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JP5125241B2 - パワーモジュール用基板の製造方法 - Google Patents

パワーモジュール用基板の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、例えば半導体チップなどの電子部品が実装されるパワーモジュール用基板の製造方法に関する。
この種のパワーモジュールは、一般にAlN(窒化アルミニウム)やAl(アルミナ)、Si(窒化シリコン)、SiC(シリコンカーバイド)などで形成されたセラミックス基板の上面に配置された回路層と下面に配置された金属層とを有するパワーモジュール用基板と、回路層上に搭載された発熱体である半導体チップと、金属層の下面に配設されたヒートシンクとを備えている(例えば、特許文献1参照)。そして、半導体チップで発生した熱を、金属層を介してヒートシンク中の冷却水へ放散させる構成となっている。
ここで、パワーモジュール用基板は、回路層や金属層が純アルミニウムやアルミニウム合金などで形成された板状の金属母材を打ち抜くことによって形成されており、回路層や金属層をセラミックス基板の表面にロウ付けまたはハンダ付けして接合することで製造されている。
特開2002−9212号公報
しかしながら、上記従来のパワーモジュール用基板の製造方法には、以下の課題が残されている。すなわち、金属母材を打ち抜くことによって形成された回路層や金属層の外縁部には、打抜加工により外縁端に向かうにしたがって反り上がるバリが形成される。そして、このバリの先端がセラミックス基板と対向するように回路層や金属層を接合しているため、接合時にロウ材が回路層や金属層の外面に回り込んでしまう。そのため、外面に回り込んだロウ材によりワイヤボンディング時のワイヤの接着性が低下するという問題がある。また、バリの先端がセラミックス基板と対向することにより、回路層や金属層の外縁部とセラミックス基板との間におけるロウ材層が薄くなり、回路層や金属層の外縁部におけるセラミックス基板との接合性が低下するという問題がある。
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたもので、ロウ材の回り込みの発生を抑制すると共に接合性を向上させたパワーモジュール用基板の製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記のような課題を解決するために以下のような手段を採用した。すなわち、本発明のパワーモジュール用基板の製造方法は、セラミックス基板の表面に板状の金属部材がロウ付け接合されたパワーモジュール用基板の製造方法において、前記金属母材の表面にロウ材箔を設け、該ロウ材箔と前記金属母材とを、前記ロウ材箔が設けられた表面側から打ち抜き、外縁部に外縁端に向かうにしたがって反り上がる反上部を有する金属部材を形成する打抜工程と、前記金属部材の表面に設けられた前記ロウ材箔を剥離し、前記金属部材の他方の面に貼り合わせ、前記反上部が前記セラミックス基板から離間する方向に向けて反り上がるように前記金属部材を前記セラミックス基板上に配置し、前記金属部材と前記セラミックス基板とをロウ付け接合する接合工程とを備えることを特徴とする。
この発明によれば、反上部がセラミックス基板に対する離間方向で反り上がるように金属部材とセラミックス基板とを接合することで、金属部材の外面にロウ材が回り込むことを抑制できる。すなわち、反上部の反り上がり方向がセラミックス基板から離間する方向となっているので、ロウ材は金属部材の側面を介して反上部を越えなければ金属部材のうちセラミックス基板から離間する側の面に到達しない。したがって、金属部材の外面にロウ材が回り込みにくくなり、ワイヤボンディング時のワイヤの接着性を向上させることができる。
また、金属部材の外縁部においてセラミックス基板との間に十分な厚さのロウ材層を形成できるため、金属部材とセラミックス基板との接合性が向上する。これにより、金属部材に温度変化に起因した応力が作用しても、この応力を吸収できる。したがって、長寿命化が図れる。
また、本発明のパワーモジュール用基板の製造方法は、前記打抜工程で、前記金属母材の表面にロウ材箔を設け、該ロウ材箔を前記金属母材と共に打ち抜くこととしているので、金属部材と同時にこの金属部材と同様の外形を有するロウ材箔を形成できるため、製造工程の簡略化が図れる。
この発明にかかるパワーモジュール用基板の製造方法によれば、ロウ材が金属部材のうちセラミックス基板から離間する側の面にロウ材が回り込みにくくなるので、ワイヤの接着性が向上する。また、金属部材とセラミックス基板との接合性が向上するので、長寿命化が図れる。
以下、本発明によるパワーモジュール用基板の製造方法の一実施形態を、図面に基づいて説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするために縮尺を適宜変更している。
まず、本実施形態におけるパワーモジュール用基板の製造方法により製造されるパワーモジュール用基板について説明する。
本実施形態におけるパワーモジュール用基板1は、図1に示すように、セラミックス基板11と、セラミックス基板11の下面に配置された金属層(金属部材)12と、セラミックス基板11の上面に配置された複数の回路層(金属部材)13とを備えている。
セラミックス基板11は、例えばAlNやAl、Si、SiCなどの板状のセラミックス材料によって構成されている。ここで、セラミックス基板11は、その厚さが例えば0.635mmとなっている。
金属層12は、例えばAl(アルミニウム)のような高熱伝導率を有する金属により形成されており、ロウ材層14によってセラミックス基板11に接合固定されている。ここで、金属層12は、その厚さが例えば0.6mmとなっており、後述する金属母材21を打ち抜くことによって形成されている。また、ロウ材層14は、例えばAl−Si(珪素)系(例えばAl:93重量%、Si:7重量%、厚さ10μm以上15μm)またはAl−Ge(ゲルマニウム)系のロウ材により形成されている。
そして、金属層12の外縁部には、外縁端に向かうにしたがって反り上がる反上部15が外縁部に沿って形成されている。この反上部15は、上記金属母材21を打ち抜く際に形成されたいわゆるバリであって、その反り上がり方向がセラミックス基板11から離間する方向となっている。ここで、反上部15の金属層12の中央部に対する突出量であって金属層12の外縁部におけるバリの高さは、例えば20μm以上50μm以下となっている。
回路層13は、金属層12と同様に、例えばAlのような高熱伝導率を有する金属により形成されており、間隔を適宜あけて配置されることで回路を構成する。そして、回路層13は、ロウ材層16によってセラミックス基板11に接合固定されている。ここで、回路層13は、その厚さが例えば0.6mmとなっており、上記金属母材21を打ち抜くことによって形成されている。また、ロウ材層16は、例えばAl−Si系またはAl−Ge系のロウ材により形成されている。
そして、回路層13の外縁部には、外縁端に向かうにしたがって反り上がる反上部17が外縁部に沿って形成されている。この反上部17は、上記金属母材21を打ち抜く際に形成されたバリであって、その反り上がり方向がセラミックス基板11から離間する方向となっている。ここで、反上部17の外縁部におけるバリの高さは、例えば20μm以上50μm以下となっている。
また、回路層13の上面には、電子部品18がハンダ層19によって固着される。ここで、電子部品18としては、例えば半導体チップが適用可能であり、半導体チップとしてIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)などのパワーデバイスが挙げられる。
次に、以上のような構成のパワーモジュール用基板1の製造方法について説明する。
まず、板状の金属母材21を打ち抜いて、金属層12及び回路層13を形成する(打抜工程)。ここでは、凸型22及び凹型23が、図2(a)に示すように、表面にロウ材箔24が貼り合わされた金属母材21を挟持して剪断する。
このロウ材箔24は、その厚さが例えば10μm以上20μm以下となっている。そして、ロウ材箔24は、揮発性有機溶剤により金属母材21に貼り付けられている。ここで、この揮発性有機溶剤の粘度は、1×10−3Pa・s以上であることが好ましく、20×10−3Pa・s以上1500×10−3Pa・s以下であることがより好ましい。また、揮発性有機溶剤の表面張力は、80×10−3N/m以下であることが好ましく、20×10−3N/m以上60×10−3N/m以下であることがより好ましい。また、揮発性有機溶剤の揮発温度は、後述するロウ材箔24の融点温度以下であって、具体的には400℃以下であることが好ましく、300℃以下であることがより好ましい。なお、揮発性有機溶剤としては、例えば2〜3価の多価アルコールやオクタンジオールなどが挙げられる。
なお、凸型22及び凹型23によるプレス圧は、例えば200kgf以上300kgf(1961.33N以上2941.99N以下)となっている。
これにより、金属層12及び回路層13が、ロウ材箔24と共に打ち抜かれる。このとき、金属層12の外縁部には、図2(b)に示すように、外縁端に向かうにしたがって反り上がる反上部15が外縁部に沿って形成される。そして、金属層12と共に打ち抜かれたロウ材箔24Aは、金属層12のうち反上部15の反り上がり方向である一面12aに付着している。同様に、回路層13の外縁部には、図2(b)に示すように、反上部17が外縁部に沿って形成される。そして、回路層13と共に打ち抜かれたロウ材箔24Bは、回路層13のうち反上部17の反り上がり方向である一面13aに付着している。
ここで、金属母材21及びロウ材箔24は、図2(a)に示すように、ロウ材箔24が凸型22と対向するように配置される。これにより、金属母材21と比較して薄いロウ材箔24が金属母材21から剥離することなく金属母材21とロウ材箔24とを同時に打ち抜くことができる。
そして、金属層12の一面12aに貼り合わされているロウ材箔24Aを剥離し、上述した揮発性有機溶剤により金属層12の他面12bにロウ材箔24Aを再度貼り合わせる。同様に、回路層13の一面13aに貼り合わされているロウ材箔24Bを剥離し、回路層13の他面13bにロウ材箔24Bを再度貼り合わせる。
なお、ロウ材箔24を剥離させなければ、金属母材21及びロウ材箔24をロウ材箔24が凸型22と対向するように配置してもよい。これにより、金属母材21に貼り合わされているロウ材箔24を一度剥離して再度配置する必要がなくなり、製造工程の簡略化が図れる。
続いて、金属層12及び回路層13を、セラミックス基板11にロウ付け接合する(接合工程)。ここでは、金属層12及び回路層13を、図2(c)に示すように、セラミックス基板11の上下両面に配置する。すなわち、金属層12、セラミックス基板11及び回路層13を積層する。このとき、金属層12は、ロウ材箔24Aを介してセラミックス基板11の下面に配置されており、上述した揮発性有機溶剤により位置決めされる。同様に、回路層13は、ロウ材箔24Bを介してセラミックス基板11の上面に配置されており、揮発性有機溶剤により位置決めされる。
そして、金属層12、セラミックス基板11及び回路層13からなる積層体をカーボンヒータ部材25A、25Bで挟持し、この積層体を加圧しながら加熱する。これにより、ロウ材箔24A、24Bが加熱溶融してロウ材層14、16となり、金属層12がセラミックス基板11の下面にロウ付けされると共に回路層13がセラミックス基板11の上面にロウ付けされる。
このとき、金属層12の反上部15の反り上がり方向がセラミックス基板11の下面から離間する方向となっているため、溶融したロウ材箔24Aが金属層12の側面から金属層12の一面12aに回り込むことが抑制される。また、金属層12の外縁部において金属層12とセラミックス基板11との間に間隙が形成されるため、金属層12の外縁部において十分な厚さのロウ材層14が形成されて金属層12とセラミックス基板11とが十分な強度で接合される。
同様に、回路層13の反上部17の反り上がり方向がセラミックス基板11の上面から離間する方向となっているため、溶融したロウ材箔24Bが回路層13の一面13aに回り込むことが抑制される。また、十分な厚さのロウ材層16が形成されるので、回路層13とセラミックス基板11とが十分な強度で接合される。
なお、揮発性有機溶剤は、ロウ材箔24A、24Bの溶融温度以下の温度で揮発するため、積層体の加熱時に揮発して除去される。
以上のようにして、図1に示すようなパワーモジュール用基板1を製造する。
次に、金属層12及び回路層13におけるロウ材の回り込み状態を、図3及び図4に示す。
ここで、図3は、反上部15、17の反り上がり方向がセラミックス基板11から離間する方向となるように金属層12の他面12b及び回路層13の他面13bをセラミックス基板11に接合したときにおけるロウ材の回り込み状態を示している。そして、図3(a)が回路層13側から見たパワーモジュール用基板1の平面図であり、図3(b)は金属層12側から見たパワーモジュール用基板1の平面図である。
また、図4は、反上部15、17の反り上がり方向がセラミックス基板11に接近する方向となるように金属層12の一面12a及び回路層13の一面13aをセラミックス基板11に接合したときにおけるロウ材の回り込み状態を示している。そして、図4(a)が回路層13側から見たパワーモジュール用基板1の平面図であり、図4(b)は金属層12側から見たパワーモジュール用基板1の平面図である。なお、図3及び図4では、複数の金属層12をセラミックス基板11に接合している。なお、図3及び図4に示す符号Sは、ロウ材が回り込んだ領域を示している。
図3及び図4に示すように、反上部15、17の反り上がり方向がセラミックス基板11から離間する方向となるように金属層12及び回路層13とセラミックス基板11とを接合することにより、接合工程におけるロウ材の回り込みを抑制できることがわかる。
このようにして製造されたパワーモジュール用基板1は、例えば図5に示すようなパワーモジュール30に用いられる。このパワーモジュール30は、上述のパワーモジュール用基板1と、電子部品18と、冷却器31と、放熱板32とを備えている。
冷却器31は、水冷式のヒートシンクであって、内部に冷媒である冷却水が流通する流路が形成されている。
放熱板32は、平面視でほぼ矩形状の平板形状を有しており、例えばAlやCu、AlSiC(アルミシリコンカーバイド)、Cu−Mo(モリブデン)などで形成されている。そして、放熱板32は、熱伝導グリースなどを介して冷却器31に対してネジ33により固定されている。また、放熱板32とパワーモジュール用基板1の金属層12とは、ハンダ層34により接合されている。なお、放熱板32と金属層12とは、ロウ付けにより接合されてもよい。このとき、パワーモジュール用基板1の製造時において、金属層12、セラミックス基板11及び回路層13の積層体に放熱板32をさらに積層した状態で各部材を一括してロウ付けしてもよい。また、パワーモジュール30は、放熱板32を設けずに冷却器31の上面にパワーモジュール用基板1を設ける構成としてもよい。
このようなパワーモジュール用基板の製造方法によれば、反上部15、17の反り上がり方向がセラミックス基板11に対して離間する方向となるように金属層12及び回路層13をセラミックス基板11に接合することで、金属層12及び回路層13のそれぞれの一面12a、13aにロウ材が回り込むことを抑制できる。これにより、ワイヤボンディングの接着性が向上する。
また、金属層12及び回路層13のそれぞれの外縁部においてセラミックス基板11との間に十分な厚さのロウ材層14、16が形成されるため、金属層12及び回路層13とセラミックス基板11との接合強度が向上する。これにより、パワーモジュール用基板1の長寿命化が図れる。
そして、ロウ材箔24を金属母材21に貼り合わせた状態で打抜加工を施すことで、金属層12及び回路層13と同様の外形を有するロウ材箔24A、24Bを同時に形成でき、製造工程が簡略化される。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることができる。
例えば、打抜工程では、金属母材とロウ材箔とを貼り合わせた状態で打ち抜いているが、金属母材とロウ材箔とをそれぞれ別個に打ち抜いた後に揮発性有機溶剤などを用いて貼り合わせてもよい。
また、接合工程では、ロウ材箔を用いて金属層及び回路層とセラミックス基板とを接合しているが、ペースト状のロウ材を用いて接合してもよい。
そして、接合工程では、複数の回路層を適宜間隔をあけて配置することにより回路を形成しているが、接合工程の後に回路層をエッチングして適宜分断することによって回路を形成してもよい。
また、パワーモジュール用基板は、セラミックス基板の下面に金属層を接合しているが、金属層を設けずにセラミックス基板の下面に放熱板や冷却器を直接接合する構成としてもよい。
そして、水冷式の冷却器としているが、空冷式の冷却器であってもよい。
この発明によれば、ロウ材の回り込みの発生を抑制すると共に接合性を向上させたパワーモジュール用基板の製造方法に関して、産業上の利用可能性が認められる。
本発明の一実施形態におけるパワーモジュール用基板の製造方法により製造されるパワーモジュール用基板を示す構成図である。 一実施形態におけるパワーモジュール用基板の製造方法を示す工程図である。 パワーモジュール用基板を示しており、(a)が回路層側から見た平面図、(b)が金属層側から見た平面図である。 同じく、パワーモジュール用基板を示しており、(a)が回路層側から見た平面図、(b)が金属層側から見た平面図である。 図1のパワーモジュール用基板を備えるパワーモジュールを示す構成図である。
符号の説明
1 パワーモジュール用基板
11 セラミックス基板
12 金属層(金属部材)
13 回路層(金属部材)
15,17 反上部
21 金属母材
24 ロウ材箔

Claims (1)

  1. セラミックス基板の表面に板状の金属部材がロウ付け接合されたパワーモジュール用基板の製造方法において、
    前記金属母材の表面にロウ材箔を設け、該ロウ材箔と前記金属母材とを、前記ロウ材箔が設けられた表面側から打ち抜き、外縁部に外縁端に向かうにしたがって反り上がる反上部を有する金属部材を形成する打抜工程と、
    前記金属部材の表面に設けられた前記ロウ材箔を剥離し、前記金属部材の他方の面に貼り合わせ、前記反上部が前記セラミックス基板から離間する方向に向けて反り上がるように前記金属部材を前記セラミックス基板上に配置し、前記金属部材と前記セラミックス基板とをロウ付け接合する接合工程とを備えることを特徴とするパワーモジュール用基板の製造方法。
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