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JP4960399B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Description

本発明は、冷蔵室を有する冷蔵庫本体の背壁部に、冷却器と、この冷却器により生成された冷気を吹出しダクトを通して前記冷蔵室内に供給するための送風ファンとを備えた冷蔵庫に関する。
近年、家庭用の冷蔵庫にあっては、図5に示すように、冷蔵庫本体1内に、上から順に、冷蔵室2、野菜室3、冷凍室4を設けると共に、冷蔵室用と冷凍室用との2個の冷却器5,6を備えたものが供されている(例えば、特許文献1参照)。このものでは、冷蔵室2の背壁部の上部寄り部位に、冷蔵室用冷却器5を収容した冷却器室7が設けられていると共に、その冷却器室7の上部(冷蔵室2の最上部)に、冷気を冷蔵室2及び野菜室3に循環供給するための送風ファン8が設けられている。
この場合、冷蔵庫本体1の背壁部には、下端が野菜室3で開口し前記冷却器室7に向けて上方に延びる戻り(吸込み)ダクト9が設けられていると共に、送風ファン8部分から左右に分かれて冷却器室7及び戻りダクト9の左右部位を下方に延びる冷気供給ダクト10が設けられている。この冷気供給ダクト10には、冷蔵室2及び野菜室3内で開口する複数個の吹出口10aが設けられている。また、冷蔵室2の上壁部にも、送風ファン8部分から前方に延びる上面ダクト11が設けられている。
これにて、図5に矢印(実線及び破線)で示すように、送風ファン8の駆動により、野菜室3内の空気が戻りダクト9から吸込まれ、冷却器室7内の冷却器5により冷却され、送風ファン8を通って冷気供給ダクト10及び上面ダクト11に供給される。そして、その冷気が、上面ダクト11の前端の吹出口11aから冷蔵室2内に供給されると共に、冷気供給ダクト10を通って複数個の吹出口10aから冷蔵室2内さらには野菜室3内に供給されるようになっている。
また、上記した特許文献1に開示された冷蔵庫とは、冷却器及び送風ファンの配置が異なるものとして、例えば特許文献2に示された構成の冷蔵庫がある。この特許文献2の構成では、図6に示すように、冷蔵室2の背壁部に、冷却器5を有する冷却器室12が設けられ、その冷却器室12から上方に延びる冷気供給ダクト13が設けられる。そして、冷却器室12の前部に、下端部で冷却器室12につながる送風機ケース14が設けられ、送風機ケース14内に送風ファン15が配設されている。これにて、図に矢印で示すように、送風ファン15の駆動により、冷蔵室2内の空気が送風機ケース14内に吸込まれ、冷却器室12内の冷却器5を通って冷却され、冷気供給ダクト13を通して冷蔵室2内に供給されるという循環を繰返すようになっている。
特許第3594545号公報 特開2001−27469号公報
しかしながら、上記従来構成では、次のような欠点がある。即ち、図5に示した特許文献1の構成では、冷蔵室2の背壁部の最上部に、送風ファン8をいわば無理やりに配設しており、戻りダクト9、冷却器室7、冷気供給ダクト10につながる冷気通路が、折り返された(屈曲した)形態となり、十分な送風量が得られなくなる不具合があった。この場合、十分な送風量を得るためには、ダクト全体が大形化してしまい、その分だけ冷蔵室2内の容積が小さくなって食品の収納性を損なわせる傾向にあった。尚、送風ファン8が冷却器5の風下に配置されているが、送風ファン8のモータは発熱部品であるため、冷却器5で一旦冷却された空気が送風ファン8を通る際に暖められてしまうことになり、エネルギーのロスとなる不具合もあった。
また、図6に示した特許文献2の構成では、冷蔵室2の背壁部に、冷却器室12と送風機ケース14とが前後に二重に重なった形態で配設されるので、この部分の前後方向の厚みが大きくなって冷蔵室2の背壁がかなり前方に出っ張った形態となる。そのため、ユーザが扉を開けて冷蔵室2内部を見た際に、圧迫感があって、冷蔵室2の奥行き方向の空間がかなり狭く感じられる不具合があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、冷蔵庫本体の背壁部に、冷却器及び送風ファン並びに吹出しダクトを配設したものにあって、ダクト構成を簡単に済ませることができると共に、高い冷却効率を得ることができ、しかもユーザに圧迫感を与えることなく庫内の収納容積を十分に確保することができる冷蔵庫を提供するにある。
上記目的を達成するために、本発明の冷蔵庫は、冷蔵室を有する冷蔵庫本体の背壁部に、冷却器と、この冷却器により生成された冷気を吹出しダクトを通して前記冷蔵室内に供給するための送風ファンとを備えたものにあって、前記吹出しダクトは、前記冷却器の上方に屈曲のないストレートな形状で配置され、前記送風ファンは、前記冷却器よりも風上であって、且つ、該冷却器と前後に二重に重なることなく該冷却器よりも下方に配置されていると共に、前記冷却器は引出し式の貯蔵容器の後方に位置して配置され、前記送風ファンは引出し式の貯蔵容器の後方に位置して配置され、前記送風ファンよりも上流に、前記冷蔵室内の空気を吸込むための吸込口が設けられているところに特徴を有する。
本発明においては、送風ファンの駆動により生成された風が、冷却器部分を通って冷気となり、その冷気が吹出しダクトを通して冷蔵室内に供給されるようになる。この場合、冷却器の上方に吹出しダクトを配置することが可能となるので、吹出しダクトを、屈曲のないストレートな形状とすることができ、十分な送風量を確保することができる。そして、冷却器の風下に発熱部品を配置せずに済むので、エネルギーのロスを抑えることができる。しかも、冷却器の下方に送風ファンが配置されるので、それらが前後に配置される場合に比べ、前後に大形となることもなく、冷蔵室内の背壁部の前方への突出量を少なく済ませることができる。
本発明の冷蔵庫によれば、冷蔵庫本体の背壁部に、冷却器及び送風ファン並びに吹出しダクトを配設したものにあって、送風ファンを冷却器よりも風上であって且つ冷却器よりも下方に配置する構成としたので、ダクト構成を簡単に済ませることができると共に、高い冷却効率を得ることができ、しかもユーザに圧迫感を与えることなく庫内の収納容積を十分に確保することができるという優れた効果を奏するものである。
本発明の一実施例を示すもので、冷蔵庫本体の概略的な縦断右側面図 各室の扉等を除いて示す冷蔵庫本体の正面図 冷蔵室及び野菜室部分の縦断側面図 冷蔵室の内底部の斜視図(a)及び仕切板を取除いた野菜室部分の斜視図(b) 従来例を示す冷蔵庫本体の正面図(a)及び縦断右側面図(b) 別の従来例を示す冷蔵室の要部の正面図(a)及びその背壁部部分の縦断右側面図(b)
以下、本発明の一実施例について、図1ないし図4を参照しながら説明する。まず、図1及び図2は、本実施例に係る冷蔵庫の本体21の構成を概略的に示している。この冷蔵庫本体21は、前面が開口した縦長矩形箱状の断熱箱体22内に、上段から順に、冷蔵室23、野菜室24、冷凍室25を設けて構成されている。前記冷蔵室23と野菜室24との間は、図3、図4にも示すように、仕切壁26により上下に仕切られている。
また、前記野菜室24と冷凍室25との間は、断熱仕切壁27により上下に仕切られている。詳しい図示及び説明は省略するが、前記冷凍室25は、さらに、上下2段に仕切られると共に、そのうち上段部が左右2室に仕切られ、そのうち左側の室が、自動製氷機を備えた製氷室とされている。前記冷蔵室23の前面部には、ヒンジ開閉式の断熱扉23aが設けられ、野菜室24の前面には引出し式の断熱扉24aが設けられる。この断熱扉24aの背面部には、貯蔵容器28(図3、図4参照)が連結されている。また、前記冷凍室25の各室(区画)の前面部にも、背面部に貯蔵容器25bが連結された引出し式の断熱扉25aが設けられている。
さらに、前記冷蔵室23内は、図1〜図3に示すように、棚板29により上下に複数段に区切られると共に、その最下部(前記仕切壁26の上部)にチルド室30が設けられている。図1,図3に示すように、前記チルド室30には、引出し式の貯蔵容器(チルドケース)31が出し入れ可能に設けられている。冷蔵室23内の天井部には、庫内灯48が設けられている。尚、前記冷蔵室23は、例えば2℃の温度帯とされ、前記チルド室30は例えば0℃の温度帯とされる。前記野菜室24は、例えば4℃の温度帯とされ、前記冷凍室25は、例えばマイナス18℃の温度帯とされるようになっている。
この冷蔵庫本体21内には、全体として詳しく図示はしないが、前記冷蔵室23及び野菜室24を冷却するための冷蔵室用冷却器32と、前記冷凍室25を冷却するための冷凍室用冷却器33との2つの冷却器を備える冷凍サイクルが組込まれる。このとき、それら冷却器32,33は、横幅が比較的広く、吸熱面積の大きい(冷却性能の高い)ものとされている。図1に示すように、冷蔵庫本体21の下端部背面側には、機械室34が設けられ、詳しく図示はしないが、この機械室34内に、冷凍サイクルを構成する圧縮機49及び凝縮器などが配設されていると共に、それらを冷却するための冷却ファンや、除霜水蒸発皿などが配設されている。冷蔵庫本体21の背面下部寄り部分には、全体を制御するマイコン等を実装した制御基板50が設けられている。
図1、図2に示すように、冷蔵庫本体21内の前記冷凍室25の背壁部には、冷凍室用冷却器室35が設けられている。この冷凍室用冷却器室35内に、下部に位置して前記冷凍室用冷却器33や除霜用ヒータ(図示せず)等が配設されていると共に、上部に位置して冷凍用送風ファン36が配設されている。冷凍室用冷却器室35の前面の中間部には、冷気吹出口35aが設けられ、下端部には、戻り口35bが設けられている。
これにて、冷凍用送風ファン36が駆動されると、冷凍室用冷却器33により生成された冷気が、前記冷気吹出口35aから冷凍室25内に供給された後、前記戻り口35bから冷凍室用冷却器室35内に戻されるといった循環を行うようになっている。尚、冷凍室用冷却器室35内の冷凍室用冷却器33の下方部には、冷凍室用冷却器33からの除霜水を受ける水受部37が設けられ、その水受部37に受けられた除霜水は、前記機械室34内の除霜水蒸発皿に導かれ、蒸発するようになっている。
さて、冷蔵庫本体21の背壁部には、前記冷蔵室用冷却器32や、この冷蔵室用冷却器32により生成された冷気を前記冷蔵室23内に供給する吹出しダクト38、前記冷気を循環させるための送風ファン39等が、以下のようにして配設される。即ち、図1〜図3に示すように、冷蔵庫本体21の背壁部には、前記冷蔵室23の最下段のチルド室30の後方に位置して、冷蔵室用冷却器室40が設けられ、この冷蔵室用冷却器室40内に冷蔵室用冷却器32が配設されている。
この冷蔵室用冷却器室40の前壁部40a(チルド室30の後壁部)は、断熱性を有したものとされている。前記冷蔵室用冷却器室40の上端部は、冷蔵室23の背壁部を一定の幅で上方に延びるように設けられた吹出しダクト38の下端部につながっている。図2、図3に示すように、この吹出しダクト38には、冷蔵室23内で開口する複数個の吹出口38aが設けられている。また、図1、図3に示すように、内の底部には、冷蔵室用冷却器32の下方に位置して、該冷蔵室用冷却器32からの除霜水を受ける水受部41が設けられている。この水受部41に受けられた除霜水は、前記機械室34内の除霜水蒸発皿に導かれ、蒸発するようになっている。
そして、図3等に示すように、前記野菜室24の後方に位置して、送風ファン39が配設されていると共に、送風ダクト42及び吸込みダクト43が設けられている。そのうち送風ダクト42は、野菜室24の背面側に位置して、上端部が前記水受部41を迂回して冷蔵室用冷却器室40の下端部前面側に連通するように、前記吹出しダクト38と同等の幅で上下方向に延びて設けられている。
この送風ダクト42の下端部前面側には、左右方向中央部に位置してベルマウス44が設けられ、このベルマウス44内に送風羽根が位置するように、前記送風ファン39が設けられている。この送風ファン39は、前方から空気を吸って、外周側(上方)に吐出するように構成されている。また、この送風ファン39は、前記冷蔵室用冷却器32よりも若干前方に配置されるように設けられている。従って、送風ダクト42は、側方から見て、ほぼ真直ぐに上方に延びた後、上端が若干量だけ折曲がって冷蔵室用冷却器室40の下端部前面側につながっている。
さらに、図3に示すように、前記送風ダクト42の前面側に、前後に二重に重なるように、吸込みダクト43が設けられている。この吸込みダクト43は、やはり前記吹出しダクト38と同等の幅で、野菜室24の天井部から送風ファン39よりもやや下方まで延びて設けられている。このとき、図4にも示すように、吸込みダクト43の上端部は、冷蔵室23(チルド室30)の底部の背面側に横長状に形成された吸込口45に連通している。また、図3に示すように、吸込みダクト43の底部には、開口部43aが設けられている。
尚、図3、図4に示すように、冷蔵室2と野菜室24とを区画する仕切壁26部分には、冷蔵室23からの冷気の一部を野菜室24内に導くための冷気供給ダクト46が設けられている。図4(b)に示すように、この冷気供給ダクト46は、仕切壁26の右半部に位置して前後方向に延びて設けられ、図3にも示すように、前端部に前部供給口46aを有すると共に、後端部に後部供給口46bを有している。この冷気供給ダクト46は、その後端部の右端部が、図4(a)にも示すように、仕切壁26の前記吸込口45の右側に設けられた連通部47によって冷蔵室23と連通している。これにて、冷蔵室23内の冷気の一部が冷気供給ダクト46を通って野菜室24内の前部(ペットボトル入りの飲料が収納される部分)や後部に供給されるようになっているのである。
上記構成においては、前記送風ファン39が駆動されると、図3に黒矢印で示すように、冷蔵室23内の空気が吸込口45から吸込みダクト43内に吸込まれると共に、野菜室24内の空気が開口部43aを通して吸込みダクト43内に吸込まれ、送風ダクト42を通って冷蔵室用冷却器室40内に導かれる。そして、白抜きの矢印で示すように、冷蔵室用冷却器32により冷気が生成され、その冷気が吹出しダクト38を通して各吹出口38aから冷蔵室23内に供給される。
冷蔵室23内に供給された冷気は、収納物(食品)の冷却に寄与した後、吸込口45から吸込みダクト43内に吸込まれる、或いは、連通部47から冷気供給ダクト46を通って野菜室24内に供給され、収納物(野菜など)の冷却に寄与した後、開口部43aから吸込みダクト43内に吸込まれるという循環を繰返すのである。このとき、前記送風ファン39は、冷蔵室用冷却器32よりも風下であって、且つ、該冷蔵室用冷却器32よりも下方に配置されている。また、送風ファン39は、水受部41よりも下方であって、冷蔵室用冷却器32よりもやや前側に配置されている。
このような本実施例の冷蔵室用冷却器32周辺の構造においては、次のような作用・効果を得ることができる。即ち、冷蔵室23の背面部に冷気を供給するために設けられる吹出しダクト38を、冷蔵室用冷却器32が収容された冷蔵室用冷却器室40から、上方に向けて均等な幅でストレートに延びる単純な形状(構成)のものとすることができた。従って、図5に示したような、冷気通路を上下に折返す形状としていた従来のものと異なり、十分な送風量を確保することができる。
そして、冷蔵室用冷却器32と吹出しダクト38の各吹出口38aとの間の距離を比較的短くすることができると共に、冷蔵室用冷却器32の風下に、発熱部品(送風ファンのモータ)が存在しないので、吹出しダクト38の各吹出口38aから冷蔵室23内に十分に低温の冷気を供給することができ、冷却効率を良好とすることができる。このとき、発熱部品(モータ)を含む送風ファン38は、冷蔵室用冷却器32よりも風上であって、冷蔵室23(及びチルド室30)に比べて温度の高い野菜室24の後方に配設されていると共に、最も低温となる冷蔵室用冷却器32が、冷蔵室23や野菜室24に比べて低温のチルド室30の後方に配置されている。従って、各部品の配置を、冷蔵室23、チルド室30、野菜室24の温度分布に対応したものとすることができ、各室に適した冷却性能を得ることができ、併せて断熱構造なども簡単に済ませることができる。
また、冷蔵室23のうち、チルド室30を除く部分の背面部には、冷却器や送風ファンが配設されることはなく、厚みの比較的薄い吹出しダクト38のみが配設されるので、冷蔵室23内を奥行き方向に広くすることができ、食品の収納容積を大きく確保することができる。また、ユーザにとっての見た目もすっきりとして広々としたものとすることができる。この場合、チルド室30の背面部は、冷蔵室用冷却器室40が設けられる分だけ前方に突出することになるが、冷却器室と送風ファンとを前後に二重に配置するものではないので、断熱壁からなる前壁部40aを比較的薄く済ませることができることと併せて、この部分の前方への突出量を比較的小さくすることができる。
同様に、野菜室24の背面部も、送風ファン39などが設けられるため、前方に突出することになるが、冷却器室と送風ファンとを前後に二重に配置するものに比べて、前方への突出量は比較的小さい。そして、これらチルド室30及び野菜室24は、共に、貯蔵容器31及び28を夫々出し入れする引出し式に構成されているので、突出した背面部をユーザが見ることは少なく、ユーザに圧迫感を与えることを未然に防止することができるのである。
さらに、本実施例では、野菜室24の背壁部には、吸込みダクト43と送風ダクト42とが前後に二重に重なって設けられているので、断熱材製の壁を設けることなく、吸込みダクト43内をいわば断熱空間として作用させることができる。つまり、例えば送風ファン39の停止時には、冷蔵室用冷却器室40内(冷蔵室用冷却器32)の冷気が、送風ダクト42内に降りてくることがあるが、吸込みダクト43によって一定の断熱が図られ、野菜室24内の温度が必要以上に低下することを未然に防止することができる。これと共に、吸込みダクト43の前面(野菜室24内の背面)に結露が生じることも抑えることができる。
しかも、送風ダクト42を、冷蔵室用冷却器32からの除霜水を受けるための水受部41を迂回するように設ける必要があるが、本実施例では、送風ファン39を冷蔵室用冷却器32よりも前方に配置したことにより、送風ダクト42を側方から見て必要以上に折曲がった形状とすることはなく、送風ファン39から冷蔵室用冷却器室40に向けてスムーズに送風を行うことができる。水受部41を設けたことにより、冷蔵室用冷却器32から流下した除霜水(露)が送風ファン39等にかかることがないことは勿論である。
尚、上記実施例では、冷蔵室用冷却器32と冷凍室用冷却器33との2つの冷却器を備えた冷蔵庫に本発明を適用したが、冷蔵庫本体内に1個の冷却器を備え、ダンパ装置等により各室への冷気流通の制御を行うタイプの冷蔵庫にも本発明を適用することができる。その他、本発明は上記一実施例に限定されるものではなく、例えば冷蔵庫本体内の各室の構成(配置)や、冷却器等を設ける位置、ダクト構成等についても種々の変形が可能であるなど、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得るものである。
図面中、21は冷蔵庫本体、23は冷蔵室、24は野菜室、26は仕切壁、28は貯蔵容器、30はチルド室、31は貯蔵容器、32は冷蔵室用冷却器、38は吹出しダクト、38aは吹出口、39は送風ファン、40は冷蔵室用冷却器室、41は水受部、42は送風ダクト、43は吸込みダクト、43aは開口部を示す。

Claims (6)

  1. 冷蔵室を有する冷蔵庫本体の背壁部に、冷却器と、この冷却器により生成された冷気を吹出しダクトを通して前記冷蔵室内に供給するための送風ファンとを備えた冷蔵庫において、
    前記吹出しダクトは、前記冷却器の上方に屈曲のないストレートな形状で配置され、
    前記送風ファンは、前記冷却器よりも風上であって、且つ、該冷却器と前後に二重に重なることなく該冷却器よりも下方に配置されていると共に、
    前記冷却器は引出し式の貯蔵容器の後方に位置して配置され、
    前記送風ファンは引出し式の貯蔵容器の後方に位置して配置され、
    前記送風ファンよりも上流に、前記冷蔵室内の空気を吸込むための吸込口が設けられていることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記冷却器の下方には、前記送風ファンよりも上方に位置して、当該冷却器からの除霜水を受ける水受部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 前記送風ファンは、前記冷却器よりも前方に配置されていることを特徴とする請求項1又は2記載の冷蔵庫。
  4. 前記冷蔵庫本体内には、上部に位置して、引出し式の貯蔵容器を備えるチルド室を最下段に有する冷蔵室が設けられ、その冷蔵室の下部に位置して、引出し式の貯蔵容器を備える野菜室が設けられていると共に、
    前記冷却器は、前記チルド室の後方に配設され、前記送風ファンは、前記野菜室の後方に配設されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の冷蔵庫。
  5. 前記野菜室の背壁部には、前記チルド室の底部から、前記送風ファン部分に冷気を吸込むための吸込みダクトが設けられていると共に、該送風ファンからの風を前記冷却器部分に導くための送風ダクトが設けられ、それら吸込みダクト及び送風ダクトは、前後に二重に重なるように配置されていることを特徴とする請求項4記載の冷蔵庫。
  6. 前記吸込みダクトは、前記送風ファンよりも下方まで延び、その底部には、開口部が設けられていることを特徴とする請求項5記載の冷蔵庫。
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