JP5105412B2 - リールシート及びリールシート付き釣り竿 - Google Patents
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Description
以上のような構成になる両軸受リールを釣り竿のリールシートに取付けた場合には、リールシートの両横側方に両軸受リールの左右一対のケース部が位置することとなる。
釣操作を行う場合には、釣り人は、一方の手の親指を両軸受リールのケース部の上面に載置するとともに、親指以外の4本指をケース部の側面にあてがいながら指先を下方まで延出し、指先を、ブランクを覆うシートベースの下面を迂回する状態に位置させる握り形態を採ることが通常である。
この場合に、シートベースの断面形状がフードの外径より小径に構成されているので、ケース部の側面の下端とシートベースとの間隔が大きく、かつ、シートベース下面の円弧面が小径であるので、ケース部の側面の下端を離れた指先はケース部の側面に沿った状態から屈折度を大きくしてシートベース下面に向かい、その指先の先端部分をシートベースの下面に当てがう状態となる。
したがって、両軸受リールとリールシートとを伴握りして、仕掛けの投入及び巻き上げを行うが、両軸受リールとリールシートとを伴握りする状態が手指を大きく屈折させる不自然なものとなっているので、握ることに対する負担が大きく、改善が必要であった。
請求項1に係る発明の特徴構成は、リール脚を保持するフードを備えるシートベースにリール脚載置部を備えるとともに、前記シートベースに、前記リール脚載置部の左右両側方に位置し径方向外方に突出する一対の突出面部と、前記シートベースの軸芯を挟んで前記リール脚載置部の存在側とは反対側に位置する指当て周部とを形成し、前記左右突出面部における突出端を前記フードの外周面より径方向外側にまで突出させ、前記突出面部から前記指当て周部に亘る範囲で連続面を形成しているリールシートであって、
前記リール脚載置部における左右方向に沿った横幅を、竿先側端と竿尻側端に比べて、前記竿先側端と前記竿尻側端との間の中間位置で狭くし、かつ、リール脚載置部の横側方下方に、下端側ほど横外側方に広がる傾斜面部を設けてある点にあり、その作用効果は次の通りである。
シートベースにおけるリール脚載置部の両側方に左右の突出面部を形成している。この左右の突出面部は突出端をフードの外周面よりも径方向外側に突出する状態に形成してあるので、両軸受リールをリール脚載置部に取り付けた状態で、両軸受リールの両サイドに位置するケース部に、突出面部の突出端を近接させることができる。
そして、その突出面部にあてがった手指の指先は、連続曲面として形成された膨出面部から前記指当て周部に沿ってあてがわれるので、握る際の痛みや圧迫感を感じることが少ない。
シートベースにフードの外周面より突出する突出面部を形成する点と、その突出面部と前記指当て周部とを連続曲面に形成する二点とによって、両軸受リールのケース部から前記指当て周部にあてがう手指の姿勢を自然に近いものとできる。このことによって、安定した握りが可能になり、仕掛けの投入、巻き上げを長時間に亘って安定して行うことができるようになった。
本第2発明の特徴構成は、前記左右の突出面部を竿軸線方向において所定長さに亘って形成するとともに、前記突出面部を、前記突出端の左右外方への突出量が竿軸線方向における所定長さの中間部において最大となるように、中膨れ形状に形成してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
請求項1においては、突出面部における縦断面形状が連続曲面を形成している点に言及したが、ここでは、リール脚載置部及び突出面部に対する平面視において、竿軸線方向において中間部ほど横向き突出量が大きくなる中膨れ形状に形成してある点に言及する。
このような構成によって、突出面部にあてがわれた手指に中膨れ部分で引っ掛かり抵抗を付与できて、両軸受リールとリールシートとを伴握る手指の竿軸線方向への移動を抑制し、安定した握り状態を確保できる。
本第3発明の特徴構成は、請求項1又は2記載のリールシートを備えた釣り竿を提供する点にあり、その作用効果は次の通りである。
請求項1又は2に対応する作用効果の項で記載した握り易いリールシートを装着した釣り竿においては、仕掛けの投入及び巻き上げ操作を容易迅速に行うことができ、仕掛けの投入巻き上げを頻繁に繰り返す釣りに使用される釣り竿を提供できるに至った。
シートベース7は、ABS樹脂、ナイロン、ポリカーボネート等の合成樹脂を射出成形して、製造される。
上記のような構成を採るのは、小型の両軸受リールRであってスプールの両側方に配置される両ケース部Rbの間隔が小さなものであっても、両ケース部Rbを狭い幅wの両側方に位置させて、両軸受リールRを取り付けることができるようにするためである。
そして、その突出面部7Eにあてがった手指の指先は、連続曲面として形成された膨出面部7Fから指当て周部7Gに沿ってあてがわれるので、握る際の痛みや圧迫感を感じることが少ない。
このように、ブランク1の挿通位置が下側に偏芯した位置にあるので、つぎのようなことが言える。
フード本体部10Aの内周面に突設されている突条10cは、図示してはいないが、シートベース7のネジ部7Aに形成したガイド溝に係合することによって、可動フード10がシートベース7の軸線方向に沿ってスライド移動することを可能とさせている。
天井保持部10bは内部空間の奥側ほど、天井面が低くなる傾斜面に形成されている。
保持傾斜面部10a、10aは、内部空間の奥側ほど両側壁に形成された保持傾斜面部10a、10aの間隔が狭くなるように、大きな傾斜角度の傾斜面に構成されており、リール脚Raの長さや幅が異なるリール脚Raに対しても取付固定できるように構成してある。
ここで、比較の対象になる可動フード10の形状は次ぎのようになっている。つまり、図7(ロ)に示すように、入口部から奥壁まで、一定の傾斜度を呈する保持傾斜面部10aが形成されている。
(1)傾斜面部7Dは特に設ける必要性はなく、図示してはいないが、突出面部7Eをリール脚載置部7Cから直接横側方に形成する構成を採ってもよい。
(2)ブランク1を偏芯して設ける必要はなく、リールシート3及びリアグリップ4の軸線位置にブランク1を設けてもよい。
(3)可動フード10におけるリール脚Raを挾持保持する保持傾斜面部10aの傾斜角度θは緩やかなものであってもよい。
(4)リールを支持する形態としては、一対の可動フード10で行っても良く、両軸受けリールRに適合するものであれば、固定フード5は使用する必要はない。
(5)トリガー6としては、無くてもよい。
7 シートベース
7C リール脚載置部
7E 突出面部
7F 膨出面部
7G 指当て周部
7a 突出端
10 可動フード(フード)
Ra リール脚
Claims (3)
- リール脚を保持するフードを備えるシートベースにリール脚載置部を備えるとともに、前記シートベースに、前記リール脚載置部の左右両側方に位置し径方向外方に突出する一対の突出面部と、前記シートベースの軸芯を挟んで前記リール脚載置部の存在側とは反対側に位置する指当て周部とを形成し、前記左右突出面部における突出端を前記フードの外周面より径方向外側にまで突出させ、前記突出面部から前記指当て周部に亘る範囲で連続面を形成しているリールシートであって、
前記リール脚載置部における左右方向に沿った横幅を、竿先側端と竿尻側端に比べて、前記竿先側端と前記竿尻側端との間の中間位置で狭くし、かつ、リール脚載置部の横側方下方に、下端側ほど横外側方に広がる傾斜面部を設けてあるリールシート。 - 前記左右の突出面部を竿軸線方向において所定長さに亘って形成するとともに、前記突出面部を、前記突出端の左右外方への突出量が竿軸線方向における所定長さの中間部において最大となるように、中膨れ形状に形成してある請求項1記載のリールシート。
- 請求項1又は2記載のリールシートを備えた釣り竿。
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