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JP5100554B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体記憶装置に関し、特に可変抵抗素子への電圧印加によってデータの書き込みを行う半導体記憶装置に関する。
近年、ワード線とビット線との交差部に、可変抵抗素子を含むメモリセルを接続し、このメモリセルをアレイ状に配置してなる半導体記憶装置が注目されている。
この種の抵抗変化メモリ装置としては、可変抵抗素子にカルコゲナイド等を用いてその結晶状態(導体)と非晶質状態(絶縁体)の抵抗値情報を利用する相変化メモリ(PCRAM:Phase Change RAM)、遷移金属酸化物を記録層としてその抵抗値状態を不揮発に記憶する抵抗変化メモリ(ReRAM:Resistive RAM)、金属陽イオンを析出させて電極間に架橋(コンタクティングブリッジ)を形成したり、析出した金属をイオン化して架橋を破壊したりすることで抵抗値を変化させるもの(CBRAM:Conductive Bridging RAM)等が知られている。これらの可変抵抗メモリの特徴は、抵抗値の変化を情報として記憶する点にある。
PCRAMは、カルコゲナイド素子に印加する電流/電圧パルスの大きさ及び幅等の形状によって発熱から冷却までの過程を制御し、結晶状態又は非結晶状態に相変化させて、素子の抵抗値を制御する(特許文献1参照)。ReRAMには、バイポーラ型とユニポーラ型がある。バイポーラ型の場合、遷移金属酸化物素子に印加する電流/電圧パルスの方向によって素子の抵抗値を制御する。一方、ユニポーラ型の場合、遷移金属酸化物素子に印加する電流/電圧パルスの大きさ及び幅等によって素子の抵抗値を制御する。
ユニポーラ型のReRAMの場合、メモリセルに対するデータの書き込みは、可変抵抗素子に例えば4.5V(可変抵抗素子に直列接続される整流素子としてのダイオードの電圧降下分を含めると実際には6V程度)の電圧、10nA程度の電流を10ns−100ns程度の時間印加する。これにより、可変抵抗素子が高抵抗状態から低抵抗状態へと変化する。以下、この可変抵抗素子を高抵抗状態から低抵抗状態へ変化させる動作を「セット動作」又は「プログラム動作」という。
セット動作後の低抵抗状態の可変抵抗素子に対し、0.7V(ダイオードの電圧降下分を含めると実際には2.2V程度)の電圧、1μA−10μA程度の電流を200ns−1μs程度の時間印加する。これにより、可変抵抗素子が低抵抗状態から高抵抗状態へと変化する。以下、この可変抵抗素子を低抵抗状態から高抵抗状態へ変化させる動作を「リセット動作」又は「消去動作」という。
メモリセルは、例えば高抵抗状態を安定状態(リセット状態又は消去状態)とし、低抵抗状態をセット状態又はプログラム状態とする。2値データ記憶であれば、例えばリセット状態のメモリセルのうち、プログラムしたいセルにだけセットパルスを印加するセット動作によりデータの書き込みを行う。消去動作はセルの状態(セット状態又はリセット状態)に関わらずリセットパルスを印加する。
メモリセルのリード動作は、可変抵抗素子に0.4V(ダイオードの電圧降下分を含めると実際には1.9V程度)の電圧を与え、可変抵抗素子を介して流れる電流をモニターする。これにより、可変抵抗素子が低抵抗状態にあるか高抵抗状態にあるかを判定して可変抵抗素子に記憶されたデータを読み出す。
半導体基板上に設けられたメモリセルアレイに対し、セット動作、リセット動作又はリード動作を実行する際には、一定の処理時間が必要とされる。特にリセット動作はセット動作等に比べて必要な電圧印加時間が長いため、処理に時間がかかる。一のメモリセルアレイに対する動作(例えばリセット動作)が完了した後に、他のメモリセルアレイに対する他の動作(例えばセット動作)を行うシーケンス制御とした場合、後の動作は先の動作が終了するまで待機させられることになる。
特許文献2には、データ消去の単位となるブロックの集合である複数のコアを有し、任意のコアでのデータ書込み又は消去動作と、他の任意のコアでのデータ読出し動作との同時実行を可能としたフラッシュメモリが記載されている。しかし、特許文献2における制御回路はコア毎に設けられているため、コア内部の複数のメモリブロックに対しては、一のメモリブロックに対する動作が終了するまで他のメモリブロックに対する動作を開始することができない。また、メモリブロックがデータ消去の単位となっているため、メモリブロック内の各メモリセルアレイ毎に同時動作をすることもできない。そのため、半導体記憶装置の動作に要する時間が長くなり、処理能力を高速化することができない。
特表2002−541613号公報 特開2001−325795号公報
本発明は、メモリセルアレイに対しセット動作、リセット動作又はリード動作を実行する際に、処理速度を高速化することのできる半導体記憶装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る半導体記憶装置は、互いに交差する複数の第1の配線及び複数の第2の配線、並びに前記第1の配線及び前記第2の配線の各交差部に配置された電気的書き換え可能で抵抗値をデータとして記憶する可変抵抗素子からなるメモリセルを備えた複数のセルアレイと、前記第1の配線及び前記第2の配線を選択駆動する制御回路とを備え、前記制御回路は、一の組み合わせの前記第1及び第2の配線を介して一の前記メモリセルにデータの書き込みに必要な電圧を印加するデータ書き込み動作と、他の組み合わせの前記第1及び第2の配線を介して他の前記メモリセルにデータの消去に必要な電圧を印加するデータ消去動作とを同時に実行し、前記データ消去動作が終了する前に、前記一の前記メモリセルに対するデータ書き込み動作が終了し、さらに他の前記メモリセルに対して前記データ書き込み動作を行うことを特徴とする。
本発明の他の態様に係る半導体記憶装置は、互いに交差する複数の第1の配線及び複数の第2の配線、並びに前記第1の配線及び前記第2の配線の各交差部に配置された電気的書き換え可能で抵抗値をデータとして記憶する可変抵抗素子からなるメモリセルを備えた複数のセルアレイと、前記第1の配線及び前記第2の配線を選択駆動する制御回路とを備え、前記制御回路は、一の組み合わせの前記第1及び第2の配線を介して一の前記メモリセルにデータの消去に必要な電圧を印加するデータ消去動作と、他の組み合わせの前記第1及び第2の配線を介して他の前記メモリセルにデータの読み出しに必要な電圧を印加するデータ読み出し動作とを同時に実行し、前記データ消去動作が終了する前に、前記他の前記メモリセルに対するデータ読み出し動作が終了し、さらに他の前記メモリセルに対して前記データ読み出し動作を行うことを特徴とする。
本発明によれば、メモリセルアレイに対しセット動作、リセット動作又はリード動作を実行する際に、処理速度を高速化することのできる半導体記憶装置を提供することができる。
[第1の実施形態]
以下、図面を参照して、本発明の第1の実施形態を説明する。
[全体構成]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る抵抗変化メモリ装置のブロック図である。この抵抗変化メモリ装置は、後述するPCRAM(相変化型素子)、ReRAM(可変抵抗素子)等の抵抗変化型素子を使用したメモリセルをマトリクス状に配置したメモリセルアレイ1を備える。メモリセルアレイ1のビット線BL方向に隣接する位置には、メモリセルアレイ1のビット線BLを制御し、メモリセルのデータ消去、メモリセルへのデータ書き込み、及びメモリセルからのデータ読み出しに必要な電圧を印加するカラム制御回路2が設けられている。また、メモリセルアレイ1のワード線WL方向に隣接する位置には、メモリセルアレイ1のワード線WLを選択し、メモリセルのデータ消去、メモリセルへのデータ書き込み、及びメモリセルからのデータ読み出しに必要な電圧を印加するロウ制御回路3が設けられている。これらカラム制御回路2及びロウ制御回路3により、メモリセルアレイ1に対するデータの読み出し/書き込みを行うデータ読み出し/書き込み回路が構成される。
データ入出力バッファ4は、外部の図示しないホスト装置と接続され、ホスト装置との間で書き込みデータの受け取り、消去命令の受け取り、読み出しデータの出力、アドレスデータやコマンドデータの受け取りを行う。データ入出力バッファ4は、受け取った書き込みデータをカラム制御回路2に送り、カラム制御回路2から読み出したデータを受け取って外部に出力する。外部のホスト装置からデータ入出力バッファ4に供給されたアドレスは、アドレスレジスタ5を介してカラム制御回路2及びロウ制御回路3に送られる。また、外部のホスト装置からデータ入出力バッファ4に供給されたコマンドは、コマンドインターフェイス6に送られる。コマンドインターフェイス6は、外部からの外部制御信号を受け、データ入出力バッファ4に入力されたデータが書き込みデータかコマンドかアドレスかを判断し、コマンドであれば受け取りコマンド信号としてステートマシン7に転送する。ステートマシン7は、この抵抗変化メモリ装置全体の管理を行うもので、外部のホスト装置からのコマンドを受け付け、読み出し、書き込み、消去、データの入出力管理等を行う。また、外部のホスト装置は、ステートマシン7が管理するステータス情報を受け取り、動作結果を判断することも可能である。また、このステータス情報は書き込み、消去の制御にも利用される。また、ステートマシン7によってパルスジェネレータ9が制御される。この制御により、パルスジェネレータ9は任意の電圧、任意のタイミングのパルスを出力することが可能となる。ここで、パルスジェネレータ9により形成されたパルスは、カラム制御回路2及びロウ制御回路3で選択された任意の配線へ転送することが可能である。
なお、メモリセルアレイ1以外の周辺回路素子は配線層に形成されたメモリセルアレイ1の直下のシリコン(Si)基板に形成可能である。これにより、抵抗変化メモリ装置のチップ面積を、メモリセルアレイ1の面積にほぼ等しくすることも可能である。図1では、一つのメモリセルアレイ1について示しているが、実際にはこのような単位メモリセルアレイ1がワード線WLの長手方向及びビット線BLの長手方向に複数個マトリクス状に配置される。
[メモリブロック及びその周辺回路]
図2は、メモリセルアレイ1の一部の斜視図であり、図3は、図2におけるI−I’線でメモリセルアレイ1を切断して矢印方向に見た場合における1つのメモリセルの断面図である。
複数本の第1の配線としてワード線WL0〜WL2が平行に配設され、これと交差して複数本の第2の配線としてビット線BL0〜BL2が平行に配設され、これらの各交差部に両配線に挟まれるようにメモリセルMCが配置される。第1及び第2の配線は、熱に強く、且つ抵抗値の低い材料が望ましく、例えばタングステン(W)、タングステンシリサイド(WSi)、ニッケルシリサイド(NiSi)、コバルトシリサイド(CoSi)等を用いることができる。
メモリセルMCは、図3に示すように、可変抵抗素子VRと非オーミック素子NOの直列接続回路からなる。
可変抵抗素子VRは、電圧印加によって、電流、熱、化学エネルギー等を介して抵抗値を変化させることができるもので、上下にバリアメタル及び接着層として機能する電極EL1、EL2が配置される。電極材としては、白金(Pt)、金(Au)、銀(Ag)、チタンアルミニウムナイトライド(TiAlN)、ストロンチウムルテニウムオキサイド(SrRuO)、ルテニウム(Ru)、ルテニウムナイトライド(RuN)、イリジウム(Ir)、コバルト(Co)、チタン(Ti)、チタンナイトライド(TiN)、タンタルナイトライド(TaN)、ランタンニッケルオキサイド(LaNiO)、アルミニウム(Al)、プラチナイリジウムオキサイド(PtIrO)、プラチナロジウムオキサイド(PtRhO)、ロジウム/タンタルアルミニウムナイトライド(Rh/TaAlN)等が用いられる。また、配向性を一様にするようなメタル膜の挿入も可能である。また、別途バッファ層、バリアメタル層、接着層等を挿入することも可能である。
可変抵抗素子VRは、カルコゲナイド等のように結晶状態と非晶質状態の相転移により抵抗値を変化させるもの(PCRAM)、金属陽イオンを析出させて電極間に架橋(コンタクティングブリッジ)を形成したり、析出した金属をイオン化して架橋を破壊したりすることで抵抗値を変化させるもの(CBRAM)、電圧あるいは電流印加により遷移金属酸化物の抵抗値を変化させるもの(ReRAM)(電極界面に存在する電荷トラップにトラップされた電荷の存在の有無により抵抗変化が起きるものと、酸素欠損等に起因する伝導パスの存在の有無により抵抗変化が起きるものとに大別される。)等を用いることができる。
図4及び図5は、ReRAMの可変抵抗素子の一例を示す模式的な断面図である。図4に示す可変抵抗素子VRは、電極層11、13の間に記録層12を配置してなる。記録層12は、少なくとも2種類の陽イオン元素を有する複合化合物から構成される。陽イオン元素の少なくとも1種類は電子が不完全に満たされたd軌道を有する遷移元素とし、且つ隣接する陽イオン元素間の最短距離は、0.32nm以下とする。具体的には、化学式A(AとMは互いに異なる元素)で表され、例えばスピネル構造(AM)、イルメナイト構造(AMO)、デラフォサイト構造(AMO)、LiMoN構造(AMN)、ウルフラマイト構造(AMO)、オリビン構造(AMO)、ホランダイト構造(AMO)、ラムスデライト構造(AMO)、ペロブスカイト構造(AMO)等の結晶構造を持つ材料により構成される。
図4の例では、Aが亜鉛(Zn)、Mがマンガン(Mn)、Xが酸素(O)である。記録層12内の小さな白丸は拡散イオン(Zn)、大きな白丸は陰イオン(O)、小さな黒丸は遷移元素イオン(Mn)をそれぞれ表している。記録層12の初期状態は高抵抗状態であるが、電極層11を固定電位、電極層13側に負の電圧を印加すると、記録層12中の拡散イオンの一部が電極層13側に移動し、記録層12内の拡散イオンが陰イオンに対して相対的に減少する。電極層13側に移動した拡散イオンは、電極層13から電子を受け取り、メタルとして析出するため、メタル層14を形成する。記録層12の内部では、陰イオンが過剰となり、結果的に記録層12内の遷移元素イオンの下層を上昇させる。これにより、記録層12はキャリアの注入により電子伝導性を有するようになってセット動作が完了する。再生に関しては、記録層12を構成する材料が抵抗変化を起こさない程度の微小な電流値を流せば良い。プログラム状態(低抵抗状態)を消去状態(高抵抗状態)にリセットするには、例えば記録層12に大電流を充分な時間流してジュール加熱して、記録層12の酸化還元反応を促進すれば良い。また、セット時と逆向きの電場を印加することによってもリセット動作が可能である。
図5の例は、電極層11、13に挟まれた記録層15が第1化合物層15aと第2化合物層15bとの2層で形成されている。第1化合物層15aは電極層11側に配置され化学式AM1X1で表記される。第2化合物層15bは電極層13側に配置され第1化合物層15aの陽イオン元素を収容できる空隙サイトを有している。
図5の例では、第1化合物層15aにおけるAがマグネシウム(Mg)、M1がマンガン(Mn)、X1が酸素(O)である。第2化合物層15bには、遷移還元イオンとして黒丸で示すチタン(Ti)が含まれている。また、第1化合物層15a内の小さな白丸は拡散イオン(Mg)、大きな白丸は陰イオン(O)、二重丸は遷移元素イオン(Mn)をそれぞれ表している。なお、第1化合物層15aと第2化合物層15bとは、2層以上の複数層となるように積層されていても良い。
この可変抵抗素子VRにおいて、第1化合物層15aが陽極側、第2化合物層15bが陰極側となるように、電極層11、13に電位を与え、記録層15に電位勾配を発生させると、第1化合物層15a内の拡散イオンの一部が結晶中を移動し、陰極側の第2化合物層15b内に進入する。第2化合物層15bの結晶中には、拡散イオンを収容できる空隙サイトがあるため、第1化合物層15a側から移動してきた拡散イオンは、この空隙サイトに収まることになる。このため、第1化合物層15a内の遷移元素イオンの価数が上昇し、第2化合物層15b内の遷移元素イオンの価数が減少する。初期状態において、第1及び第2の化合物層15a、15bが高抵抗状態であるとすれば、第1化合物層15a内の拡散イオンの一部が第2化合物層15b内に移動することにより、第1及び第2化合物の結晶中に伝導キャリアが発生し、両者共に電気伝導性を有することになる。なお、プログラム状態(低抵抗状態)を消去状態(高抵抗状態)にリセットするには、先の例と同様に、記録層15に大電流を充分な時間流してジュール加熱して、記録層15の酸化還元反応を促進すれば良い。また、セット時とは逆向きの電場を印加することによってもリセット動作が可能である。
図6は、非オーミック素子NOの例を示す模式的断面図である。非オーミック素子NOは、例えば図6に示すように、(a)ショットキーダイオード、(b)PN接合ダイオード、(c)PINダイオード等の各種ダイオード、(d)MIM(Metal-Insulator-Metal)構造、(e)SIS構造(Silicon-Insulator-Silicon)等からなる。ここにもバリアメタル層、接着層を形成する電極EL2、EL3を挿入しても良い。また、ダイオードを使用する場合はその特性上、ユニポーラ動作を行うことができ、また、MIM構造、SIS構造等の場合にはバイポーラ動作を行うことが可能である。なお、非オーミック素子NOと可変抵抗素子VRの配置は、図3と上下を逆にしても良いし、非オーミック素子NOの極性を上下反転させても良い。
図7は、抵抗変化メモリ装置のメモリセルアレイ及びその周辺回路を示す斜視図である。図7に示すように、上述したメモリセルアレイ構造を複数積層した三次元構造とすることもできる。ここでは、半導体基板、例えばシリコン基板21上に4層のセルアレイCA0〜CA3を積層した例を示している。各セルアレイCA0〜CA3のワード線WLは、ビア配線24により共通接続されてシリコン基板21上のロウ制御回路23に接続される。各セルアレイCA0〜CA3のビット線BLは独立にそれぞれビア配線25を介して、基板21上のカラム制御回路22に接続される。図7では、セルアレイCAが積層された1つの三次元構造メモリブロックBKについて示しているが、実際にはこのようなメモリブロックBKがワード線WLの長手方向及びビット線BLの長手方向に複数個マトリクス状に配置される。
図10は、シリコン基板上にマトリクス状に配列されたメモリブロックBKを示す図である。メモリセルアレイ1にマトリクス状に設けられたそれぞれのメモリブロックBKは、図7に示すように積層された三次元構造を有し、図10にはその平面形状を示している。メモリセルアレイ1にはカラム制御回路2の一部として、例えばセンスアンプS/Aが1つのメモリブロックBK毎に設けられている。また、ロウ制御回路3の一部として、例えばロウデコーダR/Dが1つのメモリブロックBK毎に設けられている。
図8は、図1のメモリセルアレイ1及びその周辺回路の詳細を示す等価回路図である。なお、ここでは、非オーミック素子NOとしてダイオードSDを用いている。図7に示すように積層された各セルアレイCA0〜CA3は、それぞれ図8に示す回路構成と同様の構成を有する。説明を簡単にするため、メモリセルアレイ1のうち1層のセルアレイCAについて説明を進める。図8において、メモリセルアレイ1のメモリセルMCは、直列接続されたダイオードSD及び可変抵抗素子VRにより構成される。ダイオードSDのアノードはビット線BLに接続され、カソードは可変抵抗素子VRを介してワード線WLに接続されている。各ビット線BLの一端はカラム制御回路2に接続されている。また、各ワード線WLの一端はロウ制御回路3に接続されている。
なお、メモリセルMCは、個別に選択されても、選択されたワード線WLにつながる複数のメモリセルMCのデータが一括で読み出される形式でも良い。また、メモリセルアレイ1は、図8に示した回路とは、ダイオードSDの極性を逆にして、ワード線WL側からビット線BL側に電流が流れるようにしても良い。
[抵抗変化メモリ装置の動作]
次に、このように構成された抵抗変化メモリ装置の動作について説明する。まず、メモリセルアレイ1内の一つのメモリセルMCのセット動作又はリセット動作について説明する。
いま、図8の点線円Xで示すように、ワード線WL0及びビット線BL0につながるメモリセルMCを選択セルとしてデータの消去及び書き込みを行う場合を想定する。データの消去動作は、ワード線WL0に0V、ビット線BLに、例えば2.2V程度の消去電圧VERAを印加し、1μA〜10μAの電流を200ns〜1μsだけ流すリセット動作により行う。可変抵抗素子VRへのデータの書き込み(プログラム)動作は、ワード線WL0に0V、ビット線BLに、例えば6.0V程度(電流値は10nA程度)のプログラム電圧VPGMを10ns〜100nsだけ印加して、可変抵抗素子VRの抵抗値を低抵抗範囲内に移動させる処理となる。本実施の形態において、データの消去は、“1”データの書き込みでリセット動作、データの書き込みは、“0”データの書き込みでセット動作となるが、このデータの定義は逆であってもよい。図9は、二値データの場合におけるメモリセルの抵抗値分布とデータの関係を示すグラフである。図9に示すように、メモリセルMCを構成する可変抵抗素子VRの抵抗値は、消去状態では100kΩ〜1MΩの高抵抗範囲に分布し、書き込み(プログラム)状態では1kΩ〜10kΩの低抵抗範囲に分布する。
ここで、データの消去動作時に、ビット線BLに印加するリセットパルスは、メモリセルMCに対するデータの書き込み/消去回数が増加するにしたがい、電流値及び印加時間が増加するように印加することができる。また、データのセット動作時に、ビット線BLに印加するセットパルスは、メモリセルMCに対するデータの書き込み/消去回数が増加するにしたがい、電圧値が増加するように印加することができる。
次に、抵抗変化メモリ装置のメモリセルアレイ1に対するセット動作及びリセット動作について説明する。ここで、セット動作及びリセット動作は、同時に選択される複数のメモリブロックBKを基本単位として実行される。また、セット動作が実行される際には、あらかじめメモリセルアレイ1内の全てのメモリセルMCにリセットパルスが印加され、メモリセルアレイ1内の全てのメモリセルMCがリセット状態とされる。その後、アドレス信号により指定されたメモリセルMCに対してのみセットパルスが印加される。これにより、メモリセルアレイ1に対するデータの書き込みを行う。
図10において、メモリブロックBK内のリセット動作が実行されるメモリセルを丸記号で示し、セット動作が実行されるメモリセルを三角記号で示す。また、アドレス信号Aにより選択される複数のメモリブロックBKを破線Aにより示している。同様に、アドレス信号B、C及びDにより選択される複数のメモリセルアレイを破線B、C及びDにより示している。
図11は、図10に示す構造を有する抵抗変化メモリ装置におけるセット動作及びリセット動作時において、各アドレスのメモリブロックBKに対して実行される動作を模式的に示した図である。図12は、図10に示す構造を有する抵抗変化メモリ装置に対するセット動作及びリセット動作時において、制御信号線、アドレス信号線、データ入出力線IOに入出力される制御信号、アドレス信号及びデータを模式的に示した図である。ここで、図11及び図12において横方向は時間の経過を表すものとする。
図12に示すように、抵抗変化メモリ装置に対するセット動作及びリセット動作において、まずアドレス信号線を介してアドレスAを指定する信号がカラム制御回路2及びロウ制御回路3に供給される。アドレス信号AはメモリブロックBKのビット線BL及びワード線WLの組み合わせによりメモリブロックBK及びメモリセルMCを指定する。これとともに、制御信号線を介してリセット動作を指令する信号がカラム制御回路2及びロウ制御回路3に供給される。ここでリセット動作は、セルの状態(セット状態又はリセット状態)に関わらずリセットパルスを印加する動作であるため、データ入出力線IOを介してデータを送る必要がない。
次に、アドレス信号線を介してアドレスBを指定する信号がカラム制御回路2及びロウ制御回路3に供給されるとともに、制御信号線を介してセット動作を指令する信号がカラム制御回路2及びロウ制御回路3に供給される。アドレス信号BはメモリブロックBKのビット線BL及びワード線WLの組み合わせによりメモリブロックBK及びメモリセルMCを指定する。また、データ入出力線IOを介してアドレスBにより指定されるメモリブロックBKに書き込まれるデータがカラム制御回路2及びロウ制御回路3に供給される。リセット動作にはデータ入出力線IOを使用する必要がないため、セット動作時にデータ入出力線IOを使用してメモリブロックBKに対して書き込まれるデータをカラム制御回路2及びロウ制御回路3に送ることができる。
これにより、図10及び図11に示すようにアドレス信号Aにより選択される複数のメモリブロックBKに対するリセット動作と、アドレス信号Bにより選択される複数のメモリブロックBKに対するセット動作とが同時に実行される。図10に示すように、抵抗変化メモリ装置に対するセット動作及びリセット動作において、アドレス信号Aにより選択される複数のメモリブロックBKは、並列に同一の動作(例えばリセット動作)が実行されている。また、アドレス信号Bにより選択される複数のメモリブロックBKに対しても同様に、並列に同一の動作(例えばセット動作)が実行されている。
その後、図12に示すようにアドレス信号線を介してアドレスCを指定する信号がカラム制御回路2及びロウ制御回路3に供給されるとともに、制御信号線を介してセット動作を指令する信号がカラム制御回路2及びロウ制御回路3に供給される。アドレス信号CはメモリブロックBKのビット線BL及びワード線WLの組み合わせによりメモリブロックBK及びメモリセルMCを指定する。また、データ入出力線IOを介してアドレスCのメモリブロックBKに書き込まれるデータがカラム制御回路2及びロウ制御回路3に供給される。
図11に示すように、セット動作に要する時間はリセット動作に要する時間よりも短くてすむため、アドレスAのメモリブロックBKに対するリセット動作よりも先に、アドレスBのメモリブロックBKに対するセット動作が終了する。アドレス信号Bにより選択される複数のメモリブロックBKに対するセット動作が終了した後、アドレス信号Cにより選択される複数のメモリブロックBKに対するセット動作に移ることになる。以下、図10及び図11に示すように、アドレスCのメモリブロックBKに対するセット動作、アドレスDのメモリブロックBKに対するセット動作が順次実行される。
このように、本実施の形態に係る抵抗変化メモリ装置において、アドレスAのメモリブロックBKに対してリセット動作が実行されるとともに、これと同時並行してアドレスB、C及びDのメモリブロックBKに対してセット動作が実行される。リセット動作が完了するまでセット動作が待機させられることがなく、抵抗変化メモリ装置の動作に要する時間を短縮することが可能となる。すなわち、本実施の形態に係る抵抗変化メモリ装置は、メモリセルアレイ1に対しセット動作及びリセット動作を実行する際に、処理速度を高速化することができる。
[第2の実施形態]
以下、図面を参照して、本発明の第2の実施形態を説明する。ここで、第2の実施形態に係る抵抗変化メモリ装置の基本構成は第1の実施形態に係る抵抗変化メモリ装置と同様である。
[抵抗変化メモリ装置の動作]
第2の実施形態に係る抵抗変化メモリ装置の複数のメモリブロックBKに対するリセット動作及びリード動作について説明する。ここで、リセット動作及びリード動作は、第1の実施形態と同様に、同時に選択される複数のメモリブロックBKを基本単位として実行される。
図13は、シリコン基板上にマトリクス状に配列された複数のメモリブロックBKを示す図である。図13に示すメモリセルアレイ1において、第1の実施形態と同様の構成を有する箇所には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図13において、メモリブロックBK内のリセット動作が実行されるメモリセルを丸記号で示し、リード動作が実行されるメモリセルを四角記号で示す。図14は、図13に示す構造を有する抵抗変化メモリ装置におけるリセット動作及びリード動作時において、各アドレスのメモリブロックBKに対して実行される動作を模式的に示した図である。図15は、図13に示す構造を有する抵抗変化メモリ装置に対するリセット動作及びリード動作時においてカラム制御回路2及びロウ制御回路3に入出力される制御信号、アドレス信号及びデータを模式的に示した図である。
図15に示すように、抵抗変化メモリ装置に対するリード動作及びリセット動作において、まずアドレス信号線を介してアドレスAを指定する信号がカラム制御回路2及びロウ制御回路3に供給される。アドレス信号AはメモリブロックBKのビット線BL及びワード線WLの組み合わせによりメモリブロックBK及びメモリセルMCを指定する。これとともに、制御信号線を介してリセット動作を指令する信号がカラム制御回路2及びロウ制御回路3に供給される。ここでリセット動作は、セルの状態(セット状態又はリセット状態)に関わらずリセットパルスを印加する動作であるため、データ入出力線IOを介してデータを送る必要がない。
次に、アドレス信号線を介してアドレスBを指定する信号がカラム制御回路2及びロウ制御回路3に供給されるとともに、制御信号線を介してリード動作を指令する信号がカラム制御回路2及びロウ制御回路3に供給される。アドレス信号BはメモリブロックBKのビット線BL及びワード線WLの組み合わせによりメモリブロックBK及びメモリセルMCを指定する。また、アドレスBにより指定されるメモリブロックBKから読み出されたデータがカラム制御回路2及びロウ制御回路3に供給され、データ入出力線IOを介して外部に出力される。リセット動作時にはデータ入出力線IOを使用する必要がないため、リード動作時にデータ入出力線IOを使用してメモリブロックBKから読み出されたデータをカラム制御回路2及びロウ制御回路3に送ることができる。
これにより、図14に示すようにアドレス信号Aにより選択される複数のメモリブロックBKに対するリセット動作と、アドレス信号Bにより選択される複数のメモリブロックBKに対するリード動作とが同時に実行される。図13に示すように、抵抗変化メモリ装置に対するリセット動作及びリード動作において、アドレス信号Aにより選択される複数のメモリブロックBKは、並列に同一の動作(例えばリセット動作)が実行される。また、アドレス信号Bにより選択される複数のメモリブロックBKに対しても同様に、並列に同一の動作(例えばリード動作)が実行される。
その後、図15に示すようにアドレス信号線を介してアドレスCを指定する信号がカラム制御回路2及びロウ制御回路3に供給されるとともに、制御信号線を介してリード動作を指令する信号がカラム制御回路2及びロウ制御回路3に供給される。アドレス信号CはメモリブロックBKのビット線BL及びワード線WLの組み合わせによりメモリブロックBK及びメモリセルMCを指定する。また、アドレスCのメモリブロックBKから読み出されたデータがカラム制御回路2及びロウ制御回路3に供給され、データ入出力線IOを介して外部に出力される。
図14に示すように、リード動作に要する時間はリセット動作に要する時間よりも短くてすむため、アドレスAのメモリブロックBKに対するリセット動作よりも先に、アドレスBに対するリード動作が終了する。アドレス信号Bにより選択される複数のメモリブロックBKに対するリード動作が終了した後、アドレス信号Cにより選択される複数のメモリブロックBKに対するリード動作に移ることになる。以下、図14及び図15に示すように、アドレスCのメモリブロックBKに対するリード動作、アドレスDのメモリブロックBKに対するリード動作が順次実行される。
このように、本実施の形態に係る抵抗変化メモリ装置において、アドレスAのメモリブロックBKに対してリセット動作が実行されるとともに、これと同時並行してアドレスB、C及びDのメモリブロックBKに対してリード動作が実行される。リセット動作が完了するまでリード動作が待機させられることがなく、抵抗変化メモリ装置の動作に要する時間を短縮することが可能となる。すなわち、本実施の形態に係る抵抗変化メモリ装置は、メモリセルアレイ1に対しリセット動作及びリード動作を実行する際に、処理速度を高速化することができる。ここで、リード動作に要する時間は第1の実施形態に示したセット動作に要する時間よりも短くてすむため、アドレスDのメモリブロックBKに対するリード動作の実行の後、更にアドレスE等のメモリブロックBKに対するリード動作を実行してもよい。
[第3の実施形態]
以下、図面を参照して、本発明の第3の実施形態を説明する。ここで、第3の実施形態に係る抵抗変化メモリ装置の基本構成は第1の実施形態に係る抵抗変化メモリ装置と同様である。
[抵抗変化メモリ装置の動作]
第3の実施形態に係る抵抗変化メモリ装置のメモリセルアレイ1に対するセット動作及びリード動作について説明する。ここで、セット動作及びリード動作は、第1及び第2の実施形態と同様に、同時に選択される複数のメモリブロックBKを基本単位として実行される。
図16は、シリコン基板上にマトリクス状に配列された複数のメモリブロックBKを示す図である。図16に示すメモリセルアレイ1において、第1の実施形態と同様の構成を有する箇所には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図16において、メモリブロックBK内のセット動作が実行されるメモリセルを三角記号で示し、リード動作が実行されるメモリセルを四角記号で示す。図17は、図16に示す構造を有する抵抗変化メモリ装置におけるセット動作及びリード動作時において、各アドレスのメモリブロックBKに対して実行される動作を模式的に示した図である。図18は、図16に示す構造を有する抵抗変化メモリ装置に対するセット動作及びリード動作時においてカラム制御回路2及びロウ制御回路3に入出力される制御信号、アドレス信号及びデータを模式的に示した図である。
図18に示すように、抵抗変化メモリ装置に対するセット動作及びリード動作において、まずアドレス信号線を介してアドレスAを指定する信号がカラム制御回路2及びロウ制御回路3に供給されるとともに、制御信号線を介してセット動作を指令する信号がカラム制御回路2及びロウ制御回路3に供給される。アドレス信号AはメモリブロックBKのビット線BL及びワード線WLの組み合わせによりメモリブロックBK及びメモリセルMCを指定する。また、データ入出力線IOを介してアドレスBにより指定されるメモリブロックBKに書き込まれるデータがカラム制御回路2及びロウ制御回路3に供給される。
次に、アドレス信号線を介してアドレスBを指定する信号がカラム制御回路2及びロウ制御回路3に供給されるとともに、制御信号線を介してリード動作を指令する信号がカラム制御回路2及びロウ制御回路3に供給される。アドレス信号BはメモリブロックBKのビット線BL及びワード線WLの組み合わせによりメモリブロックBK及びメモリセルMCを指定する。また、アドレスBにより指定されるメモリブロックBKから読み出されたデータがカラム制御回路2及びロウ制御回路3に供給され、データ入出力線IOを介して外部に出力される。本実施の形態において、セット動作及びリード動作はともに、データ入出力線IOを介してデータを送る必要がある。セット動作及びリード動作を同時に実行するために、データ入出力線IOを複数設けるか、または入出力するデータを時分割して転送する。
これにより、図17に示すようにアドレス信号Aにより選択される複数のメモリブロックBKに対するセット動作と、アドレス信号Bにより選択される複数のメモリブロックBKに対するリード動作とが同時に実行される。図16に示すように、抵抗変化メモリ装置に対するセット動作及びリード動作において、アドレス信号Aにより選択される複数のメモリブロックBKは、並列に同一の動作(例えばセット動作)が実行される。また、アドレス信号Bにより選択される複数のメモリブロックBKに対しても同様に、並列に同一の動作(例えばリード動作)が実行される。
その後、図18に示すようにアドレス信号線を介してアドレスCを指定する信号がカラム制御回路2及びロウ制御回路3に供給されるとともに、制御信号線を介してセット動作を指令する信号がカラム制御回路2及びロウ制御回路3に供給される。アドレス信号CはメモリブロックBKのビット線BL及びワード線WLの組み合わせによりメモリブロックBK及びメモリセルMCを指定する。また、データ入出力線IOを介してアドレスCにより指定されるメモリブロックBKに書き込まれるデータがカラム制御回路2及びロウ制御回路3に供給される。
これと同時に、アドレス信号線を介してアドレスDを指定する信号がカラム制御回路2及びロウ制御回路3に供給されるとともに、制御信号線を介してリード動作を指令する信号がカラム制御回路2及びロウ制御回路3に供給される。アドレス信号DはメモリブロックBKのビット線BL及びワード線WLの組み合わせによりメモリブロックBK及びメモリセルMCを指定する。また、アドレスDのメモリブロックBKから読み出されたデータがカラム制御回路2及びロウ制御回路3に供給され、データ入出力線IOを介して外部に出力される。
これにより、アドレスAのメモリブロックBKに対するセット動作及びアドレスBのメモリブロックBKに対するリード動作が終了した後、アドレスCのメモリブロックBKに対するセット動作及びアドレスDのメモリブロックBKに対するリード動作が順次実行される。
このように、本実施の形態に係る抵抗変化メモリ装置において、アドレスA又はCのメモリブロックBKに対してセット動作が実行されるとともに、これと同時並行してアドレスB又はDのメモリブロックBKに対してリード動作が実行される。セット動作が完了するまでリード動作が待機させられることがなく、抵抗変化メモリ装置の動作に要する時間を短縮することが可能となる。すなわち、本実施の形態に係る抵抗変化メモリ装置は、メモリセルアレイ1に対しセット動作及びリード動作を実行する際に、処理速度を高速化することができる。
[第4の実施形態]
以下、図面を参照して、この発明の第4の実施形態を説明する。ここで、第4の実施形態に係る抵抗変化メモリ装置の基本構成は第1の実施形態に係る抵抗変化メモリ装置と同様である。
[抵抗変化メモリ装置の動作]
第4の実施形態に係る抵抗変化メモリ装置のメモリセルアレイ1に対するセット動作及びリセット動作について説明する。第1〜第3の実施形態に係る抵抗変化メモリ装置の動作は、同時に選択される複数のメモリブロックBKを基本単位として実行されていた。これに対し、本実施形態に係る抵抗変化メモリ装置は、1つのメモリブロックBK内において、同時に選択される複数のメモリセルを基本単位とする点において第1〜第3の実施形態と異なる。すなわち本実施形態に係る抵抗変化メモリ装置は、1つのメモリブロックBK内の複数のメモリセルに対しセット動作及びリセット動作が実行される。
図19は、シリコン基板上にマトリクス状に配列された複数のメモリブロックBKを示す図である。図19に示すメモリセルアレイ1において、第1の実施形態と同様の構成を有する箇所には同一の符号を付して、その説明を省略する。図19において、メモリブロックBK内のリセット動作が実行されるメモリセルを丸記号で示し、セット動作が実行されるメモリセルを三角記号で示す。
図19に示す抵抗変化メモリ装置に対するセット動作及びリセット動作において、アドレス信号Aにより選択される複数のメモリブロックBKに対し、セット動作及びリセット動作が実行される。1つのメモリブロックBKbにおいて、異なるメモリセルに並列に同一の動作(例えばリセット動作)が実行されている。また、他のメモリブロックBKcにおいては、異なるメモリセルに並列に同一の動作(例えばセット動作)が実行されている。そして、その他のメモリブロックBKa、BKdにおいては、異なるメモリセルに異なる動作(セット動作及びリセット動作)が実行されている。図19に示すアドレス信号Aにより選択される複数のメモリブロックBKに対するセット動作及びリセット動作は同時に実行される。
ここで、セット動作に要する時間はリセット動作に要する時間よりも短くてすむため、1つのメモリセルに対するリセット動作よりも先に、別のメモリセルに対するセット動作が終了する。その場合、アドレス信号線を介して別のメモリセルを指定する信号がカラム制御回路2及びロウ制御回路3に供給されるとともに、制御信号線を介してセット動作を指令する信号がカラム制御回路2及びロウ制御回路3に供給される。また、データ入出力線IOを介して別のメモリセルに書き込まれるデータがカラム制御回路2及びロウ制御回路3に供給される。これにより、リセット動作が実行されるメモリセルとは別のメモリセルに対するセット動作が順次実行される。
このように、本実施の形態に係る抵抗変化メモリ装置において、1つのメモリセルに対してリセット動作が実行されるとともに、別のメモリセルに対してセット動作が実行される。リセット動作が完了するまでセット動作が待機させられることがなく、抵抗変化メモリ装置の動作に要する時間を短縮することが可能となる。すなわち、本実施の形態に係る抵抗変化メモリ装置は、メモリブロックBKに対しセット動作及びリセット動作を実行する際に、処理速度を高速化することができる。
[制御回路の構成]
次に、メモリセルアレイ1に対し、このような動作を実行するための制御回路の構成を説明する。
図20は、読み出し/書き込み回路を構成するカラム制御回路2の構成を示している。各ビット線BLは、それぞれ選択NMOSトランジスタMN0〜MN3に接続されている。カラム制御回路2は、この選択トランジスタMN0〜MN3を選択的にオンしてビット線BLを選択するビット線セレクタ101を有する。ビット線セレクタ101は、一例としてビット線選択線SBLの選択信号により選択トランジスタMN0〜MN3を選択的に導通させ、これにより4本のビット線BL<0>〜<3>のうちの2本を選択駆動する。ここで、選択NMOSトランジスタMN0〜MN3は高耐圧トランジスタである。ここでは、単純化のため4本のビット線のうちの2本を選択する構成を例として示している。
また、カラム制御回路2は、ビット線セレクタ101により選択される複数のビット線BLにそれぞれ接続される書き込みバッファ102a、102b及び読み出しバッファ103a、103bを有する。書き込みバッファ102a、102b及び読み出しバッファ103a、103bは、4つのスイッチNMOSトランジスタMN4〜MN7及びデータ線DQを介して複数のビット線BLにそれぞれ接続されている。これらのスイッチNMOSトランジスタMN4〜MN7も高耐圧トランジスタである。
また、書き込みバッファ102a、102b及び読み出しバッファ103a、103bは、データコントローラ104a、104bを介してデータ入出力線IOと接続されている。読み出しバッファ103は、その内部にセンスアンプS/Aを有する。センスアンプS/Aとしては、シングルエンド型、参照セルを用いた差動型等、種々のタイプを用いるとこができる。
[制御回路の動作]
次に、このように構成されたカラム制御回路2におけるセット動作及びリセット動作について説明する。ビット線BL<0>、BL<1>が選択される場合、対応する選択ワード線をVss(=0V)とする。
ビット線セレクタ101で選択されたビット線BL<0>は、書き込み選択信号BLWSによりスイッチNMOSトランジスタMN4がオンすると書き込みバッファ102aに接続される。書き込みバッファ102aには、書き込みデータがデータコントローラ104aを介してデータ入出力線IOから入力される。このデータに基づき、書き込みバッファ102aはセット動作が実行されるメモリセルに対して、セットパルスを印加する。
また、ビット線セレクタ101で選択されたビット線BL<1>は、書き込み選択信号BLWSによりスイッチNMOSトランジスタMN6がオンすると書き込みバッファ102bに接続される。書き込みバッファ102bは、制御信号に基づきリセット動作が実行されるメモリセルに対して、リセットパルスを印加する。
このような制御回路を有することにより、1つのメモリセル内のメモリセルに対しリセット動作が実行されるとともに、リセット動作が実行されるメモリセルとは別のメモリセルに対してセット動作が実行される。リセット動作が完了するまでセット動作が待機させられることがなく、抵抗変化メモリ装置の動作に要する時間を短縮することが可能となる。すなわち、本実施の形態に係る抵抗変化メモリ装置は、メモリセルアレイ1に対しセット動作及びリセット動作を実行する際に、処理速度を高速化することができる。
[第5の実施形態]
以下、図面を参照して、本発明の第5の実施形態を説明する。ここで、第5の実施形態に係る抵抗変化メモリ装置の基本構成は第1の実施形態に係る抵抗変化メモリ装置と同様である。
[抵抗変化メモリ装置の動作]
第5の実施形態に係る抵抗変化メモリ装置のメモリセルアレイ1に対するリセット動作及びリード動作について説明する。本実施形態に係る抵抗変化メモリ装置は、第4の実施の形態と同様に1つのメモリブロックBK内において、同時に選択される複数のメモリセルを基本単位とする。すなわち本実施形態に係る抵抗変化メモリ装置は、1つのメモリブロックBK内の複数のメモリセルに対し同時にリセット動作及びリード動作が実行される。
図21は、シリコン基板上にマトリクス状に配列された複数のメモリブロックBKを示す図である。図21に示すメモリセルアレイ1において、第1の実施形態と同様の構成を有する箇所には同一の符号を付して、その説明を省略する。図21において、メモリブロックBK内のリセット動作が実行されるメモリセルを丸記号で示し、リード動作が実行されるメモリセルを四角記号で示す。
図21に示す抵抗変化メモリ装置に対するリセット動作及びリード動作において、アドレス信号Aにより選択される複数のメモリブロックBKに対し、リセット動作及びリード動作が実行される。1つのメモリブロックBKbにおいて、異なるメモリセルに並列に同一の動作(例えばリセット動作)が実行されている。また、他のメモリブロックBKcにおいては、異なるメモリセルに並列に同一の動作(例えばリード動作)が実行されている。そして、その他のメモリブロックBKa、BKdにおいては、異なるメモリセルに異なる動作(リセット動作及びリード動作)が実行されている。図21に示すアドレス信号Aにより選択される複数のメモリブロックBKに対するリセット動作及びリード動作は同時に実行される。
ここで、リード動作に要する時間はリセット動作に要する時間よりも短くてすむため、1つのメモリセルに対するリセット動作よりも先に、別のメモリセルに対するリード動作が終了する。その場合、アドレス信号線を介して別のメモリセルを指定する信号がカラム制御回路2及びロウ制御回路3に供給されるとともに、制御信号線を介してリード動作を指令する信号がカラム制御回路2及びロウ制御回路3に供給される。また、別のメモリセルデータから読み出されたデータがカラム制御回路2及びロウ制御回路3に供給され、データ入出力線IOを介して外部に出力される。これにより、リセット動作が実行されるメモリセルとは別のメモリセルに対するリード動作が順次実行される。
このように、本実施の形態に係る抵抗変化メモリ装置において、1つのメモリセルに対してリセット動作が実行されるとともに、別のメモリセルに対してリード動作が実行される。リセット動作が完了するまでリード動作が待機させられることがなく、抵抗変化メモリ装置の動作に要する時間を短縮することが可能となる。すなわち、本実施の形態に係る抵抗変化メモリ装置は、メモリセルアレイ1に対しリセット動作及びリード動作を実行する際に、処理速度を高速化することができる。
[制御回路の構成と動作]
次に、メモリセルアレイ1に対し、このような動作を実行するための制御回路の動作を説明する。図22は、読み出し/書き込み回路を構成するカラム制御回路2の構成を示している。図22に示すカラム制御回路2の構成は第4の実施形態のカラム制御回路2と同様の構成を有するため、同一の符号を付してその説明を省略する。
このカラム制御回路2におけるリセット動作及びリード動作について説明する。ビット線BL<0>、BL<1>が選択される場合、対応する選択ワード線をVss(=0V)とする。
ビット線セレクタ101で選択されたビット線BL<0>は、読み出し選択信号BLRSによりスイッチNMOSトランジスタMN5がオンすると読み出しバッファ103aに接続される。読み出しバッファ103aのセンスアンプS/Aには、メモリセルに流れる電流値の信号が供給される。センスアンプS/Aはこの電流値の信号からメモリセルに書き込まれているデータを読み出し、データコントローラ104aを介してデータ入出力線IOに出力する。
また、ビット線セレクタ101で選択されたビット線BL<1>は、書き込み選択信号BLWSによりスイッチNMOSトランジスタMN6がオンすると書き込みバッファ102bに接続される。書き込みバッファ102bは、制御信号に基づきリセット動作が実行されるメモリセルに対して、リセットパルスを印加する。
このような制御回路を有することにより、1つのメモリセル内のメモリセルに対しリセット動作が実行されるとともに、リセット動作が実行されるメモリセルとは別のメモリセルに対してリード動作が実行される。リセット動作が完了するまでリード動作が待機させられることがなく、抵抗変化メモリ装置の動作に要する時間を短縮することが可能となる。すなわち、本実施の形態に係る抵抗変化メモリ装置は、メモリセルアレイ1に対しリセット動作及びリード動作を実行する際に、処理速度を高速化することができる。
[第6の実施形態]
以下、図面を参照して、本発明の第6の実施形態を説明する。ここで、第6の実施形態に係る抵抗変化メモリ装置の基本構成は第1の実施形態に係る抵抗変化メモリ装置と同様である。
[抵抗変化メモリ装置の動作]
第6の実施形態に係る抵抗変化メモリ装置のメモリセルアレイ1に対するセット動作及びリード動作について説明する。本実施形態に係る抵抗変化メモリ装置は、第4の実施の形態と同様に1つのメモリブロックBK内において、同時に選択される複数のメモリセルを基本単位とする。すなわち本実施形態に係る抵抗変化メモリ装置は、1つのメモリブロックBK内の複数のメモリセルに対し同時にセット動作及びリード動作が実行される。
図23は、シリコン基板上にマトリクス状に配列された複数のメモリブロックBKを示す図である。図23に示すメモリセルアレイ1において、第1の実施形態と同様の構成を有する箇所には同一の符号を付して、その説明を省略する。図23において、メモリブロックBK内のセット動作が実行されるメモリセルを三角記号で示し、リード動作が実行されるメモリセルを四角記号で示す。
図23に示す抵抗変化メモリ装置に対するセット動作及びリード動作において、アドレス信号Aにより選択される複数のメモリブロックBKに対し、セット動作及びリード動作が実行される。1つのメモリブロックBKbにおいて、異なるメモリセルに並列に同一の動作(例えばセット動作)が実行されている。また、他のメモリブロックBKcにおいては、異なるメモリセルに並列に同一の動作(例えばリード動作)が実行されている。そして、その他のメモリブロックBKa、BKdにおいては、異なるメモリセルに異なる動作(セット動作及びリード動作)が実行されている。ここで、アドレス信号Aにより選択される複数のメモリブロックBKに対するセット動作及びリード動作は同時に実行される。
このように、本実施の形態に係る抵抗変化メモリ装置において、1つのメモリセルに対してセット動作が実行されるとともに、別のメモリセルに対してリード動作が実行される。セット動作が完了するまでリード動作が待機させられることがなく、抵抗変化メモリ装置の動作に要する時間を短縮することが可能となる。すなわち、本実施の形態に係る抵抗変化メモリ装置は、メモリセルアレイ1に対しセット動作及びリード動作を実行する際に、処理速度を高速化することができる。
[制御回路の構成と動作]
次に、メモリセルアレイ1に対し、このような動作を実行するための制御回路の動作を説明する。図24は、読み出し/書き込み回路を構成するカラム制御回路2の構成を示している。図24に示すカラム制御回路2の構成は第4の実施形態のカラム制御回路2と同様の構成を有するため、同一の符号を付してその説明を省略する。
このカラム制御回路2におけるセット動作及びリード動作について説明する。ビット線BL<0>、BL<1>が選択される場合、対応する選択ワード線をVss(=0V)とする。
ビット線セレクタ101で選択されたビット線BL<0>は、読み出し選択信号BLRSによりスイッチNMOSトランジスタMN5がオンすると読み出しバッファ103aに接続される。読み出しバッファ103aのセンスアンプS/Aには、メモリセルに流れる電流値の信号が供給される。センスアンプS/Aはこの電流値の信号からメモリセルに書き込まれているデータを読み出し、データコントローラ104aを介してデータ入出力線IOに出力する。
ビット線セレクタ101で選択されたビット線BL<1>は、書き込み選択信号BLWSによりスイッチNMOSトランジスタMN6がオンすると書き込みバッファ102bに接続される。書き込みバッファ102bには、書き込みデータがデータコントローラ104bを介してデータ入出力線IOから入力される。このデータに基づき、書き込みバッファ102bはセット動作が実行されるメモリセルに対して、セットパルスを印加する。
このような制御回路を有することにより、1つのメモリセル内のメモリセルに対しセット動作が実行されるとともに、セット動作が実行されるメモリセルとは別のメモリセルに対してリード動作が実行される。セット動作が完了するまでリード動作が待機させられることがなく、抵抗変化メモリ装置の動作に要する時間を短縮することが可能となる。すなわち、本実施の形態に係る抵抗変化メモリ装置は、メモリセルアレイ1に対しセット動作及びリード動作を実行する際に、処理速度を高速化することができる。
[第7の実施形態]
以下、図面を参照して、本発明の第7の実施形態を説明する。ここで、本実施形態におけるセット動作、リセット動作及びリード動作は第1〜第6の実施形態における動作と同様に、複数のメモリブロックBK又は複数のメモリセルに対して同時に実行される。
[抵抗変化メモリ装置のセット動作]
第1〜第6の実施形態に係る抵抗変化メモリ装置のセット動作において、メモリブロックBKに対してセット動作が実行される前に、あらかじめメモリセルアレイ1内の全てのメモリセルにリセットパルスが印加され、メモリセルアレイ1はリセット状態にされていた。セット動作は、このリセット状態のメモリセルアレイ1に対し、アドレス信号により指定されたメモリセルに対してのみセットパルスを印加することにより実行されていた。そのため、既にデータが書き込まれている状態のメモリセルアレイ1に対し、その上からデータを書き込む場合、メモリセルアレイ1全体へのリセット動作が必要とされていた。これに対し、本実施の形態に係る抵抗変化メモリ装置は、データのプログラム動作に際し、このリセット動作を省略することができる点において第1〜第6の実施形態と異なる。以下、本実施の形態に係る抵抗変化メモリ装置のデータのプログラム動作について説明する。
図25は、第7の実施形態に係る抵抗変化メモリ装置におけるプログラム動作の制御シーケンスを説明するフローチャートである。図26は、読み出し/書き込み回路を構成するカラム制御回路2の構成を示す回路図である。図26に示すカラム制御回路2の構成において、第4の実施形態のカラム制御回路2と同様の構成を有する箇所には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図26に示すカラム制御回路2は、アドレス信号により指定されたメモリセルが保持しているデータと、このメモリセルに対して書き込むデータとを比較する比較器105a、105bを有する点において第4の実施形態のカラム制御回路2と異なる。以下、図25に示すフローチャートを用いて、本実施の形態に係る抵抗変化メモリ装置のデータ書き込み動作について説明する。
抵抗変化メモリ装置は、外部のホスト装置から供給された制御信号により、メモリセルアレイ1へのデータのプログラム動作を開始する。ステップS1において、アドレス信号により指定されたメモリセルに対してベリファイ動作を実行する。これにより、カラム制御回路2はアドレス信号により指定されたメモリセルが現在保持しているデータを読み出す。
図26に示すように、ビット線セレクタ101で選択されたビット線BL<0>、BL<1>は、読み出し選択信号BLRSによりスイッチNMOSトランジスタMN5、MN7がオンすると読み出しバッファ103a、103bに接続される。読み出しバッファ103a、103bのセンスアンプS/Aには、メモリセルに流れる電流値の信号が供給される。センスアンプS/Aはこの電流値の信号からメモリセルに書き込まれているデータを読み出し、データコントローラ104a、104bを介して比較器105a、105bに供給する。
ステップS2において、アドレス信号により指定されたメモリセルが保持しているデータと、このメモリセルに対して書き込むデータとを比較する。
図26に示す比較器105a、105bにはデータ入出力線IOから書き込みデータが供給され、比較器105a、105bはメモリセルが保持しているデータと、メモリセルに対して書き込むデータとを比較する。
ステップS3において、比較器105a、105bは、アドレス信号により指定されたメモリセルが保持しているデータと、このメモリセルに対して書き込むデータとが一致するか否かを判断する。データが一致した場合は、後述するステップS7に移る。データが一致しない場合は、次のステップS4に移る。
ステップS4において、アドレス信号により指定されたメモリセルに対して書き込むデータが“1”データであるか否かを判断する。書き込みデータが“1”データでない場合には、ステップS5に移り、“1”データであった場合には、ステップS6に移る。
ステップS5において、アドレス信号により指定されたメモリセルに対してセットパルスを印加する。
図26に示すように、ビット線セレクタ101で選択されたビット線BL<0>は、書き込み選択信号BLWSによりスイッチNMOSトランジスタMN4がオンすると書き込みバッファ102aに接続される。書き込みバッファ102aには、書き込みデータ“0”データがデータコントローラ104aを介してデータ入出力線IOから入力される。このデータに基づき、書き込みバッファ102aはセット動作が実行されるメモリセルに対して、セットパルスを印加する。このセットパルスにより、高抵抗状態(“1”データ状態)であったメモリセルが低抵抗状態(“0”データ状態)になる。
ステップS6において、アドレス信号により指定されたメモリセルに対してリセットパルスを印加する。
図26に示すように、ビット線セレクタ101で選択されたビット線BL<1>は、書き込み選択信号BLWSによりスイッチNMOSトランジスタMN6がオンすると書き込みバッファ102bに接続される。書き込みバッファ102bには、書き込みデータ“1”データがデータコントローラ104bを介してデータ入出力線IOから入力される。このデータに基づき、書き込みバッファ102bはリセット動作が実行されるメモリセルに対して、リセットパルスを印加する。このリセットパルスにより、低抵抗状態(“0”データ状態)であったメモリセルが高抵抗状態(“1”データ状態)になる。
ステップS7において、プログラム動作時にメモリセルアレイ1に書き込まれる全てのデータが書き込まれたか否かを判断する。全てのデータの書き込み動作が終了していない場合には、ステップS1に戻り、データの書き込み動作を継続する。全てのデータの書き込み動作が終了している場合には、メモリセルアレイ1へのデータのプログラム動作を終了する。
本実施形態に係る抵抗変化メモリ装置は、セット動作、リセット動作及びリード動作は、複数のメモリブロックBK又は複数のメモリセルに対して同時に実行される。リセット動作が完了するまでリード動作が待機させられることがなく、抵抗変化メモリ装置の動作に要する時間を短縮することが可能となる。すなわち、本実施の形態に係る抵抗変化メモリ装置は、メモリセルアレイ1に対しセット動作、リセット動作及びリード動作を実行する際に、処理速度を高速化することができる。ここで、本実施形態の抵抗変化メモリ装置は、セット動作時に既にデータが書き込まれた状態のメモリセルアレイ1のデータを読み出し、書き換えが必要なメモリセルに対してのみセットパルス又はリセットパルスを印加する。書き込み動作の前に、メモリセルアレイ1に対するリセット動作を実行する必要がないため、メモリセルアレイ1に対しセット動作を実行する際に、更に処理速度を高速化することができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更、追加、組み合わせ等が可能である。
第1の実施形態に係る抵抗変化メモリ装置のブロック図である。 第1の実施形態に係る抵抗変化メモリ装置のメモリセルアレイの一部の斜視図である。 図2におけるI−I’線でメモリセルアレイ1を切断して矢印方向に見た場合における1つのメモリセルの断面図である。 第1の実施形態に係る可変抵抗素子の一例を示す模式的な断面図である。 第1の実施形態に係る可変抵抗素子の他の例を示す模式的な断面図である。 第1の実施形態に係る非オーミック素子の例を示す模式的断面図である。 第1の実施形態に係る抵抗変化メモリ装置のメモリセルアレイ及びその周辺回路を示す斜視図である。 第1の実施形態に係る抵抗変化メモリ装置のメモリセルアレイ及びその周辺回路の回路図である。 二値データの場合におけるメモリセルの抵抗値分布とデータの関係を示すグラフである。 第1の実施形態に係るシリコン基板上にマトリクス状に設けられた複数のメモリセルアレイを示す図である。 第1の実施形態に係る抵抗変化メモリ装置においてメモリセルアレイに対して実行される動作を模式的に示した図である。 第1の実施形態に係る抵抗変化メモリ装置において制御回路に入出力される信号を模式的に示した図である。 第2の実施形態に係るシリコン基板上にマトリクス状に設けられた複数のメモリセルアレイを示す図である。 第2の実施形態に係る抵抗変化メモリ装置においてメモリセルアレイに対して実行される動作を模式的に示した図である。 第2の実施形態に係る抵抗変化メモリ装置において制御回路に入出力される信号を模式的に示した図である。 第3の実施形態に係るシリコン基板上にマトリクス状に設けられた複数のメモリセルアレイを示す図である。 第3の実施形態に係る抵抗変化メモリ装置においてメモリセルアレイに対して実行される動作を模式的に示した図である。 第3の実施形態に係る抵抗変化メモリ装置において制御回路に入出力される信号を模式的に示した図である。 第4の実施形態に係るシリコン基板上にマトリクス状に設けられた複数のメモリセルアレイを示す図である。 第4の実施形態に係るカラム制御回路の構成を示す回路図である。 第5の実施形態に係るシリコン基板上にマトリクス状に設けられた複数のメモリセルアレイを示す図である。 第5の実施形態に係るカラム制御回路の構成を示す回路図である。 第6の実施形態に係るシリコン基板上にマトリクス状に設けられた複数のメモリセルアレイを示す図である。 第6の実施形態に係るカラム制御回路の構成を示す回路図である。 第7の実施形態に係る抵抗変化メモリ装置におけるプログラム動作の制御シーケンスを説明するフローチャートである。 第7の実施形態に係るカラム制御回路の構成を示す回路図である。
符号の説明
1・・・メモリセルアレイ、 2・・・カラム制御回路、 3・・・ロウ制御回路、 4・・・データ入出力バッファ、 5・・・アドレスレジスタ、 6・・・コマンドインターフェイス、 7・・・ステートマシン、 9・・・パルスジェネレータ、 11、13・・・電極層、 12・・・記録層、 14・・・メタル層、 15・・・記録層、 21・・・シリコン基板、 22・・・カラム制御回路、 23・・・ロウ制御回路、 24、25・・・ビア配線、 101・・・ビット線セレクタ、 102・・・書き込みバッファ、 103・・・読み出しバッファ、 104・・・データコントローラ、 105・・・比較器、 BK・・・メモリブロック、 CA・・・セルアレイ、 MC・・・メモリセル、 VR・・・可変抵抗素子、 SD・・・ダイオード、 BL・・・ビット線、 WL・・・ワード線、 IO・・・データ入出力線、 DQ・・・データ線。

Claims (4)

  1. 互いに交差する複数の第1の配線及び複数の第2の配線、並びに前記第1の配線及び前記第2の配線の各交差部に配置された電気的書き換え可能で抵抗値をデータとして記憶する可変抵抗素子からなるメモリセルを備えた複数のセルアレイと、
    前記第1の配線及び前記第2の配線を選択駆動する制御回路と
    を備え、
    前記制御回路は、
    一の組み合わせの前記第1及び第2の配線を介して一の前記メモリセルにデータの書き込みに必要な電圧を印加するデータ書き込み動作と、
    他の組み合わせの前記第1及び第2の配線を介して他の前記メモリセルにデータの消去に必要な電圧を印加するデータ消去動作とを同時に実行し、
    前記データ消去動作が終了する前に、前記一の前記メモリセルに対するデータ書き込み動作が終了し、さらに他の前記メモリセルに対して前記データ書き込み動作を行う
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 互いに交差する複数の第1の配線及び複数の第2の配線、並びに前記第1の配線及び前記第2の配線の各交差部に配置された電気的書き換え可能で抵抗値をデータとして記憶する可変抵抗素子からなるメモリセルを備えた複数のセルアレイと、
    前記第1の配線及び前記第2の配線を選択駆動する制御回路と
    を備え、
    前記制御回路は、
    一の組み合わせの前記第1及び第2の配線を介して一の前記メモリセルにデータの消去に必要な電圧を印加するデータ消去動作と、
    他の組み合わせの前記第1及び第2の配線を介して他の前記メモリセルにデータの読み出しに必要な電圧を印加するデータ読み出し動作とを同時に実行し、
    前記データ消去動作が終了する前に、前記他の前記メモリセルに対するデータ読み出し動作が終了し、さらに他の前記メモリセルに対して前記データ読み出し動作を行う
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 前記メモリセルに保持されている保持データを読み出し、保持データと前記データ書き込み動作により前記メモリセルに書き込まれる書き込みデータとを比較する比較器をさらに備え、
    前記制御回路は、
    前記メモリセルに対する前記データ書き込み動作時に、前記比較器により比較した前記メモリセルの保持データと前記書き込みデータとが一致した場合には次の前記メモリセルに対するデータ書き込み動作に移り、
    前記比較器により比較した前記メモリセルの保持データと前記書き込みデータとが一致しない場合には前記メモリセルに対しデータ書き込み動作を実行する
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  4. 一の前記メモリセルと他の前記メモリセルとは異なる前記セルアレイに設けられている
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の半導体記憶装置。
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