JP4992869B2 - イオン性化合物、並びに、これを用いた電解質及び電気化学デバイス - Google Patents
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Description
従来より、例えばリチウム電池に使用される電解質塩としてはLiBF4,LiPF6等の無機塩化合物や、LiCF3SO3,LiN(CF3SO2)2等の有機塩化合物が広く知られ、また例えば電気二重層キャパシタに使用される電解質塩としては四級アンモニウム塩等の塩化合物が用いられている。しかしながら、これらの電解質塩は、固体のため、プロピレンカーボネート、エチレンカーボネート等の有機溶剤に溶解して液状電解質(電解液)として使用されている。
イオン性液体としては、イミダゾリウムカチオンやピリジウムカチオン等の第四級アンモニウムカチオンをカチオンとし、有機酸アニオンをアニオンとするイオン性化合物が知られている。
よって、請求項1〜4のイオン性化合物によれば、イオン伝導度を充分に得つつ、熱的安定性に優れたイオン性化合物とすることができる。
[R3が水素原子である場合]
下記一般式(i−1)で表わされるイミダゾール化合物、または、下記(i−2)に表わされるイミダゾリウム水酸化物(R1,R2は、一般式(I)と同様)と、化学式M1HSO4で表わされる化合物(M1は、一般式(I)と同様)との中和反応を行うことによって、一般式(I)の化合物(R3=H)を製造できる。
一般式(i−2)で表わされるイミダゾリウム水酸化物としては、1−メチルイミダゾリウム水酸化物、1−エチルイミダゾリウム水酸化物、1−(n−プロピル)イミダゾリウム水酸化物、1−(n−ブチル)イミダゾリウム水酸化物、1,2−ジメチルイミダゾリウム水酸化物等が挙げられ、一般式(i−1)で表わされるイミダゾール化合物と臭化水素酸を反応させてイミダゾリウム臭化物とした後、臭化物イオンを水酸化物イオンに変換可能な強塩基性イオン交換樹脂中を通過させることにより合成できる。
化学式M1HSO4で表わされる化合物としては、硫酸、硫酸水素リチウム、硫酸水素ナトリウム、硫酸水素カリウム、硫酸水素セシウム等が挙げられる。
あるいは、中和反応の後、反応後の物質から、必要に応じて乾燥処理(加熱乾燥,減圧乾燥など)を施して水分を除去し、この物質と、アセトニトリル等の極性溶媒とを混合する。次いで、この液を濾過し、その濾液から、脱溶媒、及び、24時間〜72時間,60℃〜100℃の条件で乾燥させることにより、一般式(I)の化合物を得ることもできる。
一般式(i−1)で表わされるイミダゾール化合物(R1,R2は、一般式(I)と同様)と、R3Brで表わされる臭化アルキル化合物(R3は、一般式(I)と同様。ただし水素原子以外。)とを反応させて、先ず、一般式(i−3)で表わされるイミダゾリウム臭化物(R1,R2,R3は、一般式(I)と同様)を製造する。次いで、一般式(i−3)で表わされるイミダゾリウム臭化物の水溶液を、臭化物イオンを水酸化物イオンに変換可能な強塩基性イオン交換樹脂中に通過させ、一般式(i−4)で表わされるイミダゾリウム水酸化物を製造する。最後に、一般式(i−4)で表わされるイミダゾリウム水酸化物と、化学式M1HSO4で表わされる化合物(M1は、一般式(I)と同様)との中和反応を行うことによって、一般式(I)の化合物(R3は、水素原子以外)を製造できる。
R3Brとしては、臭化メチル、臭化エチル、臭化n−プロピル、臭化イソプロピル、臭化n−ブチル、臭化イソブチル、臭化sec−ブチルまたは臭化tert−ブチル等が挙げられる。
より具体的に、一般式(i−1)で表わされるイミダゾール化合物とR3Brとの反応は、0〜20℃のジメチルホルムアミド等の有機溶媒中で、両者を24〜168時間混合することにより好適に実施できる。反応終了後、必要に応じて乾燥処理(加熱処理、減圧乾燥など)を施して有機溶媒を除去し、この物質と、ジエチルエーテル等の有機溶媒とを混合する。次いで、有機溶媒中の沈殿物を、濾過等の手段によって回収し、24〜72時間、20〜100℃の条件で乾燥させることにより、一般式(i−3)で表わされるイミダゾリウム臭化物を好適に得ることができる。なお、必要に応じて、前記沈殿物を乾燥させる前にアセトニトリルなどの溶媒に溶解させ、次いで、この液を濾過し、その濾液から、脱溶媒および上記条件の乾燥を経て、一般式(i−3)で表わされるイミダゾリウム臭化物を得てもよい。
中和反応の後は、前記[R3が水素原子である場合]と同様の処理をすることにより、一般式(I)の化合物を好適に得ることができる。
[R4が水素原子である場合]
ピリジンと化学式M2HSO4で表わされる化合物(M2は、一般式(II)と同様)との中和反応を行うことによって、一般式(II)の化合物(R4=H)を製造できる。
あるいは、中和反応の後、反応後の物質から、必要に応じて乾燥処理(加熱乾燥,減圧乾燥など)を施して水分を除去し、この物質と、アセトニトリル等の極性溶媒とを混合する。次いで、この液を濾過し、その濾液から、脱溶媒、及び、24時間〜72時間,60℃〜100℃の条件で乾燥させることにより、一般式(II)の化合物を得ることもできる。
ピリジンと、R4Brで表わされる臭化アルキル化合物(R4は、一般式(II)と同様。ただし水素原子以外。)とを反応させて、先ず、一般式(ii−1)で表わされるピリジニウム臭化物(R4は、一般式(II)と同様)を製造する。次いで、一般式(ii−1)で表わされるピリジニウム臭化物の水溶液を、臭化物イオンを水酸化物イオンに変換可能な強塩基性イオン交換樹脂中に通過させ、一般式(ii−2)で表わされるピリジニウム水酸化物を製造する。最後に、一般式(ii−2)で表わされるピリジニウム水酸化物と、化学式M2HSO4で表わされる化合物(M2は、一般式(II)と同様)との中和反応を行うことによって、一般式(II)の化合物(R4は、水素原子以外)を製造できる。
より具体的に、ピリジンとR4Brとの反応は、0℃〜20℃のジメチルホルムアミド等の有機溶媒中で、両者を24時間〜168時間混合することにより好適に実施できる。反応終了後、必要に応じて乾燥処理(加熱処理,減圧乾燥など)を施して有機溶媒を除去し、この物質と、ジエチルエーテル等の有機溶媒とを混合する。次いで、有機溶媒中の沈殿物を、濾過等の手段によって回収し、24時間〜72時間、20℃〜100℃の条件で乾燥させることにより、一般式(ii−1)で表わされるピリジニウム臭化物を好適に得ることができる。なお、必要に応じて、前記沈殿物を乾燥させる前にアセトニトリルなどの溶媒に溶解させ、次いで、この液を濾過し、その濾液から脱溶媒および上記条件の乾燥を経て、一般式(ii−1)で表わされるピリジニリウム臭化物を得てもよい。
中和反応の後は、前記[R4が水素原子である場合]と同様の処理をすることにより、一般式(II)の化合物を好適に得ることができる。
一般式R5R6R7R8NBrで表わされるアンモニウムブロミドの水溶液を、臭化物イオンを水酸化物イオンに変換可能な強塩基性イオン交換樹脂中に通過させ、一般式R5R6R7R8NOHで表わされるアンモニウム水酸化物を製造する。最後に、一般式R5R6R7R8NOHで表わされるアンモニウム水酸化物と、化学式M3HSO4で表わされる化合物(M3は、一般式(III)と同様)との中和反応を行うことによって、一般式(III)の化合物を好適に得ることができる。
化学式M3HSO4で表わされる化合物としては、硫酸、硫酸水素リチウム、硫酸水素ナトリウム、硫酸水素カリウム、硫酸水素セシウム等が挙げられる。
あるいは、中和反応の後、反応後の物質から、必要に応じて乾燥処理(加熱乾燥,減圧乾燥など)を施して水分を除去し、この物質と、アセトニトリル等の極性溶媒とを混合する。次いで、この液を濾過し、その濾液から、脱溶媒、及び、24時間〜72時間,60℃〜100℃の条件で乾燥させることにより、一般式(III)の化合物を得ることもできる。
[R10が水素原子である場合]
下記一般式(iv−1)で表わされるピロリン化合物と化学式M4HSO4で表わされる化合物(M4は、一般式(IV)と同様)との中和反応を行うことによって、一般式(IV)の化合物(R10=H)を製造できる。
あるいは、中和反応の後、反応後の物質から、必要に応じて乾燥処理(加熱乾燥,減圧乾燥など)を施して水分を除去し、この物質と、アセトニトリル等の極性溶媒とを混合する。次いで、この液を濾過し、その濾液から、脱溶媒、及び、24時間〜72時間,60℃〜100℃の条件で乾燥させることにより、一般式(IV)の化合物を得ることもできる。
一般式(iv−1)で表わされるピロリン化合物と、R10Brで表わされる臭化アルキル化合物(R10は、一般式(IV)と同様。ただし水素原子以外。)とを反応させて、先ず、一般式(iv−2)で表わされるピロリニウム臭化物(R10は、一般式(IV)と同様)を製造する。次いで、一般式(iv−2)で表わされるピロリニウム臭化物の水溶液を、臭化物イオンを水酸化物イオンに変換可能な強塩基性イオン交換樹脂中に通過させ、一般式(iv−3)で表わされるピロリニウム水酸化物を製造する。最後に、一般式(iv−3)で表わされるピロリニウム水酸化物と、化学式M4HSO4で表わされる化合物(M4は、一般式(IV)と同様)との中和反応を行うことによって、一般式(IV)の化合物(R10は、水素原子以外)を製造できる。
より具体的に、ピロリン化合物とR10Brとの反応は、0℃〜20℃のジメチルホルムアミド等の有機溶媒中で、両者を24時間〜168時間混合することにより好適に実施できる。反応終了後、必要に応じて乾燥処理(加熱処理,減圧乾燥など)を施して有機溶媒を除去し、この物質と、ジエチルエーテル等の有機溶媒とを混合する。次いで、有機溶媒中の沈殿物を、濾過等の手段によって回収し、24時間〜72時間、20℃〜100℃の条件で乾燥させることにより、一般式(iv−2)で表わされるピロリニウム臭化物を好適に得ることができる。なお、必要に応じて、前記沈殿物を乾燥させる前にアセトニトリルなどの溶媒に溶解させ、次いで、この液を濾過し、その濾液から脱溶媒および上記条件の乾燥を経て、一般式(iv−2)で表わされるピロリニウム臭化物を得てもよい。
中和反応の後は、前記[R10が水素原子である場合]と同様の処理をすることにより、一般式(IV)の化合物(R10は、水素原子以外)を好適に得ることができる。
イオン性化合物の応用例としては、リチウム一次電池、リチウム二次電池,リチウムイオン電池,燃料電池,太陽電池,電気二重層キャパシタなどの電気化学デバイス等の電解質が挙げられるが、これに限定されず、各種有機合成用溶媒、抽出分離溶媒等にも適用し得る。
併用される有機溶媒の具体例としては、プロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、ブチレンカーボネート、クロロエチレンカーボネート、ビニレンカーボネート等の環状炭酸エステル類;γ−ブチロラクトン、γ−バレロラクトン等の環状エステル類;ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、エチルメチルカーボネート等の鎖状カーボネート類;ギ酸メチル、酢酸メチル、酪酸メチル等の鎖状エステル類;テトラヒドロフランまたはその誘導体;1,3−ジオキサン、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン、1,4−ジブトキシエタン、メチルジグライム等のエーテル類;アセトニトリル、ベンゾニトリル等のニトリル類;ジオキソランまたはその誘導体;エチレンスルフィド、スルホラン、スルトンまたはその誘導体等の単独またはそれら2種以上の混合物等を挙げることができるが、これらに限定されるものではない。
また、30℃前後で固体であるものを用いる場合でも、本発明のイオン性化合物は、従来の電解液に用いられていた電解質塩に比し、その融点が低く常温付近で高い流動性を具備するため、従来の電解質塩に比し十分に少ない溶媒添加量で液状をなすことが可能であり、イオン性化合物が持つ難燃性および/または熱的安定性を損なうことなく十分なイオン伝導性を得ることができる。
なお、第三級アミンあるいは第四級アンモニウム水酸化物と、化学式MHSO4(Mは、水素原子またはアルカリ金属)で表わされる化合物との中和反応の進行は、1H−NMR測定(日本電子株式会社製α−500NMRスペクトロメーターを使用。)によって確認し、特に、イミダゾール誘導体に関しては、イミダゾールの2位に存在するプロトンの化学シフトを比較することにより確認した。また得られた化合物の融点、ガラス転移温度はDSC測定(セイコーインスツルメンツ株式会社製DSC−6200を使用。温度範囲:−150℃〜200℃,加熱温度:10℃/分)によって求め、実施例のイオン性化合物が低い融点もしくはガラス転移温度を有することを確認した。分解開始温度はTG/DTA測定(セイコーインスツルメンツ株式会社製TG/DTA220を使用。温度範囲:30℃〜500℃,加熱温度:10℃/分)によって求め、実施例のイオン性化合物が熱的安定性に優れることを確認した。
N−エチルイミダゾール1.0gと硫酸1.0gを、0℃、窒素下で混合し、50℃で24時間撹拌させた。この反応生成物に200mlのジエチルエーテルを加えることによって沈殿物を発生させ、この沈殿物を濾過によって回収し、60℃で24時間乾燥して、粘性液体である上記化学式(1−0)で表わされる硫酸水素エチルイミダゾリウムを1.9gで得た(収率95%,下記1H−NMR測定結果参照)。また、この粘性液体は、ガラス転移温度を−75℃、分解開始温度を277℃に示した。なお、表1の1H−NMR測定結果に示すように、イミダゾールの2位に存在するプロトンの化学シフトが、反応後に低磁場にシフトすることから反応の進行が確認され、未反応の試薬などの不純物の存在は確認できなかった。
N−エチルイミダゾール4.2gと硫酸水素リチウム1.5gを、0℃、窒素下で混合し、50℃で24時間撹拌させた。この反応生成物に200mlのジエチルエーテルを加えることによって沈殿物を発生させ、この沈殿物を濾過によって回収し、60℃で24時間乾燥して、粘性液体である上記化学式(1−1)で表わされる硫酸リチウムエチルイミダゾリウムを1.0gで得た(収率32%,下記1H−NMR測定結果参照)。また、この粘性液体は、ガラス転移温度を−60℃、分解開始温度を304℃に示した。なお、表1の1H−NMR測定結果に示すように、イミダゾールの2位に存在するプロトンの化学シフトが、反応後に低磁場にシフトすることから反応の進行が確認され、未反応の試薬などの不純物の存在は確認できなかった。
N−エチルイミダゾール2.0gと硫酸水素ナトリウム2.0gを50mlの蒸留水中で氷浴しながら混合し、室温で24時間撹拌した後、減圧乾燥で余分な水分を除去し、反応生成物を撹拌している200mlのジエチルエーテル中に滴下した。生成した沈殿物を濾過により回収し、60℃で24時間乾燥して、粘性液体である上記化学式(1−2)で表わされる硫酸ナトリウムエチルイミダゾリウムを1.1gで得た(収率25%,下記1H−NMR測定結果参照)。また、この粘性液体は、ガラス転移温度を−68℃、分解開始温度を288℃に示した。なお、表1の1H−NMR測定結果に示すように、イミダゾールの2位に存在するプロトンの化学シフトが、反応後に低磁場にシフトすることから反応の進行が確認され、未反応の試薬などの不純物の存在は確認できなかった。
N−エチルイミダゾール2gと硫酸水素カリウム5.8gを50mlの蒸留水中で氷浴しながら混合し、室温で24時間撹拌した後、減圧乾燥で余分な水分を除去し、反応生成物を撹拌している200mlのジエチルエーテル中に滴下した。生成した沈殿物を濾過により回収し、60℃で24時間乾燥して、粘性液体である上記化学式(1−3)で表わされる硫酸カリウムエチルイミダゾリウムを0.8gで得た(収率16%,下記1H−NMR測定結果参照)。また、この粘性液体は、ガラス転移温度を−67℃、分解開始温度を317℃に示した。なお、表1の1H−NMR測定結果に示すように、イミダゾールの2位に存在するプロトンの化学シフトが、反応後に低磁場にシフトすることから反応の進行が確認され、未反応の試薬などの不純物の存在は確認できなかった。
N−エチルイミダゾール1.3gと硫酸水素セシウム1.5gを50mlの蒸留水中で氷浴しながら混合し、室温で24時間撹拌した後、減圧乾燥で余分な水分を除去し、反応生成物を撹拌している200mlのジエチルエーテル中に滴下した。生成した沈殿物を濾過により回収し、60℃で24時間乾燥して、粘性液体である上記化学式(1−4)で表わされる硫酸セシウムエチルイミダゾリウムを0.5gで得た(収率11%,下記1H−NMR測定結果参照)。また、この粘性液体は、ガラス転移温度を−59℃、分解開始温度を287℃に示した。なお、表1の1H−NMR測定結果に示すように、イミダゾールの2位に存在するプロトンの化学シフトが、反応後に低磁場にシフトすることから反応の進行が確認され、未反応の試薬などの不純物の存在は確認できなかった。
N−メチルイミダゾール2gと硫酸水素ナトリウム3.5gを50mlの蒸留水中で氷浴しながら混合し、室温で24時間撹拌した後、減圧乾燥で余分な水分を除去し、反応生成物を撹拌している200mlのジエチルエーテル中に滴下した。生成した沈殿物を濾過により回収し、次いで、この沈殿物をメタノールに溶解させた。このメタノール溶液を濾過し、この濾液から、メタノールの除去、60℃,24時間の乾燥を経て、白色粉末である上記化学式(1−5)で表わされる硫酸ナトリウムメチルイミダゾリウムを1.7gで得た(収率34%,下記1H−NMR測定結果参照)。また、この白色粉末は、融点47℃、ガラス転移温度−24℃を示した。なお、表1の1H−NMR測定結果に示すように、イミダゾールの2位に存在するプロトンの化学シフトが、反応後に低磁場にシフトすることから反応の進行が確認され、未反応の試薬などの不純物の存在は確認できなかった。
N−メチルイミダゾール2gと硫酸水素カリウム3.5gを50mlの蒸留水中で氷浴しながら混合し、室温で24時間撹拌した後、減圧乾燥で余分な水分を除去し、反応生成物を撹拌している200mlのジエチルエーテル中に滴下した。生成した沈殿物を濾過により回収し、次いで、この沈殿物をメタノールに溶解させた。このメタノール溶液を濾過し、この濾液から、メタノールの除去、60℃,24時間の乾燥を経て、白色粉末である上記化学式(1−6)で表わされる硫酸カリウムメチルイミダゾリウムを1.4gで得た(収率27%,下記1H−NMR測定結果参照)。また、この白色粉末は、融点48℃、ガラス転移温度−24℃を示した。なお、表1の1H−NMR測定結果に示すように、イミダゾールの2位に存在するプロトンの化学シフトが、反応後に低磁場にシフトすることから反応の進行が確認され、未反応の試薬などの不純物の存在は確認できなかった。
N−メチルイミダゾール2gと臭化エチル5.8gを50mlのジメチルホルムアミド中で氷浴しながら3日間撹拌した。次に、減圧乾燥でジメチルホルムアミドを除去後、反応生成物にアセトニトリル10mlを加えて溶解させ、これを撹拌している200mlのジエチルエーテル中に滴下した。生成した沈殿物を濾過により回収し、60℃で24時間真空乾燥して、1−エチル−3−メチルイミダゾリウムブロミドを合成した。
1−エチル−3−メチルイミダゾリウムブロミド2gを蒸留水50mlに溶解し、強塩基性イオン交換樹脂アンバーライトIRA−400JCLに通過させて、1−エチル−3−メチルイミダゾリウム水酸化物とし、これと、2.4gの硫酸水素ナトリウムを氷冷中で混合した。24時間撹拌した後、減圧乾燥で余分な水を除去し、反応生成物をアセトニトリル20mlに溶解して、この濾液から、アセトニトリルの除去、60℃,24時間の乾燥を経て、粘性液体である上記化学式(1−7)で表わされる硫酸ナトリウム1−エチル−3−メチルイミダゾリウムを2.0gで得た(収率84%,下記1H−NMR測定結果参照)。また、この粘性液体は、融点14℃、ガラス転移温度−58℃、分解開始温度268℃を示した。なお、表2の1H−NMR測定結果に示すように、イミダゾールの2位に存在するプロトンの化学シフトが、反応後に高磁場にシフトすることから反応の進行が確認され、未反応の試薬などの不純物の存在は確認できなかった。
前記(実施例1−7)で製造した1−エチル−3−メチルイミダゾリウムブロミド2gを蒸留水50mlに溶解し、強塩基性イオン交換樹脂アンバーライトIRA−400JCLに通過させて、1−エチル−3−メチルイミダゾリウム水酸化物とし、これと、2.8gの硫酸水素カリウムを氷冷中で混合した。24時間撹拌した後、減圧乾燥で余分な水を除去し、反応生成物をアセトニトリル20mlに溶解して、この濾液から、アセトニトリルの除去、60℃,24時間の乾燥を経て、粘性液体である上記化学式(1−8)で表わされる硫酸カリウム1−エチル−3−メチルイミダゾリウムを2.3gで得た(収率90%,下記1H−NMR測定結果参照)。また、この粘性液体は、ガラス転移温度−72℃、分解開始温度276℃を示した。なお、表2の1H−NMR測定結果に示すように、イミダゾールの2位に存在するプロトンの化学シフトの移動から反応の進行が確認され、未反応の試薬などの不純物の存在は確認できなかった。
N−メチルイミダゾール2gと臭化n−ブチル7.3gを50mlのジメチルホルムアミド中で氷浴しながら3日間撹拌した。次に、減圧乾燥でジメチルホルムアミドを除去後、反応生成物にアセトニトリル10mlを加えて溶解させ、これを撹拌している200mlのジエチルエーテル中に滴下した。生成した沈殿物を濾過により回収し、60℃で24時間真空乾燥して、1−(n−ブチル)−3−メチルイミダゾリウムブロミドを合成した。
1−(n−ブチル)−3−メチルイミダゾリウムブロミド2gを蒸留水50mlに溶解し、強塩基性イオン交換樹脂アンバーライトIRA−400JCLに通過させて、1−(n−ブチル)−3−メチルイミダゾリウム水酸化物とし、これと、2.2gの硫酸水素ナトリウムを氷冷中で混合した。24時間撹拌した後、減圧乾燥で余分な水を除去し、反応生成物をアセトニトリル20mlに溶解して、この濾液から、アセトニトリルの除去、60℃,24時間の乾燥を経て、粘性液体である上記化学式(1−9)で表わされる硫酸ナトリウム1−(n−ブチル)−3−メチルイミダゾリウムを2.2gで得た(収率93%,下記1H−NMR測定結果参照)。また、この粘性液体は、ガラス転移温度−65℃、分解開始温度337℃を示した。なお、表2の1H−NMR測定結果に示すように、イミダゾールの2位に存在するプロトンの化学シフトの移動から反応の進行が確認され、未反応の試薬などの不純物の存在は確認できなかった。
前記(実施例1−9)で製造した1−(n−ブチル)−3−メチルイミダゾリウムブロミド2gを蒸留水50mlに溶解し、強塩基性イオン交換樹脂アンバーライトIRA−400JCLに通過させて、1−(n−ブチル)−3−メチルイミダゾリウム水酸化物とし、これと、5.7gの硫酸水素カリウムを氷冷中で混合した。24時間撹拌した後、減圧乾燥で余分な水を除去し、反応生成物をアセトニトリル20mlに溶解して、この濾液から、アセトニトリルの除去、60℃,24時間の乾燥を経て、粘性液体である上記化学式(1−10)で表わされる硫酸カリウム1−(n−ブチル)−3−メチルイミダゾリウムを1.9gで得た(収率74%,下記1H−NMR測定結果参照)。また、この粘性液体は、ガラス転移温度−68℃、分解開始温度349℃を示した。なお、表2の1H−NMR測定結果に示すように、イミダゾールの2位に存在するプロトンの化学シフトの移動から反応の進行が確認され、未反応の試薬などの不純物の存在は確認できなかった。
ピリジン2gと臭化エチル5.6gを50mlのジメチルホルムアミド中で氷浴しながら3日間撹拌した。次に、減圧乾燥でジメチルホルムアミドを除去後、反応生成物にアセトニトリル10mlを加えて溶解させ、これを撹拌している200mlのジエチルエーテル中に滴下した。生成した沈殿物を濾過により回収し、60℃で24時間真空乾燥して、N−エチルピリジニウムブロミドを合成した。
N−エチルピリジニウムブロミド2gを蒸留水50mlに溶解し、強塩基性イオン交換樹脂アンバーライトIRA−400JCLに通過させて、N−エチルピリジニウム水酸化物とし、これと、2gの硫酸水素ナトリウムを氷冷中で混合した。24時間撹拌した後、減圧乾燥で余分な水を除去し、反応生成物をアセトニトリル20mlに溶解して、この濾液から、アセトニトリルの除去、60℃,24時間の乾燥を経て、粘性液体である上記化学式(2−1)で表わされる硫酸ナトリウムエチルピリジニウムを2.2gで得た(収率92%)。また、この粘性液体は、ガラス転移温度−43℃を示した。なお、1H−NMR測定を行った結果、前記実施例と同様に反応の進行が確認され、未反応の試薬などの不純物の存在は確認できなかった。
前記(実施例2−1)で製造したN−エチルピリジニウムブロミド2gを蒸留水50mlに溶解し、強塩基性イオン交換樹脂アンバーライトIRA−400JCLに通過させて、N−エチルピリジニウム水酸化物とし、これと、1.5gの硫酸水素カリウムを氷冷中で混合した。24時間撹拌した後、減圧乾燥で余分な水を除去し、反応生成物をアセトニトリル20mlに溶解して、この濾液から、アセトニトリルの除去、60℃,24時間の乾燥を経て、粘性液体である上記化学式(2−1)で表わされる硫酸カリウムエチルピリジニウムを2.4gで得た(収率95%)。また、この粘性液体は、ガラス転移温度−57℃を示した。なお、1H−NMR測定を行った結果、前記実施例と同様に反応の進行が確認され、未反応の試薬などの不純物の存在は確認できなかった。
テトラエチルアンモニウムブロミド2g(東京化成工業株式会社製)を蒸留水50mlに溶解し、強塩基性イオン交換樹脂アンバーライトIRA−400JCLに通過させて、テトラエチルアンモニウム水酸化物とし、これと、1.3gの硫酸水素ナトリウムを氷冷中で混合した。24時間撹拌した後、減圧乾燥で余分な水を除去し、反応生成物をアセトニトリル20mlに溶解して、この濾液から、アセトニトリルの除去、60℃,24時間の乾燥を経て、白色粉末である上記化学式(3−1)で表わされる硫酸ナトリウムテトラエチルアンモニウムを1.7gで得た(収率70%)。また、この白色粉末は、融点70℃を示した。なお、1H−NMR測定を行った結果、前記実施例と同様に反応の進行が確認され、未反応の試薬などの不純物の存在は確認できなかった。
前記(実施例3−1)で用いたテトラエチルアンモニウムブロミド2gを蒸留水50mlに溶解し、強塩基性イオン交換樹脂アンバーライトIRA−400JCLに通過させて、テトラエチルアンモニウム水酸化物とし、これと、1.5gの硫酸水素カリウムを氷冷中で混合した。24時間撹拌した後、減圧乾燥で余分な水を除去し、反応生成物をアセトニトリル20mlに溶解して、この濾液から、アセトニトリルの除去、60℃,24時間の乾燥を経て、白色粉末である上記化学式(3−2)で表わされる硫酸カリウムテトラエチルアンモニウムを1.9gで得た(収率74%)。また、この白色粉末は、融点30℃を示した。なお、1H−NMR測定を行った結果、前記実施例と同様に反応の進行が確認され、未反応の試薬などの不純物の存在は確認できなかった。
2−メチルピロリン1.0gと硫酸水素ナトリウム1.0gを50mlの蒸留水中で氷浴しながら混合し、室温で24時間撹拌した後、減圧乾燥で余分な水分を除去し、反応生成物を撹拌している200mlのジエチルエーテル中に滴下した。生成した沈殿物を濾過により回収し、60℃で24時間乾燥して、褐色粉末である上記化学式(4−1)で表わされる硫酸ナトリウム2−メチルピロリニウムを0.9gで得た(収率62%)。また、この褐色粉末は、ガラス転移温度を0℃に示した。
2−メチルピロリン1.0gと硫酸水素カリウム1.0gを50mlの蒸留水中で氷浴しながら混合し、室温で24時間撹拌した後、減圧乾燥で余分な水分を除去し、反応生成物を撹拌している200mlのジエチルエーテル中に滴下した。生成した沈殿物を濾過により回収し、60℃で24時間乾燥して、褐色粉末である上記化学式(4−2)で表わされる硫酸カリウム2−メチルピロリニウムを1.0gで得た(収率65%)。また、この褐色粉末は、ガラス転移温度を2℃に示した。
以上のことから、非水系電解質を用いるリチウム一次電池、リチウム二次電池、リチウムイオン電池、非水系電気二重層キャパシタ等の、有機溶媒を必須とする非水電解液を用いる電気化学デバイスの、前記非水電解液に代え、または、加えて、本発明のイオン性液体を適用すると、前記電気化学デバイスの熱安定性や難燃性を大きく向上させることができる。
以上詳述したように、本発明に係るイオン性化合物を用いれば、高いイオン伝導性、難燃性、高い熱的安定性を有する電解質を得ることができる。さらに、これらの電解質を用いれば、優れた電気特性、難燃性、高い熱的安定性を有する電気化学デバイスを得ることができる。
Claims (5)
- 下記一般式(II)で表わされるイオン性化合物。
[式中、R4は、水素原子、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基またはtert−ブチル基を示す。M2 + はアルカリ金属イオンを示す。] - 下記一般式(III)で表わされるイオン性化合物。
[式中、R5、R6、R7、R8は、それぞれ独立して、水素原子、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基またはtert−ブチル基を示す。M3 + はアルカリ金属イオンを示す。] - 下記一般式(IV)で表わされるイオン性化合物。
[式中、R9、R10は、それぞれ独立して、水素原子、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基またはtert−ブチル基を示す。M4 + はアルカリ金属イオンを示す。] - 請求項1〜3のいずれかに記載のイオン性化合物を含有する電解質。
- 請求項4に記載の電解質を備える電気化学デバイス。
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