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JP5115346B2 - 電源制御用半導体集積回路 - Google Patents

電源制御用半導体集積回路 Download PDF

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JP5115346B2
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Description

本発明は、逆流防止回路を内蔵した電源制御用半導体集積回路に関し、例えば充電制御回路を搭載した充電制御用IC(半導体集積回路)に利用して有効な技術に関する。
二次電池の充電装置には、図3に示すように、ACアダプタなどからの直流電圧が入力される入力端子INと二次電池が接続される出力端子BATとの間に設けられた電流制御用トランジスタQ1により充電電流を制御する充電制御回路を搭載したICが使用されている。
このような充電制御用ICにおいては、充電中に商用電源の電圧が低下したり、入力直流源として電池を用いるような場合、時間の経過とともに入力電圧が下がることがあるが、入力電圧(ICの電源電圧とされる)が低下すると充電制御用トランジスタをオフしたとしても、ドレインとバックゲート(基板もしくはウェル領域)との間に存在する寄生ダイオードDsを通して入力端子IN側へ逆方向電流(逆流)が流れるおそれがある。
そこで、図4に示すように、入力端子INと電流制御用トランジスタQ1との間にQ1と直列をなすように逆流防止用のトランジスタQ0を設けるとともに、逆流検出回路を設けてQ0をオフすることで逆流を防止する逆流防止回路が提案されている。
逆流防止用のトランジスタQ0は、Q1とは逆にバックゲート(以下、基体と称する)とドレインを同電位とすることで寄生ダイオードDs0がQ1の寄生ダイオードDs1とは逆向きとなることによって、寄生ダイオードを通して逆流が流れるのを防止することができる。なお、電流制御用トランジスタと直列に逆流防止用のトランジスタを設けるようにした発明としては、例えば特許文献1に開示されているものがある。
しかしながら、かかる逆流防止用のトランジスタを設ける場合、オン抵抗による損失を減らすため素子サイズを電流制御用トランジスタと同様にかなり大きくしなければならず、それによってチップ面積が増加しコストアップをもたらすという課題がある。
また、入力端子と出力端子との間に設けられた電流制御用トランジスタの基体に入力電圧または出力電圧を選択的に印加可能にするためのスイッチMOSFETを設けて、いずれか高い方の電圧を電流制御用トランジスタの基体に印加することで、寄生ダイオードを通して逆流が流れるのを防止できるようにした発明も提案されている(特許文献2)。
特開平9−275639号公報 特開2004−280704号公報
しかしながら、特許文献2に記載の発明においては、電流制御用トランジスタの基体に入力電圧または出力電圧を選択的に印加可能にするスイッチMOSFETをオン、オフ制御するゲート制御信号を生成するロジック回路が、入力電圧よりもダイオードの順方向電圧分低い電圧で動作させるように構成されている。そのため、入力電圧が下がった場合にはスイッチMOSFETを十分にオンさせることが困難であるという不具合がある。
この発明は上記のような課題に着目してなされたもので、その目的とするところは、入力端子と出力端子との間に設けられた電流制御用MOSFETを有する電源制御用ICにおいて、入力電圧よりも出力電圧の方が高くなったとしても逆流が流れないようにするとともに、回路が確実に動作できるようにすることにある。
上記目的を達成するため、この発明は、電圧入力端子と出力端子との間に接続され前記電圧入力端子から出力端子へ流す電流を制御する電流制御用MOSトランジスタと、前記電圧入力端子と前記電流制御用MOSトランジスタの基体との間に接続された第1の逆流防止用のスイッチMOSトランジスタと、前記出力端子と前記電流制御用MOSトランジスタの基体との間に接続された第2の逆流防止用のスイッチMOSトランジスタと、前記電圧入力端子と出力端子との間の逆流状態を検出する逆流検出回路と、該逆流検出回路の検出信号に基いて前記第1及び第2の逆流防止用のスイッチMOSトランジスタをオン、オフ制御する信号を生成する論理回路と、を備えた電源制御用半導体集積回路において、前記第1及び第2の逆流防止用のスイッチMOSトランジスタのソースもしくはドレインと基体との間に存在する寄生ダイオードは互いに逆向きとなるように構成され、前記電流制御用MOSトランジスタの基体の電位が前記論理回路の電源電圧端子に電源電圧として供給されるように構成したものである。
上記した手段によれば、入力電圧よりも出力電圧の方が高くなったとしても逆流が流れないようにすることができるとともに、逆流防止用のスイッチ素子をオン、オフ制御する信号を生成する論理回路にも高い方の電圧を供給して確実に動作させることができる。
ここで、望ましくは、前記論理回路の初段の論理ゲートの電源電圧端子には、前記電圧入力端子からの電圧が供給されるように構成する。これにより電圧供給開始直後に逆流防止回路の動作が不安定になる状態が生じるのを回避することができる。
また、望ましくは、前記初段の論理ゲートの次段には、該初段の論理ゲートの出力ノードにゲート端子が接続されたMOSトランジスタと、該MOSトランジスタと電源電圧端子との間に直列に接続された抵抗素子とを有する論理ゲートを接続し、該論理ゲートの電源電圧端子には前記電流制御用MOSトランジスタの基体の電位を供給する。これにより、入力電圧の供給が遮断されて前段の論理ゲートの出力が不定となったとしても、上記抵抗素子を介して電流制御用MOSトランジスタの基体電位が次段の論理ゲートに入力され、回路が誤動作するのが回避されることができる。
さらに、望ましくは、前記電流制御用MOSトランジスタのゲート端子にドレイン端子もしくはコレクタ端子が接続されオープンドレインもしくはオープンコレクタで前記電流制御用MOSトランジスタを駆動するトランジスタを有し、出力のフィードバック電圧に応じて前記電流制御用MOSトランジスタを制御する制御回路を備え、前記電流制御用MOSトランジスタのソース端子とゲート端子との間には、抵抗と一対のスイッチMOSトランジスタが直列形態に接続された第1スイッチ回路が、また前記電流制御用MOSトランジスタのドレイン端子とゲート端子との間には、抵抗と一対のスイッチMOSトランジスタが直列形態に接続された第2スイッチ回路がそれぞれ設けられ、前記第1スイッチ回路の一対のスイッチMOSトランジスタおよび前記第2スイッチ回路の一対のスイッチMOSトランジスタのソースもしくはドレインと基体との間に存在する寄生ダイオードは、それぞれ互いに逆向きとなるように構成され、前記第1スイッチ回路は前記論理回路によって前記第1の逆流防止用のスイッチMOSトランジスタと同期してオンまたはオフ状態にされ、前記第2スイッチ回路は前記論理回路によって前記第2の逆流防止用のスイッチMOSトランジスタと同期してオンまたはオフ状態にされるように構成する。これにより、電流制御用トランジスタを、オープンドレインもしくはオープンコレクタで駆動するトランジスタを有する場合においても、逆流が流れるような状況において電流制御用トランジスタを確実にオフ状態にして逆流が流れないようにすることができる。
本発明によると、入力端子と出力端子との間に設けられた電流制御用MOSFETを有する電源制御用ICにおいて、入力電圧よりも出力電圧の方が高くなったとしても逆流が流れないようにするとともに、逆流防止用のスイッチ素子をオン、オフ制御する信号を生成する論理回路を確実に動作させることができるという効果がある。
以下、本発明の好適な実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明を適用した二次電池の充電制御用ICの一実施形態の概略構成を示す。
図1に示されているように、この実施形態の充電制御用IC10には、外部のACアダプタのような直流電源20からの直流電圧が入力される電圧入力端子VINと、充電対象のリチウムイオン電池のような二次電池40が接続されるバッテリ端子BATと、前記電圧入力端子VINとバッテリ端子BATとの間に設けられたPチャネルMOSFET(絶縁ゲート型電界効果トランジスタ;以下MOSトランジスタと称する)からなる電流制御用MOSトランジスタQ1と、定電圧制御を行うためバッテリ電圧Vbatと参照電圧Vref1とを比較してQ1のゲート制御電圧を生成する定電圧制御アンプAMP1とを備えている。
また、前記トランジスタQ1に流される電流に比例した電流を検出して電流制御を行うため、Q1の1/Nの大きさを有しソース端子が前記電圧入力端子VINに接続されQ1と同一の電圧が制御端子(ゲート端子)に印加されたモニタ用MOSトランジスタQ2と、Q2のドレイン端子が接続され外部には外付け抵抗Rpが接続可能な外部端子PROGと、定電流制御を行うため該端子PROGの電圧と参照電圧Vcrefとを比較してQ1のゲート制御電圧を生成する定電流制御アンプAMP2とを備えている。
さらに、この実施形態の充電制御用IC10には、外部から前記電圧入力端子VINに入力される直流電圧Vinからチップを保護するため、例えば5.8Vのような参照電圧Vref2とVinとを比較して異常を検出するコンパレータCMP1と、出力端子としてのバッテリ端子BATの電圧と参照電圧Vref3とを比較するコンパレータCMP2と、これらのコンパレータCMP1,CMP2の出力に基いて監視対象の電圧が異常な電圧になっているか否か判定し、異常な電圧の場合には電流制御用MOSトランジスタQ1をオフ状態にすべくQ1のゲートにドレインが接続されたオープンドレイン(オープンコレクタ)のMOSトランジスタQ3のゲートを制御する電圧を生成して出力する内部制御回路11を備える。
また、電流制御用MOSトランジスタQ1のソースまたはドレインと基体(バックゲート)との間に接続されて、Q1の基体に入力電圧Vinまたは出力電圧VBATを選択的に印加するためのスイッチMOSトランジスタM1,M2と、入力電圧Vinと出力電圧VBATとを比較して逆流状態を検出し、上記スイッチMOSトランジスタM1,M2を制御して逆流を防止する逆流検出防止回路13が設けられている。トランジスタM1,M2は、PチャネルMOSFETからなり、その基体はQ1の基体と同電位とされている。
また、P−MOSトランジスタM1,M2の基体は、ソースとドレインにそれぞれ接続されることで、各トランジスタの基体に存在する寄生ダイオードDs1,Ds2が逆向きになるように構成されている。さらに、これらの共通電位点(基体)に逆流検出防止回路13の電源電圧端子がラインL1を介して接続され、Q1の基体電位が電源電圧として供給されている。なお、この実施形態の充電制御用IC10の内部回路は、一部の例外を除きその大部分が、入力電圧Vin(例えば5V)が電源電圧VDDとして供給されることで動作するようにされている。
図2には、前記逆流検出防止回路13の具体的な回路構成例が示されている。
この実施例の逆流検出防止回路13は、逆流検出回路31と逆流防止回路32とからなる。このうち、逆流検出回路31は、抵抗R1,R2を介して出力電圧VBATと入力電圧Vinがそれぞれ入力されそれらの電位差を増幅する誤差増幅回路E−AMPと、該E−AMPの出力電圧と定電圧VZを抵抗R4,R5からなる分圧回路で分圧した電圧とを比較して、出力電圧VBATが入力電圧Vinよりも高いか低いかを判定するコンパレータCMP0とから構成されている。コンパレータCMP0は、出力電圧VBATが入力電圧Vinよりも高い場合にハイレベル、低い場合にロウレベルとなる信号RVSを出力する。
逆流防止回路32は、前記コンパレータCMP0の出力を反転するCMOSインバータINV1と、該インバータINV1の出力を反転する抵抗R6を負荷とするインバータINV2およびCMOSインバータINV3と、インバータINV2の出力を反転するCMOSインバータINV4およびINV5と、インバータINV4の出力を反転するCMOSインバータINV6を備える。また、逆流防止回路32は、電流制御用MOSトランジスタQ1のソースとゲートとの間に設けられた第1スイッチ回路SW1と、電流制御用MOSトランジスタQ1のドレインとゲートとの間に設けられた第2スイッチ回路SW2とを備える。
第1スイッチ回路SW1は、直列形態の抵抗R11とP−MOSトランジスタM11,M12とからなり、第2スイッチ回路SW21は、直列形態の抵抗R12とP−MOSトランジスタM21,M22とからなる。P−MOSトランジスタM11,M12のゲート端子には、前記インバータINV3の出力が共通に印加され、M11の基体はソースに、M12の基体はドレインにそれぞれ接続されることで、各トランジスタの基体に存在する寄生ダイオードDs11,Ds12が逆向きになるように構成されている。
同様に、P−MOSトランジスタM21,M22のゲート端子には、前記インバータINV5の出力が共通に印加され、M21の基体はソースに、M22の基体はドレインにそれぞれ接続されることで、各トランジスタの基体に存在する寄生ダイオードが逆向きになるように構成されている。また、インバータINV5の出力がMOSトランジスタM2のゲート端子に印加され、インバータINV6の出力がMOSトランジスタM1のゲート端子に印加されるように構成されている。
さらに、この実施例の逆流防止回路32は、初段のインバータINV1にのみ入力電圧Vinが電源電圧VDDとして供給され、残りのインバータINV2〜INV6の電源電圧端子には、前述したように、トランジスタQ1とM1,M2の共通の基体電位が供給されている。逆流防止回路32のすべての回路の電源電圧端子に上記基体電位を供給して動作させるように構成すると、電圧供給開始直後における逆流防止回路32の動作状態が不安定になるおそれがあるが、少なくとも初段のインバータ1に入力電圧Vinを電源電圧VDDとして供給しておくことによって、このような不安定な状態が生じるのを回避することができる。
なお、図2において、符号15で示されている電流制御回路は、図1における定電圧制御アンプAMP1と定電流制御アンプAMP2とオープンドレインのMOSトランジスタQ3と内部制御回路11等を1つの回路ブロックで示したものである。
次に、本実施例の逆流検出防止回路の動作を説明する。
本実施例では、入力電圧Vinの方が出力電圧VBATよりも高い場合には、コンパレータCMP0の出力信号RVSがロウレベルになり、インバータINV1の出力がハイ、INV3の出力がロウとなって、P−MOSトランジスタM11,M12がオン状態とされる。一方、このときインバータINV5の出力がハイとなって、P−MOSトランジスタM21,M22およびM2がオフ状態とされる。また、インバータINV6の出力がロウとなって、P−MOSトランジスタM1がオン状態とされる。
これによって、トランジスタQ1とM1,M2の共通の基体電位には、M1を介して入力電圧Vinが印加される。これとともに、電流制御回路15が抵抗R11、トランジスタM11,M12を介して電流を引くことによって電圧降下で生じた電圧が電流制御用トランジスタQ1のゲート端子に印加されて電圧に応じた充電電流が流される。また、トランジスタQ1とM1,M2の共通の基体電位である入力電圧Vin(>VBAT)がインバータINV2〜INVに電源電圧として供給される。
一方、出力電圧VBATが入力電圧Vinよりも高い場合には、コンパレータCMP0の出力信号RVSがハイレベルになり、インバータINV1の出力がロウ、INV3の出力がハイとなって、P−MOSトランジスタM11,M12がオフ状態とされる。また、このときインバータINV5の出力がロウとなって、P−MOSトランジスタM21,M22およびM2がオン状態とされる。また、インバータINV6の出力がハイとなって、P−MOSトランジスタM1がオフ状態とされる。
これによって、トランジスタQ1とM1,M2の共通の基体には、M2を介して出力電圧VBATが印加される。これとともに、電流制御回路15がオープンドレインのMOSトランジスタQ3(図1参照)をオフ状態にする。すると、抵抗R11、トランジスタM21,M22を介して出力電圧VBATが電流制御用トランジスタQ1のゲート端子に印加されてQ1はオフ状態にされる。このとき、トランジスタM1はオフ状態であり、共通基体電位がVBATであると寄生ダイオードDs1は逆バイアス状態で電流を流さないため、出力端子BATから入力端子INに向かう電流のパスは完全に遮断されるようになる。
また、トランジスタQ1とM1,M2の共通の基体電位である出力電圧VBAT(>Vin)がインバータINV2〜INV6に電源電圧として供給される。仮に、このときインバータINV2〜INV6にVinが電源電圧として供給されVinがVBATに比べてかなり低いとインバータINV2〜INV6の出力が低くなって、P−MOSトランジスタM1,M11,M12を完全なオフ状態とすることが困難になるが、本実施例ではそのような不具合が回避される。
さらに、この実施例では、インバータINV1の電源電圧端子に常時入力電圧Vinが供給されるとともに、インバータINV2はインバータINV1の出力をゲート端子に受けるMOSトランジスタM4と抵抗R6とからなるインバータにより構成され、抵抗R6の一方にはVBATとVinのうち高い方が常に印加されているQ1,M1,M2の共通基体電位が供給されている。
そのため、何らかの原因でACアダプタなどからの入力電圧Vinの供給が遮断されてインバータINV2の出力が不定となったとしても、抵抗R6を介してQ1,M1,M2の共通基体電位が電源電圧としてインバータINV3,INV4に供給され、M1,M11,M12がオフ、M2,M21,M22がオンにされることで、Q1,M1,M2の共通基体電位はVBATとされ、回路が誤動作するのが回避されるようになるという利点がある。
以上本発明の一実施形態について述べたが、本発明は上記実施形態に限定されることなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変更が可能である。例えば、図2の実施例の前記逆流検出防止回路13では、インバータINV4,INV6を設けてMOSトランジスタM1のゲート制御信号を生成しているが、M1のゲート端子にはインバータINV3の出力を供給して制御するようにしてもほぼ同様な動作が行なえる。
また、前記実施形態では、電流制御用トランジスタQ1をオープンドレインのMOSトランジスタQ3で駆動するようにしたものを示したが、オープンコレクタのバイポーラ・トランジスタで駆動するように構成した回路にも適用することができる。
さらに、前記実施形態においては、電流制御用トランジスタQ1の1/Nのサイズのモニタ用トランジスタQ2を設けて電流を検出し定電流制御を行なっているが、電流制御用トランジスタQ1と直列に電流検出用の抵抗を接続してその抵抗における電圧降下量から電流を検出し定電流制御を行なうことも可能である。その場合、逆流検出防止回路13は、電流制御用トランジスタQ1と電流検出用抵抗との接続ノードの電位と入力電圧Vinとを比較して、逆流状態を検出するように構成することができる。
以上の説明では、本発明を二次電池の充電制御用ICに適用した例を説明したが、本発明にそれに限定されるものではなく、シリーズレギュレータのような直流電源回路の電源制御用ICにも利用することができる。
本発明を適用して好適な電源制御用ICの一例としての充電制御用ICの概略構成を示す説明図である。 本発明における逆流検出防止回路の実施例を示す回路構成図である。 充電制御回路における従来の逆流検出防止回路の一例を示す回路構成図である。 充電制御回路における従来の逆流検出防止回路の他の例を示す回路構成図である。
符号の説明
10 充電制御用IC
11 内部制御回路
13 逆流検出防止回路
15 電流制御回路
20 直流電源
31 逆流検出回路
32 逆流防止回路
40 二次電池
Q1 電流制御用トランジスタ
M1,M2 逆流防止用スイッチMOSトランジスタ
E−AMP 誤差増幅回路
CMP コンパレータ

Claims (3)

  1. 電圧入力端子と出力端子との間に接続され前記電圧入力端子から出力端子へ流す電流を制御する電流制御用MOSトランジスタと、
    前記電圧入力端子と前記電流制御用MOSトランジスタの基体との間に接続された第1の逆流防止用のスイッチMOSトランジスタと、
    前記出力端子と前記電流制御用MOSトランジスタの基体との間に接続された第2の逆流防止用のスイッチMOSトランジスタと、
    前記電圧入力端子と出力端子との間の逆流状態を検出する逆流検出回路と、
    該逆流検出回路の検出信号に基いて前記第1及び第2の逆流防止用のスイッチMOSトランジスタをオン、オフ制御する信号を生成する論理回路と、
    を備えた電源制御用半導体集積回路であって、
    前記第1及び第2の逆流防止用のスイッチMOSトランジスタのソースもしくはドレインと基体との間に存在する寄生ダイオードは互いに逆向きとなるように構成され、前記電流制御用MOSトランジスタの基体の電位が前記論理回路の電源電圧端子に電源電圧として供給され
    前記論理回路の初段の論理ゲートの電源電圧端子には、前記電圧入力端子からの電圧が供給されるように構成され、
    前記初段の論理ゲートの次段には、該初段の論理ゲートの出力ノードにゲート端子が接続されたMOSトランジスタと、該MOSトランジスタと電源電圧端子との間に直列に接続された抵抗素子と、を有する論理ゲートが接続され、該論理ゲートの電源電圧端子には前記電流制御用MOSトランジスタの基体の電位が供給されていることを特徴とする電源制御用半導体集積回路。
  2. 前記電流制御用MOSトランジスタのゲート端子にドレイン端子もしくはコレクタ端子が接続されオープンドレインもしくはオープンコレクタで前記電流制御用MOSトランジスタを駆動するトランジスタを有し、出力のフィードバック電圧に応じて前記電流制御用MOSトランジスタを制御する制御回路を備え、
    前記電流制御用MOSトランジスタのソース端子とゲート端子との間には、抵抗と一対のスイッチMOSトランジスタが直列形態に接続された第1スイッチ回路が、また前記電流制御用MOSトランジスタのドレイン端子とゲート端子との間には、抵抗と一対のスイッチMOSトランジスタが直列形態に接続された第2スイッチ回路がそれぞれ設けられ、
    前記第1スイッチ回路の一対のスイッチMOSトランジスタおよび前記第2スイッチ回路の一対のスイッチMOSトランジスタのソースもしくはドレインと基体との間に存在する寄生ダイオードは、それぞれ互いに逆向きとなるように構成され、
    前記第1スイッチ回路は前記論理回路によって前記第1の逆流防止用のスイッチMOSトランジスタと同期してオンまたはオフ状態にされ、前記第2スイッチ回路は前記論理回路によって前記第2の逆流防止用のスイッチMOSトランジスタと同期してオンまたはオフ状態にされるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電源制御用半導体集積回路。
  3. 電圧入力端子と出力端子との間に接続され前記電圧入力端子から出力端子へ流す電流を制御する電流制御用MOSトランジスタと、
    前記電圧入力端子と前記電流制御用MOSトランジスタの基体との間に接続された第1の逆流防止用のスイッチMOSトランジスタと、
    前記出力端子と前記電流制御用MOSトランジスタの基体との間に接続された第2の逆流防止用のスイッチMOSトランジスタと、
    前記電圧入力端子と出力端子との間の逆流状態を検出する逆流検出回路と、
    該逆流検出回路の検出信号に基いて前記第1及び第2の逆流防止用のスイッチMOSトランジスタをオン、オフ制御する信号を生成する論理回路と、
    を備えた電源制御用半導体集積回路であって、
    前記第1及び第2の逆流防止用のスイッチMOSトランジスタのソースもしくはドレインと基体との間に存在する寄生ダイオードは互いに逆向きとなるように構成され、前記電流制御用MOSトランジスタの基体の電位が前記論理回路の電源電圧端子に電源電圧として供給され、
    前記電流制御用MOSトランジスタのゲート端子にドレイン端子もしくはコレクタ端子が接続されオープンドレインもしくはオープンコレクタで前記電流制御用MOSトランジスタを駆動するトランジスタを有し、出力のフィードバック電圧に応じて前記電流制御用MOSトランジスタを制御する制御回路を備え、
    前記電流制御用MOSトランジスタのソース端子とゲート端子との間には、抵抗と一対のスイッチMOSトランジスタが直列形態に接続された第1スイッチ回路が、また前記電流制御用MOSトランジスタのドレイン端子とゲート端子との間には、抵抗と一対のスイッチMOSトランジスタが直列形態に接続された第2スイッチ回路がそれぞれ設けられ、
    前記第1スイッチ回路の一対のスイッチMOSトランジスタおよび前記第2スイッチ回路の一対のスイッチMOSトランジスタのソースもしくはドレインと基体との間に存在する寄生ダイオードは、それぞれ互いに逆向きとなるように構成され、
    前記第1スイッチ回路は前記論理回路によって前記第1の逆流防止用のスイッチMOSトランジスタと同期してオンまたはオフ状態にされ、前記第2スイッチ回路は前記論理回路によって前記第2の逆流防止用のスイッチMOSトランジスタと同期してオンまたはオフ状態にされるように構成されていることを特徴とする電源制御用半導体集積回路。
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