JP5038805B2 - 落下防止部材 - Google Patents
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Description
前記先行手摺は、剛体である横支柱を親綱用の支柱として利用したために、仮に作業者が落下しても横支柱は大きく撓んだり伸びたりしないため作業者の落下距離はロープに比べ短くなり、そのため作業者に対する荷重、衝撃を小さくできるのである。
この発明によれば、上下の固定ローラ体及び弾圧ローラ体との共同作業により足場の悪い高所での親綱張設作業が安全確実に且つスピーディに実施できるため、建築用仮設足場の構築・解体が容易である。
また前記特許文献2記載の命綱用親綱張設装置は、左右の主柱を昇降させるために複雑な構成となっていて昇降作業も煩雑である。さらに左右の主柱に取付ける装置が異なるため左右の主柱を別々に構成して、1回の作業が終わるごとに主柱を縦杆に付け替えなくてならず、連続して命綱を張設することができない。
そのため命綱を張設するスパンを短くすると主柱の付け替え作業が煩雑となり、スパンを長くすると命綱を緊張して張ることができず、命綱がたるみ危険であるという問題点がある。
そして安全ベルト用のロープを迅速、容易、かつ確実に縦支柱に張設することができるので部品が少なくなると共に、仮設足場の施工が迅速、安全に行える。また前記ポールの設置間隔を調節してロープを長くすることで、安全ベルトを付け替えずに足場板上の長い距離を移動できるため作業効率が向上する等の効果を生じる。
一方、地上に立設した縦支柱に前記下部係止爪と上部係止爪が係合するポケットを縦支柱周面上に90度位相をずらして構成し、前記下部係止爪と上部係止爪を、それぞれ前記位相の異なるポケットに係合して縦支柱にとりつけた落下防止部材である。
図1は本実施形態の正面図、図2は同拡大平面図、図3は同左側面図、図4は同使用態様を示す説明図、図5は図4の一部を省略したA−A矢視図、図6は下部係止部の拡大斜視図、図7は上部係止部の拡大斜視図及び図8はポールの支柱への取付け状態を示す説明図である。
すなわちポール10は略中央部を折曲部10bによって折曲されているため、前記上部ポール10cは、下部係止爪21と直交する方向(図1右側)に距離Lだけ平行移動して下部ポール10aに対し軸線がずれた状態になっている(図2参照)。
前記下部ポール10a、上部ポール10c及び折曲部10bの長さは任意であるが、本実施形態ではそれぞれ、約68cm、約66cm、約30cmとし、前記距離Lも同様に本実施形態では、約55mmとした。
下方のポケット41と上方のポケット42は、縦支柱210〜240の周面上に90度位相をずらして約40mmの段差を有して固定されている。この段差は下部係止爪21や上部係止爪31が横支柱や足場板と干渉するのを避けるためである。
なお、このような干渉が生じない現場では、下方のポケット41と上方のポケット42を段差を設けずに同一平面に配置しても良い。
前記補助板22の下部には、抜け止29が支軸28によって回動自在に配置されている。
この抜け止29はL字形状で、水平部分の先端が一方の下部係止爪21の下部に形成した凹部21bより外側に突出していて、下部係止爪21が下方のポケット41に係合した後に離脱するのを防止する作用を果たす。
前記上部ポール10cは、前述のように折曲部10bによって下部ポール10aと軸線がずれているため、図1に示すように下部係止爪21が下方のポケット41に係合したときには、上部係止爪31は縦支柱210の右側面に接する位置になる。
従って、上部係止爪31は、前記下方のポケット41と縦支柱210の周面上に90度位相をずらして取り付けた上方係止部50の上方のポケット42に係合できるのである。
これは、後述のように落下防止部材1を下部係止部20と上部係止部30によって縦支柱210、240に取り付ける際に、上部係止部30が下方のポケット41と干渉するのを避けるためである。
図1に示すように下部係止爪21を下部係止部20の下方のポケット41に係合し、上部係止爪31を上部係止部30の上方のポケット42に係合すると、両ポケット41、42間の距離は長くなる。
これに反し、下部係止爪21を下部係止部20の上方のポケット42に係合し、上部係止爪31を上部係止部30の下方のポケット41に係合すると、両ポケット41、42間の距離は短くなる。
このように、異なる二つのポケット41、42間の距離に対応するために、下部係止爪21のポケット上端に接する接触面21aを基準として下部係止爪21の長さに比べ、上部係止爪31を長くしているのである。
また、ロープ掛止部33の下部の横棒33bにはローラ36を回転自在に配置してあり、このローラ36によってロープ12の送りが滑らかに行われるのである。
上記において、ロープ掛止部33を構成せずにロープ12の先端を直接ポール10の上端にかしめて固定した簡易な構成とすることもできる。
(1)縦支柱210、220、230、240を地上に立設し、これらの縦支柱210〜240間に3本の横支柱110を掛け渡す。このとき横支柱110の両端を縦支柱210〜240に構成した上方のポケット42,42・・・に係合させて取り付ける。
その後、ブラケット(図示せず)を用いて前記横支柱110の上に一段目の足場板310,310,310を取りつける。
(2)次いで前記縦支柱210〜240の間に3本の手摺120を前記と同様に上方のポケット42,42・・・に係合させて取り付ける。
(3)2段目の足場板320を敷設するために、対応する縦支柱210〜240の上方のポケット42,42・・・に3本の横支柱130を係合させる。
(4)ポール10の上部係止部30のフック掛部33aにロープ12のフック39を掛けて、ロープ12をローラ36に掛け渡してロープ12の下端を緊張器26で留める。
(5)その後ポール10を持ち上げて、上部係止爪31を縦支柱240の上方係止部50の上方のポケット42に上方から挿入し、同時に下部係止爪21を縦支柱240の下方係止部40下方のポケット41に上方から挿入する。
(6)次いで別のポール10に前記ロープ12の他端を掛けて、このロープ12を伸ばしながら、前記と同様に前記別のポール10を持ち上げて3スパン離れた縦支柱210の上方係止部50と下方係止部40のそれぞれ対応するポケット42,41に挿入する。
上記の作業においてロープ12を掛け渡す際にフック39を使用せずに直接ローラ36に掛け渡すこともできる。
(7)ロープ12を、ポール10,10間で張設して緊張器26で緊張状態を保持する。
(8)2段目にブラケット(図示せず)を使用して3枚の足場板320を横支柱130,130,130の上部に固定する。
(9)2段目の足場板320の上にのぼり、安全ベルトBをロープ12にかける。
(10)2段目の手摺140,140,140を縦支柱210〜240の間に1段目と同様に取り付けることによって落下防止作業が完了する。
このようにして順次3段目以降を構築していく。
さらに仮設足場の施工を行う際に、安全ベルトを付け替えずに足場板上の長い距離を移動できるため作業時間の短縮と作業効率のアップが図れる。
10 ポール
12 ロープ
20 下部係止部
21 下部係止爪
26 ロープの緊張器
30 上部係止部
31 上部係止爪
32 水平支持部
33 ロープ掛止部
33a フック掛部
35 パティション
36 ローラ
41 下方のポケット
42 上方のポケット
110 横支柱
130 横支柱
120 手摺
140 手摺
210 縦支柱
220 縦支柱
230 縦支柱
240 縦支柱
320 足場板
330 相場板
Claims (2)
- 下部係止爪を備えた下部係止部とロープの緊張器を構成した下部ポールと、上部係止爪を備えた上部係止部とロープ掛止部を構成した上部ポールを構成し、前記下部ポールと上部ポールを折曲部で連結すると共に、
地上に立設した縦支柱の周面上に前記下部係止爪と上部係止爪が係合するポケットを位相をずらして構成し、
前記下部係止爪と上部係止爪を、それぞれ前記位相の異なるポケットに係合して縦支柱にとりつける落下防止部材。 - 前記下部係止部は、略U字形の2枚の下部係止爪を対向配置して一側を補助板に固定すると共に他側を下部ポールに固定し、さらに前記補助板には抜け止を構成してなり、
前記上部係止部は、先端に上部係止爪を垂直に固定した水平支持部と、この水平支持部と直交して上部ポールの上端に固定したロープ掛止部とよりなり、
前記ロープ掛止部の端部にパティションを取り付けて、ロープ先端のフックを掛け留めるためのフック掛部を構成した請求項1記載の落下防止部材。
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