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JP4980096B2 - 自動二輪車のシートレール構造 - Google Patents

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JP4980096B2
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Description

本発明は、乗員が着座するシートを支持するための自動二輪車のシートレール構造に関する。
従来、自動二輪車のフレームは、加工性及び安価であるという理由から、鉄系の材料が使用されてきた。しかし、近年では、車体の軽量化を図るために、アルミニウムやマグネシウムなどの軽金属を原料とした車体フレームが採用されてきている。そのため、シートを支持するためのシートレールについても、アルミニウムを鋳造成形したものが採用されつつある(例えば、特許文献1参照)。
また、この特許文献1で開示されているシートレールは、左右に位置するフレームを分割した構造になっており、これらの左右のフレームをクロスメンバ等を介して締結部材で締結する構造となっている。
特開2004−98875号公報
従来の構成は、溶接等によらずに締結部材で締結することにより、シートレールを容易に生産することができる点で好ましい。しかしながら、締結部材で締結する構造においては、組み立て工数が発生してしまうため、生産性をより向上させることが難しい。
また、車体フレームにマグネシウム合金を用いた場合、十分な強度及び剛性を確保しつつ、耐食性の強いフレームを作成することは困難であった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、より生産性を向上させることができる自動二輪車のシートレール構造を提供することを目的とする。また、車体の軽量化を図りつつ、十分な強度及び剛性を確保した自動二輪車のシートレール構造を提供する。さらには、耐食性にも優れた自動二輪車のシートレール構造を提供する。
本発明では、メインフレーム(22)と、該メインフレーム(22)に締結されるマグネシウム合金製のシートレール(40)とを備えた自動二輪車のシートレール構造であって、前記シートレール(40)に沿って排気管(54)が後方に延び、前記排気管(54)の終端かつ前記シートレール(40)の後部間に消音器(55)が配置され、前記シートレール(40)は、前記メインフレーム(22)から後方に向けて延び、その後部間に前記消音器(55)が配置される左右一対の側壁部(100L,100R)と、車体前側から順に間隔を空けて前記左右の側壁部(100L,100R)を連結し、前記側壁部(100L,100R)と鋳造により一体成形される複数の連結部(210,220,230,240)とを備え、前記左右の側壁部(100L,100R)は、各側壁部(100L,100R)の上端部から前記側壁部(100L,100R)の長手方向に亘ってシートレール(40)の幅方向内側へ延在し、内側端部から下方向に延びる第1フランジ部(112)が形成された左右一対の上側フランジ部(111)と、各側壁部(100L,100R)の下端部から前記側壁部(100L,100R)の長手方向に亘ってシートレール(40)の幅方向外側へ延在し、外側端部から上方向に延びる第2フランジ部(122)が形成された左右一対の下側フランジ部(121)とを有し、前記連結部(210,220,230,240)のうち、前記側壁部(100L,100R)の後部を連結する連結部(230,240)は、前記側壁部(100L,100R)の上面上又は上面より上方で前記左右の上側フランジ部(111)を連結し、前記側壁部(100L,100R)の前部を連結する連結部(210,220)は、後部を連結する前記連結部(230,240)よりも下方に配置され、前記左右の上側フランジ部(111)、前記左右の側壁部(100L,100R)の上下のフランジ部(111,121)間の壁部(101)、左右の下側フランジ部(121)を連結することを特徴とする。
この構成によれば、シートレールを締結部材を用いずに一体に鋳造することができる。また、シートレールの下方に配置された後輪の上下動のクリアランスを確保することができる。さらに、連結部の軽量化を図りつつ、十分な強度及び剛性を確保することができる。
また、左右の側壁部の軽量化を図りつつ、十分な強度及び剛性を確保することができる。
さらにまた、前記連結部(210)の断面略コ字形状の中心に第1のリブ(214)を設けることもできる。この構成によれば、連結部の曲げ強度及び剛性を、向上させることができる。
また、前記上側フランジ部(111)又は下側フランジ部(121)の少なくとも一方と前記側壁部(100L,100R)とを連結する第2のリブ(320)を設けることもできる。この構成によれば、上側フランジ部又は下側フランジ部と側壁部との接続部の強度を向上させることができる。
他方、前記マグネシウム合金はAM50A又はAM60Bであり、前記AM50A又はAM60Bに希土類を0.2wt%〜0.5wt%添加して成形してもよい。
この構成によれば、シートレールの耐食性を向上させることができる。
また、前記マグネシウム合金はAM50A又はAM60Bであり、前記AM50A又はAM60Bに希土類を2.0wt%〜5.0wt%添加して成形してもよい。
この構成によれば、耐食性を向上させると共に、高温時の強度及び剛性を同時に向上させることができる。
本発明によれば、メインフレームと、該メインフレームに締結されるマグネシウム合金製のシートレールとを備えた自動二輪車のシートレール構造であって、前記シートレールは、前記メインフレームから後方に向けて延びる左右一対の側壁部と、この左右の側壁部を連結する断面略コ字形状又は断面略H形状に形成された複数の連結部とを備え、前記連結部の少なくとも1部が前記側壁部の上面上又は上面より上方で連結され、前記側壁部と前記連結部とを鋳造により一体成形したことにより、シートレールを締結部材で組み立てる必要がないため、シートレールの生産性を向上させることができる。また、シートレール全体をマグネシウム合金で製造しているので、車体の軽量化を図ることができる。また、前記連結部の少なくとも1部を前記側壁部の上面上又は上面より上方で連結したことにより、シートレールの下方に配置された後輪が上下動する際に、この後輪とシートレールの連結部とが干渉しないようにすることができる。さらに、前記連結部を断面略コ字形状又は断面略H形状に形成に形成したことにより、断面係数を大きくすることができるので、連結部の曲げや引張荷重に対して十分な強度及び剛性を確保することができる。
また、前記側壁部の上端部には、前記側壁部の長手方向に亘ってシートレールの幅方向内側へ延在し、先端部から下方向に延びる第1フランジ部が形成された上側フランジ部を有し、前記側壁部の下端部には、前記側壁部の長手方向に亘ってシートレールの幅方向外側へ延在し、先端部から上方向に延びる第2フランジ部が形成された下側フランジ部を有する構造としているので、左右の側壁部を中実形状に構成するものと比べて、側壁部の軽量化を図ることができる。また、側壁部の断面係数を大きくすることができるので、側壁部の曲げや引張荷重に対して十分な強度及び剛性を確保することができる。その結果、シートレール全体の強度を向上させることができる。
また、前記連結部(210)の断面略コ字形状の中心に第1のリブ(214)を設けているので、連結部の曲げ強度及び剛性を、さらに向上させることができる。その結果、シートレール全体の強度をさらに向上させることができる。
さらに、前記上側フランジ部(111)又は下側フランジ部(121)の少なくとも一方と前記側壁部(100L,100R)とを連結する第2のリブ(320)を設けているので、上側フランジ部又は下側フランジ部と側壁部との接続部の強度を向上させることができる。その結果、シートレール全体の強度を向上させることができる。
他方、前記マグネシウム合金はAM50A又はAM60Bであり、前記AM50A又はAM60Bに希土類を0.2wt%〜0.5wt%添加して成形しているので、シートレールの耐食性を向上させることができる。その結果、シートレールの表面に腐食防止用の表面処理を施す際に、表面処理の塗膜層の数を少なくして工程を短縮することや、廉価な表面処理を適用することができる。そのため、シートレールの製造工数を少なくし、生産性の向上を図ることができる。
また、前記マグネシウム合金はAM50A又はAM60Bであり、前記AM50A又はAM60Bに希土類を2.0wt%〜5.0wt%添加して成形しているので、耐食性を向上させると共に、高温時の強度を同時に向上させることができる。また、希土類は、他の高温強度改善添加材(Ca、Sr等)と比べてフレームに必要な靭性を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態に係る自動二輪車のシートレール構造について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る自動二輪車10を示す左側面図である。なお、以下の説明で使用する方向は、図1を基準とするものであり、車体上下方向を図1の上下方向、車体左右方向を図1の紙面奥行き方向、車体前後方向を図1の紙面左右方向とする。
この自動二輪車10は、前後方向に延在するツインスパー型の車体フレーム20を備えており、この車体フレーム20の前側には、ヘッドパイプ21が設けられている。このヘッドパイプ21には、下側へ延在するフロントフォーク31が取り付けられており、上側にはハンドル33が連結されている。また、フロントフォーク31の下側には前輪32が取り付けられている。また、車体フレーム20の後側には、この後端部から車体後方へさらに延びるシートレール40が取り付けられている。このシートレール40の上側には、運転者が座る前部シート51と、同乗者が座る後部シート52とが取り付けられており、このシートレール40は、前部シート51と後部シート52を支えるリヤフレームの役割を果たしている。
これらの車体フレーム20及びシートレール40によって、車体11が構成されている。この車体11は、カウル58(図1で想像線で示す)で全体を覆われている。
車体フレーム20の上部には、燃料タンク34と、この燃料タンク34の前側に配置されたエアチャンバ35とが取り付けられている。
また、車体フレーム20のスペース内には、4サイクルエンジン53が配置されており、このエンジン53の前部に位置する排気口には、排気管54が接続されている。この排気管54は、エンジン53の排気口からエンジン53の下方を通って車体フレーム20の後方へ延び、その後端から車体フレーム20に沿って上方へ延び、その上端からシートレール40に沿って延びる金属管である。この排気管54の終端部には、消音器55が取り付けられている。この消音器55は、車体幅方向において、詳細は後述するシートレール40の側壁部100L、100Rの間に配置されている。
また、排気管54は、熱遮蔽管61によって覆われている。そして、消音器55の上部は、熱遮蔽板62によって覆われており、消音器55の左右後部は、プロテクタ67で覆われている。このプロテクタ67は、リヤフェンダ82を取り付けるためのステー81に取り付けられた保護板である。
さらに、車体フレーム20の後部には、リヤクッション(図示せず)で懸架したスイングアーム56が車体前後方向に向けて取り付けられており、このスイングアーム56の後端部には、後輪57が取り付けられている。
なお、図中、符号63はフロントフェンダ、符号64はラジエータ、符号65はスタンド、66はパッセンジャー用ステップ、84はナンバープレート、85はライセンスプレートランプ、86はリヤウインカ、87はテールランプ、である。
図2は、図1の車体フレーム20を示す左側面図である。
車体フレーム20は、ヘッドパイプ21と、ヘッドパイプ21から後方へ延びた左右のメインフレーム22,22と、メインフレーム22,22の後端からから下方へ延びた左右のセンタフレーム23,23(図2では左だけを示す。以下同じ)と、ヘッドパイプ21並びにメインフレーム22,22の前部から後下方へ延びた左右のダウンフレーム24,24と、ダウンフレーム24,24の下端からメインフレーム22,22の後部へ延びた左右のアッパフレーム25,25と、図示せぬ複数のクロスメンバとで構成されている。これらのフレーム構成部材の一部又は全部は鋳造品である。
左右のメインフレーム22,22には、その後部上部から上方へ延びる左右のピボットプレート26,26が設けられている。この左右のピボットプレート26,26の前部には、燃料タンク支持部27,27が形成されており、その後部には、シートレール取付部28,28が形成されている。これらの燃料タンク支持部27,27、及びシートレール取付部28,28には、車幅方向に貫通する貫通孔が形成されている。このシートレール取付部28,28には、詳細は後述するシートレール40がボルト29…(…は複数を示す。以下同じ。)によって取り付けられ、このシートレール40が車体フレーム20の後部上部から後方へ延在している。
図3〜図8は、図1及び図2のシートレール40を単体で示すものであり、図3は後方斜め右側から見た斜視図、図4は図3のさらに下側から見た斜視図を示す。また、図5は平面図、図6は左側面図、図7は車体前側から見た正面図、図8は下側から見た下面図、図9(a)〜図9(c)は、図8のA−A線、B−B線、C−C線で切断した状態をそれぞれ示す断面図である。なお、これらに示したシートレール40は、図3の紙面上、右側が車体前側となる。
シートレール40は、図3及び図4に示すように、車体前後方向に延びる左右一対の側壁部100L,100Rを備えている。また、これらの左右の側壁部100L,100Rは、連結部(車体前側から順に、第1連結部210、第2連結部220、第3連結部230、及び第4連結部240)によって左右を連結されている。このシートレール40は、詳細は後述するマグネシウム合金でダイカスト成形により一体に成形されている。
最初に、側壁部100L及び100Rについて説明する。なお、側壁部100L,100Rは、左右対称に形成されており、以下の説明において、側壁部100L又は100Rのいずれかについて説明した構成は、他方の側壁部100L又は100Rについても同様に備えるものとする。
側壁部100L,100Rは、上下方向に起立する壁部101(図3、図5及び図6参照)と、この壁部101の上端部に位置する上側フランジ部111(図3、図5及び図6参照)と、この壁部101の下端部に位置する下側フランジ部121(図4及び図8参照)とを備えている。
上側フランジ部111は、図3及び図5に示すように、壁部101の長手方向(前後方向)の全体から、シートレール40の内側に向かって横方向に延在している。また、上側フランジ部111の先端部には、図3及び図4に示すように、シートレール40の下側に向かって第1フランジ部112が延在している。すなわち、側壁部100L,100Rを車体前後方向で切断した場合、その断面形状は、壁部101、上側フランジ部111、及び第1フランジ部112によって下側に開口を有する断面略コ字形状となっている。
また、下側フランジ部121は、図4及び図8に示すように、壁部101の長手方向の全体から、シートレール40の外側に向かって横方向に延在している。また、下側フランジ部121の先端部には、図4及び図8に示すように、シートレール40の上側に向かって第2フランジ部122が延在している。すなわち、側壁部100L,100Rを車体前後方向で切断した場合、その断面形状は、壁部101、下側フランジ部121、及び第2フランジ部122によって上側に開口を有する断面略コ字形状となっている。
これらの壁部101、上側フランジ部111、第1フランジ部112、下側フランジ部121、及び第2フランジ部122は、最低板厚が1.8〜2.2mmとなるように形成され、強度及び剛性が必要な箇所は適宜板厚を厚くしており、第1フランジ部112と壁部101、及び第2フランジ部122と壁部101との間に空間Sを設けることにより、側壁部100L,100Rを中実形状にした場合と比べて、軽量化を図ると共に、側壁部100Lの断面係数を大きくして、曲げ及び引張荷重に対する強度を確保している。
なお、各部の最低板厚を1.8〜2.2mmとしたのは、ダイキャスト製造する際にマグネシウムの材料の湯流れを確保しつつ、かつ成型したシートレール40の内部に巣(空間)をできにくくするためである。そのため、板厚寸法は、シートレール40の外形寸法や強度によって、適宜最良の寸法を選択することができる。
側壁部100L,100Rの前端部分は、図6(図6において左側が前側となる)に示すように、上下方向に2つに分岐する態様で形成されている。この分岐した部分には、左右方向に亘って貫通する取付穴130,130がそれぞれ形成されている。この取付穴130,130は、ピボットプレート26,26のシートレール取付部28に、ボルト29…で取り付けられるようになっている。
また、この前端部分において、分岐する基部には、燃料タンク34を取り付けるための取付穴131が左右方向に貫通する態様で形成されている。
また、図3及び図6に示すように、第2フランジ部122の中央よりやや前側の部分には、第2フランジ部122からさらに車体左側(図6の紙面手前側。車体幅方向)に向かって突出する2つの取付部(前側取付部132a、後側取付部132b)が形成されている。この前側取付部132a、後側取付部132bは、側壁部100L,100Rの下端(下側フランジ部121の下端)からさらに約50mm下側に突出している。
前側取付部132aには、2つの取付穴(上側取付穴133a、下側取付穴133b)が設けられ、後側取付部132bにも、2つの取付穴(上側取付穴133c、下側取付穴133d)が設けられている。これらの取付穴133a〜133dには、パッセンジャー用ステップ66、ブレーキリザーバータンク(図示せず)、熱遮蔽管61などが取り付けられるようになっている。さらに、図6に示すように、後側取付部132bの斜め後方上側(図6の右斜め後方)には、カウルを取り付けるための取付穴134が形成されている。
さらに、側壁部100L,100Rの側面の後部分には、消音器55を取り付けるための取付穴135が左右に貫通する態様で形成されている。また、取付穴135を挟んで左右には、ステー81を取り付けるための取付穴136a、136bが左右に貫通する態様で形成されている。
次に、第1連結部210、第2連結部220、第3連結部230、及び第4連結部240について説明する。なお、本実施の形態におけるシートレール40では、連結部を4本で構成しているが、シートレール40の強度によって、4本以上にすることもでき、逆に4本よりも減らすこともできる。
第1連結部210は、図3及び図5に示すように、側壁部100L及び100Rとの第1フランジ部112を接続する態様で形成されている。また、第1連結部210の内部は、図8及び図9(c)に示すように、中空形状になっている。より詳細には、第1連結部210を車体幅方向で切断した断面形状は、図9(c)に示すように、下側に開口を有する断面略コ字形状になっており、上側平面部211、前側壁部212、及び後側壁部213とを備えている。
第1連結部210の上側平面部211は、図3に示すように、側壁部100L及び100Rの上側フランジ部111の上側平面部と同一面となるように繋がれている。
また、後側から前側に向かって延びる第1フランジ部112と、第1連結部210の後側壁部213とは、図3に示すように、緩やかな曲面によって繋がれている。同様に、前側から後側に向かって延びる第1フランジ部112と、第1連結部210の前側壁部212とは、緩やかな曲面によって繋がれている。
さらに、前側壁部212及び後側壁部213の幅方向における中央部は、両端部に比べて高さ寸法が短く形成されており、シートレール40が取り付けられる車体側の部品と干渉しないようになっている。
これらの上側平面部211、前側壁部212、及び後側壁部213は、上側フランジ部111及び第1フランジ部112と同様に、最低板厚が1.8〜2.2mmであり、第1連結部210の内部を中実に成形したものと比較して、軽量化が図れるようになっている。また、成型時にマグネシウムの湯流れを確保し、第1連結部210の内部に巣ができにくい形状に形成されている。
また、第1連結部210の中空形状の内部には、図8及び図9(c)に示すように、第1連結部210の長手方向(シートレール40の幅方向)に亘って上下方向に延びる1本のリブ214が形成されている。さらに、第1連結部210の中空形状の内部には、図8に示すように、シートレール40の前後方向に延びる2本のリブ215が間隔をあけて形成されている。これらのリブ214、215を形成することにより、第1連結部210の曲げ強度及び引張強度を向上させるようになっている。なお、リブ214、215の本数は、適宜選択することができる。
第2連結部220は、図3に示すように、第1連結部210の後方斜め下側に位置し、側壁部100L及び100Rの壁部101を接続する態様で形成されている。この第2連結部220を車体幅方向で切断した断面形状は、図9(b)に示すように、上側及び下側に開口を有する断面略H形状をなしており、前側壁部222、及び後側平面部223とを備えている。
この断面略H形状を構成している板状部分の最低板厚は1.8〜2.2mmであり、第2連結部220の内部を中実に成形したものと比較して、軽量化が図れると共に、成型時にマグネシウムの湯流れを確保し、かつ第2連結部220の内部に巣ができにくい形状に形成されている。
第3連結部230は、図3に示すように、第2連結部220の後方であって、第1連結部210及び第2連結部220よりも上方に位置している。また、この第3連結部230は、図7に示すように、上側フランジ部111の上面から上方斜め内側(シートレール40の内側)に向けて延びるように形成されており、側壁部100L、100Rの両方の上側フランジ部111を上方に向けて凸状となるアーチ形状(弓形形状)に接続する態様で形成されている。
この第3連結部230を車体幅方向で切断した断面形状は、図9(a)に示すように、下側に開口を有する断面略コ字形状に形成されており、図3に示すように、上側平面部231、前側壁部232、及び後側壁部233とを備えている。この前側壁部232は、図3に示すように、前側から後側に向けて延びる側壁部100L、100Rの第1フランジ部112、112と捻れる態様で繋がって(接続されて)いる。一方、後側壁部233は、図3に示すように、後側から前側に向けて延びる側壁部100L、100Rの上側フランジ部111、111と捻れる態様で繋がっている。
上側平面部231は、図3及び図7に示すように、シートレール40の正面側から見て、中央に位置する第1水平面部231aと、この第1水平面部231aの両側下方に位置する2つの第2水平面部231b,231bとを備えている。この第1水平面部231aには、後部シート52が載置されるようになっており、後部シート52を取り付けるための各取付穴234、…が設けられている。また、2つの第2水平面部231b、231bには、図7に二点差線で示すように、後部シート52を固定するための取付部235が形成されている。この取付部235は、シートレール40と一体成形で構成してもよく、別部品となる取付金具として構成してもよい。
これらの上側平面部231、前側壁部232、及び後側壁部233は、上側フランジ部111及び第1フランジ部112と同様に、最低板厚が1.8〜2.2mmであり、第3連結部230の内部を中実に成形したものと比較して、軽量化が図れるようになっている。また、成型時にマグネシウムの湯流れを確保し、第3連結部230の内部に巣ができにくい形状に形成されている。
第4連結部240は、図3に示すように、第3連結部230の後方に位置し、側壁部100L、100Rのそれぞれの壁部101、101を接続する態様で形成されている。この第4連結部240を車体幅方向で切断した断面形状は、下側に開口を有する断面略コ字形状に形成されており、図3に示すように、上側平面部241、前側壁部242、及び後側壁部243を備えている。
この上側平面部241は、図3及び図7に示すように、第3連結部230の第1平面部231a及び第2平面部231bよりも下側であって、第1連結部210の上側平面部211よりも上側に位置するように形成されている。
この前側壁部242は、図3に示すように、前側から後側に向けて延びる側壁部100L、100Rの上側フランジ部111、111と繋がって(接続されて)いる。より詳細には、前側壁部242は、上側平面部241の前端から前方斜め下側に向けて、上述した断面略コ字形状の開口が広がる方向に延びている。一方、後側壁部243は、図4に示すように、上側平面部241の後端から略垂直に下方へ延び、シートレール40の後端部分を構成している。
これらの上側平面部241、前側壁部242、及び後側壁部243は、上側フランジ部111及び第1フランジ部112と同様に、最低板厚が1.8〜2.2mmであり、第4連結部240の内部を中実に成形したものと比較して、軽量化が図れるようになっている。また、成型時にマグネシウムの湯流れを確保し、第4連結部240の内部に巣ができにくい形状に形成されている。
図10は、第1連結部210及び第2連結部220と、壁部101又は第1フランジ部112との接続部分を拡大して示す斜視図である。
第1連結部210のリブ214は、その端部において、第1フランジ部112と繋がっており、さらに、下側フランジ部121まで下側に向かって延在している。すなわち、このリブ214は、図10に示すように、第1連結部210の上側平面部211、第1フランジ部112、上側フランジ部111、側壁101、及び下側フランジ部121と5つの部分に亘ってそれぞれを接続する態様で形成されている。
一方、第2連結部220の後側には、図10に示すように、シートレール40の内側に向かって突出する段部300が形成されている。この段部300は、第2連結部220の後側壁部223、上側フランジ部111、壁部101、及び下側フランジ部121と4つの部分に亘ってそれぞれを接続する態様で形成されている。
また、この段差部300の内側面300aには、第1フランジ部112、上側フランジ部111、及び内側面300aと3つの部分を接続するリブ310が形成されている。
図11は、第3連結部230及び第4連結部240と、壁部101との接続部分を拡大して示す斜視図である。
第3連結部230の前側には、図11に示すように、第1フランジ部112、上側フランジ部111、及び壁部101を接続するリブ310が形成されている。
また、第3連結部230と第4連結部240の間には、図11に示すように、壁部101からシートレール40の内側に向かって突出する段部320が形成されている。この段部320は、上側フランジ部111であって第3連結部230の後側壁部233の始点部及び第4連結部240の前側壁部242の始点部、壁部101、及び下側フランジ部121を連結(接続)する態様で形成されている。
これらの構成を備えたシートレール40は、図3に示すように、角部が適宜R形状になるように形成されており、ダイキャスト成型する際に、この角部にバリや割れが生じないようになっている。
また、このシートレール40の表面には、腐食防止用の塗装が施されており、この塗膜層が複数層形成されている。この塗膜層の数は、シートレール40に塗装する回数(塗装工程の数)によって決定される。
さらに、このシートレール40は、側壁部100L、100R、連結部210〜240の形状を上述の形状に形成することにより、ダイキャスト成型のための金型を上下2分割を基本とした構造にすることができる。
次に、シートレール40の材料であるマグネシウム合金について説明する。
このシートレール40は、マグネシウム合金で一体に成形されており、より詳細には、ダイカスト成形により一体に成形されている。このマグネシウム合金の種類は、AM50A(ASTM規格。Al:4.4〜5.4wt%、Mn:0.26〜0.6wt%、Zn:0.22wt%以下、Si:0.10wt%以下、Cu:0.010wt%以下、Ni:0.002wt%以下、Fe:0.004wt%以下、その他:0.02wt%)、又は、AM60B(ASTM規格。Al:5.5〜6.5wt%、Mn:0.24〜0.6wt%、Zn:0.22wt%以下、Si:0.10wt%以下、Cu:0.010wt%以下、Ni:0.002wt%以下、Fe:0.005wt%以下、その他:0.02wt%)であり、さらに希土類(Ce,La,Ndなど)を0.2〜0.5wt%添加したものである。
このAM50A又はAM60Bの材料は、高延性で衝撃抵抗力が大きいという特徴を有しており、自動車のハンドル等に用いられているものである。また、上記希土類を添加することにより、耐食性を向上させることができる。
また、このシートレール40には、上述したAM50A又はAM60Bの材料に、希土類を2.0〜5.0wt%添加すれば、耐食性とさらに高温強度を向上させることができる。
本発明の実施の形態に係る自動二輪車のシートレール構造によれば、シートレール40が、メインフレーム22から後方に向けて延びる左右一対の側壁部100L、100Rと、この側壁部100L、100Rを連結する第1連結部210、第2連結部220、第3連結部230、及び第4連結部240の4つの連結部を備え、側壁部100L、100Rとこれらの4つの連結部とを鋳造により一体成形しているので、シートレール40を締結部材等で組み立てる必要がないため、シートレール40の生産性を向上させることができる。また、シートレール40全体をマグネシウム合金で製造しているので、車体の軽量化を図ることができる。さらに、マグネシウム合金は振動吸収性に優れているため、エンジンや走行時の路面からの振動を吸収することができ、快適に走行することができる。
また、第3連結部230が側壁部100L、100Rの上側フランジ部111の上面よりも上方で連結しているので、シートレール40の下方に配置された後輪57が上下動する際に、この後輪57とシートレール40の第3連結部230とが干渉しないようにすることができる。また、シートレール40の内側部分の空間部分を広げることができるので、自動二輪車10側に取り付けられる部品、特に消音器55などとシートレール40とが干渉しないように構成することができる。
さらに、第1連結部210、第2連結部220、第3連結部230、及び第4連結部240を断面略コ字形状又は断面略H形状に形成し、4つの連結部を1.8〜2.2mmの厚さの板状部の組み合わせで構成しているので、各連結部210、220、230、240を軽量化することができる。また、各連結部210、220、230、240の断面係数を大きくすることができるので、連結部の曲げや引張荷重に対して十分な強度及び剛性を確保することができる。その結果、シートレール40全体の強度及び剛性を向上させることができる。
また、側壁部100L、100Rの上端部には、側壁部100L、100Rの長手方向に亘ってシートレール40の内側方向へ延在する上側フランジ部111と、この上側フランジ部111の先端部から下方向に延びる第1フランジ部112とが形成され、側壁部100L、100Rの下端部には、側壁部100L、100Rの長手方向に亘ってシートレール40の外側方向へ延在する下側フランジ部121と、この下側フランジ部121の先端部から上方向に延びる第2フランジ部122とが形成された構造としているので、左右の側壁部100L、100Rを中実形状に構成するものと比べて、側壁部100L、100Rの軽量化を図ることができる。また、側壁部100L、100Rの断面係数を大きくすることができるので、側壁部100L、100Rの曲げや引張荷重に対して十分な強度及び剛性を確保することができる。その結果、シートレール40全体の強度及び剛性を向上させることができる。
また、第1の連結部210の断面略コ字形状の中心に、第1連結部210の上側平面部211、第1フランジ部112、上側フランジ部111、側壁101、及び下側フランジ部121と5つの部分に亘ってそれぞれを接続する態様でリブ214を設けているので、第1連結部210の曲げ強度及び剛性を、さらに向上させることができる。その結果、シートレール40全体の強度をさらに向上させることができる。
さらに、上側フランジ部111又は下側フランジ部121の少なくとも一方と側壁部100L、100Rの壁部101とを連結する段部320を設けているので、上側フランジ部111又は下側フランジ部121と壁部101との接続部の強度及び剛性を向上させることができる。その結果、シートレール40全体の強度及び剛性を向上させることができる。
他方、前記マグネシウム合金の材料がAM50A又はAM60Bであり、このAM50A又はAM60Bに希土類を0.2wt%〜0.5wt%添加して成形しているので、シートレール40の耐食性を向上させることができる。その結果、シートレール40の表面に腐食防止用の表面処理(例えば、化成処理、電着塗装)を施す工程を少なくすることができる。そのため、従来と比較して、シートレール40の製造工数を少なくすることができる。
また、マグネシウム合金の材料がAM50A又はAM60Bであり、このAM50A又はAM60Bに希土類を2.0wt%〜5.0wt%添加して成形しているので、耐食性を向上させると共に、高温時の強度を一緒に向上させることができる。また、希土類は、他の高温強度改善添加材(Ca、Sr等)と比べてフレームに必要な靭性を向上させることができる。
本発明の実施の形態に係る自動二輪車の左側面図である。 図1の車体フレームを示す左側面図である。 図1及び図2のシートレールを後方斜め右側から見た斜視図である。 図3のシートレールをさらに下側から見た斜視図である。 図3に示すシートレールの平面図である。 図3に示すシートレールの左側面図である。 図3に示すシートレールの正面図である。 図3に示すシートレールの下面図である。 (a)は図8のA−A線で切断した断面図、(b)は図8のB−B線で切断した断面図、(c)は図8のC−C線で切断した断面図である。 第1連結部及び第2連結部と、壁部又は第1フランジ部との接続部分を拡大して示す斜視図である。 第3連結部及び第4連結部と、壁部との接続部分を拡大して示す斜視図である。
符号の説明
10 自動二輪車
11 車体
20 車体フレーム
21 ヘッドパイプ
22 メインフレーム
28 シートレール取付部
40 シートレール
51 前部シート
52 後部シート
54 排気管
55 消音器
56 スイングアーム
57 後輪
64 ラジエータ
65 スタンド
67 プロテクタ
81 ステー
82 リヤフェンダ
100L 側壁部
100R 側壁部
101 壁部
111 上側フランジ部
112 第1フランジ部
121 下側フランジ部
122 第2フランジ部
130、131 取付穴
132a 前側取付部
132b 後側取付部
133a、133c 上側取付穴
133b、133d 下側取付穴
134、135 取付穴
136a 取付穴
210 第1連結部
211 上側平面部
212 前側壁部
213 後側壁部
214 リブ(第1のリブ)
215 リブ
220 第2連結部
222 前側壁部
223 後側壁部
230 第3連結部
231 上側平面部
231a 第1水平面部
231b 第2水平面部
232 前側壁部
233 後側壁部
234 取付穴
235 取付部
240 第4連結部
241 上側平面部
242 前側壁部
243 後側壁部
300 段部
310 リブ
300a 内側面
320 段部(第2のリブ)
S 空間

Claims (5)

  1. メインフレーム(22)と、該メインフレーム(22)に締結されるマグネシウム合金製のシートレール(40)とを備えた自動二輪車のシートレール構造であって、
    前記シートレール(40)に沿って排気管(54)が後方に延び、前記排気管(54)の終端かつ前記シートレール(40)の後部間に消音器(55)が配置され、
    前記シートレール(40)は、前記メインフレーム(22)から後方に向けて延び、その後部間に前記消音器(55)が配置される左右一対の側壁部(100L,100R)と、車体前側から順に間隔を空けて前記左右の側壁部(100L,100R)を連結し、前記側壁部(100L,100R)と鋳造により一体成形される複数の連結部(210,220,230,240)とを備え、
    前記左右の側壁部(100L,100R)は、各側壁部(100L,100R)の上端部から前記側壁部(100L,100R)の長手方向に亘ってシートレール(40)の幅方向内側へ延在し、内側端部から下方向に延びる第1フランジ部(112)が形成された左右一対の上側フランジ部(111)と、各側壁部(100L,100R)の下端部から前記側壁部(100L,100R)の長手方向に亘ってシートレール(40)の幅方向外側へ延在し、外側端部から上方向に延びる第2フランジ部(122)が形成された左右一対の下側フランジ部(121)とを有し、
    前記連結部(210,220,230,240)のうち、前記側壁部(100L,100R)の後部を連結する連結部(230,240)は、前記側壁部(100L,100R)の上面上又は上面より上方で前記左右の上側フランジ部(111)を連結し、前記側壁部(100L,100R)の前部を連結する連結部(210,220)は、後部を連結する前記連結部(230,240)よりも下方に配置され、前記左右の上側フランジ部(111)、前記左右の側壁部(100L,100R)の上下のフランジ部(111,121)間の壁部(101)、左右の下側フランジ部(121)を連結することを特徴とする自動二輪車のシートレール構造。
  2. 前記連結部(210)の断面略コ字形状の中心に第1のリブ(214)を設けたことを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車のシートレール構造。
  3. 前記上側フランジ部(111)又は下側フランジ部(121)の少なくとも一方と前記側壁部(100L,100R)とを連結する第2のリブ(320)を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の自動二輪車のシートレール構造。
  4. 前記マグネシウム合金はAM50A又はAM60Bであり、前記AM50A又はAM60Bに希土類を0.2wt%〜0.5wt%添加して成形したことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1つに記載の自動二輪車のシートレール構造。
  5. 前記マグネシウム合金はAM50A又はAM60Bであり、前記AM50A又はAM60Bに希土類を2.0wt%〜5.0wt%添加して成形したことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1つに記載の自動二輪車のシートレール構造。
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