JP5046892B2 - 調理補助シート - Google Patents
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例えば、オーブントースターで再加熱すると、衣などの食材表面の水分を飛ばすことができるため、からっとした食感が得られやすいが、非常に時間が掛かって面倒であるという問題があった。
[1]本発明の調理補助シートは、食材を電子レンジで調理する際に用いられる調理補助シートであって、
親水性繊維を主体とする不織布からなる吸液層からなり、
前記吸液層には、複数の凸部と、凹部とが設けられ、
前記凹部は、前記凸部よりも高密度にエンボス加工されていることを特徴とする。
[2]また、本発明の調理補助シートは、疎水性繊維を主体とする液透過性不織布からなる食材接触層が、前記吸液層に積層されていることが好ましい。
[3]また、本発明の調理補助シートは、前記断面形状において、前記凹部の前記凸部に対する密度比が1.5〜20の範囲であることが好ましい。
[4]また、本発明の調理補助シートは、前記凹部と前記凸部の全平面積に対して、前記凹部の面積比率(圧縮面積率)が15〜75%の範囲であることが好ましい。
[5]また、本発明の調理補助シートは、前記断面形状において、前記吸液層の両面に凹凸を有することにより、前記凸部および前記凹部が形成されていることが好ましい。
[6]また、本発明の調理補助シートは、前記断面形状において、前記食材接触層と前記吸液層の接着面が平坦面であり、前記食材接触層には、前記吸液層の前記凹部および前記凸部に対応する凹部および凸部が設けられていることが好ましい。
[7]また、本発明の調理補助シートは、前記凸部の平面形状は、外周長が4〜150mmの範囲であることが好ましい。
[8]また、本発明の調理補助シートは、前記凸部の平面形状が多角形状とされ、一の凸部の多角形状を構成する辺部が他の凸部の辺部に対向するように充填配置され、各凸部の辺部同士の間に、前記凸部を囲むように前記凹部が配置されていることが好ましい。
[9]また、本発明の調理補助シートは、前記食材接触層と前記吸液層とを判別する刻印が、エンボス加工によって設けられていることが好ましい。
「第1の実施形態」
図1は、本実施形態の調理補助シートSを示す平面図であり、図2は、断面図である。
図1および図2に示すように、調理補助シートSは、食材を電子レンジで調理する際に用いられる調理補助シートであって、親水性繊維を主体とする不織布からなる吸液層Bからなり、吸液層Bには複数の凸部2と、凹部3とが設けられ、凹部3は凸部2よりも高密度にエンボス加工されている。
吸液層Bの材質は、親水性繊維を主体とする不織布であればよく、具体的には、セルロース、パルプ、レーヨン等の親水繊維からなり、エアレイド製法、スパンボンド製法、スパンレース製法、サーマルボンド製法等で作製された吸液性不織布などが例示される。吸油性および吸水性の両立の観点から、好ましくは、セルロース、パルプ、レーヨン等の親水性繊維からなり、エアレイド製法で作製された不織布である。エアレイド製法での不織布についてはバインダー等を必要に応じて用いてもよい。また、不織布に求められる親水性を損なわない範囲で合成繊維を混合し、スパンレース製法で不織布を作製することもできる。該不織布は親水性を損なわない範囲で素材構成が同一若しくは異なる2枚以上の不織布を重ね合わせ、後述のエンボス加工を施して用いてもよい。
このような吸液層Bの母材となる不織布の厚みは、0.2〜3mmの範囲であることが好ましい。
吸液層Bは、このように厚みや材質が均質な1枚の不織布にエンボス加工を施すことで、図1に示すような複数の凸部2と、凹部3とが設けられる。凸部2と、凹部3は、吸液層Bの両面において形成されていることが好ましいが、一面のみにおいて形成されていてもよい。
凹部3は凸部2よりも高密度に圧縮されており、かさ密度は0.02〜0.7g/cm 3 の範囲であることが好ましく、凹部3の厚みは0.1〜2mmの範囲であることが好ましい。厚みが薄すぎるものは製造上の適正に欠き、さらに繊維間距離が短くなりすぎて液の浸透を損なう場合がある。また厚すぎるものは求める拡散効果が得られない場合がある。
凸部2の繊維密度および厚みは、吸液層の母材となる不織布とほぼ同じになる。
凹凸厚み比は、凸部2に対する凹部3の厚み比であり、下記数式(1)で算出される。
凹凸厚み比=(凹部の厚み)/(凸部の厚み)・・・(1)
凹部3を圧縮するほど拡散効果は良好になるが、厚み比が0.05未満であると繊維間距離が過度に狭まり、不織布層内の空隙が潰れすぎて液体の移行を逆に阻害する。また、厚み比が0.7を超えると、凸部と凹部との拡散性に差がつきにくく、求める拡散効果が得られない。
凹凸密度比は、凸部2に対する凹部3の密度比であり、下記数式(2)で算出される。
凹凸密度比=(凹部のかさ密度)/(凸部のかさ密度)・・・(2)
なお、かさ密度は不織布の見かけ密度を示しており、不織布の坪量から厚みを除して求めることができる。
凹部3を圧縮するほど拡散効果は良好になるが、密度比が21以上であると繊維間距離が過度に狭まり空隙が潰れすぎて液体の移行を逆に阻害する。また、密度比が1.5未満であると、凸部2と凹部3との拡散性に差がつきにくく、求める拡散効果が得られない。
凹部3は、シート表面上で二次元的に連続して形成され、凸部2を囲んで相互に連通していることが好ましい。連通した凹部3は凸部2と比較し繊維間距離が縮まっており拡散性が向上する。一方で、繊維間距離が縮まった凹部3に対して繊維間距離が広い凸部2は総吸油量が多いため、両者が共存することにより吸収・拡散が効率よく行われ、油戻りが少なく、結果として吸油量向上効果、吸油実感向上(視認性向上)効果が得られる。
凹部3の幅は、1〜5mmの範囲であることが好ましい。幅が狭すぎると製造上の適正を欠き、また広すぎると食材が凹部に直接接触した状態で使用され、食材からの吸油量が少なくなる場合がある。
圧縮面積率は、シート全面に対する凹部3の面積の割合であり、下記数式(3)で算出される。
圧縮面積率(%)=凹部の面積/シートの全面積×100・・・(3)
一つあたりの凸部2の面積は、5〜10,000mm2の範囲であることが好ましく、より好ましくは20〜1,000mm2の範囲である。
凸部2の代表的な形状について、1辺の長さと面積の関係を表1に示す。
凸部2ひとつを図形とした場合、その外周長として4〜150mmの範囲が好ましく、より好ましくは15〜90mmの範囲である。
例えば、凸部2の外周長を10mmと設定する場合、凹部3幅を1mm(製造上の下限)とし、圧縮面積率の上限75%とするには、正三角形ならば12mm、正方形ならば4mm、正六角形ならば12mmである。
凸部2の外周長が4mm未満であると、食材に対して凸部2が小さすぎて吸収の効果が十分に得られず、150mmを超えると、食材に対して凸部2が大きすぎて拡散の効果が十分に得られない。
最も好ましくは、外周長が24mm程度であり、一辺が約4mmの正六角形である。
凸部2は、円、楕円、三角形、四角形、五角形、六角形等の幾何模様やその他不定形でもよく、形は単一でも複数でもよいが、凸部2面積を同じとした場合、拡散性向上のためには観点から凹部3の交差点間の距離がより短い方が有利であり、すなわち多角形に近いほうが好ましく、更に同一図形を2次元的に連続させることを考慮すると六角形が好ましい。
凸部2が多角形である場合、多角形をつくる辺同士が向き合って配置され、この間に凹部3があり、凹部3が多角形状の凸部2を囲むように、相互に連通していることが好ましい。
図3に示すように、第2の実施形態の調理補助シートS1,S2は、第1の実施形態の調理補助シートSの吸液層Bに、疎水性繊維を主体とする透過性不織布からなる食材接触層Aが積層されたものである。
食材接触層Aは、疎水繊維からなる液透過性不織布であればよく、具体的には、ポリプロピレン繊維、ポリエチレン繊維、ポリエチレンテレフタレート繊維、ポリプロピレンとポリエチレンが芯鞘構造によって複合化された繊維等からなり、エアレイド製法、スパンボンド製法、スパンレース製法、サーマルボンド製法等で作製された不織布などが例示される。好ましくは、ポリプロピレン繊維、ポリエチレン繊維、ポリエチレンテレフタレート繊維、ポリプロピレンとポリエチレンが芯鞘構造によって複合化された繊維等などの短繊維からなり、エアレイド製法、スパンレース製法またはサーマルボンド製法で作製された不織布である。
この場合の吸液層Bの凹部3bは、密度が0.02〜0.7g/cm 3 の範囲であることが好ましく、厚みが0.1〜2mmの範囲であることが好ましい。また、この場合の凸部2bは、密度が0.02〜0.7g/cm 3 の範囲であることが好ましく、厚みが0.1〜2mmの範囲であることが好ましい。
このように食材接触層Aが積層されていることで、揚げ物衣から漏出したデンプンによる食材くっつきを抑制し、油の逆戻りを防止する効果がある。
(1)図5は、1つの正方形を4つの八角形が囲むように配置されるパターンである。
(2)図6は、2つの六角形の間に2つの正三角形が挟まれているパターンである。
(3)図7は、1つの六角形の各辺に対向して、6つの正方形が囲み、かつ、正方形の間に正三角形が配置されるパターンである。
(4)図8は、1つの正六角形に対して、4つの正三角形が配置されるパターンである。
(5)図9は、1つの正方形の各辺に対向して、4つの正三角形が囲むように配置されるパターンである。
(6)図10は、正方形の対向する2辺にそれぞれ正三角形が隣接し、これが繰り返し配置されるパターンである。
このような図形パターンのなかでは、同一面積で比較した場合、一辺が短く浸透した液体が他の分岐点に早く到着しやすい六角形が好ましい。
凹部(圧縮部位)は液を拡散させることが目的であり、液体の保持性は劣る性質を持つ。そのため、無駄な凹部はできるだけない方がシートの液吸収量の観点からはふさわしい。
また、本実施形態の調理補助シートS1,S2によれば、疎水性繊維を主体とする液透過性不織布からなる食材接触層Aが、吸液層Bに積層されていることで、天ぷら等の衣の柔らかい揚げもの惣菜のくっつきを抑制することができる。また、液体の逆戻りを防ぐ効果があるため、液体の拡散をより高めて、食材表面上の油残りを少なくする効果がある。
以下に、本発明の調理補助シートの製造方法の一例について説明する。本発明の調理補助シートの製造方法は、乾式離解されたパルプ繊維によって繊維ウェブを形成する工程(フォーメーション工程)と、バインダー材料の水性エマルジョンを前記繊維ウェブに同繊維ウェブの厚み方向に貫通する空気流を利用してスプレー散布する工程(バインダースプレー工程)と、前記繊維ウェブの繊維相互間をバインダー材料によって結合する乾燥加熱工程(乾燥工程)とからなる。
このエンボス加工の工程時に、図4に示すように、シートの表裏(食材接触層Aと吸液層B)を判別する刻印Kを形成することが好ましい。このようにすることで、調理の際にシートの裏表を誤認することなく、正しく用いることができる。
吸液層Bのみからなる調理補助シートの実施例として、パルプ繊維をエアレイド工法で不織布としたもの(B−2、坪量60g/m2、厚み1.3mm)を吸液層Bとして用いた。これに、図11(a)に示すパターン(C−1)でエンボス加工を施し、表2に示すような実施例1〜7の調理補助シートを作製して、吸油性、吸油実感(視認性)の各項目について評価を行なった。結果を表2に示す。
また、吸液層Bの材質およびパターンを表3に示す構成で作製した実施例8〜14の調理補助シートについて、同様に吸油性、吸油実感(視認性)の各項目について評価を行なった。結果を表3に示す。
また、吸液層Bの材質およびパターンを表4に示す構成で作製した比較例1〜4の調理補助シートについて、同様に吸油性、吸油実感(視認性)の各項目について評価を行なった。結果を表4に示す。
線圧(エンボス圧):40Kgf/cm
エンボスロール温度:170℃
以下に、吸油性、吸油実感(視認性)の評価方法を示す。
直径21cmの陶器皿に20×15cmに裁断したサンプルを疎水不織布層が食材側になるように敷き、その上に市販の鶏唐揚げ惣菜(約100g)を載せて電子レンジにて出力600Wで2分間加熱した。その後庫内から取り出し唐揚をサンプルに載せたまま室温で1分間放冷し、更に唐揚をサンプル上から除きサンプルを室温にて18時間吊り干ししてサンプル中の吸水分を乾燥させた。下記数式(4)により、サンプルが吸収した油の重量を唐揚加熱前と吊り干し後のサンプル重量差より求め、唐揚100g当たりに換算して吸油量とした。値は3回供試の平均とした。
吸油量=((吊り干し後のサンプル重量)−(食材加熱前のサンプル重量))×(100/(唐揚の供試重量))・・・(4)
室温下で常温の日清オイリオ社製日清サラダ油0.3gを10×10cmに裁断したシートサンプル中央の1点にスポイトを用いて滴加し、1分後の吸油状態を観察し、下記に基づき3段階で評点判定した。パネラー10人による評点平均を吸油実感度とした。
3:油が十分に拡散しており、シートがよく油を吸っていることを実感できる。
2:油が拡散しており、シートが油を吸っている実感がある。
1:油がほとんど拡散せず、シートが油を吸っている実感があまりない。
・B−1:パルプ繊維をエアレイド工法で不織布としたもの。(ライオン株式会社、商品名リードクッキングペーパー)。坪量40g/m2。厚み0.97mm。
・B−2:B−1と同様のパルプ繊維を1.5倍量用い、B−1と同様のエアレイド工法で不織布としたもの。坪量60g/m2。厚み1.34mm。
・B−3:ポリエチレン・ポリプロピレン複合繊維/パルプ繊維=50質量%/50質量%からなる不織布(金星製紙株式会社、商品名AL040TCDP−H)。坪量41g/m2。厚み0.60mm。
・B−4:レーヨン繊維からなる不織布(金星製紙株式会社、商品名3020)。坪量20g/m2。厚み0.22mm。
・Bの比較例:ポリプロピレン繊維(2.2デシテックス、繊維長51mm)を水流交絡処理法によって不織布としたもの。坪量51g/m2。厚み1.10mm。
・C−1:図11(a)に示すように、凸部が正六角形の充填配置であり、各凸部を囲むように凹部が相互に連通して形成されている。
・C−2:図11(b)に示すように、凸部が正三角形の充填配置であり、各凸部を囲むように凹部が相互に連通して形成されている。
・C−3:図11(c)に示すように、凸部が正方形の格子状に配置され、各凸部を囲むように凹部が相互に連通して形成されている。
・Cの比較例1:図12(a)に示すように、凹部が正六角形の充填配置であり、各凹部を囲むように凸部が相互に連通して形成されている。
・Cの比較例2:図12(b)に示すように、凹部が円形で等間隔に配置され、各凹部を囲むように凸部が相互に連通して形成されている。
シートの厚み値より坪量値を除することにより求めた。
*厚み測定条件:荷重8gf/cm2、測定子φ30mm。
吸液層Bに食材接触層Aを積層させた調理補助シートの実施例として、食材接触層A、吸液層Bの材質およびパターンを表5に示す構成で作製した実施例15〜21の調理補助シートについて、吸油性、吸油実感(視認性)、油戻り防止性、食材のくっつき防止性の各項目について評価を行なった。結果を表5に示す。
吸油性および吸油実感(視認性)の評価方法は、実施例1〜7と同様であり、油戻り防止性および食材のくっつき防止性の評価方法は以下に示す。
直径21cmの陶器皿に20×15cmに裁断したサンプルを疎水不織布層が食材側になるように敷き、その上に市販の厚揚げ1個(約100g相当)を載せて電子レンジにて出力600Wで1分半加熱した。その後、庫内から取り出し厚揚げをサンプルに載せたまま室温で1分間放冷したのち、市販の青色油取り紙の上にサンプルに接していた面が油取り紙に接するように厚揚げを載せて30秒間静置後、厚揚げを除いて油取り紙表面に油が移った濡れ具合を目視し、下記に基づき4段階で評点判定した。5回供試の平均点を油戻り防止度とした。
4:ほとんど油の移りが認められなかった。
3:半分程度のエリアに油の移りが認められた。
2:かなりのエリアに油の移りが認められた。
1:ほぼ全面に油移りが認められた。
直径21cmの陶器皿に20×15cmに裁断したサンプルを疎水不織布層が食材側になるように敷き、その上に市販のエビ天ぷら1尾(約40g)を載せて電子レンジにて出力600Wで2分間加熱した。その後、庫内から取り出し食材をサンプルに載せたまま室温で3分間放冷し、箸でつまんでエビ天ぷらを持ち上げくっつきの有無を判定し、5回供試した際のくっつき防止率を、下記数式(5)により算出した。
くっつき防止率(%)=(くっつきの起こらなかった回数)/5×100・・・(5)
・A−1:ポリエチレン/ポリプロピレン芯鞘構造の繊維(繊維径2.2デシテックス、繊維長51mm;鞘部がポリエチレン)をサーマルボンド工法で不織布としたもの。厚さ0.35mm。坪量22g/m2
・A−2:ポリエチレン/ポリエチレンテレフタレート芯鞘構造の繊維(繊維径2.2デシテックス、繊維長51mm;鞘部がポリエチレン)をサーマルボンド工法で不織布としたもの。厚さ0.35mm。坪量22g/m2
なお、A−1,A−2の厚さ測定は、測定子面積5cm2、測定荷重8.5gf/cm2の厚さ計で測定した。
2枚合わせのティッシュを剥離して1枚のシートサンプルとし、合成ゴム系接着剤(住友スリーエム株式会社製スプレーのり(接着力55)をティッシュ表面に30mg/100cm2噴霧後、噴霧面がB層に接触するようにB層に重ね合わせたのち、エンボス加工を施した。
Claims (9)
- 食材を電子レンジで調理する際に用いられる調理補助シートであって、
親水性繊維を主体とする不織布からなる吸液層からなり、
前記吸液層には、エンボス加工により複数の凸部と、各凸部を囲むように、前記不織布が圧縮された凹部とが設けられ、
前記凹部は相互に連通しており、
(前記凹部のかさ密度)/(前記凸部のかさ密度)で表される密度比は、5〜20であることを特徴とする調理補助シート。 - 前記凹部のかさ密度は、0.02〜0.7g/cm 3 であることを特徴とする請求項1に記載の調理補助シート。
- 前記凹部と前記凸部の全平面積に対して、前記凹部の面積比率(圧縮面積率)が15〜75%の範囲であることを特徴とする請求項1又は2に記載の調理補助シート。
- 前記吸液層の両面に凹凸を有することにより、前記凸部および前記凹部が形成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の調理補助シート。
- 前記凸部の平面形状は、外周長が4〜150mmの範囲であることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の調理補助シート。
- 前記凸部の平面形状が多角形状とされ、一の凸部の多角形状を構成する辺部が他の凸部の辺部に対向するように充填配置され、各凸部の辺部同士の間に前記凹部が配置されていることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の調理補助シート。
- 疎水性繊維を主体とする液透過性不織布からなる食材接触層が、前記吸液層に積層されていることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の調理補助シート。
- 前記食材接触層と前記吸液層の接着面が平坦面であり、前記食材接触層には、前記吸液層の前記凹部および前記凸部に対応する凹部および凸部が設けられていることを特徴とする請求項7に記載の調理補助シート。
- 前記食材接触層と前記吸液層とを判別する刻印が、エンボス加工によって設けられていることを特徴とする請求項7又は8に記載の調理補助シート。
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