JP4953057B2 - プラスチック製容器 - Google Patents
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Description
以下、本発明の第1の実施の形態について、図1乃至図3を参照して説明する。
ここで、図1は、本発明の第1の実施の形態を示す正面図であり、図2は、図1のA−A線断面図(B−B線断面図)であり、図3は、図1のC−C線断面図である。
図1に示すように、プラスチック製容器1は、円筒形状の胴部2と、胴部2上方に設けられた口部3と、胴部2下方に設けられた底部4とを有している。このプラスチック製容器1は、ポリエチレンテレフタレート製のプリフォームを二軸延伸ブロー成形して製作される。
図1において、プラスチック製容器1内に内容液を充填して口部3を閉栓した後、プラスチック製容器1が冷却されたり内容液が酸化されたりすることにより、プラスチック製容器1内が減圧される。
一方、比較例として、上述したように、従来のプラスチック製容器31の胴部32の円筒部35の断面形状を図14に示す。図3に示すプラスチック製容器1を減圧したのと同一の条件下でプラスチック製容器31内部を減圧すると、図14に示すように、胴部32の円筒部35は楕円形状に歪んで変形する。この際、円筒部35のうち外方に突出する部分35aの変形量はL3であり、円筒部35のうち内方に引込む部分35bの変形量はL4である。この場合において、L1およびL2の値はいずれも、L3およびL4の小さい方の値より小さい。このため、プラスチック製容器1の形状の変形量は、従来のプラスチック製容器31の形状の変形量より小さくなる。
次に、本発明によるプラスチック製容器の第2の実施の形態について図4乃至図6を参照して説明する。
ここで、図4は、本発明の第2の実施の形態を示す正面図であり、図5は、図4のA−A線断面図であり、図6は、図4のB−B線断面図(C−C線断面図)である。図4乃至図6に示す第2の実施の形態は、胴部2の構成が異なるものであり、他の構成や作用効果は上述した第1の実施の形態と略同一である。図4乃至図6において、図1乃至図3に示す第1の実施の形態と同一部分には同一の部号を付して詳細な説明は省略する。
図4に示すように、プラスチック製容器1の胴部2は、上方部から下方部に向けて順次設けられた内方へ窪む4つの環状溝部8a、8b、8c、8dと、環状溝部8a、8b間、および環状溝部8c、8d間にそれぞれ設けられた2つの円筒部6とを有している。また、胴部2の環状溝部8b、8c間には、外方へ突出する環状突部9が設けられている。さらに、環状突部9には、周方向に沿って所定間隔をおいて、5個の内方へ引込むDカット状の凹部11(変形誘発箇所)が形成されている。なお、凹部11は、環状突部9にそれぞれ奇数個形成されていれば良く、とりわけ凹部11が環状突部9に3個、5個、7個または9個形成されていることが好ましい。
プラスチック製容器1内が減圧されると、プラスチック製容器1内部の体積を減少させようとして、プラスチック製容器1が内方に向って収縮変形する。この際、図5に示すように、各凹部9が屈曲変形の契機となって変形を誘発する。この場合、胴部2の環状突部9の断面は、各凹部11を頂点とする略五角形状に変形する(仮想線)。これに伴い、図6に示すように、胴部2の円筒部6の断面も略五角形状となる(仮想線)。このようにして、プラスチック製容器1の容量が減少し、各円筒部6がプラスチック製容器1内の減圧を吸収する。なお、図5および図6において、プラスチック製容器1の変形後の断面形状(仮想線)は誇張して描かれている。
次に、本発明によるプラスチック製容器の第3の実施の形態について図7乃至図9を参照して説明する。
ここで、図7は、本発明の第3の実施の形態を示す正面図であり、図8は、図7のA−A線断面図であり、図9は、図7のB−B線断面図である。図7乃至図9に示す第3の実施の形態は、胴部2の構成が異なるものであり、他の構成や作用効果は上述した第1の実施の形態と略同一である。図7乃至図9において、図1乃至図3に示す第1の実施の形態と同一部分には同一の部号を付して詳細な説明は省略する。
図7に示すように、プラスチック製容器1の胴部2は、周方向に均等に並んで設けられ、鉛直断面が内方へ屈曲する7個の曲面部12を有している。また、このプラスチック製容器1の胴部2は、上端2a付近及び下端2b付近における横断面形状が略円形状となっている。胴部2の各曲面部12は、上端2a付近から下端2b付近に向けて縦に細長い形状を有しており、また、各曲面部12は、その位置により曲率半径が異なる自由曲面からなっている。さらに、これら各曲面部12間には、それぞれ内方へ屈曲する7個の弧状の稜線部13(変形誘発箇所)が設けられており、これら各稜線部13は、外面に面取りRが形成されている。
プラスチック製容器1内が減圧されると、プラスチック製容器1内部の体積を減少させようとして、プラスチック製容器1が内方に向って収縮変形する。この際、図8に示すように、各稜線部13が屈曲変形の契機となって変形を誘発する。この場合、胴部2の中心部における断面は、図8の仮想線のように変形する。同様に、胴部2の上端2a付近または下端2b付近における断面は、図9の仮想線に示すように、略七角形状に変形する。このようにして、プラスチック製容器1の容量が減少し、各曲面部12がプラスチック製容器1内の減圧を吸収する。なお、図8および図9において、プラスチック製容器1の変形後の断面形状(仮想線)は誇張して描かれている。
次に、本発明によるプラスチック製容器の第4の実施の形態について図10乃至図12を参照して説明する。
ここで、図10は、本発明の第4の実施の形態を示す正面図であり、図11は、図10のA−A線断面図であり、図12は、図10のB−B線断面図(C−C線断面図)である。図10乃至図12に示す第4の実施の形態は、胴部2の構成が異なるものであり、他の構成や作用効果は上述した第1の実施の形態と略同一である。図10乃至図12において、図1乃至図3に示す第1の実施の形態と同一部分には同一の部号を付して詳細な説明は省略する。
図10に示すように、プラスチック製容器1の胴部2は、円筒形状を有しており、周方向に沿って所定間隔をおいて3個の曲率半径増大面14(変形誘発箇所)を有している。この各曲率半径増大面14は、水平断面が胴部2の曲率半径増大面14以外の部分20の水平断面の曲率より大きい曲率半径を有している。
プラスチック製容器1内が減圧されると、プラスチック製容器1内部の体積を減少させようとして、プラスチック製容器1が内方に向って収縮変形する。この際、図11に示すように、各曲率半径増大面14が屈曲変形の契機となって変形を誘発する。この場合、胴部2の断面は、各曲率半径増大面14を頂点とする略三角形状に変形する(仮想線)。これに伴い、図12に示すように、胴部2の曲率半径増大面14以外の部分20の断面も略三角形状となる(仮想線)。このようにして、プラスチック製容器1の容量が減少し、胴部2の曲率半径増大面14以外の部分20がプラスチック製容器1内の減圧を吸収する。なお、図11および図12において、プラスチック製容器1の変形後の断面形状(仮想線)は誇張して描かれている。
2 胴部
3 口部
4 底部
5 突起部
6 円筒部
8 環状溝部
9 環状突部
10 肩部
11 凹部
12 曲面部
13 稜線部
14 曲率半径増大面
20 胴部の曲率半径増大面以外の部分
31 プラスチック製容器
32 胴部
33 口部
34 底部
35 円筒部
38 溝部
40 肩部
41 プラスチック製容器
42 胴部
43 口部
44 底部
45 平面部
46 角部
47 減圧吸収パネル
50 肩部
Claims (8)
- 胴部と、胴部上方に設けられた口部と、胴部下方に設けられた底部とを有するプラスチック製容器において、
胴部に胴部の周方向に所定間隔をおいて奇数個の変形誘発箇所を設け、
この変形誘発箇所は、プラスチック製容器が減圧された際、プラスチック製容器の変形を誘発し、胴部は、その水平断面が略正奇数多角形状となるように変形することを特徴とするプラスチック製容器。 - 胴部は、胴部の全周に形成された環状溝部を有し、
変形誘発箇所は、環状溝部内に設けられ、周方向に沿って所定間隔をおいて、外方へ突出する突起部からなることを特徴とする請求項1に記載のプラスチック製容器。 - 胴部は、外方へ突出する環状突部を有し、
変形誘発箇所は、環状突部に設けられ、周方向に沿って所定間隔をおいて、内方へ引込む凹部からなることを特徴とする請求項1に記載のプラスチック製容器。 - 胴部は、周方向に並んで設けられた面部を有し、
変形誘発箇所は、各面部間に設けられた稜線部からなることを特徴とする請求項1に記載のプラスチック製容器。 - 各面部は、鉛直断面が内方へ屈曲する曲面部からなり、各稜線部は、内方へ屈曲する弧状形状を有することを特徴とする請求項4に記載のプラスチック製容器。
- 変形誘発箇所は、胴部の周方向に沿って所定間隔をおいて設けられた曲率半径増大面からなり、
曲率半径増大面は、水平断面が胴部の曲率半径増大面以外の部分の水平断面の曲率半径より大きい曲率半径を有することを特徴とする請求項1に記載のプラスチック製容器。 - 二軸延伸ブロー成形方法により製作されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のプラスチック製容器。
- 材質がポリエチレンテレフタレートからなることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のプラスチック製容器。
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- 2006-06-08 JP JP2006159757A patent/JP4953057B2/ja active Active
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