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JP5060239B2 - 浄化槽の散気装置 - Google Patents

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JP5060239B2
JP5060239B2 JP2007263588A JP2007263588A JP5060239B2 JP 5060239 B2 JP5060239 B2 JP 5060239B2 JP 2007263588 A JP2007263588 A JP 2007263588A JP 2007263588 A JP2007263588 A JP 2007263588A JP 5060239 B2 JP5060239 B2 JP 5060239B2
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Description

本発明は、浄化槽内で散気するための散気用穴が形成された散気部材とその散気部材に連通接続する気体供給管とを設けてある浄化槽の散気装置に関する。
かかる浄化槽は、例えば生活廃水等の被処理水が、好気性微生物が生息している好気性処理槽を通過することにより、好気性微生物の作用により被処理水に含まれる有機物質が分解されて、有機物質をほとんど含まない被処理水が河川や湖沼に排出されることになる。このとき、散気用穴が形成された散気部材とその散気部材に連通接続する気体供給管とからなる散気装置を好気性処理槽に設置して、気体供給管を通過した空気を散気部材の散気用穴から噴出させることにより、好気性微生物が生息できる環境を維持できるものとなる。
従来、この種の浄化槽の散気装置では、配管同士をエルボやチーズにて連結して枠状の散気部材を構成したものがあった。
上記従来構成においては、配管同士をエルボやチーズにて連結して組み立てるときに、配管とエルボやチーズとの連結箇所が多く、配管同士を連結するときに配管同士の姿勢に狂いを生じ易いため、散気部材の組立精度の向上を図ることができない虞があった。さらに、配管同士をエルボやチーズにて連結するものであるため、散気部材の組立作業が煩雑になるものであった。加えて、複数の配管に加えて、それら配管同士を連結する多数のエルボやチーズが必要になるため、散気部材の部品点数が多くなるものであった。
一方、これら問題点を解消するのに、長管部に一方向に突出する短管部を間隔を隔てて複数設ける形態でマニホールド部材を一体成形してあり、マニホールド部材を短管部を対向させる状態で2つ設けるとともに、それらマニホールド部材の短管部同士を配管にて連結して枠状の散気部材を構成したものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−326293号公報
上記改善構成においては、マニホールド部材を一体成形してあるので、マニホールド部材の短管部同士を配管にて連結して組み立てるときに、配管と短管部との連結箇所が少なく、配管同士を連結するときに配管同士の姿勢に狂いを生じ難いため、散気部材の組立精度の向上を図ることができる。しかしながら、マニホールド部材の短管部同士を配管にて連結するものであるから、散気部材の組立作業が煩雑になるものであった。加えて、複数の配管に加えて、それら配管と連結する2つのマニホールド部材が必要になるため、上記従来構成のように多数のエルボやチーズを設けるのに較べて2つのマニホールド部材だけで済むものの、複数の配管を設ける必要があるため、散気部材の部品点数を充分に減らすことができないものであった。又、散気用穴は、製法上ドリルなどによる後加工によるものが多く、作業が煩雑になるほか、加工誤差が生じる虞があった。
本発明は、上記実状に鑑みて為されたものであって、その目的は、組立精度の向上を図ることができながらも、組立作業の簡素化及びコストの低廉化を図ることができ、加えて、部品点数の削減化を図ることができる浄化槽の散気装置を提供する点にある。
本発明の浄化槽の散気装置は、浄化槽内で散気するための散気用穴が形成された筒状体からなる散気部材とその散気部材に連通接続する気体供給管とを設けてあるものであって、その特徴構成は、前記散気部材は上側の分割部材と下側の分割部材とに径方向に分割された2つの分割部材のみからなり、前記上側の分割部材と前記下側の分割部材を前記径方向に接合して一体化してあり、前記分割部材に、上下方向に沿う筒状の被係合部が一体成形され、前記被係合部に前記気体供給管が接続される点にある。
すなわち、径方向に分割した分割部材を径方向に接合して一体化するものであるから、それら分割部材の接合箇所が一つだけであり、径方向に分割した分割部材を径方向に接合するだけで散気部材が形成されるので、散気部材の組立精度の向上を図ることができる。さらに、径方向に分割した分割部材を径方向に接合するだけの簡単な作業で散気部材を組み立てることができる。加えて、径方向に分割した2つの分割部材を設けるだけで済むので、散気部材の部品点数を減らすことができる。
したがって、組立精度の向上を図ることができながらも、組立作業の簡素化及びコストの低廉化を図ることができ、加えて、部品点数の削減化を図ることができる浄化槽の散気装置を得るに至った。
また、散気部材に対して気体供給管を被係合部を介して連結してあるので、組み付け作業や交換作業が容易であり、しかも、例えば、安価で軽量であるが接着性の悪いポリプロピレンにて散気部材を構成し、接着性が良く施工性が良い塩化ビニールにて気体供給管を構成する等、散気部材と気体供給管とが異質で接着し難い部材であっても良好に連結することができる。
本発明の第特徴構成は、前記被係合部には、上面から下方に向かうスリットを周方向に間隔を隔てて一対設けるとともに、それら一対のスリットを周方向に間隔を隔てて複数設けてあり、一対のスリットの間に形成された短冊状部分の先端に内方側に突出する爪部が形成してあり、前記気体供給管の先端に、前記被係合部に内嵌する上下方向に沿う筒状の係合部が取り付けられ、前記係合部の上端に形成されたフランジから下方に向かうリブを周方向に間隔を隔てて一対設けるとともに、それら一対のリブを周方向に間隔を隔てて設けてあり、一対のリブ及びフランジとで囲まれた部分とフランジの上面との間を貫通する穴を形成してあり、その穴に段部を形成してあり、前記係合部を前記被係合部に内嵌しながら、一対のスリットと一対のリブとの位相を合わせて一対のスリットの夫々に一対のリブの夫々を挿入すると、短冊状部分の先端に形成された爪部が穴の段部に係止して、前記係合部を前記被係合部に係合させることにより、前記散気部材に対して前記気体供給管が接続される点である。
本発明の浄化槽の散気装置は、浄化槽内で散気するための散気用穴が形成された筒状体からなる散気部材とその散気部材に連通接続する気体供給管とを設けてある浄化槽の散気装置であって、その特徴構成は、前記散気部材を上側の分割部材と下側の分割部材とに径方向に分割されて構成されるとともに、それら分割部材を前記径方向に接合して一体化してあり、前記浄化槽に対して位置決めを行なう突部を前記散気部材に一体成形してある点である。
すなわち、散気部材に突部が一体成形されるので、例えば散気部材に突部を取り付ける作業を不要にして、散気部材の組立作業の一層の簡素化を図ることができる。
〔第1実施の形態〕
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1、図2は、生活排水(汚水)を被処理水として浄化処理するための浄化槽を示すものであり、詳述しないものの、外部からの被処理水を嫌気処理する嫌気性処理槽2、嫌気性処理槽2を通過した被処理水を好気処理する好気性処理槽3、好気性処理槽3を通過した被処理水中の固形分を沈殿させる沈殿槽4等を備えて構成してある。そして、好気性微生物が生息できる環境を維持するために、好気性処理槽3に散気装置Aを設置してある。
前記好気性処理槽3は、嫌気性処理槽2を通過した被処理水が、移流口5から自然移流するように設けてあり、槽内に流動状態で充填してあるポリエチレン樹脂やポリプロピレン樹脂,ポリウレタン樹脂等の樹脂製の球状の担体6を、散気装置Aから吹き込んだ空気でばっ気攪拌することにより、担体6の表面に付着生成している生物膜と被処理水とを繰り返し接触させて、被処理水中の有機物の分解除去や窒素化合物の酸化を行うことにより、窒素を好気性処理槽3において除去できるように構成してある。そして、詳述はしないものの、好気性処理槽3と沈殿槽4とを底部で連通してあり、好気性処理槽3を通過した被処理水が沈殿槽4に自然移流するように設けてある。
前記好気性処理槽3の内側壁に2つの案内用リブ26を設けてある。案内用リブ26は、後述する左右位置決め用突部34の左右方向(槽の並び方向に交差する方向)の両側面とほぼ同じ間隔を隔てて上下方向に沿う直線部分26aと、その直線部分26aの上端に接続しかつ上方に向かうほどその幅が広くなる折れ曲がり部分26bとを備えて構成してある。又、前記好気性処理槽3の底部に2つの位置決め用リブ27を設けてある。位置決め用リブ27は、一端部を後述する前後位置決め用突部35の左右方向(槽の並び方向に交差する方向)の両側面とほぼ同じ間隔になるように設けて、平面視にて略ハ字状に構成してある。
以下、本発明に係る散気装置Aについて説明を加える。
浄化槽内で散気するための散気用穴28が形成されたポリプロピレン製の散気部材29とその散気部材29に連通接続する塩化ビニール製の気体供給管30とを設けて構成してある。そして、散気部材29を径方向(上下方向)に分割して分割部材31を設けるとともに、それら分割部材31を径方向に接合して一体化してある。
説明を加えると、図3〜図5に示すように、前記散気部材29を構成するに、左右方向に沿う短尺部分29bを前後方向に間隔を隔てて3つ並べて設けるとともに、それら短尺部分29bの端部同士を連結する長尺部分29aを設けて、平面視において矩形枠状に構成してある。長尺部分29a及び外方側の短尺部分29bを、その断面形状を円に構成し、内方側の短尺部分29bを、その断面形状を略楕円に構成してある。そして、図5に示すように、分割部材31は、上側の分割部材31aと下側の分割部材31bとに径方向に分割されて構成され、それら分割部材31の端面同士を熱板溶着により接合して一体化してある。
これにより、径方向に分割した分割部材31を径方向に接合して一体化するものであるから、それら分割部材31の接合箇所が一つだけであり、径方向に分割した分割部材31を径方向に接合するだけで散気部材が形成されるので、散気部材29の組立精度の向上を図ることができる。さらに、径方向に分割した分割部材31を径方向に接合するだけの簡単な作業で散気部材29を組み立てることができる。加えて、径方向に分割した2つの分割部材31を設けるだけで済むので、散気部材29の部品点数を減らすことができる。又、安価で軽量なポリプロピレンにて散気部材29を構成することができる。さらに、例えば、塩化ビニールにて散気部材29を一体成形する場合には、金型に腐食防止加工を施す必要があるのに較べて、ポリプロピレンにて散気部材29を一体成形する場合には、金型に腐食防止加工を施す必要が無い等、製作コストの一層の低廉化を図ることができる。
前記分割部材31は射出成型により形成してあり、上側の分割部材31aに、上下方向に沿う筒状の被係合部33、左右方向の位置決めを行なう左右位置決め用突部34を一体成形し、下側の分割部材31bに、長手方向に沿って設けられた散気用穴28が開くように成形され、前後方向の位置決めを行なう前後位置決め用突部35、上下方向の位置決めを行なう上下位置決め用突部37を一体成形してある。そして、散気部材29を浄化槽の液中に沈降させるに伴って、散気部材29を浄化槽の内側壁側に誘導する斜面部37cを上下位置決め用突部37に形成してある。
前記被係合部33は、図6に示すように、上面から下方に向かうスリット38を周方向に間隔を隔てて一対設けるとともに、それら一対のスリット38を周方向に間隔を隔てて4つ設けて構成してある。そして一対のスリット38の間に形成された短冊状部分43の先端に内方側に突出する爪部43aを形成してある。
前記左右位置決め用突部34を、上側の分割部材31aにおける外方側の短尺部分29bに外方側に突出する状態で設けてあり、図2に示すように、散気部材29を下方に移動させるに伴って、左右位置決め用突部34の左右方向の両側面が2つの案内用リブ26の折れ曲がり部分26bに接当することにより散気部材29の左右方向の位置を徐々に規制しながら、左右位置決め用突部34の左右方向の両側面を2つの案内用リブ26の直線部分26a間に入り込ませるように構成してある。これにより、散気部材29の左右方向の位置を規制するようになっている。
前記前後位置決め用突部35を、下側の分割部材31bにおける外方側の短尺部分29bに外方側に突出する状態で設けてあり、散気部材29を底部まで移動させると、左右位置決め用突部34の前後方向の側面を好気性処理槽3の内側壁に接触させかつ前後位置決め用突部35の左右方向の側面を位置決め用リブ27の一端部の間に入り込ませるように構成してある。これにより、散気部材29の前後方向の位置を規制するようになっている。
これにより、分割部材31に散気用穴28が開くように成形されるので、穴を開ける作業を不要にして、散気部材29の組立作業の一層の簡素化を図ることができる。又、例えばドリルにて穴を開けるのに較べて加工誤差がなくなり、製品のバラツキを無くすことができる。又、散気部材29を形成すると、散気部材29に左右位置決め用突部34、前後位置決め用突部35、上下位置決め用突部37が一体成形されるので、例えば散気部材29にそれら左右位置決め用突部34、前後位置決め用突部35、上下位置決め用突部37を取り付ける作業を不要にして、散気部材29の組立作業の一層の簡素化を図ることができる。又、散気部材29を浄化槽の液中に沈降させると、散気部材29が浄化槽の内側壁側に誘導されるので、例えば、浄化槽の内側壁に、左右位置決め用突部34が入り込むことにより散気部材29の位置決めを行なう位置決め部材としての案内用リブ26を設ける場合において、散気部材29を浄化槽の液中に沈降させるだけの簡単な操作で、散気部材29の位置決めを行なうことを、上下位置決め用突部37に斜面部37cを形成するだけの簡素な構成にて行なえる。
前記上下位置決め用突部37を構成するに、下側の分割部材31bにおける内方側の短尺部分29bから下方側に突出する略矩形状の板状の突出部材37aに、その突出部材37aの側面と内方側の短尺部分29bの外周面とを連結する略三角状の板状の補強部材37bを左右方向に間隔を隔てて取り付けてある。そして、散気部材29を好気性処理槽3の液中に沈降させるに伴って、槽内に流動状態で充填してある球状の担体6が補強部材37bの斜辺部37cに接触して、散気部材29を好気性処理槽3の内側壁側に誘導することにより、左右位置決め用突部34における左右方向の両側面を2つの案内用リブ26の間に入り込ませるように構成してある。したがって、補強部材37bの斜辺部が、散気部材29を好気性処理槽3の内側壁側に誘導する斜面部37cを構成し、突出部材37aを補強する補強部材37bに、散気部材29を好気性処理槽3の内側壁側に誘導する機能を持たせてある。
前記気体供給管30の先端に、上下方向に沿う筒状の塩化ビニール製の係合部39を接着剤にて取り付けてある。図6に示すように、上端に形成されたフランジ40から下方に向かうリブ41を周方向に間隔を隔てて一対設けるとともに、それら一対のリブ41を周方向に間隔を隔てて4つ設けてある。一対のリブ41及びフランジ40とで囲まれた部分とフランジ40の上面との間を貫通する穴42を形成してあり、その穴42に段部42aを形成してある。
前記被係合部33に係合部39を係合させる構成について説明を加えると、図7(a)、(b)に示すように、前記係合部39を被係合部33に内嵌しながら、一対のスリット38と一対のリブ41との位相を合わせて一対のスリット38の夫々に一対のリブ41の夫々を挿入すると、短冊状部分43の先端に形成された爪部43aが穴42の段部42aに係止して、被係合部33に係合部39を係合させることになる。
被係合部33と係合部39との係合を解除するときには、係合部39のフランジ40の上面に形成された穴42に上方から棒を挿入すると、その棒の先端が爪部43aに形成された斜面に接触して短冊状部分43を弾性復元力に抗して外方側に湾曲させることにより、短冊状部分43の先端に形成された爪部43aと穴42の段部42aとの係止を解除するので、係合部39を被係合部33から引き抜くだけで、被係合部33と係合部39との係合を解除することになる。したがって、係合部39及び被係合部33とが係合連結機構KRを構成し、散気部材29に対して気体供給管30を、係合連結機構KRを介して連結してある。
このように、散気部材29に対して気体供給管30を係合連結機構KRを介して連結してあるので、前記係合部39を被係合部33に内嵌しながら、一対のスリット38の夫々に一対のリブ41の夫々を挿入するだけの簡単な作業で、組み付け作業をおこなうことができ、係合部39のフランジ40の上面に形成された穴42に上方から棒を挿入して、係合部39を被係合部33から引き抜くだけの簡単な作業で、取り外し作業ができるので、組み付け作業や交換作業が容易であり、安価で軽量であるが接着性の悪いポリプロピレンにて散気部材29を構成し、接着性が良く施工性の良い塩化ビニールにて気体供給管30を構成する場合であっても良好に連結することができる。
加えて、上側の分割部材31aに、上下方向に沿う筒状の被係合部33を一体成形してあり、その被係合部33を、上面から下方に向かうスリット38を周方向に間隔を隔てて一対設けるとともに、それら一対のスリット38を周方向に間隔を隔てて4つ設けてあり、一対のスリット38の間に形成された短冊状部分43の先端に内方側に突出する爪部43aを形成してあるので、射出成型により上側の分割部材31aを形成すると、上側の分割部材31aに被係合部33が一体成形されるので、上側の分割部材31aに被係合部33を取り付ける作業を不要にして、散気部材29の組立作業の一層の簡素化を図ることができる。
〔別実施の形態〕
(1)上記実施の形態では、射出成型により分割部材31を形成してある構成を例示したが、このような構成に代えて、モールド成型などにより分割部材31を形成してある構成としてもよい。
(2)上記実施の形態では、上側の分割部材31aに、左右方向の位置決めを行なう左右位置決め用突部34を一体成形し、下側の分割部材31bに、長手方向に沿って設けられた散気用穴28、前後方向の位置決めを行なう前後位置決め用突部35を一体成形してある構成を例示したが、下側の分割部材31bに、左右方向の位置決めを行なう左右位置決め用突部34を一体成形し、上側の分割部材31aに、長手方向に沿って設けられた散気用穴28、前後方向の位置決めを行なう前後位置決め用突部35を一体成形してある構成としてもよく、左右位置決め用突部34、前後位置決め用突部35、散気用穴28を、それら分割部材31のいずれに設けてもよい。
(3)上記実施の形態では、分割部材31に、被係合部33、左右位置決め用突部34、散気用穴28、前後位置決め用突部35、及び、上下位置決め用突部37を一体成形してある構成を例示したが、このような構成に代えて、分割部材31に、被係合部33、左右位置決め用突部34、前後位置決め用突部35、上下位置決め用突部37となる部材を取り付け、例えばドリルにて散気用穴28を開けてもよい。
(4)上記実施の形態では、散気部材29をポリプロピレンにて構成してある構成を例示したが、このような構成に限られるものではなく、例えば、ポリエチレン、塩化ビニール、ABS、ポリエチレン、ポリウレタン等、種々の樹脂が使用可能である。
(5)上記実施の形態では、係合連結機構KRとして、気体供給管30の先端に係合部39を取り付け、分割部材31に被係合部33を一体成形してあり、被係合部33に係合部39を係合させることにより、散気部材29に対して気体供給管30を連結してある構成を例示したが、このような構成に代えて、気体供給管30の先端に雄ネジ部を取り付け、分割部材31に雌ネジ部を取り付けてあり、雌ネジ部に雄ネジ部を螺合させることにより、散気部材29に対して気体供給管30を連結してある構成としてもよい。
(6)あるいは、ポリプロピレン製の分割部材31に塩化ビニール製のソケット部をインサート成形し、気体供給管30の先端をソケット部に挿入し、接着剤にて気体供給管30をソケット部に固定してある構成としてもよい。
(7)上記実施の形態では、散気部材29を好気性処理槽3の液中に沈降させるに伴って、散気部材29を好気性処理槽3の内側壁側に誘導する斜面部を上下位置決め用突部37に形成してある構成を例示したが、このような構成に代えて、散気部材29を好気性処理槽3の液中に沈降させるに伴って、散気部材29を好気性処理槽3の内側壁側に誘導する斜面部を上下位置決め用突部37とは別に設けてある構成としてもよい。具体的には、長尺部分29aの間に上下方向から傾斜する板状の羽根部材を架け渡すことが考えられる。
(8)上記実施の形態では、分割部材31の端面同士を熱板溶着により接合する構成を例示したが、分割部材31の端面同士を接着剤により接合してもよく、あるいは、上側の分割部材31aを下側の分割部材31bに外嵌又は内嵌して接合したり、分割部材31の端部にインロウ部や係合部を形成して、それらインロウ部の嵌合や係合部の係合により接合してもよい。
(9)上記実施の形態では、分割部材31を熱板溶着により接合して一体化する構成を例示したが、溶着する構成としては、熱板溶着に限られるものではなく、振動溶着、超音波溶着、線状ヒータを用いたインパルス溶着、電磁誘導溶着、高周波溶着、レーザー溶着、赤外線溶着等、種々の溶着が使用可能である。
(10)上記実施の形態では、分割部材31を射出成型により形成し、その分割部材31の端面同士を熱板溶着により接合して一体化する構成を例示したが、ダイスライドインジェクション成型により散気部材29を一挙に形成してもよい。
(11)上記実施の形態では、分割部材31を、平面視において矩形枠状に構成してある構成を例示したが、分割部材31の全体形状としては、このような構成に限られるものではなく、分割部材31を、平面視において、板状や魚骨(fishbone)状あるいは格子状に構成してもよい。
(12)上記実施の形態では、断面形状が円又は略楕円である筒状体を径方向に2分割した分割部材の構成を例示したが、このような構成に代えて、断面形状が矩形である筒状体を径方向(長辺又は短辺方向)に2分割した分割部材の構成としてもよい。
(13)上記実施の形態では、嫌気性処理槽2、嫌気性処理槽2を通過した被処理水を好気処理する好気性処理槽3、好気性処理槽3を通過した被処理水中の固形分を沈殿させる沈殿槽4等を備える構成を例示したが、好気性処理槽3の上流側、下流側の槽の構成はこれに限られるものではなく、嫌気性処理槽2に代えて、好気性処理槽をさらに設けたり、あるいは、外部からの被処理水を一時的に貯留する一時貯留槽を設けてもよく、好気性処理槽3の下流側に濾過槽と処理水槽を設けてもよい。
浄化槽の要部平面図 浄化槽の要部斜視図 散気部材の平面図 散気部材の側面図 散気部材の斜視図 係合連結機構を示す図 係合連結機構を示す図
28 散気用穴
29 散気部材
30 気体供給管
31 分割部材
34、35、37 突部
37c 斜面部
KR 係合連結機構

Claims (3)

  1. 浄化槽内で散気するための散気用穴が形成された筒状体からなる散気部材とその散気部材に連通接続する気体供給管とを設けてある浄化槽の散気装置であって、
    前記散気部材は上側の分割部材と下側の分割部材とに径方向に分割された2つの分割部材のみからなり、前記上側の分割部材と前記下側の分割部材を前記径方向に接合して一体化してあり、
    前記分割部材に、上下方向に沿う筒状の被係合部が一体成形され、前記被係合部に前記気体供給管が接続される浄化槽の散気装置。
  2. 前記被係合部には、上面から下方に向かうスリットを周方向に間隔を隔てて一対設けるとともに、それら一対のスリットを周方向に間隔を隔てて複数設けてあり、一対のスリットの間に形成された短冊状部分の先端に内方側に突出する爪部が形成してあり、
    前記気体供給管の先端に、前記被係合部に内嵌する上下方向に沿う筒状の係合部が取り付けられ、前記係合部の上端に形成されたフランジから下方に向かうリブを周方向に間隔を隔てて一対設けるとともに、それら一対のリブを周方向に間隔を隔てて設けてあり、一対のリブ及びフランジとで囲まれた部分とフランジの上面との間を貫通する穴を形成してあり、その穴に段部を形成してあり、
    前記係合部を前記被係合部に内嵌しながら、一対のスリットと一対のリブとの位相を合わせて一対のスリットの夫々に一対のリブの夫々を挿入すると、短冊状部分の先端に形成された爪部が穴の段部に係止して、前記係合部を前記被係合部に係合させることにより、前記散気部材に対して前記気体供給管が接続される請求項に記載の浄化槽の散気装置。
  3. 浄化槽内で散気するための散気用穴が形成された筒状体からなる散気部材とその散気部材に連通接続する気体供給管とを設けてある浄化槽の散気装置であって、
    前記散気部材を上側の分割部材と下側の分割部材とに径方向に分割されて構成されるとともに、それら分割部材を前記径方向に接合して一体化してあり、
    前記浄化槽に対して位置決めを行なう突部を前記散気部材に一体成形してある浄化槽の散気装置。
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