JP5072022B2 - 区画式乾燥機 - Google Patents
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Description
ケース1の中に、多孔板製の回転ドラム2が設置されていて、脱水を終えた洗濯物は、この中へいれられる。前面ドア3は洗濯物を出し入れするために設けられている。
前記ケース1の上にヒータ4が設けられていて、熱風を発生させる。
図示を省略するが図4(A)に比して、ヒータ4及びブロワ5の設置箇所が異なる例も有り、例えばケース1に関して前面ドア3の反対側に設置されている従来例も有る。
何れの例においても、ヒータ4で発生した熱風がブロワ5に吸引され、回転ドラム2内の洗濯物に触れつつ流動して、これを乾燥させる。
洗濯物は前面開口2bから出し入れされる。
この場合、洗濯機の能率(単位時間ごとの処理量)と、脱水機の能率と、乾燥機の能率と、仕上げ機の能率とがバランスしていなければならないことは明らかである。
このため、患者ごとの洗濯物をネット袋に入れて洗濯し、脱水し、乾燥させ、仕上げる…という操作が行われるようになってきた。
ちなみに、患者一人分の洗濯物は約2キログラムである。
洗濯物を入れた複数個のネット袋を乾燥機に投入して乾燥操作すると、皺(しわ)が発生して仕上がり品質が低下する。
[対策その1] (ただし、数字は単なる1例であって、これに限らない)
イ.負荷量(容量に同じ)6キログラムの洗濯脱水機に、洗濯物2キログラム入りのネット袋を3個投入して洗濯し、脱水した後、
ロ.負荷量2キログラム以上の乾燥機を3台設置しておいて、洗濯物をネット袋から取り出し、それぞれの乾燥機によって2キログラムずつ乾燥操作する。
図4(C)に示したように、回転ドラム2の中に仕切り板6を設けて、ドラム内空間を3つに区分し、各区分に2キログラムの洗濯物をいれて乾燥させる。
この場合、洗濯物を出し入れするため、仕切り板6の形状は回転軸Xに対して平行でなければならない。
1).2キログラム程度の乾燥機では皺(しわ)が伸びづらく、乾燥品質が悪い。
2).大容量の洗濯脱水機1台⇒小容量の乾燥機3台…という機械系列になるのでレイアウトバランスが悪く、洗濯設備としての総合効率が良くない。
3).当該洗濯設備によって病院洗濯物以外を取り扱う場合は、非常に使いづらく、不経済である。
1).仕切られた空間が狭いため、洗濯物のほぐれが悪くて乾燥の進行が良くない。
2).仕切られた空間の間口が狭く、奥が深いので、洗濯物の出し入れが困難である。
3).仕切られた空間の平均直径が小さいので、小形乾燥機におけると同様に皺(しわ)が伸びづらく、乾燥品質が悪い。
上記の「ドラム径が大きい」とは、ネット袋に小分けしない洗濯物容量に対応するドラム径の意である。
図1(A)に示すように、多孔板で形成された筒状の部材(多孔板筒7a)の内部空間を仕切壁(8A),仕切壁(8B)で仕切る。
従来技術を示した図4(C)の仕切り板6と比較したとき、基本的な差は次のとおりである。
従来例における仕切り板6は、ドラムの回転軸Xに対して平行であった。本発明の仕切壁(8A,8B)は回転軸Xに対して直角である。
上記の仕切壁(8A,8B)を設けても洗濯物の出し入れに支障を来さないように、図1(B),(C)に示すように、ドラムの側面に側面ドア(7d)を設ける。
(図1参照)前記ドラムの内部空間が、回転軸Xに直角な仕切壁(8A,8B)によって複数に区画されていることを特徴とする。
(図1参照)前記ドラムがほぼ円筒形をなしており、該ドラムの側面に、洗濯物を出し入れするための側面ドア(7d)が設けられていることを特徴とする。
(図2(A)参照)前記回転ドラム(7)の側面にバランスウェイト(9)が設けられており、該バランスウェイトはドラムの回転軸(7b)に関して前記の側面ドア(7d)と対称に配置されていることを特徴とする。
(図2(C)参照)前記回転ドラム(7)の側面に、複数個の側面ドア(7d,7g,7h)が、回転軸(7b)に関して対称に配置されていることを特徴とする。
(図3参照)前記回転ドラム(7)を収納しているケース(10)に、該回転ドラムの側面ドア(7d)に対応せしめて、ケースの側面ドア(10a)が設けられていることを特徴とする。
ネット袋に小分けされて脱水処理された洗濯物を、ネット袋から出して、これらを混同させないように区分を保ちながら、上記複数の区画それぞれに配分して乾燥操作を行なうことができる。
回転軸に直角な仕切壁によって区画された内部空間は、ドラム径が本来の寸法どおりであって縮小されていないから、ドラムの回転により洗濯物が良くほぐされて、皺(しわ)が伸ばされ、乾燥品質が良く、ヒータ熱源のエネルギー効率が良い。
(注)図4(C)に示した従来例のように仕切り板6を形成すると、ドラム内部空間の
有効径が小さくなって、洗濯物が良くほぐれず、皺(しわ)が多く残る。
その上、複数個の側面ドアが設けられているので、回転ドラムがどのような位置で停止しても、直ちにドアを開いて洗濯物を出し入れすることができ、作業能率が高い。
図3は本発明の1実施形態を模式的に描いた外観斜視図であって、従来例における図4(A)に対応する。
従来例の乾燥機の中に設けられている回転ドラム2の外観は図4(B)の如くであり、
改良形の回転ドラムの外観は図4(C)の如くであった。
これに比して本発明(図3)の乾燥機は、回転ドラム(符号7)の側面に側面ドア7dが設けられ、これに対応してケース10の側面に側面ドア10aが設けられている。
本発明において「側」とは、円筒形の回転ドラムの側方を意味するものとする。
従来例の乾燥機(図4(A))は、回転ドラム2の側面にドアが無い。ケース1の端面に前面ドア3が設けられており、側面にはドアが無い。
多孔板で形成された筒7aと、1対の端面板7m,7nとによって円筒形のドラムが構成され、X軸に沿って配設された回転軸7b,7cによって回転可能に構成されている。
本図1(A)は、多孔板筒7aを縦割り形に切断して、紙面の手前側を取り除いた状態を描いてある。
前記の仕切壁8A及び仕切壁8Bは、図1(C)に示したように、多孔板で構成することが望ましい。
いずれにしても、区画された空間の数は複数個になる。内部を仕切られた回転ドラムを仕切形回転ドラム7と名付ける。
この構成において、仕切壁8A,8Bが、回転中心線であるX軸に対して直角であることがポイントである(X軸に平行に配置すると従来例(図4(C))になる。
ただし本発明の仕切壁は、立体幾何学的に厳密な直角であることを要せず、通常程度の角度誤差は許容される。
また、故意に直角を狂わして製作しても、本発明の技術的範囲から回避し得るものではない。
この側面ドア7dはヒンジ7eによって開閉自在に軸支されている。
符号7fを付して示したのはロックハンドルであって、ドアを開閉するハンドルの役目と、閉じたドアを自動的にロックする機能と、ハンドルを引けばロックが解除される機能
と、を備えている。
側面ドア7dは、熱風の流通を良くするため、多孔板、または鋼網で形成することが望ましい。
本実施形態のように側面ドア7dの幅寸法が、仕切形回転ドラム7の全長寸法に比してほぼ同じであれば、一つの側面ドアを開けば全区画内の洗濯物を出し入れできるから好都合である。
そこで、図2(A)のようにバランスウェイト9を設けて、回転ドラム全体の重心を回転軸7b上に位置せしめる。
この場合、バランスウェイトは、回転軸7bに関して側面ドア7dと対称に位置することになる。
このように構成しても、重心を回転軸7b上に位置せしめることができる。
同様の趣旨で、図2(C)のように、回転軸7bに関して対称に、3個(若しくはそれ以上)の側面ドア7d,7g,7hを設けることもできる。
このように多ドア形に構成すると、仕切形回転ドラム7が停止したときの姿勢(回転角位置)の如何に拘わらず、何れか一つの側面ドアを開いて洗濯物の出し入れを行なうことができるので好都合である。
仕切形回転ドラム7に設けられている側面ドア7dから洗濯物を出し入れできるよう、ケース10の側面に、ケースの側面ドア10aが設けられている。符号10bを付して示したのはヒンジ、同じく10cはロックハンドルである。
2…回転ドラム
2a…回転軸
2b…前面開口
3…前面ドア
4…ヒータ
5…ブロワ
6…仕切り板
7…仕切形回転ドラム
7a…多孔板筒
7b…回転軸
7c…回転軸
7d…側面ドア
7e…ヒンジ
7f…ロックハンドル
7g…仕切形回転ドラムの側面ドア
7h…側面ドア
7m…端面板
7n…端面板
8A…仕切壁
8B…仕切壁
9…バランスウェイト
10…ケース
10a…ケースの側面ドア
10b…ヒンジ
10c…ロックハンドル
D…端面板の直径
X…回転軸の中心線
Claims (4)
- 洗濯物を入れて回転する円筒形のドラムと、ドラム内に熱風を流通させる手段とを備えた乾燥機において、
前記ドラムの内部空間が、回転軸に直角な仕切壁によって複数に区画されるとともに、該ドラムの側面に前記複数に区画された内部空間を一度に全て開いて洗濯物を出し入れするための側面ドアが設けられていることを特徴とする区画式乾燥機。 - ドラムの側面にバランスウェイトが設けられており、該バランスウェイトはドラムの回転軸に関して前記のドアと対称に配置されていることを特徴とする、請求項1に記載した区画式乾燥機。
- ドラムの側面に、複数個の側面ドアが、回転軸に関して対称に配置されていることを特徴とする、請求項1に記載した区画式乾燥機。
- ドラムを収納しているケースに、該ドラムの側面ドアに対応せしめて、ケースの側面ドアが設けられていることを特徴とする、請求項1ないし請求項3の何れかに記載した区画式乾燥機。
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