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JP5000889B2 - リテーナ回動角規制構造を備えるワイパーアーム - Google Patents

リテーナ回動角規制構造を備えるワイパーアーム Download PDF

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本発明は、車両ワイパーのワイパーアームに関するものであり、特に、リテーナ回動角規制構造を備えたワイパーアームに関する。
一般に、車両ワイパーは、ウィンドガラスなどの被払拭面を払拭するワイパーブレードと、該ワイパーブレードに連結されたワイパーアームとを備えており、ワイパーアームによりワイパーブレードの位置を調節して、ワイパーブレードを被払拭面から離間させる位置に保持したり、ワイパーブレードを被払拭面に押圧させる位置に保持している。また、ワイパーブレードは、ワイパーアームを介して駆動モーターにより、被払拭面に押圧された状態で被払拭面に沿って往復運動され、ブレードラバーにより被払拭面を払拭している。
図1、図2A及び図2Bに、この種の車両ワイパーに用いられているワイパーアームの1実施例を示している。ワイパーアームで押し圧を発生させる方式は2種類あり、ひとつはばねを引っ張る方式と、もうひとつはばねを圧縮する方式である。本明細書では、後者の方式のアームで説明するが、本発明における方式はどちらの方式でもよい。図示されているワイパーアーム1は、アームピース2を介してワイパーブレード(図示せず)に連結されるリテーナ3と、リテーナ3に回動可能に連結されたアームヘッド5とを備えている。リテーナ3は、リベット4を介してアームヘッド5に連結されており、リテーナ3とアームヘッド5は、リベット4を中心にして互いに対して回動できるようになっている。また、リテーナ3は、アームヘッド5に対して被払拭面側(図1において、反時計方向)へ回動しワイパーブレードを被払拭面に押圧させる初期位置と、アームヘッド5に対して被払拭面から離れた側(図1において、時計方向)へ回動しワイパーブレードを被払拭面から離間させる第2の位置とで保持できるようになっている。より具体的には、初期位置では、アームピース2を介してリテーナ3に連結されるワイパーブレードが被払拭面に押圧された状態となり、第2の位置では、ワイパーブレードが被払拭面から離間したロックバック状態となる。
リテーナ3は、断面コ字形をしており、その内部に長手方向に沿って圧縮ばね10が配置されている。ばね10の一端10Aは、リテーナ3内部に設けられたアンカー部材12を介してリテーナ3に固定されており、他端10Bは、アームヘッド5のリテーナ側端に固定されている。このようにして、圧縮ばね10により、リテーナ3をアームヘッド5に対して回動させる方向に常に付勢している。したがって、リテーナ3は、初期位置あるいは第2の位置に圧縮ばね10の付勢力によって保持された状態となる。そして、圧縮ばね10の付勢力に抗してリテーナ3を初期位置から回動させてある節度点を超えると、リテーナを回動させる圧縮ばね10の付勢力方向が、初期位置方向から第2の位置方向へ切り替わり、リテーナ3は自動的にロックバック状態の第2の位置に回動する。また、圧縮ばね10の付勢力に抗してリテーナ3を第2の位置から回動させてある節度点を超えると、圧縮ばね10の付勢力方向が同様に切り替わり、リテーナ3は自動的に初期位置に回動する。
ワイパーアーム1は、リテーナ3の回動を規制して初期位置に保持させるための第1の規制手段と、リテーナ3の回動を規制して第2の位置に保持させるための第2の規制手段とを備えている。
リテーナ3のアームヘッド側端には、互いに対して内方向に向けられた一対の爪部7が形成されている。アームヘッド5のリテーナ側端には、リテーナ3の回動の際に爪部7がアームヘッド5と接触しないようにするために湾曲状溝6が形成されている。そして、湾曲状溝6の末端側には、リテーナ3を第2の位置に保持するための段状部9が形成されている。すなわち、圧縮ばね10の付勢力により、リテーナ3がロックバック状態となる方向へ回動する際、爪部7が湾曲状溝6を通って段状部9に当接することにより、リテーナ3の被払拭面から離間する方向への回動が規制されて、ロックバック状態の第2の位置で保持される。このように、リテーナ3のアームヘッド側端に形成された一対の爪部7と、アームヘッド5のリテーナ側端に形成された湾曲状溝6とから、第2の規制手段が構成されている。
アームヘッド5のリテーナ側には、また、湾曲状の当接面8が形成されており、当接面8はリテーナ3内に配置されている。そして、圧縮ばね10の付勢力により、リテーナ3がロックバック状態から被払拭面側へ回動する際、当接面8がリテーナ3の裏面に当接することにより、リテーナ3の被払拭面方向への回動が規制されて初期位置で保持される。このように、アームヘッド5のリテーナ側に形成された当接面8と、リテーナ3の裏面とから、第1の規制手段が構成されている。
かかる従来の車両ワイパーにおいては、ウィンドガラスの洗浄やワイパーブレード交換時には、ワイパーブレードを被払拭面から離間させるために、初期位置で保持されたリテーナ3を、圧縮ばね10の付勢力に抗して、リベット4を中心に被払拭面と反対方向に回動させて、被払拭面に対して起立した状態すなわちロックバック状態に保持する。このとき、図2Bに示すように、リテーナ3の爪部7がアームヘッド5の段状部9に当接して、リテーナ3の回動が規制され、ロックバック状態の第2の位置に保持されていた。
しかしながら、従来の方法によるリテーナ3の回動規制においては、小さな形状の爪部7により、リテーナ3の回動を規制していたため、長期間にわたりロックバック状態が繰り返されると、爪部7が変形しロックバック位置が変わってしまうという問題があった。
また、これにより、リテーナ3の上面3Aのアームヘッド側、すなわち基端側側辺がアームヘッド5の上面に当たり、アームヘッド5が傷ついてしまうという問題もあった。
また、リテーナ3の爪部7を形成するため、リテーナ3の一部を折り曲げるという追加の工程が必要であった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、強度及び構造の面において従来技術より有利で、ワイパーアームがオーバーロックバックする、しないを一つの構造で決めることができるワイパーアームを提供することを目的とする。
上記課題を達成するため、本発明に係るワイパーアームは、被払拭面を払拭するワイパーブレードとアームピースを介して連結されるリテーナと、該リテーナに対して回動可能に連結されるアームヘッドと、リテーナ及びアームヘッドのうちの一方を他方に対して回動方向に沿って付勢する付勢手段とを備えるワイパーアームにおいて、リテーナは、その一側面に係合部を有し、アームヘッドは、対応するその一側面に湾曲部を有し、リテーナを被払拭面に対して起立する方向に回動させるとき、係合部が湾曲部に当接することにより、リテーナの回動角度を規制するようにしている。
付勢手段の付勢力によりリテーナに働く回動力が被払拭面と離れる方向に働くようになったときに係合部が湾曲部に当接するようにしてもよい。
リテーナの回動角度の規制により、リテーナは初期位置に戻るようにしてもよい。
リテーナの回動角度の規制により、リテーナをその位置で制止させるようにしてもよい。
リテーナが規制される回動角度は、アームヘッドの湾曲部の形状及び/又は係合部の形状により決まるようにしてもよい。
リテーナの係合部は、丸みを帯びた形状であるようにしてもよい。
アームヘッドの湾曲部は、丸みを帯びた形状であるようにしてもよい。
アームヘッドは、さらに、傾斜部を有し、該傾斜部の長さを変えることにより、湾曲部は、リテーナの回動角度が最適な角度になるように形成することができるようにしてもよい。
リテーナは、さらに、傾斜部を有し、該傾斜部の長さを変えることにより、係合部は、リテーナの回動角度が最適な角度になるように形成することができるようにしてもよい。
ワイパーアームは、アームヘッド及び/又はリテーナを交換するだけで、リテーナの回動角度を調整することができるようにしてもよい。
本発明によれば、リテーナの係合部とアームヘッドの湾曲部とを当接させることにより、リテーナの回動角度を規制することができるため、従来の爪部を有するリテーナの構造と比較しても、強度を大きくすることができるという効果を奏することができる。
また、リテーナの爪部を形成するという工程が不要であるため、構成を簡素化できるとともに、製造工程の減少という効果を奏することができる。
また、リテーナ回動角規制構造を有するので、本発明の構造だけで、ワイパーアームをロックバックする、しない及び回動角度を決めることができるという効果を奏することができる。
また、リテーナの回動角度はアームヘッドの湾曲部の形状及び/又はリテーナの係合部によるものなので、アームヘッド及び/又はリテーナを変えるだけで、リテーナの回動角度を任意に調整することができるという効果を奏することができる。
また、リテーナの回動角度はアームヘッドの湾曲部の形状及び/又はリテーナの係合部によるものなので、ワイパーアームの形状決定が容易であるという効果を奏することができる。
また、リテーナ及びアームヘッドは丸みを帯びた形状であるため、両者の当接部の摩耗が小さくてすみ、強度を大きくすることができるという効果を奏することができる。
また、アームヘッドが湾曲部と傾斜部とを有し、傾斜部の長さを変えることができるため、リテーナの回動角度の最適な規制を実現するための湾曲部の形成が容易になるという効果を奏することができる。
さらに、リテーナが係合部と傾斜部とを有し、傾斜部の長さを変えることができるため、リテーナの回動角度の最適な規制を実現するための係合部の形成が容易になるという効果を奏することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の各実施態様を説明する。なお、図1と図2A及び図2Bに示した従来技術と同様な構成には同じ符号を付して、その説明を簡略あるいは省略する。
図3は、本実施形体におけるワイパーアーム1の一部を示す。ワイパーアーム1は、主として、被払拭面を払拭する図示しないワイパーブレードとアームピース2を介して連結されるリテーナ3と、該リテーナ3に対して回動可能に連結されるアームヘッド5と、リテーナ3及びアームヘッドのうちの一方を他方に対して回動方向に沿って付勢する付勢手段である圧縮ばね10とを備える。
ワイパーアーム1は、従来技術と同様な、リテーナ3の回動を規制して初期位置に保持させるための第1の規制手段を備えている。また、ワイパーアーム1は、リテーナ3の回動を規制してロックバック状態の第2の位置に保持させる、あるいは、ロックバック状態にさせないための第2の規制手段を備えている。ワイパーアーム1の第2の規制手段は、後述するように、従来技術の構成とは相違している。したがって、本実施例に係るワイパーアーム1には、リテーナ3のアームヘッド側端に形成した一対の爪部7と、アームヘッド5のリテーナ側端に形成した湾曲状溝6とは、設けられていない。
図3及び図4に示すように、ワイパーアーム1は、リテーナ3とアームヘッド5との間に第2の規制手段が設けられている。
リテーナ3は、上面3Aと両側の側面3B(図には一方の側面のみを示す)から断面コ字形状となっている。両側の側面3Bのアームヘッド側、すなわち側面3Bの基端側には、凸状の係合部15とほぼ直線状の傾斜部17とが設けられている。係合部15は、円又は楕円の一部に近い、丸みを帯びた形状を有している。傾斜部17は係合部15に続き、リテーナ3の側面3Bの基端側端部を形成している。アームヘッド5は、その基端部19において図示しないワイパーリンクと連結される長尺状の部材である。アームヘッドの両側面18のリテーナ側、すなわち先端側には、凹状の湾曲部11とほぼ直線状の傾斜部13とが設けられている。湾曲部11は、丸みを帯びた形状をしている。傾斜部13は湾曲部11に続き、アームヘッド5の両側面18の先端側端部を形成している。このように、リテーナ3の両側に設けた係合部15と、アームヘッド5の両側に設けた湾曲部11などから、第2の規制手段を構成している。もちろん、リテーナ3の片側だけに係合部15を設け、アームヘッド5の対応する片側だけに湾曲部11を設けて第2の規制手段を構成するようにしてもよい。
リテーナ3とアームヘッド5は、リベット4により回動可能に連結されている。リテーナ3の上面3Aの下側には、図2Bと同様に圧縮ばね10が配置されている。この圧縮ばね10の一端10Bは、アームヘッド5の先端側に連結され、他端10Aはリテーナ3のアンカー部材12により固定されている。圧縮ばね10は自然長よりも圧縮された状態で配置されるため、その付勢力により、リテーナ3及びアームヘッド5にうちの一方を他方に対してリテーナの回動方向に沿って付勢する。ワイパーアーム1に取り付けられたワイパーブレードが被払拭面であるウィンドガラス上に位置する通常状態は、実際には、図3及び図4の状態より、リテーナ3がアームヘッド5に対してウィンドガラス側に少し傾いて、ワイパーブレードをウィンドガラスに押圧する。この通常状態のリテーナの位置を初期位置とする。
ウィンドガラスの洗浄やワイパーブレード交換時には、リテーナ3を、この初期位置から、リベット4を中心にウィンドガラスと反対方向に回動させていく。リテーナ3とアームヘッド5との間には圧縮ばね10による付勢力が掛かるため、最初はリテーナ3にはウィンドガラス面方向に回動力が掛かっている。しかし、ある節度点を超えると、リテーナ3が受ける回動力はウィンドガラスと離間する方向に切り替る。本願にかかる発明は、アームヘッド5の湾曲部11の形状を変えることにより、リテーナ3の係合部15とアームヘッド5の湾曲部11とが係合する位置を調節して、このリテーナの回動角度を制限している。リテーナ3が回動して、上述した節度点より後ろの地点で回動角度を制限すると、リテーナはその位置で停止、すなわちロックバックする。しかし、節度点より前の地点で回動角度を制限すると、リテーナは圧縮ばね10の回転力により、初期位置に戻る。以下、この点について説明する。
図5及び図6は、リテーナ3をロックバックさせない構造を有するワイパーアーム1を示している。この構造においては、リテーナ3をリベット4を中心に初期位置からウィンドガラスと反対方向に回動させていくと、節度点より手前でリテーナ3の係合部15がアームヘッド5の湾曲部11に当接するようになっている。リテーナ3の上面3Aの下側には図示しない圧縮ばね10が配置されており、この圧縮ばね10の付勢力によってリテーナ3にはウィンドガラス面方向に回動力が係っている。そのため、リテーナ3はアームヘッド5に当接すると、この回転力により初期位置に戻る。
図7は、リテーナ3を或る位置でロックバックさせる構造を有するワイパーアーム1を示している。この構造においては、リテーナ3をリベット4を中心に初期位置からウィンドガラスと反対方向に回動させていくと、節度点より後ろでリテーナ3の係合部15がアームヘッド5の湾曲部11に当接するようになっている。リテーナ3の上面3Aの下側には図示しない圧縮ばね10が配置されており、リテーナ3が節度点を超えると、この圧縮ばね10の付勢力によってリテーナ3にはウィンドガラスと離間する方向に回動力が係ってくる。そのため、リテーナ3はアームヘッド5に当接するとこの当接部分がウィンドガラスと離間する方向の回動力を制限し、リテーナ3はその位置で制止する。
図8及び図9も同様に、リテーナ3を或る位置でロックバックさせる構造を有するワイパーアーム1を示している。しかしながら、リテーナ3の回動角度は図7より大きくなっている。
このように、リテーナ3をロックバックする、しない及びロックバックさせる場合の回動角度は、アームヘッド5の湾曲部11の形状により決めることができる。そのため、ワイパーアーム1はアームヘッド5を交換するだけで、リテーナ3の回動角度の規制を調節することができる。アームヘッド5の両側面18の先端側には、湾曲部11と傾斜部13が設けられている。湾曲部11は、丸みを帯びた形状をしている。傾斜部13は湾曲部11に続き、アームヘッド5の両側面18の先端側端部を形成している。湾曲部11の形状は、傾斜部13の長さを変えることにより、最適な形状に構成することができる。湾曲部11の形状を大きく角度のついた形状にした場合は、傾斜部13を短くする。湾曲部11の形状を小さく角度のついた形状にした場合は、傾斜部13を長くする。湾曲部11の形状を大きく角度のついた形状にすると、リテーナ3の係合部15の回動角度は大きくなる。また、湾曲部11の形状を小さく角度のついた形状にすると、リテーナ3の係合部15の回動角度は小さくなる。
また、リテーナ3をロックバックさせないもしくはさせる、ロックバックさせる場合の回動角度は、リテーナ3の係合部15の形状により決めることもできる。そのため、ワイパーアーム1はリテーナ3を交換するだけで、リテーナ3の回動角度の規制を調節することができる。リテーナ3の側面3Bの基端側には、係合部15と傾斜部17が設けられている。係合部15は、円又は楕円の一部に近い、丸みを帯びた形状を有している。傾斜部17は係合部15に続き、リテーナ3の側面3Bの基端側端部を形成している。係合部15の形状は、傾斜部17の長さを変えることにより、最適な形状に構成することができる。係合部15の形状を大きく角度のついた形状にした場合は、傾斜部17を短くする。係合部15の形状を小さく角度のついた形状にした場合は、傾斜部17を長くする。係合部15の形状を多きく角度のついた形状にすると、リテーナ3の係合部15の回動角度は小さくなる。また、湾曲部11の形状を小さく角度のついた形状にすると、リテーナ3の係合部15の回動角度は大きくなる。
さらに、リテーナ3をロックバックさせないもしくはさせる、ロックバックさせる場合の回動角度は、アームヘッド5の湾曲部11の形状及びリテーナ3の係合部15の形状により決めることもできる。
アームヘッド5の湾曲部11及びリテーナ3の係合部15は、丸みを帯びた形状をしているため、これら双方が当接しても摩擦が少なく、当接による摩耗を小さくすることができる。
上記実施例においては、リテーナ3に設けた係合部15を凸状とし、アームヘッド5に設けた湾曲部11を凹状としたが、その逆に、リテーナ3に凹状の係合部15を形成し、アームヘッド5に凸状の湾曲部11を形成するようにしてもよい。
以上のように、本実施形態によれば、リテーナ3の係合部とアームヘッド5の湾曲部11とを当接させることによりリテーナ3の回動角度を規制することができるため、従来の爪部7を有するリテーナ3の構造と比較しても、強度を大きくすることができる、いう効果を奏することができる。
また、リテーナ3の爪部7を形成するという工程が不要であるため、構造を簡略化できるとともに、製造工程を少なくできる、という効果を奏することができる。
また、リテーナ3の回動角度はアームヘッド5の湾曲部11の形状及び/又はリテーナ3の係合部15によるものなので、アームヘッド5及び/又はリテーナ3を変えるだけで、リテーナ3の回動角度を任意に調整することができるという効果を奏することができる。
また、リテーナ3の回動角度はアームヘッド5の湾曲部11の形状及び/又はリテー3ナの係合部15によるものなので、ワイパーアーム1の形状決定が容易であるという効果を奏することができる。
また、リテーナ3及びアームヘッド5は丸みを帯びた形状であるため、両者の当接部の摩耗が小さくてすみ、強度を大きくすることができるという効果を奏することができる。
また、アームヘッド5が湾曲部11と傾斜部13とを有し、傾斜部13の長さを変えることができるため、リテーナ3の回動角度の最適な規制を実現するための湾曲部11の形成が容易になるという効果を奏することができる。
さらに、リテーナ3が係合部15と傾斜部17とを有し、傾斜部17の長さを変えることができるため、リテーナ3の回動角度の最適な規制を実現するための係合部15の形成が容易になるという効果を奏することができる。
従来技術のワイパーアームの斜視図である。 従来技術のワイパーアームの分解斜視図である。 従来技術のワイパーアームの1実施例の底面図である。 本発明の実施形態におけるワイパーアームの側面図である。 同じく、ワイパーアームの斜視図である。 同じく、ワイパーアームの側面図である。 同じく、ワイパーアームの斜視図である。 同じく、ワイパーアームの斜視図である。 同じく、ワイパーアームの側面図である。 同じく、ワイパーアームの斜視図である。
符号の説明
1 ワイパーアーム 2 アームピース
3 リテーナ 3A 上面
3B 側面 4 リベット
5 アームヘッド 6 湾曲状溝
7 爪部 8 当接面
9 段状部 10 圧縮ばね
10A ばねの一端 10B ばねの他端
11 湾曲部 12 押圧部材
13 傾斜部 15 係合部
17 傾斜部 18 側面
19 基端部

Claims (5)

  1. ワイパーアームであって、
    被払拭面を払拭するワイパーブレードとアームピースを介して連結されるリテーナと、
    該リテーナに対して回動可能に連結されるアームヘッドと、
    前記リテーナ及び前記アームヘッドのうちの一方を他方に対して回動方向に沿って付勢する付勢手段とを備
    前記リテーナは、前記アームヘッド側のその一側面に、丸びを帯びた凸状の係合部と、該係合部に続くほぼ直線状の傾斜部とを有しており
    前記アームヘッドは、前記リテーナの前記一側面と対応するその一側面に、丸びを帯びた凹状の湾曲部と、該湾曲部に続くほぼ直線状の傾斜部とを有しており
    前記リテーナの係合部と前記アームヘッドの湾曲部は、前記リテーナが前記被払拭面に対して非起立状態にあるとき、互いに離間されるように構成され、また、前記リテーナを前記被払拭面に対して起立する方向に回動させるとき、前記係合部が前記湾曲部に当接するように構成されており前記係合部の前記湾曲部への当接により、前記リテーナの回動角度規制される、ことを特徴とするワイパーアーム。
  2. 請求項1に記載のワイパーアームにおいて、
    前記付勢手段の付勢力により前記リテーナに働く回動力が、前記被払拭面に向かう方向から前記被払拭面と離れる方向に働くように切り替わる節度点を有しており、該節度点を超える前又は超えた後に、前記係合部が前記湾曲部に当接する、ことを特徴とするワイパーアーム。
  3. 請求項2に記載のワイパーアームにおいて、
    前記節度点を超える前に、前記係合部が前記湾曲部に当接したとき前記付勢手段の付勢力により前記リテーナは被払拭面側に戻る、ことを特徴とするワイパーアーム。
  4. 請求項2に記載のワイパーアームにおいて、
    前記節度点を超えた後に、前記係合部が前記湾曲部に当接したとき、前記付勢手段の付勢力により、前記被払拭面と離れる方向に働く前記リテーナに働く回動力に抗して、前記係合部が前記湾曲部に当接した位置で前記リテーナを制止させる、ことを特徴とするワイパーアーム。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のワイパーアームにおいて、
    前記リテーナの係合部の前記アームヘッドの湾曲部への当接により、前記リテーナが規制される回動角度は、前記アームヘッドの前記湾曲部の形状及び/又は前記係合部の形状により決まる、ことを特徴とするワイパーアーム。
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