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JP4977957B2 - 半導体発光素子 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体発光素子に関し、より詳細には、導電性酸化物からなる電極を有する半導体発光素子に関する。
従来から、半導体発光素子として、基板上にp型半導体層およびn型半導体層が積層され、p型およびn型の半導体層のそれぞれと電気的に接続する電極が形成された構造が知られている。また、p型の半導体層と電気的に接続する電極として、p型半導体層上全面に透光性材料による電極を形成し、その上に金属電極を形成する構造が知られている。
このような構成の半導体発光素子では、p型半導体層上の全面電極として、Ni/Au電極等の透明な金属薄膜や、ITO、ZnO、In23、SnO2等の導電性酸化物膜が用いられている(例えば、特許文献1及び2)。
しかし、金属薄膜は光の透過率が悪いため、光の取り出し効率を向上させるには限界がある。
また、導電性酸化物、例えば、ITOは、透光性を有しているために、一般に光の取り出し効率が良好であるが、その膜厚や膜質によっては十分な光取り出し効率を得ることができないという問題がある。
通常、導電性酸化物からなる電極の上には、ワイヤ等、外部との接続を図るために金属からなるパッド電極が形成される。
しかし、パッド電極は比較的厚膜であり、光を透過しないために、パッド電極が形成された領域において発光した光が取り出せないのみならず、パッド電極の存在によって光が吸収されることとなり、光の取り出し損失が大きくなるという問題もある。
特開2000−164922号公報 特開2001−210867号公報
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、透明な導電性酸化物膜を利用することにより、発光層からの光の取り出し効率を向上させながら、さらに、通常パッド電極として用いられる金属膜による発光層から放出された光の吸収を最小限にとどめることができるとともに、金属膜による光の反射を最大限に発揮させることにより、発光層全面からの光取り出し効率をより一層向上させることができる半導体発光素子を提供することを目的とする。
本発明の半導体発光素子は、第1導電型半導体層、発光層、第2導電型半導体層がこの順に積層され、前記第1導電型及び第2導電型半導体層にそれぞれ電極が接続されて構成される半導体発光素子であって、前記第2導電型半導体層に接続された電極が、下層導電性酸化物膜と、該下層導電性酸化物膜上に、該下層導電性酸化物膜の表面の一部が露出する領域を有するように形成された上層導電性酸化物膜と、該上層導電性酸化物膜上にのみ配置する金属膜とからなり、前記第1導電性半導体層に接続された電極が、導電性酸化物膜と、該導電性酸化物膜上に配置する金属膜とからなり、かつ前記上下層導電性酸化物膜及び導電性酸化物膜が、亜鉛(Zn)、インジウム(In)、スズ(Sn)及びマグネシウム(Mg)からなる群から選択された少なくとも一種の元素を含む酸化物からなることを特徴とする。
この半導体発光素子は、下層導電性酸化物膜が、式(1)
A・λ/4n1±X (1)
(式中、Aは奇数、λは発光層から生じる光の波長(Å)、n1は下層導電性酸化物膜の屈折率、Xは光学薄膜(λ/4n)の0〜20%の膜厚(Å)である。)
の膜厚で形成されてなる。
また、上層導電性酸化物膜と導電性酸化物膜とが、同じ種類及び膜厚の膜によって同じ工程で形成されてなる。
さらに、上層導電性酸化物膜及び/又は導電性酸化物膜が、式(2)
B・λ/4n2+α/2 (2)
(式中、Bは偶数、n2は上層導電性酸化物膜の屈折率、αは位相ずれの距離(Å)、λは上記と同義である。)
の膜厚で形成されてなる。
また、下層導電性酸化物膜が、第2導電型半導体層との界面近傍において表面側よりも密度が低い膜からなる。
さらに、上層導電性酸化物膜と導電性酸化物膜とが、第2導電型半導体層との界面近傍における下層導電性酸化膜の密度よりも高い膜からなる。
また、上下層導電性酸化物膜及び導電性酸化物膜がITOである。
さらに、金属膜が、W、Rh、Ag、Pt、Pd、Alの単層膜又は積層膜により形成されてなる。
また、第1導電型半導体層がn型半導体層であり、第2導電型半導体層がp型半導体層である。
さらに、第1導電型及び第2導電型半導体層が窒化物半導体からなる。
また、第1導電型半導体層が基板上に形成されており、該基板と第1導電型半導体層との界面の少なくとも一部に凹凸を有し、特に、凹凸は、少なくとも上層導電性酸化物膜上に形成された金属膜下方の基板表面に形成されてなることが好ましい。
さらに、第1導電型半導体層に接続された電極及び第2導電型半導体層に接続された電極が、同一面側に形成され、前記第1導電型半導体層は、電極形成面側から見て、上下層導電性酸化物膜を有する半導体積層構造が設けられた第1の領域と、該第1の領域と異なる第2の領域からなり、該第2の領域に、複数の凹凸が設けられてなり、特に、第2の領域に設けられた凹凸の凸部が、第1の領域の半導体層と同じ材料の層からなり、前記凸部の頂部が、下層導電性酸化物膜と同じ材料の膜からなることが好ましい。
本発明の半導体発光素子は、特定の導電性酸化物膜を電極に備えており、さらに、第2導電型半導体層に接続された電極が、下層導電性酸化物膜と、下層導電性酸化物膜上に、該下層導電性酸化物膜の表面の一部が露出する領域を有するように形成された上層導電性酸化物膜と、上層導電性酸化物膜上にのみ配置する金属膜とからなり、第1導電性半導体層に接続された電極が、導電性酸化物膜と、導電性酸化物膜上に配置する金属膜とからなるため、第2導電型半導体層上であって、下層導電性酸化物膜が形成され、金属膜が配置していない領域において、発光層から照射された光を効率よく取り出すことができる。また、金属膜が配置した領域においては、金属膜と上層導電性酸化物膜との界面での反射を向上させ、より一層光の取り出し効率を向上させることができる。しかも、上下層導電性酸化物膜及び導電性酸化物膜が亜鉛(Zn)、インジウム(In)、スズ(Sn)及びマグネシウム(Mg)からなる群から選択された少なくとも一種の元素を含む酸化物からなるために、導電性を確保しながら、透光性を向上させることができるため、上記効果がより顕著となる。
特に、下層導電性酸化物膜が、式(1)で表される特定の膜厚で形成されている場合には、下層導電性酸化物膜が、金属膜が配置していない領域において、発光波長の光に対して無反射膜として機能するために、光を効率よく透過させることができ、上述した光の取り出し効率をより向上させることができる。
また、上層導電性酸化物膜と導電性酸化物膜とが、同じ種類及び膜厚の膜によって同じ工程で形成されている場合には、製造工程が簡略化され、結果的に安価で信頼性の高い半導体発光素子が得られる。
さらに、上層導電性酸化物膜及び/又は導電性酸化物膜が、式(2)で表される特定の膜厚で形成されている場合には、上層導電性酸化物膜が、金属膜が配置している領域において、発光波長の光に対して高い反射率の反射膜として機能するために、金属膜と上層導電性酸化物膜との界面で光を効率よく反射させることができ、上述した光の取り出し効率をより一層向上させることができる。
また、下層導電性酸化物膜が、第2導電型半導体層との界面近傍において表面側よりも密度が低い膜からなる場合、さらに、上層導電性酸化物膜と導電性酸化物膜とが、第2導電型半導体層との界面近傍における下層導電性酸化膜の密度よりも高い膜からなる場合には、第2導電型半導体層と下層導電性酸化物膜との間の電流密度を増加させることができ、ショットキー障壁を低減させて、オーミック性をより一層向上させることができる。しかも、下層導電性酸化物膜の表面側では、密度が界面近傍よりも高く、結晶性の良好な領域として存在するために、横方向に電流を均一に広げることができるとともに、光の散乱を防止し、可視光に対する透過率を良好にすることができ、透明電極としての機能を十分に発揮させることが可能となる。
さらに、上下層導電性酸化物膜及び導電性酸化物膜がITOである場合には、第2導電型半導体層との密着性を確保しながら、導電性及び透光性を向上させることができるため、光の取り出し効率をより向上させることができる。
また、金属膜が、W、Rh、Ag、Pt、Pd、Alの単層膜又は積層膜により形成されてなる場合には、上層導電性酸化物膜及び導電性酸化物膜との密着性が良好であるために半導体層への電流の供給を十分に確保することができるとともに、反射率が高いために発光層からの光の取り出し効率をより向上させることができる。
また、第1導電型半導体層が基板上に形成されており、基板と第1導電型半導体層との界面の少なくとも一部に凹凸を有する場合には、半導体層内において横方向に進む光がこの凹凸で散乱又は回折されて上下方向に進むので、光取り出し効率をより向上させることができる。
特に、凹凸が、上層導電性酸化物膜上に形成された金属膜の下方の基板表面に形成されてなる場合には、横方向に進む光をこの凹凸で散乱又は回折させて上下方向に変えることにより、金属膜と上層導電性酸化物膜との界面に入射する光をより増大させることができるため、さらに光取り出し効率を向上させることができる。
さらに、第1導電型半導体層に接続される電極が、第2導電型半導体層に接続された電極と同一面側に形成され、第1導電型半導体層上の第2の領域に、複数の凹凸が設けられることにより、第1導電型半導体層の内部を横方向に進む光、つまり全反射を繰り返しながら進む光が、この凸部の内部に取り込まれ、凸部の頂部又は側面から、その光を上下方向、特に発光観測面側に効率よく取り出すことができる。
また、第2の領域に設けられた凹凸の凸部が、第1の領域の半導体層と同じ材料の層からなるか、凸部の頂部が、下層導電性酸化物膜と同じ材料からなる場合には、凸部内部に取り込まれた光をより効率よく取り出すことが可能となる。
本発明の半導体発光素子は、通常、基板上に、任意にバッファ層、介在層等の1層又は複数層を介して、第1導電型半導体層、発光層、第2導電型半導体層がこの順に積層され、第1及び第2導電型半導体層にそれぞれ電極が接続されて構成される。半導体発光素子としては、例えば、LED、レーザーダイオード等の当該分野で公知の素子が挙げられる。ここでの第1導電型半導体層はn型又はp型を意味し、第2導電型半導体層は、第1導電型半導体層とは異なる導電型を意味する。なお、この明細書においては、第1導電型半導体層をn型、第2導電型半導体層をp型と記載することがある。
第1及び第2導電型半導体層及び発光層における半導体層としては、特に限定されるものではなく、シリコン、ゲルマニウム等の元素半導体、III−V族、II-VI族、VI-VI族等の化合物半導体等が挙げられる。窒化物半導体、なかでもInXAlYGa1-X-YN(0≦X、0≦Y、X+Y≦1)等の窒化ガリウム系化合物半導体が好適に用いられる。
これらの半導体層及び発光層は、それぞれ単層構造でもよいが、組成及び膜厚等の異なる層の積層構造、超格子構造等であってもよい。特に、発光層は、量子効果が生ずる薄膜を積層した単一量子井戸又は多重量子井戸構造であることが好ましい。また、通常、このような半導体層及び発光層は、MIS接合、PIN接合又はPN接合を有したホモ構造、ヘテロ構造又はダブルへテロ構造等として構成されてもよい。半導体層及び発光層は、例えば、MOVPE、有機金属気相成長法(MOCVD)、ハイドライド気相成長法(HVPE)、分子線エピタキシャル成長法(MBE)等の公知の技術により形成することができる。また、半導体層及び発光層の膜厚は特に限定されるものではなく、種々の膜厚のものを適用することができる。
本発明の半導体発光素子を形成する基板としては、例えば、サファイア、スピネル、SiC、窒化物半導体(例えば、GaN等)、GaAs等の公知の絶縁性基板又は導電性基板を用いることができる。なかでも、絶縁性基板が好ましい。
絶縁性基板を最終的に取り除かない場合、通常、p電極およびn電極はいずれも半導体層上の同一面側に形成されることになる。この場合、フェイスアップ実装(すなわち半導体層側を主光取出し面とする)、フリップチップ実装(フェイスダウン実装、すなわち電極の反対側の基板側を主光取出し面)のいずれに用いてもよいが、フェイスアップ実装とすることが適当である。p電極及びn電極の上には、外部電極等と接続させるためのメタライズ層(バンプ:Ag、Au、Sn、In、Bi、Cu、Zn等)がそれぞれ形成され、このメタライズ層がサブマウント上に設けられた正負一対の外部電極とそれぞれ接続され、さらにサブマウントに対してワイヤなどが配線される。
また、最終的に絶縁性基板を除去する場合又は導電性基板を用いる場合、上述したように、p電極およびn電極はいずれも半導体層上の同一面側に形成してもよいし、異なる面にそれぞれ形成してもよい。
本発明の第2導電型半導体層上に形成された電極は、例えば、第2導電型半導体層の上にコンタクト層を介して形成されており、オーミック電極として下層導電性酸化物膜と、例えば、パッド電極として上層導電性酸化物膜と金属膜とがこの順に積層されて構成される。
コンタクト層は、第2導電型半導体層と電気的に接続される電極とのコンタクトを良好とするために用いられるものであり、通常、第2導電型半導体層よりも低い抵抗の層により形成される。コンタクト層は、上述したように、例えば、第2導電型半導体層で例示した材料の中から適宜選択して形成される。コンタクト層は、クラッド層やその他の層としての機能を有していてもよい。コンタクト層には、通常、抵抗を低くするために第2導電型、例えば、p型のドーパントが拡散されていてもよい。ドーパントとしては、特に限定されるものではなく、コンタクト層の材料によって、p型の導電性を示す元素を用いることが適当である。例えば、コンタクト層が窒化物半導体、つまり、GaN、AlN、InN又はこれらの混晶(例えば、InxAlyGa1-x-yN、0≦x、0≦y、x+y≦1)等である場合には、p型不純物としては、例えば、Mg、Zn、Cd、Be、Ca、Ba等が挙げられ、なかでも、Mgが好ましい。ドーピング濃度は、例えば、1×1018cm-3程度以上、好ましくは、1.5×1020〜1×1022cm-3程度が挙げられる。なお、不純物のドーピングは、成膜と同時に行ってもよいし、成膜後、気相拡散、固相拡散、イオン注入等によって行ってもよいし、隣接するp型半導体層から拡散されたものでもよい。
上下層導電性酸化物膜は、亜鉛、インジウム、スズ及びマグネシウムからなる群から選択される少なくとも1種の元素を含む酸化物からなる。具体的にはZnO、In23、SnO2、ITO(InとSnとの複合酸化物)、MgO等が挙げられる。なかでも、ITO膜が好ましい。なお、上下層導電性酸化物膜は、異なる材料による膜でもよいが、同じ材料による膜であることが好ましい。
下層導電性酸化物膜の膜厚は、透明性を確保する限り特に限定されるものではないが、例えば、式(1)
A・λ/4n1±X (1)
(式中、Aは奇数、λは発光層から生じる光の波長(Å)、n1は下層導電性酸化物膜の屈折率、Xは光学薄膜(λ/4n)の0〜20%の膜厚(Å)である。)
で表されるものが好ましい。これにより、下層導電性酸化物膜が、発光層からの光に対して、下層導電性酸化物膜の表面(導電性酸化物膜と空気との界面)における反射を最小限にとどめ、透過率を最大限に発揮させることができる。その結果、光取り出し効率を向上させることができる。
下層導電性酸化物膜は、発光層からの光を最大限に透過させるものであるため、λ/4nで表される光学薄膜の奇数倍程度の膜厚であることが好ましい。つまり、Xがゼロとなる程度の膜厚が好ましい。ただし、発光層から下層導電性酸化物膜への光の進入は、180°の方向からランダムになされるため、それらを考慮して、±X程度の膜厚の変動が許容される。この膜厚の変動、つまりばらつきとして、Xは、例えば、λ/4n1の0
〜20%程度が挙げられる。
上層導電性酸化物膜の膜厚は、例えば、式(2)
B・λ/4n2+α/2 (2)
(式中、Bは偶数、n2は上層導電性酸化物膜の屈折率、αは位相ずれの距離(Å)、λは上記と同義である。)
で表されるものが好ましい。これにより、上層導電性酸化物膜が、発光層からの光に対して、上下層導電性酸化物膜の透過を最大限にするとともに、さらに上層導電性酸化物膜と金属膜との界面における反射を最大限に発揮させ、光取り出し効率を向上させることができる。なお、式(2)において、αは、ゼロ又はゼロから位相ずれの距離までの値のいずれでもよいが、略位相ずれの距離の値に等しいことが好ましい。また、位相ずれの距離は、通常、上層導電性酸化物膜と金属膜との界面で反射する光の位相が、この界面に入射する光の位相に対して遅れる。よって、αは、通常、ゼロ以下の値となる。これにより、上層導電性酸化物膜と金属膜との界面における反射を最も大きくすることができる。
ここで、位相ずれの距離αは、以下の式(3)によって算出される。
α=λ・θ/2π (3)
(式中、λは発光層から生じる光の波長(Å)、θは位相ずれの角度(rad)である。)
なお、位相ずれは、光の金属膜での反射(往復)を考慮して、その位相ずれの距離の1/2を、上層導電性酸化物膜の膜厚から増減させている。
また、位相ずれの角度θは、通常、導電性酸化物膜の屈折率と金属膜の複素屈折率とによって決定される。例えば、「光と磁気 改訂版」の3.5節 反射と光学定数(佐藤勝昭、朝倉書店発行)に従って、以下の式(4)によって算出される。
Figure 0004977957
(式中、n0は酸化物膜の屈折率、nは金属膜の屈折率、kは金属膜の減衰係数である。)
具体的には、上層導電性酸化物膜の上に形成される金属膜の種類によって異なるが、金属膜が白金の場合には、屈折率nが1.87、減衰係数kが3.20であることから位相差は−0.95(rad)となり、位相ずれの距離(光路差)が−336Å、よって、α/2は−168Å程度と算出される。同様に、Rhの場合には、屈折率n=1.73、減衰係数k=4.50、位相差は−0.77(rad)、位相ずれの距離が−275Å、よって、α/2は−137Å程度となり、Wの場合には、屈折率n=3.31、減衰係数k=2.55、位相差は−0.67(rad)、位相ずれの距離が−239Å、よって、α/2は−119Å程度となり、Agの場合には、屈折率n=0.14、減衰係数k=2.56、位相差は−1.35(rad)、位相ずれの距離が−481Å、よって、α/2は−240Å程度となる。
このように、上層導電性酸化物膜の膜厚において位相ずれの距離を考慮することにより、上層導電性酸化物膜と金属膜との界面で生じる反射を高い状態に設定することができる。しかも、光の波における極大点又はその近傍に、上層導電性酸化物膜と金属膜との界面を設定することにより、発光層からの光の反射による位相ずれのばらつきを最小限にとどめることができ、より一層、光の取り出し効率を向上させることができる。
電極を構成する上下層導電性酸化物膜は、可視光のみならず、例えば、上述した窒化ガリウム系化合物半導体による発光層から発生する光、つまり波長360nm〜650nm付近、好ましくは380nm〜560nmあるいは400nm〜600nmの波長の光を吸収することなく、効率よく、例えば、透過率が90%以上、あるいは85%以上、80%以上で透過させることができるものであることが好ましい。これにより、意図する波長の半導体発光素子の電極として利用することができる。さらに、上下層導電性酸化物膜は、例えば、比抵抗が1×10-4Ωcm以下、さらに1×10-4〜1×10-6Ωcm程度であることが好ましい。これにより、電極として有効に利用することができる。
上下層導電性酸化物膜は、当該分野で公知の方法によって形成することができる。例えば、スパッタ法、反応性スパッタ法、真空蒸着法、イオンビームアシスト蒸着法、イオンプレーティング法、レーザアブレーション法、CVD法、スプレー法、スピンコート法、ディップ法又はこれらの方法と熱処理の組み合わせ等、種々の方法を利用することができる。
上下層導電性酸化物膜のうち、下層導電性酸化物膜は、例えば、p側コンタクト層との界面において、表面側、さらに上層導電性酸化物膜よりも密度が低いことが好ましい。言い換えると、第2導電型半導体層との界面近傍において、多孔質の状態となっていることが好ましい。多孔質の状態としては、例えば、直径20〜200nm程度の複数の孔が均一又は不均一に存在する状態が挙げられる。密度としては、表面側及び/又は上層導電性酸化物膜の90〜30%程度が挙げられる。このような下層導電性酸化物膜の状態は、例えば、断面を透過電子顕微鏡法(TEM)により観察する方法、走査型電子顕微鏡法(SEM)により観察する方法、電子回折パターンを測定する方法、超薄膜評価装置で観察する方法等によって測定することができる。
この場合、下層導電性酸化物膜の表面側及び上層導電性酸化物膜は、結晶性が良好で透明な膜である。一方、下層導電性酸化物膜の第2導電性半導体層側においては、部分的にアモルファスな領域を有していてもよいが、完全にアモルファスな状態ではなく、透明な膜又は略透明な膜として形成されていることが好ましい。
この下層導電性酸化物膜における密度が低い領域は、例えば、p側コンタクト層との界面から、下層導電性酸化物膜の全膜厚の10〜100%、好ましくは10〜50%で存在することが適当である。このように下層導電性酸化物膜の第2導電性半導体層との界面側の密度が、その表面側及び上層導電性酸化物膜よりも低いことにより、p側コンタクト層とのオーミック性を確保しながら、透光性を良好にすることができる。
密度が変化する下層導電性酸化物膜又は密度が異なる上下層導電性酸化物膜を形成する方法としては、例えば、スパッタ法により下層導電性酸化物膜を又は上下層導電性酸化物膜、例えば、2層のITO膜を成膜する際に、スパッタガスとして酸素分圧の小さい又はゼロのガスから大きいガスに切り替えるか、徐々に酸素分圧を増加させて用いる方法、ITO成膜用のターゲットのほかに、In量が多いターゲットまたは酸素量が少ないターゲットを用い、途中でIn量が多いターゲットまたは酸素量が少ないターゲットに切り替える方法、スパッタ装置の投入電力を徐々に又は急激に増大させて成膜する方法等が挙げられる。また、真空蒸着により上下層導電性酸化物膜を成膜する際に、半導体層の温度を急激又は徐々に上昇または低下させる方法、成膜レートを急激に低下させる方法、イオン銃を用いて酸素イオンを成膜途中から照射する方法等が挙げられる。
さらに、イオンプレーティング法により下層導電性酸化物膜を又は上下層導電性酸化物膜を成膜する際に、成膜途中から、酸素ガスをプラズマ化させてこの酸素プラズマをITO膜中に取り込ませて成膜する方法、ITOの微粒子を溶媒に溶解又は分散、懸濁させてスプレー法、スピンコート法、ディップ法により成膜する際に、ITOを含有する溶液等のIn含有量又は酸素含有量を変化させた2種類の溶液等を用いるか、乾燥又は焼成時の雰囲気、温度等を制御する方法、CVD法によりITO膜を形成する際に、酸素ガス又は原料酸素含有ガスの流量を制御する方法が挙げられる。
加えて、下層導電性酸化物膜を又は上層導電性酸化物膜を形成した後、例えば、還元性ガス(具体的には、一酸化炭素、水素、アルゴン等又はこれら2種以上の混合ガス)雰囲気下、200〜650℃程度、膜厚に応じて所定時間アニール処理する方法等が挙げられる。また、下層導電性酸化物膜を途中まで形成した後、熱処理し、引き続き成膜して熱処理するなどの多段階での熱処理を利用してもよい。熱処理の方法としては、例えば、ランプアニール処理、加熱炉によるアニール処理などがある。また、ITO膜を成膜後の処理としては電子線照射やレーザアブレーションを利用してもよい。さらに、これらの方法を任意に組み合わせてもよい。
上述した下層導電性酸化物膜は、通常、第2導電型半導体層上の略全面を覆う全面電極として形成されているが、p型半導体層からなるp側コンタクト層上においてオーミック性を得にくい場合がある。しかし、上述したように、半導体層側において密度が低い導電性酸化物膜とすることにより、p型半導体層及び/又はp側コンタクト層と良好なオーミック性を得ることができる。下層導電性酸化物膜は、第2導電型半導体層上の略全面に一様に形成されていることが好ましいが、例えば、ドット状又は縞状等の開口を有していてもよい。これらの開口は、規則的に分布していてもよいし、ランダムに分布していてもよい。
上層導電性酸化物膜は、下層導電性酸化物膜上に形成されている。上層導電性酸化物膜の一部のみが下層導電性酸化物膜上に配置し、一部が直接p型半導体層上に配置していてもよいが、その全体が下層導電性酸化物膜上に載置されており、直接第2導電型半導体層と接触しないように形成されていることが適当である。また、上層導電性酸化物膜が下層導電性酸化物膜のほぼ全てを覆うように形成されていてもよいが、下層導電性酸化物膜の表面の一部が露出するように配置されることが好ましい。つまり、上層導電性酸化物膜は、下層導電性酸化物膜上において、後述する金属膜が配置される領域にのみ配置されていることが好ましい。上層導電性酸化物膜の形状は特に限定されるものではなく、例えば、円形、三角形、四角形等の多角形又は不定形とすることができる。大きさは特に限定されるものではなく、後述する金属膜が上層導電性酸化膜又はこれを介して下層導電性酸化膜に良好に接続できるような大きさであることが適当である。なかでも、後述する金属膜と同じ形状、大きさであることが好ましい。
第2導電型半導体層に接続された電極を構成する金属膜は、半田により接着され又はワイヤボンディング等される電極として機能し得る。金属膜の種類及び形態は特に限定されるものではなく、通常、電極として用いられるものであればどのようなものでも使用することができる。例えば、亜鉛(Zn)、ニッケル(Ni)、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、ロジウム(Rh)、ルテニウム(Ru)、オスミウム(Os)、イリジウム(Ir)、チタン(Ti)、ジルコニウム(Zr)、ハフニウム(Hf)、バナジウム(V)、ニオブ(Nb)、タンタル(Ta)、コバルト(Co)、鉄(Fe)、マンガン(Mn)、モリブデン(Mo)、クロム(Cr)、タングステン(W)、ランタン(La)、銅(Cu)、銀(Ag)、金(Au)、イットリウム(Y)等の金属、合金の単層膜又は積層膜等が挙げられる。なかでも、抵抗が低いものが好ましく、具体的には、W、Rh、Ag、Pt、Pd、Al等の単層膜又は積層膜が挙げられる。さらに、上層導電性酸化物膜、例えば、ITO膜との密着性が良好なもの、具体的には、W、Rh、Ptの単層膜又は積層膜が好ましい。また、反射特性が良好であるもの、具体的には、Ag、Rhの単層膜又は積層膜が好ましい。
金属膜としては、例えば、半導体層側から、Rh又はAl、Pt、Auのそれぞれをスパッタリングにより順に積層させたRh(又はAl)/Pt/Au電極(その膜厚として、例えば、それぞれ100nm/200nm/500nm);Pt、Auのそれぞれをスパッタリングにより順に積層させたPt/Au電極(その膜厚として、例えば、それぞれ20nm/700nm)等が挙げられる。金属膜の最上層をAuとすることによって、Auを主成分とする導電性ワイヤ等と良好な接続を確保することができる。また、RhとAuの間にPtを積層させることによって、Au又はRhの拡散を防止することができ、電極として信頼性の高い電気的な接続を得ることができる。さらに、Rhは、光反射性およびバリア性に優れ、光取り出し効率が向上するため好適に用いることができる。なかでも、Pt/Au(フェイスアップの場合)の積層膜が好ましい。
金属膜は、上層導電性酸化物膜上にのみ形成されている。つまり、金属膜は、その全体が上層導電性酸化物膜上に載置されており、直接下層導電性酸化物膜と接触しないように形成されている。金属膜の形状は特に限定されるものではなく、上層導電性酸化物膜の形状に対応して、例えば、円形、三角形、四角形等の多角形又は不定形とすることができる。大きさは特に限定されるものではないが、上下層導電性酸化物膜、ひいては第2導電性半導体層に効率的に電流を与えることができる程度の大きさであることが必要であるとともに、発光層から発せられた光の吸収を最小限にとどめ、効率よく取り出すことができる程度の大きさであることが必要である。具体的には、発光面の面積に対して30〜70%程度の面積を有する大きさであることが適当である。
金属膜は、例えば、図2〜図4に示したような、延長導電部を有する形状とすることができる。これにより、発光層全体に効率よく電流を注入することができ、効率よく発光させることができる。特に本発明の半導体発光素子をフェイスアップ実装とする場合に効果的である。
具体的には、図2に示すように、p型半導体層52に接続されるp電極は、p側コンタクト層52のほぼ全面に形成される下層導電性酸化物膜54と、n電極53が近接する辺に対向する辺に隣接する位置に形成された上層導電性酸化物膜(図示せず)と、これと略同じ形状に形成された金属膜55とから構成される。上層導電性酸化物膜と金属膜55は、2つの線状の延長導電部56として、上層導電性酸化物膜及び金属膜55の両側から外側に向かって延びている。これにより、金属膜55とn電極53との間に位置する発光層を効率よく発光させることができる。さらに、金属膜55から延びる延長導電部56が、下層導電性酸化物膜54上に電気的に良好に接続されることにより、効果的にp型半導体層全体に電流が拡散し、発光層全体を効率よく発光させることができる。加えて、金属膜55及び延長導電部56の周辺部において輝度の高い発光が得られる。
延長導電部56は、p層の縁との間に、上述の輝度の高い発光が得られる周辺部が確保されるように、p層の縁との間に間隔を有していることが好ましい。n側コンタクト層51のシート抵抗RnΩ/□と、下層導電性酸化物膜54のシート抵抗RpΩ/□とが、Rp≧Rnの関係を満たしている場合、延長導電部56とp層の縁との間隔は、20〜50μm程度であることが好ましい。その間隔が20μmより小さいと輝度の高い発光が得られる周辺部領域が十分確保できない(輝度の高い発光が得られるべき領域が外側にはみ出す)からであり、その間隔が50μmを超えると、隣接辺に沿って発光輝度の低い部分が形成され、全体としての輝度の低下をもたらす。
なお、2つの延長導電部56は、直線状に形成してもよいし、図2に示すように、n電極53から等距離になるように円弧状に形成してもよい。なかでも、円弧状に形成した場合には、より均一な発光分布が得られるため、好ましい。
また、後述するn型半導体層に接続されるn電極53は、半導体発光素子の少なくとも1つの辺に近接するように形成される。例えば、1つの辺の中央部において、p型半導体層及び発光層の一部をエッチングにより除去してn側コンタクト層51が露出した切り欠き部51aを設け、その切り欠き部51aに形成される。なお、このn電極53は、導電性酸化物膜(図示せず)の上に、これと同じ形状の金属膜が形成されて構成される。
さらに、図3及び図4に示すように、後述するn電極63は、半導体発光素子の1つの隅部に、2辺に近接するように設けられ、p電極を構成する上層導電性酸化物膜(図示せず)と金属膜65とはn電極63が近接する隅部と対角をなす他の隅部に設けられることが好ましい。
また、金属膜65から延びる2つの延長導電部66は、それぞれ、n電極63から等距離になるように円弧状に形成されていることが好ましい。これにより、より高輝度でかつ均一な発光が得られる。なお、この場合においても、延長導電部66とp層の縁との間隔は、20〜50μm程度が好ましい。
本発明の半導体発光素子においては、通常、半導体発光素子の一部の領域において、第2導電型半導体層及び発光層、任意に第1導電型半導体層の深さ方向の一部が除去されて、第1導電型半導体層の表面が露出されている。そして、その露出した第1導電型半導体層の表面(以下「第2の領域」と記す)に電極が形成されている。この電極は、例えば、第1導電型半導体層の上に、第1導電型コンタクト層を介して形成されており、導電性酸化物膜と金属膜とがこの順に積層されて構成される。
また、第1導電型半導体層に接続される電極は、第1導電型半導体層の裏面側に、第1導電型コンタクト層等を介して形成されていてもよい。特に、半導体発光素子が導電性基板上に形成されている場合には、通常、導電性基板と第1導電型半導体層とは電気的に接続されているため、導電性酸化物膜と金属膜とが、導電性基板等を介して第1導電型半導体層と電気的に接続されていることが好ましい。
なお、第1導電型半導体層及び第1導電型コンタクト層等は、導電型が異なる以外、第2導電型半導体層等として例示したものを適用することができる。
ここで、第2の領域とは、1つの半導体発光素子を構成する第1及び第2導電型半導体層の積層構造のうち、上下層導電性酸化物膜及び金属膜が形成される、第2導電型半導体層の表面領域(第1の領域)以外の領域を意味する。
本発明においては、発光層から伝播する光が直接当たりやすい領域に導電性酸化物膜を設けることが必要であるため、少なくとも第2導電型半導体層上に上下層導電性酸化物膜が形成されていれば、必ずしも、第1導電型半導体層上に導電性酸化物膜は設けられておらず、金属膜のみが形成されている形態でも許容されるが、第1導電型半導体層に接続される電極は、導電性酸化物膜と金属膜とから構成されることが好ましい。
導電性酸化物膜は、上述した上下層導電性酸化物膜と同様のものが挙げられる。この導電性酸化物膜は、単層でもよいし、2層以上の積層膜でもよい。ただし、必ずしも、下層導電性酸化物膜と、上層導電性酸化物膜と又は上下層導電性酸化物膜と同じものでなくてもよい。この導電性酸化物膜が第1導電型半導体層上に形成されることにより、第1導電性半導体層と導電性酸化物膜との間の密着性をより良好とし、オーミックコンタクトを得ることができる。特に、この電極が、下層導電性酸化物膜及び上層導電性酸化物膜及び金属膜からなる場合は、光の透過率が良くなるとともに、上層導電性酸化物膜と金属膜との界面における反射の効率も良くなる。
また、金属膜は、上述した金属膜と同様のものが挙げられる。第1導電型半導体層上に形成される金属膜は、第2導電型半導体膜上に形成される金属膜と必ずしも同一でなくてもよい。
第1導電型半導体層の上に形成されている導電性酸化物膜及び/又は金属膜は、第2導電型半導体層の上に形成されている上層酸化物膜及び/又は金属膜と同じ種類、同じ膜厚であることが好ましい。さらに、これらが同じ工程で形成されていることが好ましい。同じ積層構造により形成されていれば、同じ製造工程で形成することができるため、製造工程が簡略化され、結果的に安価で信頼性の高い半導体発光素子が得られる。
本発明の半導体発光素子においては、上述したように、第1導電型半導体層の露出した表面である第2の領域の表面の一部に、複数の凹凸が形成されていてもよい(例えば、図5参照)。凹凸は、電極の直下に形成されていてもよいが、第2の領域であって電極が配置する領域以外の領域に形成されていることが適当である。
具体的には、発光素子の外周領域(第1の領域の周辺領域)及び/又は電極の周辺領域に形成されていることが好ましい。特に、図5に示したように、n電極19周辺部は比較的発光が強いので、n電極19と下層導電性酸化物層5との間に凸部を設けることにより、光取り出しの効果をさらに向上させることができる。また、例えば、n電極及び第1の領域近傍等の比較的発光の強い領域に複数の凸部を高密度に設け、それと異なる領域の比較的発光の弱い領域に複数の凸部を低密度に設けてもよい。発光領域の強度を考慮して、複数の凸部の密度を変化させることにより、より効果的な光取り出し及び指向性制御が可能となる。
凹凸の凸部頂部の高さは、少なくとも電極を形成する面よりも突出する程度であればよい。これにより、光取り出し効果が向上する。
例えば、凸部頂部が、発光層とそれに隣接するn型半導体層との界面より高ければよく、発光層よりも第2導電型半導体層側にその頂部が位置すること、あるいはp型半導体層と実質的に同じ高さ(図6参照)であることがより好ましい。これにより、凸部側面の表面積が増えるので、n型半導体層を導波してきた光が、凸部側面に当たりやすくなり、凸部内部で全反射する光が少なくなる。また、発光層から側面方向に出射された光は、直接凸部により反射して発光観測面側に進行方向を変えるので、発光観測面側への光の取り出し効率を、例えば、10〜20パーセント向上させることができる。その理由は明らかではないが、(1)n型半導体層(例えば、n側コンタクト層)内を導波する光がn側コンタクト層から凸部内部に光が取り込まれ、凸部の頂部又はその途中部分から光が観測面側に取り出され、(2)発光層端面から側面外部に出射された光が複数の凸部により反射散乱され観測面側へ光が取り出され、(3)n側コンタクト層内を導波する光が凸部の根本(n側コンタクト層と凸部の接続部分)にて乱反射され、観測面側へ光が取り出されるからである。
あるいは、凸部は、下層導電性酸化物膜と実質的に同じ高さであることがより好ましい(図7参照)。この場合、通常、凸部頂部は下層導電性酸化物膜から構成される。このように、凸部頂部が、光が透過しやすい膜厚の下層導電性酸化物膜により形成されることにより凸部内部に取り込まれた光を凸部頂部から外部へ取り出しやすくなる。
また、凸部は、上層導電性酸化物膜と実質的に同じ高さであってもよい。
なお、凸部頂部の下層導電性酸化物膜が、p型半導体層との界面近傍において、複数の空隙を有するか又は下層導電性酸化物膜の表面側よりも密度が低いことが好ましい。これにより、凸部内部において頂部に向かって進む光を散乱させることができる。
あるいは、凸部は、金属膜と実質的に同じ高さであってもよい(図8参照)。凸部頂部が金属膜により形成されるので、n型半導体層から凸部内部に取り込まれた光は、凸部頂部の金属膜と半導体層との界面で反射されて基板側へ進むので、例えば、基板側を主光取出し面とする場合に好ましい。
凸部間の凹部の底部は、少なくとも発光層とそれに隣接する第2半導体層との界面より低ければよく、発光層よりも低くなるように形成されていることが好ましい。
凹凸の密度は特に限定されるものではなく、1つの半導体発光素子において、少なくとも100個以上、さらに好ましくは300個以上、より好ましくは500個以上とすることができる。なお、電極形成面側から見て、凹凸が形成される領域が占める面積の割合は、10パーセント以上、好ましくは30パーセント以上とすることができる。また、1つの凸部の面積は、凸部の根本で、3〜300μm2とすることができる。
凸部は、その縦断面形状が、三角形、四角形、台形、半円形等、どのような形状であってもよく、平面形状は、円形、菱形、三角形、六角形等、どのような形状であってもよい。特に、凸部自体が徐々に細くなる円錐台形状であることが好ましい。この場合の凸部の傾斜角は、例えば、図6のように、30°〜80°が挙げられ、40°〜70°が好ましい。これにより、光の指向性制御がより容易になり、全体としてより均一な光取り出しが可能となる。また、凸部の表面積が増えるので、光取り出し効率が向上すると考えられる。さらに、凸部が徐々に細くなることで、凸部の上辺、すなわち頂部の表面積が狭くなるので、凸部頂部で全反射される光が少なくなることも光取り出しの向上に寄与していると考えられる。
凹凸は、露出したn型半導体層上に、半導体層を成長させるなどして、凹凸を形成するための特別な工程を行ってもよいが、n型半導体層を露出させる工程又は各チップに分割するために所定の領域を薄膜化する工程を利用して形成することが好ましい。
具体的には、露出したn型半導体層の表面に、円形、三角形、四角形など所定の形状の開口を有するマスクを形成し、このマスクを利用して、RIE(反応性イオンエッチング)することにより凹部を形成することができる。また、所定形状を覆うマスクを形成し、このマスクを利用して凸部を形成してもよい。
また、凸部は、p型半導体層を積層した後、発光素子として機能する発光層が残存する部位、n型半導体層表面の電極が配置される部位及び凸部を配置する部位を被覆するマスクを利用してエッチングすることにより、形成することができる。これにより、工程を簡略化することが可能となる。
本発明の半導体発光素子においては、基板と半導体層との少なくとも一部の界面に凹凸を設けてもよい。これにより、半導体層内において横方向に進む光を、この凹凸部で散乱又は回折させて上下方向に進行方向を変えることができるので、下層導電性酸化物膜の表面及び金属膜と上層導電性酸化物膜との界面で全反射される光を減らすことができる。ここで、基板と半導体層との界面の凹凸とは、絶縁性又は導電性基板自体の表面、これら基板の上にバッファ層や介在層等を形成する場合にはこれらバッファ層や介在層等の表面に凹凸が形成されて、この凹凸に起因する凹凸を意味する。
平坦な基板を有する半導体発光素子の場合、図9(a)に示したように、発光領域3からの光がp型半導体層4と電極との界面又は基板1表面に臨界角以上で入射すると、導波路内に捕捉されて横方向に伝搬する。これに対し、図9(b)に示したように、基板に凹凸を有する場合には、p型半導体層4と電極との界面又は基板1表面に対して臨界角以上の光は、凸部122によって散乱又は回折され、臨界角よりも小さな角度でp型半導体層4と電極との界面又は基板1表面に対して入射する。
この凹凸は、例えば、図10に示したように、基板としてA面(11−20)にオリフラのあるC面(0001)サファイア基板が用いられ、このサファイア基板の表面部分に、繰り返しパターンで形成された凸部122(又は凹部)とすることができる。また、この凹部123又は凸部122は、ドット状(図11(a)参照)、格子状、ストライプ状、ハニカム状、ハニカム又は格子等の変形形状(図11(b)参照)等、種々の形状とすることができる。
また、凹凸は、 図12(a)に示したように、凸部122の側面が傾斜していてもよいし、図12(b)に示すように、半球状でもよい。さらに、図12(c)に示したように、n型半導体層2、発光領域3及びp型半導体層4が凸部122の影響を受けて凹凸状になっていてもよい。これにより、図9(c)及び(d)に示したように、光を効率よく取り出すことができる。
特に、図12(a)のように、半導体層の成長安定面に対してほぼ平行な面と交叉する直線を境界として凸部の表面及び凹部の表面とに連続している面(=凹部又は凸部の側面)を半導体の積層方向に対して傾斜して形成することで、光の散乱又は回折の効果は顕著に増し、光の取り出し効率は格段に向上する。この1つの要因としては、凹部の表面及び凸部の表面とに連続している面(=凹部又は凸部の側面)の表面積が増えることで、光の散乱又は回折の起こる回数が増えるからと考えられる。換言すれば、凹凸の断面形状は、図12(a)に示すように、凸部であれば台形、凹部であれば逆台形であることが好ましい。このような断面形状とすることにより、伝播する光が散乱及び回折を起こす確率が高まり、光の伝播時の吸収ロスを低減することができる。
このような凹凸は、金属膜7の下方、つまり、図14に示すように、電極形成面側から見て、少なくとも金属膜7及び上層導電性酸化物膜6が配置されている領域と対向する基板と半導体層との界面に形成することにより、あるいは、図15に示すように、基板全面に形成することにより、横方向に進む光を凹凸部で散乱又は回折させて上下方向に変えることができるので、金属膜7と上層ITO膜6との界面に入射する光を増大させることができ、光取り出し効率が向上する。
この凹部の深さ又は凸部の段差は、十分な光を散乱又は回折を得、電流の積層構造内の横方向への流れに影響を与えず、発光効率を向上させる観点から、50オングストローム以上であって、基板上に成長される半導体層の厚さ以下であることが好ましい。凹部の深さ又は凸部の段差は、十分に光を散乱又は回折させるためにはλ/4以上の深さ又は段差であることが好ましいが(λ=発光波長、例えば、AlGaInN系の発光層の場合、206nm〜632nm)、λ/4n(nは半導体層の屈折率)以上の深さ又は段差であれば散乱又は回折の効果を得ることができる。
また、凹部及び/又は凸部の大きさ(すなわち、凹部及び/又は凸部の構成辺となる一辺の長さ)及び相互の間隔は、半導体層における発光波長をλ(380nm〜460nm)としたとき、少なくともλ/4以上の大きさであることが好ましい。これにより、十分に光を散乱又は回折させることができる。ただし、λ/4n(nは半導体層の屈折率)以上の大きさ及び相互の間隔があれば散乱又は回折の効果を得ることができる。
なお、本発明の半導体発光素子は、第2の領域に形成する複数の凹凸と、基板と半導体層との界面に形成する凹凸との両方を組み合わせることにより、一層効果的に光を取り出すことができる。
また、本発明の半導体発光素子においては、半導体発光素子の表面の少なくとも第2導電型半導体層上に設けられた下層導電性酸化物膜の露出している表面に樹脂が被覆されてもよい。例えば、導電性酸化物膜がITOである場合、ITOの屈折率はおよそ2.0であるのに対して、空気の屈折率は1.0であることから、その2層の屈折率の間の屈折率を有するシリコン等の樹脂(屈折率1.4〜1.6)を少なくとも下層導電性酸化物膜の露出している表面上に設けることにより、樹脂が緩衝材となり、導電性酸化物膜と空気との界面で反射される光が少なくなるので、光をさらに効率良く外部へ取り出すことができる。半導体発光素子は実際に使用する際は、一般に、例えば、半導体発光素子を外部から保護するために、シリコン樹脂、エポキシ樹脂などの有機樹脂からなる封止樹脂でその周囲を封止して使用される。また、樹脂に光変換部材を含有させて、光変換層としてもよい。
なお、本発明の半導体発光素子では、図16及び17に示したように、上層導電性酸化物膜及びその上の金属膜からなるp側パッド電極155bが、n電極と、所定の方向に枝状に延設され、それぞれが対向するように配置されていてもよい(図16及び図17中、153a及び155a参照)。以下、p側パッド電極155bを電流拡散電極、n電極をnライン電極ということがある。
図16及び図17に示した半導体発光素子は、基板1上にそれぞれ窒化物半導体からなるn型半導体層2、発光層3及びp型半導体層4がこの順に積層されて構成されている。n型半導体層2は、その表面の一部に露出部を有しており、この露出部に、互いに分離された複数のnライン電極153が形成されている。
つまり、n型半導体層2、発光層3及びp型半導体層4からなる積層体において、p型半導体層4及び発光層3の一部がライン状に除去されることにより複数のスリットSLが形成されて、n型半導体層がライン状に露出され、そのスリットSLにより露出されたn型半導体層上にそれぞれnライン電極153が形成される。また、スリットに平行な1つの辺(発光素子の1つの辺:以下、第1の辺という。)に沿って、所定の幅にn型半導体層が露出され、そこにも1つのnライン電極153が形成される。なお、第1の辺に対向する辺は、第2の辺という。
この半導体発光素子では、n型半導体層が露出された表面のnライン電極形成領域と複数のスリットSLは互いに平行でかつnライン電極形成領域とスリットSLとの間隔及び隣接するスリットSL間の間隔は互いに等しくなるように形成される。
各nライン電極153は、導電性酸化物膜及び/又は金属膜から構成される延長導電部(以下、n側延長導電部という)153aと、そのn側延長導電部153aの一端に設けられ、導電性酸化物膜及び/又は金属膜から構成されるn側パッド電極153bとによって構成される。各n側延長導電部の一端に設けられたn側パッド電極153bは、第1の辺に直角の1つの辺(第3の辺)に沿って形成される。
また、n側延長導電部153aは、その一端部がn側パッド電極153bを形成するために広く形成され、その上にn側パッド電極153bが形成される。
p電極は、p型半導体層のほぼ全面に形成された透光性を有する下層導電性酸化物膜5と、その下層導電性酸化物膜5の上に形成された複数の電流拡散電極155とによって構成される。この電流拡散電極155はn側延長導電部153aと平行に形成された複数の延長導電部(以下、p側延長導電部)155aとそのp側延長導電部155aの一端に設けられたp側パッド電極155bとによって構成される。p側延長導電部155a及びp側パッド電極155bは上層導電性酸化物膜と、これと略同じ形状に形成された金属膜とから構成される。p側延長導電部155aと隣接するnライン電極153との間隔は、互いに等しくなるように形成され、複数のp側延長導電部155aのうちの1つは第2の辺に沿って形成され、他のp側延長導電部155aはnライン電極153の間に形成される。すなわち、対向する2つの辺のうちの一方の辺(第1の辺)に沿ってnライン電極を形成した場合、その一方の辺に対向する他方の辺に沿って電流拡散電極155を形成するように構成している。また、各p側延長導電部155aの一端に設けられたp側パッド電極153bはいずれも、n電極のnパッド電極153bが形成されている第3の辺に対向する第4の辺に沿って形成される。
このような半導体発光素子は、次のような理由により、発光領域全体に電流が注入されるようにして発光効率を向上させるとともに、比較的大面積(例えば、1000μm×1000μm)の窒化物半導体発光素子においても、発光面全体にわたって均一な発光が可能になる。
第1に、各nライン電極153の一端にそれぞれ金属膜153bを形成し、各p側延長導電部155aの一端にそれぞれ金属膜155bを形成するようにしている。これにより、発光領域全体に電流がほぼ均一に注入されるようにできる。
なお、この半導体発光素子においては、異なるnライン電極153間において、金属膜153bからn側延長導電部153aの他端までの距離を実質的に等しくでき、異なる電流拡散電極155間において、金属膜155bとp側延長導電部155aの他端までの距離を実質的に等しくでき、発光領域全体に電流が均一に注入されるようにできる。
ここで、上述の距離が実質的に等しいとは、完全に一致していることを意味しているのではなく、距離の違いにより電流の不均一が生じない程度のものは実質的に等しい範囲に含まれるものとする。
第2に、隣接するnライン電極153とp側の電流拡散電極155の間隔が等しくなるようにして、発光領域全体に電流が均一に注入されるようにしている。
つまり、n側延長導電部153a及びp側延長導電部155aは、途中に、角部及び曲線部が形成されないように直線的に形成して、角部及び曲線部における電界の集中や電界の不均一を防止し、それに伴う電流の不均一を防止している。
また、p側延長導電部155aの他端(p側パッド電極155bが形成された一端の反対側に位置する端)と、n側パッド電極153b(n側パッド電極153bが形成されたnライン電極153の一端部)との距離を、p側延長導電部155aとnライン電極153の間隔にほぼ等しく設定している。
さらに、nライン電極153の他端(n側パッド電極153bが形成された一端の反対側に位置する端)と、p側パッド電極155b(p側パッド電極155bが形成されたp側延長導電部155aの一端部)との距離を、p側延長導電部155aとnライン電極153の間隔にほぼ等しく設定している。
これにより、どの部分においても電流拡散電極155とnライン電極153との間の距離を実質的に等しくできるので、発光領域全体にほぼ均一に電流を注入でき、均一な発光が可能となる。
また、この半導体発光素子では、上述したように、第2の領域に、第1の領域上の下層導電性酸化物膜の表面と同じ高さとなる凸部が形成されることにより、n側コンタクト層内から凸部内部へ取り込まれた光を凸部頂部から取り出しやすくなり、電極配置面側からの光取り出し効率をより向上させることができる。
さらに、本発明の半導体発光素子は、図18に示したように、p型半導体層が、露出したn型半導体層によって分割されるように形成されていてもよい。
この半導体発光素子10cでは、露出されたn型半導体層上に、n電極73が形成されており、p型半導体層上には、下層導電性酸化物膜5及びp側パッド電極21が形成されている。下層導電性酸化物膜5は、ストライプ形状であり、半導体発光素子中央部分において、露出されたn型半導体層の幅より広い形状を有している。下層導電性酸化物膜5のストライプ列数は、n型半導体層上のn電極73の列数より多い。
このように、n電極73がくびれた形状を有することにより下層導電性酸化物膜5の領域面積を大きくすることができ、単位時間あたりに半導体発光素子に投入される電流量を増大させることができる。さらに、発光面において、半導体発光素子の発光に寄与しないn型半導体層の面積を減らし、p型半導体層の面積を相対的に増やすことで半導体発光素子の光取り出し効率を向上させることができる。したがって、この半導体発光素子では、高輝度を実現することができる。また、上記のような下層導電性酸化物膜5を設けることにより、半導体発光素子に投入される電流を均一に半導体発光素子全面に拡散させることができため、半導体発光素子の発光面からの発光を均一とすることができる。
この下層導電性酸化物膜の上に、上層導電性酸化物膜及び金属膜が形成される。このような半導体発光素子をフリップチップ実装すると、下層導電性酸化物膜の上に形成する上層導電性酸化物膜及び金属膜が、発光層からp電極側へ向かう光を基板側へ反射させることができ、基板側からの光取り出し量を多くすることができる。
また、図18ような半導体発光素子において、n電極が形成されるn側コンタクト層の表面に、n側コンタクト層から金属膜までを含むような凸部形成すると、n側コンタクト層内から凸部に取り込んだ光を基板側へ反射させることができるので、基板側からの光取り出し効果をより向上させることができる。さらに、凸部の下層及び上層導電性酸化物膜の膜厚が、発光する領域上の下層及び上層導電性酸化物膜と同じ膜厚となるように形成すると、上記光取り出し効果がより向上する。
なお、本発明の半導体発光素子を構成する第1導電型半導体層、発光層、第2導電型半導体層の積層構造としては、具体的には、次の(1)〜(5)に示すようなものが挙げられる。
(1)膜厚が200ÅのGaNよりなるバッファ層、膜厚が4μmのSiドープn型GaNよりなるn側コンタクト層、膜厚が30ÅのアンドープIn0.2Ga0.8Nよりなる単一量子井戸構造の発光層、膜厚が0.2μmのMgドープp型Al0.1Ga0.9Nよりなるp型クラッド層、膜厚が0.5μmのMgドープp型GaNよりなるp側コンタクト層。
(2)膜厚が約100ÅのAlGaNからなるバッファ層、膜厚1μmのアンドープGaN層、膜厚5μmのSiを4.5×1018/cm3含むGaNからなるn側コンタクト層、3000ÅのアンドープGaNからなる下層と、300ÅのSiを4.5×1018/cm3含むGaNからなる中層と、50ÅのアンドープGaNからなる上層との3層からなるn側第1多層膜層(総膜厚:3350Å)、アンドープGaNからなる窒化物半導体層を40ÅとアンドープIn0.1Ga0.9Nからなる窒化物半導体層を20Åとが繰り返し交互に10層ずつ積層されてさらにアンドープGaNからなる窒化物半導体層を40Åの膜厚で形成された超格子構造のn側第2多層膜層(総膜厚:640Å)、膜厚が250ÅのアンドープGaNからなる障壁層と膜厚が30ÅのIn0.3Ga0.7Nからなる井戸層とが繰り返し交互に6層ずつ積層され、さらに膜厚が250ÅのアンドープGaNからなる障壁が形成された多重量子井戸構造の発光層(総膜厚:1930Å)、Mgを5×1019/cm3含むAl0.15Ga0.85Nからなる窒化物半導体層を40ÅとMgを5×1019/cm3含むIn0.03Ga0.97Nからなる窒化物半導体層を25Åとが繰り返し5層ずつ交互に積層されて、さらにMgを5×1019/cm3含むAl0.15Ga0.85Nからなる窒化物半導体層を40Åの膜厚で形成された超格子構造のp側多層膜層(総膜厚:365Å)、膜厚が1200ÅのMgを1×1020/cm3含むGaNからなるp側コンタクト層。
(3)膜厚が約100オングストロームのAlGaNからなるバッファ層、膜厚1μmのアンドープGaN層、膜厚5μmのSiを4.5×1018/cm3含むGaNからなるn側コンタクト層、3000ÅのアンドープGaNからなる下層と、300ÅのSiを4.5×1018/cm3含むGaNからなる中層と、50ÅのアンドープGaNからなる上層との3層からなるn側第1多層膜層(総膜厚3350Å)、アンドープGaNからなる窒化物半導体層を40ÅとアンドープIn0.1Ga0.9Nからなる窒化物半導体層を20Åとが繰り返し交互に10層ずつ積層されてさらにアンドープGaNからなる窒化物半導体層を40Åの膜厚で形成された超格子構造のn側第2多層膜層(総膜厚)640Å)、最初に膜厚が250ÅのアンドープGaNからなる障壁層と続いて膜厚が30ÅのIn0.3Ga0.7Nからなる井戸層と膜厚が100ÅのIn0.02Ga0.98Nからなる第1の障壁層と膜厚が150ÅのアンドープGaNからなる第2の障壁層が繰り返し交互に6層ずつ積層されて形成された多重量子井戸構造の発光層(総膜厚1930Å)(繰り返し交互に積層する層は3層〜6層の範囲が好ましい)、Mgを5×1019/cm3含むAl0.15Ga0.85Nからなる窒化物半導体層を40ÅとMgを5×1019/cm3含むIn0.03Ga0.97Nからなる窒化物半導体層を25Åとが繰り返し5層ずつ交互に積層されてさらにMgを5×1019/cm3含むAl0.15Ga0.85Nからなる窒化物半導体層を40Åの膜厚で形成された超格子構造のp側多層膜層(総膜厚365Å)、膜厚が1200ÅのMgを1×1020/cm3含むGaNからなるp側コンタクト層。さらに、n側に設ける3000ÅのアンドープGaNからなる下層を、下から1500ÅのアンドープGaNからなる第1の層と100ÅのSiを5×1017/cm3含むGaNからなる第2の層と1500ÅのアンドープGaNからなる第3の層とからなる3層構造の下層にすることで、発光素子の駆動時間経過に伴うVfの変動を抑えることが可能となる。
(4)バッファ層、アンドープGaN層、Siを6.0×1018/cm3含むGaNからなるn側コンタクト層、アンドープGaN層(以上が総膜厚6nmのn型窒化物半導体層)、Siを2.0×1018/cm3含むGaN障壁層とInGaN井戸層とを繰り返し5層ずつ交互に積層された多重量子井戸の発光層、膜厚が1300ÅのMgを5.0×1018/cm3含むGaNからなるp型窒化物半導体層、さらに透光性導電層とp型窒化物半導体層との間にInGaN層を50Åの膜厚で有してもよい。50ÅのInGaN層を設ける場合、この層が正電極と接することとなり、p側コンタクト層となりうる。このようにMgがドープされていない層であっても、隣接するp型半導体層よりも相対的に膜厚が薄ければ、p電極を形成するp型半導体層として機能する。
(5)バッファ層、アンドープGaN層、Siを1.3×1019/cm3含むGaNからなるn側コンタクト層、アンドープGaN層(以上が総膜厚6nmのn型窒化物半導体層)、Siを3.0×1018/cm3含むGaN障壁層とInGaN井戸層とを繰り返し7層ずつ交互に積層された多重量子井戸の発光層(総膜厚:800Å)、膜厚が1300ÅのMgを2.5×1020/cm3含むGaNからなるp型窒化物半導体層、さらに透光性導電層とp型窒化物半導体層との間にInGaN層を50Åの膜厚で有してもよい。50ÅのInGaN層を設ける場合、この層が正電極と接することとなり、p側コンタクト層となりうる。
また、本発明の半導体発光素子は、発光素子から光の一部をそれとは異なる波長の光に変換する光変換部材を有していてもよい。これにより、発光素子の光を変換した発光装置を得ることができ、発光素子の発光と変換光との混色光などにより、白色系、電球色などの発光装置を得ることができる。
光変換部材としては、Alを含み、かつY、Lu、Sc、La、Gd、Tb、Eu及びSmから選択された少なくとも一つの元素と、Ga及びInから選択された一つの元素とを含むアルミニウム・ガーネット系蛍光体、さらに希土類元素から選択された少なくとも一つの元素を含有するアルミニウム・ガーネット系蛍光体等が挙げられる。これにより、発光素子を高出力で高発熱での使用においても、温度特性に優れ、耐久性にも優れた発光装置を得ることができる。
光変換部材は、(Re1-xx3(Al1-yGay512(0<x<1、0≦y≦1、但し、Reは、Y,Gd,La,Lu,Tb,Smからなる群より選択される少なくとも一種の元素であり、RはCe又はCeとPrである)で表される蛍光体であってもよい。これにより上記と同様に、高出力の発光素子において、温度特性、耐久性に優れた素子とでき、特に、発光層がInGaNである場合に、温度特性において黒体放射に沿った変化となり、白色系発光において有利となる。
さらに、光変換部材は、Nを含み、かつBe、Mg、Ca、Sr、Ba及びZnから選択された少なくとも一つの元素と、C、Si、Ge、Sn、Ti、Zr及びHfから選択された少なくとも一つの元素とを含み、希土類元素から選択された少なくとも一つの元素で賦活された窒化物系蛍光体であってもよい。具体的には、一般式LXSiY(2/3X+4/3Y):Eu又はLXSiYZ(2/3X+4/3Y-2/3Z):Eu(Lは、Sr若しくはCa、又は、Sr及びCaのいずれか。)が挙げられる。これにより上記蛍光体と同様に、高出力の発光素子において、優れた温度特性、耐久性を得ることができる。なかでも、酸化窒化珪素化合物が好ましい。また、上述したアルミニウム・ガーネット系蛍光体と組み合わせることで、両者の温度特性が相互に作用して、混合色の温度変化が小さい発光装置とすることができる。
以下に、本発明の半導体発光素子を図面に基づいて詳細に説明する。
実験例
サファイア基板上に、GaN層を5.5μm形成し、その上全面に、下層導電性酸化物膜としてITO膜を形成し、さらにその上に上層導電性酸化物膜としてITO膜及びPt膜を、表1に示した膜厚でそれぞれ形成し、サンプルa〜dを得た。
得られた各サンプルについて、サファイア基板側から垂直に波長460nmの光を入射させ、反射した光を検出して反射率を測定した。反射率の測定は、島津製作所製の分光光度計(UV−2400PC)にて行った。その結果を表1に併せて示す。
なお、光の波長を460nm、Aを奇数である3とし、ITO膜の屈折率である2.06の各値を上述した式(1)に代入して、下層のITO膜の膜厚を約1670Åに設定した。つまり、下層ITO膜の膜厚を3λ/4nとした。なお、位相ずれの距離は考慮しなかった。
また、上層のITO膜は、サンプルaでは、948Åとした。つまり、上層ITO膜の膜厚を2λ/4n+α/2とし、白金の屈折率nである1.87、白金の減衰係数kである3.20及び上述した波長、ITOの屈折率を式(3)及び(4)に代入して、上層のITO膜の膜厚がλ/4nの奇数倍(1116Å)から位相ずれの距離(α/2=336Å)に対応する膜厚分を引いた値となるように設定し、総膜厚がλ/4nの奇数倍となるようにした。
サンプルbでは、上層ITO膜を設けないこととして、比較対照とした。
サンプルcでは、390Åとした。つまり、上層ITO膜の膜厚を1λ/4n+α/2とし、総膜厚がλ/4nの偶数倍(558Å)から位相ずれが生じる膜厚分を引いた値となるように設定した。
サンプルdでは、558Åとした。つまり、上層ITO膜の膜厚を1λ/4nとし、総膜厚がλ/4nの偶数倍となるように設定した。
Figure 0004977957
表1の結果から、サンプルa及びbに示したように、上下層導電性酸化物膜としてITO膜、金属膜としてPtを用い、さらに、ITO膜の総膜厚をλ/4nの奇数倍となるように設定した場合には、反射率を向上させることができることが確認された。
特に、サンプルaに示したように、反射率を最大限に発揮させることができるITO膜の膜厚において、金属膜の複素屈折率とITO膜の屈折率によって左右される位相ずれを相殺することにより、さらにITO膜と白金膜との間に生じる反射率をより高めることができ、より一層の光の取り出し効率を向上させることができることが確認された。
実施例1
この実施例の半導体発光素子を図1に示す。
この半導体発光素子10は、サファイア基板1の上に、Al0.1Ga0.9Nよりなるバッファ層(図示せず)、ノンドープGaN層(図示せず)が積層され、その上に、n型半導体層2として、SiドープGaNよりなるn側コンタクト層、GaN層(40Å)とInGaN層(20Å)とを交互に10回積層させた超格子のn型クラッド層が積層され、さらにその上に、GaN層(250Å)とInGaN層(30Å)とが交互に3〜6回積層された多重量子井戸構造の発光層3、p型半導体層4として、MgドープAl0.1Ga0.9N層(40Å)とMgドープInGaN層(20Å)とが交互に10回積層された超格子のp型クラッド層、MgドープGaNよりなるp側コンタクト層がこの順に積層されて構成される。
p型半導体層4上には、ほぼ全面に、下層ITO膜5(膜厚:1670Å)、下層ITO膜5上の一部の領域にのみ上層ITO膜6(膜厚:948Å)が形成されており、さらに、上層ITO膜6とほぼ同じ大きさのPtからなる金属膜7(膜厚:2000Å)が積層されて、p電極が形成されている。なお、下層ITO膜5とp型半導体層との界面は、下層ITO膜5の表面側及び上層ITO膜6よりも密度が低い、又は該界面近傍において複数の空隙が形成されていることが好ましい。このように下層ITO膜5を形成することで、p型半導体層と下層ITO膜5との間の電流密度を増加させることができ、ショットキー障壁を低減させて、オーミック性を向上させることができる。
また、下層ITO膜5の表面側及び上層ITO膜6は、空隙がなく、下層ITO膜5とp型半導体層との界面近傍よりも密度が高いことが好ましい。このように下層ITO膜5の表面側及び上層ITO膜6を形成することで、下層ITO膜5の表面側及び上層ITO膜6において、可視光に対する透過率を良好にすることができるので、金属膜で効率良く光を反射させることができる。
n型半導体層2の一部の領域においては、その上に積層された発光層3及びp型半導体層4が除去され、さらにn型半導体層2自体の厚さ方向の一部が除去されて露出しており、その露出したn型半導体層2上にn電極として、膜厚390ÅのITO膜8と膜厚2000ÅのPtからなる金属膜9とが形成されている。
このような半導体発光素子は、以下の製造方法により形成することができる。
<半導体層の形成>
まず、直径2インチ、C面を主面とするサファイア基板をMOVPE反応容器内にセットし、温度を500℃にしてトリメチルガリウム(TMG)、トリメチルアルミニウム(TMA)、アンモニア(NH3)を用い、Al0.1Ga0.9Nよりなるバッファ層を100Åの膜厚で成長させる。
バッファ層形成後、温度を1050℃にして、TMG、アンモニアを用い、アンドープGaN層を1.5μmの膜厚で成長させる。この層は、素子構造を形成する各層の成長において下地層(成長基板)として作用する。
次に、下地層の上に、n型半導体層2として、TMG、アンモニア、不純物ガスとしてシランガスを用い、1050℃でSiを1×1018/cm3ドープさせたGaNからなるn側コンタクト層を2.165μmの膜厚で成長させる。
その上に、温度を800℃にして、原料ガスにトリメチルインジウムを断続的に流しながら、GaN層(40Å)とInGaN層(20Å)とを交互に10回積層させた超格子のn型クラッド層5を640Åの膜厚で成長させ、さらに、GaN層(250Å)とInGaN層(30Å)とを交互に3〜6回積層させた多重量子井戸構造の発光層3を成長させる。
p型半導体層4として、MgドープAl0.1Ga0.9N層(40Å)とMgドープInGaN層(20Å)とを交互に10回積層させた超格子のp型クラッド層を0.2μm成長させる。
最後に、900℃で、水素雰囲気下、TMGを4cc、アンモニア3.0リットル、キャリアガスとして水素ガスを2.5リットル導入し、p型クラッド層の上にMgを1.5×1020/cm3ドープしたp型GaNからなるp側コンタクト層を0.5μmの膜厚で成長させる。
その後、得られたウェハを反応容器内で、窒素雰囲気中、600℃にてアニールし、p型クラッド層及びp側コンタクト層をさらに低抵抗化する。
<エッチング>
アニール後、ウェハを反応容器から取り出し、最上層のp側コンタクト層の表面に所定の形状のマスクを形成し、エッチング装置でマスクの上からエッチングし、n側コンタクト層の一部を露出させる。
<p電極及びn電極の形成>
マスクを除去した後、スパッタ装置にウェハを設置し、In23とSnO2との焼結体からなる酸化物ターゲットをスパッタ装置内に設置する。スパッタ装置によって、酸素ガス雰囲気中、ウェハを300℃に維持し、スパッタガスとしてアルゴンガスと酸素との混合ガス(20:1)で、例えば、RFパワー10W/cm2で20分間スパッタリングし、下層ITO膜5を、膜厚1670Åで形成する。
次いで、下層ITO膜5上を含むp側コンタクト層上及びn側コンタクト層上に、レジストからなる所望の形状を有するマスクを形成し、その上に、In23とSnO2との焼結体からなる酸化物ターゲットを用いて、酸素ガス雰囲気中、ウェハを300℃に維持し、スパッタガスとしてアルゴンガスと酸素との混合ガス(20:1)で、RFパワーを2W/cm2に変更して20分間スパッタリングし、リフトオフ法によりマスクとその上に形成されたITOとを除去する。これにより、下層ITO膜5上の一部の領域上と、n側コンタクト層上に、上層ITO膜6とITO膜8とを、それぞれ膜厚948Åで形成する。
さらに、上記と同様のリフトオフ法を利用して、上層ITO膜6及びITO膜8の上に、Ptターゲットを用いて金属膜7及び金属膜9を、膜厚2000Åで形成する。
次いで、ランプアニール装置にて400〜600℃程度で熱処理を施す。
得られたウェハを所定の箇所で分割することにより、半導体発光素子10を得る。
以上のようにして形成した半導体発光素子の断面をSTEMにより観察すると、下層導電性酸化物膜である下層ITO膜5の内部に、20〜200nm程度の複数の孔が観察され、密度が低いことが確認できる。また、上層導電性酸化物膜である上層ITO膜6及び導電性酸化物膜であるITO膜8は密度が高い、良好な結晶状態である。なお、p電極自体は、透明である。
また、本発明の半導体発光素子の構成により、p電極とp側コンタクトの間の密着性とともに、n電極とn側コンタクト層と間の密着性との双方を強固にすることができ、特に、下層導電性酸化物膜である下層ITO膜とp側コンタクト層との間の電流密度を増加させることにより、ショットキー障壁を小さくし、下層ITO膜とp側コンタクト層とのコンタクト抵抗を低減させることができる。
さらに、比較例として、上層導電性酸化膜である上層ITO膜6と、ITO膜8とを形成しない半導体発光素子を作製し、上述した半導体発光素子と、比較例の半導体発光素子との光の取り出し効率を測定すると、上述した半導体発光素子のほうが、光の取り出し効率が高いことが確認できる。
実施例2
この実施例の半導体発光素子は、p電極における金属膜とn電極における金属膜とを以下のように別々に形成する以外は、実施例1と同様の半導体発光素子を形成する。
つまり、上層ITO膜6上に、レジストにより所定のパターンを有するマスクを形成し、その上にRh(1000Å)/Pt(2000Å)/Au(5000Å)からなる金属膜7を形成する。
その後、n側コンタクト層の上に形成されたITO膜8上に、W層200Å、Pt層2000ÅおよびAu層5000Åをこの順に積層し、金属膜9を形成する。
得られる半導体発光素子は、実施例1と同様の効果が得られる。
このように、本発明の半導体発光素子の構成により、正電極とp側コンタクトの間の密着性を強固にすることができ、特に、第1の半導体膜である下層ITO膜とp側コンタクト層との間の電流密度を増加させることにより、ショットキー障壁を小さくし、下層ITO膜とp側コンタクト層とのコンタクト抵抗を低減させることができる。また、金属膜に起因してシート抵抗が低く、正電極内において、電流を面内方向へ均一に広げることができ、さらに、正電極から半導体層全体へ電流を均一に広げることができ、発光層を効率的に発光させることが可能となる。しかも、光の取り出し効率を向上させることもできる。
実施例3
この実施例の半導体発光素子は、図5に示すように、p電極20及びn電極19が同一面側に設けられており、観測面側を電極形成面側とする電極形成面側から光を取り出す構成である。半導体発光素子を構成する半導体積層構造は、サファイア基板11上にGaNバッファ層12、ノンドープGaN層13、n側コンタクト層となるSiドープGaN層14、n型クラッド層となるSiドープGaN層15、発光層となるInGaN層16、p型クラッド層となるMgドープAlGaN層17、p側コンタクト層となるMgドープGaN層18が、順次積層された層構造を有する。さらに、MgドープGaN層18、MgドープAlGaN層17、InGaN層16、SiドープGaN層15、SiドープGaN層14が部分的にエッチング等により除去され、SiドープGaN層14の露出面にn電極19が形成され、MgドープGaN層18にはp電極20が設けられている。
n電極19は、実施例1のようにn側コンタクト層側からITO膜、金属膜の順に積層される。n電極19の金属膜は、n側コンタクト層側から順にW、Pt、Auが積層されてなる。p電極20は、p側コンタクト層のほぼ全面に形成される下層導電性酸化物膜5と、p側パッド電極21となる上層導電性酸化物膜6及び金属膜7とからなる。さらに、p電極の金属膜7はn電極と同様にW、Pt、Auが順に積層されてなる。また、この実施例では、発光領域(第1の領域)を広く確保するために、p電極の下層導電性酸化物膜5はn電極19を部分的に囲んでいる。
n側コンタクト層は、電極形成面側からみて、p電極を有する半導体積層構造が設けられた第1の領域と、前記第1の領域と異なる第2の領域から構成され、第2の領域にはn電極19および複数の凸部29が設けられている。また、各凸部29は、第1の領域の周囲を囲んでいる。この半導体発光素子は、駆動時に発光する第1の領域の周囲を凸部で囲むことにより、半導体発光素子の電極形成面側表面領域を有効に利用して光取り出し効率及び光指向性の制御を行うことができる。
第2の領域に設けられた各凸部29の頂部は、図7に示すように、下層導電性酸化物膜が設けられ、断面において、凸部頂部は、発光する第1の領域上の下層導電性酸化物膜5と実質的に同じ膜厚の下層導電性酸化物膜からなるように形成されている。このように凸部頂部が、光を透過しやすい膜厚の下層導電性酸化物膜を有するように凸部を形成すると、n側コンタクト層内から凸部内部へ取り込まれた光を凸部頂部から外部へ取り出しやすくなるので、実施例1の半導体発光素子よりもさらに光取り出し効率が向上する。
また、本実施例の半導体発光素子は、図5に示すように、半導体発光素子は、電極配置面側からみて、n電極とp電極のパッド部との間に位置する第1の領域に設けられた半導体積層構造が、n電極とp電極のパッド部を結ぶV−V’の延長線上において、n電極側からくびれ部分を有するとともに、くびれ部分に複数の凸部を備えることが好ましい。これにより、光の取り出し、光の指向制御性をより向上させることができる。電流はV−V’の延長線に主に流れるが、第1の領域のV−V’の延長線上の一部をあえて除去し、その除去領域に複数の凸部を設けることにより、結果的に、光の取り出し効率、光の指向性制御を効果的に向上させることができる。これにより、電流を半導体積層構造のより広い領域に広げることが可能となるとともに、V−V’の延長線上から除去した領域における発光層を含む半導体積層構造端面から出射される比較的強い光を、効果的に観測面側に取り出すことができるためと考えられる。
さらに、第2の領域に凸部を複数設けることにより、順方向と逆方向の双方の静電耐圧が向上する傾向が得られる。この理由は明らかではないが、おそらく、凸部を複数設け表面積が増加したことに関係するものと考えられる。
本実施例においては、電極形成面側から見て、長方形の外形であり、さらにその長手方向の両端の略中央にn電極及びp側パッド電極がそれぞれ配置された構成であるが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、四角形の対角線上に、n電極及びp側パッド電極がそれぞれ配置された構成とすることもできる。
実施例4
この実施例の半導体発光素子10bは、図15に示したように、基板1bとn型半導体2との界面に凹凸を有する以外は、実施例1に準じた構成である。なお、この実施例では、基板としてA面(11−20)にオリフラのあるC面(0001)を主面とするサファイア基板を用いる。
この半導体発光素子は、以下の方法によって形成することができる。
まず、サファイア基板1上にエッチングマスクとなるSiO2膜を成膜する。
次に、円形であって、直径φ=5μmのフォトマスクを使用し、SiO2膜とサファイア基板1をRIEで1μmエッチングする。その後、SiO2膜を除去する。これにより、サファイア基板1bの表面部分に、図11(a)に示すような、平面形状が円形の凸部122、凹部123の繰り返しパターンを形成する。凸部の頂部を直径a=5μm、凸部と凸部の間隔b=2μmとした。また、凸部側面の傾斜角θbは120°である。
また、凸部122の繰り返しパターンを、2段階の傾斜面で形成してもよい(図13参照)。この場合は、例えば、SiO2膜を除去した後、さらに、サファイア基板1bの表面をエッチングすることで、凸部の最上面が直径a=3μm、凸部と凸部の間隔b=1.5μm、凸部側面の角θ1が70°、角θ2が20°とすることができる。このように凸部122を2段階の傾斜面で形成すると、後述する光取り出しの効果のみならず、凸部を有する基板上に成長させる半導体素子構造、特にその中の半導体層の結晶性を向上させて、内部量子効率を高めることができる。
次いで、得られたサファイア基板1の上に、n型半導体層2としてAlxGa1−xN(0≦x≦1)の低温成長バッファ層を100Å、アンドープのGaNを3μm、SiドープのGaNを4μm、アンドープのGaNを3000Å積層し、続いて発光領域となる多重量子井戸の発光層3として、(井戸層、障壁層)=(アンドープのInGaN、SiドープのGaN)をそれぞれの膜厚を(60Å、250Å)として井戸層が6層、障壁層が7層となるように交互に積層する。この場合、最後に積層する障壁層はアンドープのGaNとしてもよい。なお、低温成長バッファ層の上に形成する第1層をアンドープのGaNとすることにより、より均一に凸部122を埋めることができる。
その後、p型半導体層4として、MgドープのAlGaNを200Å、アンドープのGaNを1000Å、MgドープのGaNを200Å積層する。p型半導体層4として形成するアンドープのGaN層は、隣接する層からのMgの拡散によりp型を示す。
次に、MgドープのGaNからp型半導体層4と発光層3及びn型半導体層2の一部までをエッチングし、SiドープのGaN層を露出させる。
続いて、下層ITO膜5と上層ITO膜6と金属膜7とからなるp電極及びITO膜8と金属膜9からなるn電極を、実施例1と同様に形成する。
得られたウェハを所定の箇所で分割することにより、半導体発光素子10を得る。
このようにして得られる半導体発光素子は、金属膜と上層ITO膜との界面又は基板表面に対して臨界角以上の角度で進む光が、基板と半導体層との界面に設けた凹凸によって散乱又は回折され、臨界角よりも小さな角度でもって金属膜と上層ITO膜との界面又は基板表面に対して入射させることができるので、実施例1の半導体発光素子よりもさらに光取り出し効率を向上させることができる。
本発明の半導体発光素子は、バックライト光源、ディスプレイ、照明、車両用ランプ等の各種光源を構成する半導体発光素子に好適に利用することができる。
本発明における半導体発光素子の一実施形態を示す断面図である。 本発明における半導体発光素子の電極形状を説明するための平面図である。 本発明における半導体発光素子のさらに別の電極形状を説明するための平面図である。 本発明における半導体発光素子のさらに別の電極形状を説明するための平面図である。 本発明における半導体発光素子の別の実施形態を示す平面図である。 図5のV−V’線における部分的な断面図である。 本発明における半導体発光素子のさらに別の実施形態を示す部分的な断面図である。 本発明における半導体発光素子のさらに別の実施形態を示す部分的な断面図である。 本発明の半導体発光素子における光の進路を説明するための部分的な断面図である。 本発明における半導体発光素子のさらに別の実施形態を示す部分的な断面図である。 図10における凸部のパターン例を示す図である。 本発明における半導体発光素子のさらに他の実施形態を示す部分的な断面図である。 凹凸の形状の例を示す断面図である。 本発明における半導体発光素子のさらに別の実施形態を示す断面図である。 本発明における実施例4の半導体発光素子における断面図である。 本発明における半導体発光素子のさらに別の実施形態を示す平面図である。 図16のXVI−XVI’線断面図である。 本発明における半導体発光素子のさらに別の実施形態を示す平面図である。
符号の説明
1、1a、1b 基板
2 n型半導体層
3 発光層
4 p型半導体層
5 下層ITO膜(下層導電性酸化物層)
6 上層ITO膜(上層導電性酸化物層)
7 金属膜
8 ITO膜(導電性酸化物層)
9 金属膜
10、10a、10b、10c 半導体発光素子
11 サファイア基板
12 GaNバッファ層
13 ノンドープGaN層
14、15 SiドープGaN層
16 InGaN層
17 MgドープAlGaN層
18 MgドープGaN層
19 n電極
20 p電極
21 p側パッド電極
29、29a、29b 凸部
51 n側コンタクト層
51a 切り欠き部
52 p型半導体層
53、63 n電極
54、64 透明電極
55、65 p側パッド電極
56、66 延長導電部
73 n電極
122 凸部
123 凹部
153 nライン電極
153a n側延長導電部
153b n側パッド電極
155 電流拡散電極
155a p側延長導電部
155b p側パッド電極

Claims (10)

  1. 第1導電型半導体層、発光層、第2導電型半導体層がこの順に積層され、前記第1導電型及び第2導電型半導体層にそれぞれ電極が接続されて構成される半導体発光素子であって、
    前記第2導電型半導体層に接続された電極が、下層導電性酸化物膜と、該下層導電性酸化物膜上に、該下層導電性酸化物膜の表面の一部が露出する領域を有するように形成された上層導電性酸化物膜と、該上層導電性酸化物膜上にのみ配置する金属膜とからなり、
    前記第1導電性半導体層に接続された電極が、導電性酸化物膜と、該導電性酸化物膜上に配置する金属膜とからなり、かつ
    前記上下層導電性酸化物膜及び導電性酸化物膜が、亜鉛(Zn)、インジウム(In)、スズ(Sn)及びマグネシウム(Mg)からなる群から選択された少なくとも一種の元素を含む酸化物からなり、
    前記下層導電性酸化物膜が、式(1)
    A・λ/4n 1 ±X (1)
    (式中、Aは奇数、λは発光層から生じる光の波長(Å)、n 1 は下層導電性酸化物膜の屈折率、Xは光学薄膜(λ/4n)の0〜20%の膜厚(Å)である。)
    の膜厚を有し、かつ
    前記上層導電性酸化物膜及び/又は導電性酸化物膜が、式(2)
    B・λ/4n 2 +α/2 (2)
    (式中、Bは偶数、n 2 は上層導電性酸化物膜の屈折率、αは位相ずれの距離(Å)、λは上記と同義である。)
    の膜厚を有してなることを特徴とする半導体発光素子。
  2. 上層導電性酸化物膜と導電性酸化物膜とが、同じ種類及び膜厚の膜によって同じ工程で形成されてなる請求項1に記載の半導体発光素子。
  3. 上下層導電性酸化物膜及び導電性酸化物膜が、ITOである請求項1又は2に記載の半導体発光素子。
  4. 金属膜が、W、Rh、Ag、Pt、Pd、Alの単層膜又は積層膜により形成されてなる請求項1〜のいずれか1つに記載の半導体発光素子。
  5. 第1導電型半導体層がn型半導体層であり、第2導電型半導体層がp型半導体層である請求項1〜のいずれか1つに記載の半導体発光素子。
  6. 第1及び第2導電型半導体層が窒化物半導体からなる請求項1〜のいずれか1つに記載の半導体発光素子。
  7. 第1導電型半導体層が基板上に形成されており、
    該基板と第1導電型半導体層との界面の少なくとも一部に凹凸を有する請求項1〜のいずれか1つに記載の半導体発光素子。
  8. 凹凸は、少なくとも上層導電性酸化物膜上に形成された金属膜下方の基板表面に形成されてなる請求項に記載の半導体発光素子。
  9. 第1導電型半導体層に接続された電極及び第2導電型半導体層に接続された電極が、同一面側に形成され、
    前記第1導電型半導体層は、電極形成面側から見て、上下層導電性酸化物膜を有する半導体積層構造が設けられた第1の領域と、該第1の領域と異なる第2の領域からなり、
    該第2の領域に、複数の凹凸が設けられてなる請求項1〜のいずれか1つに記載の半導体発光素子。
  10. 第2の領域に設けられた凹凸の凸部が、第1の領域の半導体層と同じ材料の層からなり、前記凸部の頂部が、下層導電性酸化物膜と同じ材料の膜からなる請求項に記載の半導体発光素子。
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