JP5019337B2 - 膜モジュールの洗浄装置および洗浄方法 - Google Patents
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Description
処理槽80内には集水管90が設けられ、膜モジュール81の集水空間85と集水管90とは接続管91を介して連通している。尚、集水管90には透過水取出し用配管(図示省略)が接続され、透過水取出し用配管には吸引ポンプ(図示省略)が設けられている。また、膜モジュール81の下方には散気装置92が設けられている。
尚、通常の濾過運転時では、散気装置92から散気を行うことで濾過膜87の膜面を洗浄しているが、急激な汚泥性状の変化や散気装置92のトラブル或いは過剰な吸引圧での濾過運転の継続等の原因により、被処理液82中の汚泥や夾雑物等の固形物(ケーキ)が濾過膜87の表面に次第に付着し、このような固形物が膜エレメント84間に詰まって膜エレメント84間を閉塞してしまうことがある。
処理槽内から槽外へ取り出されて洗浄される膜モジュールを設置する設置部と、
設置部に設置された膜モジュールの膜エレメント間に洗浄液を噴射する噴射手段と、
噴射手段から膜モジュールに噴射された洗浄液と膜モジュールから除去された固形物とが混合した洗浄排液を設置部の下方に設けられた透水性部材によって固液分離する固液分離手段と、
固液分離手段の透水性部材を通過した濾液を貯留する濾液貯留手段と、
濾液貯留手段内の濾液を洗浄液として噴射手段に供給する循環供給手段とを有するものである。
本第2発明における膜モジュールの洗浄装置は、膜モジュールは、膜エレメント間の間隙の端部開放部が露出する面を側面にして、設置部に設置され、
噴射手段は、洗浄液を、膜エレメント間の間隙の端部開放部が露出する面に向けて噴射するものである。
ベルトは透水性部材からなるものである。
設置部は設置された膜モジュールを鉛直軸心廻りに回転させる回転手段を有しているものである。
本第5発明は、両面に濾過膜を配置した平膜状の複数の膜エレメントが濾過膜面間に所定間隔の間隙を設けて平行に配列されてなり、処理槽内の被処理液中に浸漬して固液分離処理を行う膜モジュールを洗浄する洗浄方法であって、
洗浄される膜モジュールを処理槽内から槽外へ取り出し、
噴射手段から膜モジュールの膜エレメント間に向けて洗浄液を噴射し、
上記膜モジュールに噴射された洗浄液と膜モジュールから除去された固形物とが混合した洗浄排液を透水性部材により固液分離し、
透水性部材上に残留した固形物を排出し、
透水性部材を通過した濾液を濾液貯留手段に貯留し、
濾液貯留手段内の濾液を、洗浄液として、再び噴射手段から噴射するものである。
これによると、散気によるエアリフト効果により、気液混相の上向流が膜モジュールの膜エレメント間を流れ、洗浄液の噴射で除去しきれなかった固形物が除去されるため、さらに膜エレメントが洗浄される。
図1〜図5に示すように、11は膜モジュール81を載置して洗浄する洗浄装置である。尚、膜モジュール81の構成は先述した従来のもの(図8〜図11参照)と同一であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
縦フレーム24bには上下方向Zに長い案内溝30が形成されている。昇降フレーム25bには、案内溝30に挿通されるとともに上下方向Zへ案内されながら摺動するスライドピン31が上下複数本(図1では上下2本)設けられている。これらスライドピン31が案内溝30に案内されながら上下方向Zへ摺動することで、昇降部材25が第1の横行部材24に対して上下方向Zへ移動する。
尚、第1〜第3の各横行部材24,26,27の移動と昇降部材25の昇降とはそれぞれ、洗浄装置11に備えられたモータ或いはシリンダ等からなる駆動装置(図示省略)によって行なわれる。
設置部12は一方の噴射手段14aと他方の噴射手段14bとの間に設定されている。ローラコンベヤ20は、膜モジュール81を設置部12に対して前後方向Xへ搬送するものであり、貯留槽18の上端部に設けられている。
洗浄装置11を処理槽80の近傍に設置し、貯留槽18内の第1および第2貯留部44,45に清澄な洗浄水13(例えば水道水に親水化剤を混合した水等)を予め貯留しておく。また、洗浄装置11のローラコンベヤ20の前後に延長用ローラコンベヤ51,52(延長用搬送手段の一例)を配置する。
各噴射ノズル21bから膜モジュール81に噴射された洗浄水13と膜モジュール81から除去された固形物とが混合した洗浄排水は、膜モジュール81からローラコンベヤ20のローラ間を通り抜けて設置部12の下方に落下し、ベルトコンベヤ15のメッシュベルト16によって固液分離される。このうち、メッシュベルト16を通過しない洗浄排水中の固形物55は、メッシュベルト16上に残留し、メッシュベルト16の回動によって設置部12の下方から貯留槽18の外部へ搬送され、回収容器56内に排出される。これにより、固形物55を容易に回収することができる。
図6,図7に示すように、洗浄装置11は、設置部12に設置される膜モジュール81の一側方に配設される一方の噴射手段14aのみを有しており、他方の噴射手段14bを有していない。尚、循環供給手段19は、第2貯留部45と一方の噴射手段14aの噴射管21aとに連通する循環供給管路47と、ポンプ48と、一方の電磁弁49とを有している。
一台の膜モジュール81を設置部12の回転台72上に載置し、膜モジュール81の一側面C1において露出する膜エレメント84間の間隙93の一端開放部を一方の噴射手段14aの噴射ノズル21bに対向させる。
上記第2の実施の形態の洗浄装置11に、上記第1の実施の形態で示したようなローラコンベヤ20を設けてもよい。
上記各実施の形態では、膜モジュール81を洗浄している際、ベルトコンベヤ15を連続駆動してメッシュベルト16を常時回動しているが、メッシュベルト16を所定時間毎に回動して固形物55を排出してもよい。
12 設置部
13 洗浄水(洗浄液)
14a,14b 噴射手段
15 ベルトコンベヤ(固液分離手段)
16 メッシュベルト(透水性部材)
17 濾液
18 貯留槽(濾液貯留手段)
19 循環供給手段
72 回転台(回転手段)
80 処理槽
81 膜モジュール
82 被処理液
84 膜エレメント
87 濾過膜
92 散気装置
93 間隙
A 所定間隔
C 膜エレメント間の間隙の端部開放部が露出する面
Claims (6)
- 両面に濾過膜を配置した平膜状の複数の膜エレメントが濾過膜面間に所定間隔の間隙を設けて平行に配列されてなり、処理槽内の被処理液中に浸漬して固液分離処理を行う膜モジュールを洗浄する洗浄装置であって、
処理槽内から槽外へ取り出されて洗浄される膜モジュールを設置する設置部と、
設置部に設置された膜モジュールの膜エレメント間に洗浄液を噴射する噴射手段と、
噴射手段から膜モジュールに噴射された洗浄液と膜モジュールから除去された固形物とが混合した洗浄排液を設置部の下方に設けられた透水性部材によって固液分離する固液分離手段と、
固液分離手段の透水性部材を通過した濾液を貯留する濾液貯留手段と、
濾液貯留手段内の濾液を洗浄液として噴射手段に供給する循環供給手段とを有することを特徴とする膜モジュールの洗浄装置。 - 膜モジュールは、膜エレメント間の間隙の端部開放部が露出する面を側面にして、設置部に設置され、
噴射手段は、洗浄液を、膜エレメント間の間隙の端部開放部が露出する面に向けて噴射することを特徴とする請求項1記載の膜モジュールの洗浄装置。 - 固液分離手段は回動自在な無端状のベルトを有するベルトコンベヤであり、
ベルトは透水性部材からなることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の膜モジュールの洗浄装置。 - 噴射手段は設置部に設置される膜モジュールの一側方に配設され、
設置部は設置された膜モジュールを鉛直軸心廻りに回転させる回転手段を有していることを特徴とする請求項2に記載の膜モジュールの洗浄装置。 - 両面に濾過膜を配置した平膜状の複数の膜エレメントが濾過膜面間に所定間隔の間隙を設けて平行に配列されてなり、処理槽内の被処理液中に浸漬して固液分離処理を行う膜モジュールを洗浄する洗浄方法であって、
洗浄される膜モジュールを処理槽内から槽外へ取り出し、
噴射手段から膜モジュールの膜エレメント間に向けて洗浄液を噴射し、
上記膜モジュールに噴射された洗浄液と膜モジュールから除去された固形物とが混合した洗浄排液を透水性部材により固液分離し、
透水性部材上に残留した固形物を排出し、
透水性部材を通過した濾液を濾液貯留手段に貯留し、
濾液貯留手段内の濾液を、洗浄液として、再び噴射手段から噴射することを特徴とする膜モジュールの洗浄方法。 - 上記請求項5に記載の洗浄方法を実施した後、膜モジュールを液中に浸漬し、膜モジュールの下方から散気を行なうことを特徴とする膜モジュールの洗浄方法。
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