JP4949003B2 - 発泡成形用熱可塑性樹脂組成物、発泡成形品及びその製造方法、並びに積層品 - Google Patents
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Description
発泡成形に供される組成物用の樹脂として、特許文献1〜5には、ABS樹脂、ASA樹脂等のゴム強化スチレン系樹脂、ポリスチレン、スチレン・メタクリル酸共重合体、アクリロニトリル・スチレン共重合体、ハイインパクトポリスチレン等のスチレン系樹脂、オレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂等が開示されている。
本発明の目的は、発泡倍率が高く且つ成形外観性に優れる発泡成形品の形成に好適な発泡成形用熱可塑性樹脂組成物、発泡成形品及びその製造方法、並びに積層品を提供することにある。
1.〔D〕全単量体単位の合計を100質量%とした場合に、芳香族ビニル化合物よりなる単量体単位75〜95質量%、シアン化ビニル化合物よりなる単量体単位5〜25質量%及び他のビニル系化合物よりなる単量体単位0〜20質量%からなり、且つ、重量平均分子量が100,000〜300,000であるスチレン系樹脂(A1)、及び、発泡剤〔B〕を含有し、該発泡剤〔B〕の含有割合が上記スチレン系樹脂(A1)100質量部に対して2.5〜10質量部である発泡剤含有マスターバッチと、
〔E〕熱可塑性樹脂〔C〕(但し、上記スチレン系樹脂(A1)を除く。)を含み且つ発泡剤を含まない熱可塑性樹脂体と、が混合されてなる組成物において、
上記発泡剤〔B〕が、沸点の平均値が−10℃〜55℃である化合物を含み、
上記熱可塑性樹脂〔C〕が、ゴム質重合体の存在下に、芳香族ビニル化合物及びシアン化ビニル化合物を含む単量体を重合して得られた樹脂であり、該スチレン系ゴム強化樹脂のアセトン可溶成分又はアセトニトリル可溶成分を構成する単量体単位の合計量の和を100質量%とした場合に、シアン化ビニル化合物よりなる単量体単位の合計量の割合が、25〜35質量%であるスチレン系ゴム強化樹脂を含むことを特徴とする発泡成形用熱可塑性樹脂組成物。
2.上記ゴム質重合体が、ポリブタジエン、ポリイソプレン、スチレン・ブタジエン系共重合体ゴム、スチレン・イソプレン系共重合体ゴム及び天然ゴムから選ばれた少なくとも1種である上記1に記載の発泡成形用熱可塑性樹脂組成物。
3.上記ゴム質重合体が、エチレン・α−オレフィン系共重合体ゴム又はアクリル系ゴムである上記1に記載の発泡成形用熱可塑性樹脂組成物。
4.上記スチレン系樹脂(A1)の溶融粘度Vdと、上記熱可塑性樹脂体〔E〕の溶融粘度Veとの比(Vd/Ve)が、0.47〜0.60である上記1乃至3のいずれか一項に記載の発泡成形用熱可塑性樹脂組成物。
5.上記1乃至4のいずれかに記載の発泡成形用熱可塑性樹脂組成物を溶融混練して混練物を得る工程と、上記混練物を、押出成形、射出成形、真空成形又は圧空成形に供して、発泡成形品を得る工程と、を備えることを特徴とする発泡成形品の製造方法。
6.上記5に記載の方法により得られたことを特徴とする発泡成形品。
7.上記1乃至4のいずれかに記載の発泡成形用熱可塑性樹脂組成物を用いて得られた成形部(X)と、他の材料からなる部材(Y)とが積層してなることを特徴とする積層品。
上記熱可塑性樹脂〔C〕が、スチレン系ゴム強化樹脂であり、該スチレン系ゴム強化樹脂が、ゴム質重合体の存在下に、芳香族ビニル化合物及びシアン化ビニル化合物を含む単量体を重合して得られた樹脂であり、該スチレン系ゴム強化樹脂のアセトン可溶成分又はアセトニトリル可溶成分を構成する単量体単位の合計量の和を100質量%とした場合に、シアン化ビニル化合物よりなる単量体単位の合計量の割合が、25〜35質量%であるので、発泡セルが均一であり、形状安定性に優れ、耐薬品性に優れた発泡成形品を得ることができる。
本発明の発泡成形品は、発泡セルが均一であり、形状安定性に優れ、発泡倍率が2倍以上と高くても形状安定性に優れる。
本発明の積層品は、形状安定性に優れ、発泡倍率が2倍以上と高い成形部(X)を有しても形状安定性に優れる。
本発明の発泡成形用熱可塑性樹脂組成物は、〔D〕全単量体単位の合計を100質量%とした場合に、芳香族ビニル化合物よりなる単量体単位75〜95質量%、シアン化ビニル化合物よりなる単量体単位5〜25質量%及び他のビニル系化合物よりなる単量体単位0〜20質量%からなり、且つ、重量平均分子量が100,000〜300,000であるスチレン系樹脂(A1)、及び、発泡剤〔B〕を含有し、該発泡剤〔B〕の含有割合が上記スチレン系樹脂(A1)100質量部に対して2.5〜10質量部である発泡剤含有マスターバッチ(以下、「成分〔D〕」ともいう。)と、〔E〕熱可塑性樹脂〔C〕(但し、上記スチレン系樹脂(A1)を除く。)を含み且つ発泡剤を含まない熱可塑性樹脂体(以下、「成分〔E〕」ともいう。)と、が混合されてなる組成物において、
上記発泡剤〔B〕が、沸点の平均値が−10℃〜55℃である化合物を含み、
上記熱可塑性樹脂〔C〕が、ゴム質重合体の存在下に、芳香族ビニル化合物及びシアン化ビニル化合物を含む単量体を重合して得られた樹脂であり、該スチレン系ゴム強化樹脂のアセトン可溶成分又はアセトニトリル可溶成分を構成する単量体単位の合計量の和を100質量%とした場合に、シアン化ビニル化合物よりなる単量体単位の合計量の割合が、25〜35質量%であるスチレン系ゴム強化樹脂を含むことを特徴とする。
以下、構成成分について、説明する。
上記酸無水物としては、無水マレイン酸、無水イタコン酸、無水シトラコン酸等が挙げられる。これらは、1種単独であるいは2種以上を組み合わせて用いることができる。
上記スチレン系樹脂(A32)は、このゴム強化ビニル系樹脂であってよいし、このゴム強化ビニル系樹脂と、上記スチレン系樹脂(A1)を除く、スチレン・アクリロニトリル共重合体、アクリロニトリル・α−メチルスチレン共重合体、アクリロニトリル・スチレン・メタクリル酸メチル共重合体、アクリロニトリル・スチレン・N−フェニルマレイミド共重合体等のスチレン系(共)重合体(A21)との混合物であってもよい。
従って、上記ビニル系単量体(q1)としては、芳香族ビニル化合物の1種以上からなる単量体(q11)、又は、芳香族ビニル化合物の1種以上、及び、この芳香族ビニル化合物と共重合可能な化合物の1種以上を組み合わせた単量体(q12)を用いることができる。
[1]上記ビニル系単量体(q1)として上記単量体(q11)のみを用いて得られたゴム強化ビニル系樹脂の1種以上。
[2]上記ビニル系単量体(q1)として上記単量体(q121)のみを用いて得られたゴム強化ビニル系樹脂の1種以上。
[3]上記ビニル系単量体(q1)として上記単量体(q122)のみを用いて得られたゴム強化ビニル系樹脂の1種以上。
上記ゴム強化ビニル系樹脂としては、上記態様[2]及び[3]が好ましい。また、これらの態様[1]、[2]及び[3]のうちの2種又は3種の組合せであってもよい。
尚、上記重合開始剤は、反応系に一括して、又は、連続的に添加することができる。
尚、上記連鎖移動剤は、反応系に一括して、又は、連続的に添加することができる。
尚、上記ゴム強化ビニル系樹脂を2種以上含有するゴム強化樹脂とする場合には、各ラテックスから樹脂を単離した後、混合してもよいが、他の方法として、各樹脂をそれぞれ含むラテックスの混合物を凝固する等の方法がある。
グラフト率(質量%)={(y−x)/x}×100
上記ポリカーボネート樹脂は、全体としての粘度平均分子量が上記範囲に入るものであれば、異なる粘度平均分子量を有するポリカーボネート樹脂の2種以上を混合して用いてもよい。
その平均重合度は、通常、500〜8,000である。
上記発泡助剤の含有量は、上記成分〔B〕100質量部に対して、通常、0.1〜2質量部である。
低分子型帯電防止剤としては、アニオン系帯電防止剤;カチオン系帯電防止剤;非イオン系帯電防止剤;両性系帯電防止剤;錯化合物;アルコキシシラン、アルコキシチタン、アルコキシジルコニウム等の金属アルコキシド及びその誘導体;コーテッドシリカ、リン酸塩、リン酸エステル等が挙げられる。これらは、1種単独であるいは2種以上を組み合わせて用いることができる。
また、高分子型帯電防止剤としては、分子内にスルホン酸金属塩を有するビニル共重合体、アルキルスルホン酸金属塩、アルキルベンゼンスルホン酸金属塩、ベタイン等が挙げられる。更に、ポリアミドエラストマー、ポリエステルエラストマー等を用いることもできる。これらは、1種単独であるいは2種以上を組み合わせて用いることができる。
有機系難燃剤としては、臭素化エポキシ系化合物、臭素化アルキルトリアジン化合物、臭素化ビスフェノール系エポキシ樹脂、臭素化ビスフェノール系フェノキシ樹脂、臭素化ビスフェノール系ポリカーボネート樹脂、臭素化ポリスチレン樹脂、臭素化架橋ポリスチレン樹脂、臭素化ビスフェノールシアヌレート樹脂、臭素化ポリフェニレンエーテル、デカブロモジフェニルオキサイド、テトラブロモビスフェノールA及びそのオリゴマー等のハロゲン系難燃剤;トリメチルホスフェート、トリエチルホスフェート、トリプロピルホスフェート、トリブチルホスフェート、トリペンチルホスフェート、トキヘキシルホスフェート、トリシクロヘキシルホスフェート、トリフェニルホスフェート、トリクレジルホスフェート、トリキシレニルホスフェート、クレジルジフェニルホスフェート、ジクレジルフェニルホスフェート、ジメチルエチルホスフェート、メチルジブチルホスフェート、エチルジプロピルホスフェート、ヒドロキシフェニルジフェニルホスフェート等のリン酸エステルやこれらを各種置換基で変性した化合物、各種の縮合型のリン酸エステル化合物、リン元素及び窒素元素を含むホスファゼン誘導体等のリン系難燃剤;ポリテトラフルオロエチレン、グアニジン塩、シリコーン系化合物、ホスファゼン系化合物等が挙げられる。これらは、1種単独であるいは2種以上を組み合わせて用いることができる。
反応系難燃剤としては、テトラブロモビスフェノールA、ジブロモフェノールグリシジルエーテル、臭素化芳香族トリアジン、トリブロモフェノール、テトラブロモフタレート、テトラクロロ無水フタル酸、ジブロモネオペンチルグリコール、ポリ(ペンタブロモベンジルポリアクリレート)、クロレンド酸(ヘット酸)、無水クロレンド酸(無水ヘット酸)、臭素化フェノールグリシジルエーテル、ジブロモクレジルグリシジルエーテル等が挙げられる。これらは、1種単独であるいは2種以上を組み合わせて用いることができる。
尚、上記発泡剤含有マスターバッチ〔D〕は、上記スチレン系樹脂(A1)100質量部に対して、20質量部以下の熱可塑性樹脂〔C〕を含有してもよい。
その後、上記混練工程においては、上記溶融工程において用いた押出機が、あるいは、別途準備した、上記例示した押出機が用いられ、溶融状態の上記スチレン系樹脂(A1)中に、液化させた上記成分〔B〕、又は、液化させた上記成分〔B〕及び発泡助剤を供給し、通常、上記スチレン系樹脂(A1)の溶融温度以上で溶融混練する。
その後、冷却された線状体を適当な長さに切断することにより、所望の大きさの発泡剤含有マスターバッチを製造することができる。
上記熱可塑性樹脂〔C〕は、上記スチレン系ゴム強化樹脂を含む。
尚、上記熱可塑性樹脂体〔E〕は、上記熱可塑性樹脂〔C〕100質量部に対して、20質量部以下のスチレン系樹脂(A1)を含有してもよい。
本発明の発泡成形品は、上記本発明の発泡成形用熱可塑性樹脂組成物を用いて得られたことを特徴とする。
本発明の発泡成形品は、発泡セルが均一である。また、密度は、通常、40〜500kg/m3、好ましくは50〜400kg/m3である。
上記成分が、スチレン系樹脂(A1)及びスチレン系ゴム強化樹脂からなる場合、加熱温度は、好ましくは130〜200℃である。
上記熱可塑性樹脂体〔E〕を構成する熱可塑性樹脂〔C〕が、スチレン系ゴム強化樹脂である場合、溶融温度は、好ましくは130〜200℃である。
本発明の積層品は、上記本発明の発泡成形用熱可塑性樹脂組成物を用いて得られた成形部(X)と、他の材料からなる部材(Y)とが積層してなることを特徴とする。
本発明の積層品は、上記本発明の発泡成形品と同じ用途に好適である。その形状も上記本発明の成形品と同様とすることができる。
樹脂(組成物)は、熱可塑性樹脂(組成物)であってよいし、硬化樹脂(組成物)であってもよい。熱可塑性樹脂(組成物)である場合には、上記本発明の発泡成形用熱可塑性樹脂組成物と異なる熱可塑性樹脂組成物(以下、「熱可塑性樹脂組成物(N)」という。)である。この熱可塑性樹脂組成物(N)に含まれる熱可塑性樹脂としては、本発明の積層品の用途等により選択されるが、上記本発明の発泡成形用熱可塑性樹脂組成物に含まれる成分と同じであってよいし、異なってもよい。また、この熱可塑性樹脂組成物(N)は、発泡剤を含有してよいし、含有しなくてもよい。
無機材料は、金属、合金、酸化物、炭化物、窒化物、金属塩等が挙げられる。
尚、本発明の積層品において、上記部材(Y)の層数は、1層でも、2層でも、3層以上でもよいし、上記成形部(X)の両面に備えてもよい(図1〜図3参照)。
上記態様の積層品の製造方法としては、上記本発明の発泡成形用熱可塑性樹脂組成物を用いて成形部(X)11を形成した後、別途、作製した部材(Y)12を配設する方法;上記本発明の発泡成形用熱可塑性樹脂組成物と、上記部材(Y)12を形成することとなる熱可塑性樹脂組成物(N)とを用いて、共押出する方法;予め形成した部材(Y)12の表面に、上記本発明の発泡成形用熱可塑性樹脂組成物を用いて得られた成形部(X)11を配設する方法等が挙げられる。
上記部材(Y)12が粘着層である場合、成形部(X)11及び部材(Y)12(粘着層)の好ましい厚さは、それぞれ、1〜50mm、及び、0.02〜0.1mmである。また、上記部材(Y)12(粘着層)を形成する粘着剤組成物としては、スクリーン法、グラビア法、メッシュ法、バー塗工法等で塗工するエマルジョン型組成物;有機溶剤型組成物;押出ラミネート法、ドライラミネート法、共押出法等で形成する熱溶融型組成物等があり、いずれも用いることができる。例えば、公知のアクリル系重合体、ジエン系重合体、水素添加ジエン系重合体等を含む組成物を用いることができる。尚、上記成形部(X)11と、上記粘着剤組成物との接着性を向上させるために、上記部材(Y)12の形成前に、上記成形部(X)11に直接、又は、上記成形部(X)11の表面に、コロナ処理等を行ってよいし、アンカーコート層を形成してもよい。アンカーコート層とする場合には、ポリエチレンイミン、ポリウレタン、ポリエステル又はアクリル樹脂が用いられ、厚さが0.1〜5μm程度の層である。尚、上記アンカーコート層は、水性溶液又は溶剤溶液として塗布し、乾燥することにより形成することができる。上記部材(Y)12(粘着層)の形成後、この層を保護するために、保護層として、通常、剥離紙等を配設してもよい。
更に、上記部材(Y)12が粘着層又は接着層である場合、通常、その表面に、更に剥離紙等が配設される。
尚、上記部材(Y)12a及び/又は12bが、粘着層又は接着層である場合、通常、その表面に、更に剥離紙等が配設される。
下記の実施例及び比較例において用いる成分を示す。
(1)アクリロニトリル・スチレン樹脂(A−1)
スチレン単位量79%、アクリロニトリル単位量21%の共重合体であり、Mwは16万である。下記方法による剪断粘度は8,000ポアズであった。
(2)アクリロニトリル・スチレン樹脂(A−2)
スチレン単位量84%、アクリロニトリル単位量16%の共重合体であり、Mwは15万である。下記方法による剪断粘度は7,000ポアズであった。
(3)アクリロニトリル・スチレン樹脂(A−3)
スチレン単位量70%、アクリロニトリル単位量30%の共重合体であり、Mwは20万である。下記方法による剪断粘度は14,500ポアズであった。
(4)ポリスチレン樹脂(A−4)
PSジャパン社製「HF77」(商品名)を用いた。Mwは、22万である。下記方法による剪断粘度は12,000ポアズであった。
ツインキャピラリーレオメーター(型式「RH7−2」、ボーリン社製)を用いた。温度管理された円筒形バレル内に樹脂(測定試料)を入れて可塑化させ、バレル上部に設置されたプランジャーより一定の速度でバレル内の樹脂(測定試料)を押し、バレル下部に設置された、直径1mm、長さ16mm、入口角180度のキャピラリーより、樹脂(測定試料)を排出させた。測定される剪断粘度は、温度220℃、剪断速度100/秒におけるバレル内の圧力から得られるが、この剪断粘度は、樹脂(測定試料)の粘性抵抗に加え、キャピラリー出入口部の流動面積急変による抵抗が含まれる。従って、剪断粘度としては、異なるL/Dのキャピラリー又はL/Dが0に近いオリフィスを用い、上記の温度及び剪断速度において圧力測定を行い、バーグレー補正を行った。
ブタン(大気圧における沸点−0.5℃)を用いた。
(1)ABS樹脂(E−1)
以下の方法で得られた樹脂を用いた。
体積平均粒子径280nm及びトルエン不溶分80%のポリブタジエンゴム粒子を含む分散液中で、スチレン及びアクリロニトリルを乳化重合し、ゴム強化ビニル系樹脂を含有するラテックスを得た。次いで、このラテックスに、硫酸水溶液を投入し、ゴム強化ビニル系樹脂を凝固させた後、水洗及び乾燥し、粉体状とした。得られたゴム強化ビニル系樹脂は、グラフト率が55%であり、ポリブタジエン量が51%であり、スチレン単位量が35%であり、アクリロニトリル単位量が14%であった。
一方、スチレン単位量71%及びアクリロニトリル単位量29%からなり、Mwが15万であるアクリロニトリル・スチレン共重合体を、別途準備し、上記ゴム強化ビニル系樹脂と210℃で混練し、ポリブタジエン量が15%である「ABS樹脂(E−1)」を得た。以下において用いたABS樹脂(E−1)は円柱状であり、大きさは、およそ外径2mm及び長さ3mmである。
得られたABS樹脂(E−1)のMFR(ISO 1133に準拠、温度220℃、荷重98N)は5.1g/10分、剪断粘度は14,500ポアズであった。また、アセトン可溶成分におけるアクリロニトリル単位量は29%であり、アセトン可溶成分の極限粘度(メチルエチルケトン中、30℃で測定)は0.71dl/gであった。
上記ABS樹脂(E−1)と同様にして、グラフト率が49%であるゴム強化ビニル系樹脂を含み、ポリブタジエン量が15%である「ABS樹脂(E−2)」を得た。以下において用いたABS樹脂(E−2)は円柱状であり、大きさは、およそ外径2mm及び長さ3mmである。
得られたABS樹脂(E−2)のMFR(ISO 1133に準拠、温度220℃、荷重98N)は5.1g/10分、剪断粘度は11,000ポアズであった。また、アセトン可溶成分におけるアクリロニトリル単位量が21%であり、アセトン可溶成分の極限粘度(メチルエチルケトン中、30℃で測定)は0.73dl/gであった。
上記ABS樹脂(E−1)と同様にして、グラフト率が57%であるゴム強化ビニル系樹脂を含み、ポリブタジエン量が15%である「ABS樹脂(E−3)」を得た。以下において用いたABS樹脂(E−3)は円柱状であり、大きさは、およそ外径2mm及び長さ3mmである。
得られたABS樹脂(E−3)のMFR(ISO 1133に準拠、温度220℃、荷重98N)は5.5g/10分、剪断粘度は17,200ポアズであった。また、アセトン可溶成分におけるアクリロニトリル単位量が40%であり、アセトン可溶成分の極限粘度(メチルエチルケトン中、30℃で測定)は0.69dl/gであった。
三菱エンジニアリングプラスチックス社製ポリ−4,4’−イソプロピリデンジフェニルカーボネート「NOVAREX 7020A」(商品名)を用いた。以下において用いたポリカーボネート樹脂(E−4)は粉末状であり、大きさは、およそ外径2.5mmである。
三菱レイヨン社製メタクリル酸メチル・アクリル酸メチル共重合体「アクリペット VH5」(商品名)を用いた。以下において用いたアクリル系樹脂(E−5)は円柱状であり、大きさは、およそ外径2mm及び長さ3mmである。
ヴイテック社製「ビニカPVC SG1300」(商品名)を用いた。重合度は1,300である。以下において用いた塩化ビニル樹脂(E−6)の形状は粒子状であり、大きさは、およそ外径0.2mmである。
製造例1
シリンダー温度を170〜250℃に設定した120mm単軸押出機に、アクリロニトリル・スチレン樹脂(A−1)100部を供給してこれを溶融した。その後、発泡剤Bの4.5部を上記押出機後部の注入口から供給し、溶融混練した。
次いで、上記押出機の出口に配設した、50穴(2.5mmφ/穴)のダイを通して、ストランド化させて、そのまま直接、水槽に導入した。水槽にて冷却後、長さ3mmに切断し、外径約2mmの発泡剤含有マスターバッチ(MB−1)を得た。
[ブタン含有量測定方法]
発泡剤含有マスターバッチ約10gを、200℃のホットプレート上に載置し、5分間加熱し、加熱前後の質量を精秤し、その差をブタン含有量とした。
○;表面が滑らかであった。
×;表面がスポンジのようになっていた。
発泡剤含有マスターバッチ形成用樹脂A及び発泡剤Bを、それぞれ、表1に示す割合で用いた以外は、実施例1と同様にして発泡剤含有マスターバッチ(MB−2)〜(MB−4)を製造し、各種評価を行った。その結果を表1に示した。
実施例1
発泡剤含有マスターバッチ(MB−1)25部と、熱可塑性樹脂体(E−1)75部とをヘンシェルミキサーで混合し、発泡成形用熱可塑性樹脂組成物を得た。その後、スクリューを備える押出機(「FS50−22型」、池貝社製)に投入し、200℃で溶融混練した。次いで、8mmφの丸ダイスに、30mmφ又は23mmφのサイジングダイを配設した出口から排出させ、下記計算方法による発泡倍率が3.5倍である発泡成形品を得た。
[発泡倍率計算方法]
発泡成形品の外形寸法から求めた、嵩体積、及び、樹脂の比重から、質量計算値W1を算出し、このW1と、質量実測値W2との比を発泡倍率とした。
発泡倍率(倍) = W1/W2
尚、計算に用いた樹脂の比重は、ABS系樹脂;1.06g/cm3、PC樹脂;1.17g/cm3、アクリル系樹脂;1.16g/cm3、塩化ビニル系樹脂;1.32g/cm3である。
◎;歪みのない発泡成形品が得られ、その表面が滑らかであった。
○;歪みのない発泡成形品が得られたが、その表面の一部が毛羽立っていた。
△;わずかに歪みのある発泡成形品が得られ、その表面の一部が毛羽立っていた。
×;歪みのある発泡成形品が得られ、その表面のほぼ全面が毛羽立っていた。
表2に従って、発泡剤含有マスターバッチ及び熱可塑性樹脂体を用いた以外は、実施例1と同様にして、発泡成形品を製造し、評価した。その結果を表2に示した。
発泡剤含有マスターバッチ(MB−2)25部と、熱可塑性樹脂体(E−4)75部とをヘンシェルミキサーで混合し、発泡成形用熱可塑性樹脂組成物を得た。その後、スクリューを備える押出機(「FS50−22型」、池貝社製)に投入し、230℃で溶融混練した以外は、実施例1と同様にして、発泡成形品を製造し、評価した。その結果を表2に示した。
発泡剤含有マスターバッチ(MB−2)25部と、熱可塑性樹脂体(E−5)75部とをヘンシェルミキサーで混合し、発泡成形用熱可塑性樹脂組成物を得た。その後、スクリューを備える押出機(「FS50−22型」、池貝社製)に投入し、200℃で溶融混練した以外は、実施例1と同様にして、発泡成形品を製造し、評価した。その結果を表2に示した。
発泡剤含有マスターバッチ(MB−1)25部と、熱可塑性樹脂体(E−6)75部とをヘンシェルミキサーで混合し、発泡成形用熱可塑性樹脂組成物を得た。その後、スクリューを備える押出機(「FS50−22型」、池貝社製)に投入し、190℃で溶融混練した以外は、実施例1と同様にして、発泡成形品を製造し、評価した。その結果を表2に示した。
発泡剤含有マスターバッチ(MB−1)25部と、熱可塑性樹脂体(E−1)75部とをヘンシェルミキサーで混合し、発泡成形用熱可塑性樹脂組成物を得た。その後、この発泡成形用熱可塑性樹脂組成物と、主成分が炭酸水素ナトリウムである吸熱分解型発泡剤(「セルボンSC−P」、永和化成社製)2部とを、スクリューを備える押出機(「FS50−22型」、池貝社製)に投入し、200℃で溶融混練した以外は、実施例1と同様にして、発泡成形品を製造し、評価した。その結果を表2に示した。
表2に従って、発泡剤含有マスターバッチ及び熱可塑性樹脂体を用いた以外は、実施例1と同様にして、発泡成形品を製造し、評価した。その結果を表2に示した。
表2に従って、発泡剤含有マスターバッチ及び熱可塑性樹脂体を用いた以外は、参考例1と同様にして、発泡成形品を製造し、評価した。その結果を表2に示した。
熱可塑性樹脂体(E−1)100部と、主成分が炭酸水素ナトリウムである吸熱分解型発泡剤(「セルボンSC−P」、永和化成社製)2部とを、スクリューを備える押出機(「FS50−22型」、池貝社製)に投入し、200℃で溶融させた。その後、実施例1と同様にして、発泡成形品を製造し、評価した。その結果を表2に示した。
11;成形部(X)
12,12a及び12b;部材(Y)
Claims (7)
- 〔D〕全単量体単位の合計を100質量%とした場合に、芳香族ビニル化合物よりなる単量体単位75〜95質量%、シアン化ビニル化合物よりなる単量体単位5〜25質量%及び他のビニル系化合物よりなる単量体単位0〜20質量%からなり、且つ、重量平均分子量が100,000〜300,000であるスチレン系樹脂(A1)、及び、発泡剤〔B〕を含有し、該発泡剤〔B〕の含有割合が上記スチレン系樹脂(A1)100質量部に対して2.5〜10質量部である発泡剤含有マスターバッチと、
〔E〕熱可塑性樹脂〔C〕(但し、上記スチレン系樹脂(A1)を除く。)を含み且つ発泡剤を含まない熱可塑性樹脂体と、が混合されてなる組成物において、
上記発泡剤〔B〕が、沸点の平均値が−10℃〜55℃である化合物を含み、
上記熱可塑性樹脂〔C〕が、ゴム質重合体の存在下に、芳香族ビニル化合物及びシアン化ビニル化合物を含む単量体を重合して得られた樹脂であり、該スチレン系ゴム強化樹脂のアセトン可溶成分又はアセトニトリル可溶成分を構成する単量体単位の合計量の和を100質量%とした場合に、シアン化ビニル化合物よりなる単量体単位の合計量の割合が、25〜35質量%であるスチレン系ゴム強化樹脂を含むことを特徴とする発泡成形用熱可塑性樹脂組成物。 - 上記ゴム質重合体が、ポリブタジエン、ポリイソプレン、スチレン・ブタジエン系共重合体ゴム、スチレン・イソプレン系共重合体ゴム及び天然ゴムから選ばれた少なくとも1種である請求項1に記載の発泡成形用熱可塑性樹脂組成物。
- 上記ゴム質重合体が、エチレン・α−オレフィン系共重合体ゴム又はアクリル系ゴムである請求項1に記載の発泡成形用熱可塑性樹脂組成物。
- 上記スチレン系樹脂(A1)の溶融粘度Vdと、上記熱可塑性樹脂体〔E〕の溶融粘度Veとの比(Vd/Ve)が、0.47〜0.60である請求項1乃至3のいずれか一項に記載の発泡成形用熱可塑性樹脂組成物。
- 請求項1乃至4のいずれかに記載の発泡成形用熱可塑性樹脂組成物を溶融混練して混練物を得る工程と、上記混練物を、押出成形、射出成形、真空成形又は圧空成形に供して、発泡成形品を得る工程と、を備えることを特徴とする発泡成形品の製造方法。
- 請求項5に記載の方法により得られたことを特徴とする発泡成形品。
- 請求項1乃至4のいずれかに記載の発泡成形用熱可塑性樹脂組成物を用いて得られた成形部(X)と、他の材料からなる部材(Y)とが積層してなることを特徴とする積層品。
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