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JP5109464B2 - (メタ)アクリル酸塩系重合体の製造方法 - Google Patents

(メタ)アクリル酸塩系重合体の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、(メタ)アクリル酸塩系重合体の製造方法に関する。更に詳しくは、アルコール及び水の混合物を反応溶媒として用い、高濃度の低分子量(メタ)アクリル酸塩系重合体を、短時間で効率よく製造する方法に関する。
従来、洗剤用ビルダー、顔料用分散剤等に、低分子量(メタ)アクリル酸塩系重合体が配合されている。このような(メタ)アクリル酸塩系重合体は、水のみ、又は、水及び水溶性アルコールの混合物、を反応溶媒として、(メタ)アクリル酸を含む単量体を重合し、その後、中和することにより製造されている。水溶性アルコールであるイソプロピルアルコールは、連鎖移動剤としても作用するため、例えば、水及びイソプロピルアルコールの混合物を反応溶媒として用いて、低分子量(メタ)アクリル酸系重合体を製造する方法が、特許文献1等に開示されている。
この特許文献1には、(メタ)アクリル酸と、10質量%以下の共重合可能なエチレン性単量体とを、炭素数2〜6のアルコールを40質量%以上含む溶媒中、無機リン酸(塩)の存在下で重合させる方法が開示されている。
特開昭62−270605号公報
しかしながら、洗剤用ビルダー、顔料用分散剤等を調製するための低分子量(メタ)アクリル酸塩系重合体又は該重合体を含む溶液としては、通常、アルコールの含有量が少ない又は未含のものが用いられるため、上記のように、アルコールを含む反応溶媒中、該重合体を製造する場合において、重合後に行われるアルコールの留去に多大な時間を要してしまうといった問題があった。
本発明の目的は、アルコール及び水を含む混合物を反応溶媒として用い、高濃度の低分子量(メタ)アクリル酸塩系重合体を、短時間で効率よく製造する方法を提供することにある。
本発明は、炭素数2〜6のアルコール及び水を含む混合物を反応溶媒とし、(メタ)アクリル酸及び/又はその塩を含む単量体を重合する際に、上記アルコールを留去させながら、該単量体を重合する重合工程を備える(メタ)アクリル酸塩系重合体の製造方法において、
上記重合工程は、上記単量体を連続供給又は分割供給しながら進められ、上記単量体の使用量の合計が、該単量体の全質量に対して35〜75質量%に達した後、上記アルコールの留去を開始することを特徴とする、(メタ)アクリル酸塩系重合体の製造方法である。
即ち、上記重合工程において、上記単量体の重合は、この単量体を連続供給又は分割供給しながら進行させ、(重合途中における)上記単量体の使用量の合計が、該単量体の全質量(重合工程において予定していた上記単量体の使用量)に対して35〜75質量%に達した後、上記アルコールの留去を開始する。
上記単量体の供給が完了した時の、反応系における上記アルコールの残存量は、反応前の上記アルコールの全質量(重合工程において予定していた上記アルコールの使用量)に対して35〜75質量%であることが好ましい。
上記重合工程が終了した時の、反応系における上記アルコールの残存量は、反応前の上記アルコールの全質量(重合工程において予定していた上記アルコールの使用量)に対して10〜50質量%であることが好ましい。
上記アルコールは、イソプロピルアルコールを含むことが好ましい。
上記(メタ)アクリル酸塩系重合体の重量平均分子量は、2,000〜30,000であることが好ましい。
従来、所定の物性を有する重合体を製造するために、反応系における単量体の残存量に関わりなく、還流冷却等により反応系における反応溶媒の量をほぼ一定として重合することが知られているが、本発明によれば、アルコールを留去させながら重合する工程を備えることにより、高濃度の(メタ)アクリル酸塩系重合体を短時間で効率よく製造することができるので、特に、製造コストの面でメリットが大きい。
上記重合工程において、上記単量体を連続供給又は分割供給しながら重合させ、重合途中における上記単量体の使用量の合計が、該単量体の全質量(重合工程において予定していた上記単量体の使用量)に対して35〜75質量%に達した後、上記アルコールの留去を開始するので、重量平均分子量及び粘度が安定した(メタ)アクリル酸塩系重合体を効率よく製造することができる。
また、上記単量体の供給完了時の、反応系における上記アルコールの残存量が、反応前の上記アルコールの全質量(重合工程において予定していた上記アルコールの使用量)に対して35〜75質量%である場合には、高濃度であり、重量平均分子量、粘度等の物性が安定した(メタ)アクリル酸塩系重合体を製造することができる。
上記重合工程が終了した時の、反応系における上記アルコールの残存量が、反応前の上記アルコールの全質量(重合工程において予定していた上記アルコールの使用量)に対して10〜50質量%である場合には、高濃度であり、重量平均分子量、粘度等の物性が安定した(メタ)アクリル酸塩系重合体を製造することができる。
本発明の、(メタ)アクリル酸塩系重合体の製造方法(以下、「本発明の製造方法」という。)は、炭素数2〜6のアルコール及び水を含む混合物を反応溶媒とし、(メタ)アクリル酸及び/又はその塩を含む単量体を重合する際に、上記アルコールを留去させながら、該単量体を重合する重合工程を備える(メタ)アクリル酸塩系重合体の製造方法において、上記重合工程は、上記単量体を連続供給又は分割供給しながら進められ、上記単量体の使用量の合計が、該単量体の全質量に対して35〜75質量%に達した後、上記アルコールの留去を開始することを特徴とする。
尚、本明細書において、「(メタ)アクリル」は、アクリル及びメタクリルを意味する。
上記重合工程において用いられる単量体は、(メタ)アクリル酸及びその塩、即ち、アクリル酸、メタクリル酸及びこれらの塩(ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩等)から選ばれた少なくとも1種(以下、これらを「アクリル酸単量体」という。)を含む。但し、このアクリル酸単量体の含有量は、上記単量体の全質量に対して、好ましくは50質量%以上、より好ましくは60〜100質量%、更に好ましくは80〜100質量%である。上記単量体は、アクリル酸を含むことが好ましい。
他の単量体としては、(メタ)アクリル酸と共重合可能な化合物であれば、特に限定されず、アクリル酸及びメタクリル酸以外の不飽和カルボン酸、不飽和酸無水物、不飽和スルホン酸及びその塩(ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩等)、アクリル酸アルキルエステル、アクリル酸ヒドロキシアルキルエステル、メタクリル酸アルキルエステル、メタクリル酸ヒドロキシアルキルエステル、不飽和アミド、ポリアルキレンオキシド骨格を含むアクリル酸又はメタクリル酸のエステル、等が挙げられる。これらは、1種単独であるいは2種以上を組み合わせて用いることができる。
不飽和カルボン酸としては、マレイン酸、イタコン酸等が挙げられる。
不飽和酸無水物としては、無水マレイン酸、無水イタコン酸等が挙げられる。
不飽和スルホン酸としては、アリルスルホン酸、メタリルスルホン酸、ビニルスルホン酸、p−スチレンスルホン酸、アクリロキシベンゼンスルホン酸、メタクリロキシベンゼンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、スルホエチルアクリレート等が挙げられる。
アクリル酸アルキルエステルとしては、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチル、アクリル酸ヘキシル、アクリル酸オクチル等が挙げられる。
アクリル酸ヒドロキシアルキルエステルとしては、アクリル酸2−ヒドロキシエチル、アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、アクリル酸3−ヒドロキシプロピル、アクリル酸2−ヒドロキシブチル、アクリル酸3−ヒドロキシブチル、アクリル酸4−ヒドロキシブチル等が挙げられる。
また、メタクリル酸アルキルエステルとしては、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸ヘキシル、メタクリル酸オクチル等が挙げられる。
メタクリル酸ヒドロキシアルキルエステルとしては、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸2−ヒドロキシプロピル、メタクリル酸3−ヒドロキシプロピル、メタクリル酸2−ヒドロキシブチル、メタクリル酸3−ヒドロキシブチル、メタクリル酸4−ヒドロキシブチル等が挙げられる。
不飽和アミドとしては、アクリルアミド、メタクリルアミド、N−ヒドロキシメチルアクリルアミド、N−ヒドロキシメチルメタクリルアミド、N−(2−ヒドロキシエチル)アクリルアミド、N−(2−ヒドロキシエチル)メタクリルアミド、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)アクリルアミド、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)メタクリルアミド等が挙げられる。
ポリアルキレンオキシド骨格を含むアクリル酸又はメタクリル酸のエステルとしては、ポリエチレングリコールモノアクリレート、ポリプロピレングリコールモノアクリレート、ポリブチレングリコールモノアクリレート、ポリエチレングリコールポリプロピレングリコールモノアクリレート、ポリエチレングリコールポリブチレングリコールモノアクリレート、ポリプロピレングリコールポリブチレングリコールモノアクリレート、ポリエチレングリコールポリプロピレングリコールポリブチレングリコールモノアクリレート、ポリエチレングリコールモノメタクリレート、ポリプロピレングリコールモノメタクリレート、ポリブチレングリコールモノメタクリレート、ポリエチレングリコールポリプロピレングリコールモノメタクリレート、ポリエチレングリコールポリブチレングリコールモノメタクリレート、ポリプロピレングリコールポリブチレングリコールモノメタクリレート、ポリエチレングリコールポリプロピレングリコールポリブチレングリコールモノメタクリレート等の、ポリアルキレングリコール(アルキレングリコール単位数は、2以上。)のモノアクリル酸エステル又はモノメタクリル酸エステル;メトキシポリエチレングリコールモノアクリレート、メトキシポリプロピレングリコールモノアクリレート、メトキシポリブチレングリコールモノアクリレート、エトキシポリエチレングリコールモノアクリレート、エトキシポリプロピレングリコールモノアクリレート、エトキシポリブチレングリコールモノアクリレート、メトキシポリエチレングリコールモノメタクリレート、メトキシポリプロピレングリコールモノメタクリレート、メトキシポリブチレングリコールモノメタクリレート、エトキシポリエチレングリコールモノメタクリレート、エトキシポリプロピレングリコールモノメタクリレート、エトキシポリブチレングリコールモノメタクリレート等の、アルコキシポリアルキレングリコールのモノアクリル酸エステル又はモノメタクリル酸エステル等が挙げられる。
上記重合工程は、上記単量体を連続供給又は分割供給しながら進める。即ち、上記単量体を、連続法、又は、一定若しくは不定間隔の分割法により反応系に供給する。連続法の場合の供給速度は、一定でも不定でもよい。
上記重合工程において、上記単量体の重合は、炭素数2〜6のアルコール及び水を含む混合物を反応溶媒として進められる。
上記アルコールとしては、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコール、イソブチルアルコール、n−ペンチルアルコール、イソペンチルアルコール、ネオペンチルアルコール、n−ヘキシルアルコール、シクロヘキシルアルコール等が挙げられる。これらは、1種単独であるいは2種以上を組み合わせて用いることができる。また、上記化合物のうち、イソプロピルアルコールを含むことが好ましい。
上記混合物の構成について説明すると、上記アルコール及び水の合計を100質量部とした場合、その質量比(アルコール:水)が、好ましくは(10〜80質量部):(90〜20質量部)であり、より好ましくは(15〜60質量部):(85〜40質量部)である。上記アルコールの使用量が多すぎると、得られる(メタ)アクリル酸塩系重合体の分子量が下がりすぎることがある。
上記反応溶媒は、重合工程の開始時にのみ反応系に収容しておいてよいし、単量体の供給方法、反応系における単量体と、反応溶媒との好ましい質量割合等に応じて、重合の途中で補充してもよい。尚、上記単量体の供給が完了するまでの反応系における上記混合物の構成は、上記範囲であることが好ましく、上記単量体の重合が終了した時の上記混合物の構成は、上記アルコール及び水の合計を100質量部とした場合、その質量比(アルコール:水)が、好ましくは(0〜30質量部):(100〜70質量部)であり、より好ましくは(0〜20質量部):(100〜80質量部)である。
上記重合工程では、上記単量体が反応系に存在するいずれの場合においても、反応系におけるその質量比(単量体:反応溶媒)は、これらの合計を100質量部とした場合に、好ましくは(10〜70質量部):(90〜30質量部)であり、より好ましくは(20〜60質量部):(80〜40質量部)である。上記反応溶媒の構成量が多すぎると、得られる(メタ)アクリル酸塩系重合体の分子量が下がりすぎることがある。
上記重合工程は、通常、重合開始剤を用いたラジカル重合が適用される。この重合開始剤は、重合条件下で分解して遊離基を生成する物質であればよく、重合条件によって選択される。例えば、過酸化水素;過硫酸ナトリウム、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム等の過硫酸塩;ハイドロパーオキサイド、ジアルキルパーオキサイド、ジアシルパーオキサイド、パーオキシエステル、過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイル等の有機過酸化物;過酢酸、過コハク酸;2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)等のアゾ化合物を用いることができる。これらは、1種単独であるいは2種以上を組み合わせて用いることができる。
上記重合開始剤の使用量は、その種類、重合条件等により異なるが、上記単量体100質量部に対して、通常、0.5〜10質量部である。
本発明の製造方法において、上記重合工程、即ち、上記単量体の重合は、通常、温度計と、攪拌装置と、滴下装置と、反応器と、還流冷却装置と、蒸留装置とを備える重合システムが適用される。そして、好ましくは、(R1)反応溶媒、(R2)反応溶媒及び重合開始剤の混合物、又は、(R3)反応溶媒、重合開始剤及び一部の単量体の混合物、が収容された反応器に、
(M1)単量体の残部
(M2)単量体の残部及び反応溶媒
(M3)単量体の残部及び重合開始剤
(M4)単量体の残部、反応溶媒及び重合開始剤
のいずれかを連続供給又は分割供給しながら、重合が進められる。上記の(M2)、(M3)及び(M4)において、混合物を用いてよいし、個別に用いてもよい。また、上記の(M1)〜(M4)において、単量体の残部の供給は、連続法でも、一定又は不定間隔の分割法でもよい。
尚、(S1)反応溶媒及びすべての単量体の混合物、又は、(S2)反応溶媒、すべての単量体及び重合開始剤の混合物、が収容された反応器に、
(N1)反応溶媒
(N2)重合開始剤
(N3)反応溶媒及び重合開始剤
のいずれかを連続供給又は分割供給しながら、重合を進めてもよい。
重合温度は、反応溶媒の種類、重合開始剤の種類等により、通常、40〜180℃、好ましくは60〜100℃の範囲から選択される。尚、上記範囲の温度であれば、一定又は変化させながら重合を進めてもよい。例えば、反応溶媒が、イソプロピルアルコール及び水からなる混合物(質量比10〜80:90〜20)である場合、重合温度は、通常、60〜95℃、好ましくは70〜90℃の範囲から選択される。
本発明に係る上記重合工程において、上記単量体の重合は、上記アルコールを、蒸留装置等を用いて留去させながら進められる。上記反応溶媒を構成する水も同時に留去させてもよい。尚、上記単量体が反応系に残存する限りにおいて、上記単量体の重合に反応溶媒は不可欠であるため、アルコールの留去速度は、上記アルコール及び水の質量比、並びに、上記単量体及び反応溶媒の質量比が、いずれも上記範囲を満たすように調整される。
上記留去は、連続法でも、一定又は不定間隔の分割法でもよい。また、この留去は、重合途中から行う。重合途中から留去を行う場合、重合途中における上記単量体の使用量の合計(使用率)が、該単量体の全質量(重合工程において予定していた上記単量体の使用量)に対して、35〜75質量%、より好ましくは45〜65質量%に達した後、上記アルコールの留去を開始する。上記範囲とすることにより、高濃度であり、重量平均分子量、粘度等の物性が安定した(メタ)アクリル酸塩系重合体を製造することができる。
従って、好ましい重合工程として、その初期においては、上記アルコールの留去を行わず、還流冷却させながら、一部の単量体を重合させる。次いで、上記単量体の残部を、連続供給又は分割供給しながら重合を継続し、重合途中における上記単量体の使用量の合計(使用率)が、該単量体の全質量(重合工程において予定していた上記単量体の使用量)に対して、35〜75質量%、より好ましくは45〜65質量%に達した後、上記アルコールの留去を開始する。
尚、上記留去は、通常、上記アルコールの沸点温度以下の温度で行われる。
上記好ましい重合工程において、上記単量体の供給が完了した時、即ち、上記単量体の残部を供給し終えた時、反応系における上記アルコールの残存量(残存率)は、反応前の上記アルコールの全質量(重合工程において予定していた上記アルコールの使用量)に対して、好ましくは35〜75%、より好ましくは45〜65%である。上記範囲とすることにより、高濃度であり、重量平均分子量、粘度等の物性が安定した(メタ)アクリル酸塩系重合体を製造することができる。
上記重合工程は、通常、反応系における、未反応単量体の残存量が5%以下となった時に終了する。このとき、反応系における上記アルコールの残存量(残存率)は、反応前の上記アルコールの全質量(重合工程において予定していた上記アルコールの使用量)に対して、好ましくは10〜50質量%、より好ましくは20〜40質量%である。上記範囲とすることにより、高濃度であり、重量平均分子量、粘度等の物性が安定した(メタ)アクリル酸塩系重合体を製造することができる。
上記重合工程により得られる重合体は、単量体の種類によって異なり、上記単量体が−COOHを有する化合物を含む場合には、−COOHを有する重合体(以下、「重合体(P1)という。)が得られ、一方、上記単量体が、−COOHを有する化合物を含まず、−COOM〔Mは、アルカリ金属原子又はアンモニウム基〕を有する化合物を含む場合には、−COOMを有する重合体(以下、「重合体(P2)という。)が得られる。尚、上記重合体(P1)は、−COOH及び−COOM〔Mは、アルカリ金属原子又はアンモニウム基〕を有する重合体である場合がある。
従って、上記重合工程が終了した時の反応系には、反応溶媒、及び、重合体(P1)又は重合体(P2)が含有されている。
上記のように、本発明において製造しようとする(メタ)アクリル酸塩系重合体は、−COOMを有する重合体であることから、上記重合体(P1)が、−COOMを有さない重合体である場合、並びに、−COOH及び−COOMを有し、且つ、−COOM濃度が両者の合計に対して50%未満である場合には、更に中和工程を備えることができる。尚、この中和工程を行う場合には、その前に、反応系に残存するアルコールを可能な限り留去することが好ましく、例えば、残りの反応溶媒に対するアルコール量が、1質量%以下となるまで、留去することが好ましい。尚、この留去は、通常、アルコールの沸点温度以下の温度で行われ、常圧下及び減圧下のいずれで行ってもよい。
上記中和工程においては、通常、水酸化ナトリウム(水溶液)、アンモニア(水溶液)、水酸化カリウム(水溶液)等の中和剤が用いられる。この中和工程により、反応系のpHを5〜10に調整し、−COOHを有さず、−COOMのみを有する重合体(P2)、又は、−COOH及び−COOMを有し、−COOM濃度が両者の合計に対して70〜100%である重合体とすることが好ましい。
従って、本発明の製造方法による(メタ)アクリル酸塩系重合体は、−COOHを有さず且つ−COOMのみを有する重合体、又は、−COOH及び−COOMを有し且つ−COOM濃度が両者の合計に対して70〜100%である重合体である。また、本発明の製造方法により、この(メタ)アクリル酸塩系重合体が溶解した水溶液が得られる。この(メタ)アクリル酸塩系重合体の固形分濃度は、通常、20〜60質量%、好ましくは30〜50質量%とすることができる。
本発明の製造方法による(メタ)アクリル酸塩系重合体の重量平均分子量(以下、「Mw」という。)は、好ましくは2,000〜30,000であり、より好ましくは3,000〜20,000、更に好ましくは4,000〜10,000である。このMwは、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により測定することができる。
また、上記(メタ)アクリル酸塩系重合体水溶液の、濃度40%における粘度(25℃)は、好ましくは10〜100,000mPa・sであり、より好ましくは100〜10,000mPa・sである。この粘度は、BM型粘度計を用いて測定することができる。
本発明によれば、反応溶媒中のアルコールを留去させながら、単量体の重合を進めることから、製造時間の短縮化を図ることができ、高濃度であり、重量平均分子量、粘度等の物性が安定した(メタ)アクリル酸塩系重合体を得ることができる。
以下、本発明について、実施例を挙げて具体的に説明するが、本発明は、これらの実施例に何ら制約されるものではない。
1.測定方法
下記の実施例等におけるpH、固形分濃度、重量平均分子量(Mw)及び粘度の測定方法を示す。
(1)pH
JIS Z8802(1984)に準じ、25℃で測定した。
(2)固形分濃度
アルミシャーレに試料3.5gを採取し、精秤した後、自動固形分計を用いて、温度195℃で乾燥させ、恒量となったところで再度精秤し、乾燥前精秤値との比を算出した。
(3)重量平均分子量(Mw)
GPCにより、下記測定条件で測定した。
カラム ; 「TSKgel G4000PWXL + TSKgel G3000P WXL + TSKgel G2500PWXL」(東ソー社製)
カラム温度; 40℃
溶離液 ; 0.1M−NaCl水溶液 + 0.1M−リン酸緩衝液
検出器 ; RI
検出器温度; 40℃
標準物質 ; ジエチレングリコール
(4)粘度
重合体濃度40質量%における粘度を、BM型粘度計を用いて、温度25℃で、90秒後に測定した。
2.(メタ)アクリル酸系重合体の製造及び評価
実施例1
温度計と、攪拌装置と、滴下装置と、反応器と、還流冷却装置と、蒸留装置とを備える反応器内に、窒素ガスを吹き込みながら、イソプロピルアルコール(以下、「IPA」という。)50質量部及び脱イオン水61質量部を仕込み、80℃に昇温した。
次いで、反応系の温度を80℃に保持した状態で、過硫酸アンモニウム0.5質量部を仕込み、更に、攪拌及び還流冷却しながら、アクリル酸100質量部、IPA6質量部及び脱イオン水7質量部からなる単量体含有液113部と、濃度15質量%の過硫酸アンモニウム水溶液15質量部とを4時間かけて供給しながら重合を行った。アクリル酸を50質量部(使用率50質量%)仕込んだ時点(重合開始から2時間経過後)で、還流冷却を中止すると同時に蒸留を開始し、IPAを回収した。その後、単量体含有液を添加し続けて重合を継続し、単量体含有液を供給し終えたとき(重合開始から4時間経過後)の反応系の温度を測定したところ、88℃であった。また、このときの反応系におけるIPAの残存量は30質量部(残存率53.6質量%)であった。そして、熟成を行うため、反応系の温度を88〜95℃に保持した状態で、更に2時間に渡って撹拌及び蒸留を継続した。
以上の反応において、4時間に渡る蒸留により、IPAを40質量部(反応系における残存率は28.6質量%)回収した。
次に、反応器内を減圧して、3時間に渡って加熱(温度70℃)することにより、残りのIPAを留去させた。
その後、反応溶液に、32質量%水酸化ナトリウム水溶液を供給してpH7.6とし、固形分濃度43.2質量%のアクリル酸塩系重合体(a)を含む水溶液を得た。重合開始から要した時間の合計は、9時間30分であった。
上記アクリル酸塩系重合体(a)のGPCによるMwは、6,500であり、粘度は、770mPa・sであった。
実施例2
温度計と、攪拌装置と、滴下装置と、反応器と、還流冷却装置と、蒸留装置とを備える反応器内に、窒素ガスを吹き込みながら、IPA70質量部及び脱イオン水57質量部を仕込み、80℃に昇温した。
次いで、反応系の温度を80℃に保持した状態で、過硫酸アンモニウム0.3質量部を仕込み、更に、攪拌及び還流冷却しながら、アクリル酸100質量部及び脱イオン水33質量部からなる単量体含有液133部と、濃度6質量%の過硫酸アンモニウム水溶液14質量部とを4時間かけて供給しながら重合を行った。アクリル酸を40質量部(使用率40質量%)仕込んだ時点(重合開始から2時間経過後)で、還流冷却を中止すると同時に蒸留を開始し、IPAを回収した。その後、単量体含有液を添加し続けて重合を継続し、単量体含有液を供給し終えたとき(重合開始から4時間経過後)の反応系の温度を測定したところ、88℃であった。また、このときの反応系におけるIPAの残存量は35質量部(残存率50質量%)であった。そして、熟成を行うため、反応系の温度を88〜95℃に保持した状態で、更に2時間に渡って撹拌及び蒸留を継続した。
以上の反応において、4時間に渡る蒸留により、IPAを45質量部(反応系における残存率は35.7質量%)回収した。
次に、反応器内を減圧して、3時間に渡って加熱(温度65℃)することにより、残りのIPAを留去させた。
その後、反応溶液に、32質量%水酸化ナトリウム水溶液を供給してpH7.2とし、固形分濃度40.5質量%のアクリル酸塩系重合体(b)を含む水溶液を得た。重合開始から要した時間の合計は、9時間40分であった。
上記アクリル酸塩系重合体(b)のGPCによるMwは、5,900であり、粘度は、670mPa・sであった。
実施例3
温度計と、攪拌装置と、滴下装置と、反応器と、還流冷却装置と、蒸留装置とを備える反応器内に、窒素ガスを吹き込みながら、IPA36質量部及び脱イオン水20質量部を仕込み、80℃に昇温した。
次いで、反応系の温度を80℃に保持した状態で、濃度30質量%の過硫酸アンモニウム水溶液3質量部及び濃度50質量%の亜リン酸水溶液1質量部を仕込み、更に、攪拌及び還流冷却しながら、アクリル酸100質量部、IPA31質量部及び脱イオン水17質量部からなる単量体含有液148部と、濃度30質量%の過硫酸化水素水溶液5質量部とを4時間かけて供給しながら重合を行った。アクリル酸を60質量部(使用率60質量%)仕込んだ時点(重合開始から2時間経過後)で、還流冷却を中止すると同時に蒸留を開始し、IPAを回収した。その後、単量体含有液を添加し続けて重合を継続し、単量体含有液を供給し終えたとき(重合開始から4時間経過後)の反応系の温度を測定したところ、88℃であった。また、このときの反応系におけるIPAの残存量は30質量部(残存率44.8質量%)であった。そして、熟成を行うため、反応系の温度を88〜93℃に保持した状態で、更に2時間に渡って撹拌及び蒸留を継続した。
以上の反応において、4時間に渡る蒸留により、IPAを45質量部(反応系における残存率は32.8質量%)回収した。
次に、反応器内を減圧して、3.5時間に渡って加熱(温度70℃)することにより、残りのIPAを留去させた。
その後、反応溶液に、32質量%水酸化ナトリウム水溶液を供給してpH7.2とし、固形分濃度45.2質量%のアクリル酸塩系重合体(c)を含む水溶液を得た。重合開始から要した時間の合計は、10時間であった。
上記アクリル酸塩系重合体(c)のGPCによるMwは、7,200であり、粘度は、1,050mPa・sであった。
比較例1
温度計と、攪拌装置と、滴下装置と、反応器と、還流冷却装置と、蒸留装置とを備える反応器内に、窒素ガスを吹き込みながら、アクリル酸100質量部、IPA200質量部及び脱イオン水80質量部を仕込み、80℃に昇温した。
次いで、反応系の温度を80℃に保持した状態で、攪拌及び還流冷却しながら、過硫酸アンモニウム0.3質量部を仕込み、重合を開始した。その後、濃度15質量%の過硫酸アンモニウム水溶液15質量部を4時間かけて供給しながら重合を進め、重合開始から2時間経過後、還流冷却を中止すると同時に蒸留を開始し、IPAを回収した。そして、上記過硫酸アンモニウム水溶液を添加し続けて重合を継続し、この過硫酸アンモニウム水溶液を供給し終えたとき(重合開始から4時間経過後)の反応系の温度を測定したところ、86℃であった。また、このときの反応系におけるIPAの残存量は60質量部(残存率30質量%)であった。そして、熟成を行うため、反応系の温度を88〜95℃に保持した状態で、更に2時間に渡って撹拌及び蒸留を継続した。
以上の反応において、4時間に渡る蒸留により、IPAを120質量部(反応系における残存率は40質量%)回収した。
次に、反応器内を減圧して、5時間に渡って加熱(温度75℃)することにより、残りのIPAを留去させた。
その後、反応溶液に、32質量%水酸化ナトリウム水溶液を供給してpH7.5とし、固形分濃度41.2質量%のアクリル酸塩系重合体(d)を含む水溶液を得た。重合開始から要した時間の合計は、11時間30分であった。
上記アクリル酸塩系重合体(d)のGPCによるMwは、22,500であり、粘度は、4,600mPa・sであった。
比較例2
温度計と、攪拌装置と、滴下装置と、反応器と、還流冷却装置と、蒸留装置とを備える反応器内に、窒素ガスを吹き込みながら、IPA50質量部及び脱イオン水61質量部を仕込み、80℃に昇温した。
次いで、反応系の温度を80℃に保持した状態で、過硫酸アンモニウム0.5質量部を仕込み、更に、攪拌及び還流冷却しながら、アクリル酸100質量部、IPA6質量部及び脱イオン水7質量部からなる単量体含有液113部と、濃度15質量%の過硫酸アンモニウム水溶液15質量部とを4時間かけて供給しながら重合を行った。アクリル酸を80質量部(使用率80質量%)仕込んだ時点(重合開始から3時間12分経過後)で、還流冷却を中止すると同時に蒸留を開始し、IPAを回収した。その後、単量体含有液を添加し続けて重合を継続し、単量体含有液を供給し終えたとき(重合開始から4時間経過後)の反応系の温度を測定したところ、82℃であった。また、このときの反応系におけるIPAの残存量は46質量部(残存率82.1質量%)であった。そして、熟成を行うため、反応系の温度を82〜93℃に保持した状態で、更に2時間に渡って撹拌及び蒸留を継続した。
以上の反応において、4時間に渡る蒸留により、IPAを28質量部(反応系における残存率は50質量%)回収した。
次に、反応器内を減圧して、5時間に渡って加熱(温度75℃)することにより、残りのIPAを留去させた。
その後、反応溶液に、32質量%水酸化ナトリウム水溶液を供給してpH7.5とし、固形分濃度43.4質量%のアクリル酸塩系重合体(e)を含む水溶液を得た。重合開始から要した時間の合計は、11時間40分であった。
上記アクリル酸塩系重合体(e)のGPCによるMwは、7,000であり、粘度は、800mPa・sであった。
比較例
温度計と、攪拌装置と、滴下装置と、反応器と、還流冷却装置と、蒸留装置とを備える反応器内に、窒素ガスを吹き込みながら、IPA10質量部及び脱イオン水61質量部を仕込み、80℃に昇温した。
次いで、反応系の温度を80℃に保持した状態で、過硫酸アンモニウム0.5質量部を仕込み、更に、攪拌及び還流冷却しながら、アクリル酸100質量部、IPA6質量部及び脱イオン水7質量部からなる単量体含有液113部と、濃度15質量%の過硫酸アンモニウム水溶液15質量部とを4時間かけて供給しながら重合を行った。単量体含有液を供給し終えたとき(重合開始から4時間経過後)の反応系の温度を測定したところ、88℃であった。また、このときの反応系におけるIPAの残存量は16質量部(残存率100質量%)であった。そして、熟成を行うため、反応系の温度を88〜92℃に保持した状態で、更に2時間に渡って撹拌及び還流冷却を継続した。
次に、反応器内を減圧して、3時間に渡って加熱(温度75℃)することにより、残りのIPAを留去させた。
その後、反応溶液に、32質量%水酸化ナトリウム水溶液を供給してpH7.6とし、固形分濃度43.2質量%のアクリル酸塩系重合体(f)を含む水溶液を得た。重合開始から要した時間の合計は、9時間30分であった。
上記アクリル酸塩系重合体(f)のGPCによるMwは、35,500であり、粘度は、5,500mPa・sであった。
比較例
温度計と、攪拌装置と、滴下装置と、反応器と、還流冷却装置と、蒸留装置とを備える反応器内に、窒素ガスを吹き込みながら、IPA50質量部及び脱イオン水61質量部を仕込み、80℃に昇温した。
次いで、反応系の温度を80℃に保持した状態で、過硫酸アンモニウム0.5質量部を仕込み、更に、攪拌及び還流冷却しながら、アクリル酸100質量部、IPA6質量部及び脱イオン水7質量部からなる単量体含有液113部と、濃度15質量%の過硫酸アンモニウム水溶液15質量部とを4時間かけて供給しながら重合を行った。単量体含有液を供給し終えたとき(重合開始から4時間経過後)の反応系の温度を測定したところ、88℃であった。また、このときの反応系におけるIPAの残存量は56質量部(残存率100質量%)であった。そして、熟成を行うため、反応系の温度を88〜95℃に保持した状態で、更に2時間に渡って撹拌及び還流冷却を継続した。
次に、反応器内を減圧して、6時間に渡って加熱(温度80℃)することにより、残りのIPAを留去させた。
その後、反応溶液に、32質量%水酸化ナトリウム水溶液を供給してpH7.6とし、固形分濃度43.2質量%のアクリル酸塩系重合体(g)を含む水溶液を得た。重合開始から要した時間の合計は、12時間50分であった。
上記アクリル酸塩系重合体(g)のGPCによるMwは、4,200であり、粘度は、470mPa・sであった。
本発明の方法により製造された(メタ)アクリル酸塩系重合体は、製紙用、塗料用等の顔料分散剤、洗剤ビルダー、清缶剤等として有用である。

Claims (5)

  1. 炭素数2〜6のアルコール及び水を含む混合物を反応溶媒とし、(メタ)アクリル酸及び/又はその塩を含む単量体を重合する際に、上記アルコールを留去させながら、該単量体を重合する重合工程を備える(メタ)アクリル酸塩系重合体の製造方法において、
    上記重合工程は、上記単量体を連続供給又は分割供給しながら進められ、上記単量体の使用量の合計が、該単量体の全質量に対して35〜75質量%に達した後、上記アルコールの留去を開始することを特徴とする(メタ)アクリル酸塩系重合体の製造方法。
  2. 上記単量体の供給が完了した時の、反応系における上記アルコールの残存量が、反応前の上記アルコールの全質量に対して35〜75質量%である請求項に記載の(メタ)アクリル酸塩系重合体の製造方法。
  3. 上記重合工程が終了した時の、反応系における上記アルコールの残存量が、反応前の上記アルコールの全質量に対して10〜50質量%である請求項1又は2に記載の(メタ)アクリル酸塩系重合体の製造方法。
  4. 上記アルコールが、イソプロピルアルコールを含む請求項1乃至のいずれかに記載の(メタ)アクリル酸塩系重合体の製造方法。
  5. 上記(メタ)アクリル酸塩系重合体の重量平均分子量が、2,000〜30,000である請求項1乃至のいずれかに記載の(メタ)アクリル酸塩系重合体の製造方法。
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