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JP5015600B2 - 磁気メモリデバイス - Google Patents

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Description

発明の分野
本発明は、磁気メモリデバイスに関する。とりわけ、熱支援技術によってデータを書き込む合成反強磁性ピン多層を具備する磁気抵抗ランダムアクセスメモリデバイスに関する。
発明の背景
磁気抵抗ランダムアクセスメモリ(MRAM)デバイスは、巨大な磁気抵抗効果を利用する固体の不揮発性メモリデバイスである。従来のMRAMデバイスは、ワードラインと称される第1の電気配線の列と、ビットラインと称される第2の電気配線の行とを含む。ワードラインとビットラインとの接合部に配置される磁気メモリセルのアレイはデータ信号を記録するために使用される。
通常の磁気メモリセルは、ハード磁気層と、ソフト磁気層と、ハード磁気層とソフト磁気層間に挟持された非磁気層とを備える。ハード磁気層は一方向に固定された磁化ベクトルを有する。磁化ベクトルの方向は、これに印加された磁界によって変化しない。ソフト磁気層は、これに印加された磁界によって変化しうる磁化ベクトルを有しており、これは、ハード磁気層の磁化ベクトルと同一方向(以下「平行整列」)または反対方向(以下「非平行整列」)のいずれかを指す。「平行整列」状態および「非平行整列」状態の磁気メモリセルの抵抗は異なるため、2つのタイプの整列状態が、2つの論理状態、データビットの「0」または「1」を記録するのに使用可能である。
書き込み動作において、メモリセルに隣接するワードラインおよびビットラインを電流が流れる。電流が一定の閾値に達すると、電流によって生成された磁界がソフト磁気層の磁化ベクトルの方向を切り替える。その結果、ハード磁気層およびソフト磁気層の磁化ベクトルは一方のタイプの整列、例えば「平行整列」からもう一方のタイプの整列、例えば「非平行整列」に切り替えられ、データビットの形態のデータ信号がメモリセルに記録可能となる。
MRAM構造設計において、書き込み電力損失がより小さく、かつセル密度がより高いことが最も望ましい。残念ながら、セルサイズの縮小、つまりセル密度の増加は、ビットメッセージを記憶するのに使用可能なエネルギー(KV)の低下につながる。さらに、セルサイズが小さくなるにつれて、エラーレートが極めて急激に大きくなる。しかしながら、エラーレートを低下させるためには、高異方性エネルギーが熱変動を克服するために必要である。ハード磁気材料はソフト磁気材料と比べて異方性エネルギーが高いが、その場合、より高い書き込み電流が必要である。より高い異方性エネルギーはより高い書き込み電流密度をもたらし、これは残念ながらエレクトロマイグレーションについての不都合を有する。
高保磁力MRAMの書き込み電流を削減するために、熱支援MRAMが米国特許第6385082号、日本特許出願第20020089874号、日本特許出願第2002208680号、および日本特許出願第2002208681号に開示されている。温度の上昇に伴って保磁力が急激に低下する非ピン強磁性材料が開示されているMRAMの記録層に使用されている。
磁気メモリセルの熱的安定性を高めるために、最近、MRAMの安定性を改良するCurie point written MRAMが、米国特許第6535416号、およびR.S.Beechらによる論文「Curie point written magnetoresistive memory」in J.Appl.Phys.87,No.9,pp.6403−6405,2000に説明されている。Curie point written MRAM構造において、単一のピン層が記憶層として使用されている。ピン層は非ピン層よりも高い異方性を有する。情報記憶にピン層を使用することは熱的安定性の改良を提供し、熱的不安定性が阻害要因になる前にセルサイズを縮小することができる。
MRAMセル密度を大きくするために、MRAM構造は、米国特許第6597618号、米国特許第6341084号、米国特許第6317375号および米国特許第6259644号で言及されたように簡略化されることが可能である。
従来の単一層の磁気媒体と同様に、熱的安定性は、磁気メモリセルサイズがさらに縮小するのに伴って、反強磁性結合された磁気層を導入することによって改良可能である(例えば、E.E.Fullertonら:「Antiferromagnetically coupled magnetic media layers for thermally stable high−density recording」in Appl.Phys.Lett.77,No.23,p.3806,2000を参照)。
発明の目的
従って、本発明の目的は、熱的安定性が高く、電力損失が少なく、かつ熱支援書き込み中の熱耐性が高いMRAMを提供することである。
発明の概要
本発明の第1の実施形態において、熱安定性の高い磁気抵抗ランダムアクセスメモリ(MRAM)ユニットが提供される。MRAMユニットは、基板と、該基板上に形成された複数のメモリセルと、該複数のメモリセルに電気的に結合された複数の電気配線とを含む。該複数のメモリセルの各々は合成反強磁性ピン(SAFP)記録層を含んでおり、該SAFP記録層自体は、少なくとも1つの反強磁性(AFM)層によってピン止めされた2つ以上の反強磁性結合された強磁性層を含んでいる。該複数のメモリセルは該複数の電気配線と共に、加熱電流をここに流すようになっていることによって、該複数のメモリセルのそれぞれの1つを加熱することができる。該複数の電気配線の各々は書き込み電流をここに流すようになっており、該書き込み電流は、それぞれの加熱されたメモリセルのSAFP記録層の磁化を変化させるように動作する。
本発明の第2の実施形態において、MRAMユニットにデータを書き込む方法が提供される。本実施形態において、MRAMユニットは、複数のメモリセルと、ビットラインとワードラインとを含んでおり、該ビットラインおよびワードラインは該複数のメモリセルと電気的に接触している、各メモリセルはSAFP記録層を含んでおり、各SAFP記録層は、少なくとも1つの反強磁性層によってピン止めされた2つ以上の反強磁性結合された強磁性層を含んでいる。該方法は、個々のメモリセルの該SAFP記録層の温度を、他のメモリセルとは別に臨界温度に近づくかこれを超えるように上昇させることによって、特定のメモリセルのSAFP記録層の磁化を容易に変化させる動作を含む。該方法はさらに、第1の電流を該ビットライン全体に流し、第2の電流を該ワードライン全体に流すことによって該個々のメモリセルの該SAFP記録層に磁化状態を書き込む動作を含む。
本発明の第3の実施形態において、MRAMユニットの読み取り動作を実行する方法が提供される。本実施形態において、MRAMユニットは、複数のメモリセルと、ビットラインとワードラインとを含んでおり、該ビットラインおよびワードラインは該複数のメモリセルと電気的に接触している、各メモリセルはSAFP記録層と自由磁気層とを含んでおり、各SAFP記録層は、少なくとも1つの反強磁性層によってピン止めされた2つ以上の反強磁性結合された強磁性層を含んでいる。該方法は、該ビットラインおよび該ワードラインに電流を印加する動作を含む。該方法はさらに、SAFP記録層の磁化状態を判断する動作を含んでおり、該SAFP記録層の抵抗状態は、該SAFP記録層および該自由磁気層の磁化ベクトル間の相対的角度に左右される。
本発明のこれらおよび他の特徴は、以下の図面および詳細な説明に照らして見た場合により良く理解されよう。
具体的な実施形態の詳細な説明
本出願において、用語「臨界温度」とは実質的に、ネール(Neel)温度未満でありうる反強磁性(AFM)材料の遮断温度である点が指摘される。臨界温度は実質的に、強磁性材料のCurie温度である。AFM層の遮断温度とは、この温度で、またはこれ以上で、AFM層が、隣接する強磁性層のCurie温度以下で隣接する強磁性層の磁化を「ピン止めする」(つまり固定する)能力を失う温度である。
図1Aおよび図1Bに示されるように、従来の面内通電型(CIP:膜面に電流を流す型式)スピンバルブ(SV)MRAMデバイス100は、複数のメモリセル110と、メモリセル110を通過するビットライン120の行と、メモリセル110の下を通過するワードライン130の列とを備える。図1Bに示されるような例示的メモリセル110は、CoFeおよび/またはNiFeなどの強磁性材料で作られている第1の磁気層112と、Cuなどの非磁気材料で作られている非磁気層114と、CoFeおよび/またはNiFeなどの強磁性材料で作られている第2の磁気層119と、IrMn、FeMnおよび/またはPtMnなどのAFM材料で作られている反強磁性(AFM)層118とを備える。上記層は図1Bに示される順序で配置される。第2の磁気層119は例えば右を指す固定磁化ベクトル169を有しており、これは外部磁界によってその方向を変化させない(以下ピン層)。AFM層118は第2の磁気層119の磁化を固定する役割をする。
第1の場合において、第1の磁気層112は、外部磁界によって変化しうる磁化ベクトル162を有する記録層である自由層として構成される。書き込みプロセス中、セル110の下を流れるワードライン電流132と、メモリセル110を介して流れるビットライン電流122は、第1の磁気層112の磁化ベクトル162の方向を右または左のいずれかを指すように変化させる対応する磁界を生成する。右を指す場合、磁化ベクトル162は(第2の磁気層119の)磁化ベクトル169と平行になり、これはメモリセル100の磁気抵抗が低い状態を表す。左を指す場合、磁化ベクトル162は(第2の磁気層119の)磁化ベクトル169と非平行であり、これはメモリセル110の磁気抵抗が高い状態を表す。「低い」および「高い」状態は、データ信号がメモリセルに記憶されるバイナリデータビット「0」および「1」に対応する。
熱支援書き込みの第2の場合において、第1の磁気層112は、外部磁界によって変化しうる磁化ベクトル162を有する読み取り層として作用する自由層として構成される。第2の磁気層119は、加熱後に外部磁界によって変化しうる磁化ベクトル162を有する記録層として作用するピン層として構成される。書き込みプロセス中、ビットライン電流122はメモリセル110を流れてこれを加熱し、ワードライン電流132はメモリセル110の下を流れて、ビットライン電流122と共に、右または左のいずれかを指すように第2の磁気層119の磁化ベクトル169の方向を変化させる対応する磁界を生成する。読み取りプロセス中、可変的な外部磁界が第1の磁気層112の磁化ベクトル162を変化させるメモリセル110に印加されて、抵抗検出方法のために左に向けられた初期状態となるか、抵抗変化検出方法のためにまず左に向けられ、次いで右に変更される。磁化ベクトル169が左を指すと、第1の磁気層112の磁化ベクトル162は第2の磁気層119の磁化ベクトル169と平行になり、このことはメモリセル110の磁気抵抗が低い状態を表す。磁化ベクトル169が右を指すと、第1の磁気層112の磁化ベクトル162は第2の磁気層119の磁化ベクトル169と非平行であり、これはメモリセル110の磁気抵抗が高い状態を表す。磁気抵抗の「低い」および「高い」状態は、データ信号がメモリセル110に記憶されるバイナリデータビット「0」および「1」に対応する。
図2Aおよび図2Bは、複数のメモリセル210と、メモリセル210の上を通過するビットライン220の行と、メモリセル210の下を通過するワードライン230の列とを備える従来の垂直通電型(CPP:膜面に垂直に電流を流す型式)MRAMデバイス200を示す。図2Bに示されるような例示的メモリセル210は、CoFeおよび/またはNiFeなどの強磁性材料で作られている第1の磁気層212と、CPP SV用のCuなどの非磁気材料または磁気トンネル接合(MTJ)用のAlOなどの絶縁性材料で作られている非磁気層214と、CoFeおよび/またはNiFeなどの強磁性材料で作られている第2の磁気層219と、IrMn、FeMnおよび/またはPtMnなどのAFM材料で作られているAFM層218を備える。上記層は図2Bに示されるような順序で配置される。第2の磁気層219は、右を指す固定磁化ベクトル269を有する。AFM層218は第2の磁気層219の磁化を固定する役割をする。
第1の場合において、第1の磁気層212は、外部磁界によって変化しうる磁化ベクトル262を有する記録層である自由層として構成される。書き込みプロトコル中、セル110の下を流れるワードライン電流232、およびメモリセル210を介して流れるビットライン電流122は、第1の磁気層212の磁化ベクトル262の方向を右または左のいずれかを指すように変化させる対応する磁界を生成する。右を指す場合、磁化ベクトル262は(第2の磁気層の)磁化ベクトル269と平行になり、このことはメモリセル210の磁気抵抗が低い状態を表す。左を指す場合、磁化ベクトル262は(第2の磁気層の)磁化ベクトル169と非平行であり、このことはメモリセル210の磁気抵抗が高い状態を表す。「低い」および「高い」状態は、データ信号がメモリセルに記憶されるバイナリデータビット「0」および「1」に対応する。
熱支援書き込みの第2の場合において、第1の磁気層212は、読み取り層として作用しかつ外部磁界によって変化しうる磁化ベクトル262を有する自由層として構成される。第2の磁気層219は、加熱後に外部磁界によって変化しうる磁化ベクトル269を有する記録層であるピン層として構成される。書き込みプロセス中、加熱電流は選択されたメモリセル210を流れてこれを加熱し、次いでワードライン電流232はメモリセル210の下を流れ、ビットライン電流222はメモリセル210の上を流れて、第2の磁気層219の磁化ベクトル269の方向を右または左のいずれかに変化させる対応する磁界を生成する。読み取りプロセス中、可変的な外部磁界が第1の磁気層212の磁化ベクトル262を変化させるメモリセル210に印加され、抵抗検出方法のために左に向けられた初期状態となるか、抵抗変化検出方法のために最初に左に向けられ、次いで右に変更される。磁化ベクトル269が左を指す場合、第1の磁気層212の磁化ベクトル262は第2の磁気層219の磁化ベクトル269と平行になり、このことはメモリセル210の磁気抵抗が低い状態を表す。磁化ベクトル269が右を指す場合、第1の磁気層212の磁化ベクトル262は第2の磁気層219の磁化ベクトル269に非平行であり、このことはメモリセル210の磁気抵抗が高い状態を表す。磁気抵抗が「低い」および「高い」状態は、データ信号がメモリセル210に記憶されるバイナリデータビット「0」および「1」に対応する。
図3Aおよび図3Bは、本発明の第1の実施形態に従った磁気メモリデバイス用の膜面に電流を流す(CIP)スピンバルブ(SV)MRAMデバイス300を示しており、このCIP SV MRAMデバイス300は、複数のメモリセル310と、メモリセル310を介して通過するビットライン320の行と、メモリセル310の下を通過するワードライン330の列とを備える。本発明の第1の実施形態に従い、かつ図3Bに示される各メモリセル310は、テンプレート層302と、自由磁気層311と、第1の非磁気層312と、第1の強磁性層313と、第1の非磁気空間層314と、第2の強磁性層315と、第2の非磁気空間層314aと、第3の強磁性層315aと、反強磁性(AFM)層316と、キャップ層317とを備える。上記層は図3Bに示された順序で配置されている。従って、第1および第2の非磁気空間層314、314aの各々は、第1、第2および第3の強磁性層313、315、315aのうちの2つの隣接する層間に挟持される。
自由磁気層311は、共にデータを記憶する記録層として作用する第1、第2および第3の強磁性層313、315、315aの磁化状態を検出する読み取り層として作用し、また加熱後に外部磁界によって変化しうる磁化ベクトル362を有している。書き込みプロセス中、ビットライン電流322はメモリセル310を介して流れてこれを加熱し、次いでワードライン電流332はメモリセル310の下を流れ、ビットライン電流322はさらにメモリセル310を介して流れて、第1の強磁性層313の磁化ベクトル369の方向を右または左のいずれかに変化させる対応する磁界を生成する。反強磁性結合された強磁性層を形成する第1、第2および第3の強磁性層313、315、315aの反強磁性結合によって、第2および第3の強磁性層315、315aの磁化ベクトルの方向は、第1の強磁性層313の磁化ベクトル369の方向に応じて調整される。読み取りプロセス中、可変的な外部磁界が、自由磁気層311の磁化ベクトル362を変化させるメモリセル310に印加され、抵抗検出方法のために左に向けられた初期状態となるか、抵抗変化検出方法のためにまず左に向けられ、次いで右に変更される。磁化ベクトル369が左を指す場合、自由磁気層311の磁化ベクトル362は第1の強磁性層313の磁化ベクトル369と平行になり、このことはメモリセル310の磁気抵抗が低い状態を表す。磁化ベクトル369が右を指す場合、自由磁気層311の磁化ベクトル362は第1の強磁性層313の磁化ベクトル369と非平行であり、このことは、メモリセル310の磁気抵抗が高い状態を表す。磁気抵抗が「低い」および「高い」状態は、データ信号がメモリセル310に記憶されるバイナリデータビット「0」および「1」に対応する。(本出願では図示されていない)適切な電子回路を介して検出可能な異なる抵抗状態はMRAMデバイス300の異なる磁化状態を表しており、1つのメモリセル310における異なる磁化状態は、MRAMデバイス300に記憶されたデータ信号の1つのデータビットを表す。
本構造において、第1、第2および第3の強磁性層313、315、315aはピン層であり、これらは記録層として作用し、かつ第1および第2の空間層314および314aを介して反強磁性結合されている。自由磁気層311と、第1、第2および第3の強磁性層313、315、315aはNi、Fe、Coまたはこれらの合金などの磁気材料であってもよい。第1および第2の空間層314および314aはRu、Rh、Cr、C、B、Taなど、またはこれらの合金であってもよい。第1の非磁気層312はCu、Auなどの非磁気材料であってもよい。第3の強磁性層315aの磁化ベクトルは、AFM層316との交換結合によって固定される。AFM層316は、IrMn、FeMnおよび/またはPtMnなどのAFM材料で作られてもよい。AFM層316の代替として、TbCo、DyCo、TbDyCo、CrCoPtなどの高保磁力の磁気材料で作られているハード磁気層も使用可能である。AFM層316と、反強磁性結合された第1、第2および第3の強磁性層313、315、315aは、SAFP記録層として使用される合成反強磁性ピン(SAFP)多層を形成する。メモリセル310の温度が、AFM材料の臨界温度に近づくか、またはこれを超える温度に達すると、それぞれビットライン320およびワードライン330を流れる電流から誘導された外部磁界が、第1、第2および第3の強磁性層313、315、315aの各々のピン磁化ベクトル方向を変化させることができる。AFM材料の臨界温度はAFM層316の厚さに左右され、AFM材料IrMnに対して100℃〜230℃の範囲にある。ピン磁化ベクトル方向は、抵抗または抵抗変化を介して検出可能である。第1、第2および第3の強磁性層313、315、315aが反強磁性結合されると、大きなピニング磁界または大きな異方性エネルギーおよび高い記憶容積が本構造で達成可能である。従って、熱的安定性が高い高密度MRAMが実現可能である。さらにまた、上記SAFP多層と反強磁性結合されたより多くのピン層が挿入されて記録密度を大きくすることが可能である。温度が上昇すると、AFM層316と第3の強磁性層315a間のインタフェースに拡散がある。拡散はMRAMの疲労特性に影響することがある。しかしながら、第1および第2の空間層314および314aは拡散に抵抗して、MRAMの疲労特性を改良することができる。拡散を削減することについてのさらなる詳細は、Y.K.Zhengら:「High thermal stability MRAM with SAF layer」in IEEE Trans.MAG.40,No.4,pp.2248−2250,2004に見ることができ、この開示は、その全体を参照として本明細書に組み込まれている。また、反強磁性結合された第1、第2および第3、またはより多くの強磁性層の利点を享受するSAFP多層の有効厚さが薄いことは、メモリセル310のサイズが縮小する場合に切り替え磁界を削減することができる。従って、電力損失がSAFP MRAMにおいて小さくなることが可能である。
第1、第2および第3の強磁性層313、315、315aは共にSAFP記録層として作用するため、その個々の磁化ベクトルは、記録層の共通磁化ベクトルによって表されることが可能である。
テンプレート層302は、ほぼ理想的な結晶構造を有する自由層311の堆積を可能にするシード層である。キャップ層317は保護層であり、これはさらに、メモリセル310の巨大な磁気抵抗効果を改良することができる。
図4Aおよび図4Bは、本発明の第2の実施形態に従った磁気メモリデバイス用の膜面に垂直に電流を流す(CPP)MRAMデバイス400を示しており、このCPP MRAMデバイス400は、複数のメモリセル410と、メモリセル410の上を通過するビットライン420の行と、メモリセル410の下を通過するワードライン430の列とを備える。本発明の第2の実施形態に従った各メモリセル410は、テンプレート層402と、自由磁気層411と、第1の非磁気層412と、第1の強磁性層413と、第1の非磁気空間層414と、第2の強磁性層415と、第2の非磁気空間層414aと、第3の強磁性層415aと、反強磁性(AFM)層416と、キャップ層417とを備える。上記層は図4Bに示されるような順序で配置される。従って、第1および第2の非磁気空間層414、414aの各々は、第1、第2および第3の強磁性層413、415、415aのうちの2つの隣接する層間に挟持される。
自由磁気層411は、第1、第2および第3の強磁性層413、415、415aの磁化状態を検出する読み取り層として作用し、また外部磁界によって変化しうる磁化ベクトル462を有しており、第1の強磁性層413は、加熱後に外部磁界によって変化しうる磁化ベクトル469を有する記録層として作用するピン層として構成されている。書き込みプロセス中、加熱電流は選択されたメモリセル410を流れてこれを加熱し、次いでワードライン電流432がメモリセル410の下を流れ、ビットライン電流422がメモリセル410の上を流れて、第1の強磁性層413の磁化ベクトル469の方向を右または左のいずれかを指すように変化させる対応する磁界を生成する。第1、第2および第3の強磁性層413、415、415aの反強磁性結合によって、第2および第3の強磁性層415、415aの磁化ベクトルの方向は、第1の強磁性層413の磁化ベクトル469の方向に応じて調整される。読み取りプロセス中、可変的な外部磁界が、自由磁気層411の磁化ベクトル462を変化させるメモリセル410に印加される。左を指す場合、自由磁気層411の磁化ベクトル462は第1の強磁性層413の磁化ベクトル469と平行になり、このことはメモリセル410の磁気抵抗が低い状態を表す。右を指す場合、自由磁気層411の磁化ベクトル462は第1の強磁性層413の磁化ベクトル469と非平行であり、このことはメモリセル410の磁気抵抗が高い状態を表す。磁気抵抗の「低い」状態から「高い」状態へ、および磁気抵抗の「高い」状態から「低い」状態への変化は、データ信号がメモリセル410に記憶されるバイナリデータビット「0」および「1」に対応する。
本構造において、第1、第2および第3の強磁性層413、415、415aはピン層であり、これらは記録層として作用し、また第1および第2の空間層414および414aを介して反強磁性結合されている。自由磁気層411と、第1、第2および第3の強磁性層413、415、415aは、Ni、Fe、Coまたはこれらの合金などの磁気材料であってもよい。第1および第2の空間層414および414aはRu、Rh、Cr、C、B、Taなど、またはこれらの合金であってもよい。第1の非磁気層412は、CPP SV MRAMに対してはCu、Auなどの導電層、または磁気トンネル接合(MTJ)MRAMに対してはAlO、ZnO、TaOなどの絶縁層であってもよい。第3の強磁性層415aの磁化ベクトルはAFM層416との交換結合によって固定されている。AFM層416は、IrMn、FeMnおよび/またはPtMnなどのAFM材料で作られてもよい。AFM層416の代替として、TbCo、DyCo、TbDyCo、CrCoPtなどの高保磁力の磁気材料で作られているハード磁気層もまた使用可能である。温度が、AFM材料の臨界温度に近づくか、これを超える温度に達すると、それぞれビットライン420およびワードライン430を流れる電流から誘導された外部磁界が、第1、第2および第3の強磁性層413、415、415aの各々のピン磁化ベクトル方向を変化させることができる。またピン磁化ベクトル方向は抵抗または抵抗変化を介して検出可能である。AFM層416を有する第1、第2および第3の強磁性層413、415、415aは合成反強磁性ピン(SAFP)多層を形成する。SAFP多層の高異方性エネルギーおよび大容積ゆえに、高密度、高い熱的安定性、低い電力損失および高い熱耐性が達成可能である。さらなる密度増分がより多くのピン層を挿入することによって達成可能であり、これらはSAFP多層と反強磁性結合されている。
第1、第2および第3の強磁性層413、415、415aは共にSAFP記録層として作用するため、これらの個々の磁化ベクトルは記録層の共通磁化ベクトルによって表されることが可能である。
テンプレート層402は、ほぼ理想的な結晶構造を有する自由層411の堆積を可能にするシード層である。キャップ層417は保護層であり、これはさらに、メモリセル410の巨大な磁気抵抗効果を改良することができる。
本発明の第2の実施形態のメモリセル410のさらなる詳細については、本発明の第1の実施形態のメモリセル310についての同様の説明を参照されたい。
次に図5Aおよび5Bを参照すると、本発明の第1の実施形態に従ったCIP SV MRAMユニットにおける磁化状態の書き込み動作が示されている。
図5Aにおいて、メモリセル310として図3Bに詳細に上述されているメモリセル501と、ビットライン502とワードライン503とが示されている。メモリセル501は、ビットライン502に沿った電流515によって加熱される。通常のMRAMユニットにおいて、メモリセル501はMRAMユニットの基板(図示せず)上に形成される。導電層であるビットライン502およびワードライン503もまた基板上に形成される。
図5Aを参照すると、動作において、メモリセル501は、ビットライン502に沿ってメモリセル501を介して電流515を印加することによって加熱される。記録層の温度が臨界温度に近づくか、これを超えると(臨界温度は、具体的な実施形態において、それぞれAFM層の遮断温度、またはハード磁気層のCurie温度である)、AFM層/ハード磁気層の保磁力がゼロ近くまで低下し、AFM層/ハード磁気層は記録層の共通磁化ベクトルをピニングする機能を失うことになる。それぞれビットライン502およびワードライン503における書き込み電流516、517によって誘導された小さな磁界は記録層の共通磁化ベクトルの方向を変化させる(図5Bの説明と比較せよ)。加熱されたメモリセル501の温度が室温まで低下した後、記録層の共通磁化ベクトルは設定方向に維持される。メモリセル501を室温まで冷却した後に再び高異方性エネルギーに達することによって、メモリセル501は記録された磁化に対して安定している。
次に図5Bを参照すると、メモリセル501の書き込みプロセスが示されている。メモリセル501が加熱された後、メモリセルの切り替え磁界が、図5を参照して説明されるように縮小する。ビットライン502およびワードライン503に沿って印加された電流516および517はそれぞれ磁界を誘導し、記録層の共通磁化ベクトルが変化されるようにする。当業者には既知であるように、共通磁化ベクトルの変化の度合いは、印加された電流量および誘導された磁界の大きさに左右される。本発明によると、メモリセル501を加熱する加熱電流と、メモリセル501の記録層の共通磁化ベクトルを切り替える書き込み電流の結合印加は、必要な書き込み電流密度の著しい低下をもたらす。記録層はSAFP層であり、読み取り層は自由磁気層またはソフト磁気材料で作られているピン層であり、これはSAFP記録層よりも高い臨界温度を有している。MRAMユニットへの熱支援書き込みにおいて、加熱されたSAFP記録層においてバリアエネルギー高さが削減されたことによって、メモリセルは加熱直後に小さな書き込み電流によって書き込まれることが可能である。
本発明の第3の実施形態において、加熱素子618が、CIP SV MRAM構造について図6Aに示されたように、本発明の第1の実施形態のメモリセル501の下に提供される。従って、本発明の第1の実施形態のメモリセル501の上述のコンポーネントについての説明は省略する。メモリセル501を独立して加熱するために、加熱素子618はメモリセル501の下または上に置かれてもよい。電圧がビットライン502とワードライン503間に印加される場合、電流619は加熱素子618を加熱して、これはまたメモリセル501を加熱することになる。
図6Bにおいて、メモリセル501が加熱素子618によって加熱された後に電流516をビットライン502に沿って、また電流517をワードライン503に沿って印加することによるメモリセルの書き込み動作が示されている。それぞれビットライン502およびワードライン503に沿った電流516、517は磁界を誘導し、これはメモリセル501の記録層の共通磁化ベクトルを設定するために使用される。複数のメモリセル501がMRAMデバイスのアレイに形成される場合、加熱素子618がまた、シャント効果ゆえに、他のメモリセルも部分的に加熱することができる。当業者には既知であるように、シャント効果を抑制するために、ダイオード、電界効果トランジスタ(FET)、CMOSトランジスタ、あるいは他の非線形素子(NLE)に加熱素子618が一体化されることが可能である。
次に図7Aおよび7Bを参照すると、図6Aおよび6BのCIP構造と同様の、本発明の第2の実施形態に従ったCPP型MRAM構造が示されている。図7Aにおいて、CPP(MTJまたはCPP SV)MRAM構造は、メモリセル410として図4Bに詳細に上述されているCPPメモリセル723と、ビットライン722とワードライン724とを備える。初期加熱電流725がビットライン722およびワードライン724によってCPPメモリセル723に印加される。
MRAMのCPPメモリセル723の書き込み動作は図5Bを参照して上述されたCIPメモリセル501の書き込み動作に類似している。図7Bは、メモリセル723が初期加熱電流725によって加熱された後、それぞれビットライン722およびワードライン724に沿って電流726、727が印加されるメモリセルの書き込み動作を示している。
本発明の第4の実施形態において、CPP MRAMが図8Aに示されており、ここでは、加熱素子828が本発明の第2の実施形態のメモリセル723の下に提供されており、またCPP MRAM構造が、CPPメモリセル723を流れる電流829および加熱素子828によって加熱される。メモリセル723のコンポーネントは上述のメモリセル410のものと類似している。加熱素子828は、ツェナーダイオード、FETなどの非線形素子、または他の適切な非線形素子であってもよい。ツェナーダイオードが一体化されているMTJメモリセルの等化回路が図8Bに示されている。ツェナーダイオードを非線形加熱素子として使用することについての詳細は国際特許出願PCT/SG03/00045号に説明されており、この開示はその全体を参照として本明細書に組み込まれている。
図8Cに示されるように、ツェナーダイオードのI-V曲線が示されている。最大加熱電力(Pmax)はV×V/R+V×V/Rに等しい(ここでVはツェナーダイオードに印加された電圧であり、Vはメモリセルの耐圧であり、Rはメモリセル抵抗である)。フォワードバイアス状態において、ツェナーダイオードにわたる低い電圧低下は読み取り中に特定のメモリセルを選択するのに使用可能である。ツェナーダイオードはまた書き込み中にメモリセル選択器として作用することが可能である。通常の電圧低下は約0.7Vであり、通常の耐圧はMTJメモリセルの場合は約1Vである。動作において、これらの電圧低下による電力は記録層を加熱するには十分でないことがある。しかしながら、リバースバイアス状態において、ツェナーダイオードの耐圧は4Vよりも大きくてもよい。本例における大きな電圧低下はツェナーダイオードを加熱するのに使用可能であり、記録層を加熱することができる。MRAMデバイスにおける他の非選択ツェナーダイオードは耐圧よりも小さくバイアスされて、他の非選択メモリセルおよびツェナーダイオードを流れるシャント電流はなくなる。従って、メモリセルを加熱していても、シャント効果は、ツェナーダイオードなどの非線形素子や他のFETおよびダイオードを導入することによって十分に抑制可能である。
図8Dを参照すると、図7Bを参照して上述された書き込み動作と同様のCPPメモリセルの書き込み動作が示されており、ここでは、メモリセル723が加熱素子828によって加熱された後、それぞれビットライン722およびワードライン724に沿って電流726、727が印加される。
図9は、図3Bに示される本発明の第1の実施形態に従った磁気メモリデバイスの磁気抵抗曲線についての実験結果を示している。X軸は外部電界H(Oe)を表しており、Y軸は磁気抵抗R(オームつまりΩ)を表している。
これらの磁気抵抗曲線は、本発明に従ったSAFP MRAMのメモリセルへの書き込みと、メモリセルからの読み取りとを示している。3mAの加熱電流によってメモリセルを加熱した後、書き込み電流によって生成可能なH=75Oeの書き込み電界を印加することによって、メモリセル310で測定可能な抵抗は、外部磁界が大きくなるにつれて低下し(円形線)、これはピン止めされた第1の強磁性層313の磁化ベクトルが右に向けられたことを意味している。しかしながら、3mAの加熱電流によってメモリセル310を加熱した後、H=−75Oeの書き込み電界を印加することによって、メモリセル310で測定可能な抵抗は、外部磁界が大きくなるにつれて大きくなり(矩形線)、これはピン止めされた第1の強磁性層313の磁化ベクトルが左に向けられたことを意味している。これらの磁気抵抗曲線は、ピン止めされた第1の強磁性層313の磁化ベクトルの方向が加熱および書き込み電界または電流を組み合わせることによって設定可能であり、また313の磁化ベクトル方向は自由層311の磁化を変化させることによって検出可能であることを示している。
本発明は好ましい実施形態を参照して説明されているが、以下の請求項に定義された本発明の範囲から逸脱することなく修正および改良が本発明に対してなされてもよいことが理解されるべきである。
従来のCIP SV MRAMデバイスを示す部分的に拡大された斜視図である。 図1Aに示されたMRAMデバイスのメモリセルを示す拡大図である。 MTJおよびCPP SV MRAMなどの従来のCPP型デバイスを示す部分的に拡大された斜視図である。 図2Aに示されたMRAMデバイスのメモリセルを示す拡大図である。 本発明の第1の実施形態に従ったCIP SV MRAMデバイスを示す部分的に拡大された斜視図である。 図3Aに示されたMRAMデバイスのメモリセルを示す拡大図である。 本発明の第2の実施形態に従った、MTJおよびCPP SV MRAMなどのCPP型デバイスを示す部分的に拡大された斜視図である。 図4Aに示されたMRAMデバイスのメモリセルを示す拡大図である。 本発明の第1の実施形態に従った、メモリセルを介するビットラインに沿った電流によって加熱されたCIP SV MRAM構造の概略図である。 本発明の第1の実施形態に従った、メモリセルが加熱された後にビットラインおよびワードラインに沿って電流を印加することによるメモリセルの書き込みの概略図である。 本発明の第3の実施形態に従った、メモリセルの下の加熱素子を介する電流によって加熱されたCIP SV MRAM構造の概略図である。 図6Aの加熱素子によってメモリセルが加熱された後にビットラインおよびワードラインに沿って電流を印加することによるメモリセルの書き込みの概略図である。 本発明の第2の実施形態に従った、CPPメモリセルを介する電流によって加熱されたCPP MRAM構造の概略図である。 本発明の第2の実施形態に従った、CPPメモリセルが加熱された後にビットラインおよびワードラインに沿って電流を印加することによるCPPメモリセルの書き込みの概略図である。 本発明の第4の実施形態に従った、CPPメモリセルを介する電流および加熱素子によって加熱されたCPP MRAM構造の概略図である。 図8AのCPPメモリおよびツェナーダイオードを介する電流によって加熱されたCPP MRAM構造の等化回路の概略図である。 ツェナーダイオードのI-V曲線の図である。 本発明の第4の実施形態に従った、CPPメモリセルが加熱素子によって加熱された後にビットラインおよびワードラインに沿って電流を印加することによるCPPメモリセルの書き込みの概略図である。 MRAMセルのMR−H曲線の図である。

Claims (19)

  1. 磁気抵抗ランダムアクセスメモリ(MRAM)ユニットであって、
    基板と、
    前記基板上に形成された複数のメモリセルと、
    前記複数のメモリセルに電気的に結合された複数の電気配線と、
    を備えており、
    前記複数のメモリセルの各々が合成反強磁性ピン(SAFP)記録層を備えており、前記SAFP記録層が、少なくとも1つの反強磁性層によってピン止めされた2つ以上の反強磁性結合された強磁性層を備えており、
    前記複数のメモリセルには、前記複数の電気配線を流れる加熱電流がそれぞれ流れ、前記複数のメモリセルのそれぞれ1つを前記反強磁性層の材料の遮断温度以上に加熱し、前記複数の電気配線には、書き込み電流がそれぞれ流れ、前記複数のメモリセルの前記加熱されたそれぞれの1つの前記SAFP記録層の磁化を変化させる、磁気抵抗ランダムアクセスメモリユニット。
  2. 前記2つ以上の反強磁性結合された強磁性層のうちの2つの隣接する強磁性層間に非磁気空間層が挟持される、請求項1に記載の磁気抵抗ランダムアクセスメモリユニット。
  3. 前記複数のメモリセルの各々がさらに自由磁気層とキャップ層とを備える、請求項1に記載の磁気抵抗ランダムアクセスメモリユニット。
  4. 複数の加熱素子をさらに備えており、前記複数の加熱素子の各々が前記複数のメモリセルの各々にそれぞれ熱的に結合されている、
    前記加熱電流のそれぞれが前記加熱素子のそれぞれ及びメモリセルのそれぞれを加熱するように、前記加熱素子のそれぞれは前記メモリセルのそれぞれの下または上に置かれる、
    請求項1に記載の磁気抵抗ランダムアクセスメモリユニット。
  5. 前記複数の加熱素子の各々が、前記複数のメモリセルの前記それぞれの1つを、前記SAFP記録層の臨界温度に近い、またはこれを超える値にまで加熱するようになっている、請求項4に記載の磁気抵抗ランダムアクセスメモリユニット。
  6. 前記複数の加熱素子の各々が非線形素子である、請求項4に記載の磁気抵抗ランダムアクセスメモリユニット。
  7. 前記非線形素子が、ツェナーダイオードおよび電界効果トランジスタからなる群のうちの1つである、請求項6に記載の磁気抵抗ランダムアクセスメモリユニット。
  8. 前記複数のメモリセルの各々が面内通電型メモリセルである、請求項1に記載の磁気抵抗ランダムアクセスメモリユニット。
  9. 前記面内通電型(CIP)メモリセルがCIPスピンバルブメモリセルである、請求項8に記載の磁気抵抗ランダムアクセスメモリユニット。
  10. 前記複数のメモリセルの各々が垂直通電型(CPP)メモリセルである、請求項1に記載の磁気抵抗ランダムアクセスメモリユニット。
  11. 前記CPPメモリセルが磁気トンネル接合メモリセルである、請求項10に記載の磁気抵抗ランダムアクセスメモリユニット。
  12. 前記CPPメモリセルがCPPスピンバルブメモリセルである、請求項10に記載の磁気抵抗ランダムアクセスメモリユニット。
  13. 前記自由磁気層が、前記SAFP記録層よりも高い臨界温度を有する磁気材料を備える、請求項3に記載の磁気抵抗ランダムアクセスメモリユニット。
  14. 複数のメモリセルと、共に前記複数のメモリセルに電気的に接触しているビットラインとワードラインとを備える磁気抵抗ランダムアクセスメモリユニットにデータを書き込む方法であり、前記複数のメモリセルの各々が合成反強磁性ピン(SAFP)記録層を備えており、前記SAFP記録層が、少なくとも1つの反強磁性層によってピン止めされた2つ以上の反強磁性結合された強磁性層を備える方法であって、
    個々のメモリセルの前記SAFP記録層の温度を、他のメモリセルとは別に臨界温度に近い、またはこれを超える値にまで上昇させるように、前記複数のメモリセルのそれぞれ1つを前記反強磁性層の材料の遮断温度以上に加熱することによって、前記SAFP記録層の保磁力を低下させるステップであって、前記温度を上昇させる工程は、前記個々のメモリセルに隣接し電気的に接触している前記ビットラインの一部に、前記個々のメモリセルに全体的に、また前記個々のメモリセルに隣接し電気的に接触している前記ワードラインの一部に加熱電流を流す工程を含む、当該ステップと、
    第1の電流を前記ビットライン全体に流すことによって、また第2の電流を前記ワードライン全体に流すことによって、前記個々のメモリセルの前記SAFP記録層に磁化状態を書き込むステップと、
    を備える方法。
  15. 前記磁化状態を前記個々のメモリセルの前記SAFP記録層に書き込んだ後に、前記個々のメモリセルの前記SAFP記録層をほぼ室温にまで冷却するステップをさらに備える、請求項14に記載の方法。
  16. 前記磁気抵抗ランダムアクセスメモリユニットは、前記複数のメモリセルにそれぞれ隣接して複数の加熱素子をさらに備える、請求項14に記載の方法。
  17. 前記ビットラインの前記一部に、前記個々のメモリセルに全体的に、また前記ワードラインの前記一部に前記加熱電流を流す工程が、前記加熱電流を前記加熱素子全体に流す工程をもさらに備える、請求項16に記載の方法。
  18. 前記複数の加熱素子の各々が非線形素子である、請求項16に記載の方法。
  19. 前記非線形素子がツェナーダイオード又は電界効果トランジスタである、請求項18に記載の方法。
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