JP5038685B2 - ズームレンズ系、撮像装置及びカメラ - Google Patents
ズームレンズ系、撮像装置及びカメラ Download PDFInfo
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Description
少なくとも1つのレンズ素子で構成されたレンズ群を複数有するズームレンズ系であって、
前記レンズ群のうち、少なくともいずれか2つのレンズ群の間隔を変化させることによって物体の光学的な像を連続的に変倍可能に形成し、
前記レンズ群のうち、最も物体側に配置された第1レンズ群に、物体からの光線を折り曲げる反射面を有するレンズ素子が含まれ、
前記レンズ群のいずれか1つ、レンズ素子のいずれか1つ、又は1つのレンズ群を構成する隣り合った複数のレンズ素子が、光軸に対して垂直方向に移動し、
前記光軸に対して垂直方向に移動するレンズ群又はレンズ素子が、広角端から望遠端へのズーミングにおいて光軸方向に移動し、
以下の条件(5):
0.3<M Y /H P <0.6 ・・・(5)
(ここで、
M Y :広角端から望遠端へのズーミングにおける、光軸に対して垂直方向に移動するレンズ群又はレンズ素子の光軸方向の移動量、
H P :反射面を有するレンズ素子の光軸方向の厚み
である)
を満足する、ズームレンズ系
に関する。
物体の光学的な像を電気的な画像信号として出力可能な撮像装置であって、
物体の光学的な像を形成するズームレンズ系と、
該ズームレンズ系により形成された光学的な像を電気的な画像信号に変換する撮像素子とを備え、
前記ズームレンズ系が、
少なくとも1つのレンズ素子で構成されたレンズ群を複数有し、
前記レンズ群のうち、少なくともいずれか2つのレンズ群の間隔を変化させることによって物体の光学的な像を連続的に変倍可能に形成し、
前記レンズ群のうち、最も物体側に配置された第1レンズ群に、物体からの光線を折り曲げる反射面を有するレンズ素子が含まれ、
前記レンズ群のいずれか1つ、レンズ素子のいずれか1つ、又は1つのレンズ群を構成する隣り合った複数のレンズ素子が、光軸に対して垂直方向に移動し、
前記光軸に対して垂直方向に移動するレンズ群又はレンズ素子が、広角端から望遠端へのズーミングにおいて光軸方向に移動し、
以下の条件(5):
0.3<M Y /H P <0.6 ・・・(5)
(ここで、
M Y :広角端から望遠端へのズーミングにおける、光軸に対して垂直方向に移動するレンズ群又はレンズ素子の光軸方向の移動量、
H P :反射面を有するレンズ素子の光軸方向の厚み
である)
を満足するものである、撮像装置
に関する。
物体の光学的な像を電気的な画像信号に変換し、変換された画像信号の表示及び記憶の少なくとも一方を行うカメラであって、
物体の光学的な像を形成するズームレンズ系と、該ズームレンズ系により形成された光学的な像を電気的な画像信号に変換する撮像素子とを含む撮像装置を備え、
前記ズームレンズ系が、
少なくとも1つのレンズ素子で構成されたレンズ群を複数有し、
前記レンズ群のうち、少なくともいずれか2つのレンズ群の間隔を変化させることによって物体の光学的な像を連続的に変倍可能に形成し、
前記レンズ群のうち、最も物体側に配置された第1レンズ群に、物体からの光線を折り曲げる反射面を有するレンズ素子が含まれ、
前記レンズ群のいずれか1つ、レンズ素子のいずれか1つ、又は1つのレンズ群を構成する隣り合った複数のレンズ素子が、光軸に対して垂直方向に移動し、
前記光軸に対して垂直方向に移動するレンズ群又はレンズ素子が、広角端から望遠端へのズーミングにおいて光軸方向に移動し、
以下の条件(5):
0.3<M Y /H P <0.6 ・・・(5)
(ここで、
M Y :広角端から望遠端へのズーミングにおける、光軸に対して垂直方向に移動するレンズ群又はレンズ素子の光軸方向の移動量、
H P :反射面を有するレンズ素子の光軸方向の厚み
である)
を満足するものである、カメラ
に関する。
まず、本実施の形態1において、物体の光学的な像を形成するズームレンズ系と、該ズームレンズ系により形成された光学的な像を電気的な画像信号に変換する撮像素子とを含む撮像装置を適用したカメラの概略構成を説明する。
実施の形態2に係る撮像装置は、実施の形態1に係る撮像装置と同一であるが、カメラに配置する際、反射物体光の光軸の配置方向レイアウトが異なる。すなわち、実施の形態1に係る撮像装置を適用したカメラは、シャッターボタンのストローク方向に対して、反射物体光の光軸を垂直に配置し、撮像装置を横置きするレイアウトを採用している。これに対して、実施の形態2に係る撮像装置を適用したカメラは、シャッターボタンのストローク方向に対して、反射物体光の光軸を平行に配置し、撮像装置を縦置きするレイアウトを採用している。
以下、図面を参照しながら、実施の形態1〜2の撮像装置に適用可能なズームレンズ系をさらに詳細に説明する。図2は、実施の形態3に係るズームレンズ系のレンズ配置図である。図5は、実施の形態4に係るズームレンズ系のレンズ配置図である。図8は、実施の形態5に係るズームレンズ系のレンズ配置図である。図11は、実施の形態6に係るズームレンズ系のレンズ配置図である。図14は、参考の実施の形態1に係るズームレンズ系のレンズ配置図である。図2、5、8、11及び14において、(a)は広角端(最短焦点距離状態:焦点距離fW)のレンズ構成、(b)は中間位置(中間焦点距離状態:焦点距離fM=√(fW*fT))のレンズ構成、(c)は望遠端(最長焦点距離状態:焦点距離fT)のレンズ構成をそれぞれ表している。
0.2<PW/YW×10-3<1.7 ・・・(1)
(ただし、Z=fT/fW>2.5である)
ここで、
PW:広角端における、反射面と光軸に対して垂直方向に移動するレンズ群又はレンズ素子の物体側主点との間の、光軸上の距離、
YW:広角端での全系の焦点距離fWにおける、光軸に対して垂直方向に移動するレンズ群又はレンズ素子の最大ぶれ補正時の移動量、
fW:広角端における全系の焦点距離、
fT:望遠端における全系の焦点距離
である。
0.2<PW/YW×10-3<0.4 ・・・(1)’
1.0<PW/YW×10-3<1.7 ・・・(1)’’
(ただし、Z=fT/fW>2.5である)
0.4<f1/YW×10-3<1.5 ・・・(2)
(ただし、Z=fT/fW>2.5である)
ここで、
f1:第1レンズ群の合成焦点距離、
YW:広角端での全系の焦点距離fWにおける、光軸に対して垂直方向に移動するレンズ群又はレンズ素子の最大ぶれ補正時の移動量、
fW:広角端における全系の焦点距離、
fT:望遠端における全系の焦点距離
である。
0.4<f1/YW×10-3<0.6 ・・・(2)’
1.0<f1/YW×10-3<1.5 ・・・(2)’’
(ただし、Z=fT/fW>2.5である)
0.1<PF/YW×10-3<1.0 ・・・(3)
(ただし、Z=fT/fW>2.5である)
ここで、
PF:最も物体側に位置するレンズ素子の光軸上での最も物体側の位置から、反射面を有するレンズ素子の光軸上での最も像側の位置までの、光軸上の距離、
YW:広角端での全系の焦点距離fWにおける、光軸に対して垂直方向に移動するレンズ群又はレンズ素子の最大ぶれ補正時の移動量、
fW:広角端における全系の焦点距離、
fT:望遠端における全系の焦点距離
である。
0.1<PF/YW×10-3<0.3 ・・・(3)’
0.6<PF/YW×10-3<1.0 ・・・(3)’’
(ただし、Z=fT/fW>2.5である)
1.0<HP/HY<6.0 ・・・(4)
ここで、
HP:反射面を有するレンズ素子の光軸方向の厚み、
HY:光軸に対して垂直方向に移動するレンズ群又はレンズ素子の光軸方向の厚み
である。
1.0<HP/HY<3.0 ・・・(4)’
4.5<HP/HY<6.0 ・・・(4)’’
0.3<MY/HP<0.6 ・・・(5)
ここで、
MY:広角端から望遠端へのズーミングにおける、光軸に対して垂直方向に移動するレンズ群又はレンズ素子の光軸方向の移動量、
HP:反射面を有するレンズ素子の光軸方向の厚み
である。
0.1<MY/YW×10-3<0.4 ・・・(6)
(ただし、Z=fT/fW>2.5である)
ここで、
MY:広角端から望遠端へのズーミングにおける、光軸に対して垂直方向に移動するレンズ群又はレンズ素子の光軸方向の移動量、
YW:広角端での全系の焦点距離fWにおける、光軸に対して垂直方向に移動するレンズ群又はレンズ素子の最大ぶれ補正時の移動量、
fW:広角端における全系の焦点距離、
fT:望遠端における全系の焦点距離
である。
6.0<YW/IV×103<9.5 ・・・(7)
(ただし、Z=fT/fW>2.5である)
ここで、
YW:広角端での全系の焦点距離fWにおける、光軸に対して垂直方向に移動するレンズ群又はレンズ素子の最大ぶれ補正時の移動量、
IV:撮像素子の短辺方向の長さ
IV=2×fW×tanωW×0.60、
fW:広角端における全系の焦点距離、
ωW:広角端における入射半画角、
fT:望遠端における全系の焦点距離
である。
3.0<PW/IV<11.0 ・・・(8)
(ただし、Z=fT/fW>2.5である)
ここで、
PW:広角端における、反射面と光軸に対して垂直方向に移動するレンズ群又はレンズ素子の物体側主点との間の、光軸上の距離、
IV:撮像素子の短辺方向の長さ
IV=2×fW×tanωW×0.60、
fW:広角端における全系の焦点距離、
ωW:広角端における入射半画角、
fT:望遠端における全系の焦点距離
である。
0.2<fW/HP<0.9 ・・・(9)
(ただし、Z=fT/fW>2.5である)
ここで、
HP:反射面を有するレンズ素子の光軸方向の厚み、
fW:広角端における全系の焦点距離、
fT:望遠端における全系の焦点距離
である。
2.5<HP/IV<5.0 ・・・(10)
(ただし、Z=fT/fW>2.5である)
ここで、
HP:反射面を有するレンズ素子の光軸方向の厚み、
IV:撮像素子の短辺方向の長さ
IV=2×fW×tanωW×0.60、
fW:広角端における全系の焦点距離、
ωW:広角端における入射半画角、
fT:望遠端における全系の焦点距離
である。
2.5<HP/IV<3.0 ・・・(10)’
4.0<HP/IV<5.0 ・・・(10)’’
(ただし、Z=fT/fW>2.5である)
0.5<−(1−m2T)×m3T×m4T<2.0 ・・・(11)
(ただし、Z=fT/fW>2.5である)
ここで、
m2T:撮影距離が∞で望遠端における第2レンズ群の倍率、
m3T:撮影距離が∞で望遠端における第3レンズ群の倍率、
m4T:撮影距離が∞で望遠端における第4レンズ群の倍率、
fW:広角端における全系の焦点距離、
fT:望遠端における全系の焦点距離
である。
1.0<−(1−m2T)×m3T×m4T ・・・(11)’
−(1−m2T)×m3T×m4T<1.5 ・・・(11)’’
(ただし、Z=fT/fW>2.5である)
1.5<f1/f3<3.5 ・・・(12)
(ただし、Z=fT/fW>2.5である)
ここで、
f1:第1レンズ群の合成焦点距離、
f3:第3レンズ群の合成焦点距離、
fW:広角端における全系の焦点距離、
fT:望遠端における全系の焦点距離
である。
2.0<f1/f3 ・・・(12)’
f1/f3<3.0 ・・・(12)’’
(ただし、Z=fT/fW>2.5である)
1.0<−f1/f2<4.0 ・・・(13)
(ただし、Z=fT/fW>2.5である)
ここで、
f1:第1レンズ群の合成焦点距離、
f2:第2レンズ群の合成焦点距離、
fW:広角端における全系の焦点距離、
fT:望遠端における全系の焦点距離
である。
1.0<−f1/f2<1.5 ・・・(13)’
2.5<−f1/f2<4.0 ・・・(13)’’
(ただし、Z=fT/fW>2.5である)
2.5<f4/fW<4.5 ・・・(14)
(ただし、Z=fT/fW>2.5である)
ここで、
f4:第4レンズ群の合成焦点距離、
fW:広角端における全系の焦点距離、
fT:望遠端における全系の焦点距離
である。
3.0<f4/fW ・・・(14)’
f4/fW<3.5 ・・・(14)’’
(ただし、Z=fT/fW>2.5である)
0.9<βT4/βW4<1.2 ・・・(15)
(ただし、Z=fT/fW>2.5、βT4/βW4≠0である)
ここで、
βT4:望遠端における無限遠合焦状態での第4レンズ群の倍率、
βW4:広角端における無限遠合焦状態での第4レンズ群の倍率、
fT:望遠端における全系の焦点距離、
fW:広角端における全系の焦点距離
である。
1.0<βT4/βW4 ・・・(15)’
(ただし、Z=fT/fW>2.5、βT4/βW4≠0である)
0.5<f3/f4<1.2 ・・・(16)
(ただし、Z=fT/fW>2.5である)
ここで、
f3:第3レンズ群の合成焦点距離、
f4:第4レンズ群の合成焦点距離、
fW:広角端における全系の焦点距離、
fT:望遠端における全系の焦点距離
である。
0.5<f3/f4<0.8 ・・・(16)’
1.0<f3/f4<1.2 ・・・(16)’’
(ただし、Z=fT/fW>2.5である)
実施例1のズームレンズ系は、図2に示した実施の形態3に対応する。実施例1のズームレンズ系のレンズデータを表1に、撮影距離が∞の場合の、焦点距離、Fナンバー、半画角及び可変面間隔データを表2に、非球面データを表3に示す。
実施例2のズームレンズ系は、図5に示した実施の形態4に対応する。実施例2のズームレンズ系のレンズデータを表4に、撮影距離が∞の場合の、焦点距離、Fナンバー、半画角及び可変面間隔データを表5に、非球面データを表6に示す。
実施例3のズームレンズ系は、図8に示した実施の形態5に対応する。実施例3のズームレンズ系のレンズデータを表7に、撮影距離が∞の場合の、焦点距離、Fナンバー、半画角及び可変面間隔データを表8に、非球面データを表9に示す。
実施例4のズームレンズ系は、図11に示した実施の形態6に対応する。実施例4のズームレンズ系のレンズデータを表10に、撮影距離が∞の場合の、焦点距離、Fナンバー、半画角及び可変面間隔データを表11に、非球面データを表12に示す。
参考例1のズームレンズ系は、図14に示した参考の実施の形態1に対応する。参考例1のズームレンズ系のレンズデータを表13に、撮影距離が∞の場合の、焦点距離、Fナンバー、半画角及び可変面間隔データを表14に、非球面データを表15に示す。
2 撮像素子
3 シャッターボタン
4 第1レンズ群
5 反射面を有するレンズ素子
5a 反射面
6 像側レンズ群
AX1 光軸
AX2 光軸
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
G4 第4レンズ群
L1 第1レンズ素子
L2 第2レンズ素子
L3 第3レンズ素子
L4 第4レンズ素子
L5 反射面を有するレンズ素子
L6 第6レンズ素子
L7 第7レンズ素子
L8 第8レンズ素子
L9 第9レンズ素子
L10 第10レンズ素子
A 絞り
P 平行平板
S 像面
Claims (15)
- 少なくとも1つのレンズ素子で構成されたレンズ群を複数有するズームレンズ系であって、
前記レンズ群のうち、少なくともいずれか2つのレンズ群の間隔を変化させることによって物体の光学的な像を連続的に変倍可能に形成し、
前記レンズ群のうち、最も物体側に配置された第1レンズ群に、物体からの光線を折り曲げる反射面を有するレンズ素子が含まれ、
前記レンズ群のいずれか1つ、レンズ素子のいずれか1つ、又は1つのレンズ群を構成する隣り合った複数のレンズ素子が、光軸に対して垂直方向に移動し、
前記光軸に対して垂直方向に移動するレンズ群又はレンズ素子が、広角端から望遠端へのズーミングにおいて光軸方向に移動し、
以下の条件(5)を満足する、ズームレンズ系:
0.3<M Y /H P <0.6 ・・・(5)
ここで、
M Y :広角端から望遠端へのズーミングにおける、光軸に対して垂直方向に移動するレンズ群又はレンズ素子の光軸方向の移動量、
H P :反射面を有するレンズ素子の光軸方向の厚み
である。 - 以下の条件(1)を満足する、請求項1に記載のズームレンズ系:
0.2<P W /Y W ×10 -3 <1.7 ・・・(1)
(ただし、Z=f T /f W >2.5である)
ここで、
P W :広角端における、反射面と光軸に対して垂直方向に移動するレンズ群又はレンズ素子の物体側主点との間の、光軸上の距離、
Y W :広角端での全系の焦点距離f W における、光軸に対して垂直方向に移動するレンズ群又はレンズ素子の最大ぶれ補正時の移動量、
f W :広角端における全系の焦点距離、
f T :望遠端における全系の焦点距離
である。 - 以下の条件(2)を満足する、請求項1に記載のズームレンズ系:
0.4<f 1 /Y W ×10 -3 <1.5 ・・・(2)
(ただし、Z=f T /f W >2.5である)
ここで、
f 1 :第1レンズ群の合成焦点距離、
Y W :広角端での全系の焦点距離f W における、光軸に対して垂直方向に移動するレンズ群又はレンズ素子の最大ぶれ補正時の移動量、
f W :広角端における全系の焦点距離、
f T :望遠端における全系の焦点距離
である。 - 以下の条件(3)を満足する、請求項1に記載のズームレンズ系:
0.1<PF/Y W ×10 -3 <1.0 ・・・(3)
(ただし、Z=f T /f W >2.5である)
ここで、
PF:最も物体側に位置するレンズ素子の光軸上での最も物体側の位置から、反射面を有するレンズ素子の光軸上での最も像側の位置までの、光軸上の距離、
Y W :広角端での全系の焦点距離f W における、光軸に対して垂直方向に移動するレンズ群又はレンズ素子の最大ぶれ補正時の移動量、
f W :広角端における全系の焦点距離、
f T :望遠端における全系の焦点距離
である。 - 以下の条件(4)を満足する、請求項1に記載のズームレンズ系:
1.0<H P /H Y <6.0 ・・・(4)
ここで、
H P :反射面を有するレンズ素子の光軸方向の厚み、
H Y :光軸に対して垂直方向に移動するレンズ群又はレンズ素子の光軸方向の厚み
である。 - 以下の条件(6)を満足する、請求項1に記載のズームレンズ系:
0.1<M Y /Y W ×10 -3 <0.4 ・・・(6)
(ただし、Z=f T /f W >2.5である)
ここで、
M Y :広角端から望遠端へのズーミングにおける、光軸に対して垂直方向に移動するレンズ群又はレンズ素子の光軸方向の移動量、
Y W :広角端での全系の焦点距離f W における、光軸に対して垂直方向に移動するレンズ群又はレンズ素子の最大ぶれ補正時の移動量、
f W :広角端における全系の焦点距離、
f T :望遠端における全系の焦点距離
である。 - 以下の条件(7)を満足する、請求項1に記載のズームレンズ系:
6.0<Y W /I V ×10 3 <9.5 ・・・(7)
(ただし、Z=f T /f W >2.5である)
ここで、
Y W :広角端での全系の焦点距離f W における、光軸に対して垂直方向に移動するレンズ群又はレンズ素子の最大ぶれ補正時の移動量、
I V :撮像素子の短辺方向の長さ
I V =2×f W ×tanω W ×0.60、
f W :広角端における全系の焦点距離、
ω W :広角端における入射半画角、
f T :望遠端における全系の焦点距離
である。 - 以下の条件(8)を満足する、請求項1に記載のズームレンズ系:
3.0<P W /I V <11.0 ・・・(8)
(ただし、Z=f T /f W >2.5である)
ここで、
P W :広角端における、反射面と光軸に対して垂直方向に移動するレンズ群又はレンズ素子の物体側主点との間の、光軸上の距離、
I V :撮像素子の短辺方向の長さ
I V =2×f W ×tanω W ×0.60、
f W :広角端における全系の焦点距離、
ω W :広角端における入射半画角、
f T :望遠端における全系の焦点距離
である。 - 以下の条件(9)を満足する、請求項1に記載のズームレンズ系:
0.2<f W /H P <0.9 ・・・(9)
(ただし、Z=f T /f W >2.5である)
ここで、
H P :反射面を有するレンズ素子の光軸方向の厚み、
f W :広角端における全系の焦点距離、
f T :望遠端における全系の焦点距離
である。 - 以下の条件(10)を満足する、請求項1に記載のズームレンズ系:
2.5<H P /I V <5.0 ・・・(10)
(ただし、Z=f T /f W >2.5である)
ここで、
H P :反射面を有するレンズ素子の光軸方向の厚み、
I V :撮像素子の短辺方向の長さ
I V =2×f W ×tanω W ×0.60、
f W :広角端における全系の焦点距離、
ω W :広角端における入射半画角、
f T :望遠端における全系の焦点距離
である。 - 物体側から像側へと順に、正の光学的パワーを有する第1レンズ群と、負の光学的パワーを有する第2レンズ群と、正の光学的パワーを有する第3レンズ群と、正の光学的パワーを有する第4レンズ群とからなり、以下の条件(11)を満足する、請求項1に記載のズームレンズ系:
0.5<−(1−m 2T )×m 3T ×m 4T <2.0 ・・・(11)
(ただし、Z=f T /f W >2.5である)
ここで、
m 2T :撮影距離が∞で望遠端における第2レンズ群の倍率、
m 3T :撮影距離が∞で望遠端における第3レンズ群の倍率、
m 4T :撮影距離が∞で望遠端における第4レンズ群の倍率、
f W :広角端における全系の焦点距離、
f T :望遠端における全系の焦点距離
である。 - 物体側から像側へと順に、正の光学的パワーを有する第1レンズ群と、負の光学的パワーを有する第2レンズ群と、正の光学的パワーを有する第3レンズ群と、正の光学的パワーを有する第4レンズ群とからなり、以下の条件(12)を満足する、請求項1に記載のズームレンズ系:
1.5<f 1 /f 3 <3.5 ・・・(12)
(ただし、Z=f T /f W >2.5である)
ここで、
f 1 :第1レンズ群の合成焦点距離、
f 3 :第3レンズ群の合成焦点距離、
f W :広角端における全系の焦点距離、
f T :望遠端における全系の焦点距離
である。 - 物体側から像側へと順に、正の光学的パワーを有する第1レンズ群と、負の光学的パワーを有する第2レンズ群と、正の光学的パワーを有する第3レンズ群と、正の光学的パワーを有する第4レンズ群とからなり、以下の条件(13)を満足する、請求項1に記載のズームレンズ系:
1.0<−f 1 /f 2 <4.0 ・・・(13)
(ただし、Z=f T /f W >2.5である)
ここで、
f 1 :第1レンズ群の合成焦点距離、
f 2 :第2レンズ群の合成焦点距離、
f W :広角端における全系の焦点距離、
f T :望遠端における全系の焦点距離
である。 - 物体の光学的な像を電気的な画像信号として出力可能な撮像装置であって、
物体の光学的な像を形成するズームレンズ系と、
該ズームレンズ系により形成された光学的な像を電気的な画像信号に変換する撮像素子とを備え、
前記ズームレンズ系が、
少なくとも1つのレンズ素子で構成されたレンズ群を複数有し、
前記レンズ群のうち、少なくともいずれか2つのレンズ群の間隔を変化させることによって物体の光学的な像を連続的に変倍可能に形成し、
前記レンズ群のうち、最も物体側に配置された第1レンズ群に、物体からの光線を折り曲げる反射面を有するレンズ素子が含まれ、
前記レンズ群のいずれか1つ、レンズ素子のいずれか1つ、又は1つのレンズ群を構成する隣り合った複数のレンズ素子が、光軸に対して垂直方向に移動し、
前記光軸に対して垂直方向に移動するレンズ群又はレンズ素子が、広角端から望遠端へのズーミングにおいて光軸方向に移動し、
以下の条件(5):
0.3<M Y /H P <0.6 ・・・(5)
(ここで、
M Y :広角端から望遠端へのズーミングにおける、光軸に対して垂直方向に移動するレンズ群又はレンズ素子の光軸方向の移動量、
H P :反射面を有するレンズ素子の光軸方向の厚み
である)
を満足するものである、
撮像装置。 - 物体の光学的な像を電気的な画像信号に変換し、変換された画像信号の表示及び記憶の少なくとも一方を行うカメラであって、
物体の光学的な像を形成するズームレンズ系と、該ズームレンズ系により形成された光学的な像を電気的な画像信号に変換する撮像素子とを含む撮像装置を備え、
前記ズームレンズ系が、
少なくとも1つのレンズ素子で構成されたレンズ群を複数有し、
前記レンズ群のうち、少なくともいずれか2つのレンズ群の間隔を変化させることによって物体の光学的な像を連続的に変倍可能に形成し、
前記レンズ群のうち、最も物体側に配置された第1レンズ群に、物体からの光線を折り曲げる反射面を有するレンズ素子が含まれ、
前記レンズ群のいずれか1つ、レンズ素子のいずれか1つ、又は1つのレンズ群を構成する隣り合った複数のレンズ素子が、光軸に対して垂直方向に移動し、
前記光軸に対して垂直方向に移動するレンズ群又はレンズ素子が、広角端から望遠端へのズーミングにおいて光軸方向に移動し、
以下の条件(5):
0.3<M Y /H P <0.6 ・・・(5)
(ここで、
M Y :広角端から望遠端へのズーミングにおける、光軸に対して垂直方向に移動するレンズ群又はレンズ素子の光軸方向の移動量、
H P :反射面を有するレンズ素子の光軸方向の厚み
である)
を満足するものである、
カメラ。
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