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JP4974548B2 - エンジンの排気浄化装置 - Google Patents

エンジンの排気浄化装置 Download PDF

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本発明は、エンジンの排気路に触媒コンバータを介装した、エンジンの排気浄化装置の改良に関する。
かゝるエンジンの排気浄化装置は、特許文献1及び2に開示されるように、既に知られている。
実公昭60−29625号公報 特開平8−68316号公報
従来のかゝるエンジンの排気浄化装置では、浄化すべき排気を触媒コンバータに一方向に流すようにしていたので、触媒コンバータの流路長を長くして排気の浄化効率を上げようとすると、触媒コンバータの全長が長くなり、エンジンの排気系の長大化を招くことになる。
本発明は、かゝる事情に鑑みてなされたもので、触媒コンバータの全長を増加させることなく、触媒コンバータにおける有効流路長の増加を可能にし、排気浄化効率の向上に寄与し得る、エンジンの排気浄化装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、エンジンの排気路に円筒状の触媒コンバータを介装した、エンジンの排気浄化装置であって、前記触媒コンバータが、両端を開放した円筒状シェルと、そのシェルの軸方向に延びる多数の流路を有して該シェルの内周面に嵌合固着されるハニカム状の触媒担持体とを備えてなるものにおいて、前記シェルの一端部の外周面には、前記触媒担持体の一端面を第1の空間を挟んで覆う第1キャップの開口端部を、該一端部と径方向に重なり合うように嵌合して結合し、その第1キャップには、前記触媒コンバータの軸線と直交する横断面で円形をなす前記第1の空間を、前記排気路の上流部を接続する横断面半円形状の排気導入室と前記排気路の下流部を接続する横断面半円形状の排気導出室とに二等分するよう仕切る平板状の隔壁を設け、この隔壁は、前記触媒担持体の前記一端面を二等分するように、該一端面に対して近接し且つ垂直に配置されていて、前記触媒担持体における前記多数の流路を、前記排気導入室に連なる第1触媒室と前記排気導出室に連なる第2触媒室とに区分しており、前記シェルの他端部の外周面には、前記触媒担持体の他端面を第2の空間を挟んで覆う半球状のドーム部を有した第2キャップの開口端部を、該シェルの他端部と径方向に重なり合うように嵌合して結合することで、該第2の空間を、前記第1触媒室を通過した排気を前記第2触媒室に向かうよう反転誘導する排気反転室としたことを第1の特徴とする。
尚、上記排気路は、後述する本発明の実施例の排気管5及び排気マフラ6に対応する。
また本発明は、第1の特徴に加えて、前記触媒室の総合容積A、前記排気反転室の容積をBとしたとき、下記(1)式
0.1<A/B<4・・・・・・(1)
を成立させることを第2の特徴とする。
さらに本発明は、第1又は第2の特徴を有するエンジンの排気浄化装置であって、自動二輪車に搭載されるものにおいて、前記触媒コンバータが、その軸線を自動二輪車の車幅方向に向けるようにしてエンジンの直下でその横幅内に配置され、その触媒コンバータよりも後方でエンジンの外側方に自動二輪車のステッが配置されることを第3の特徴とする。
さらにまた本発明は、第1又は第2の特徴に加えて、前記触媒コンバータを、エンジンの直下に配設したことを第4の特徴とする。
さらにまた本発明は、第1〜第4の特徴の何れかに加えて、前記触媒コンバータを、前記排気路中の排気マフラ内に配設したことを第の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば、触媒コンバータでは、排気導入室から第1触媒室に通過させた排ガスを排気反転室で反転させ、再び第2触媒室に通過させ後、排気導出室へと誘導するので、排ガスは、ハニカム状触媒担持体の多数の軸方向流路で構成される触媒室を往復することになり、したがって触媒室の総合流路長は、実質上、触媒コンバータの全長の2倍となるから、触媒コンバータの全長を増加させることなく、触媒コンバータの有効流路長の大幅な増加が可能となり、排気浄化装置のコンパクト化を図ることができる。その上、触媒室における排ガスの往流と復流とが相互に加熱し合うことにより、エンジンの始動後、第1及び第2触媒室の早期の活性化が可能となり、排気浄化効率を効果的な向上に寄与し得る。さらに、触媒コンバータにおいて、第1触媒室を通過する排ガスの往流と、第2触媒室を通過する復流との干渉を回避して、エンジンの背圧の増加を抑え、エンジンの出力性能の向上に寄与し得る。
本発明の第2の特徴によれば、触媒室の容積Aと排気反転室の容積Bとの比、即ちA/Bを0.1〜4.0に設定したことで、少なくともエンジン出力性能の低下を回避することができる。
本発明の第3の特徴によれば、自動二輪車に搭載される排気浄化装置の配置にエンジン直下のデッドスペースが利用されると共に、左右のステップへの、排気浄化装置による熱影響を回避することができる。
本発明の第の特徴によれば、エンジン直下のデッドスペースを利用して、コンパクトな触媒コンバータの設置が可能となる。
本発明の第の特徴によれば、排気マフラ内のデッドスペースを利用して、コンパクトな触媒コンバータを設置することができると共に、排気マフラにより触媒コンバータを保温して、その早期活性化を効果的に促進することができ、またその触媒コンバータにより消音効果を高めることができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示した好適な実施例に基づいて説明する。
図1は本発明の実施例に係るエンジンの排気浄化装置を備えた自動二輪車の側面図、図2は図1中のエンジン周りの拡大側面図、図3は図2の3矢視図、図4は図3の4−4線に沿う排気浄化装置の拡大縦断面図、図5は図4の5−5線断面図である。また図6は第1参考例を示す、図4の対応図、図7は図6の7−7線断面図、図8は第2参考例を示す図6との対応図、図9は第3参考例を示す、図6との対応図、図10は図9の10−10線断面図、図11は第4参考例を示す、排気マフラの縦断面図、図12は本発明装置と従来装置との性能比較線図である。
先ず、図1〜図5に示す本発明の実施例の説明より始める。
図1において、自動二輪車Mは、前輪2f及び後輪2rを支持する車体1の中央部に、後輪2rを駆動するエンジンEを搭載して構成される。エンジンEは、クランクケース3の前面からシリンダ部4をやゝ上向きに突出させてなる4サイクル型であり、そのシリンダ部4の下面に、その内部の排気ポートに連通する排気管5が取り付けられ、この排気管5の後端には、後輪2rの一側に配置される排気マフラ6が接続される。
図2及び図3に示すように、排気管5の途中には、円筒状の触媒コンバータ10を具備した排気浄化装置Dが設けられる。この排気浄化装置Dは、その長手方向両端を自動二輪車Mの左右方向に向けてクランクケース3の直下でその横幅内に、且つクランクケース3の底面にボルト結合されるステップバー11の前方に配置される。こうして、排気浄化装置Dの配置にエンジンE直下のデッドスペースが利用されると共に、ステップバー11の両端に付設される左右のステップ12,12への、排気浄化装置Dによる熱影響を回避することができる。
上記排気管5は、この排気浄化装置Dを境にして、エンジンEに連なる排気上流管5aと、排気マフラ6に連なる排気下流管5bとの分割され、これら排気上流及び下流管5a,5bの何れも排気浄化装置Dの長手方向一端部に連結される。
排気上流管5aの下流部から排気下流管5a,5bにかけて、それらの外側面を覆うプロテクタ板13が取り付けられ、また排気浄化装置Dには、その下面を覆うアンダガード板14が取り付けられる。
図4及び図5において、上記排気浄化装置Dは、円筒状の三元式触媒コンバータ10と、この触媒コンバータ10の長手方向両端部に結合されるドーム状の第1キャップ18及び第2キャップ19とから構成される。
触媒コンバータ10は、両端を開放した円筒状のシェル16と、そのシェル16の内周面に嵌合固着されて、その軸方向に延びる多数の流路24,24…を持ったハニカム状の触媒担持体17とを備えており、この触媒担持体17には、多数の流路24,24…に臨んで白金、ロジーム、パラジウム等の触媒が担持される。ハニカム状の触媒担持体17は、例えば図5に明示するように、何れもステンレス鋼板製で互いに重ねられる平板17a及び波板17bを螺旋状に密に巻き込んで構成される。
第1及び第2キャップ18,19は、それらの開口端部をシェル16の両端部の外周面に径方向に重なり合うように嵌合して結合されており、第1キャップ18は、触媒コンバータ10の一端面を第1の空間を挟んで覆い、また第2キャップ19は、触媒コンバータ10の他端面を第2の空間を挟んで覆う。その第1キャップ18には、触媒コンバータ10の軸線と直交する横断面で円形をなす前記第1の空間を各々が横断面半円形状をなす排気導入室21と排気導出室22とに二等分するよう仕切る隔壁20が設けられ、第1キャップ18に結合される排気上流管5a及び排気下流管5bが排気導入室21と排気導出室22にそれぞれ連通される。
上記隔壁20は、触媒担持体17の一端面を二等分するように、該一端面に対して近接しながら垂直に配置され、これによって触媒担持体17の多数の流路24,24…は、排気導入室21に連通する第1触媒室25と、排気導出室22に連通する第2触媒室26とに区分される。
第2キャップ19の内部は、上記第1及び第2触媒室25,26間を連通する排気反転室23とされる。
以上において、第1及び第2触媒室25,26の総合容積A、並びに排気反転室23の容積Bは、下記(1)式が成立するように設定される。
0.1<A/B<4・・・・・・(1)
望ましくは、A/Bは略1.5と設定される。
次に、この実施例の作用について説明する。
エンジンEの作動中、その排気ポートを出た排ガスは、先ず排気上流管5aから排気導入室21に流入し、第1触媒室25を構成する多数の流路24,24…を通過して排気反転室23に移り、第2触媒室26側に反転し、第2触媒室26の多数の流路24,24…を通過して排気導出室22に移り、排気下流管5bへと流出する。
ところで、上記第1及び第2触媒室25,26を持つ触媒コンバータ10は、それを通過する排ガスの熱及びエンジンEからの放射熱により活性化されると、第1及び第2触媒室25,26で排ガス中のNOxを窒素ガスに還元すると共に、CO及びHCを酸化して、これら有害三成分を無害化させるのであるが、本発明の触媒コンバータ10では、第1及び第2触媒室25,26を並列に隣接させ、第1触媒室25を通過した排ガスを排気反転室23で反転させて、第2触媒室26を通過させるようにしたので、第1及び第2触媒室25,26の総合流路長は、触媒担持体17の全長の2倍となる。したがって触媒担持体17の全長を増加させることなく、触媒担持体17の有効流路長の大幅な増加が可能となり、排気浄化装置のコンパクト化を図ることができ、その結果、エンジンE直下の狭隘なデッドスペースへの設置も可能となる。
その上、第1及び第2触媒室25,26は、それらの隣接部を介して相互に加熱し合うこと、並びに触媒担持体17の外周面の面積を小さくして放熱を極力抑えることにより、エンジンEの始動後、第1及び第2触媒室25,26の早期の活性化が可能となり、排気浄化効率を効果的な向上に寄与し得る。
図12は、第1及び第2触媒室25,26の総合容積Aと排気反転室23の容積Bとの比、即ちA/Bと、エンジンEの出力向上率αとの関係を、テスト結果に基づいて示したものである。こゝで出力向上率αとは、本発明装置を使用したエンジンEの最大出力をP、第1及び第2触媒室25,26を直線状に接続した従来装置を備えるエンジンEの最大出力をQとしたとき、下記式で得たものである。
α(%)=(P−Q)×100/P
テストは、排気量が50cc,150cc,200ccと異なる三種類のエンジンについて、A/Bの値を変化させて行った。
その結果、A/Bを0.1〜4.0に設定したときは、エンジンの出力向上率を0%以上とすること、即ちエンジン出力性能を少なくとも低下させずに済むことを確認し、またA/Bを略1.5に設定したときは、出力向上率を略最大にし得ることを確認することができた。
次に、図6に示す第1参考例について説明する。
この第1参考例は、第1キャップ18内に、触媒担持体17の一端面に対向させる漏斗状の開口端を持った円筒状の隔壁20が触媒担持体17と同心状に配置される。この隔壁20は第1キャップ18に固着されるもので、この隔壁20の内周面により円柱状の排気導入室21が画成され、隔壁20の外周面及び第1キャップ18の内周面により、排気導入室21を囲繞する環状の排気導出室22が画成される。勿論、排気上流管5aは排気導入室21に、排気下流管5bは排気導出室22にそれぞれ接続される。その他の構成は、前実施例と同様であるので、図6中、前実施例と対応する部分には同一の参照符号を付して、重複する説明を省略する。したがって、第1参考例においても、第1及び第2触媒室25,26の総合容積Aと、排気反転室23の容積Bとの比、A/Bは前実施例の場合と同様に設定される。
この第1参考例によれば、第1キャップ18内を、円柱状の排気導入室21と、それを囲繞する円筒状の排気導出室22とに仕切る円筒状の隔壁20を、触媒担持体17の一端面に対向させたことから、触媒担持体17の多数の流路24,24…は、排気導入室21に連通する円柱状の第1触媒室25と、排気導出室22に連通して第1触媒室25を囲繞する円筒状の第2触媒室26とに区分される。
したがって、排気導入室21から第1触媒室25の多数の流路24,24…を通過して排気反転室23に移った排ガスは、放射状に広がりながら反転して第2触媒室26を、排気導出室22に向かって進むことになるから、第1触媒室25を第2触媒室26により効果的に保温し、且つ加熱することができ、触媒担持体17の活性化を、より早めることができる。
次に、図7及び図8に示す第2参考例について説明する。
この第2参考例は、触媒担持体17に、第1触媒室25及び第2触媒室26間を仕切る円筒状の仕切り筒28を配設し、この仕切り筒28の一端に、第1キャップ18の内の円筒状の隔壁20を連結したもので、その他の構成は前記第1参考例と同様であるので、図7及び図8中、第1参考例と対応する部分には同一の参照符号を付して、重複する説明を省略する。勿論、第1及び第2触媒室25,26の総合容積Aと、排気反転室23の容積Bとの比、A/Bは前記実施例の場合と同様に設定される。
この第2参考例によれば、触媒担持体17において、仕切り筒28により第1触媒室25及び第2触媒室26間が確実に仕切られるので、第1触媒室25を排気反転室23に向う排ガスの往流と、第2触媒室26を排気導出室22に向う排ガスの復流との干渉を確実に回避して、エンジン出力の向上に寄与することができる。
次に、図9及び図10に示す第3参考例について説明する。
この第3参考例では、触媒コンバータ10が、円筒状のシェル16と、円筒状の隔壁20に一体に連設されてシェル16内に同心配置される仕切り筒28と、シェル16の内周面、仕切り筒28の外周面及び同仕切り筒28の内周面に接合される、パンチングプレートよりなる触媒担持体17A,17B,17Cと、これら触媒担持体17A,17B,17Cの表面に担持される白金、ロジーム、パラジウム等の触媒とから構成され、仕切り筒28は、その内側に第1触媒室25を画成し、シェル16及び仕切り筒28は、その嵌合に第1触媒室25を囲繞する円筒状の第2触媒室26を画成する。
その他の構成は、前記第1参考例と同様であるので、図9及び図10中、第1参考例に対応する部分には同一の参照符号を付して、重複する説明を省略する。勿論、この第3参考例においても、第1及び第2触媒室25,26の総合容積Aと、排気反転室23の容積Bとの比、A/Bは前記実施例の場合と同様に設定される。
この第3参考例によれば、触媒担持体17A,17B,17Cをパンチングプレートにより構成することで、触媒コンバータ10の構成を簡素化し、コストの低減を図ることができる。
最後に、図11に示す第4参考例について説明する。
この第4参考例は、前記第1参考例の排気浄化装置を排気マフラ6内に配設したものに相当する。即ち、排気マフラ6の円筒状のマフラ本体30の前端にはエンジンE(図1参照)から延びる排気管5の下流端が接続され、その後端には、大気開放のテールパイプ31が取り付けられる。マフラ本体30の内部は、前後一対の隔壁板32,34によって中間部の第1消音室34、前側の第2消音室35及び後側の第3消音室36の三室に仕切られ、第1消音室34から第2消音室35に両端を臨ませる触媒コンバータ10が前側の隔壁20に取り付けられる。
この触媒コンバータ10の構造は、前記実施例及び第1参考例〜第3参考例の触媒コンバータ10の何れのものと同一でよいが、図示例では第1参考例の触媒コンバータ10が用いられる。したがって、図11中、触媒コンバータ10の第1参考例と対応する部分に同一の参照符号を付して、重複する説明を省略する。
第2消音室35には、排気管5の下流端に一体に連設されて触媒コンバータ10の触媒担持体17の前端面に対向する円筒状の隔壁20が配置され、これによって第2消音室35は、隔壁20の内側の排気導入室21と、隔壁20の外側の排気導出室22とに仕切られる。これに伴ない触媒担持体17の、排気導入室21に連通する多数の流路により第1触媒室25が構成され、排気導出室22に連通する多数の流路24,24…により、第1触媒室25を囲繞する第2触媒室26が構成される。
排気導入室21から第1触媒室25を通過した排ガスは、第1消音室34で反転して第2触媒室26に移行するので、第1消音室34は排気反転室として機能する。
二枚の隔壁板32,33には、第2消音室35及び第3消音室36間を連通する連通管37が取り付けられる。
第2触媒室26を通過して排気導出室22に移った排ガスは、連通管37を経て第3消音室36に移り、そしてテールパイプ31から大気に排出される。
而して、第1及び第2触媒室25,26を通過することにより、前実施例及び参考例と同様の作用により浄化されると共に、段階的に膨張を繰り返すことにより消音される。
この第4参考例によれば、排気マフラ6内のデッドスペースを利用して、コンパクトな触媒コンバータ10を設置することができると共に、排気マフラ6により触媒コンバータ10を保温して、その早期活性化を効果的に促進することができ、またその触媒コンバータ10により消音効果を高めることができる。
以上、本発明の実施例及び参考例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことができる。
本発明の実施例に係るエンジンの排気浄化装置を備えた自動二輪車の側面図。 図1中のエンジン周りの拡大側面図。 図2の3矢視図。 図3の4−4線に沿う排気浄化装置の拡大縦断面図。 図4の5−5線断面図。 第1参考例を示す、図4の対応図。 図6の7−7線断面図。 第2参考例を示す図6との対応図。 第3参考例を示す、図6との対応図。 図9の10−10線断面図。 第4参考例を示す、排気マフラの縦断面図。 本発明装置と従来装置との性能比較線図。
D・・・・・・排気浄化装置
E・・・・・・エンジン
5,6・・・・排気路(排気管、排気マフラ)
10・・・・・触媒コンバータ
12・・・・・ステップ
16・・・・・シェル
17・・・・・触媒担持体
21・・・・・排気導入室
22・・・・・排気導出室
23・・・・・排気反転室
24・・・・・流路
25・・・・・第1触媒室
26・・・・・第2触媒室

Claims (5)

  1. エンジン(E)の排気路(5,6)に円筒状の触媒コンバータ(10)を介装した、エンジンの排気浄化装置であって、
    前記触媒コンバータ(10)が、両端を開放した円筒状シェル(16)と、そのシェル(16)の軸方向に延びる多数の流路(24)を有して該シェル(16)の内周面に嵌合固着されるハニカム状の触媒担持体(17)とを備えてなるものにおいて、
    前記シェル(16)の一端部の外周面には、前記触媒担持体(17)の一端面を第1の空間を挟んで覆う第1キャップ(18)の開口端部を、該一端部と径方向に重なり合うように嵌合して結合し、
    その第1キャップ(18)には、前記触媒コンバータ(10)の軸線と直交する横断面で円形をなす前記第1の空間を、前記排気路(5,6)の上流部を接続する横断面半円形状の排気導入室(21)と前記排気路(5,6)の下流部を接続する横断面半円形状の排気導出室(22)とに二等分するよう仕切る平板状の隔壁(20)を設け、
    この隔壁(20)は、前記触媒担持体(17)の前記一端面を二等分するように、該一端面に対して近接し且つ垂直に配置されていて、前記触媒担持体(17)における前記多数の流路(24)を、前記排気導入室(21)に連なる第1触媒室(25)と前記排気導出室(22)に連なる第2触媒室(26)とに区分しており、
    前記シェル(16)の他端部の外周面には、前記触媒担持体(17)の他端面を第2の空間を挟んで覆う半球状のドーム部を有した第2キャップ(19)の開口端部を、該シェル(16)の他端部と径方向に重なり合うように嵌合して結合することで、該第2の空間を、前記第1触媒室(25)を通過した排気を前記第2触媒室(26)に向かうよう反転誘導する排気反転室(23)としたことを特徴とする、エンジンの排気浄化装置。
  2. 請求項1記載のエンジンの排気浄化装置において、
    前記第1,第2触媒室(25,26)の総合容積をA、前記排気反転室(23)の容積をBとしたとき、下記(1)式
    0.1<A/B<4・・・・・・(1)
    を成立させることを特徴とする、エンジンの排気浄化装置。
  3. 請求項1又は2記載のエンジンの排気浄化装置であって、自動二輪車に搭載されるものにおいて、
    前記触媒コンバータ(10)は、その軸線を自動二輪車(M)の車幅方向に向けるようにしてエンジン(E)の直下でその横幅内に配置され、その触媒コンバータ(10)よりも後方でエンジン(E)の外側方に自動二輪車(M)のステップ(12)が配置されることを特徴とする、エンジンの排気浄化装置。
  4. 請求項1または2に記載のエンジンの排気浄化装置において、
    前記触媒コンバータ(10)を、エンジン(E)の直下に配設したことを特徴とする、エンジンの排気浄化装置。
  5. 請求項1〜4の何れかに記載のエンジンの排気浄化装置において、
    前記触媒コンバータ(10)を、前記排気路(5,6)中の排気マフラ(6)内に配設したことを特徴とする、エンジンの排気浄化装置。
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