JP5152816B2 - 被洗浄物の洗浄方法 - Google Patents
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Description
例えば、保護塗膜等の非水溶性高分子物質を洗浄することが可能な洗浄剤組成物が提案されている(例えば、特許文献1)。より具体的には、防錆材料としてのアクリル系高分子保護塗膜を、(A)特定のアミン類を5〜95重量部と、(B)ベンジルアルコール等を0.2〜50重量部と、(C)特定の界面活性剤を0.1〜80重量部と、から構成された洗浄剤組成物を用いて洗浄する方法が提案されている。
さらに、ロジン系フラックス等の除去性に優れ、劣化されにくく、かつ、廃水処理性に優れた洗浄剤が提案されている(例えば、特許文献3)。より具体的には、(A)ベンジルアルコールまたは2−フェニルエチルアルコールを70重量%以上と、(B)特定の界面活性剤を0.01〜30重量%と、からなる洗浄剤が提案されている。
より具体的には、特許文献1に開示された洗浄剤組成物は、ベンジルアルコールの添加量が少なく、半田用フラックス及びドライフィルムレジストの洗浄剤としては、洗浄性が不十分であって、基板上に白色残渣が残りやすいという問題が見られた。一方、比較的多量のアミン類を添加しているため、被洗浄物である基板を侵しやすいという問題が見られた。さらには、所定量の界面活性剤を添加しなければならないために、リンス工程において界面活性剤が基板表面に残りやすく、誘電特性が劣化しやすいという問題も見られた。
また、特許文献2で提案された洗浄剤は、ベンジルアルコールと、特定の水溶性グリコールエーテルと、特定の界面活性剤とを主成分として用いているため、半田用フラックス及びドライフィルムレジストの洗浄剤としては、それぞれ洗浄性が同様に不十分であったり、アルコール系溶剤を使用した場合には、リンス工程におけるリンス性が低かったりするという問題が見られた。
さらに、特許文献3で提案された電子部品の洗浄方法は、ベンジルアルコールと、界面活性剤とを主成分として用いているため、半田用フラックス及びドライフィルムレジストの洗浄剤としては、洗浄性が不十分であったり、アルコール系溶剤を使用したリンス工程におけるリンス性が低かったりするという問題が見られた。
すなわち、本発明は、半田用フラックス及びドライフィルムレジストの同時洗浄に最適であって、優れた洗浄性およびリンス特性を有する両用洗浄剤を用いた被洗浄物の洗浄方法を提供することを目的としている。
全体量に対して、ベンジルアルコールの添加量を5〜94重量%の範囲内の値、アミン化合物としてのアミノアルコールを1〜50重量%の範囲内の値、かつ、水を3〜90重量%の範囲内の値とした両用洗浄剤を準備する工程と、
両用洗浄剤を用いて、半田フラックスおよびドライフィルムレジストが付着した披洗浄物を10〜80℃の温度範囲で同時洗浄する工程と、
を含むことを特徴とする披洗浄物の洗浄方法が提供され、上述した問題点を解決することができる。
すなわち、本発明の披洗浄物の洗浄方法によれば、所定量のベンジルアルコールと、アミノアルコールと、水と、を含む所定の両用洗浄剤を使用することにより、半田用フラックス及びドライフィルムレジストを同時洗浄する際に、それぞれに対して、優れた洗浄性を示すとともに、次工程におけるアルコール系溶剤を使用したリンスにおいても優れたリンス特性を示すことができる。
なお、半田フラックスおよびドライフィルムレジストの同時洗浄が可能であるとは、半田フラックスの洗浄終了までの時間をT1とし、ドライフィルムレジストの洗浄終了までの時間をT2としたときに、同一の洗浄液を用いて、T1/T2×100で表される指標が、10〜800%の範囲内であれば良く、20〜500%の範囲内であればより好ましく、30〜300%の範囲内であればさらに好ましい。
このように所定量のグリコール化合物を含むことにより、洗浄剤の溶解度パラメータを容易に調整することができ、各種半田用フラックスに対して、優れた洗浄性、リンス特性および安定性をそれぞれ発揮することができる。さらに、このようなグリコール化合物を添加することにより、被洗浄物としての基板表面の誘電損失をより低減することができ、所定の電気絶縁性を容易に確保することができる。
このように所定量の界面活性剤を含むことにより、室温であっても、エマルジョン化しやすくなって、洗浄液の配合変化や劣化を目視にて、判断しやすくなる。また、両用洗浄剤をエマルジョン化することにより、フラックスやドライフィルムレジストの種類によっては、さらに洗浄性を高めることができる。
このように電気伝導度を所定範囲に制限することにより、半田用フラックス及びレジスト材料の洗浄についての定量的管理が可能になって、それぞれに対して安定した洗浄性を示すことができる。また、電気伝導度を所定範囲に制限することにより、洗浄剤についての劣化度合いについても、精度良く判断することができる。
このように室温(25℃)でエマルジョンとすることにより、洗浄液の配合変化や劣化を目視にて、判断しやすくなる。また、両用洗浄剤をエマルジョン化することにより、フラックスやドライフィルムレジストの種類によっては、さらに洗浄性を高めることができる。
このように所定の両用洗浄剤を使用するとともに、アルコール系溶剤によって被洗浄物をリンスすることにより、半田用フラックス及びレジスト材料を同時洗浄する際に、それぞれに対して、優れた洗浄性を示すとともに、アルコール系溶剤を使用したリンス処理においても優れたリンス特性を示すことができる。
このように半田フラックスの種類を所定のものとすることにより、優れた濡れ性等が得られる一方、容易かつ短時間に洗浄除去することができる。
第1の参考実施形態は、半田フラックスと、ドライフィルムレジストと、を同時洗浄することが可能な両用洗浄剤であって、全体量に対して、ベンジルアルコールの添加量を5〜94重量%の範囲内の値、アミン化合物としてのアミノアルコールを1〜50重量%の範囲内の値、かつ、水を3〜90重量%の範囲内の値とした両用洗浄剤である。
すなわち、ベンジルアルコールを単独使用しても、ポリイミド基材等に付着した半田用フラックス及びレジスト材料を同時洗浄することは困難である。しかしながら、ベンジルアルコールに対して、所定量のアミノアルコールと、水とを添加することにより、それぞれの相乗効果が発揮されて、リンス特性を低下させることなく、半田用フラックス及びドライフィルムレジストを同時洗浄することができる。
したがって、かかる両用洗浄剤に、一例として、オレイルアルコールのエチレンオキサイド12モル付加物を5重量%添加した場合ではあるが、図1の室温(25℃)での三成分系両用洗浄剤における液状態図や、図2の60℃での三成分系両用洗浄剤における液状態図から理解されるように、配合比率や環境温度によって、容易にエマルジョン化することを特徴としている。
さらに、かかる両用洗浄剤に、一例として、オレイルアルコールのエチレンオキサイド6モル付加物を5重量%添加した場合ではあるが、図3の室温(25℃)での三成分系両用洗浄剤における液状態図や、図4の60℃での三成分系両用洗浄剤における液状態図から理解されるように、配合比率や環境温度によって、容易にエマルジョン化することを特徴としている。
以下、両用洗浄剤の構成成分等について具体的に説明する。
ベンジルアルコールの添加量を、全体量に対して、5〜94重量%の範囲内の値にすることを特徴とする。
この理由は、かかるベンジルアルコールの添加量が5重量%未満の値になると、アミン化合物としてのアミノアルコール、水と、グリコール化合物との相乗効果が発揮されずに、半田用フラックス及びレジスト材料を十分に洗浄することが困難になるためである。一方、かかるベンジルアルコールの添加量が、94重量%を超えると、逆に、半田用フラックス及びレジスト材料に対する洗浄性が低下したり、リンス特性が低下したりする場合があるためである。
したがって、ベンジルアルコールの添加量を、全体量に対して、50〜90重量%の範囲内の値にすることがより好ましく、60〜85重量%の範囲内の値にすることがさらに好ましい。
なお、図5に、両用洗浄剤におけるベンジルアルコールの添加量の影響を示す。かかる図5から容易に理解できるように、全体量に対して、所定量の範囲内の値にすることにより、他配合成分との相乗効果を発揮して、半田用フラックス及びレジスト材料に対して、所定の洗浄性を示すことができる。
(1)種類
アミン化合物としてのアミノアルコールの種類は特に制限されるものではないが、例えば、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノイソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミン、N−メチルモノエタノールアミン、N−エチルモノエタノールアミン、N−ブチルモノエタノールアミン、N−メチルジエタノールアミン、N−エチルジエタノールアミン、N−ブチルジエタノールアミン、N−シクロヘキシルジエタノールアミン、N,N−ジメチルモノエタノールアミン、N,N−ジエチルモノエタノールアミン、N,N−ジブチルモノエタノールアミン、アミノメチルプロパノール、アミノエチルプロパンジオール、アミノメチルプロパンジオール、アミノブタノール等の一種単独または二種以上の組み合わせが挙げられる。
また、これらのアミノアルコールのうち、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、N−メチルジエタノールアミン、およびN−シクロヘキシルジエタノールアミンは、安価であるとともに、比較的少量添加するだけで、優れた同時洗浄性を示すことより、より好ましいアミノアルコールである。
この理由は、かかるアミノアルコールの沸点が120℃未満になると、引火性が高くなって、得られる半田フラックス除去用洗浄剤の取扱いが困難になったり、洗浄温度を過度に低下したりしなければならない場合があるためである。一方、アミノアルコールの沸点が400℃を超えると、半田用フラックス及びレジスト材料に対する同時洗浄性が低下する場合があるためである。
したがって、沸点が180〜370℃のアミノアルコールを選択することがより好ましい。
また、アミン化合物としてのアミノアルコールの添加量を、全体量に対して、1〜50重量%の範囲内の値にすることを特徴とする。
この理由は、かかるアミノアルコールの添加量が1重量%未満の値になると、ベンジルアルコールと、水と、グリコール化合物との相乗効果が発揮されずに、半田用フラックスやレジスト材料についての洗浄性が低下するためである。また、アミノアルコールの添加量が、1重量%未満の値になると、次工程におけるアルコール系溶剤を使用したリンス工程でのリンス特性が低下する場合があるためである。
一方、かかるアミノアルコールの添加量が、50重量%を超えると、半田用フラックスやレジスト材料に対する洗浄効果が逆に低下したり、被洗浄物の被着物である電子部品の基板等を侵したりする場合があるためである。
したがって、アミノアルコールの添加量を、全体量に対して、5〜30重量%の範囲内の値にすることがより好ましく、10〜20重量%の範囲内の値にすることがさらに好ましい。
また、水の添加量を、全体量に対して、3〜90重量%の範囲内の値にすることを特徴とする。
この理由は、かかる水の添加量が、3重量%未満の値になると、レジスト材料に対する洗浄効果が著しく低下する場合があるためである。すなわち、ベンジルアルコールと、アミン化合物としてのアミノアルコールと、水と、グリコール化合物との相乗効果が発揮されずに、レジスト材料についての洗浄性が低下するためである。一方、かかる水の添加量が、90重量%を超えると、半田用フラックスに対する洗浄効果が著しく低下する場合があるためである。
したがって、水の添加量を、全体量に対して、5〜50重量%の範囲内の値にすることがより好ましく、10〜30重量%の範囲内の値にすることがさらに好ましい。
(1)種類
また、両用洗浄剤中に、所定量のグリコール化合物を添加することが好ましい。そして、グリコール化合物の種類としては、例えば、下記一般式(1)、あるいは下記一般式(2)および(3)で表される化合物であることが好ましい。
この理由は、このようなグリコール化合物を添加することにより、ベンジルアルコールと、アミン化合物としてのアミノアルコールと、水との相乗効果によって、半田用フラックス及びレジスト材料について同時洗浄することができるためである。
基である。)
また、グリコール化合物の添加量を、全体量に対して、グリコール化合物の添加量を1〜30重量%の範囲内の値とすることを特徴とする。
この理由は、かかるグリコール化合物の添加量が1重量%未満の値になると、ベンジルアルコールと、アミン化合物としてのアミノアルコールと、水との相乗効果が発揮されずに、半田用フラックスやレジスト材料に対する洗浄効果が著しく低下する場合があるためである。一方、かかるグリコール化合物の添加量が、30重量%以上の値になると、半田用フラックス等に対する洗浄効果が著しく低下する場合があるためである。
したがって、グリコール化合物の添加量を、全体量に対して、2重量%〜20重量%の範囲内の値にすることがより好ましく、3重量%〜15重量%の範囲内の値にすることがさらに好ましい。
なお、図8に、両用洗浄剤におけるグリコール化合物の添加量の影響を示す。かかる図8から容易に理解できるように、全体量に対して、グリコール化合物の添加量を、所定範囲内の値(1〜30重量%)にすることにより、他配合成分との相乗効果を発揮して、半田用フラックス及びレジスト材料に対して、所定の洗浄性を示すことができる。
また、両用洗浄剤の溶解度パラメータを12〜20の範囲内の値とすることが好ましい。
この理由は、かかる溶解度パラメータが、かかる範囲を超えると、鉛フリー半田用フラックスや高融点半田用フラックス等に対する洗浄効果が著しく低下する場合があるためである。
したがって、両用洗浄剤の溶解度パラメータを、全体量に対して、12〜16の範囲内の値にすることがより好ましい。
また、両用洗浄剤の電気伝導度(室温)を1〜250μS/cmの範囲内の値とすることが好ましい。
この理由は、かかる電気伝導度が、1μS/cm未満の値になると、鉛フリー半田用フラックスや高融点半田用フラックス等に対する洗浄効果が著しく低下する場合があるためである。一方、かかる電気伝導度が、250μS/cmを超えると、被洗浄物の被着物である電子部品の基板等を侵す場合があるためである。
したがって、両用洗浄剤の電気伝導度を3〜160μS/cmの範囲内の値とすることがより好ましく、5〜50μS/cmの範囲内の値とすることがさらに好ましい。
また、被洗浄物の種類は、半田処理された電子部品や製品はもちろんのこと、半田処理されていなくとも、フラックスの影響がある部品等も好適に使用することができる。したがって、被洗浄物の種類は、特に制限されるものではないが、例えば、プリント回路板、セラミック配線基板、半導体素子(BGA、CSP、PGA、LGA等の半導体部品を含む。)、半導体素子搭載基板、バンプ付きTABテープ、バンプ無しTABテープ、半導体素子搭載TABテープ、リードフレーム、コンデンサ、および抵抗等が具体的に挙げられる。
そして、これら半田処理された電子部品や製品において、使用される半田フラックスの種類は特に制限されるものではないが、例えば、鉛フリー用半田フラックスまたは高融点半田フラックス、あるいは無洗浄半田フラックスであることが好ましい、すなわち、これらの半田フラックスは、通常、ロジンを主成分としており、それに、有機酸塩、グリシジ
ルエーテル化合物、オキシ酸、カルボン酸(ジカルボン酸含む。)、アニリドおよび熱硬
化樹脂(例えば、エポキシ樹脂や熱硬化系アクリル樹脂)の少なくとも一つの化合物が添
加してある場合が多いためである。したがって、本発明の両用洗浄剤であれば、通常の半田フラックスはもちろんのこと、これらの半田フラックスに対しても、選択的に優れた洗浄性を示すことができる。
また、ベンジルアルコールやアミン化合物としてのアミノアルコールへの溶解性が良好なことから、ロジンの一部または全部が水添してある化合物を、半田フラックスを洗浄の際の直接的な対象物とすることも好ましい。
さらに、無洗浄半田フラックスであっても、さらに高い耐電気腐食性を得たいような場合には、洗浄の際の直接的な対象物とすることができる。
また、半田処理された電子部品や製品において、使用されるレジスト材料の種類についても特に制限されるものではないが、例えば、アクリル樹脂、ノボラック樹脂、レゾール樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂等を主成分とした半田バンプ用厚膜レジスト材料を対象物とすることができる。
なお、対象物に対して、両用洗浄剤としてのベンジルアルコールと、アミン化合物としてのアミノアルコールと、グリコール化合物と、水との相乗効果を効果的に発揮させるためには、レジスト材料中に含まれるアマイド化合物の添加量を、全体量に対して、10重量%以下の値とすることが好ましく、5重量%以下の値とすることがより好ましい。
被洗浄物に使用されるドライフィルムレジストは、通常、ソルダーレジストの機能を果たした材料であれば特に制限されるものではないが、具体的には、以下のようなドライフィルムレジストであることが好ましい。
すなわち、ポジ型感光性ドライフィルムの場合は、光照射によって分解するレジスト組成物を離型紙等の支持フィルムに塗装し、加熱硬化させたものを使用することができる。また、フィルムには感光性もしくは非感光性の粘着層を設けておくこともできる。
一方、ネガ型感光性組成物としては、光硬化性樹脂、光反応開始剤及び必要に応じて光増感色素とを含有した従来公知のレジスト組成物を離型紙等の支持フィルムに塗装し、加熱硬化させたものを使用することができる。
また、ネガ型感光性組成物を構成するために、光硬化性樹脂は、光照射により架橋しうる感光基を有する光硬化性樹脂である。
なお、ドライフィルムレジストの厚さとしては、5〜300μmの範囲内の値であることが好ましく、10〜200μmの範囲内の値であることがより好ましい。
第2の実施形態は、半田フラックスと、ドライフィルムレジストと、を同時洗浄することが可能な両用洗浄剤を用いた被洗浄物の洗浄方法であって、全体量に対して、ベンジルアルコールの添加量を5〜94重量%の範囲内の値、アミン化合物としてのアミノアルコールを1〜50重量%の範囲内の値、かつ、水を3〜90重量%の範囲内の値とした両用洗浄剤を準備する工程と、
両用洗浄剤を用いて、前記半田フラックス及びドライフィルムレジストが付着した被洗浄物を10〜80℃の温度範囲で洗浄する工程と、を含むことを特徴とする両用洗浄剤を用いた被洗浄物の洗浄方法である。
以下、両用洗浄剤を用いた洗浄方法を、各工程について具体的に説明する。
被洗浄物を洗浄するに先立ち、容器内に、主成分としてのベンジルアルコールやアミン化合物としてのアミノアルコール、水、あるいはグリコール化合物をそれぞれ秤量しながら添加し、それらを均一に混合して、両用洗浄剤を調整する工程を設けることが好ましい。
なお、両用洗浄剤の内容は、第1の実施の形態と同様であるが、この段階で、両用洗浄剤の粘度、誘電損失、酸価、電気伝導度等の少なくとも一つを測定し、それぞれ所定範囲に制限することにより、均一な特性を有することを確認することが好ましい。
調整した両用洗浄剤を用いて、半田処理された電子部品や製品を洗浄し、それらに付着している半田用フラックス及びレジスト材料を同時洗浄して、除去する工程である。
ここで、図9に示すような、超音波洗浄するための超音波振動子29を備えた洗浄槽12と、循環路22と、送液ポンプ24と、リンス槽14と、乾燥槽16と、を備えた洗浄装置10であることが好ましい。
より具体的には、洗浄槽12は、被洗浄物23の収容部(洗浄液)20と、超音波振動子29と、洗浄液の攪拌装置(図示せず)と、サーモスタット付きのヒーター19と、洗浄液21を循環させるための循環路22と、から構成し、攪拌および循環している洗浄液21に対して超音波振動を付与し、被洗浄物23を効率的に洗浄することが好ましい。次いで、リンス槽14において、被洗浄物23から半田用フラックス及びレジスト材料を同時洗浄した洗浄液21を除去し、さらに乾燥槽16においては、リンス液15等を蒸発させて、完全に除去することが好ましい。
なお、半田処理された被洗浄物を洗浄するにあたり、10〜90℃、0.5〜30分の条件で洗浄することが好ましい。
この理由は、このような条件で所定の洗浄効果が得られるならば、半田フラックス除去用洗浄剤の劣化を有効に防止できるためである。
洗浄した電子部品や製品を、さらにリンス処理する工程である。ここで、リンス液として、アルコール系溶剤を使用することが好ましい。この理由は、水と比較して、早期乾燥ができるとともに、ベンジルアルコールやアミン化合物としてのアミノアルコールについても、十分除去できるためである。
また、より具体的には、アルコール系溶剤として、メチルアルコール、エチルアルコール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、ブチルアルコール、イソブチルアルコール、t−ブチルアルコール、s−ブチルアルコール、アミルアルコール、1−メトキシ−2−プロパノール等の一種単独または二種以上のアルコールを使用することが好ましい。
また、これらのアルコールに対して、所定量の水を添加したアルコール系溶剤を使用することが好ましく、より具体的には、全体量に対して40〜70重量%になるように水を添加したアルコール系溶剤を使用することが好ましい。
なお、リンス工程後、例えば、40〜100℃、1〜30分の条件で、熱風乾燥することがより好ましい。
1.洗浄剤の調整および評価
(1)洗浄性評価
まず、シリコンウエハの表面にドライフィルムレジスト(膜厚70μm、アクリル系)を貼り、露光・現像処理によりシリコンウエハ電極上にφ150μmの開口部を形成した。形成した開口部にスキージを用いてエコソルダーM705−GRN360−K2−V(千住金属工業(株)製はんだペースト)を印刷充填し、250℃のカバー付きホットプレートの中で、リフローさせて、テストピースとした。
それを、温度60℃に保持された200gの洗浄剤入り300mlビーカ内に浸漬し、マグネットスターラーを用いて攪拌状態としながら、洗浄を行った。所定時間洗浄した後、ビーカからテストピースを取り出し、リンス液として、200gの工業用エタノール55重量%の水溶液が入った別のビーカに浸漬し、マグネットスターラーを用いて攪拌状態としながら、10分間のリンス操作を行った。このリンス操作を合計2回行った後、80℃に保持されたオーブンを用いて、テストピースを10分間乾燥させた。次いで、乾燥させたテストピースを、実体顕微鏡(倍率40倍)を用いて観察し、下記基準に照らして洗浄性を評価した。
◎:5分間の洗浄で、残渣が無い。
○:10分間の洗浄で、残渣が無い。
△:10分間の洗浄で、残渣が少々残る。
X:10分間の洗浄で、多量の残渣が残る。
◎:3分間の洗浄で、残渣が無い。
○:5分間の洗浄で、残渣が無い。
△:5分間の洗浄で、残渣が少々残る。
X:5分間の洗浄で、多量の残渣が残る。
ガラスエキポシ基板の所定箇所に、メタルマスクを用いて、エコソルダーM705−GRN360−K2−V(千住金属工業(株)製はんだペースト)を印刷し、250℃のカバー付きホットプレ−トの中で、リフローさせて、テストピースとした。
それを、温度60℃に保持された200gの洗浄剤入りの300mlのビーカ内に浸漬し、マグネットスターラーを用いて攪拌状態としながら、洗浄を行った。所定時間洗浄した後、ビーカからテストピースを取り出し、リンス液として、200gの工業用エタノール55重量%の水溶液が入った別のビーカに浸漬し、マグネットスターラーを用いて攪拌状態としながら、10分間のリンス操作を行った。このリンス操作を合計2回行った後、80℃に保持されたオーブンを用いて、テストピースを10分間乾燥させた。次いで、乾燥させたテストピースを、実体顕微鏡(倍率40)を用いて観察し、下記基準に照らしてはんだ腐食性を評価した。
◎:60分間の洗浄で、はんだ腐食性が無い。
○:30分間の洗浄で、はんだ腐食性が無い。
△:30分間の洗浄で、はんだ腐食性が若干認められる。
×:30分間の洗浄で、多量の腐食が認められる。
表1に示す実施例1の組成の洗浄剤を調整し、さらに蒸留水を用いて100倍希釈した水溶液のpHを、pHメーターM−8((株)堀場製作所製)を用いて、25℃の条件にて測定した。
実施例2〜7では、表1に示すように、ベンジルアルコールと、水および、アミン化合物としてのアミノアルコールの配合比およびアミノアルコールの種類等を変えた洗浄剤をそれぞれ準備したほかは、実施例1と同様に、洗浄性、はんだ腐食性、およびpHをそれぞれ測定し、評価した。
比較例1〜4では、表1に示すように、ベンジルアルコールと、アミン化合物としてのアミノアルコールと、グリコール化合物と、水との配合比率を本発明の範囲外に変え、あるいは、アミン化合物としてのアミノアルコールを使用せずに、表1に示すような組成の洗浄剤をそれぞれ準備したほかは、実施例1と同様に、洗浄性、はんだ腐食性、およびpHをそれぞれ測定し、評価した。
その結果、比較例1では、ベンジルアルコールと、アミノアルコールを併用しているが、ベンジルアルコールの使用量が少なすぎることから、電気伝導度の値は比較的高いものの、レジストの洗浄時間が長くかかるという問題が見られた。
また、比較例2では、ベンジルアルコールと、アミノアルコールを併用しているが、水を使用していないことから、電気伝導度の値が低い一方、レジストの洗浄時間が同様に長くかかるという問題が見られた。
また、比較例3では、ベンジルアルコールを全く使用しておらず、フラックス洗浄性に乏しいという問題が見られた。
また、比較例4では、アミノアルコールを全く使用しておらず、電気伝導度の値が低く、レジストの洗浄時間が長くかかったり、フラックス洗浄性に欠けたりするという問題が見られた。
したがって、高信頼性を要求される車載基板等の電装部品や、高回路特性を要求される高周波回路基板等の洗浄が必要な基板において、半田用フラックス及びレジスト材料を簡易程で、十分かつ短時間に除去できるようになった。
12:洗浄槽
14:リンス槽
15:リンス液
16:乾燥槽
21:洗浄液
22:循環路
28:フィルター
Claims (8)
- 半田フラックスと、ドライフィルムレジストと、を同時洗浄することが可能な両用洗浄剤を用いた被洗浄物の洗浄方法であって、
全体量に対して、ベンジルアルコールの添加量を5〜94重量%の範囲内の値、アミン化合物としてのアミノアルコールを1〜50重量%の範囲内の値、かつ、水を3〜90重量%の範囲内の値とした両用洗浄剤を準備する工程と、
前記両用洗浄剤を用いて、前記半田フラックス及びドライフィルムレジストが付着した被洗浄物を10〜80℃の温度範囲で同時洗浄する工程と、
を含むことを特徴とする被洗浄物の洗浄方法。 - 前記両用洗浄剤が、グリコール化合物をさらに含むとともに、当該グリコール化合物の添加量を、全体量に対して、1〜30重量%の範囲内の値とすることを特徴とする請求項1に記載の被洗浄物の洗浄方法。
- 前記両用洗浄剤が、界面活性剤をさらに含むとともに、当該界面活性剤の添加量を、全体量に対して、1〜30重量%の範囲内の値とすることを特徴とする請求項1または2に記載の被洗浄物の洗浄方法。
- 前記両用洗浄剤の電気伝導度を1〜250μS/cmの範囲内の値とすることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の被洗浄物の洗浄方法。
- 前記両用洗浄剤が、室温(25℃)においてエマルジョン状態であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の被洗浄物の洗浄方法。
- 前記被洗浄物を洗浄する工程の後に、リンス液としてのアルコール系溶剤又は水によって、被洗浄物をすすぐためのリンス工程をさらに含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の被洗浄物の洗浄方法。
- 前記半田フラックスとして、ロジンを主成分とした鉛フリー用半田フラックスまたは高融点半田フラックスを洗浄の際の対象物とすることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の被洗浄物の洗浄方法。
- 前記両用洗浄剤の溶解度パラメータを12〜20の範囲内の値とすることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の被洗浄物の洗浄方法。
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