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JP5022397B2 - 車両用ブレーキ液圧制御装置 - Google Patents

車両用ブレーキ液圧制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、車両用ブレーキ液圧制御装置に関する。
車輪ブレーキのホイールシリンダに作用するブレーキ液圧を制御可能な車両用ブレーキ液圧制御装置であって、ホイールシリンダから放出されたブレーキ液を一時的に貯留するリザーバを備えた車両用ブレーキ液圧制御装置が知られている。
このような車両用ブレーキ液圧制御装置としては、例えば特許文献1に開示されたものがある。この車両用ブレーキ液圧制御装置は、図11に示すように、有底円筒状のリザーバ穴110’を有する基体100’と、リザーバ穴110’に摺動自在に挿入されるリザーバピストン1’と、このリザーバピストン1’をリザーバ穴110’の底面側に付勢するリザーバばね2’と、このリザーバばね2’を支持する受け部材3’と、この受け部材3’のリザーバ穴110’からの抜け出しを阻止する抜け止部材4’と、を備えて構成されている。なお、リザーバピストン1’と受け部材3’との間には、リザーバばね2’を収容するばね室K1’が形成されている。この車両用ブレーキ液圧制御装置においては、リザーバ穴110’の底面にブレーキ液の流入孔が開口しており、リザーバ穴110’にブレーキ液が流入すると、リザーバピストン1’がリザーバ穴110’の開口部側に摺動移動し、リザーバピストン1’とリザーバ穴110’とにより形成された空間にブレーキ液が貯留されることになる。
リザーバピストン1’がリザーバ穴110’の開口部側に摺動移動すると、ばね室K1’の容積が減少することになるが、特許文献1の基体100’には、その表面101’とリザーバ穴110’の内周面111’とに開口するリザーバ通気路120’が形成されていて、ばね室K1’と基体100’の外部とが連通しているので、ばね室K1’の容積が減少しても、ばね室K1’内の気圧が高まることはなく、その結果、リザーバピストン1’がスムーズに摺動することになる。
なお、リザーバ通気路を介してばね室と基体の外部とを連通させた車両用ブレーキ液圧制御装置としては、特許文献2に開示されたものも知られている。
特開2005−289210号公報 特開平11−99924号公報
本発明は、ハウジングのコネクタ接続部とコネクタとの密着性を良好に保つことが可能な車両用ブレーキ液圧制御装置を提供することを課題とする。
このような課題を解決する本発明は、有底円筒状のリザーバ穴を有する基体と、前記リザーバ穴に摺動自在に挿入されるリザーバピストンと、前記リザーバピストンを前記リザーバ穴の底面側に付勢するリザーバばねと、前記リザーバばねを支持する受け部材と、前記受け部材の前記リザーバ穴からの抜け出しを阻止する抜け止部材と、前記受け部材を覆うように配置され、前記リザーバ穴の開口部を密閉する蓋部材と、前記基体の前面側に組み付けられた組付部品と、前記組付部品を覆った状態で前記基体の前面に固着されたハウジングと、を備え、前記リザーバピストンと前記受け部材との間に、前記リザーバばねを収容するばね室が形成されている車両用ブレーキ液圧制御装置であって、前記基体には、その前面および前記リザーバ穴の内周面に開口するリザーバ通気路と、前記前面および前記前面以外の前記基体の表面に開口するハウジング通気路とが形成されており、前記ハウジングは、外部配線ケーブルの端部に設けられたコネクタが接続されるコネクタ接続部を備えており、前記コネクタ接続部には、前記ハウジングを貫通するコネクタ通気路が形成されており、前記基体と前記ハウジングとで形成された収納室が、前記リザーバ通気路を介して前記ばね室と連通しているとともに、前記ハウジング通気路を介して前記収納室の外部と連通しており、さらに、前記コネクタ通気路を介して前記コネクタの内部空間と連通している、ことを特徴とする。
本発明の車両用ブレーキ液圧制御装置によれば、コネクタの内部空間がコネクタ通気路、収納室およびハウジング通気路を介して外部と連通し、コネクタの内部空間の気圧が大気圧と同程度に保たれるようになるので、コネクタ接続部とコネクタとの密着性が良好に保たれるようになる。なお、外部配線ケーブルには、車両用ブレーキ液圧制御装置に電力を供給するための電源ケーブルや車両に備えられた各種センサや各種装置と情報を送受信するための通信ケーブルなどが含まれる。
なお、リザーバピストンがリザーバ穴の開口部側に摺動移動すると、ばね室の容積が減少することになるが、ばね室と基体の外部とがリザーバ通気路を介して連通しているので、ばね室の容積が減少しても、ばね室内の気圧が高まることはなく、その結果、リザーバピストンがスムーズに摺動することになる。
また、本発明の車両用ブレーキ液圧制御装置によれば、基体の前面に現れるリザーバ通気路の開口部がハウジングによって覆われるので、リザーバ通気路への水や埃等の浸入を防ぐことができる。なお、本発明においては、基体の表面のうち、ハウジングが組み付けられる表面を「前面」と称することとする。
また、本発明の車両用ブレーキ液圧制御装置によれば、ハウジング通気路の働きによって、収納室内の気圧が大気圧と同程度に保たれることになるので、外部との圧力差に起因する変形がハウジングに生じ難くなり、その結果、基体とハウジングとの密着性が良好に保たれることになる。
なお、前記ハウジング通気路には、空気の出入りを許容しつつ水の出入りを阻止する透湿防水素材を装着することが望ましい。このようにすると、収納室への水等の浸入を防ぐことが可能となる。
本発明に係る車両用ブレーキ液圧制御装置が、前記基体の後面側に組み付けられたモータをさらに備えており、前記基体に、前記前面および前記後面に開口する端子孔が形成されており、かつ、前記端子孔に挿通されたモータバスバーを介して前記モータに電力が供給されている場合には、前記端子孔を介して前記収納室と前記モータの内部空間とを連通させるとよい。このようにすると、モータの内部空間が端子孔、収納室およびハウジング通気路を介して外部と連通し、モータの内部空間の気圧が大気圧と同程度に保たれるようになるので、モータの内部空間への水等の浸入を防ぐことが可能となる。なお、本発明においては、基体の表面のうち、ハウジングが組み付けられる表面(前面)の反対側の表面であってモータが組み付けられる表面を「後面」と称することとする。
本発明においては、前記蓋部材に環状のシール部材を環装し、このシール部材によって前記蓋部材と前記リザーバ穴の内周面との間をシールする。このようにすると、蓋部材の全周をかしめ固定しなくとも、リザーバ穴を密閉することが可能になるので、蓋部材をかしめ固定する際に基体にかかる負荷を低減することが可能になる。
本発明においては、プレス加工により成形された部材を前記蓋部材とする。前記蓋部材、前記受け部材に隙間をあけて対向する円板状の本体部と、前記本体部の周縁部に形成された断面U字状の挿入部と、前記挿入部から側方に向って張り出す平面視円帯状の張出部とを備えており、前記挿入部は、前記本体部の周縁部から前記受け部材に向かって立ち上がる内周壁と、前記内周壁の外周側に形成された外周壁とを備えている。前記内周壁は、前記受け部材を囲繞するとともに、前記受け部材の外周面に隙間をあけて対向しており、前記外周壁は、前記内周壁に隙間をあけて対向している。而して、前記外周壁の外周面と前記リザーバ穴の内周面との間に前記シール部材を配置し、前記リザーバ穴の開口縁部に前記張出部をかしめ固定する。このようにすると、リザーバ穴の開口部を密閉しつつも、受け部材と蓋部材との間に隙間を確保することができる。
本発明に係る車両用ブレーキ液圧制御装置によると、ハウジングのコネクタ接続部とコネクタとの密着性を良好に保つことが可能になる。
本発明の実施形態に係る車両用ブレーキ液圧制御装置を示す分解斜視図である。 基体を後面側から見た斜視図である。 基体を前面側から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係る車両用ブレーキ液圧制御装置を示す断面図である。 (a)はハウジングを前面側から見た斜視図、(b)は後面側からみた斜視図である。 コネクタ通気路を説明するための図であって、(a)はコネクタ接続部の後面図、(b)は側面図である。 リザーバおよびリザーバ通気路の構成を説明するための断面図である。 リザーバ穴の構成を説明するための断面図である。 (a)は係止溝および受け部材の構成を説明するための拡大図、(b)は蓋部材の構成を説明するための拡大図である。 ハウジング通気路の構成を説明するための拡大断面図である。 従来のリザーバの構成を示す拡大断面図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、添付した図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の説明においては、アンチロック制御やトラクション制御などを行うことが可能な車両用ブレーキ液圧制御装置を例示する。
まず、図1を参照して本実施形態に係る車両用ブレーキ液圧制御装置Uの構成を説明する。車両用ブレーキ液圧制御装置Uは、リザーバを構成するリザーバ構成部品R、往復動ポンプP、電磁弁Vなどの組付部品が組み付けられる基体100と、往復動ポンプPの動力源となるモータ(駆動手段)200と、電磁弁Vの開閉やモータ200の作動を制御する電子制御ユニット300と、この電子制御ユニット300を収容するハウジング400とを主に備えている。なお、以下の説明における「上下」は、図1の状態を基準とする。
基体100は、略直方体に形成される金属部品であり、その内部には流体であるブレーキ液の流路(油路)が形成されている。基体100の表面のうち、前面101には、電磁弁V,V,…や圧力センサSといった組付部品が装着される有底の取付穴151,151,…などが形成されており、上面103には、図示せぬ車輪ブレーキに至る配管が接続される四つの出口ポート152,152などが形成されている。
図2に示すように、基体100の表面のうち、後面102には、図示せぬマスタシリンダに至る配管が接続される入口ポート153,153や図1に示すモータ200の出力軸210が収容される有底のモータ装着穴154などが形成されている。また、下面104には、図1に示すリザーバ構成部品Rが組付けられるリザーバ穴110や基体100を図示せぬマウントブラケットに固定する際に使用される固定穴156などが形成されており、側面105には、図1に示す往復動ポンプPが装着されるポンプ孔155などが形成されている。なお、ポンプ孔155は、モータ装着穴154に連通している。また、図1に示す取付穴151,151,…、出口ポート152および図2に示す入口ポート153、ポンプ孔155およびリザーバ穴110は、直接に、あるいは基体100の内部に形成された図示せぬ流路を介して互いに連通している。
さらに、基体100には、図3にも示すように、その前面101とリザーバ穴110とに開口するリザーバ通気路120と、前面101とこれ以外の基体100の表面(本実施形態では下面104)とに開口するハウジング通気路130と、基体100の前面101と後面102(図2参照)とに開口する端子孔140とが形成されている。
図4に示すモータ200は、往復動ポンプP(図1参照)の動力源となるものであり、基体100の後面102側に一体的に固着されている。なお、モータ200と基体100の後面102との間には、無端状のシール部材214が介設されていて、モータ200と基体100の後面102との間にある空間への水等の浸入が防止されている。
モータ200の出力軸210には、偏心軸部211が設けられていて、この偏心軸部211には、ボールベアリング212が嵌め込まれている。偏心軸部211およびボールベアリング212は、モータ装着穴154に挿入される。
出力軸210の上方には、図示せぬロータに電力を供給するためのモータバスバー220が接続されている。モータバスバー220は、端子孔140に挿通され、ハウジング400に設けられたターミナル415dに接続される。モータバスバー220の基端部は、モータ200のケースから突出する接続端子213に接続される。なお、接続端子213の周囲には、モータ200の内部空間に連通する隙間が形成されており、モータ200の内部空間は、接続端子213の周囲に形成された隙間、モータ200と基体100との間にある空間(シール部材214の内周側にある空間)および端子孔140を介して、基体100とハウジング400とで囲われた空間K3(以下、「収納室K3」と称する。)と連通している。
電子制御ユニット300は、電子回路がプリントされた基板に半導体チップ等が搭載されてなるものであり、圧力センサSや図示せぬ車輪速度センサといった各種センサから得られた情報や予め記憶させておいたプログラム等に基づいて、電磁弁Vの開閉やモータ200の作動を制御する。
ハウジング400は、電磁弁Vや圧力センサS(図1参照)などの組付部品を覆った状態で基体100の前面101に一体的に固着されるものであり、基体100とともに収納室K3を形成する。本実施形態に係るハウジング400は、ハウジング本体410と、このハウジング本体410に覆設されるハウジングカバー420とを備えて構成されている。
ハウジング本体410は、図5の(a)および(b)に示すように、前記した組付部品を取り囲む囲繞部411と、この囲繞部411の側方に配置されたコネクタ接続部412と、囲繞部411およびコネクタ接続部412の前側に形成された基板収容部413と、囲繞部411と基板収容部413とを仕切る支持板部414とを備えて構成されている。なお、図5においては、ハウジングカバー420の図示を省略している。
囲繞部411は、基体100の前面101から突出する電磁弁Vや圧力センサS(図4参照)などを収納する空間(収納室K3の一部)を形成する部位であり、周壁411aと、基体100の前面101(図4参照)の外周縁に当接するフランジ411bと、このフランジ411bの内周に沿って配置された無端状のシール部材411c(図5の(b)参照)とを備えて構成されている。シール部材411cは、基体100の前面101(図4参照)に密着し、基体100とハウジング400との間をシールする。なお、フランジ411bの適所には、インサート成形された筒状部材によって補強された取付孔411d,411d,…が形成されている。
コネクタ接続部412は、図示せぬ外部配線ケーブルの端部に設けられたコネクタが接続される部位であり、図5の(b)に示すように、底壁の外面(外部に露出している面)から立ち上がる接続端子412b,412b,…と、この接続端子412b,412b,…を取り囲む周壁412aと、を備えて構成されている。接続端子412bは、コネクタ接続部412の底壁を通って基板収容部413に導出される(図5の(a)参照)。
コネクタ接続部412には、図6の(a)および(b)に示すように、ハウジング400を貫通するコネクタ通気路430が形成されている。コネクタ通気路430は、本実施形態では、コネクタ接続部412の底壁412cを内外方向に貫通する貫通孔からなり、図示せぬ外部配線ケーブルのコネクタをコネクタ接続部412に接続する前の状態においては、収納室K3とコネクタ接続部412の周壁412aの内側の空間K4とを連通し、図示せぬコネクタをコネクタ接続部412に接続したときには、収納室K3とコネクタの内部空間とを連通する。
基板収容部413は、図5の(a)に示すように、電子制御ユニット300を収納する空間(収納室K3の一部)を形成する部位であり、囲繞部411の周壁411aとコネクタ接続部412の周壁412aとを包囲するように設けられた周壁413aと、この周壁413aの内周側に設けられた端子保持部413bと、を備えて構成されている。端子保持部413bは、支持板部414に埋設された図示せぬバスバーのターミナル415aを保持する部位である。なお、電子制御ユニット300は、基板収容部413の周壁413aや支持板部414と一体に成形された基板保持部416,416,…に保持される。
支持板部414には、図示せぬバスバーが埋設されている。このバスバーは、支持板部414の適所に設けられた開口部や凹部などにおいて露出し、電子制御ユニット300に至る電線が接続されるターミナル415a、電磁弁V(図4参照)を駆動させる電磁コイルV1(図4参照)の端子が接続されるターミナル415b、圧力センサS(図4参照)の端子が接続されるターミナル415c(図5の(b)参照)、モータバスバー220(図4参照)が接続されるターミナル415d(図5の(b)参照)などになっている。また、支持板部414の後面には、図5の(b)に示すように、電磁コイルV1(図4参照)を保持するための保持片414a,414a,…やモータバスバー220(図1参照)の先端部が挿入される筒状挿入部414bが突設されている。なお、支持板部414によって、収納室K3が二つの空間(電磁コイルV1等を収納する空間と電子制御ユニット300等を収納する空間)に分けられることになるが、支持板部414の適所に開口部が設けられているので、当該二つの空間に気圧差が生じることはない。
図4に示すハウジングカバー420は、ハウジング本体410の前側の開口部を密閉するものであり、溶着や接着等の手段により基板収容部413の端面に固着されている。
次に、基体100に形成されるリザーバの構造およびリザーバの通気構造について詳細に説明する。
図7に示すように、本実施形態に係るリザーバは、リザーバ穴110にリザーバ構成部品Rを組み付けることで構成される。
まず、図8および図9を参照してリザーバ穴110の構成を詳細に説明する。
リザーバ穴110は、図8に示すように、基体100の下面104に開口する有底円筒状の穴であり、その内周面110bには、周方向に沿って係止溝112が形成されている。なお、以下では、リザーバ穴110の内周面110bのうち、係止溝112の上側に位置する円筒面状の部位を摺動穴壁面111と称し、係止溝112の下側に位置する円筒面状の部位を当接穴壁面113と称し、この当接穴壁面113の下側に位置する円錐台面状の部位をテーパ穴壁面114と称し、このテーパ穴壁面114の下側に位置する円筒面状の部位を大径穴壁面115と称することとする。なお、リザーバ穴110の底面110aには、出口ポート152(図1参照)に通じる図示せぬ流入路と、ポンプ孔155に通じる流出路157とが開口している。流出路157には、ポンプ孔155からのブレーキ液の逆流を防ぐ一方向弁Cが挿入されている。
係止溝112は、摺動穴壁面111よりも浅い部位に形成された環状の凹溝であり、図9の(a)に示すように、リザーバ穴110の開口部に向かうに従って漸次拡径する傾斜面112aと、この傾斜面112aよりもリザーバ穴110の開口部側に位置する係止面112bと、傾斜面112aと係止面112bとの間に位置する円筒面状の溝底面112cと、を備えている。傾斜面112aおよび係止面112bは、リザーバ穴110の深さ方向に並んでいて、溝底面112cを挟んで対向している。傾斜面112aは、摺動穴壁面111の下端縁と溝底面112cの上端縁とを繋ぐものであり、溝底面112cに向かうに従って漸次拡径する円錐台面状を呈している。なお、傾斜面112aと摺動穴壁面111の境界部分は、面取りしておくとよい。係止面112bは、溝底面112cの下端縁と当接穴壁面113の上端縁とを繋ぐものである。係止面112bの断面形状に特に制限はないが、本実施形態では、後記する抜け止部材4の断面形状に沿うように断面円弧状に成形されており、かつ、溝底面112cから離れるに従って漸次縮径している。溝底面112cは、係止溝112の溝底となるものであり、円筒面状を呈している。溝底面112cにおけるリザーバ穴110の穴径が摺動穴壁面111におけるリザーバ穴110の穴径よりも大きいことは言うまでもない。なお、図示は省略するが、溝底面112cを省略し、傾斜面112aと係止面112bとを連続させてもよい。
当接穴壁面113は、係止溝112よりも浅い部位に形成されている。当接穴壁面113におけるリザーバ穴110の穴径は、摺動穴壁面111におけるリザーバ穴110の穴径と等しくなっている。
テーパ穴壁面114は、当接穴壁面113よりも浅い部位に形成されていて、リザーバ穴110の開口部側に向かうに従って漸次拡径する円錐台面状を呈している。
大径穴壁面115は、テーパ穴壁面114よりも浅い部位に形成されている。大径穴壁面115におけるリザーバ穴110の穴径は、テーパ穴壁面114におけるリザーバ穴110の最大穴径よりも大きくなっていて、テーパ穴壁面114と大径穴壁面115との境界部分には、平面視円帯状の段部116が形成されている。
次に、図7および図9を参照してリザーバ構成部品Rの構成を詳細に説明する。
リザーバ構成部品Rは、図7に示すように、リザーバピストン1と、リザーバばね2と、受け部材3と、抜け止部材4と、蓋部材5と、シール部材6とを備えて構成されている。
リザーバピストン1は、リザーバ穴110に摺動自在に挿入されるものであり、前記した図示せぬ流入路からリザーバ穴110に流入したブレーキ液の液圧によって受け部材3側に移動することで、リザーバ穴110の底面110aとの間に、ブレーキ液を貯留する貯留室を形成する。
本実施形態に係るリザーバピストン1は、受け部材3側に開口する有底円筒状の部材からなり、リザーバ穴110の底面110aに対向する円板状のピストン底部11と、リザーバ穴110の内周面110bに対向する筒状の対向ピストン周壁部12とを備えている。なお、リザーバピストン1の内空部には、リザーバばね2の一端部が挿入される。
ピストン底部11は、リザーバ穴110の摺動穴壁面111における穴径と同等の外径を備えている。ピストン底部11の受け部材3側の面には、リザーバばね2の一端が当接する。
ピストン周壁部12は、ピストン底部11の周縁部から受け部材3側に向かって立ち上がっている。ピストン周壁部12の内周面は、円筒面状を呈しており、リザーバばね2の一端部に対向し、ピストン周壁部12の外周面は、リザーバ穴110の摺動穴壁面111に対向する。ピストン周壁部12の外周面には、ピストン周壁部12の周方向に沿って環状のシール溝12aが凹設されている。シール溝12aには、環状のシール部材12bが嵌め込まれている。シール部材12bは、シール溝12aの内面に当接するとともに、リザーバ穴110の内周面110b(より詳細には、摺動穴壁面111)に当接し、リザーバピストン1とリザーバ穴110の内周面110bとの間をシールする。
リザーバばね2は、リザーバピストン1をリザーバ穴110の底面110a側に付勢するものであり、リザーバピストン1と受け部材3との間に形成されたばね室K1に収容されている。なお、本実施形態では、コイルばねからなるリザーバばね2を例示しているが、ばねの種類や形態を限定する趣旨ではない。
受け部材3は、リザーバばね2を支持するものであるが、本実施形態では、リザーバピストン1のストッパーとしても機能する。本実施形態に係る受け部材3は、ピストン底部11に対向する支持部31と、リザーバ穴110の内周面110bに対向する立上部32とを備えている。
支持部31は、リザーバばね2の他端に当接する部位であるが、本実施形態では、平面視円帯状を呈していて、その中央部に開口部31aが設けられている。
立上部32は、支持部31の周縁部からリザーバピストン1側に向かって立ち上がっていて、その先端部がリザーバ穴110の摺動穴壁面111に入り込んでいる。立上部32の先端面(上端面)32aは、リザーバピストン1が受け部材3側にストロークした際に、ピストン周壁部12の先端面(下端面)12cに当接し、リザーバピストン1のそれ以上のストロークを阻止する。なお、立上部32の内周面は、円筒面状を呈しており、リザーバばね2の他端部に対向する。
受け部材3の外周面は、段付き円筒状を呈していて、リザーバ穴110の内周面110bに対向する。図9の(a)を参照してより詳細に説明すると、受け部材3の外周面は、リザーバ穴110の摺動穴壁面111の下端部(最浅部)に対向する円筒面状の大径面3aと、この大径面3aの下側に位置する円錐台面状のテーパ面3bと、このテーパ面3bの下側に位置する円筒面状の小径面3cとを備えている。大径面3aは、その上半部が摺動穴壁面111の下部に対向し、下半部が係止溝112に対向する。なお、受け部材3の大径面3aにおける外径は、リザーバ穴110の摺動穴壁面111における穴径と略等しくなっている。テーパ面3bは、大径面3aよりも支持部31側に形成されていて、支持部31に向かうに従って漸次縮径し、係止溝112の係止面112bと隙間をあけて対向する。小径面3cは、テーパ面3bよりも支持部31側に形成されていて、リザーバ穴110の当接穴壁面113およびテーパ穴壁面114と隙間をあけて対向する。すなわち、受け部材3の小径面3cにおける外径は、リザーバ穴110の当接穴壁面113における穴径よりも小さくなっている。
図9の(b)に示す抜け止部材4は、リザーバばね2の付勢力を受ける受け部材3のリザーバ穴110からの抜け出しを阻止するものであり、係止溝112の係止面112bと受け部材3との間に介設されている。抜け止部材4の外周側は、リザーバ穴110の係止溝112に入り込んで係止面112bに上側から当接し、抜け止部材4の内周側は、係止溝112から突出して受け部材3のテーパ面3bに下側から当接する。すなわち、抜け止部材4は、係止面112bとテーパ面3bとの間に介設され、係止面112bに抜出し不能に係止された状態で、受け部材3を抜出し不能に係止する。なお、抜け止部材4は、本実施形態では、円環の一部を欠損させた形態(C字状)の部材からなり、その内周側に弾性変形させた状態で、リザーバ穴110に挿入され、外周側に広がろうとする復元力によって係止面112bに弾接する。なお、抜け止部材4は、C字状を呈していることからも明らかなように、係止面112bとテーパ面3bとの間をシールするものではないので、受け部材3と蓋部材5との間に形成された空間K2とリザーバ穴110の係止溝112とは連通することになる。
蓋部材5は、リザーバ穴110の開口部を密閉するものであり、受け部材3を覆うように配置される。蓋部材5は、プレス加工により成形された部材であり、円板状の本体部51と、この本体部51の周縁部に形成された挿入部52と、この挿入部52から側方に向かって張り出す平面視円帯状の張出部53とを備えている。
本体部51は、受け部材3の下方に配置されており、本実施形態では、受け部材3の支持部31に隙間をあけて対向する。
挿入部52は、リザーバ穴110の内周面110bと受け部材3の外周面との間に挿入される部位であり、本実施形態では、本体部51の周縁部から受け部材3側に向かって立ち上がる内周壁52aと、この内周壁52aの外周側に形成された外周壁52bとを備えていて、断面逆U字状を呈している。内周壁52aは、受け部材3の小径面3cを囲繞し、かつ、小径面3cに隙間をあけて対向する。外周壁52bの外周面は、リザーバ穴110の当接穴壁面113に当接するとともに、テーパ穴壁面114に隙間をあけて対向する。すなわち、外周壁52bの外径は、当接穴壁面113におけるリザーバ穴110の外径と略等しくなっている。なお、外周壁52bの内周面は、内周壁52aの外周面に隙間をあけて対向する。
張出部53は、リザーバ穴110の段部116に当接し、テーパ穴壁面114と外周壁52bとともに断面三角形状の密閉された環状空間を形成する。すなわち、張出部53は、その内周側がリザーバ穴110のテーパ穴壁面114の直下に位置し、外周側が段部116の直下に位置する。
シール部材6は、蓋部材5とリザーバ穴110の内周面110bとの間を全周に亘ってシールするものであり、環状の部材からなり、蓋部材5に環装されている。本実施形態に係るシール部材6は、蓋部材5の外周壁52bに外嵌されていて、断面三角形状の環状空間の内部において外周壁52bの外周面、張出部53の上面およびリザーバ穴110のテーパ穴壁面114に密着している。
以上説明したリザーバ構成部品Rをリザーバ穴110に組み付けるには、まず、リザーバピストン1、リザーバばね2および受け部材3をリザーバ穴110に挿入し(図7参照)、次に、受け部材3をリザーバ穴110の底面110a側に押し込んで係止溝112を露出させた状態で、抜け止部材4をリザーバ穴110に押し込み、係止溝112の係止面112bに係止させる(図9の(b)参照)。続いて、シール部材6が環装された蓋部材5を受け部材3に覆い被せ、シール部材6を断面三角形状の環状空間に押し込み(図9の(b)参照)、その後、リザーバ穴110の大径穴壁面115の周囲の穴壁115aに複数の塑性変形部を形成して蓋部材5の張出部53の複数個所をかしめ固定することで、リザーバ構成部品Rの組付作業が完了する。なお、本実施形態においては、蓋部材5に環装したシール部材6によって、蓋部材5とリザーバ穴110の内周面110bとの間がシールされるので、蓋部材5の全周をかしめ固定する必要はなく、蓋部材5の一部をかしめ固定するだけで、リザーバ穴110を密閉することができる。蓋部材5の一部をかしめ固定することとすれば、かしめ固定に必要な荷重(リザーバ穴110の穴壁115aを塑性変形させるのに必要な荷重)を低減することが可能となるので、かしめ固定をする際に基体100にかかる負荷を低減することが可能となる。
以上のように構成されたリザーバにおいては、図7に示すように、ばね室K1が、受け部材3の開口部31a、受け部材3と蓋部材5との間に形成された空間K2、リザーバ穴110の係止溝112およびリザーバ通気路120を介して基体100の外部(本実施形態では、基体100とハウジング400とで形成された収納室K3)と連通していて、リザーバピストン1がリザーバ穴110の開口部側に摺動移動してばね室K1の容積が減少したときでも、ばね室K1内の気圧が高まることはなく、リザーバピストン1は、受け部材3に当接するまでスムーズに摺動する。なお、前記したように、受け部材3と蓋部材5との間に形成された空間K2とリザーバ穴110の係止溝112とは連通している。
図8を参照してリザーバ通気路120の構成をより詳細に説明する。
リザーバ通気路120は、基体100の表面であってハウジング400により覆われた前面101に一端が開口するとともに、リザーバ穴110の係止溝112に他端が開口する貫通孔からなる。この貫通孔は、基体100の前面101からリザーバ穴110の係止溝112の溝底面112c(図9の(a)参照)に向かって穿設されたものであるが、本実施形態では、リザーバ通気路120の長さが最短となるように、貫通孔の中心軸線を、基体100の前面101に直交する直線であってリザーバ穴110の中心を通る直線と一致させている。なお、係止溝112に開口するものであれば、前記した貫通孔の位置や傾き(方向)に特に制限はなく、適宜変更しても差し支えない。
なお、本実施形態では、図10に示すように、ハウジング通気路130を介して収納室K3の内部と外部とが連通しているので、ばね室K1(図8参照)内の空気が収納室K3へ流入しても、収納室K3内の気圧が上昇することはなく、常に大気圧と同等に保たれることになる。
ハウジング通気路130の構成を詳細に説明する。ハウジング通気路130は、基体100の下面104に開口する凹部131と、この凹部131の底面に開口する縦孔132と、この縦孔132の深部とハウジング400により覆われた前面101とに開口する横孔133とを備えて構成されている(図3参照)。
ハウジング通気路130には、空気の出入りを許容しつつ水の出入りを阻止する透湿防水素材134aが装着されている。透湿防水素材134aは、防水キャップ134の開口部に覆設されており、防水キャップ134を凹部131に嵌め込むことで、ハウジング通気路130に装着される。なお、透湿防水素材134aは、例えば周知であるゴアテックス(登録商標)などからなる。透湿防水素材134aを配置すれば、収納室K3への水や埃等の浸入を防ぐことが可能となる。
なお、本実施形態に係る車両用ブレーキ液圧制御装置Uにおいては、リザーバのばね室K1だけでなく、モータ200(図4参照)の内部空間やハウジング400のコネクタ接続部412(図5参照)に接続される図示せぬコネクタの内部空間も収納室K3と連通して、かつ、ハウジング通気路130を介して車両用ブレーキ液圧制御装置Uの外部と連通している。すなわち、本実施形態においては、リザーバのばね室K1だけでなく、モータ200の内部空間やコネクタの内部空間の気圧も、大気圧と同等に保たれることになる。
以上説明した車両用ブレーキ液圧制御装置Uによれば、抜け止部材4を係止する係止溝112がリザーバピストン1をリザーバ穴110に挿入する際の引っ掛かりを防止するための凹溝としても機能することになるので、リザーバピストン1の挿入作業を迅速に行うことが可能となり、さらには、リザーバピストン1の引っ掛かりを防止するためだけの凹溝を形成する必要がなくなるので、リザーバ穴110に対する加工を効率よく行うことが可能となる。
また、ばね室K1がリザーバ通気路120やハウジング通気路130を介して車両用ブレーキ液圧制御装置Uの外部と連通しているので、リザーバピストン1がリザーバ穴110の開口部側に移動してばね室K1の容積が減少しても、ばね室K1内の気圧が高まることはなく、その結果、リザーバピストン1がスムーズに摺動することになる。
さらに、本実施形態においては、ハウジング400で覆われた基体100の前面101にリザーバ通気路120を開口させているので、リザーバ通気路120にフィルター等を装着しなくとも、リザーバ通気路120への水や埃等の浸入を防ぐことができる。
また、本実施形態においては、ハウジング通気路130によって、収納室K3内の気圧が大気圧と同程度に保たれることになるので、外部との圧力差に起因する変形がハウジング400に生じ難くなり、その結果、基体100とハウジング400との密着性が良好に保たれることになる。
また、本実施形態においては、図示せぬマウントブラケットに固着される基体100の下面104にハウジング通気路130を開口させているので、図示せぬマウントブラケットを利用してハウジング通気路130の開口部を簡単に覆い隠すことが可能となる。つまり、基体100を図示せぬマウントブラケットに取り付けるだけで、ハウジング通気路130の開口部に水が掛かり難い構造を得ることが可能となる。
さらに、本実施形態においては、モータ200の内部空間が、大気圧に保たれた収納室K3と連通しているので、モータ200の内部空間の気圧も大気圧と同程度に保たれることになり、その結果、モータ200の内部空間への水や埃等の浸入を防ぐことが可能となる。
また、本実施形態においては、ハウジング400のコネクタ接続部412に接続される外部配線ケーブルのコネクタの内部空間が、コネクタ通気路430を介して、大気圧に保たれた収納室K3と連通していて、コネクタの内部空間の気圧が大気圧と同程度に保たれることになるので、コネクタ接続部とコネクタとの密着性が良好に保たれることになり、ひいては、コネクタの内部空間への水や埃等の浸入を防ぐことが可能となる。
1 リザーバピストン
2 リザーバばね
3 受け部材
4 抜け止部材
5 蓋部材
6 シール部材
100 基体
101 前面
102 後面
110 リザーバ穴
112 係止溝
112a 傾斜面
112b 係止面
120 リザーバ通気路
130 ハウジング通気路
134 透湿防水素材
140 端子孔
200 モータ
220 モータバスバー
300 電子制御ユニット
400 ハウジング
412 コネクタ接続部
430 コネクタ通気路
K1 ばね室
K3 収納室
V 電磁弁(組付部品)
S 圧力センサ(組付部品)

Claims (3)

  1. 有底円筒状のリザーバ穴を有する基体と、
    前記リザーバ穴に摺動自在に挿入されるリザーバピストンと、
    前記リザーバピストンを前記リザーバ穴の底面側に付勢するリザーバばねと、
    前記リザーバばねを支持する受け部材と、
    前記受け部材の前記リザーバ穴からの抜け出しを阻止する抜け止部材と、
    前記受け部材を覆うように配置され、前記リザーバ穴の開口部を密閉する蓋部材と、
    前記基体の前面側に組み付けられた組付部品と、
    前記組付部品を覆った状態で前記基体の前面に固着されたハウジングと、を備え、
    前記リザーバピストンと前記受け部材との間に、前記リザーバばねを収容するばね室が形成されている車両用ブレーキ液圧制御装置であって、
    前記基体には、その前面および前記リザーバ穴の内周面に開口するリザーバ通気路と、前記前面および前記前面以外の前記基体の表面に開口するハウジング通気路とが形成されており、
    前記ハウジングは、外部配線ケーブルの端部に設けられたコネクタが接続されるコネクタ接続部を備えており、
    前記コネクタ接続部には、前記ハウジングを貫通するコネクタ通気路が形成されており、
    前記基体と前記ハウジングとで形成された収納室が、前記リザーバ通気路を介して前記ばね室と連通しているとともに、前記ハウジング通気路を介して前記収納室の外部と連通しており、さらに、前記コネクタ通気路を介して前記コネクタの内部空間と連通しており、
    前記蓋部材に環装された環状のシール部材によって、前記蓋部材と前記リザーバ穴の内周面との間がシールされており、
    前記蓋部材は、プレス加工により成形された部材からなり、かつ、前記受け部材に隙間をあけて対向する円板状の本体部と、前記本体部の周縁部に形成された断面U字状の挿入部と、前記挿入部から側方に向って張り出す平面視円帯状の張出部とを備えており、
    前記挿入部は、前記本体部の周縁部から前記受け部材に向かって立ち上がる内周壁と、前記内周壁の外周側に形成された外周壁とを備えており、
    前記内周壁は、前記受け部材を囲繞するとともに、前記受け部材の外周面に隙間をあけて対向しており、
    前記外周壁は、前記内周壁に隙間をあけて対向しており、
    前記外周壁の外周面と前記リザーバ穴の内周面との間に、前記シール部材が配置されており、
    前記張出部が前記リザーバ穴の開口縁部にかしめ固定されている、ことを特徴とする車両用ブレーキ液圧制御装置。
  2. 前記ハウジング通気路に、空気の出入りを許容しつつ水の出入りを阻止する透湿防水素材が装着されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用ブレーキ液圧制御装置。
  3. 前記基体の後面側に組み付けられたモータをさらに備えており、
    前記基体には、前記前面および前記後面に開口する端子孔が形成されており、
    前記端子孔に挿通されたモータバスバーを介して前記モータに電力が供給されており、かつ、前記端子孔を介して前記収納室と前記モータの内部空間とが連通していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用ブレーキ液圧制御装置。
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