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JP5101354B2 - 走査型眼底撮影装置 - Google Patents

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JP5101354B2
JP5101354B2 JP2008066849A JP2008066849A JP5101354B2 JP 5101354 B2 JP5101354 B2 JP 5101354B2 JP 2008066849 A JP2008066849 A JP 2008066849A JP 2008066849 A JP2008066849 A JP 2008066849A JP 5101354 B2 JP5101354 B2 JP 5101354B2
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Description

本発明は、被検眼眼底上で光ビームを走査して被検眼の眼底を撮影する走査型眼底撮影装置に関する。
被検眼眼底上でレーザ光を走査させ、その眼底反射光を受光素子により受光することにより被検眼の眼底画像を取得する走査型眼底撮影装置において、それぞれ単色のレーザ光を発する赤色(R)レーザ光源、緑色(G)レーザ光源、青色(B)レーザ光源等が設けられており、撮影目的に応じて発光させるレーザ光源を切換可能な構成となっている。なお、取得される眼底画像は単色光によって撮影されたものであるため、モノクロ画像にて眼底観察を行うこととなる。
また、上記のような走査型眼底撮影装置において、前述のRGBのレーザ光源を全て点灯させ、その眼底反射光を赤色、緑色、青色の波長に分割し、分割された各光束を専用の受光素子に受光させ、各受光素子からの受光信号を映像信号としてカラーテレビモニタに出力させることにより擬似的なカラーの眼底画像を動画表示しようとする走査型眼底撮影装置が開示されている。
特開平7−136127号公報
しかしながら、特許文献1の装置の場合、RGBのレーザ光源によるカラーの動画像を用いた眼底観察と単色光(例えば、赤外光)によるモノクロの動画像を用いた眼底観察を別々に行う構成であるため、検者には手間がかかる。また、カラーの眼底画像を動画像として得る場合、被検眼眼底に可視レーザ光を連続的に照射させた状態となるため、そのまぶしさから被検眼が縮瞳してしまい、虹彩での測定光のけられによって眼底画像に光量ムラが生じてしまう可能性がある。
本発明は、上記問題点を鑑み、カラー眼底像を効率よく取得できる走査型眼底撮影装置を提供することを技術課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とする。
(1) 指向性が高く輝度の高い光を発する、赤色光源,緑色光源,青色光源の3色の光源と,赤外光源を持つ光源ユニットと、前記光源ユニットの各光源から出射した測定光を被検眼眼底上で走査する走査光学系と、被検眼眼底に照射された前記測定光の反射光を受光素子にて受光する受光光学系と、
前記受光素子から出力される受光信号に基づいてフレーム毎の眼底画像を取得する画像取得部と、
該画像取得部によって取得される眼底画像を表示する表示モニタと、
前記画像取得部によって取得される眼底画像をフレーム毎に記憶するメモリと、
前記3色の光源による各色の眼底画像の取得を開始するためのトリガ信号を入力するトリガ入力手段と、
前記赤外光源から出射される赤外光によって連続的に得られる赤外眼底画像を動画画像として前記表示モニタ上に表示させた状態において、前記トリガ入力手段によるトリガ信号に基づいて、前記メモリに少なくとも各色の眼底画像が個別に1フレーム分記憶できるように前記3色の光源から各色の光を眼底に向けて各々出射させるとともに,該少なくとも各色の1フレーム分の眼底画像が得られるまで前記受光素子への赤外光の入射を規制し、前記少なくとも各色の1フレーム分の眼底画像が得られた後は前記3色の光源からの眼底への出射を止め,前記受光素子への赤外光の入射の規制を解除して前記モニタ上に赤外眼底画像を動画表示させる制御を行う制御手段と、を備えることを特徴とする。
(2) (1)の制御手段は、前記メモリに各色の眼底画像が個別に1フレームずつ連続で記憶できるように前記3色の光源から各色の光を眼底に向けて各々連続して出射させることを特徴とする。
(3) (2)の制御手段は、さらに、赤外眼底画像と前記三色の光源による各色の眼底画像を含めた4色の眼底画像の取得を開始するためのトリガ信号を入力する第2のトリガ入力手段を備え、
前記赤外光源から出射される赤外光によって連続的に得られる赤外眼底画像を動画画像として前記表示モニタ上に表示させた状態において、前記第2のトリガ入力手段よるトリガ信号に基づいて、前記メモリに少なくとも各色の眼底画像が個別に1フレーム分記憶できるように前記3色の光源及び赤外光源から各色の光を眼底に向けて各々出射させることを特徴とする。
(4) (3)の制御手段は、前記赤色光源、前記緑色光源、前記青色光源、を順次パルス発振させることにより前記3色の光源から各色の光を眼底に向けて各々出射させることを特徴とする。
本発明によれば、カラー眼底像を効率よく取得できる。
本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。図1は本実施の形態の走査型眼底撮影装置の光学系を示した図である。
赤色、緑色、青色、及び赤外の波長を有するレーザ光を出射する光源ユニット(レーザ出射部)1は、赤外域(波長790nm程度)の波長のレーザ光を発する第1レーザ光源1aと、赤色(波長660nm程度)のレーザ光を発する赤色レーザ光源20a,緑色(波長530nm程度)のレーザ光を発する緑色レーザ光源20b,青色(波長490nm程度)のレーザ光を発する青色レーザ光源20cの3色の光源を含み、制御部30(図2参照)によって各光源が駆動制御される。
また、光源ユニット1には、各光源から出射される光を光軸L1上にて同軸とする(合成する)ための光路合成部材として、赤外光を透過して可視光を反射する特性を有するダイクロイックミラー23、赤色光を反射して青色光及び緑色光を透過する特性を有するダイクロイックミラー21a、緑色光を反射して青色光を透過する特性を有するダイクロイックミラー21bが配置されている。なお、これらのダイクロイックミラーは、ハーフミラーであってもよい。
なお、本実施形態では、光源1a及び光源20a〜20cにはレーザ光源(例えば、半導体レーザ光源)が用いられているが、指向性が高く輝度の高い光を発する光源であればよく、例えば、スーパールミネッセンスダイオード(SLD)光源を用いるようにしてもよい。
2は中央に開口部を有する穴開きミラー、3はレンズである。4及び5はミラーであり、図1に示す矢印方向に移動可能とされ、光路長を変化させることによりフォーカス合せ(視度補正)を行うことができる。6、8及び10は凹面ミラーである。7はレーザ光を被検眼眼底にて水平方向に偏向させ走査するための走査手段となるポリゴンミラー、9はポリゴンミラー7による走査方向に対して直角方向にレーザ光を偏向させ走査するための走査手段となるガルバノミラーである。ここで、ポリゴンミラー7及びガルバノミラー9は、光源ユニット1の各光源から出射した測定光を被検眼眼底上で走査する走査光学系(光スキャナー)として用いられる。なお、被検眼眼底上で測定光を走査する走査光学系としては、これに限るものではなく、音響光学光偏向素子(AOD)、電気光学光偏向素子(EOD)、ニポウディスクスキャナー、等を用いることが考えられる。
光源1aから出射したレーザ光は、ダイクロイックミラー23を透過した後、穴開きミラー2の開口部を通り、レンズ3を介した後、ミラー4、ミラー5、凹面ミラー6にて反射し、ポリゴンミラー7に向かう。ポリゴンミラー7にて反射された光束は、凹面ミラー8、ガルバノミラー9、凹面ミラー10にて反射した後、被検眼眼底にて集光し、眼底を2次元的に(図示するXY軸方向に)走査する。これらの光学部材によって被検眼眼底に赤外域の測定光を照射する赤外光照射光学系を形成する。
また、光源20aを出射した光束(赤色光)は、ダイクロイックミラー21aにより反射した後、さらにダイクロイックミラー23にて反射し、照射光学系の光路に導かれる。照射光学系の光路に導かれた光束は、前述した赤外のレーザ光と同様な経路を経て、被検眼眼底に照射される。また、光源20bを出射した光束(緑色光)は、ダイクロイックミラー21bにて反射した後、ダイクロイックミラー21aを透過し、ダイクロイックミラー23にて照射光学系の光路に導かれる。また、光源20cを出射した光束(青色光)は、ダイクロイックミラー21b、ダイクロイックミラー21aを透過し、ダイクロイックミラー23にて照射光学系の光路に導かれる。このような光学部材にて可視域における波長の異なる3色の測定光を被検眼眼底に照射する可視光照射光学系が形成される。
12はレンズであり、13は光軸上にピンホールを有したピンホール板である。レンズ12は被検眼眼底の観察点(撮影点)とピンホール板13とを共役な位置に置く。14は集光レンズ、15は赤外域及び可視域に感度を持つ受光素子である。なお、本実施形態の受光素子15には、APD(アバランシェフォトダイオード)を用いている。
被検眼眼底に走査されたレーザ光の反射光は、前述した照射光学系を逆に辿り、穴開きミラー2にて反射し、下方に折り曲げられる。なお、被検眼の瞳位置と穴開きミラー2の開口部とは、レンズ3、凹面ミラー6,8,10により共役となっている。穴開きミラー2にて反射した反射光は、レンズ12を介してピンホール板13のピンホールに焦点を結ぶ。ピンホールにて焦点を結んだ反射光は、集光レンズ14を経て受光素子15に受光される。これらの光学部材により被検眼眼底に照射された測定光の反射光を受光素子にて受光する受光光学系が形成される。
図2は本実施形態における走査型眼底撮影装置の制御系を示したブロック図である。30は装置全体の制御を行う制御部である。制御部30には光源ユニット1(光源1a、光源20a〜20c、)、ポリゴンミラー7、ガルバノミラー9、受光素子15、ミラー4,5を駆動させるための駆動手段31、コントロール部32、受光素子15から出力される受光信号に基づいてフレーム毎の眼底画像を取得する画像取得部(画像形成回路)33、モニタ34、メモリ35、図示無きジョイスティックの頂部に設けられた撮影スイッチ36等が接続される。また、画像取得部33には、少なくとも1フレーム分の眼底画像を一時的に記憶するフレームメモリ33aが設けられている。ここで、制御部30は、画像取得部33によって取得された眼底画像をモニタ34に表示する表示制御機能を持つ。メモリ35は種々の情報を記憶しておくための記憶部として用いられ、例えば、画像取得部33によって取得される眼底画像をフレーム毎に記憶できる。また、コントロール部32には、視度補正のために被検眼の屈折力を入力するための入力部32a、被検眼眼底に出射するレーザ光を選択するためのレーザ光選択スイッチ32b、3色の光源による各色の眼底画像を取得するためのカラー眼底画像撮影モードか赤外眼底画像を静止画として取得するための通常撮影モードかを選択するための選択スイッチ32c、等が設けられている。
以上のような構成を有する走査型眼底撮影装置において、その動作について説明する。
検者は予め被検眼の屈折力を眼屈折力測定装置等にて測定しておき、得られた被検眼の屈折力値をコントロール部32の屈折力入力部32aを用いて入力する。制御部30は入力された屈折力データを記憶部35に記憶させるとともに、駆動手段31を用いてミラー4,5を駆動させて視度補正を行う。
また、検者は、コントロール部32に設けられたレーザ光選択スイッチ32bを用いて赤外レーザ光を選択する。ここで、制御部30は、その選択信号に基づいて赤外レーザ光源1aを点灯させ、光源ユニット1から被検眼眼底に対して赤外のレーザ光を出射させる。この場合、制御部30は、赤外光源1aを連続して発振させる連続発振モードに設定され、赤外レーザ光源1による撮影画像が動画画像として表示モニタ34上に表示される。
また、検者は、コントロール部32に設けられた選択スイッチ32cを用いてカラー眼底画像撮影モードか通常撮影モードかを選択する。なお、以下の説明では、カラー眼底画像撮影モードに設定された場合について説明する。この場合、パラメータ設定により初期状態においては通常撮影モードとし、選択スイッチ32cが押されたときにカラー眼底画像撮影モードに移行するようにしてもよい。
次に、検者は、図示無きジョイスティックを操作して装置本体を移動させ、被検眼の眼底にレーザ光が照射され所望する画像がモニタ34に表示されるように、アライメントを行い、その後、コントロール部32に設けられたフォーカスダイヤルを回して眼底画像のフォーカスを調整する。
ここで、制御部30は、光源1aを連続発振させ、光源ユニット1から赤外レーザ光を出射し、ポリゴンミラー7及びガルバノミラー9を駆動制御することにより、被検眼の眼底上で赤外レーザ光を二次元的に走査させる。そして、画像取得部33は、ポリゴンミラー7及びガルバノミラー9による走査範囲における眼底からの反射光によって得られる受光素子15からの受光信号をフレームメモリ33aに画像データとして逐次並べていく。この場合、ポリゴンミラー7の反射面の1面分の回転移動によって、横一列分の画像が得られる。
ポリゴンミラー7がさらに回転し、レーザ光が次の反射面にて反射すると、次の反射面における走査範囲内のレーザ光の反射光の受光信号が新たな一列分の画像データの信号として画像取得部33のフレームメモリ33aに書き込まれる。このような処理を順次行うことにより、画像取得部33は、2次元的に走査した被検眼眼底の撮影範囲を一枚の画像(1フレーム分の画像)として取得し、制御部30は、フレームメモリ33aに記憶された1フレーム分の眼底画像をモニタ34に表示させる。また、制御部30は、1フレーム分の眼底画像が得られると、ガルバノミラー9を走査開始時の反射角度まで戻し、再び同じようにレーザ光を上から下に向かって走査するように駆動制御する。
このようにして、画像取得部33は、赤外レーザ光源1が連続発振している状態で受光素子15から出力される受光信号に基づいて所定のフレームレートにて眼底画像を取得し、1フレーム分の眼底画像が取得される毎にフレームメモリ33aに記憶する眼底画像を随時更新する。また、制御部30は、画像取得部33によって眼底画像が1フレーム取得される毎に、表示モニタ34に表示させる眼底画像を随時更新する。これにより、表示モニタ34には、赤外レーザ光源1aから出射される赤外光によって連続的に得られる赤外眼底画像が動画画像として表示モニタ34上に表示される。
このようにして検者の所望する眼底画像が表示モニタ34に表示されるようになると、検者は、表示モニタ34に表示される赤外眼底画像の動画画像を観察し、被験者に対する診断を行うことが可能となる。
図3はカラー眼底画像を撮影するときの動作について説明するタイミングチャートである。表示モニタ34に赤外眼底画像の動画画像が表示された状態において、カラー眼底画像を撮影したい場合、検者は、モニタ34上の赤外眼底画像が所望する画像となるように撮影条件の調整をした後、撮影スイッチ36を押す。ここで、連続発振モードの作動中において、撮影スイッチ36からトリガ信号が入力されると、制御部30は、そのトリガ信号に基づいて、赤外レーザ光源1の連続発振を終了し、赤色レーザ光源20a、緑色レーザ光源20b、青色レーザ光源20cを1フレーム毎に順次選択し、パルス発振させる。そして、制御部30は、選択したレーザ光源による被検眼眼底からの反射光を受光素子15によって受光し、受光素子15からの受光信号に基づいて画像取得部33により眼底画像を取得し、画像取得部33によって形成された使用波長の異なる1フレーム毎の眼底画像を記憶部35に記憶させていく。なお、赤色レーザ光源20a、緑色レーザ光源20b、青色レーザ光源20cを順次パルス発振させる際の順序は、特に、限定されない(例えば、赤、青、緑、の順であってもよい。)。
より具体的には、検者によって撮影スイッチ36が押されると、トリガ信号Trが制御部30に入力される。そして、制御部30は、そのトリガ信号Trに基づいて、画像取得部33のフレームレートに同期して、連続発振させていた赤外レーザ光源1を消灯させると共に、赤色レーザ光源20aを点灯させる。これにより、赤色レーザ光源20aにより被検眼眼底に赤色レーザ光が照射され、受光素子15上に赤色レーザ光による眼底反射光が受光される。ここで、ガルバノミラー9及びポリゴンミラー7によるレーザ走査によって被検眼眼底の撮影範囲をレーザ光が走査されると、画像取得部33のフレームメモリ33aに1フレーム分の赤色眼底画像が静止画として記憶される。そして、制御部30は、フレームメモリ33aに記憶された1フレーム分の赤色眼底画像を記憶部35に転送し、使用したレーザ光の色を識別するフラグを立てて記憶させる。
このようにして赤色眼底画像が取得されると、次に、制御部30は、フレームレートに同期して、赤色レーザ光源20aを消灯させると共に、緑色レーザ光源20bを点灯させる。これにより、緑色レーザ光源20bにより被検眼眼底に緑色レーザ光が照射され、受光素子15上に緑レーザ光による眼底反射光が受光される。そして、被検眼眼底の撮影範囲を緑色レーザ光が走査されると、画像取得部33のフレームメモリ33aに1フレーム分の緑色眼底画像が静止画として記憶される。そして、制御部30は、フレームメモリ33aに記憶された1フレーム分の緑色眼底画像を記憶部35に転送し、使用したレーザ光の色を識別するフラグを立てて記憶させる。
さらに、緑色眼底画像が取得されると、次に、制御部30は、フレームレートに同期して、緑レーザ光源20bを消灯させると共に、青色レーザ光源20cを点灯させる。これにより、青色レーザ光源20cにより被検眼眼底に青色レーザ光が照射され、受光素子15上に青レーザ光による眼底反射光が受光される。そして、被検眼眼底の撮影範囲を青色レーザ光が走査されると、画像取得部33のフレームメモリ33aに1フレーム分の青色眼底画像が静止画として記憶され、制御部80は、フレームメモリ33aに記憶された1フレーム分の青色眼底画像を記憶部35に転送し、使用したレーザ光の色を識別するフラグを立てて記憶させる。
上記のようにして、被検眼眼底に照射されるレーザ光の波長が1フレーム毎に順次切り換わると、3フレーム分の眼底画像が得られる間に、赤色レーザ光源20aによる赤色眼底画像、緑色レーザ光源20bによる緑色眼底画像、青色レーザ光源20cによる青色眼底画像、が順次記憶部35に記憶される。
以上のようにして、RGBの眼底画像の静止画が取得されると、制御部30は、青色レーザ光源20cを消灯し、赤外レーザ光源1を点灯させて連続発振制御を再開し、画像取得部33により1フレーム毎に赤外眼底画像を連続的に取得して、赤外眼底画像の動画画像を得る。
なお、上記のようにして記憶部35に記憶されたRGBの眼底画像は、制御部30により合成処理(重ね合わせ処理)され、3色の擬似カラー眼底画像に画像処理される。そして、制御部30は、取得したカラー眼底画像をモニタ34上に表示する。なお、上記手法に限るものではなく、記憶部35に記憶されたRGBの眼底画像をパーソナル・コンピュータに転送し、画像処理用のソフトウェアを用いてパーソナル・コンピュータに設けられた演算処理部によってRGBの眼底画像を画像処理することにより、3色の擬似カラー眼底画像をパーソナル・コンピュータのディスプレイ上に表示させるようにしてもよい。また、RGBの眼底画像を合成する場合、各画像の特徴点(例えば、眼底血管、乳頭、等)を画像処理により抽出し、特徴点の位置が一致するように補正処理を行うことにより、各色の眼底画像間の位置ずれを補正するようにしてもよい。
以上のようにすれば、赤外レーザ光による動画画像での眼底観察時において、カラー眼底画像をスムーズに取得できる。また、赤外レーザ光による眼底観察の合間に可視レーザ光が一時的に照射されるので、被検眼の縮瞳を回避でき、光量ムラの少ない鮮明な眼底画像を得ることができる。また、本実施形態では、各色の眼底画像がそれぞれ静止画として記憶されるため、ちらつきの少ないカラー眼底像が得られる。
また、上記構成において、撮影スイッチ36から撮影開始信号が入力されるタイミング(トリガ信号Trが発せられるタイミング)によっては、トリガ信号が入力された次のフレームレート(1番目)での3色の光源からの眼底へのレーザ光の出射が間に合わない場合がある。そこで、撮影スイッチ36からトリガ信号が入力されるタイミングに応じて、トリガ信号が入力された次のフレームレート(1番目)にて3色の光源による各色の眼底画像の取得を開始する場合と、トリガ信号が入力された次々回以降のフレームレート(2番目以降)にて3色の光源による各色の眼底画像の取得を開始する場合を設けるようにしてもよい。
より具体的には、撮影スイッチ36よりトリガ信号が入力されてから光源20aよりレーザ光が出射されるまでに要する時間LS(例えば、10ms)を予め求めておき、撮影スイッチ36からのトリガ信号が入力されてから次のフレームレートまでの時間が時間LSよりも短い場合、トリガ信号が入力された次々回のフレームレートに同期して光源20aを点灯させ、赤色眼底画像の取得を開始するようにしてもよい。この場合、トリガ信号の入力された次々回のフレームレートで赤色眼底画像を取得すればよく、光源20aの点灯タイミング自体は必ずしもフレームレートに同期させなくてもよい。また、上記手法に限るものではなく、時間Lsを考慮して、トリガ信号の入力タイミングにかかわらず、トリガ信号が入力された次々回以降のフレームレート(2番目以降)にて3色の光源による各色の眼底画像の取得を開始するようにしてもよい。
なお、以上の説明においては、カラー眼底画像撮影モードについての説明を行ったが、通常撮影モードに設定された場合、撮影スイッチ36が押されると、制御部30は、赤外レーザ光源1を連続発振させた状態を維持し、画像取得部33のフレームメモリ33aに記憶された1フレーム分の赤外眼底画像を記憶部35に転送し記憶させる。
なお、以上の説明においては、赤緑青の3色の眼底画像を順次取得する構成としたが、赤外眼底画像を含めた波長の異なる4色の眼底画像を順次取得するようにしてもよい。この場合、連続発振モードの作動中において、撮影スイッチ36よりトリガ信号(第2のトリガ信号)が入力されると、パルス発振制御に切換え、赤色光源20a、緑色光源20b、青色光源20c、を順次点灯させて、RGBの眼底画像をメモリ35にそれぞれ記憶させる共に、パルス発振制御の前後における連続発振モードの作動中に赤外眼底画像を取得し、これをメモリ35に記憶する。この場合、赤色光源20a、緑色光源20b、青色光源20c、赤外光源1aを順次パルス発振させるようにしてもよい。
また、以上の説明においては、光源ユニット1に設けられた各光源の連続発振・パルス発振の切換により被検眼眼底に照射する光を選択する構成としたが、これに限るものではない。すなわち、前述のトリガ信号の入力に基づいて、少なくとも各色の眼底画像が個別に1フレーム分取得できるように3色の光源から各色の光を眼底に向けて各々出射させるとともに,少なくとも各色の1フレーム分の眼底画像が得られるまで受光素子15への赤外光の入射を規制するような構成であればよい。そして、少なくとも各色の1フレーム分の眼底画像が得られた後は、3色の光源からの眼底への出射を止め,受光素子15への赤外光の入射の規制を解除してモニタ34上に赤外眼底画像を動画表示させるような構成であればよい。
例えば、光源ユニット1に設けられた各光源から発せられる光量レベルの増減の制御によって被検眼眼底に照射する光を選択するようにしてもよい。また、レーザ光源1a、及びレーザ光源20a〜20cから連続的にレーザ光を出射させた状態で、各光源の前にシャッタを設置し、シャッタの開閉によって被検眼眼底に照射する光を選択するようにしてもよい。また、他の手法としては、レーザ光源1a、及びレーザ光源20a〜20cから連続的にレーザ光を出射させた状態で、照射光学系の光路中(例えば、ダイクロイックミラー23〜孔開きミラー2の間)もしくは受光光学系の光路中(例えば、孔開きミラー2〜レンズ12の間)に、赤色光・緑色光・青色光・赤外光を選択的に透過する4つのフィルタを持つ回転板(図4参照)を設け、所定の駆動機構により回転板を回転させることにより照射光路中もしくは受光光路中に配置するフィルタを選択的に切り換えるようにしてもよい。図4において、Rは赤色透過フィルタ、Gは緑色透過フィルタ、Bは青色透過フィルタ、IRは赤外透過フィルタである。
また、以上の説明においては、被検眼眼底に照射されるレーザ光の波長を1フレーム毎に順次切り換える構成としたため、被検眼の固視微動による各画像間の位置ずれ及び被検眼への負担を最小限に抑えることができるが、これに限るものではなく、メモリ35に少なくともRGB各色の光源による眼底画像が個別に1フレーム分記憶できればよい。例えば、被検眼眼底に照射されるレーザ光の波長を2フレーム毎に順次切り換えるようなことも考えられる。ただし、被検眼眼底への可視光の照射による被検眼への負担が多く掛からない程度に抑えるのが好ましい。また、各色の眼底画像が1フレーム毎に取得できれば、カラー画像の構築が可能であるので、各色の眼底画像を多数取得する必要性はあまり高くない。
また、以上の説明においては、検者によって操作される撮影スイッチ36からの操作信号を3色の光源による各色の眼底画像の取得を開始するためのトリガ信号として用いる構成としたが、これに限るものではなく、自動的にトリガ信号が入力されるようにしてもよい。例えば、前述のような照射光学系及び受光光学系が設けられた装置本体と被検眼との相対位置を検出するアライメント検出光学系を設け、そのアライメント検出結果が適正と判定されたときに自動的に入力されるアライメント完了信号をトリガ信号とするようにしてもよい。
本実施の形態の走査型眼底撮影装置の光学系を示した図である。 本実施形態における走査型眼底撮影装置の制御系を示したブロック図である。 カラー眼底画像を撮影するときの動作について説明するタイミングチャートである。 赤色光・緑色光・青色光・赤外光を選択的に透過する4つのフィルタを持つ回転板について説明する概略構成図である。
符号の説明
1 光源ユニット
1a 赤外レーザ光源
7 ポリゴンミラー
9 ガルバノミラー
15 受光素子
20a 赤色レーザ光源
20b 緑色レーザ光源
20c 青色レーザ光源
30 制御部
33 画像取得部
34 表示モニタ
35 メモリ
36 撮影スイッチ

Claims (4)

  1. 指向性が高く輝度の高い光を発する、赤色光源,緑色光源,青色光源の3色の光源と,赤外光源を持つ光源ユニットと、前記光源ユニットの各光源から出射した測定光を被検眼眼底上で走査する走査光学系と、被検眼眼底に照射された前記測定光の反射光を受光素子にて受光する受光光学系と、
    前記受光素子から出力される受光信号に基づいてフレーム毎の眼底画像を取得する画像取得部と、
    該画像取得部によって取得される眼底画像を表示する表示モニタと、
    前記画像取得部によって取得される眼底画像をフレーム毎に記憶するメモリと、
    前記3色の光源による各色の眼底画像の取得を開始するためのトリガ信号を入力するトリガ入力手段と、
    前記赤外光源から出射される赤外光によって連続的に得られる赤外眼底画像を動画画像として前記表示モニタ上に表示させた状態において、前記トリガ入力手段によるトリガ信号に基づいて、前記メモリに少なくとも各色の眼底画像が個別に1フレーム分記憶できるように前記3色の光源から各色の光を眼底に向けて各々出射させるとともに,該少なくとも各色の1フレーム分の眼底画像が得られるまで前記受光素子への赤外光の入射を規制し、前記少なくとも各色の1フレーム分の眼底画像が得られた後は前記3色の光源からの眼底への出射を止め,前記受光素子への赤外光の入射の規制を解除して前記モニタ上に赤外眼底画像を動画表示させる制御を行う制御手段と、を備えることを特徴とする走査型眼底撮影装置。
  2. 請求項1の制御手段は、前記メモリに各色の眼底画像が個別に1フレームずつ連続で記憶できるように前記3色の光源から各色の光を眼底に向けて各々連続して出射させることを特徴とする走査型眼底撮影装置。
  3. 請求項2の制御手段は、さらに、赤外眼底画像と前記三色の光源による各色の眼底画像を含めた4色の眼底画像の取得を開始するためのトリガ信号を入力する第2のトリガ入力手段を備え、
    前記赤外光源から出射される赤外光によって連続的に得られる赤外眼底画像を動画画像として前記表示モニタ上に表示させた状態において、前記第2のトリガ入力手段よるトリガ信号に基づいて、前記メモリに少なくとも各色の眼底画像が個別に1フレーム分記憶できるように前記3色の光源及び赤外光源から各色の光を眼底に向けて各々出射させることを特徴とする走査型眼底撮影装置。
  4. 請求項3の制御手段は、前記赤色光源、前記緑色光源、前記青色光源、を順次パルス発振させることにより前記3色の光源から各色の光を眼底に向けて各々出射させることを特徴とする走査型眼底撮影装置。
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