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JP5125959B2 - 湿式現像剤、及び定着方法 - Google Patents

湿式現像剤、及び定着方法 Download PDF

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Description

本発明は、キャリヤ液にトナーを分散した湿式現像剤、及びその湿式現像剤を用いて現像されたトナー画像を、記録材に転写し、定着する定着方法に関する。
感光体(感光ドラム)に静電潜像を形成し、それにトナーを付着させて、紙などに転写して定着する電子写真方式の画像形成装置が、広く使用されている。特に、大量プリント用のオフィスプリンタやオンデマンド印刷装置などの、より高画質及び高解像度が要求される画像形成装置では、トナー粒子径が小さく、トナー画像の乱れもおきにくい湿式現像剤を用いる湿式現像方式が用いられるようになってきている。
近年では、流動パラフィンやシリコンオイルなどの絶縁性溶媒(キャリヤ液)中に樹脂及び顔料からなる固形分としてのトナーを高濃度に分散させることで構成される、高粘度で高濃度の湿式現像剤を用いる画像形成装置が提案されるようになってきた。
この湿式現像剤を用いて現像する際には、現像ローラ等の現像剤担持体上に現像剤のミクロン単位の薄層を形成し、この薄層化された現像剤を感光体に接触させて現像するのが一般的である。
感光体表面の潜像は、湿式現像剤の薄層で現像され、感光体表面にトナー画像が形成される。このトナー画像は、記録材に転写される。あるいは、一旦中間転写体などに一次転写された後、記録材に二次転写される。
記録材に転写されたトナー画像は、定着装置により加圧、加熱されるなどして、通常は紙である記録材に定着される。しかしトナー画像は、元々はキャリヤ液にトナーを分散した湿式現像剤を用いて現像したものであり、トナーのみならず、トナー間、トナー紙間にはキャリヤ液が含まれている。しかもかなり高粘度である。
高粘度のキャリヤ液の存在は、トナー画像定着時の定着性を阻害することが知られている。例えば、トナー画像と記録材がキャリヤ液によって濡れた状態になっているため、トナー画像の定着性を低下させる、また加圧定着時には画像のつぶれや乱れを生じさせたりすることもある。
これに対して、定着前に未定着のトナー画像から溶媒(キャリヤ液)を除去しようとする技術が開発されてきた。
例えば、定着装置前に発熱源を用意し、記録材上の溶媒を揮発させることで除去する。あるいは、トナー画像中の溶媒を加熱により表面に析出させ、スクイズなどの除去手段で除去する。また、電界をかけてトナーと記録材の付着力を高める。等々の技術が提案されてきた。
しかしながら、揮発した溶媒の安全性や気化熱を供給するためのエネルギー増大、スクイズ工程で記録材を傷つけたり、画像乱れや荒れを発生させる危険、等の問題があり、溶媒を効果的に取り除くことは困難であった。
高粘度の溶媒が定着性を阻害する要因は、湿式現像剤としての保管安定性の観点から、高い分散性が求められていることが関係している。湿式現像剤自体が高分散性を維持していると、定着時にトナー粒子同士の接触、合一が進行せず、トナー層はトナー粒子の密集し、凝縮した状態を形成できず、定着性が弱くなる。
一方、分散性を落とすと、湿式現像剤の保管時にトナーの凝集が発生したりして、保管安定性が維持できなくなる危険性がある。
従って、定着時にトナー層から溶媒を除去できれば望ましいのだが、上記のような困難があることを考慮すると、溶媒を含めた湿式現像剤として、保管安定性を維持し、かつ定着性を阻害しないような熱物性についても検討を行う必要がある。本発明者はこの保管安定性と定着性を評価する上で、湿式現像剤の動的粘弾性の温度特性が有効であることを見いだした。
特許文献1では、熱転写を行う前のトナー画像について、動的粘弾性を測定し、所定の範囲内の粘弾性となるよう制御する技術が提示されている。制御方法は、例えばヒータにより温度を上げ、粘弾性を変化させる。これにより、予めトナー層を所定の軟化状態に保持させておくことで、トナーを溶融させての転写を円滑に進めることができる。
しかしながら特許文献1の場合は、トナー粒子の軟化を問題としており、制御するのはほとんどトナーとしての動的粘弾性である。溶媒中にトナー粒子が分散する湿式現像剤としては、トナー粒子の熱物性がそのまま反映されるわけではない。
特開2004−333633号公報
上記のように、湿式現像においては、記録材に転写された定着前のトナー画像は、トナーのみならず、トナー間、トナー記録材間に、かなり高粘度のキャリヤ液(溶媒)が含まれており、トナー画像定着時の定着性を阻害する。かといって、キャリヤ液を除去するにも多々問題がある。
トナー間、トナー記録材間にキャリヤ液が存在しても、トナー粒子の接触、合一を進行させ、定着性を向上するためには、湿式現像剤としての分散性を低下させることが効果的である。しかしながら一方では、分散性の低下によって湿式現像剤の保管安定性が損なわれるという問題がある。
本発明の目的は、これらの課題を解決し、湿式現像剤としての保管安定性を維持しながら、かつ定着性を阻害することの起こりにくい特性を持った湿式現像剤、及びその湿式現像剤を用いた定着方法を提供することである。
上記目的は、キャリア液と、
このキャリア液中に分散されたトナー粒子と、
前記キャリア液中に前記トナー粒子を分散するための分散剤とを含む湿式現像剤であって、
該湿式現像剤に、該湿式現像剤の温度上昇に伴う損失弾性率G”の変化がピークを形成する温度特性を付与有することにより達成される。
特定の温度特性、特に動的粘弾性、なかでも損失粘弾性の温度特性を付与した湿式現像剤を提供する。これにより湿式現像剤としての保管安定性を維持しながら、かつ定着性を阻害することの起こりにくい特性を持った湿式現像剤、及びその湿式現像剤を用いた定着方法を提供することができる。
本発明に係る実施形態を、図を参照して説明する。
湿式現像剤を用いる湿式現像は、複写機、簡易印刷機、プリンタなどの画像形成装置に利用される。これらには、一般的に電子写真方式の画像形成プロセスが、共通して用いられている。まずその電子写真方式による湿式の画像形成部を、図1を参照して説明し、さらに湿式現像剤を用いて現像され、記録材に転写されたトナー画像の定着性と湿式現像剤の動的粘弾性(損失弾性率で代用する)の温度特性の関係について説明する。
(画像形成部の構成と機能動作)
図1を用いて、本実施形態の湿式現像剤を用いる画像形成装置における画像形成部の構成例を説明する。図1は、湿式画像形成装置における画像形成部の概略構成例を示す図である。
図1において、1は感光体ドラムであり、像担持体として機能する。画像形成部10はこの感光体ドラム1を中心に、その周囲に配設された、前記感光体ドラム1の表面を均一に帯電させる帯電装置2、帯電した感光体ドラム1上にLEDまたはレーザビームを照射して静電潜像を形成する露光装置3、その静電潜像を湿式現像剤を用いて現像する湿式現像装置4、現像されたトナー画像を転写材7に転写する転写装置5、そして転写後の感光体ドラムの表面に残存する湿式現像剤を除去するクリーニング装置6などを備える。
また、湿式現像装置4の前後には、予め湿式現像剤の一部を塗布したり、回収したりする装置を設ける場合もある。ここでは、湿式現像装置4の後に、現像されたトナー画像から余分な湿式現像剤を除去するスクイズ装置91を設けている。
転写材7は、そのまま記録用紙などの記録材であってもよいし、転写材7として中間転写ベルトなどを用いて、再度記録材に転写するような構成であってもよい。本実施形態では転写材7が記録材、すなわち記録紙であるとして説明する(以後、記録材7と呼ぶ)。
湿式現像装置4は、一般的には、表面に湿式現像剤の薄層を担持し、像担持体である感光体ドラム1上の潜像を現像する現像ローラ41、現像ローラ41に当接して、その表面に液量調整された湿式現像剤を転移させる搬送ローラ42、そしてその搬送ローラ42に当接して、その表面に現像剤槽44内の湿式現像剤8を供給する供給ローラ43を備える。供給ローラ43はアニロックスローラであり、規制ブレード45を供給ローラ43の周面に当接することにより、湿式現像剤の供給量が制限される。また、46は現像ニップ通過後の現像ローラ41の周面をクリーニングするためのクリーニングブレードである。
図1においては、湿式現像装置4が1台のみ配置されているが、カラー画像形成のために複数台配置されていてもよい。カラー現像の方式、中間転写の有無などは任意に設定すればよく、それに合わせた任意の構成配置をとることができる。
感光体ドラム1は、図1に示す矢印A方向に回転し、帯電装置2は、回転する感光体ドラム1の表面をコロナ放電などにより数百V程度に帯電させる。帯電装置2より感光体ドラム回転方向下流側においては、露光装置3から照射されたレーザビームにより、表面電位が百V程度以下に低下させられた静電潜像が形成される。
露光装置3のさらに下流側には、湿式現像装置4が配設されており、感光体ドラム1に形成された静電潜像が、湿式現像剤8を用いて現像される。
湿式現像装置4には、絶縁性の溶媒(以後キャリヤ液とも呼称する)中にトナーを分散させた湿式現像剤8が現像剤槽44内に収容されており、供給ローラ43によって搬送ローラ42表面に湿式現像剤8が供給される。
搬送ローラ42は湿式現像剤8の薄層を搬送し、現像ローラ41に転移させる。そして現像ローラ41上には湿式現像剤8の薄層が担持される。さらに現像ローラ41と感光体ドラム1の静電潜像との電位差により、現像ローラ41上に担持された湿式現像剤8の薄層内のトナー粒子が感光体ドラム1上の静電潜像に移動して、静電潜像が現像される。
感光体ドラム1上の現像されたトナー画像は、トナーとキャリヤ液が含まれている。スクイズ装置91は、例えばスクイズローラであり、現像されたトナー画像から余分なキャリヤ液を除去する。スクイズローラ上のキャリヤ液は、ブレード92で除去する。
転写装置5(例えば、転写ローラ)では、感光体ドラム1の周速と同速度で搬送される記録材7に帯電を施し、あるいは電圧を印加することで、感光体ドラム1上の現像されたトナー画像が記録材7上に転写される。
転写装置5の下流側には、感光体ドラム1の表面上に残存する湿式現像剤8を除去するクリーニング装置6(例えば、クリーナブレード)が配設されている。このクリーニング装置6により感光体ドラム1上に残存する湿式現像剤8が除去される。
転写装置5でトナー画像が転写された記録材7は、定着ローラ対9a、9bからなる定着装置へと搬送され、加熱定着の上、排出される。
(現像剤の構成)
現像に用いる湿式現像剤8について説明する。湿式現像剤8は、溶媒であるキャリヤ液
中に着色されたトナー粒子を高濃度で分散している。また湿式現像剤8には、分散剤、荷電制御剤などの添加剤を適宜、選んで添加してもよい。
キャリヤ液としては、絶縁性の、常温で不揮発性の溶媒が用いられる。不揮発性の溶媒としては絶縁性オイル、例えばモレスコホワイト、アイソパーなどの一般的な流動パラフィンやシリコンオイル等を使用することが可能である。
トナー粒子は、主として樹脂と着色のための顔料や染料からなる。樹脂には、顔料や染料をその樹脂中に均一に分散させる機能と、記録材に定着される際のバインダとしての機能がある。
樹脂としては、例えば、ポリスチレン樹脂、スチレンーアクリル樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリウレタン樹脂等の熱可塑性樹脂を用いることができる。また、これらの樹脂を複数、混合して用いてもよい。
トナーの着色に用いる顔料及び染料も一般市販のものを用いることができる。例えば、顔料として、カーボンブラック、ベンガラ、酸化チタン、シリカ、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン、スカイブルー、ベンジジンイエロー、レーキレッドD等を用いることができる。染料としては、ソルベントレッド27やアシッドブルー9等を用いることができる。
分散剤は、一般的な油溶性分散剤を使用可能であるが、より詳細は後述する。
湿式現像剤の調製方法としては、一般に用いられる技法に基づいて調製することができる。例えば、樹脂と顔料とを所定の配合比で、加圧ニーダ、ロールミルなどを用いて溶融混練し、均一に分散させ、得られた分散体を、例えばジェツトミルによって微粉砕する。さらに得られた微粉末を、例えば風力分級機などにより分級することで、所定の粒径の着色トナーを得ることができる。
続いて、得られたトナーをキャリヤ液としての絶縁性オイルと所定の配合比で混合する。この混合物をボールミル等の分散手段により均一に分散させ、湿式現像剤を得ることができる。
トナーの体積平均粒子径は、0.1μm以上、5μm以下の範囲が適当である。トナーの平均粒子径が0.1μmを下回ると現像性が大きく低下する。一方、平均粒子径が5μmを超えると画像の品質が低下する。
湿式現像剤の質量に対するトナー粒子の質量の割合は、10〜50%程度が適当である。10%未満の場合、トナー粒子の沈降が生じやすく、長期保管時の経時的な安定性に問題がある。また必要な画像濃度を得るため、多量の現像剤を供給する必要があり、紙上に付着するキャリヤ液が増加し、定着時に乾燥せねばならず、蒸気が発生し環境上の問題が生じる。50%を超える場合には、湿式現像剤の粘度が高くなりすぎ、製造上も、また取り扱いも困難になる。
湿式現像剤の粘度は、25℃において0.1mPa・s以上、10000mPa・s以下が好ましい。10000mPa・s以上になると、キャリヤ液とトナーの撹拌が困難となり、均一な湿式現像剤を得るための装置面での負担が大きい。
(湿式現像剤の動的粘弾性とその温度特性)
本発明に従えば、湿式現像剤の動的粘弾性の温度特性を制御することにより、定着性、保管安定性の両者を制御できるのである。
湿式現像剤の動的粘弾性については、粘度範囲によっては精度のよい測定が困難な側面もある。本実施形態では、より精度よく測定可能な損失弾性率G”を代用特性として用いる。以降、損失弾性率をベースとして説明を続けるが、もちろん、貯蔵弾性率や他の動的粘弾性を表す指標を用いても差し支えない。
損失弾性率G”の測定は、レオロジー特性評価装置(回転型レオメータ)TAインスツルメンツ社製ARES−RFSを用いて行った。プレートは50mmパラレルプレートを使用し、測定条件はギャップ1mm、周波数10Hz、Strain5%、昇温速度10℃/minとする。
<通常の温度特性>
図2に、従来の不揮発性の湿式現像剤における損失弾性率G”の温度特性を示す。湿式現像剤の温度が上昇するにつれて損失弾性率が滑らかに単調に低下している。すなわち、温度が高くなると、粘弾性が低く、柔らかくなっていく。これはかなりの程度キャリヤ液の特性であり、キャリヤ中のトナー粒子の分散性を表しているといえる。
すなわち、図2の損失弾性率の滑らかな単調減少は、キャリヤ液の損失弾性率を反映しており、湿式現像剤は高い分散性を維持していると言える。従って、この湿式現像剤はトナーの凝集などが起こりにくく、保管安定性がよいということになる。
次に、こういった湿式現像剤を用いて現像されたトナー画像を、定着する場合のことを考えてみる。定着前のトナー画像は、トナー画像を形成するトナー粒子の間、トナーと記録材間に高粘度のキャリヤ液が含まれている。
湿式現像剤は保管時にトナー粒子の凝集などが起こらないように、保管安定性を考慮して分散剤などによりある程度高い分散性を与えられている。定着性のよい湿式現像剤の場合は、定着動作のために温度が上昇すると分散性が低下していき、トナー粒子の接触、凝集が生じてくる。すなわち、順調に定着性が確保される。しかし図2に示したような定着性のよくない湿式現像剤の場合は、温度上昇により分散性が低下しにくく、トナー粒子の接触、凝集が生ずる前にトナーの溶融温度に達する。
このように、分散性の変化は概ね損失弾性率の変化、すなわち温度特性と対応している。具体的な関係については、温度特性のピークという観点から後述する。
ここで問題となるのは、上記のように定着性の確保と保管安定性とがトレードオフの関係にあるということである。良好な定着性を確保しようとすれば、分散性を犠牲にしなければならず、保管安定性が十分に確保できない。逆に保管安定性を確保しようとすれば、高めの分散性を保持しなければならず、定着性が阻害されやすくなってくる。
湿式現像剤は、保管時の温度でトナーの凝集などの起こりにくい高分散性(高い損失弾性率)を保持し、定着温度ではトナーが凝集して一体化しやすい低分散性(キャリア液とトナー層の分離に伴う低い損失弾性率)を確保できるような温度特性を、持つことが望まれる。
<ピークを有する温度特性>
図3に、上述したような、保管安定性と定着性とが両立しやすい湿式現像剤についての損失弾性率G”の温度特性の例を示す。これも本実施形態では、損失弾性率G”を用いているが、本来は、既述したように動的粘弾性である。貯蔵弾性率や他の動的粘弾性を表す指標を用いても差し支えない。
本発明者は、湿式現像剤の損失弾性率の温度特性に着目することで、損失弾性率の温度特性がピークを有するかどうかにより、保管安定性と定着性とのトレードオフの程度が変わってくることを見いだした。図3を用いて保管安定性と定着性とが両立しやすい温度特性の特徴を説明する。
図3では、最初湿式現像剤の温度が上昇するにつれて損失弾性率が単調に低下している。しかしながら定着温度より低い温度で、損失弾性率の低下は鈍り、温度T1で再度損失弾性率は上昇を始める。その後定着温度近辺の温度T2で損失弾性率の上昇は止まり、その後損失弾性率は単調に低下し続ける。すなわち、温度T2でピークを形成する。
このピークにおける損失弾性率の変化が何を意味するかについて述べる。
温度T1は分散性が低下する温度、すなわちトナー粒子同士が接触し、凝集を開始する温度である。従って湿式現像剤の保管安定性を考慮するなら、このT1より十分低い温度で保管することが求められる。すなわち、T1が十分高温である方が保管安定性がよいことになる。
温度がT1を越えて上昇すると、低下していた損失弾性率は上昇し始める。これはトナー凝集が進んでいることの影響と考えられる。損失弾性率がキャリヤ液だけに依存するのでなく、凝集しつつあるトナーとの絡みが作用し、損失弾性率が上昇を続けるのである。
温度がT2に達すると、損失弾性率は上昇をやめ、下降し始める。これはトナーがほぼ凝集し終えて一体化し、キャリヤ液とほぼ分離してしまったためである。従って損失弾性率は再びキャリヤ液のみに依存するように変化していく。すなわち、温度上昇に伴い単調に低下し続けていく。
以上から、温度T2はトナーの凝集が十分進んでいる状態に相当することが分かる。このトナーの凝集を活用して定着強度を高めることが可能となる。従って、トナーの定着強度を考慮するなら、この温度T2、またはそれより高い定着温度で定着することが求められる。すなわち、T2が十分低い温度であると、より低い定着温度で定着強度を得ることができることになる。
<定着性、保管安定性と温度特性T1、T2>
定着性と保管安定性とのトレードオフの観点から見ると、
立ち上がり温度T1が高温である方が保管安定性がよい、
そして、
ピーク温度T2が低い温度である方が定着性がよい、
そしてさらに、
T1≦T2
であるから、温度T1が温度T2により近く、温度T2も温度T1により近いほど保管安定性と定着性の両立が図れることになる。
本実施形態では、動的粘弾性の代用特性として損失弾性率G”を採用している。その場合の定着性や保管安定性に寄与する温度T1と温度T2の具体例を示す。(湿式現像剤の構成やトナー画像形成と定着のプロセス条件等について、そして定着性や保管安定性の評価法については、後述する実施例を参照。)
温度T1は40℃を越える、好ましくは55℃を上回る方が保管安定性がよい。
温度T2は130℃を越えない、好ましくは100℃を下回る方が定着性がよい。
すなわち、保管安定性と定着性との両立の観点からの湿式現像剤は、
40℃<T1≦T2<130℃
の関係を満たすことが好ましく、より好適には、
55℃<T1≦T2<100℃
の関係を満たすものである。
<T1=T2の温度特性>
図3のピークを有する温度特性の説明において、T1がT2により近く、T2もT1により近いほど保管安定性と定着性の両立が図れることになる、と述べた。すなわち、T1≦T2である以上、理想的にはT1=T2であることが望ましいということになる。
しかしながらT1=T2とすると、温度T1で損失弾性率が立ち上がり始めるという言い方も、温度T2でピークを形成するという言い方も、妥当ではなくなってしまう。そこでT1とT2が接近していった極限状態を考慮して、図4のような温度特性をT1=T2の温度特性ということにする。
図4に、T1=T2である損失弾性率G”の温度特性の例を示す。T1に近づきながら損失弾性率は立ち上がろうとしてこらえ続ける。この間は損失弾性率に影響しない範囲でトナー凝集を続ける安定凝集状態(おそらく軟凝集と考えられる)を発現している。T1そしてT2と示した点に達すると、速やかに凝集トナーがキャリヤ液と分離した状態(定着状態)に変化し、もはやピークに到達したものとして、こらえていた損失弾性率は急速に低下を始める。このような温度上昇に伴う損失弾性率G”の挙動は、確実に図2の通常の温度上昇に伴う損失弾性率G”の挙動とは区別できるので、本発明に置いては、図4に示したT1=T2である損失弾性率G”の温度特性の挙動も「温度上昇に伴う損失弾性率G”の変化がピークを形成する温度特性」という概念に含むものとする。
このことは、この湿式現像剤において、トナー同士が凝集を始める温度T1と、トナーの凝集による一体化、溶融を終える温度T2が、極めて近い故と解釈できる。そうであるなら、保管安定性(T1が高温である方がよい)と定着性(T2が低温である方がよい)の両立という観点からは、最も望ましい状態である。
<温度特性の制御方法>
本発明においては、湿式現像剤における損失弾性率の温度特性を意図的に制御して、湿式現像剤に特定の温度特性を付与することにより、相応した良好な保管安定性と定着性とを得るものである。
損失弾性率の制御は、分散剤を用いた分散性の制御を通じて行えばよい。すなわち湿式現像剤に添加する分散剤の種類と量を適切に選択し、湿式現像剤の分散性を制御する。低温時には保管安定性を考慮して高分散性に、高温時には定着性を考慮して低分散性になるように制御するようにする。分散剤を選択する際、主に、吸着基、相溶基、分子量に着目する。それらは各々、粒子への吸着性、キャリア液への溶解性、分散剤の拡散性に影響する。吸着基は、トナー表面の極性に応じて、酸/塩基や水素結合などを考慮して選択することが好ましい。例えば、トナーがポリエステル樹脂を含む場合は、末端に−COOHが存在しており酸性であるので、分散剤としては塩基性の吸着基を持つことが好ましい。相溶基は、キャリア液分子に応じて適切に選択する必要がある。分子量は、キャリア液への溶解性や拡散性から選択することが好ましい。分子量が高くなると、キャリア液への溶解性や拡散性が低下し、均一にトナー表面に付着させるのが難しくなる一方、付着後は安定した吸着性を示す。分子量が低くなると、溶解しやすくなり製造が容易になるものの、拡散性が高くなり分散性が低下する傾向がある。したがって、低温では安定した分散性を示し、高温では分散性が低下する分散性としては、低温ではトナーに対して強い吸着性を示し、高温ではトナーから解離するものが好ましい。この観点から、吸着基の種類・数、相溶基の種類・長さ、分子量を選択することが重量である。しかしながら、一般則に合致しない現象も発生するので、実験的に分散剤を選択することが重要である。
温度特性についても、分散剤の温度特性に依存するので、分散剤の種類、添加量は重要である。
分散剤としては、吸着基として、アミノ基(1〜3級)、ピリジニウム基などの芳香族アミン、ピロリドン、イミン、ポリイミン、−COOH、−SO3H、−OH、カルボニル基、エーテル基、エポキシ基、エステル基、アミド基、あるいは、それらの塩などを含む高分子分散剤が例示できる。相溶基としては、主に炭化水素鎖、ヒドロキシ炭化水素鎖、ポリエステル鎖、ポリアミド鎖などを有するものが好ましい。これらの吸着基や相溶基については、分子内に複数持つことが好ましい。それらの結合様式としては、くし型、ペンダント型、シングルタイプ、星型などが挙げられ、これらの中でも、くし型、ペンダント型が特に好ましい。これらの吸着基や相溶基を複数の組み合わせから選択することで、より幅広い特性が得られる。分子量としては、吸着基や相溶基にも依存するが、概ね2000〜10000程度であるものが好ましい。好ましい分散剤の例としては、ルーブリゾール社製のソルスパースS11200,S13940,S19000,S36000、ISP社製のV216,V220,WP550,BYKケミー社製のBYK−116などが挙げられる。特に好ましくは、ソルパースS13940,V216,V220である。
分散剤の添加量は、トナー100重量部に対して0.5〜2.0重量部、好ましくは0.5〜1.5重量部である。添加量が多いと、高温においても分散性が高くなりすぎ、定着性が低下する傾向がある。また、添加量が少ないと、湿式現像剤の粘度が高くなりすぎ、取り扱いが困難になる傾向がある。しかしながら、分散剤の分子量、分子量分布、分散能、吸着性、不純物の量などの影響により、必ずしも上記範囲に限定されるものではなく、分散剤に応じて適正な添加量を決定することが重要である。
適切な温度特性を得るために、複数種類の分散剤を混合して使用することも望ましい。それぞれを単独で用いた場合には異なる温度特性を示す二種類の分散剤を、適切に混合した分散剤を使用することで、より望ましい温度特性を得やすくすることができる。
(二種類の分散剤混合による温度特性制御)
異なる温度特性を示す複数種類(ここでは二種類)の分散剤を混合することによる温度特性の制御について説明する。
二種類の分散剤を使用することで、立ち上がり温度T1とピーク温度T2により特徴づけられる損失弾性率の温度特性を適切に制御することで、定着性と保管安定性の両方を満足する湿式現像剤を得ることができる。
2種類の分散剤を使用する場合においても、損失弾性率G”における温度特性のねらいは、
40℃<T1≦T2<130℃
の関係を満たすことが好ましく、より好適には、
55℃<T1≦T2<100℃
の関係を満たすものである。
2種類の分散剤を使用することにより、T1とT2をさらに近づけ、既に説明したT1=T2の状態に近づけることができる。これにより、T1が高温である方が保管安定性がよい、という条件と、T2が低い温度である方が定着性がよい、という条件を、同時に最大限満たすことで、保管安定性と定着性の両立を実現できる選択の幅が増える。
この温度特性のねらいに対して、適切な複数の分散剤を選択し、その適切な添加量を設定する。ここでは、二種類の分散剤を選択し、混合するものとする。一方の分散剤は高温でも安定した分散性を維持可能な分散剤から選択され、他方の分散剤は高温では凝集するやや分散性の低い分散剤を選択し、適切な添加量を設定することで、温度特性を制御することができる。より具体的には、類似の複数の分散剤から選択する場合、前者としては、より高分子、吸着基数の多い、強い吸着基を持つ分散剤を選択し、後者としては、より低分子、吸着基数の少ない、弱吸着基の分散剤を選択すればよい。
分散剤としては、前記した分散剤から適宜選択して使用することができるが、2種類の分散剤を使用する場合、1種類の分散剤のみを使用する場合には使用できなかった分散剤、すなわち本発明に規定する損失弾性率G”の温度上昇に伴いピークを呈さない分散剤や、ピークは有するが定着温度との関係から使用しにくい分散剤も使用可能である。そのような分散剤としては、ルーブリゾール社製のソルスパースS19000を使用することも可能となる。
2種類の分散剤を使用する量は、その合計量が上記したような1種類の分散剤を使用する場合の使用量範囲にはいるようにすればよい。
好ましい2種類の分散剤の組み合わせは、例えば、ソルスパースS11200とS13940の組み合わせ、ソルスパースS11200とS19000の組み合わせ、ソルスパースS13940とS19000の組み合わせである。
<相異なる温度特性の分散剤選択>
混合する二種類の分散剤は相異なる温度特性を有している分散剤を使用することが好ましい。何故なら同等の温度特性を有する二種類の分散剤を混合しても、通常は同じ温度特性が得られ、どちらか一種類の分散剤を用いる場合と同等の効果が得られることになるからである。もちろん、二種類の分散剤を使用することをなんら制限するものではない。
二種類の分散剤を混合して用いると、そのどちらの温度特性とも異なる第3の温度特性を実現することに、大きな技術的意義がある。すなわち、温度特性を立ち上がり温度T1とピーク温度T2で代表させると、混合する二種類の分散剤として、次のような第1の分散剤と第2の分散剤とを使用するようにする。
分散剤として第1の分散剤のみを所定の濃度用いた湿式現像剤に対する立ち上がり温度をT1(1)、ピーク温度をT2(1)とし、
分散剤として第2の分散剤のみを所定の濃度用いた湿式現像剤に対する立ち上がり温度をT1(2)、ピーク温度をT2(2)とし、
温度T1(1)と温度T1(2)とが相異なり、かつ温度T2(1)と温度T2(2)も相異なるように、第1の分散剤と第2の分散剤とを選択する。
<ねらいに対する温度特性の組み合わせ選択>
混合する第1の分散剤と第2の分散剤として、相異なる温度特性(ここでは温度T1と温度T2)を有するものが必要であることを述べたが、そのためには、候補となる個々の分散剤を単独で用いた場合の湿式現像剤の各温度特性(T1とT2)を調べておく必要がある。
その際、第1の分散剤と第2の分散剤は、第1の分散剤のみ(ここでの「のみ」は、第1の分散剤と第2の分散剤のうち、一方だけ、という意味である)をトナー100重量部に対して1重量部含む湿式現像剤の損失弾性率G”の立ち上がり温度T1(1)及びピーク温度T2(1)と、前記第2の分散剤のみ(ここでの「のみ」の意味は、上記と同義)をトナー100重量部に対して1重量部含む湿式現像剤の損失弾性率G”の立ち上がり温度T1(2)及びピーク温度T2(2)とが、それぞれT1(1)と温度T1(2)との差、T2(1)と温度T2(2)との差が5℃以上異なる温度特性を有するものを使用することが好ましい。その温度の差が5℃より小さいと、温度制御を容易にするという技術的特徴を十分に享受できないこととなる。また、その温度差が大きすぎると、一方の分散剤の影響が強く現れすぎ、添加量の誤差の影響を受けやすいという問題が生じる。温度の差の上限は25℃程度である。
個々の分散剤単独での温度特性が得られた状態で、ねらいの温度特性を得るための第1の分散剤と第2の分散剤の温度特性の組み合わせを決めればよい。これは次のような考え方に従えばよい。
まずねらいの温度特性として、ねらいの温度T1(0)と温度T2(0)とがあるとする。これに対して第1の分散剤と第2の分散剤とを混合した分散剤により実現した温度T1と温度T2を、温度T1(0)と温度T2(0)の範囲内に入れるようにする。
すなわち、
T1(0)≦T1≦T2≦T2(0)
を満たすことである。
この関係をT1(0)≦T1と、T2≦T2(0)とに分けて考える。
T1(0)≦T1とするためには、T1(1)とT1(2)はどのような関係でなければならないか。本発明者は、T1(1)という特性を有する第1の分散剤とT1(2)という特性を有する第2の分散剤とを混合した分散剤がT1という特性を示すのであるから、T1(1)とT1(2)の少なくともどちらかはT1(0)以上の温度でなければならない。両方がT1(0)より低温であれば、混合した分散剤の特性T1はT1(0)以上の温度にはなり得ない。
従ってT1(1)とT1(2)のどちらか、少なくとも高い方の温度が、T1(0)以上の温度でなければならない。
T2≦T2(0)についても、高温と低温とを逆にすれば、同様のことが言える。
すなわち、T2(1)とT2(2)のどちらか、少なくとも低い方の温度が、T2(0)以下の温度でなければならない。
図5に上記した温度の関係の概略例を示す。矢印で示したT1(0)≦T1(2)とT2(1)≦T2(0)の部分が実例となる。もちろん、第1の分散剤と第2の分散剤との関係は逆になってもよい。その場合は、T1(0)≦T1(1)とT2(2)≦T2(0
)となる。
なおこれらの条件を満たすことは、必要条件であって、これだけで、混合した分散剤が必ずねらいの範囲に入る、すなわちT1(0)≦T1≦T2≦T2(0)を満たすというわけではない。後は、第1の分散剤と第2の分散剤の具体的な温度特性の値と、それぞれの添加量の割合などの調整が必要である。
しかしながら、こういった制御方法を採ることにより、ねらいの特性を得ることが容易になる。何故なら、混合した後の分散剤におけるT1とT2とを独立に制御することができるからである。
単独の分散剤を用いると、また複数であっても類似の温度特性の分散剤を用いると、添加量などを工夫して温度特性を変化させることができたとしても、T1とT2とを独立に制御することは困難である。また添加量を余り大きく増やすことは、トナーの帯電性等に悪影響を与える。
上記の相異なる温度特性を有する複数の分散剤を混合する方法は、温度特性としてT1とT2とを独立に制御することが容易であり、分散剤の添加量を大きく変動させる必要もなく、少量でよい。
<多段定着への適合>
上述してきたような温度特性を得た湿式現像剤は、多段定着プロセスに適した現像剤であるといえる。多段定着プロセスは、定着性向上等のために、通常行われる定着プロセスを複数回にわたって実施する定着方法である。
図6に定着プロセスを二回実施して定着する二段定着装置の例を示す。91a、91bは第一段の定着ローラ対であり、定着前のトナー画像を載せた記録材7は矢印E方向に搬送され、このローラ間を通過し、トナー画像は加熱され、第一段の定着が行われる。
本実施形態の湿式現像剤を用いたトナー画像の定着の場合は、第一段の定着ローラ通過により、トナー粒子が凝集、一体化し、キャリヤ液と分離する。
次いで、92a、92bの第二段の定着ローラ対を通過し、凝集、一体化したトナー画像がさらに加熱され、第二段の定着が行われる。
ここでトナーの一体化がさらに進み、記録材7への定着が完遂される。またここで、第一段で遊離したキャリヤ液が剥離液として働き、一体化したトナー層がオフセットするのを防止する。
本実施形態の湿式現像剤ではなく、図2に例を示したような通常の温度特性を有する湿式現像剤を用いたトナー画像の場合は、二段階の定着でもトナー層の一体化は不十分で、十分な定着強度は得られない。さらに第一段の定着でのキャリヤ液との分離も不十分で、第二段の定着でオフセットが生じやすい。
上述してきた湿式現像剤を作成し、実際に画像形成プロセスにより定着性、保管安定性
の評価を行った例を以下に示す。
なお、下記実施例中、「部」は「重量部」を意味している。
<湿式現像剤の作成>
後述する各実施例、比較例に使用した各湿式現像剤は、次のようにして作成した。
ポリエステル樹脂(花王社製タフトン(Tg65℃、Tm135℃))100部にカーボンブラック(キャボット社製モーガルL)15部をニーダで混練りし、分散させ、乾式粉砕し、トナー粗粉砕物を作成した。
キャリヤ液としては、流動パラフィン(モレスコホワイトP40((株)松村石油研究所社製))を用いた。
キャリヤ液80部、粗粉砕物20部、及び分散剤所定量をサンドミル中で湿式粉砕し、湿式現像剤を作成した。トナーの体積平均粒径は2〜3μmである。
用いた分散剤と添加量(トナー100部に対する重量部で示す)は、各実施例あるいは比較例毎に、後述する表1〜2に示した。
表1〜2に示した分散剤としては、S11200,S19000,S13940,V220,分散剤a、分散剤bを使用した。
分散剤S11200:塩基性高分子分散剤(ルーブリゾール社製)
分散剤S19000:塩基性高分子分散剤(ルーブリゾール社製)
分散剤S13940:塩基性高分子分散剤(ルーブリゾール社製)
分散剤V220:塩基性高分子分散剤(ISP社製)
分散剤aと分散剤bについては、以下のように製造した。
分散剤a(塩基性分散樹脂a)の製造
モレスコホワイトP40(松村石油研究所社製)100部、化学式(1)に示すラウリルメタクリレート30部、塩基性モノマーとして化学式(2)で示すN−ビニル−2−ピ
ロリドン5部及び重合開始剤であるアゾビスイソブチロニトリル0.2部を窒素雰囲気下にて、反応温度60〜70℃で約12時間反応させ、塩基性含窒素複素環式化合物からなる塩基性分散樹脂aを得た。
Figure 0005125959
Figure 0005125959
分散剤b(塩基性分散樹脂b)の製造
上記分散樹脂aの製造において、ラウリルメタクリレートの替わりに化学式(3)に示すステアリルメタクリレートを30部使用すること以外は、分散樹脂aと同様にして塩基性分散樹脂bを得た。
Figure 0005125959
<損失弾性率の温度特性測定>
各実施例、比較例毎に、湿式現像剤の損失弾性率G”の温度特性を測定した。
損失弾性率G”の測定は、レオロジー特性評価装置(回転型レオメータ)TAインスツルメンツ社製ARES−RFSを用いて行った。プレートは50mmパラレルプレートを使用し、測定条件はギャップ1mm、周波数10Hz、Strain5%、昇温速度10℃/minとする。測定温度範囲は、20〜140℃、または50〜170℃とした。
測定した温度特性から、前述した立ち上がり温度T1、ピーク温度T2を求めた。各実施例、比較例毎の結果は、表1〜2に示してある。
<画像形成プロセス条件>
図1に示した構成の画像形成装置を用いて各湿式現像剤毎のトナー画像を形成し、定着を行った。画像形成のプロセス条件は次の通りである。
システム速度は400mm/sで、感光体は負帯電のOPCを用いた。感光体の帯電電位は−700v、現像電圧は−450v、転写電圧は、+600vとした。
<定着性の評価方法>
上記プロセスでトナー画像形成し、定着させた定着済みサンプルの定着性試験を行った。
サンプルは、各実施例、比較例毎にベタパターン(10cm×10cm、付着量2mg/m2)を上質紙/コート紙上に作成し、ヒートローラ定着(180℃×ニップ時間80ms)したものである。
定着は通常のヒートローラ定着以外に、図6に示したような多段定着(二段定着)も実
行した。
各サンプルは、オフセットのない部位を選択し、消しゴム(ライオン事務器社製、砂消し「LION26111」)を押圧加重9.8Nで2回擦り、画像濃度の残存率をX−Rite社製「X−Rite model404」により測定し、以下の4段階のランク評価を行った。△以上が許容範囲である。
◎:画像濃度残存率が90%以上、
○:画像濃度残存率が80%以上、90%未満、
△:画像濃度残存率が70%以上、80%未満、
×:画像濃度残存率が70%未満。
各実施例、比較例毎の定着性試験の結果は、表1〜2に示した。
<保管安定性評価方法>
各実施例、比較例毎の湿式現像剤について、保管安定性の試験を行った。
サンプル瓶に半分程度まで各現像剤を入れて、室温(20〜26℃)で6ヶ月保管する。その後、目視評価により、沈降の有無を確認する。
振り混ぜて再分散するかどうか、あるいはスパチュラで撹拌して再分散するかどうかを
確認した。評価は次の4段階である。△以上が許容範囲である。
◎:沈降がない、
○:振り混ぜて再分散する、
△:スパチュラで撹拌して再分散する、
×:再分散しない。
各実施例、比較例毎の保管安定性試験の結果も、表1〜2に示した。
Figure 0005125959
参考例1は、湿式現像剤の損失弾性率の温度特性がピークを有する場合の例である。T1=30℃、T2=59℃であり、定着性は◎であった。保管安定性も△と、許容範囲内である。
比較例1は、湿式現像剤の損失弾性率の温度特性がピークを有しない場合の例である。T1、T2に相当する温度はない。定着性は×であった。
参考例1の損失弾性率G”の温度特性を図3に示している。図3で分かるように、参考例1の湿式現像剤は温度特性に明確なピークを持ち、定着性と保管安定性の両立が得られている。
一方、比較例1の損失弾性率G”の温度特性は図2に示している。図2で分かるように、比較例1の湿式現像剤は温度特性に明確なピークを持たず、良好な定着性が得られていない。また多段定着も実施したが、そこでも良好な定着性が得られず、その上オフセットが発生した。
このように損失弾性率の温度特性がピークを有することで、良好な定着性と保管安定性
が得られる。
参考例2〜7は何れも損失弾性率の温度特性がピークを有するが、分散剤の種類と量に依存して、立ち上がり温度T1とピーク温度T2とがそれぞれ異なる例である。
温度T1に着目すると、参考例2のようにT1が40℃を上回れば保管安定性が向上して△から○になっている。また参考例3のようにT1が55℃を上回れば、さらに保管安定性良好(◎)となる。
温度T2に着目すると、参考例3までは良好な定着性(◎)が得られているが、参考例4のようにT2が100℃以上になると定着性が低下して◎から○になっている。また参考例5のようにT2が130℃以上になると、さらに定着性が低下(△)する。
このように許容範囲内であるものの、温度T1、T2により定着性の変化が見られる。すなわち、既述したようにT1が高いほど保管安定性がよく、T2が低いほど定着性がよい。
参考として、図7には参考例1〜5の各湿式現像剤についての損失弾性率G”の温度特性を示している。S1からS5の各ラインが、それぞれ参考例1から参考例5の各温度特性に相当する。
また、図8に、参考例1と参考例7の各湿式現像剤についての損失弾性率G”の温度特性を示す。R3とR4が、それぞれ参考例7と参考例1の温度特性を示す。立ち上がり、ピークを含めて、ほぼ同じ温度特性を示し、温度T1、T2もほとんど変わらない。このような場合は、参考例1で分散剤13940を1部使用した現像剤と、参考例7で分散剤13940を0.5部および分散剤S19000を0.5部を使用した現像剤とで、その特性(定着性、補完安定性)は同様の傾向を示す。
<分散剤組み合わせの選定>
まずねらいとして55℃<T1≦T2<100℃と設定し、候補の各分散剤としては、分散剤bとS13940の組み合わせを選び、添加量の組み合わせを少し変えて実施例
参考例8にした。この2種類の分散剤は相異なる温度特性を有し、かつ少なくとも何れかのT1が55℃より高温で、少なくとも何れかのT2が100℃より低温である。
分散剤bについては、単独で使用した場合でも、良好な定着性と保管安定性を示している(表1参照)。従って他の分散剤と混合する意味がないかのように思えるが、混合することによってT1とT2をさらに近づける、すなわちT1=T2の状態に近づけるというねらいを含めている。
次にねらいとして40℃<T1≦T2<130℃と設定し、候補の各分散剤としては、S11200とS13940、及びS11200とS19000の組み合わせを選び、実施例と実施例にした。この2種類の分散剤は相異なる温度特性を有し、かつ少なくとも何れかのT1が40℃より高温で、少なくとも何れかのT2が130℃より低温である。
実施例1、参考例8、実施例2からの結果を表2に示す。これらは、分散剤を二種類混合することで、T1とT2をねらいとする範囲内に入れ、なおかつT1とT2をより近づけ、両者をより最適化できるよう試みたものである。
Figure 0005125959
図9には実施例参考例8の各湿式現像剤についての損失弾性率G”の温度特性を示している。S8とS9のラインが、それぞれ実施例参考例8の温度特性を示す。
実施例参考例8ともに、混合した元の分散剤の単独使用の場合と比べるとT1とT2がより近づいている。実施例では、トナーの凝集が進み、損失弾性率G”がほぼ一定の状態からT1で立ち上がってからT2で急減する。参考例8ではT1=T2となり、損失弾性率G”がT2までは徐々に低下するが、T2で急減することになる。これは既述したT1=T2の場合であり、定着性と保管安定性が高いレベルで両立できていると言える。
実施例参考例8で使用している分散剤bは、単独使用でも定着性、保管安定性ともに評価は◎であったが、T1とT2の差は30℃であった(表1参照)。実施例参考例8では同じ評価◎であっても、T1とT2の差が8℃及び0℃と非常に狭い範囲に制御することができている。これにより、T1を高くすることによるより高い温度での保管安定性と、T2を低くすることによるより低い温度での定着性とを両立させることが可能になる。
実施例は、実施例参考例8と比べると、T1が50℃、51℃とやや低くなっている。その分、保管安定性が◎ではなく、○となっている。しかし許容範囲内であり、定着性も良好(◎)である。
このように、本実施形態の湿式現像剤によれば、当該湿式現像剤の温度上昇に伴う損失弾性率の変化がピークを形成する温度特性を持たせることで、定着温度で熱的にトナー粒子同士の凝集を支配的にすることができ、高いトナー層強度を得ることができる。
これにより、湿式現像剤としての保管安定性を維持しながら、かつ定着性を阻害することの起こりにくい特性を持った湿式現像剤を提供することができる。またその湿式現像剤は多段定着プロセスにも適しており、当該湿式現像剤に適切にマッチした定着方法を提供することができる。
なお、上述の実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は上記した説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
湿式画像形成装置における画像形成部の概略構成例を説明する図である。 一般的な湿式現像剤における損失弾性率G”の温度特性の例を示すグラフである。 本発明に係る湿式現像剤についての損失弾性率G”の温度特性の例を示すグラフである。 T1=T2である損失弾性率G”の温度特性の例を示すグラフである。 温度特性のねらいの範囲と、選択される各分散剤の温度特性との関係を示す図である。 定着プロセスを二回実施して定着する二段定着装置の構成例を示す図である。 参考例1〜5の各湿式現像剤についての損失弾性率G”の温度特性を示すグラフである。 参考例1と7を単独で用いた各湿式現像剤についての損失弾性率G”の温度特性を示すグラフである。 実施例参考例8の各湿式現像剤についての損失弾性率G”の温度特性を示すグラフである。
符号の説明
1 感光体ドラム(像担持体)
2 帯電装置
3 露光装置
4 湿式現像装置
5 転写装置(転写ローラ)
6 クリーニング装置(クリーナブレード)
7 転写材(記録材)
8 湿式現像剤
9a、9b 定着装置(定着ローラ)
10 画像形成部
41 現像ローラ(現像剤担持体)
42 搬送ローラ
43 供給ローラ
44 現像剤槽
91 スクイズ装置(ローラ)
92 ブレード
91a、91b、92a、92b 二段定着装置(定着ローラ)

Claims (6)

  1. キャリア液と、
    このキャリア液中に分散されたトナー粒子と、
    前記キャリア液中に前記トナー粒子を分散するための分散剤とを含む湿式現像剤であって、
    前記分散剤は、少なくとも第1の分散剤と第2の分散剤との複数種類の分散剤を含み、
    前記第1の分散剤と前記第2の分散剤とは異なる温度特性を有し、
    当該湿式現像剤の損失弾性率G”は、温度T1以下の領域では温度上昇に伴って減少し、温度T1から温度T1より大きい温度T2までの領域では温度上昇に伴って増加し、温度T2以上の温度領域では温度上昇に伴って減少する変化を示し、温度T2においてピークを形成する温度特性を有することを特徴とする湿式現像剤。
  2. 記第1の分散剤と前記第2の分散剤とは、前記第1の分散剤のみをトナー100重量部に対して1重量部含む湿式現像剤の損失弾性率G”の立ち上がり温度T1(1)及びピーク温度T2(1)と、前記第2の分散剤のみをトナー100重量部に対して1重量部含む湿式現像剤の損失弾性率G”の立ち上がり温度T1(2)及びピーク温度T2(2)とが、それぞれ5℃以上異なる温度特性を有するものであることを特徴とする、請求項1に記載の湿式現像剤。
  3. 前記第1の分散剤と、前記第2の分散剤とは、
    前記温度T1(1)と前記温度T1(2)の高い方の温度が、前記温度T1以上であり、
    前記温度T2(1)と前記温度T2(2)の低い方の温度が、前記温度T2以下であるものが選択されることを特徴とする請求項2に記載の湿式現像剤。
  4. 記温度T1及び前記温度T2は、40℃<T1≦T2<130℃の関係を満たすものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の湿式現像剤。
  5. 記温度T1及び前記温度T2は、55℃<T1≦T2<100℃の関係を満たすものであることを特徴とする請求項に記載の湿式現像剤。
  6. 請求項1〜のいずれか1項に記載の湿式現像剤を用いて現像され、記録材に転写されたトナー画像を多段定着することを特徴とする定着方法。
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