検知結果に基づいて異常状態を判定する。したがって、本実施例に係る画像形成装置によれば、積載トレイ上のシートが異常状態となった場合に、画像形成装置を緊急停止してジャムが発生したことを示す警告の表示を行い、ジャムのリカバリーを容易にできるという効果が得られる。また、既存のシートの通過を検知するセンサ等を利用して異常状態を検知可能としたため、特別なセンサを設けずにコストアップを抑えることができる。
(a)、(b)、(c)は、実施例に係る画像形成装置の定着部及び排出部におけるシートの搬送状態を示す概略図 (a)、(b)は、画像形成装置の定着部及び排出部におけるシートの搬送状態を示す概略図 画像形成装置の概略断面図 画像形成装置のシートの搬送動作の制御系のブロック図 シート検知部及び状態検知部の検知動作を示すタイミングチャート シートの搬送制御のフローチャート 電子写真方式の一般的な画像形成装置の概略断面図
符号の説明
3a、3b、3c、3d スキャナユニット(画像形成部に対応)
5a、5b、5c、5d 転写ローラ(画像形成部に対応)
7a、7b、7c、7d プロセスカートリッジ(画像形成部に対応)
8a ピックアップローラ
8b レジストローラユニット
9 転写搬送ベルト
40 定着ユニット(定着部に対応)
101 画像形成部
301 積載トレイ(積載部に対応)
302 排出ローラ(排出手段に対応)
303 排出コロ(排出部に対応)
400 状態検知部(満載検知部に対応)
401 排出部レバー
402 排出部フォトインタラプタ
500 シート検知部
800 CPU(制御部に対応)
P シート材

Claims (6)

  1. 画像が形成されたシートを積載する積載部を有する画像形成装置であって、
    シートに画像を形成する画像形成部と、
    画像が形成されたシートを前記積載部に排出する排出部と、
    前記画像形成部によって画像が形成され、前記排出部に向けて搬送されるシートを検知するシート検知部と、
    前記積載部に積載されたシートが満載状態であるか否かを検知する満載検知部と、
    前記シート検知部の検知結果と前記満載検知部の検知結果に基づいて前記積載部におけるシートの異常状態を判断する判断部とを有し、
    前記判断部は、前記シート検知部によってシートを検知してから所定時間経過後、前記満載検知部によって、シートの搬送方向の長さに対応した時間より短い時間、シートを検知した場合、前記積載部においてシートが第一の異常状態であると判断し、シート検知部によってシートを検知してから所定時間経過後、前記満載検知部によってシートを検知しなかった場合、前記積載部においてシートが前記第一の異常状態とは異なる第二の異常状態であると判断することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第一の異常状態とは、シートがカールした状態で前記積載部に排出した状態であると判断することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第二の異常状態とは、前記排出部によって先に前記積載部に排出されるシートの後端が前記満載検知部に残留した状態であると判断することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記判断部は、前記第一の異常状態又は前記第二の異常状態であると判断した場合に、異常が発生したことを示す信号を出力することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記判断部は、前記第一の異常状態又は第二の異常状態であると判断した場合に、前記画像形成装置によるシートの搬送を停止することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか項に記載の画像形成装置。
  6. 前記判断部は、前記シート検知部によってシートを検知してから所定時間経過後、前記満載検知部によって、シートの搬送方向の長さに対応した時間よりも長い時間、シートが検知された場合は、前記積載部においてシートが満載状態であると判断することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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