JP4974418B2 - レンズ鏡筒 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光軸方向に移動する複数の鏡枠を備えたカメラ等のレンズ鏡筒で、各鏡枠と鏡枠との連結を強固にするレンズ鏡筒に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、カメラのズームレンズ等のレンズ鏡筒においては、各鏡枠の光軸方向へのスムーズな相対移動を可能にするため、各鏡枠間にはヘリコイドネジによる結合が多く用いられている。
【0003】
このような従来のヘリコイドネジによる結合としては、例えば、特開昭58−118612号公報で、ローラ軸に嵌合したローラを一方の枠のヘリコイドネジの片側面と係合させることで、背隙ガタだけでなく、径嵌合ガタを解消するようにする技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このようなレンズ鏡筒では、使用者が誤って落下させた場合、或いは、何らかの衝撃や打撃が加えられた場合、各鏡枠間の結合部に大きな力が加わる可能性がある。こうして、各ヘリコイドネジの螺合が解かれる方向に外力が作用した場合、各鏡枠の結合を保つために、各ヘリコイドネジの螺合が容易に外れることのないようにする必要がある。上述の先行技術の例では、あくまで背隙ガタ、径嵌合ガタを解消するものであり、ヘリコイドネジの螺合の外れを防止する機能はなく、ローラの形状は当接されるヘリコイドネジの形状に沿って形成されているため、他のヘリコイドネジの部分と同じようにローラの係合も外れてしまうという課題があった。
【0005】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、ヘリコイドネジによる結合を利用したレンズ鏡筒において、不用意な外力が加えられてもヘリコイドネジによる結合を強固に保つことができるレンズ鏡筒を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載のレンズ鏡筒は、周面上に両側フランクを第一のフランク角で形成したネジ山からなる第一の雄ヘリコイドネジと、上記周面上に両側フランクを上記第一のフランク角とは異なる第二のフランク角で形成したネジ山からなる第二のヘリコイドネジとからなる多条ネジを有する第一の枠と、上記第一の枠の上記第一のヘリコイドネジのネジ山に螺合する両側フランクを上記第一のフランク角で谷部を形成した雌ヘリコイドネジと、上記第一の枠の上記第二のヘリコイドネジのネジ山に螺合する両側フランクを上記第二のフランク角で谷部を形成した雌ヘリコイドネジとからなる多条ネジを有する第二の枠と、を備えたことを特徴とするレンズ鏡筒。
【0007】
すなわち、上記請求項1記載のレンズ鏡筒では、第一の枠のヘリコイドネジと第二の枠のヘリコイドネジとが螺合され相対的に回動自在に連結されている。そして例えば、第一のフランク角を小さいフランク角、第二のフランク角を第一のフランク角に比して大きなフランク角とすると、第一の枠のヘリコイドネジと第二の枠のヘリコイドネジとの螺合を解く方向に何らかの外力が作用すると、両側フランクが小さいフランク角となっている第一のネジ山の螺合部分でヘリコイドネジの結合を解く方向の分力を小さくして吸収できるので第一の枠と第二の枠のヘリコイドネジによる結合を強固に保つことができる。
【0008】
また、請求項2記載のレンズ鏡筒は、請求項1記載のレンズ鏡筒において、上記2種類のネジ山のヘリコイドネジの少なくとも一方のヘリコイドネジは、多条ネジであることを特徴としている。
【0009】
さらに、請求項2記載のレンズ鏡筒は、請求項1記載のレンズ鏡筒において、上記2種類のネジ山のヘリコイドネジの少なくとも一方のヘリコイドネジは、不連続に形成したことを特徴とし、第1のネジ山と第2のネジ山とを有する第一の枠の、例えば、成形による製造が容易に行えるようになっている。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。図1乃至図4は本発明の実施の一形態を示し、図1はカメラに設けられる撮影レンズとしてのレンズ鏡筒の光軸に沿った縦断面図、図2はヘリコイドネジの通常の螺合状態を示す断面説明図、図3はヘリコイドネジの詳細を示す断面説明図、図4は図3のヘリコイドネジがスラスト方向に相対移動した状態を示す断面説明図である。
【0011】
図1において、符号1はレンズ鏡筒を示し、このレンズ鏡筒1はズーミングが可能であって、図示しないカメラ本体等に固定される固定枠2と、固定枠2に対して回転且つ進退可能に支持され、図示しない鏡枠駆動部により回転駆動される回転枠3と、回転枠3に相対回転且つ進退可能に支持されるズーム枠4と、第一群レンズ9を保持する第一群枠5と、第二群レンズ10,シャッタ11を保持する第二群枠6と、直進キー8とを有して構成されている。
【0012】
上記固定枠2には、内周面に雌ヘリコイドネジ12が形成されると共に、上記直進キー8の光軸O方向の直進をガイドする直進ガイド溝2aが形成されている。
【0013】
上記回転枠3は、その筒状の一端近傍の後側(カメラ本体側)外周面に上記雌ヘリコイドネジ12と螺合する雄ヘリコイドネジ13が形成されると共に、内周面には雌ヘリコイドネジ14が形成され、更に、内周面には、上記雌ヘリコイドネジ16と交差重畳して、光軸方向に対して螺旋状に斜行する複数(例えば3本)のカム溝15が形成されている。そして、この回転枠3は、図示しない鏡枠駆動部により回転駆動されると、固定枠2に対して回転しながら沈胴位置から所定の撮影位置に繰り出されるようになっている。
【0014】
上記直進キー8は、リング状に形成された基端部8aから周方向に突設されて固定枠2の上記直進ガイド溝2aに摺動自在に嵌入する突起部8bと、基端部8aからレンズ鏡筒1内を前方に延出されて第二群枠6に設けられた直進溝6aに嵌合、摺動して第二群枠6を、直接、直進ガイドするキー部8cとを有している。そして、上記直進キー8は、公知の支持構造により、固定枠2に対して回転することなく直進ガイドされた状態で、回転枠3が相対回転しながら、この回転枠3と光軸方向に一体で進退移動する。
【0015】
上記ズーム枠4は、円筒形状に形成されており、その円筒形状の一端近傍の後側外周面に回転枠3の雌ヘリコイドネジ14に螺合する雄ヘリコイドネジ16が形成されており、その円筒部の後部には、後端から光軸方向に沿って細長に貫通したガイド溝4aが形成されている。また、上記ズーム枠4の内部前端(被写体側)には、上記第一群枠5が格納され固着されている。こうして、上記ズーム枠4は、回転枠3が回転されると、第二群枠6に設けられたカムフォロア17によりガイド溝4aを介して回転が規制され直進ガイドされて、回転枠3に対して相対的に進退自在になっている。このカムフォロア17は、第二群枠6の外側表面の同一円周上に略等間隔に3個配設されている。
【0016】
上記第二群枠6には、直進キー8のキー部8cが摺動自在に嵌入するキー溝6aが設けられている。また、第二群枠6の先端面とズーム枠4の先端面内側との間には、圧縮バネである付勢バネ7が挿入されており、上記第二群枠6の先端面と上記ズーム枠4の先端面内側とが離間する方向に常時付勢されている。
【0017】
そして、この第二群枠6は、上記直進キー8により直進ガイドされ、上記回転枠3のカム溝15に沿った上記カムフォロア17の移動により回転枠3に対して相対的に進退移動される。
【0018】
上記3つのカムフォロア17は、例えばズーム枠4の各取付孔から着脱自在であって、ズーム枠4に植設される軸部17aと、ズーム枠4の内面と第二群枠6の外面との隙間(第二群レンズ10の光軸)を調整する所定の厚さに形成した光軸調整部17bと、側面が上記ズーム枠4のガイド溝4aに係合し摺接される直進ガイド摺接部17cと、側面が上記回転枠3のカム溝15に係合し摺接されるカム溝摺接部17dの、それぞれ径の異なる部分を有した3段形状に形成されている。
【0019】
そして、図2に示すように、本願の通常の螺合状態では、雄ヘリコイドネジ13,16のネジ山13b,16bと、これと螺合する雌ヘリコイドネジ12,14の谷部12b,14bとが密着螺合している。そのため、雄ヘリコイドネジ13,16のネジ山13a,16aと雌ヘリコイドネジの谷部12a,14aとは隙間を有していることになる。
【0020】
次に、固定枠2の雌ヘリコイドネジ12と回転枠3の雄ヘリコイドネジ13との螺合部分について詳しく説明する。
図3に示すように、上記回転枠3の雄ヘリコイドネジ13は、両側フランクを第一のフランク角で形成した第一のネジ山13aのヘリコイドネジと、両側フランクを上記第一のフランク角とは異なる第二のフランク角で形成した第二のネジ山13bのヘリコイドネジとで構成されている。
【0021】
こうして、第一のフランク角の2倍となる上記第一のネジ山13aのネジ山の角度θ1は、小さい角度(例えば20゜)とし、第二のフランク角の2倍となる第二のネジ山13bのネジ山の角度θ2は、上記θ1より大きい角度(例えば70゜)で、上記第一および第二のネジ山ともに、多条ネジに形成されている。
【0022】
ここで、上記第一のフランク角で形成した第一のネジ山13aのヘリコイドネジは、ヘリコイドネジの全周に亘り形成されるものではなく、そのつる巻線が、断続的に(不連続に)形成されている。これは、第一のネジ山13aのネジ山の角度θ1が小さい角度であるため、成形時の抜き勾配が十分にとれないことを考慮してのもので、このように断続的に(不連続に)形成するようにして、成形を容易に行えるようにする。
【0023】
そして、上記固定枠2の雌ヘリコイドネジ12は、上記回転枠3の雄ヘリコイドネジ13と螺合可能にネジの谷が形成されて、固定枠2に対して回転枠3が滑らかに回転自在になっている。
【0024】
こうして、本実施の形態における、固定枠2と回転枠3のヘリコイドネジによる結合では、回転枠3が第一の枠として、固定枠2が第二の枠として構成されている。
【0025】
また、上記回転枠3の雌ヘリコイドネジ14とズーム枠4の雄ヘリコイドネジ16も略同様に構成される。
すなわち、上記ズーム枠4の雄ヘリコイドネジ16は、両側フランクを第一のフランク角で形成した第一のネジ山16aのヘリコイドネジと、両側フランクを上記第一のフランク角とは異なる第二のフランク角で形成した第二のネジ山16bのヘリコイドネジとで構成されている。
【0026】
こうして、第一のフランク角の二倍となる上記第一のネジ山16aのネジ山の角度θ3は、小さい角度(例えば20゜)とし、第二のフランク角の2倍となる第二のネジ山16bのネジ山の角度θ4は、上記θ3より大きい角度(例えば70゜)で、上記第一および第二のネジ山ともに、多条ネジに形成されている。
【0027】
ここで、上記第一のフランク角で形成した第一のネジ山16aのヘリコイドネジは、ヘリコイドネジの全周に亘り形成されるものではなく、そのつる巻線が断続的に(不連続に)形成されている。これは、第一のネジ山16aのネジ山の角度θ3が小さい角度であるため、成形時の抜き勾配が十分にとれないことを考慮してのもので、このように断続的に(不連続に)形成するようにして、成形を容易に行えるようにする。
【0028】
そして、上記回転枠3の雌ヘリコイドネジ14は、上記ズーム枠4の雄ヘリコイドネジ16と螺合可能にネジの谷が形成されて、ズーム枠4に対して回転枠3が滑らかに回転自在になっている。
【0029】
こうして、本実施の形態における、回転枠3とズーム枠4のヘリコイドネジによる結合では、ズーム枠4が第一の枠として、回転枠3が第二の枠として構成されている。
【0030】
以上のように構成される固定枠2と回転枠3のヘリコイドネジによる結合、或いは、回転枠3とズーム枠4のヘリコイドネジによる結合では、雄ヘリコイドネジ13,16と雌ヘリコイドネジ12,14との螺合を解く方向に何らかの外力が作用すると、両側フランクが小さいフランク角となっている第一のネジ山13a,16aの螺合部分でヘリコイドネジの結合を解く方向に作用する分力を小さくして吸収できる。このため、それぞれのヘリコイドネジによる結合を強固に保つことができる。
【0031】
また、螺合する雄ヘリコイドネジ13,16と雌ヘリコイドネジ12,14との間の隙間は、光軸方向となるスラスト方向の間隔は、図2中のβ,β’で示すように、小さいフランク角である第一のネジ山13a,16aが螺合する部分のβでは小さくなり、大きいフランク角である第二のネジ山13b,16bが螺合する部分のβ’では大きくなる。
【0032】
このため、図4に示すように、スラスト方向に、雄ヘリコイドネジ13,16、或いは、雌ヘリコイドネジ12,14が、相対的に移動させられた場合、第一のネジ山13a,16aの斜面が螺合相手のネジ山の斜面に当接されて、スラスト方向のがたつきが有効に抑制される。
【0033】
一方、螺合する雄ヘリコイドネジ13,16と雌ヘリコイドネジ12,14との間の隙間は、上記スラスト方向に直交するラジアル方向の間隔は、図2中のα,α’で示すように、小さいフランク角である第一のネジ山13a,16aが螺合する部分のαでは大きくなり、大きいフランク角である第二のネジ山13b,16bが螺合する部分のα’では小さくなる。
【0034】
このように、本実施の形態によれば、雄ヘリコイドネジ13,16は、両側フランクを第一のフランク角で形成した第一のネジ山13a,16aのヘリコイドネジと、両側フランクを上記第一のフランク角とは異なる第二のフランク角で形成した第二のネジ山13b,16bのヘリコイドネジとを設けているので、レンズ鏡筒に不用意な外力が加えられてもヘリコイドネジによる結合を強固に保つことができる。
【0035】
尚、本実施の形態では、雄ヘリコイドネジ13,16の側に第一のネジ山13a,16aと第二のネジ山13b,16bの部分を設けているが、雌ヘリコイドネジ12,14の側に第一のネジ山と第二のネジ山を設けるようにしても良い。
【0036】
上述した本発明の実施形態に基づいて、
(1)第一のフランク角を有する第一の雌ヘリコイドネジ(ネジ山13a,16aと螺合する雌ヘリコイドネジ)と上記第一のフランク角と異なる第二のフランク角を有する第二の雌ヘリコイドネジ(ネジ山13b,16bと螺合する雌ヘリコイドネジ)とを有する雌ヘリコイドネジ枠(固定枠2または回転枠3)と、
上記第一の雌ヘリコイドネジと螺合する第一の雄ヘリコイドネジ(ネジ山13a,16a)と上記第二の雌ヘリコイドネジと螺合する第二の雄ヘリコイドネジ(ネジ山13b,16b)とを有する雄ヘリコイドネジ枠(固定枠2に対する回転枠または回転枠3に対するズーム枠)と、
を備えたことを特徴とするレンズ鏡筒を提案することができる。
【0037】
(2)第一のフランク角を有する第一の雄ヘリコイドネジと上記第一のフランク角と異なる第二のフランク角を有する第二の雄ヘリコイドネジとを有する雄ヘリコイドネジ枠と、
上記第一の雄ヘリコイドネジと螺合する第一の雌ヘリコイドネジと上記第二の雄ヘリコイドネジと螺合する第二の雌ヘリコイドネジとを有する雌ヘリコイドネジ枠と、
を備えたことを特徴とするレンズ鏡筒を提案することができる。
【0038】
(3)第一のフランク角を両側の壁部それぞれに設けられた第一の谷部(12a,14a)を有する第一の雌ヘリコイドネジと、第二のフランク角を両側の壁部それぞれに設けられた第二の谷部(12b,14b)を有する第二の雌ヘリコイドネジとを有する雌ヘリコイドネジ枠と、
上記第一の雌ヘリコイドネジと螺合する第一の雄ヘリコイドネジと、上記第二の雌ヘリコイドネジと螺合する第二の雄ヘリコイドネジとを有する雄ヘリコイドネジ枠と、
を備えたことを特徴とするレンズ鏡筒を提案することができる。
【0039】
(4)第一のフランク角を山部の一方の斜面に有して、第二のフランク角をその山部の他方の斜面に有してなる雌ヘリコイドネジ(12c,14c)を有する雌ヘリコイドネジ枠と、
上記山部と螺合する谷部(13c,16c)を有する雄ヘリコイドネジが設けられた雄ヘリコイドネジ枠と
を備えたことを特徴とするレンズ鏡筒を提案することができる。
【0040】
(5)第一のフランク角を山部の一方の斜面に有して、第二のフランク角をその山部の他方の斜面に有してなる雌ヘリコイドネジを有する雌ヘリコイドネジ枠と、
上記第一のフランク角と対向する同一のフランク角を有する山部を有する第一の雄ヘリコイドネジと、上記第二のフランク角と対向する同一のフランク角を有する山部を有する第二の雄ヘリコイドネジとを有する雄ヘリコイドネジ枠と、
を備えたことを特徴とするレンズ鏡筒を提案することができる。
【0041】
(6)第一のフランク角を有する第一の山部と第二のフランク角を有する第二の山部との間に挟まれる谷部(13c,16c)を有するヘリコイドネジを有する雄ヘリコイドネジ枠と、
上記谷部に螺合する山部(12c,14c)を有する雌ヘリコイドネジを有する雌ヘリコイドネジ枠と、
を備えたことを特徴とするレンズ鏡筒を提案することができる。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、レンズ鏡筒に不用意な外力が加えられてもヘリコイドネジによる結合を強固に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カメラに設けられる撮影レンズとしてのレンズ鏡筒の光軸に沿った縦断面図
【図2】ヘリコイドネジの通常の螺合状態を示す断面説明図
【図3】ヘリコイドネジの詳細を示す断面説明図
【図4】図3のヘリコイドネジがスラスト方向に相対移動した状態を示す断面説明図
【符号の説明】
1 ……レンズ鏡筒
2 ……固定枠(第二の枠)
3 ……回転枠(第一の枠、第二の枠)
4 ……ズーム枠(第一の枠)
12 ……雌ヘリコイドネジ
13 ……雄ヘリコイドネジ
13a……第一のネジ山
13b……第二のネジ山
14 ……雌ヘリコイドネジ
16 ……雄ヘリコイドネジ
16a……第一のネジ山
16b……第二のネジ山
Claims (2)
- 周面上に両側フランクを第一のフランク角で形成したネジ山からなる第一の雄ヘリコイドネジと、上記周面上に両側フランクを上記第一のフランク角とは異なる第二のフランク角で形成したネジ山からなる第二のヘリコイドネジとからなる多条ネジを有する第一の枠と、
上記第一の枠の上記第一のヘリコイドネジのネジ山に螺合する両側フランクを上記第一のフランク角で谷部を形成した雌ヘリコイドネジと、上記第一の枠の上記第二のヘリコイドネジのネジ山に螺合する両側フランクを上記第二のフランク角で谷部を形成した雌ヘリコイドネジとからなる多条ネジを有する第二の枠と、
を備えたことを特徴とするレンズ鏡筒。 - 上記2種類のネジ山のヘリコイドネジの少なくとも一方のヘリコイドネジは、不連続に形成したことを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
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