JP5114082B2 - 吸収性物品 - Google Patents
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Description
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、吸収性物品の着用者に蒸れによる不快感を与えることを抑制することである。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
<<吸収性物品の全体構造>>
先ず、本実施形態の吸収性物品の一例として、生理用ナプキン(以下、吸収性物品1)を例に挙げ、該吸収性物品1の構成例について図1を用いて説明する。図1は、吸収性物品1の模式平面図である。図1には、矢印にて吸収性物品1の長手方向と幅方向とが示されている。以下の説明では、吸収性物品1の厚み方向に位置する表面のうち、当該吸収性物品1の着用者の身体に接触する面を肌面と、下着に接触する面を反対面とする。また、吸収性物品1の長手方向において、着用時に着用者の前側(腹部側)に位置する端を前端、後側(臀部側)に位置する端を後端とする。なお、図1は、吸収性物品1の肌面側を示している。
次に、本実施形態の吸収体10の構造について、既述の図1と、図2及び図3とを用いて説明する。図2は、吸収体10の模式平面図であり、該吸収体10の肌面側を示している。図3は、点在部13の断面構造を示す図であり、図2のA−A’断面を示している。また、図2中、矢印にて吸収体10の長手方向と幅方向とが示されている。図3には、矢印にて上下方向、すなわち、吸収体10の厚み方向が示されている。
次に、本実施形態の吸収性物品1の製造方法について図4を用いて説明する。図4は、吸収性物品1の製造フローを示す図である。吸収性物品1の製造方法は、吸収体10を製造する吸収体製造ステップS100と、該吸収体製造ステップS100により製造された吸収体10、表面シート20、サイドシート25、及び、裏面シート30を用いて吸収性物品1を製造するメイン製造ステップS200と、吸収性物品1を包装可能な状態とする包装前処理ステップS300と、吸収性物品1を包装する包装ステップS400とを有している。また、本実施形態では、吸収性物品1の各材料及び製造物がコンベア等の搬送装置によって搬送されながら、上記の各ステップが実行される。以下、吸収性物品1の製造フローのうち、吸収体製造ステップS100について説明する。
吸収体製造ステップS100について図5を用いて説明する。図5は、吸収体製造ステップS100についての説明図であり、吸収体製造ステップS100のフローチャート(左図)と、製造されていく吸収体10のイメージ(右図)とが示されている。なお、図5の右図には、吸収体10の材料や製造過程の吸収体10がコンベア等の搬送装置に載置されて移動していく様子が模式的に示されている。
本実施形態の吸収性物品1は、SAPを有する吸収体素材12を備えた吸収性物品1であって、前記吸収体素材12において、前記吸収性物品1の長手方向に沿った方向(すなわち、吸収体素材12の長手方向)の端部では、当該方向の中央部より、SAPの体積占有率が高くなっている。このような吸収性物品1であれば、該吸収性物品1の着用者に蒸れによる不快感を与えることを抑制することが可能になる。
上記実施形態においては、点在部13内にパルプ繊維とSAPとが混在している構成(以下、第一実施例)について説明した。特に、上記実施形態では、点在部13におけるパルプ繊維の密集状態が該点在部13の周りにおける該密集状態より疎であり、前記点在部13におけるSAPの体積占有率が該点在部13の周りにおける該体積占有率より高い場合について説明した。かかる構成では、点在部13内にSAPが密集している反面、該点在部13に該点在部13の周りより多くの空隙が存在していることとなる。つまり、点在部13には、SAPの膨潤に対する空間的余裕が、前記点在部13の周りより多い。この空間的余裕により、SAPが膨潤した場合であっても、当該SAPの周囲にあるパルプ繊維が押し出されて、点在部13が吸収体素材12の厚み方向に盛り上がることが抑制される。すなわち、上記実施形態では、吸収性物品1が部分的に隆起することを抑制することが可能である。これにより、吸収性物品1が部分的に隆起することによって生じる異物感、を着用者に与えることも防止される。
以上、上記実施形態に基づき、本発明に係る吸収性物品について説明したが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。特に、本発明の実施形態は、上記の説明中に記載した各材料の材質に限定されるものではない。また、吸収体素材12中に、パルプ繊維やSAPの他、粒状消臭材、粒状抗菌材、粒状冷却材等が密集していてもよい。また、上記実施形態では、説明の便宜上、吸収体10が幅方向の中央に1つの吸収体素材12を備える構成について説明したが、これに限るものではない。例えば、吸収体10における幅方向の両端部に、それぞれ、長手方向に沿って側部吸収体を備える構成としてもよい。また、側部吸収体に代えて、前記両端部のそれぞれに立体ギャザーを備える構成としてもよい。
10a 膨らみ部、10b 包囲部、11 薄葉紙、
12 吸収体素材、13 点在部、13a 密集層、
13b 空間層、13c 集積層、
14 連続部、14a 肉厚部、15 基材、
15a 穴部、20 表面シート、20a 深溝部、
25 サイドシート、30 裏面シート、
32 保持部、34 剥離シート、
35 接着剤、80 吸収体カッター
Claims (8)
- 高吸収性樹脂を有する吸収体素材、を備えた吸収性物品であって、
前記吸収体素材において、前記吸収性物品の長手方向に沿った方向の端部では、当該方向の中央部より、前記高吸収性樹脂の体積占有率が高くなっており、
前記吸収体素材は、吸収性繊維、及び、前記高吸収性樹脂が密集した点在部を有し、
前記点在部は、前記吸収体素材の厚み方向において当該吸収体素材を貫通する穴部内に前記高吸収性樹脂を設けることにより形成されていることを特徴とする吸収性物品。 - 請求項1に記載の吸収性物品において、
前記吸収体素材の肌面側にはエンボス加工により接合された表面シートが設けられており、
前記エンボス加工により形成された深溝部は、肌面側に膨らんだ膨らみ部を囲む部分と、前記膨らみ部の一端側において前記長手方向の一端部まで伸びた部分と、前記膨らみ部の他端側において前記長手方向の他端部まで伸びた部分とを有しており、
前記点在部は、前記膨らみ部には設けられておらず、前記一端部まで伸びた部分に挟まれた領域と前記他端部まで伸びた部分に挟まれた領域とに設けられていることを特徴とする吸収性物品。 - 請求項1又は請求項2に記載の吸収性物品において、
前記点在部内には、前記吸収性繊維と前記高吸収性樹脂とが混在しており、
前記点在部における前記吸収性繊維の密集状態が該点在部の周りにおける該密集状態より疎であり、
前記点在部における前記高吸収性樹脂の体積占有率が該点在部の周りにおける該体積占有率より高いことを特徴とする吸収性物品。 - 請求項3に記載の吸収性物品において、
前記点在部内に、前記高吸収性樹脂が密集する密集層と、上下方向において前記密集層と隣接する空間層と、が形成されていることを特徴とする吸収性物品。 - 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の吸収性物品において、
前記端部と前記中央部との境界は、前記吸収性物品が包装用に折り畳まれた際に形成される前記吸収性物品の折り目、に位置することを特徴とする吸収性物品。 - 請求項5に記載の吸収性物品において、
前記点在部の中に、前記折り目上にある点在部が存在することを特徴とする吸収性物品。 - 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の吸収性物品において、
前記吸収体素材を被覆するための被覆部材が備えられていることを特徴とする吸収性物品。 - 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の吸収性物品において、
前記吸収性物品の厚み方向の一端面側に位置する液透過性の表面シートと、
前記厚み方向の他端面側に位置する液不透過性の裏面シートと、が備えられ、
前記吸収体素材は、前記厚み方向において前記表面シートと前記裏面シートとの間に介在し、
前記点在部内の前記高吸収性樹脂が前記厚み方向において前記表面シートが位置する側に密集していることを特徴とする吸収性物品。
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