[go: up one dir, main page]

JP5013310B2 - モータ用ロータ及びダブルステータ型モータ - Google Patents

モータ用ロータ及びダブルステータ型モータ Download PDF

Info

Publication number
JP5013310B2
JP5013310B2 JP2006287704A JP2006287704A JP5013310B2 JP 5013310 B2 JP5013310 B2 JP 5013310B2 JP 2006287704 A JP2006287704 A JP 2006287704A JP 2006287704 A JP2006287704 A JP 2006287704A JP 5013310 B2 JP5013310 B2 JP 5013310B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
plate
permanent magnet
motor
outer plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006287704A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008109731A (ja
Inventor
秀昭 牧
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Auto Body Co Ltd filed Critical Toyota Auto Body Co Ltd
Priority to JP2006287704A priority Critical patent/JP5013310B2/ja
Publication of JP2008109731A publication Critical patent/JP2008109731A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5013310B2 publication Critical patent/JP5013310B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Description

本発明はモータ用ロータ及びダブルステータ型モータに関する。
ダブルステータ型モータの一形式として、特開平3−139156号公報にはモータハウジングにシャフトとロータ、アウターステータ及びインナーステータを内蔵したダブルステータ型モータが記載されている。このダブルステータ型モータは、モータハウジングに軸受部を介してシャフトを回転可能に組み込み、ロータをシャフトと一体回転するように連結している。そして、ロータに対してその回転半径方向外側に位置するようにアウターステータをモータハウジングに固定している。また、ロータに対してその回転半径方向内側に位置するようにインナーステータをモータハウジングに固定している。
このダブルステータ型モータにおけるロータには断面円形又は正多角形の周面が設けられている。そして、この周面にロータの内外を貫通する貫通孔が周方向に列設され、各貫通孔に平板形の永久磁石を嵌合し、接着剤で固着している。各永久磁石はその外面をアウターステータに対面するように配置し、内面をインナーステータに対面するように配置されている。
特開平3−139156号公報
上記した従来のダブルステータ型モータでは、ロータの貫通孔に永久磁石を嵌合し、接着剤で固着している。しかし、かかる固定方法ではロータの高速回転時に振動が加わると永久磁石が脱落するおそれがある。一方、永久磁石の脱落防止のために貫通孔や永久磁石の加工精度を高めたり、形状を複雑にした場合、ロータひいてはダブルステータ型モータの製造コストが高くなる。
本発明は上記問題点に鑑み、ロータに永久磁石を強固に固定でき、かつ製造コストの低減も可能なモータ用ロータ及びダブルステータ型モータを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため請求項1に記載の発明は、モータハウジングに軸受部を介して回転可能に組み込まれたシャフトと一体回転するように連結されたモータ用ロータであって、
両側面の角部に面取り加工部を形成した複数枚の平板状の永久磁石と、
この永久磁石が嵌合される嵌合口を周方向に沿って列設形成したロータ本体と、
非磁性体の可撓性金属片から成るベルト状のアウタープレート及びインナープレートを備え、
アウタープレート又はインナープレートの少なくとも一方に複数の開口を形成し、
開口と嵌合口が重なるようにアウタープレートをロータ本体の外周面に固着するとともにインナープレートをロータ本体の内周面に固着し、
開口の周縁を前記面取り加工部に密着させることにより、各開口から永久磁石が露出するようにアウタープレートとインナープレートで永久磁石を挟持して嵌合口に固定したことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、モータハウジングに軸受部を介して回転可能に組み込まれたシャフトと、
該シャフトと一体回転するように連結されたロータと、
該ロータにその周方向に沿って列設固定した複数枚の平板状の永久磁石と、
永久磁石に対面するようにロータに対しその回転半径方向外側に配置されて前記ハウジングに固定したアウターステータと、
前記永久磁石に対面するようにロータに対しその回転半径方向内側に配置されて前記ハウジングに固定したインナーステータとを備えたダブルステータ型モータにおいて、
前記ロータが、前記永久磁石が嵌合される嵌合口を周方向に沿って列設形成したロータ本体と、
非磁性体の可撓性金属片から成るベルト状のアウタープレート及びインナープレートを備え、
アウタープレート及びインナープレートのそれぞれに複数の開口を形成し、
開口と嵌合口が重なるようにアウタープレートをロータ本体の外周面に固着するとともに、インナープレートをロータ本体の内周面に固着し、
各開口から永久磁石が露出するようにアウタープレートとインナープレートで永久磁石を挟持して嵌合口に固定したことを特徴とする。
請求項1及び請求項2に記載の発明によれば、インナープレートとアウタープレートで永久磁石を内外両側から挟持して嵌合口に固定するので、嵌合口や永久磁石の加工精度を高めたり、形状を複雑化することなく永久磁石を強固にロータに固定できる。このためロータひいてはダブルステータ型モータの製造コストを低減できる。
以下に本発明を添付図面に基づき説明する。図1は本発明の第1実施例に係るダブルステータ型モータを示す断面図であって、車両のホイール内に組み込まれて駆動輪を直接回転駆動するインホイールモータに適用した場合を示す。また、図2は同モータの主要部を示す分解斜視図である。
ダブルステータ型モータ10はモータハウジング20とホイールシャフト30を備えている。ホイールシャフト30はモータハウジング20を貫通し、ハウジング20から突出する一端に一体成形されたハブ31とホイール40がハブスタッドボルト41で連結されている。
モータハウジング20は内端面を開口21aにしたアウターハウジング21と、アウターハウジング21の内端面開口21aを覆蓋するインナハウジング22から成り、アウターハウジング21にインナハウジング22がボルト23で固着されている。そして、インナハウジング22が図示略の車両の懸架装置を介して車体に取り付けられている。アウターハウジング21とインナハウジング22はそれぞれ中央部に通孔21b,22aが形成され、ハブシャフト30がアウターハウジング21の通孔21bからモータハウジング20中に貫入され、先端がインナハウジング22の通孔22aからハウジング20の外部に突出している。
ハウジング20の内部にはロータ50、ロータ50を回転可能に支持する軸受部60、アウターステータ70及びインナーステータ80が内蔵されている。
図2、図3及び図4に示すように、ロータ50はロータ本体51、インナープレート52、アウタープレート53及び平板状の永久磁石54から構成される。なお、図4の符号72,82はそれぞれ詳しくは後述するが、アウターステータ70のコイルとインナーステータ80のコイルを示す。
また、図1及び図2に示すように、ロータ本体51は円形底面55を有し、底面55の中心部に筒軸部56が一体に凸設されている。底面55の周縁に沿ってフランジ面57が立設され、フランジ面57先端部に周方向に沿って凸条58が等間隔で櫛歯状に列設されている。これら凸条58はロータ50の回転軸心方向すなわち筒軸部56と平行に延びている。また、図5に示すように、各凸条58にはかしめピンが挿入される貫通孔58aが形成されている。そして、これら凸条58によりロータ本体51の周面に永久磁石54が嵌合される嵌合口51aが周方向に沿って区画形成されている。この嵌合口51aの反フランジ面側端部は隣り合う2本の凸条58の先端により永久磁石が挿入可能な開放端として形成されている。
インナープレート52は可撓性を有し、凸条58に比してごく薄い非磁性体からなる金属薄片から成り、図5に示すように、ベルト片52aと凸片52bを有し、両片はプレス加工により一体成形されている。凸片52bはロータ本体51の凸条58と等間隔で列設形成され、隣り合う凸片52bにより複数の開口52cがベルト片52aの長手方向に沿って区画形成されている。各凸片52bには凸条58の貫通孔58aに対応する貫通孔52dが形成されている。また、各凸片52bの幅は凸条58より若干広く設定されているので、インナープレートの開口52cはロータ本体51の嵌合口51aより若干狭く設定されている。
図7に示すように、アウタープレート53もインナープレート52と同様に非磁性体からなる可撓性金属薄片から成り、ベルト片53aと凸片53bを有する。凸片53bはロータ本体51の凸条58と等間隔で列設形成され、隣り合う凸片53bにより複数の開口53cがベルト片53aの長手方向に沿って区画形成されている。各凸片53bには貫通孔53dが形成され、凸片53bの幅は凸条58より若干広く設定されている。
図4に拡大して図示するように、永久磁石54のロータ回転軸心方向と平行な両側面には上下の角部に面取り加工部54aが設けられている。一方、インナープレート52とアウタープレート53の凸片52b,53bには面取り加工部54aに対応するテーパ面52e,53eが形成されている。
永久磁石54は以下に説明する手順で、ロータ本体51に固着される。図5に示すように、インナープレート52をリング状に湾曲させてロータ本体51のフランジ部57内側に挿入し、ベルト片52aをフランジ部57内周面に密着させ、凸片52bを凸条58に重ね合わせる。これにより図6に示すように、開口52cと嵌合口51aが重なり、凸片52bのテーパ面52eが嵌合口51aに露出する。そこで、開放端側から永久磁石54を挿入して嵌合口51aに嵌合する。永久磁石54は内側の面取り加工部54aがインナープレート52のテーパ面52eに密着して保持される。続いて、図7に示すように、アウタープレート53の凸片53bを凸条58に沿って隣り合う永久磁石54間に挿入し、凸片53bを凸条58に密着させるとともに、ベルト片53aをフランジ部57の外周面に密着させる。これによりアウタープレート53のテーパ面53eが永久磁石54の外側の面取り加工部54aに密着し、永久磁石54が両プレート52,53で挟持される。続いて、図4に示すように、貫通孔58a,52d,53dにかしめピン59を挿入し、インナープレート52とアウタープレート53を凸条58に固定する。なお、かしめピン59は適宜間隔で凸条58に打ち付ける。
次に、図1及び図2において、軸受部60は内外一対のボールベアリング61,62と一端にフランジ部63aを一体成形した筒状のベアリングケース63を備え、ベアリングケース63のフランジ部63aがボルト64でインナハウジング22の中央通孔22aの周縁部に固着されている。そして、ベアリングケース63に両ボールベアリング61,62とベアリングカラー65が格納され、両ボールベアリング61,62にロータの筒軸部56を貫入してロータ50がインナハウジング22に回転可能に組み付けられ、さらに筒軸部56にベアリングカラー66を装着するとともに、ファインナット67を締め付けてボールベアリング61,62が筒軸部56から抜け止めされている。
軸受部60でハウジング20内に回転可能に組み込まれたロータ50の筒軸部56にホイールシャフト30が挿通され、筒軸部56とホイールシャフト30が一体回転するようにセレーション結合30aされている。こうしてロータ50とホイールシャフト30が共通の軸受部60によってハウジング20中に回転可能に組み込まれている。
アウターステータ70は複数個の鉄心71と各鉄心71に巻回したコイル72から成る。一方、アウターハウジング21の内周面には複数個の凹部21cがリング状に並べて形成されている。アウターステータ70を構成する各鉄心71はそれぞれ凹部21cに嵌め込まれ、アウターハウジング21の内周面に直接固着されている。アウターステータ70はロータ50の回転半径外側に位置し、コイル72が永久磁石54の外面に近接するようにアウターハウジング21の内周面に配置固定されている。
インナーステータ80は複数個の凸片81aを放射状に設けた鉄心81と各凸片81aに巻回したコイル82から成り、鉄心81がボルト64でベアリングケース63のフランジ部63aに直接固着されている。インナーステータ80はロータの回転半径方向内側に位置し、コイル82が永久磁石54の内面に近接するようにベアリングケース63を介してインナハウジング22に配置固定されている。
ホイールシャフト30の反ハブ側端部はロータ50の筒軸部56を貫通し、さらにインナハウジング22の中央部通孔22aからハウジング20外部に突出している。この突出端部にブレーキドラム90がセレーション結合により取り付けられている。なお、符号91はアウターハウジング21の中央部通孔21bを密閉するシール部材、符号92はインナハウジング22の中央部通孔22aを覆蓋するカバープレート、符号93はカバープレート92の中央部通孔を密閉するシール部材、94はレゾルバロータカラーである。
本実施例に係るダブルステータ型モータ10の構造は以上の通りであって、インナープレート52とアウタープレート53で永久磁石54を内外両側から挟持して嵌合口51aに固定するので、永久磁石54を強固にロータ本体51に固定できる。
また、嵌合口51aに開放端を形成したので、永久磁石54を嵌合口51aに組み付ける際、開放端側から永久磁石54を挿入できる。このため、永久磁石54の組み付け作業性が良く、生産性が向上する。
また、アウタープレート53とインナープレート52をベルト状に形成したので、プレート52,53のロータ本体51の内外周面への装着が迅速、容易となるとともに永久磁石54の固定強度が高くなる。なお、本実施例ではベルト状のアウタープレート52とインナープレート53はロータ本体51に組み付ける際にリング状に湾曲しているが、組み付ける前に予め両端を連結してリング状に形成したものを用いれば、より一層組み付け作業性が向上する。
本発明の第2実施例に係るダブルステータ型モータのロータ構造を図8及び図9に示す。当該ロータ100はロータ本体101、アウタープレート102、インナープレート103及び永久磁石104から構成される。
ロータ本体101は第1実施例におけるロータ本体51と略同一の構造を備え、図10に示すように、底面の周縁に沿ってフランジ面105が立設され、フランジ面105先端部に周方向に沿って凸条106が等間隔で櫛歯状に列設されている。各凸条106にはかしめピン107が挿入される貫通孔106aが形成されている。そして、これら凸条106によりロータ本体101の周面に永久磁石104が嵌合される嵌合口101aが周方向に沿って区画形成され、嵌合口101aの反フランジ面105側端部は隣り合う2本の凸条106の先端により永久磁石104が挿入可能な開放端として形成されている。
アウタープレート102は複数個の窓枠片102aと溝形連結片102bから成り、両片がプレス加工によりベルト状に一体成形されている。窓枠片102aには矩形の窓開口102cが形成されている。溝形連結片102bは凹状の断面形状を有し、ロータ本体101の凸条106が係合できる溝幅を備えている。
インナープレート103は図12に示すように、複数枚の窓枠片103aと扁平な連結片103bから成り、両片がプレス加工によりベルト状に一体成形されている。窓枠片103aには矩形の窓開口103cが形成されている。インナープレート103の窓枠片103a及び窓開口103cはアウタープレート102の窓枠片102a及び窓開口102cと同形、同大に形成されている。インナープレート103の連結片103bはロータ本体101の凸条106と略同幅に形成されている。アウタープレート102の溝形連結片102bの底面部及びインナープレート103の連結片103bには凸条106の貫通106a孔に対応する貫通孔102d,103dがそれぞれに形成されている。
永久磁石104は以下の手順で、ロータ本体101に固着される。図10に示すように、アウタープレート102をリング状に湾曲させ、溝形連結片102bが凸条106に係合するように窓枠片102aをロータ本体101の嵌合口101aに装着する。次に、図11に示すように、嵌合口101aの開放端側から窓枠片102aの内側に永久磁石104を挿入する。続いて、図12に示すように、インナープレート103をリング状に湾曲させ、窓枠片103aを嵌合口101aに開放端側から挿入するとともに、連結片103bを溝形連結片102bの底面外側に重ね合わせる。これにより永久磁石104がアウタープレート101の窓枠片101aとインナープレート102の窓枠片103aで挟持されるとともに、両窓開口102c,103cから露出する。そこで、貫通孔106a,102d,103dにかしめピン107を挿入し、インナープレート103とアウタープレート102を凸条106に固定する。
第2実施例に係るダブルステータ型モータのロータ100では、アウタープレート102に断面凹状の溝形連結片102bを設けて凸条106に係合する構成とし、溝形連結片102bとインナープレート103の連結片103bをかしめピン107で凸条106に固定したので、両プレート102,103ひいては永久磁石104をロータ本体101により一層強固に固着できる。また、プレート102,103の組み付け作業性も向上する。
本発明の第3実施例に係るダブルステータ型モータのロータ構造110を図13及び図14に示す。当該モータのロータ110はロータ本体111、アウタープレート112、2本のインナープレート113及び永久磁石114から構成される。図19に示すように、ロータ本体111は第1実施例におけるロータ本体51と略同一の構造を備え、フランジ部115と凸条116を有し、凸条116の前後2箇所にかしめピン117用の貫通孔116aが形成されている。
図15に示すように、アウタープレート112は複数個の窓枠片112aと溝形連結片112bから成り、両片がプレス加工によりベルト状に一体成形されている。窓枠片112aには矩形の窓開口112cが形成されている。溝形連結片112bは凹状の断面形状を有し、ロータ本体111の凸条116が係合できる溝幅を備えている。アウタープレート112のロータ回転軸心方向の幅寸法はロータ本体111の嵌合口111aの幅寸法より約インナープレート113の2枚分に相当する寸法だけ短く設定されている。
各インナープレート113は複数個の扁平な保持片113aと逆溝形の連結片113bから成り、両片がプレス加工によりベルト状に一体成形されている。保持片113aとアウタープレート112の窓枠片112aは略同幅に設定されている。また、逆溝形連結片113aとアウタープレート112の溝形連結片112bの幅寸法は凸条116に係合するように設定されている。
インナープレート113の逆溝形連結片113bには凸条116の貫通孔116aに対応する貫通孔113cが形成されている。
永久磁石114は以下の手順で、ロータ本体111に固着される。図15に示すように、アウタープレート112を挟むようにして2本のインナープレート113を冶具(図示略)に載置し、図16に示すように、窓枠片112aと保持片113a及び溝形連結片112bと逆溝形連結片113bを整列させ、窓枠片112aと保持片113aで永久磁石114の挿入口118を区画形成する。そして、図17に示すように、挿入口118から永久磁石114を挿入し、図18に示すように、窓開口112aから露出させる。この状態で、図19に示すように逆溝形片113b及び溝形片112bに凸条116を圧入し、逆溝形片113bをかしめピン117で凸条116に固定する。
本実施例のロータ110では、アウタープレート112とインナープレート113が断面凹状の溝形連結片112b及び逆溝形連結片113bと凸条116の係合によりロータ本体111に装着できるので、両プレート112,113の固着強度を大きくできる。
本発明の第4実施例に係るダブルステータ型モータのロータ構造120を図20及び図21に示す。当該ロータ120はロータ本体121、アウタープレート122、複数枚のインナープレート123及び永久磁石124から構成され、ロータ本体121は第1実施例におけるロータ本体51と略同一の構造を備え、図22に示すようにフランジ部125と凸条126を備えている。
また、図22に示すように、アウタープレート122は窓枠片122aと溝形連結片122bから成り、両片がプレス加工によりベルト状に一体成形されている。窓枠片122aには矩形の窓開口122cが形成されている。この窓開口122cはロータ120の周方向に沿った両側が開放端として形成されている。溝形連結片122bは凹状の断面形状を有し、ロータ本体121の凸条126が係合できる溝幅を備えている。
図25に示すように、各インナープレート123は窓枠片123aと窓枠片123aの両側に設けた上方折り曲げ片123bから成り、両片がプレス加工により一体成形されている。窓枠片123aのロータ回転軸心方向の長さ寸法はアウタープレート122の窓開口122cより若干短く設定されている。
永久磁石124は以下の手順で、ロータ本体121に固着される。図22及び図23に示すように、アウタープレート122をリング状に湾曲させて両端部を溶接することによってリング状にし、溝形連結片122bが凸条126に係合するように窓枠片122aをロータ本体121の嵌合口121aに装着する。次に、図23及び図24に示すように、嵌合口121aの開放端側から窓枠片122aの内側に永久磁石124を挿入する。続いて、図25に示すように、各インナープレート123を嵌合口121aに開放端側から挿入する。そして、アウタープレート122の窓開口122cとインナープレート123の窓開口123cを整列させるとともに、上方折り曲げ片123bをアウタープレート122の窓開口122cの開放端から内側に挿入する。続いて、図21に示すように、上方折り曲げ片123bの上端部を折り曲げて凸条126に係止する。これにより永久磁石124がアウタープレート122の窓枠片122aとインナープレート123の窓枠片123aで挟持されるとともに、両窓開口122c,123cから露出する。また、アウタープレート122とインナープレート123が上方折り曲げ片123bによって凸条126に固定される。
本実施例によれば、インナープレート123の上方折り曲げ片123bによってアウタープレート122とインナープレート123をロータ本体121に固定できるので、両プレート122,123の組み付け作業性が向上する。
本発明の第1実施例に係るダブルステータ型モータを示す断面図である。 同モータを示す分解斜視図である。 同モータのロータの主要部を示す斜視図である。 同モータのロータの主要部を示す断面図である。 同モータのロータ本体とインナープレートを示す分解斜視図である。 同モータのロータ本体、インナープレート及び永久磁石を示す分解斜視図である。 同モータのロータ本体、インナープレート、永久磁石及びアウタープレートを示す分解斜視図である。 本発明の第2実施例に係るダブルステータ型モータのロータ主要部を示す斜視図である。 同モータのロータの主要部を示す断面図である。 同モータのロータ本体とアウタープレートを示す分解斜視図である。 同モータのロータ本体、アウタープレート及び永久磁石を示す分解斜視図である。 同モータのロータ本体、アウタープレート、永久磁石及びインナープレートを示す分解斜視図である。 本発明の第3実施例に係るダブルステータ型モータのロータ主要部を示す斜視図である。 同モータのロータの主要部を示す断面図である。 同モータのアウタープレートとインナープレートを示す分解斜視図である。 同モータのアウタープレートとインナープレートを示す斜視図である。 同モータのアウタープレートとインナープレート及び永久磁石を示す分解斜視図である。 同モータのアウタープレートとインナープレート及び永久磁石を示す斜視図である。 同モータのロータ本体、アウタープレート、インナープレート及び永久磁石を示す分解斜視図である。 本発明の第4実施例に係るダブルステータ型モータのロータ主要部を示す斜視図である。 同モータのロータの主要部を示す断面図である。 同モータのロータ本体とアウタープレートを示す分解斜視図である。 同モータのロータ本体、アウタープレート及び永久磁石を示す分解斜視図である。 同モータのロータ本体、アウタープレート及び永久磁石を示す斜視図である。 同モータのロータ本体、アウタープレート、永久磁石及びインナープレートを示す分解斜視図である。
10…ダブルステータ型モータ
20…ハウジング
21…アウターハウジング
22…インナハウジング
30…ホイールシャフト
40…ホイール
50…ロータ
51,101,111,121…ロータ本体
58,106,116,126…凸条
51a,101a,111a,121a…嵌合口
52,103,113,123…インナープレート
53,102,112,122…アウタープレート
70…アウターステータ
80…インナーステータ

Claims (2)

  1. モータハウジングに軸受部を介して回転可能に組み込まれたシャフトと一体回転するように連結されたモータ用ロータであって、
    両側面の角部に面取り加工部を形成した複数枚の平板状の永久磁石と、
    この永久磁石が嵌合される嵌合口を周方向に沿って列設形成したロータ本体と、
    非磁性体の可撓性金属片から成るベルト状のアウタープレート及びインナープレートを備え、
    アウタープレート又はインナープレートの少なくとも一方に複数の開口を形成し、
    開口と嵌合口が重なるようにアウタープレートをロータ本体の外周面に固着するとともにインナープレートをロータ本体の内周面に固着し、
    開口の周縁を前記面取り加工部に密着させることにより、各開口から永久磁石が露出するようにアウタープレートとインナープレートで永久磁石を挟持して嵌合口に固定したことを特徴とするモータ用ロータ。
  2. モータハウジングに軸受部を介して回転可能に組み込まれたシャフトと、
    該シャフトと一体回転するように連結されたロータと、
    該ロータにその周方向に沿って列設固定した複数枚の平板状の永久磁石と、
    永久磁石に対面するようにロータに対しその回転半径方向外側に配置されて前記ハウジングに固定したアウターステータと、
    前記永久磁石に対面するようにロータに対しその回転半径方向内側に配置されて前記ハウジングに固定したインナーステータとを備えたダブルステータ型モータにおいて、
    前記ロータが、前記永久磁石が嵌合される嵌合口を周方向に沿って列設形成したロータ本体と、
    非磁性体の可撓性金属片から成るベルト状のアウタープレート及びインナープレートを備え、
    アウタープレート及びインナープレートのそれぞれに複数の開口を形成し、
    開口と嵌合口が重なるようにアウタープレートをロータ本体の外周面に固着するとともに、インナープレートをロータ本体の内周面に固着し、
    各開口から永久磁石が露出するようにアウタープレートとインナープレートで永久磁石を挟持して嵌合口に固定したことを特徴とするダブルステータ型モータ。
JP2006287704A 2006-10-23 2006-10-23 モータ用ロータ及びダブルステータ型モータ Expired - Fee Related JP5013310B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006287704A JP5013310B2 (ja) 2006-10-23 2006-10-23 モータ用ロータ及びダブルステータ型モータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006287704A JP5013310B2 (ja) 2006-10-23 2006-10-23 モータ用ロータ及びダブルステータ型モータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008109731A JP2008109731A (ja) 2008-05-08
JP5013310B2 true JP5013310B2 (ja) 2012-08-29

Family

ID=39442651

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006287704A Expired - Fee Related JP5013310B2 (ja) 2006-10-23 2006-10-23 モータ用ロータ及びダブルステータ型モータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5013310B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014162812A1 (ja) * 2013-04-03 2014-10-09 日産自動車株式会社 インホイールモータ駆動ユニット
CN104883015B (zh) * 2015-05-06 2017-09-19 东南大学 双定子超导励磁场调制电机
CN111817464A (zh) * 2020-08-03 2020-10-23 深圳市诚泰动力科技有限公司 一种双定子电机

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0374152A (ja) * 1989-08-11 1991-03-28 Mitsuba Electric Mfg Co Ltd 磁石発電機の回転子
JP3152405B2 (ja) * 1992-06-10 2001-04-03 オークマ株式会社 電動機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008109731A (ja) 2008-05-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3454234B2 (ja) 分割コアモータ
JP4861985B2 (ja) 電動機、回転電機及びそのステータ、並びにこのステータの製造方法
JP4666500B2 (ja) 永久磁石埋込型モータの回転子
EP2026448B1 (en) Split core and manufacturing method of the same, and stator core
US7821174B2 (en) Armature of rotating electric machine and method of manufacturing the same
JP5324673B2 (ja) 分割式コアを有する電動機の回転子及びその製造方法
EP3890162A1 (en) Rotor for ipm motor
JP5013310B2 (ja) モータ用ロータ及びダブルステータ型モータ
EP0859449A1 (en) Motor provided with power transmitting means
JP2007043845A (ja) ステータ構造およびステータの製造方法
US7919893B2 (en) Permanent magnet rotor with annular rib coupling
JP4516392B2 (ja) ブラシレスモータのロータ、ブラシレスモータ、及びパワーステアリング装置用モータ
EP0552378A1 (en) Stator/housing assembly of an electric motor
JP5025258B2 (ja) 回転電機のロータ
JPH1075560A (ja) ステッピングモータ
WO2021005794A1 (ja) 回転電機のロータ及びその製造方法
JP2007037210A (ja) 回転電機の回転子
JP3845952B2 (ja) 回転電機
JP4849328B2 (ja) ダブルステータ型モータ
CN214799081U (zh) 转子和马达
JP2008118757A (ja) ダブルステータ型モータ
JP6469563B2 (ja) 回転子およびブラシレスモータ
JP2018007380A (ja) 回転電機
WO2024057881A1 (ja) ステータ及びモータ
JP2006211846A (ja) 回転電機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081120

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110420

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110502

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110621

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120514

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150615

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120527

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees