JP2005262810A - 切断装置、画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 高品質の切断記録シートを高い生産性で安定して排出することができる切断装置、及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】 搬送される記録シートを切断する切断手段と、記録シートの搬送状態を検知する検知手段とを備える切断装置であり、
当該検知手段が記録シートの搬送不良を検知するとその記録シートを切断しないように制御する制御手段を有する。
記録シートを収容するシート収容手段と、記録シート上に画像を形成する画像形成手段と、画像が形成された記録シートを切断する切断手段と、当該シート収容手段から当該切断手段まで記録シートを搬送する搬送手段と、搬送される記録シートの搬送状態を検知する検知手段とを備える画像形成装置であり、
当該検知手段が記録シートの搬送不良を検知するとその記録シートを切断しないように制御する制御手段を有する。
【選択図】 図12
【解決手段】 搬送される記録シートを切断する切断手段と、記録シートの搬送状態を検知する検知手段とを備える切断装置であり、
当該検知手段が記録シートの搬送不良を検知するとその記録シートを切断しないように制御する制御手段を有する。
記録シートを収容するシート収容手段と、記録シート上に画像を形成する画像形成手段と、画像が形成された記録シートを切断する切断手段と、当該シート収容手段から当該切断手段まで記録シートを搬送する搬送手段と、搬送される記録シートの搬送状態を検知する検知手段とを備える画像形成装置であり、
当該検知手段が記録シートの搬送不良を検知するとその記録シートを切断しないように制御する制御手段を有する。
【選択図】 図12
Description
本発明は、記録シートを切断する切断装置、及びそれを備える画像形成装置に係り、特に記録シートの搬送不良時の処理に関する。
画像形成装置、とりわけカラー画像形成装置は、近年のデジタル化・高精細化などの改善によって、高画質な画像が得られるようになっている。この高画質化に伴い、電子写真方式を利用したカラー画像形成装置を印刷市場や写真市場に展開しようという試みがなされており、その際に、グラフィックアートプリントや写真サービスではごく常識的な、用紙端部に余白部の無い画像(以下、縁無しプリントと呼ぶ)が強く要求されている。
縁無しプリントを形成するためには、始めから用紙端部までに余白部の無い画像を形成する方法と、用紙端部に余白部有りで画像を形成した後に、余白部を切断する方法とが考えられる。ここで、始めから用紙端部に余白部がない画像を形成する方法では、感光体又は転写ベルト等の像担持体上に記録紙の大きさよりも広い範囲で画像形成したものを記録紙に転写する必要があり、記録紙以外の部分のトナー像は転写工程で転写ロールに付着することにより転写ロールを汚し、さらに転写ロールに付着したトナー像が記録紙の裏面を汚してしまう。そのため。余白部有りで画像を形成した後に、カッターにより余白部を切断する方が、プリント画像の汚れ防止という点で優れている。例えば、特許文献1、特許文献2には余白部有りで画像を形成した後に、カッターにより余白部を切断する技術が開示されている。
しかし、記録紙が搬送不良(搬送異常)となった場合、以下のような課題があった。すなわち、第一に、裁断途中で記録シートの搬送不良を検知した場合、記録シートの搬送をすぐに停止していたため、連続して搬送されている記録シートが装置内に残り、記録シートを除去するのに時間を要した。第二に、写真画質用記録シートを搬送している途中に停止した場合、記録シート上のトナー像や樹脂が定着装置等にオフセットし、クリーニング後プリント再開するまでに時間を要した。第三に、記録シートが重送して切断部に突入した場合、切断部に負荷がかかって裁断条件が変わり、切れ味が劣化して切断断面品質が低下していた。第四に、記録シートが追走した場合、記録シートのサイズが規定サイズ外となり、紙詰りが発生していた。第五に、記録シートが斜め送り(スキュー)した場合、プリント面に余白部が残り、商品価値がないプリントになっていた。
本発明はこれらの技術的課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、高品質の切断記録シートを高い生産性で安定して排出することができる切断装置、及び画像形成装置を提供することにある。
本発明は、搬送される記録シートを切断する切断手段と、記録シートの搬送状態を検知する検知手段とを備える切断装置であり、当該検知手段が記録シートの搬送不良を検知するとその記録シートを切断しないように制御する制御手段を有するものである。また、前記制御手段は、当該検知手段が記録シートの搬送不良を検知するとその記録シートを切断しないで(切断装置の内又は外へ)排出するように制御するものでもよい。また、不要物を収容する不要物収容部を備え、前記制御手段は、前記検知手段が記録シートの搬送不良を検知するとその記録シートを切断せずに当該不要物収容部へ収容するよう制御するものでもよい。
ここで、前記不要物収容部は、前記切断手段により切断される記録シートの切屑と、前記搬送不良の記録シートとの両方を収容可能なものでもよい。さらに、前記不要物収容部の底は少なくとも前記切屑(及び記録シート)よりも大きく形成されるものでもよい(例えば、前記不要物収容部の底が四辺形の場合には、各辺はいずれも前記切屑(及び前記記録シート)の長さよりも長く形成されるものでもよい)。また、不要物を前記不要物収容部へ搬送する不要物搬送手段を備え、当該不要物搬送手段は、前記切断手段により切断される記録シートの切屑と前記搬送不良の記録シートとの両方を当該不要物収容部へ搬送可能なものでもよい。
また、前記検知手段は、記録シートの搬送不良として記録シートの重送、追送、スキューのうち少なくとも一つを検知するものでもよい。さらに、前記記録シートはその中央に画像領域とそれを囲む非画像領域とを有し、前記切断手段は当該非画像領域を切断するものでもよい。
また本発明は、記録シートを収容するシート収容手段と、記録シート上に画像を形成する画像形成手段と、画像が形成された記録シートを切断する切断手段と、当該シート収容手段から当該切断手段まで記録シートを搬送する搬送手段と、搬送される記録シートの搬送状態を検知する検知手段とを備える画像形成装置であり、当該検知手段が記録シートの搬送不良を検知するとその記録シートを切断しないように制御する制御手段を有するものである。また、前記制御手段は、当該検知手段が記録シートの搬送不良を検知するとその記録シートを切断しないで(画像形成装置の内又は外へ)排出するように制御するものでもよい。また、前記検知手段は、当該シート収容手段から当該切断手段までの搬送経路上の一箇所又は複数箇所に設けられるものでもよい。また、不要物を収容する不要物収容部を備え、前記制御手段は、前記検知手段が記録シートの搬送不良を検知するとその記録シートを切断せずに当該不要物収容部へ収容するものでもよい。
ここで、前記不要物収容部は、前記切断手段により切断される記録シートの切屑と、前記搬送不良の記録シートとの両方を収容可能なものでもよい。さらに、前記不要物収容部の底は少なくとも前記切屑(及び記録シート)よりも大きく形成されるものでもよい。また、不要物を前記不要物収容部へ搬送する不要物搬送手段を備え、当該不要物搬送手段は、前記切断手段により切断される記録シートの切屑と前記搬送不良の記録シートとの両方を当該不要物収容部へ搬送可能なものでもよい。
また前記検知手段は、記録シートの搬送不良として記録シートの重送、追送、スキューのうち少なくとも一つを検知するものでもよい。さらに、前記記録シートにはその中央に画像領域とそれを囲む非画像領域とを有し、前記切断手段は当該非画像領域を切断するものでもよい。
また前記画像形成手段はトナー画像を形成するとともに、当該トナー画像を記録シート上に定着する定着手段を有し、前記切断手段はトナー画像が定着された記録シートを切断するものでもよい。また、前記定着手段として、トナー画像を記録シート上に一次定着する一次定着手段と、一次定着されたトナー画像を二次定着する二次定着手段とを備え、一次定着が終了した記録シートを機外(画像形成装置外)へ排出する第一モードと、一次定着及び二次定着が終了した記録シートを前記切断手段により切断させた後に機外へ排出する第二モードとを選択可能なものでもよい。さらに、前記記録シートの画像面にはトナー画像を埋め込み可能な受像層を備え、前記二次定着手段は定着ベルトを備え、当該記録シートの画像面を当該定着ベルトに密着させ、トナー画像を当該受像層へ埋め込み、冷却固化後に定着ベルトから剥離するものでもよい。
この発明によれば、高品質の切断記録シートを高い生産性で安定して排出することができる切断装置、及び画像形成装置を提供することができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態
図1はこの発明の実施の形態に係るカラー複合機(画像形成装置)100を示す構成図である。
図1はこの発明の実施の形態に係るカラー複合機(画像形成装置)100を示す構成図である。
まずこのカラー複合機100の基本的な構成を説明する。このカラー複合機100は、大きく分けて、画像形成部、中間転写部、用紙搬送部、一次定着器(一次定着手段)4、二次定着器(二次定着手段)5、切断装置6、原稿読取装置9、第一排紙トレイ101、第二排紙トレイ102などから構成されている。
画像形成部(画像形成手段)は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色に対応した画像形成ユニット1Y〜Kと、露光ユニット12、トナータンク17Y〜Kとを備えている。各画像形成ユニット1は、図中矢印Aの方向に回転駆動される像担持体としての感光体ドラム10と、当該感光体ドラム10の周囲に配設される帯電ロール11、現像装置13、一次転写ロール14、感光体クリーニング装置15、除電ロール16とをそれぞれ備えている。なお、画像形成部には図示しない画像処理装置を備えている。
中間転写部(画像形成手段)は、感光体ドラム10の周速と同一の移動速度で図中矢印Bの方向に回転駆動される像担持体としての中間転写ベルト20と、当該中間転写ベルト20を回転可能に支持するステアリングロール23、中間転写ベルト20挟みステアリングロール23と対峙するベルトクリーニング装置24、バックアップロール22、中間転写ベルト20を挟みバックアップロール22と対峙する二次転写ロール21とを備えている。
用紙搬送部は、異なる種類の記録用紙(記録シート)pが収容されている第一用紙トレイ30(シート収容手段)(1)及び第二用紙トレイ30(シート収容手段)(2)と、ピックアップロール(搬送手段)31(1)、31(2)、捌きロール対(搬送手段)32(2)、32(2)、搬送ロール対(搬送手段)33、34、レジストロール対(搬送手段)35、経路切り替えシュート(搬送手段)36、第一排出ロール対37、第二排出ロール対(搬送手段)38を備えている。なお、この実施例では、用紙トレイ30(1)にはA6サイズの記録用紙p(1)が、用紙トレイ30(2)にはA3サイズの記録用紙p(2)がそれぞれ収容されている。なお、本実施態様で使用する記録用紙p(1)は、その表面(トナー画像が転写される面)にトナーの基材を構成する樹脂と同系統の樹脂で構成される受像層(スチレン-アクリル酸エステル樹脂を厚さ10μmに片面コーティングした層)を有するものである。
一次定着器4は、互いに圧接して回転する加熱ロールと加圧ロールとを備えている。二次定着器5の構成及び基本的な動作は後述する。
次にこのカラー複合機100の基本的な動作を説明する。このカラー複合機100には、図示しないパーソナルコンピュータ等のホストコンピュータから送られてくるカラー画像情報や、原稿読取装置7によって読み取られたカラー原稿のカラー画像情報などが入力される。そして、カラー複合機100では、入力されたカラー画像情報に対し、図示しない画像処理装置により、必要に応じて、シェーデイング補正、位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、枠消し、色/移動編集等の所定の画像処理が施される。そして、上記の如く画像処理装置で所定の画像処理が施された画像データは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)(各8bit)の4色の色材階調データとして露光ユニット12に送られ、この露光ユニット12では、原稿色材階調データに応じてレーザー光による画像露光が行われる。
露光ユニット12は、図示しない半導体レーザーを原稿再現色材階調データに応じて変調し、この半導体レーザーからレーザー光LBを階調データに応じて出射する。この半導体レーザーから出射されたレーザー光LBは、回転多面鏡(図示せず)によって偏向走査され、f・θレンズ(図示せず)及び反射ミラー(図示せず)を介して感光体ドラム10上に走査露光される。露光ユニット12によってレーザー光LBが走査露光される各感光体ドラム10Y〜Kは、図示しない駆動手段によって矢印A方向に沿って所定の速度で回転駆動されるようになっている。この感光体ドラム10の表面は、予め一次帯電用の帯電ロール11Y〜Kによって、所定の極性(例えば、マイナス極性)及び電位に帯電された後、原稿再現色材階調データに応じてレーザー光LBが走査露光されることによって静電潜像が形成される。
上記感光体ドラム10Y〜K上に形成された静電潜像は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色の現像装置13Y〜Kによって、例えば、感光体ドラム10の帯電極性と同極性のマイナス極性に帯電したトナー(帯電色材)によって反転現像され、所定の色のトナー画像Tとなる。上記現像装置13Y〜Kでは、例えば、平均粒径が5.5μmの球形トナーが用いられる。また、必要に応じ、トナータンク17Y〜Kからトナーの供給が行なわれる。
上記感光体ドラム10上に形成された各色のトナー画像T(Y)〜(K)は、当該感光体ドラム10の上部に配置された中間転写ベルト20上に、一次転写ロール14Y〜Kによって一次転写される。なお、一次転写されずに感光体ドラム10上に残留したトナーは、感光体クリーニング装置15により感光体ドラム10表面から除去される。また、感光体ドラム10の表面は電位履歴を消去するため除電ロール16により除電される。
中間転写ベルト20上には、形成する画像の色に応じて、感光体ドラム10上に形成されるイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色のすべて又はその一部のトナー画像T(Y)〜(K)が、一次転写ロール14Y〜Kによって順次重ね合わせた状態で転写される。この中間転写ベルト20上に転写されたトナー画像T(F)は、所定のタイミングで二次転写ロール21とバックアップロール22とが対峙する二次転写位置へと搬送される。
一方、ユーザからの明示的又は黙示的な指示により選択された記録用紙pは、用紙トレイ30から搬送され、ピックアップ31(1)、31(2)、捌きロール対32(2)、32(2)、搬送ロール対33、34により搬送経路上を搬送され、レジストロール対35で一旦停止される。そして、中間転写ベルト20上のトナー画像T(F)が二次転写位置に達するタイミングと同期して、レジストロール対は記録用紙pを二次転写位置へ搬送する。トナー画像T(F)は、二次転写ロール21の圧接力及び静電吸引力によって中間転写ベルト20から記録用紙p上へ転写される。なお、二次転写されずに中間転写ベルト20上に残留するトナーは、ベルトクリーニング装置24により中間転写ベルト20の表面から除去される。
トナー画像T(F)が二次転写された記録用紙pは、その後、一次定着器により一次定着される。そして、ユーザからの明示的又は黙示的な指示により、高光沢化処理を施さない場合には(第一モード)、経路切り替えシュート36により第一搬送経路が選択され、第一排出ロール対37により第一排出トレイ101へと排出される。また、ユーザからの明示的又は黙示的な指示により、高光沢化処理を施す場合には(第二モード)、経路切り替えシュート36により第二搬送経路が選択され、第一排出ロール対37により二次定着器5へ搬送され、後述の高光沢処理が施される。その後、記録用紙pは切断装置6によりその四隅が切り落とされ、余白が存在しない状態で第二排出トレイ102へと排出される。なお、排出トレイには約100枚のプリントが収納可能である。
図2は、二次定着器5を説明する断面概略図である。
まず、この二次定着器5の構成を説明する。この二次定着器5は、無端状の定着ベルト50と、定着ベルト50を回転可能に支持する加熱ロール51と、剥離ロール52と、ウオーク制御ロール53からなる3つの回転ロールと、定着ベルト50を挟み加熱ロール51と圧接してニップ部分Nを形成する加圧ロール54と、加熱ロール51の中空部分に配設されニップ部分Nの所定領域を加熱するハロゲンヒータ55と、定着ベルト50に密着した記録用紙pを冷却するヒートシンク56、ニップ部分Nに記録用紙pを案内する案内ガイド57a、b、定着ベルト50から記録用紙pが剥離するのを補助案内する剥離案内ガイド58a、b、剥離された記録用紙pを搬送する搬送ロール対59を備えている。なお、加熱ロール51は図示しない駆動源によって回転駆動され、その結果、定着ベルト50は図中矢印Cの方向へ所定の移動速度V(本実施態様では50mm/s)で回転駆動される。
また、定着ベルト50の内面側には、加熱ロール51と剥離ロール44との間に、当該定着ベルト50に接触し、強制的に冷却する冷却用のヒートシンク56が配設されている。 このヒートシンク56は、そのプロセス方向の長さが70mmであり、図示しない冷却ファン部により冷却される。なお、搬送される記録用紙pと定着ベルト50との密着を補助するため、定着ベルト50を挟んでヒートシンク56に対峙する位置に記録用紙pを定着ベルト50へ付勢する付勢ロール(図示せず)が配設されている。また、この冷却用ヒートシンク56と加熱ロール51との間には、定着ベルト50に一定のテンションを付与する小径のテンションロール(図示せず)が配設されている。
加熱ロール51と加圧ロール54は、いずれもロール基材としてアルミニウム製円筒ロール(外径40mm、肉厚3mm)を採用し、そのロール表面に弾性層としてシリコーンゴム(JIS-A硬度50度)層を設け、その弾性層に表面離型層として厚さ2mmのPFAチューブを被覆している。また、定着ベルト50は、そのベルト基材が厚さ80μmの熱可塑性ポリイミドフィルムからなる無端状ベルトであり、その基材上に弾性剥離層として40μmのシリコーンゴム層を設けている。
次に、この二次定着器5の動作を説明する。その表面にトナー画像T(F)が転写され、一次定着された記録用紙pが案内ガイド57に案内され、画像面側を定着ベルト50に向けてニップ部Nに突入する。このニップ部Nでは、ハロゲンランプ55からの熱と加圧ロール54からの圧力との作用により、トナー画像T(F)を構成するトナーが溶融し(トナーは実質的に120〜150℃程度の温度に加熱される)、トナー画像T(F)は熱で軟化している記録用紙pの受像層に埋没する。
そしてニップ部Nを脱した後も、記録用紙pは定着ベルト50と密着した状態で搬送される。搬送途中において、ヒートシンク56により強制的に冷却され、定着ベルト50表面の平滑性が記録用紙pの表面、すなわち受像層へ転写され、記録用紙pの表面及びトナー画像T(F)は高い光沢を得る。そして、上記定着ベルト50は、剥離ロール44付近において、カラートナーTの溶融温度以下まで、例えば、40℃〜80℃程度まで冷却された後、剥離ロール44部分において記録用紙p自身の腰(剛性)によって定着ベルト50から剥離される。
このような二次定着器5としてベルト式定着器を採用し、記録用紙pとして表面に熱可塑性樹脂層のあるフォト専用メディアを用いることで、銀塩写真のような高光沢な縁無しプリントを得ることができる。
図3は、実施形態に係る切断装置6の要部斜視図である。図4は、実施形態に係る切断装置6の正面断面図である。
図中実線矢印PP(1)(2)は記録用紙pの搬送方向を示しており、この搬送経路PP(1)(2)は第一搬送経路PP(1)と第二搬送経路PP(2)とから構成されており、両搬送経路は図中一点鎖線で示す同一平面状に存在し、直交している。また、図4中点線矢印は切屑の排出経路を示している。この切断装置6は、搬送方向PPの上流側から下流側にかけて、記録用紙pの有無を検知する第一センサ60a、記録用紙pをその搬送方向PP(1)へ搬送する第一搬送ロール対(搬送手段)61、記録用紙pの搬送方向PP(1)と平行な両端を切断する第一カッター(切断手段)8(1)、当接・離間自在であり当接して記録用紙pをその搬送方向PP(1)へ搬送する第二搬送ロール対(搬送手段)62と、記録用紙pの有無を検知する第二センサ60b、当接・離間自在であり当接して記録用紙pをその搬送方向PP(2)へ搬送する第三搬送ロール対(搬送部材)63と、記録用紙pの搬送方向PP(2)と平行な両端を切断する第二カッター(切断手段)8(2)と、記録用紙pの有無を検知する第三センサ60cを備えている。また、記録用紙pの搬送平面の下部にはベルト搬送装置(不要物搬送手段)64が配設されている。さらに、このベルト搬送装置64の先には図示しない収容ボックス(不要物収容部)69とを備えている。
第一〜第三搬送ロール対61、62、63のロール部分は材質がEPDM(Hs硬度60°)のゴムロールであり、サイズはφ25mm、幅15mmでφ8mmの軸上に固定されている。また、第一〜第三搬送ロール対61、62、63の各上側ロールおよび下側ロールは荷重7.84Nで記録用紙pを挟持しながら搬送する。
図5は、カッター8の構成を説明するものである。図5(a)はカッター8の上面図、図5(b)はカッター8の正面図、図5(c)はカッター8の側面断面図を夫々示している。
このカッター8は、上部ロール8uと下部ロール8lとを有している。上部ロール8uは、ロール軸80と、そのロール軸80の中央部から端部にかけて、記録用紙pを搬送方向PPへ搬送する搬送ロール84a、b、内歯カッター81a、bをロール軸方向端部側へ押し付けるスプリング83a、b、内歯カッター81a、bを有している。下部ロール8lは、ロール軸87と、そのロール軸87の中央部から端部にかけて、記録用紙pを搬送方向PPへ搬送する搬送ロール86a、b、外歯カッター82、外歯取り付けロール85a、bを有している。
そして、上部ロール8uと下部ロール8lとは図示しない加圧手段により互いに圧接している。したがって、内歯カッター81と外歯カッター82との対は、所定のオーバーラップ量l(この実施態様では1mm)をもって噛み合っている。そして、この噛みあい代上流部で記録用紙pが切断される。また、スプリング83が発現する弾性力により内歯カッター81は外歯カッター82側へ押し付けられている。その押し付け荷重は、必要とされる切断品質、各カッター81、82の耐久性等の条件に鑑みて決定することができ、本実施態様では0.7Nとしている。また、内歯カッター81の刃先角度θ(1)、外歯カッター82の刃先角度θ(2)は、必要とされる切断品質、各カッター81、82の耐久性、カッター81、82のくい込み量などの条件に鑑みて決定することができ、本実施態様では刃先角度θ(1)、θ(2)はいずれも45°としている。また、上部ロール8uと下部ロール8lとの各搬送ロール84、86は互いに圧接している。なお、内歯カッター81と外歯カッター82はいずれも、φ27mm、刃厚0.5mmである。
外歯取り付けロール85は、外歯カッター82に接して設けられている。そして、外歯取り付けロール85と外歯カッター82の刃先との距離dは、記録用紙pの切屑p'の幅よりも狭く設定されている。そのため、外歯取り付けロール85と外歯カッター82との間に記録用紙pの切屑p'が入り込むことがない。また、外歯取り付けロール85の直径は外歯カッター82の直径と略等しく、さらに外歯取り付けロール85のロール幅wは、記録用紙pの切屑p'の幅よりも広い。そのため、内歯カッター81と外歯カッター82から排出される切屑p'の姿勢を一定に保つことができる。
図6は、第一カッター8(1)に取り付けられる第一案内部材9(1)周辺の構成を説明するものである。図6(a)は第一案内部材9(1)周辺の上面図、図6(b)は第一案内部材9(1)周辺の正面図である。この第一案内部材9(1)は、内歯カッター81と外歯カッター82の外側の歯面に沿って配設されている。第一案内部材9(1)の先端部90は、肉薄に形成されているため弾性を有し、内歯カッター81の歯面に僅かに接触している。なお、先端部90を内歯カッター81の歯面に非接触とすることも可能であるが、その場合には先端部90を内歯カッター81の歯面にできるだけ近接させることが好ましい。またこの先端部90は、記録用紙pの切断が開始される位置(すなわち、内歯カッター81と外歯カッター82との噛みあい代上流部)に近接するように、好ましくは一致するように設けられる。
この先端部90により記録用紙pの切屑p'は第一案内部材9(1)の二つの面に導かれて、切断済み記録用紙p、記録用紙pの搬送面から離れるように排出される。まず、切屑p'は第一案内部材9(1)の第一案内面91によりロール軸80方向の外側へ案内される(図6(a)の矢印A参照)。次に、切屑p'は案内部材9の第二案内面92により記録用紙搬送面の下側へ案内される(図6(b)の矢印B参照)。その結果、記録用紙pの切屑p'は搬送経路PPへ侵入してくることがない。また、連続的に形成される第一案内面91と第二案内面92に阻まれ、切屑p'は所定の排出方向(ベルト搬送装置64の方向)以外の方向へ排出されることはない。
図7は、第二カッター8(2)に取り付けられる第二案内部材(案内部材)9(2)周辺の構成を説明するものである。図7(a)は第二案内部材9(2)周辺の正面図、図7(b)は第二案内部材9(2)周辺の側面図である。この第二案内部材9(2)は、内歯カッター81と外歯カッター82の外側の歯面に沿って配設されている。第二案内部材9(2)の先端部90は、肉薄に形成されているため弾性を有し、内歯カッター81の歯面に僅かに接触している。なお、先端部90を内歯カッター81の歯面に非接触とすることも可能であるが、その場合には先端部90を内歯カッター81の歯面にできるだけ近接させることが好ましい。またこの先端部90は、記録用紙pの切断が開始される位置(すなわち、内歯カッター81と外歯カッター82との噛みあい代上流部)に近接するように、好ましくは一致するように設けられる。
この先端部90により記録用紙pの切屑p'は第二案内部材9(2)の二つの面に導かれて、切断済み記録用紙p、記録用紙pの搬送面から離れるように排出される。まず、切屑p'は第二案内部材9(2)の第一案内面91によりロール軸80方向の外側へ案内される。次に、切屑p'は第二案内部材9(2)の第二案内面92により記録用紙搬送面の下側へ案内される。さらに、切屑p'は第二案内部材9(2)の案内シュート93に沿って、搬送方向PPとは逆方向へ案内される。
ここで、案内シュート93は、外歯カッター82、外歯取り付けロール85の回転軸を中心として円弧状に形成されている。したがって、切屑p'は、外歯取り付けロール85の表面と案内シュート93とに挟まれた案内経路上を案内される。また、この案内シュート93は、上流側案内シュート931と下流側案内シュート932とから構成されており、上流側案内シュート931と下流側案内シュート932との間には、外歯取り付けロール85の表面と当接して従動回転する補助ロール部材94が保持部材95により回転自在に保持されている。したがって、切屑p'は補助ロール部材95により外歯取り付けロール85の表面に押し付けられ、より確実に所定の排出方向へ案内することができる。さらに、外歯取り付けロール85は、ロール本体851と、ロール本体851のロール周面に形成される摩擦係数の高い弾性層852とから構成されている。したって、外歯取り付けロール85の表面の弾性層により、より確実にロール85の回転力を受け、切屑p'を所定の排出方向へ案内することができる。
このような第二案内部材9(2)の作用の結果、記録用紙pの切屑p'は搬送経路PPへ侵入してくることがない。また、連続的に形成される第一案内面91と第二案内面92に阻まれ、切屑p'は所定の排出方向以外の方向へ排出されることはない。そして、より確実に切屑p'を記録用紙pの搬送方向PPとは逆方向(ベルト搬送装置64の方向)に排出させることができる。
次に、ベルト搬送装置64について説明する(図4参照)。このベルト搬送装置64は、第一、第ニカッター8(1)(2)で切断した切屑を確実に収容ボックス69へ搬送するために、カッター8(1)(2)下部に設置される。このベルト搬送装置64は、第一及び第二回転ロール64a、bと、これら第一及び第二回転ロール64a、bにより回転自在に支持される搬送ベルト64cとから構成されている。搬送ベルト64cの材質は、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリスチレン等の汎用樹脂等をフィルム、またはシート状のものを無端状のベルトに成型、あるいは張り合わせて作成し、使用することができる。
この搬送ベルト64は、図4の矢印Dの方向へ回転駆動される。そして、搬送ベルト64aが駆動を開始するタイミングは、記録用紙pが切断装置4内へ進入したタイミングである。なお、このタイミングは第一センサ60a(図3参照)が記録用紙pの搬送方向先端を検知するタイミングである。一方、搬送ベルト64aが駆動を停止するタイミングは、記録用紙pが第二排紙トレイ102へ出力されたタイミングである。なお、このタイミングは第三センサ60c(図3参照)が記録用紙pの搬送方向後端を検知するタイミングである。
次に、収容ボックス69について説明する。図8は、収容ボックス69の底部の態様を説明するものである。この収容ボックス69の底部は、四角柱状である。そして、図8(a)は四角柱の一辺がl(69)のものを示し、図8(b)は四角柱の一辺がL(69)のものを示している(l(69)<切屑の長さ<L(69))。収容ボックス69は第一カッター8(1)、第二カッター8(2)で切断された長さの異なる切屑が回収される。2種類の切屑は、記録用紙pが一次定着器4、二次定着器5を通過した後、細長い形状の切屑に切断されるため、自然冷却する際に切屑の長さ方向にカールしやすい。さらに、カールした切屑がランダムに切屑回収箱に回収されるため、切屑回収箱の中で絡み合いやすい。このように、切屑が絡み合った状態のまま収納され続けると、規定の切屑回収量に到達する前に満杯になることがある(図8(a)参照)。そして、その状態のまま切屑が堆積していくと、切屑が切屑回収箱の手前で詰り、カッター部に影響を与えることになる。
そこで、本実施態様では長さの異なる2種類の切屑を安定に回収するために、収容ボックス69の底面の各辺が切屑の長さより長くする(図8(b)参照)。このようにすることにより、カールした切屑がランダムな姿勢で落下する場合でも、収容ボックス69では図8(b)に示すように、切屑が底面に対して水平に溜まりやすいため、切屑同士が絡み合って嵩張ることを防ぐことができる。
また、収容ボックス69は筐体内部に取り出し可能な切屑回収部を有する2重構造にしてもよい。これは、切屑回収時に切屑回収部のみを取り出して容易に廃棄できるとともに、切屑量検知手段を筐体側に設置することによって、切屑量の検知が容易にできるためである。なお、収容ボックス69を2重構造にした場合においても、切屑回収部の底面の各辺が切屑の長さより長くすることによって、切屑が嵩張らずに効率良く回収することができる。さらに、収容ボックス69は切断装置6へ単独に装着してもよいが、プリント課金用のコインキットと一体化して、画像形成システム全体をよりコンパクトな構成することも可能である。なお、収容ボックス69の切屑量の検知方法としては、切断装置6に進入した記録用紙pの枚数をカウントして切屑量を推定する方法、収容ボックス69と切屑回収部との間に圧力センサを設置し、重量を検知することにより切屑の量を検知する方法、切屑回収部の一部を透明な材質で形成し、フォトセンサの透過率変化によって切屑の量を検知する方法等がある。また、切屑回収部内の切屑量を段階的に表示するような構成にすることで、切屑廃棄時期を予測することが可能になる。
次に、この切断装置4の基本的な動作を説明する。
まず二次定着器5から定着済み記録用紙pが搬送方向PPに沿って搬送される。この記録用紙pは、図9 (a)に示すように長方形であり、その中央部に長方形の画像領域Iとその周囲に非画像領域(余白部分)Nとを有している。センサ60部分に記録用紙pの搬送方向先端が達すると、センサ60は記録用紙pが搬送されたことを検知し、切断装置6は第二搬送ロール対62を当接、第三搬送ロール対63を離間させ、第二搬送ロール対62及び第一カッター8(1)を回転させる。第一カッター8(1)で記録用紙pを搬送経路PP(1)に沿って搬送しつつ切断する。ここで、第一カッター8(1)による切断ラインは、図9(a)の点線C(1)で示す搬送方向PP(1)に平行なラインである。また、切断された切屑p'は第一案内部材9(1)によりカッター面から分離され、確実にベルト搬送装置64上へ案内される。
その後、切断装置6は所定位置(第二センサ60bが記録用紙pの先端を検知するタイミング)において記録用紙pの搬送を一時停止する。この際、記録用紙pは、図9(b)に示すように向かい合う二辺が完全に切断されている。そして、切断装置6は第二搬送ロール対62を離間させ、第三搬送ロール対63を当接させ、第三搬送ロール対63及び第二カッター8(2)を回転させる。切断装置6は第二カッター8(2)で記録用紙pを搬送経路PP(2)に沿って搬送しつつ切断する。ここで、第二カッター8(2)による切断ラインは、図9(b)の点線C(2)で示す搬送方向PP(2)に平行なラインである。また、切断された切屑p'は第二案内部材9(2)により搬送方向PPとは逆向きに排出され、確実に切屑搬送ベルト装置64上へ案内される。
切断が完了した記録用紙pは、図9(c)に示す状態となり、全面が画像領域のいわゆる縁無し画像となっている。この記録用紙pは、複合機100の第二排出トレイ102へ排出される。一方、切屑p'はベルト搬送装置64により、収容ボックス69へ搬送、収容される。
切断後の記録用紙pサイズは、第一、第ニカッター8(1)(2)の円形刃対の間隔によって調整することができる。一般的な写真のL版サイズ(89mm×127mm)に切断する場合、第一カッター8(1)の円形刃の間隔(図9(a)のC(1)間隔参照)を89mm、第二カッター8(2)の間隔(図9(a)のC(2)間隔参照)を127mmに設定する。また、2Lサイズ(127mm×178mm)にする場合には、A5サイズの記録用紙pを使用し、第一カッター8(1)の円形刃の間隔を89mmから178mmに変更すればよい。さらに、数種類のサイズに切断するには、複数の円形刃を固定した搬送ロール軸を設け、切断サイズによって上下の搬送ロール軸間距離を制御し、所望のサイズに切断する円形刃のみをラップさせるように制御すればよい。なお、本実施態様では、記録用紙pの搬送幅方向の余白部と先端後端の余白部を搬送方向PPを直角に変更しながら切断しているが、搬送方向を変更せずに余白部を切断しても良い。また、切断手段として円形刃の例を用いたが、ギロチンカッターやロータリーカッター、非接触のレーザーカッター等、公知の切断手段を用いることもできる。
ところで、複合機100内において記録用紙pの搬送不良が生じる場合がある。記録用紙pの搬送不良の例として、記録シートが2枚以上重なって搬送される重送、1枚の後端と2枚目の先端が重なって搬送される追送、記録シートの姿勢が斜めに搬送されるスキューが挙げられる。いずれの搬送不良においても、一次定着器4、二次定着器5は問題なく通過するものの、切断装置6において記録用紙pを切断する際に紙詰りが発生する。これは次のような問題を招く。すなわち、第一に、裁断途中で記録用紙pの搬送不良を検知した場合、記録用紙pの搬送をすぐに停止していたため、連続して搬送されている記録用紙pが装置内に残り、記録用紙pを除去するのに時間を要した。第二に、写真画質用記録用紙pを搬送している途中に停止した場合、記録用紙p上のトナー像や樹脂が定着器4、5等にオフセットし、クリーニング後プリント再開するまでに時間を要した。第三に、記録用紙pが重送して切断装置6に突入した場合、切断装置6に負荷がかかって裁断条件が変わり、切れ味が劣化して切断断面品質が低下していた。第四に、記録用紙pが追走した場合、記録用紙pのサイズが規定サイズ外となり、紙詰りが発生していた。第五に、記録用紙pが斜め送り(スキュー)した場合、プリント面に余白部が残り、商品価値がないプリントになっていた。
そこで、本実施例では、このような問題を解決するため、次のような制御を行なう。図10は、本実施態様に係る複合機100、切断装置6の制御系を説明するブロック図である。この制御系は、コントローラ(制御手段)70を中心に構成されている。このコントローラ70の検知対象は、記録用紙pの搬送不良を検知する搬送不良センサ(検知手段)7である。このコントローラ70の制御対象は、複合機100内の用紙搬送部を駆動する第一搬送モータ(制御手段)3m、切断装置6内の搬送ロール等を駆動する第二駆動モータ(制御手段)6m、記録用紙pの搬送経路上の用紙シュート(制御手段)65を動作させる経路ソレノイド(制御手段)65sである。以下、具体的な搬送不良の検知方法、搬送不良検知後の制御動作を実施例1〜3として説明する。
実施例1(重送)
本実施例は、記録用紙pの搬送不良として重送が発生した場合の検知方法と制御動作を説明するものである。
本実施例は、記録用紙pの搬送不良として重送が発生した場合の検知方法と制御動作を説明するものである。
重送は、記録用紙pの表面と裏面の摩擦抵抗や、静電気、結露などによる密着により、本来1枚のみ搬送する記録用紙pが、2枚以上同時に重なって搬送されてしまうものである。
図11は、本実施例に係る搬送不良センサ71の構成と、その配置を説明するものである。本実施例の搬送不良センサ71は、記録用紙pの搬送経路の一方より所定の光量の光線を照射する発光部71aと、搬送経路を挟んで反対側に設けられる受光部71bとで構成されている。コントローラ70は、当該搬送経路上に記録用紙pが搬送されているタイミングで受光部71bからの信号を検知し、その信号が基準値以下の場合、記録用紙pが重送していると判定することができる。
図12は、コントローラ70の制御動作を説明するものである。図12(a)は通常状態(記録用紙pの搬送不良を検知しない場合)のコントローラの制御動作を、図12(b)は記録用紙pの搬送不良を検知した場合のコントローラの制御動作をそれぞれ示している。用紙シュート65は、切断装置4内の第一搬送ロール対61よりも搬送方向上流側に設置されている。通常状態では、コントローラ70は、記録用紙pを搬送するように第一搬送モータ3m、第二駆動モータ6mを動作させ、記録用紙pの搬送経路が通常の搬送経路PP(1)、PP(2)となるように(図3参照)、経路ソレノイド(制御手段)65sを動作させる(図12(a))。一方、記録用紙pの搬送不良(本実施例では重送)を検知した場合には、コントローラ70は、記録用紙pを搬送するように第一搬送モータ3m、第二駆動モータ6mを動作させ、記録用紙pの搬送経路が搬送不良用の搬送経路PP(3)となるように(図12(b)参照)、経路ソレノイド(制御手段)65sを動作させる。
すなわち、記録用紙pの搬送不良が検知された場合には、記録用紙pは切断装置4の第一搬送ロール対61の手前まで通常どおり搬送され、その後、用紙シュート65により通常の搬送経路PP(1)を外れ、第一搬送ロール対61、第一カッター8(1)の下側へ潜り込むような搬送経路PP(3)を辿り、ベルト搬送装置64により搬送され、収容ボックス69へ収容される。このように、搬送不良(本実施例では重送)の記録用紙pのみを選択して排除することにより、正常に搬送されている記録用紙pを停止することなく、切断装置6での紙詰りを回避することができる。また、後続の記録用紙pが複合機100や二次定着器5内に残らないため、定着器5のクリーニング作業等による装置停止が無くなり、重送が発生したプリントの画像情報は、改めてプリント出力することにより、信頼性の高い画像形成装置を提供することができる。
また、検知手段の変形例として、記録用紙pの厚みを角度検知することによっても検知することができる。角度検知センサとしては、磁気角度センサ等を用いることができる。そして、記録用紙pの厚みの差による、磁気角度センサのアーム部材の揺動角度に応じた電圧の差を検知し、重送を判定する。また、検知手段は、記録用紙pの搬送経路上の、二次定着器5上流部、切断装置6上流部などにも設置することができる。
実施例2(追送)
本実施例は、記録用紙pの搬送不良として追送が発生した場合の検知方法と制御動作を説明するものである。
本実施例は、記録用紙pの搬送不良として追送が発生した場合の検知方法と制御動作を説明するものである。
追送とは、重送と同様に記録用紙p表面と裏面の摩擦抵抗や、静電気、結露などによる密着により、本来1枚のみ搬送する記録用紙pを2枚以上連なって搬送してしまうものであり、一枚目の記録用紙pの後端と2枚の記録用紙pの先端が重なり、搬送方向に長い記録用紙pとなって搬送されるものである。
図13は、本実施例に係る搬送不良センサ72の構成と、その配置を説明するものである。本実施例では、搬送不良センサ7としては反射型の光電センサ72を用いる。また、この光電センサを記録用紙pの搬送経路上の二次定着器5上流部に配設する。コントローラ70は、規定サイズの記録用紙pを搬送したときの光電センサ72の想定される検知時間Tを基準とし、光電センサ72による実際の検知時間Tがそれよりも所定値ΔT以上長かった場合、追送状態として判定することができる。例えば、搬送速度50mm/sで想定されるA6サイズの記録用紙pの検知時間が3秒であるのに対し、光電センサ72による実際の検知時間が3.1秒よりも長かった場合、コントローラ70は記録用紙pが追送していると判断する。
そして、実施例1と同様に、用紙シュート65は、切断装置4内の第一搬送ロール対61よりも搬送方向上流側に設置されている。通常状態では、コントローラ70は、記録用紙pを搬送するように第一搬送モータ3m、第二駆動モータ6mを動作させ、記録用紙pの搬送経路が通常の搬送経路PP(1)、PP(2)となるように(図3参照)、経路ソレノイド(制御手段)65sを動作させる(図12(a))。一方、記録用紙pの搬送不良(本実施例では追送)を検知した場合には、コントローラ70は、記録用紙pを搬送するように第一搬送モータ3m、第二駆動モータ6mを動作させ、記録用紙pの搬送経路が搬送不良用の搬送経路PP(3)となるように(図12(b)参照)、経路ソレノイド(制御手段)65sを動作させる。
すなわち、記録用紙pの搬送不良が検知された場合には、記録用紙pは切断装置4の第一搬送ロール対61の手前まで通常どおり搬送され、その後、用紙シュート65により通常の搬送経路PP(1)を外れ、第一搬送ロール対61、第一カッター8(1)の下側へ潜り込むような搬送経路PP(3)を辿り、ベルト搬送装置64により搬送され、収容ボックス69へ収容される。このように、搬送不良(本実施例では追送)の記録用紙pのみを選択して排除することにより、正常に搬送されている記録用紙pを停止することなく、切断装置6での紙詰りを回避することができる。また、後続の記録用紙pが複合機100や二次定着器5内に残らないため、定着器5のクリーニング作業等による装置停止が無くなり、追送が発生したプリントの画像情報は、改めてプリント出力することにより、信頼性の高い画像形成装置を提供することができる。
また変形例として、検知手段は、記録用紙pの搬送経路上の、二次転写ロール21上流部、切断装置6上流部などにも設置することができる。
実施例3(スキュー)
本実施例は、記録用紙pの搬送不良としてスキューが発生した場合の検知方法と制御動作を説明するものである。
本実施例は、記録用紙pの搬送不良としてスキューが発生した場合の検知方法と制御動作を説明するものである。
スキューは、環境変化による記録用紙p表面の摩擦状態変化、搬送ロール表面の摩擦状態変化、搬送ロールの荷重バランスの変化等によって発生する。通常、画像領域は記録用紙pの縁から数mm程度の余白部(非画像領域)があり、端部から余白部と数mmの画像領域が切断されて縁無しプリントとなる。しかし、搬送途中に余白部以上のスキューが発生した場合には、切断後のプリント面に余白部が残るため、縁無しプリントではなくなる。このように、スキューが発生し、余白部が残ったプリントは商品価値が無いため、切断前に切屑回収箱へ搬送することが必要になる。
図14は、本実施例に係る搬送不良センサ73の構成と、その配置を説明するものである。本実施例では、搬送不良センサ7としては反射型の光電センサ73を用いる。また、この光電センサ73を記録用紙pの搬送経路上の切断装置6上流部に配設する。光電センサ73は、記録用紙pに対し、スキュー許容範囲ΔLだけ内側に場所に2箇所設置する(光電センサ73a、b)。これにより、搬送方向に対し時計方向、または反時計方向にスキューが発生した場合でも、スキューを検知することが可能になる。より具体的には、A6サイズの記録用紙pを使用し、記録用紙pの余白部が5mmの場合、スキュー検知の光電センサ73は、記録用紙pの幅方向より5mm内側の位置に2箇所設置する。そして、光電センサ73a、bからの信号が所定時間内(0.1秒)に2箇所ともONの場合(記録用紙pが光電センサ上にある状態)には、コントローラ70はスキューが許容範囲内(図14(a)参照)と判断する。また、どちらか一方でもOFF、または所定時間よりも長い時間掛けてONになった場合には、コントローラ70はスキューが発生している状態(図14(b)参照)と判定する。
そして、実施例1、実施例2と同様に、用紙シュート65は、切断装置4内の第一搬送ロール対61よりも搬送方向上流側に設置されている。通常状態では、コントローラ70は、記録用紙pを搬送するように第一搬送モータ3m、第二駆動モータ6mを動作させ、記録用紙pの搬送経路が通常の搬送経路PP(1)、PP(2)となるように(図3参照)、経路ソレノイド(制御手段)65sを動作させる(図12(a))。一方、記録用紙pの搬送不良(本実施例ではスキュー)を検知した場合には、コントローラ70は、記録用紙pを搬送するように第一搬送モータ3m、第二駆動モータ6mを動作させ、記録用紙pの搬送経路が搬送不良用の搬送経路PP(3)となるように(図12(b)参照)、経路ソレノイド(制御手段)65sを動作させる。
すなわち、記録用紙pの搬送不良が検知された場合には、記録用紙pは切断装置4の第一搬送ロール対61の手前まで通常どおり搬送され、その後、用紙シュート65により通常の搬送経路PP(1)を外れ、第一搬送ロール対61、第一カッター8(1)の下側へ潜り込むような搬送経路PP(3)を辿り、ベルト搬送装置64により搬送され、収容ボックス69へ収容される。このように、搬送不良(本実施例ではスキュー)の記録用紙pのみを選択して排除することにより、正常に搬送されている記録用紙pを停止することなく、切断装置6での紙詰りを回避することができる。また、後続の記録用紙pが複合機100や二次定着器5内に残らないため、定着器5のクリーニング作業等による装置停止が無くなり、追送が発生したプリントの画像情報は、改めてプリント出力することにより、信頼性の高い画像形成装置を提供することができる。
また変形例として、検知手段は、記録用紙pの搬送経路上の、二次転写ロール21上流部、二次定着器5上流部などにも設置することができる。
実験例
収容ボックス69の切屑堆積状況の確認テストを実施した。設置した収容ボックス69は底面の各辺が切屑の長さより長く、内寸が幅150mm、奥行き150mm、深さ350mmであり、切屑収納容積は約5.6リットル(幅150mm、奥行き150mm、有効深さ250mm)である。なお、追送等の搬送不良が発生した場合、記録用紙pを収容ボックス69へ回収するが、搬送方向に長い記録用紙pが収容ボックス69へ搬送されても、十分回収できるように深さを350mmにしている。本実施例では坪量220gsmのフォト専用メディア(A6サイズ)を用いるため、1枚の記録用紙pから8mm×148.5mmの長切屑、10.8mm×89mmの短切屑が各々2片ずつ発生し、ベルト搬送装置64によって搬送された後、ランダムな姿勢で収容ボックス69へ自然落下する。
収容ボックス69の切屑堆積状況の確認テストを実施した。設置した収容ボックス69は底面の各辺が切屑の長さより長く、内寸が幅150mm、奥行き150mm、深さ350mmであり、切屑収納容積は約5.6リットル(幅150mm、奥行き150mm、有効深さ250mm)である。なお、追送等の搬送不良が発生した場合、記録用紙pを収容ボックス69へ回収するが、搬送方向に長い記録用紙pが収容ボックス69へ搬送されても、十分回収できるように深さを350mmにしている。本実施例では坪量220gsmのフォト専用メディア(A6サイズ)を用いるため、1枚の記録用紙pから8mm×148.5mmの長切屑、10.8mm×89mmの短切屑が各々2片ずつ発生し、ベルト搬送装置64によって搬送された後、ランダムな姿勢で収容ボックス69へ自然落下する。
確認テストは複合機、二次定着器とオンラインに接合し、収容ボックス69内の切屑が所定のレベル(高さ250mm)に達するまでの記録用紙p枚数と、嵩密度で評価した。
その結果、収容ボックス69の底面の各辺が切屑の長さより長い場合には、図8(b)に示すように長切屑と短切屑は互いに絡み合うことなく底面に堆積し、記録用紙p枚数は約1400枚、嵩密度は約240g/リットルであった。一方、容積は同じだが、幅100mm、奥行き200mm、深さ250mmの切屑回収箱を使用した場合には、図8(a)に示すように底面付近に空間が残り、記録用紙p枚数は約800枚、嵩密度は約130g/リットルであった。これは、長切屑が底面付近で横に堆積しにくく、空間部が多く残ったためである。これより、切屑回収箱の底面の各辺が切屑の長さより長い切屑回収箱を使用することで効率の良い切屑回収ができるため、切屑詰りによるトラブルを防止でき、信頼性の高い画像形成装置を提供することができることが確認できた。
実施形態で示した切断装置、画像形成装置の構成は本発明の一例に過ぎず、他の態様の切断装置、画像形成装置に適用可能であることは勿論である。例えば、これら実施態様1〜3に係る複合機100は、二次定着器5と切断装置6とが一体的なユニットとして構成され、複合機本体に対して着脱自在な構成となっているが、これに限らず、複合機本体と一体的に構成されてもよい。またこの他にも本発明は、感光体ドラムを1つのみ備え、当該感光体ドラム上に、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)等の各色のトナー画像Tを順次形成し、上記感光体ドラム上に順次形成されるイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)等の各色のトナー画像Tを、記録用紙p上に多重に転写した後、これらのトナー画像Tを加熱加圧して記録用紙p上に定着することにより、カラー画像を形成する画像形成装置にも適用することができる。また、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)等の各色に対応した複数の画像形成ユニットを備え、各画像形成ユニットの感光体ドラム上に順次形成されるイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)等の各色のトナー画像Tを、記録用紙p上に多重に転写し、トナー画像Tを加熱加圧して記録用紙p上に定着することによりカラー画像を形成する画像形成装置にも適用することができる。
100…カラー複合機(画像形成装置)、30…用紙トレイ(シート収容手段)、31…ピックアップロール(搬送手段)、32…捌きロール対(搬送手段)、33、34…搬送ロール対(搬送手段)、35…レジストロール対(搬送手段)、36…経路切り替えシュート、38…第二排出ロール対(搬送手段)、4…一次定着器(一次定着手段)、5…二次定着器(二次定着手段)、50…定着ベルト、6…切断装置、61…第一搬送ロール対(搬送手段)、62…第二搬送ロール対(搬送手段)、63…第三搬送ロール対(搬送手段)、64…ベルト搬送装置(不要物搬送手段)、69…収容ボックス(不要物収容部)、8…カッター(切断手段)、70…コントローラ(制御手段)、71、72、73…搬送不良センサ(検知手段)、3m…第一搬送モータ(制御手段)、6m…第二駆動モータ(制御手段)、65…用紙シュート(制御手段)、65s…経路ソレノイド(制御手段)
Claims (18)
- 搬送される記録シートを切断する切断手段と、記録シートの搬送状態を検知する検知手段とを備える切断装置であり、
当該検知手段が記録シートの搬送不良を検知するとその記録シートを切断しないように制御する制御手段を有することを特徴とする切断装置。 - 不要物を収容する不要物収容部を備え、
前記制御手段は、前記検知手段が記録シートの搬送不良を検知するとその記録シートを切断せずに当該不要物収容部へ収容するよう制御する請求項1に記載の切断装置。 - 前記不要物収容部は、前記切断手段により切断される記録シートの切屑と、前記搬送不良の記録シートとの両方を収容可能な請求項2に記載の切断装置。
- 前記不要物収容部の底面は少なくとも前記切屑よりも大きく構成されている請求項3に記載の切断装置。
- 不要物を前記不要物収容部へ搬送する不要物搬送手段を備え、当該不要物搬送手段は、前記切断手段により切断される記録シートの切屑と前記搬送不良の記録シートとの両方を当該不要物収容部へ搬送可能な請求項3又は4に記載の切断装置。
- 前記検知手段は、記録シートの搬送不良として記録シートの重送、追送、スキューのうち少なくとも一つを検知する請求項1〜5のいずれかに記載の切断装置。
- 前記記録シートはその中央に画像領域とそれを囲む非画像領域とを有し、前記切断手段は当該非画像領域を切断する請求項1〜6のいずれかに記載の切断装置。
- 記録シートを収容するシート収容手段と、記録シート上に画像を形成する画像形成手段と、画像が形成された記録シートを切断する切断手段と、当該シート収容手段から当該切断手段まで記録シートを搬送する搬送手段と、搬送される記録シートの搬送状態を検知する検知手段とを備える画像形成装置であり、
当該検知手段が記録シートの搬送不良を検知するとその記録シートを切断しないように制御する制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記検知手段は、当該シート収容手段から当該切断手段までの搬送経路上の一箇所又は複数箇所に設けられる請求項8に記載の画像形成装置。
- 不要物を収容する不要物収容部を備え、
前記制御手段は、前記検知手段が記録シートの搬送不良を検知するとその記録シートを切断せずに当該不要物収容部へ収容するよう制御する請求項8又は9に記載の画像形成装置。 - 前記不要物収容部は、前記切断手段により切断される記録シートの切屑と、前記搬送不良の記録シートとの両方を収容可能な請求項10に記載の画像形成装置。
- 前記不要物収容部の底は少なくとも前記切屑よりも大きく形成されている請求項11に記載の画像形成装置。
- 不要物を前記不要物収容部へ搬送する不要物搬送手段を備え、当該不要物搬送手段は、前記切断手段により切断される記録シートの切屑と前記搬送不良の記録シートとの両方を当該不要物収容部へ搬送可能な請求項10〜12のいずれかに記載の切断装置。
- 前記検知手段は、記録シートの搬送不良として記録シートの重送、追送、スキューのうち少なくとも一つを検知する請求項8〜13のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記記録シートはその中央に画像領域とそれを囲む非画像領域とを有し、前記切断手段は当該非画像領域を切断する請求項8〜14のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記画像形成手段はトナー画像を形成するとともに、当該トナー画像を記録シート上に定着する定着手段を有し、前記切断手段はトナー画像が定着された記録シートを切断する請求項8〜15のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記定着手段として、トナー画像を記録シート上に一次定着する一次定着手段と、一次定着されたトナー画像を二次定着する二次定着手段とを備え、
一次定着が終了した記録シートを機外へ排出する第一モードと、
一次定着及び二次定着が終了した記録シートを前記切断手段により切断させた後に機外へ排出する第二モードとを選択可能な請求項16に記載の画像形成装置。 - 前記記録シートの画像面にはトナー画像を埋め込み可能な受像層を備え、前記二次定着手段は定着ベルトを備え、当該記録シートの画像面を当該定着ベルトに密着させ、トナー画像を当該受像層へ埋め込み、冷却固化後に定着ベルトから剥離する請求項17に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004082466A JP2005262810A (ja) | 2004-03-22 | 2004-03-22 | 切断装置、画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004082466A JP2005262810A (ja) | 2004-03-22 | 2004-03-22 | 切断装置、画像形成装置 |
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JP2004082466A Withdrawn JP2005262810A (ja) | 2004-03-22 | 2004-03-22 | 切断装置、画像形成装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008112126A (ja) * | 2006-10-04 | 2008-05-15 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
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CN112537145A (zh) * | 2019-09-20 | 2021-03-23 | 富士施乐株式会社 | 记录材搬送系统、记录材搬送装置以及图像形成装置 |
-
2004
- 2004-03-22 JP JP2004082466A patent/JP2005262810A/ja not_active Withdrawn
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