JP4945105B2 - Multi-layer coil winding method - Google Patents
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Description
本発明は、多層コイル、及び多層コイルの巻線方法に関するものである。 The present invention relates to a multilayer coil and a winding method of the multilayer coil.
1本の線材を巻線用治具であるボビン、例えば巻芯の断面が4角形状のボビンに整列巻きする場合には、4面の内の1面で線材の線径分の送りをかけるのが一般的である。この場合、他の3面では送りをかけない。 When one wire rod is aligned and wound on a bobbin that is a winding jig, for example, a bobbin having a quadrilateral cross section, the wire is fed by the diameter of the wire rod on one of the four surfaces. It is common. In this case, feeding is not performed on the other three surfaces.
線材が巻芯端部まで巻線され、線材が上層へ巻線されるときには、線材に送りをかける面では、下層と上層との線材の巻き方向が逆になるため、図13に示すように斜線の部分は、下層と上層の線材が交差する交差部となる。このように、線材に送りをかけ下層と上層の線材が交差する面(以下、「線材送り面」と称する。)では線材は2重になる(例えば、特許文献1参照)。なお、線材送り面以外の面では、隣合う線材間の溝が上層の線材の案内溝となるため、線材は交差することはなく線材が2重になることはない。 When the wire is wound up to the end of the core and the wire is wound on the upper layer, the winding direction of the lower and upper layers is reversed on the surface where the wire is fed, as shown in FIG. The hatched portion is an intersection where the lower and upper wire rods intersect. In this way, the wire is doubled on the surface where the wire is fed and the lower and upper layers intersect (hereinafter referred to as “wire feed surface”) (see, for example, Patent Document 1). Note that, on the surface other than the wire feeding surface, the groove between the adjacent wire rods becomes a guide groove for the upper wire rod, so that the wire rods do not intersect and the wire rods do not double.
次に、2本の線材を巻芯の断面が4角形状のボビンに並列に整列巻きする場合について図14(a)を参照して説明する。この場合、4面の内の1面である線材送り面では、線材の送りは線材2本分となる(1)。この線材送り面端部では、線材は、線材0.5本分の隙間を残して上層へ乗り上がるようにして巻線させる(2)。そして、上層の線材は、下層の線材の巻き方向とは逆方向に線材2本分の送りがかけられる(3)。このように、2本の線材を整列巻きする場合においても、下層と上層の線材が交差する交差部が生じる。 Next, the case where two wires are aligned and wound in parallel on a bobbin having a quadrangular cross section of the core will be described with reference to FIG. In this case, on the wire feeding surface, which is one of the four surfaces, the wire is fed by two wires (1). At the end of the wire feeding surface, the wire is wound so as to run up to the upper layer with a gap corresponding to 0.5 wires (2). Then, the upper wire is fed by two wires in the direction opposite to the winding direction of the lower wire (3). In this way, even when two wires are wound in an aligned manner, an intersection where the lower layer and the upper layer of the wire intersect is generated.
このとき、図14(a)に示す斜線部分は、線材が3重に巻き重ねられた状態となる。したがって、線材送り面では、外径方向への膨らみが大きくなる。同じように、3本及び4本の線材を巻芯の断面が4角形状のボビンに並列に整列巻きする場合においても、線材送り面では、図14(b),(c)に示すように斜線部分が、線材が3重に巻き重ねられた状態となる。
このように、2本以上の線材を並列に整列巻きする場合には、1本の線材を整列巻きする場合と異なり、線材送り面には、線材が3重に巻き重ねられた交差部が存在する。そのため、コイル外径が大きくなってしまうという問題がある。 In this way, when two or more wires are aligned and wound in parallel, unlike the case where one wire is aligned and wound, the wire feed surface has an intersection where the wires are wound three times. To do. Therefore, there is a problem that the outer diameter of the coil becomes large.
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、2本以上の線材を断面が多角形状の巻芯に並列に整列巻きする場合において、線材送り面における巻芯外径方向への膨らみが大きくならない多層コイルの巻線方法を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above problems, and in the case where two or more wires are aligned and wound in parallel with a core having a polygonal cross section, the wire feed surface faces in the outer diameter direction of the core. bulge and to provide a method of winding increases becoming a not multi-layer coil.
本発明は、n本線(nは2以上の整数)の線材を断面が多角形状の巻芯に整列巻きする多層コイルの巻線方法であって、前記n本線の線材を前記巻芯に対して同時に巻線し、前記線材が前記巻芯を一周する間に線材n本分の送りをかけ、前記送りがかけられる面のうちの少なくとも1面の端部にて、n本線の線材のうち2本の線材を捻り線材の配列を入れ替えることを特徴とする。 The present invention is a winding method for a multi-layer coil in which n- wires (n is an integer of 2 or more) are aligned and wound around a core having a polygonal cross section, and the n-wires are wound on the core. Winding at the same time , apply the feed of n wires while the wire goes around the core, and at the end of at least one of the surfaces to which the feed is applied, 2 of the wires of the n wires The present invention is characterized in that the arrangement of the twisted wire rods is replaced with the wire rod of the book.
本発明は、線材送り面の端部において、2本の線材を捻って線材の配列を入れ替えるものである。したがって、本発明によれば、線材送り面において、外径方向への線材の膨らみが防止され、コンパクトな多層コイルを得ることができる。 In the present invention, at the end of the wire feed surface, the two wire rods are twisted to change the arrangement of the wire rods. Therefore, according to the present invention, the bulge of the wire in the outer diameter direction is prevented on the wire feed surface, and a compact multilayer coil can be obtained.
以下に、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。 Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
(実施の形態1)
図1、図2を参照して本発明の実施の形態1である多層コイル100について説明する。図1は、線材が巻芯に巻かれた状態の多層コイル100を示したものであり、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は背面図、(d)は底面図である。図2は、多層コイル100の巻芯端部における巻線方法を示す図である。なお、図中の矢印は、巻線方向を示すものである。また、図2については、説明に関係する線材のみを図示し、その他の線材は図示しない。
(Embodiment 1)
A
多層コイル100は、ボビン1に線材が多層に巻線されたものである。ボビン1は、線材が巻線される巻芯2と、巻芯2の両側に巻芯2と同軸上に設けられた鍔部3とからなる。巻芯2の断面は4角形状であり、その巻芯2に線径がほぼ同一である2本の線材4A、4Bを並列に整列巻きする。線材送り面は、対向する2面である正面2aと背面2cの2面であり、線材の送りは、それぞれの面にて線材の線径分(1本分)とする。他の2面の平面2b、底面2dでは送りをかけない。これにより、線材を巻芯2に多層に巻線する場合には、正面2aと背面2cとでは、下層と上層の線材の巻き方向が逆になる。このように、多層コイル100は、正面2aと背面2cとに下層と上層の線材が交差する交差部5を有する。
The
また、多層コイル100は、背面2c端部に、下層から上層に乗り上がる線材4Aと、巻線の巻き方向が下層の線材と逆になる線材4Bとの2本の線材が捻られ、線材の配列が入れ替わる捻れ部6を有する。捻れ部6は、2本の線材4A、4Bが捻られ交差することによって生じるものであるため、線材は2重となる。また、背面2c端部において線材4A、4Bは捻れ部6を形成した後、一方の線材4Aは鍔部3と下層の線材間に乗り上げ、他方の線材4Bは下層の線材と交差して下層の線材間の溝に巻線される。このように、背面2c端部における捻れ部6及び交差部5は、2重であり3重に巻き重ねられることはない。なお、正面2a端部でも、交差部5は2重であり3重に巻き重ねられることはない。
In addition, the
次に、図2を参照して多層コイル100の巻線方法について説明する。(a)、(e)、(i)は正面図、(b)、(f)は平面図、(c)、(g)は背面図、(d)、(h)は底面図である。なお、背面図(c)、(g)は、説明の便宜上、正面からボビン1を透過して見た状態を示す。
(1)2本の線材4A、4Bを断面4角形状の巻芯2の同一の面から並列に巻始める。
(2)図2(a)〜(d)に示すように、正面2aと背面2cにて線材1本分の送りをかけ、平面2bと底面2dでは送りをかけない。
(3)正面2a端部では、図2(e)に示すように、線材1.5本分の隙間に対して、巻芯内側の線材4Aは、線材1本分の送りをかけ巻芯2に巻線されるとともに、巻芯外側の線材4Bは、線材4Aと鍔部3との線材0.5本分の隙間に乗り上げて上層に巻線される。
(4)次の平面2bでは、図2(f)に示すように、線材4Aと4Bは、送りをかけずに巻芯2端部に巻線される。
(5)次の背面2cでは、図2(g)に示すように、線材4A、4Bは、捻って巻線され線材4A、4Bの配列が入れ替わる。具体的には、巻芯内側の線材4Aは、下層の線材と鍔部3との線材0.5本分の隙間に乗り上げ上層に巻線される。また、巻芯外側の線材4Bは、巻き方向が下層の巻線とは逆に巻線され、線材4A上を交差することによって捻れ部6を形成するとともに、下層の線材とも交差し、下層に巻線された隣合う線材間の溝に巻線される。このように、背面2c端部には、線材4A、4Bを捻ることによって生じる捻れ部6と、線材4Bと下層の線材が交差することによって生じる交差部5とが存在する。この捻れ部6及び交差部5は、双方とも線材は2重であり3重に巻き重ねられることはない。なお、ここでいう線材4A、4Bの配列が入れ替わるとは、図2(g)に示すように、下層では線材の配列は図左から右に向かって4A、4B、4A、4B・・・という配列であるのに対して、上層では図左から右に向かって4B、4A、4B、4A・・・という下層の配列とは逆になることを意味する。
(6)次の底面2dでは、図2(h)に示すように、線材4A、4Bは、送りをかけずに下層の隣合う巻線間の溝に案内されて巻線される。
(7)次の正面2aでは、図2(i)に示すように、線材4A、4Bは、下層の線材の送り方向とは逆方向に送りをかけ巻線される。このように、正面2aでは、下層と上層の線材が交差する。しかし、交差部5は、いずれも2重であり3重に巻き重ねられることはない。
Next, a winding method of the
(1) Two
(2) As shown in FIGS. 2 (a) to 2 (d), one wire is fed on the
(3) At the front 2a end, as shown in FIG. 2 (e), the
(4) On the
(5) On the
(6) On the
(7) On the next
以上の多層コイル100では、線材送り面を正面2aと背面2cにしたが、線材送り面は、巻芯の任意の2面に設定することができる。また、巻芯の断面は4角形状としたが、それ以外の多角形状であってもよい。
In the
なお、巻始めは、線材送り面においては、巻線される線材が動かないように、図3(a)に示すように、巻芯2端部に線材の送り分(多層コイル100では線材1本分)の突起7を設ける必要がある。また、突起を設ける代わりに、図3(b)に示すように、鍔部3に傾斜した切り欠き8を設け、その切り欠き8にて線材を保持するようにしてもよい。
At the beginning of winding, as shown in FIG. 3 (a), on the wire feed surface, the wire feed portion (the
以上のように、多層コイル100は、任意の2面にて線材1本分の送りをかけ、かつ巻芯2端部において、下層から上層に乗り上がる線材4Aと、巻線の巻き方向が下層の線材と逆になる線材4Bとの2本の線材を捻って線材の配列を入れ替えるものである。これにより、多層コイル100は、線材送り面における外径方向への線材の膨らみが防止され、コンパクトな多層コイルとなる。
As described above, the
(実施の形態2)
図4を参照して本発明の実施の形態2である多層コイル200について説明する。図4は、多層コイル200の巻芯端部における巻線方法を示す図であり、(a)、(e)、(i)は正面図、(b)、(f)は平面図、(c)、(g)は背面図、(d)、(h)は底面図である。なお、背面図(c)、(g)は、説明の便宜上、正面からボビン1を透過して見た状態を示す。また、説明に関係する線材のみを図示し、その他の線材は図示しない。
(Embodiment 2)
A
多層コイル200における多層コイル100との相違点は、巻芯2に巻線する線材の本数が3本(4A、4B、4C)である点である。線材送り面は、正面2a、平面2b、及び背面2cの3面であり、線材の送りは、それぞれの面にて線材1本分とする。他の1面の底面2dでは送りをかけない。これにより、線材を巻芯2に多層に巻線する場合には、正面2a、平面2b、及び背面2cでは、下層と上層の線材の巻き方向が逆になる。このように、多層コイル200は、正面2a、平面2b、及び背面2cに下層と上層の線材が交差する交差部5を有する。また、多層コイル200は、平面2b及び背面2cの端部に、下層から上層に乗り上がる線材と、巻線の巻き方向が下層の線材と逆になる線材との2本の線材が捻られ、線材の配列が入れ替わる捻れ部6を有する。
The difference between the
次に、多層コイル200の巻線方法について説明する。
(1)3本の線材4A、4B、4Cを断面4角形状の巻芯2の同一の面から並列に巻始める。
(2)図4(a)〜(d)に示すように、正面2a、平面2b、及び背面2cにて線材1本分の送りをかけ、底面2dでは送りをかけない。
(3)正面2a端部では、図4(e)に示すように、線材2.5本分の隙間に対して、巻芯内側の線材4A、4Bは、線材1本分の送りをかけ巻芯2に巻線されるとともに、巻芯外側の線材4Cは、線材4Bと鍔部3との線材0.5本分の隙間に乗り上げて上層に巻線される。
(4)次の平面2bでは、図4(f)に示すように、線材4Aは線材1本分の送りをかけて巻線され、線材4Bと線材4Cは、捻って巻線され線材4Bと4Cの配列が入れ替わる。具体的には、巻芯内側の線材4Bは、下層の線材と鍔部3との線材0.5本分の隙間に乗り上げ上層に巻線される。また、巻芯外側の線材4Cは、巻き方向が下層の巻線とは逆に巻線され、線材4B上を交差することによって捻れ部6を形成するとともに、下層の線材4Aとも交差し、下層に巻線された隣合う線材間の溝に巻線される。このように、平面2b端部には、線材4Bと4Cを捻ることによって生じる捻れ部6と、線材4Cと下層の線材4Aが交差することによって生じる交差部5とが存在する。この捻れ部6及び交差部5は、双方とも線材は2重であり3重に巻き重ねられることはない。
(5)次の背面2cでは、図4(g)に示すように、線材4Cは線材1本分の送りをかけて巻線され、線材4Aと線材4Bは、捻って巻線され線材4Aと4Bの配列が入れ替わる。具体的には、巻芯内側の線材4Aは、下層の線材と鍔部3との線材0.5本分の隙間に乗り上げ上層に巻線される。また、巻芯外側の線材4Bは、巻き方向が下層の巻線とは逆に巻線され、線材4A上を交差することによって捻れ部6を形成するとともに、下層の線材とも交差し、線材4Aと4Cの間に巻線される。これにより、下層と上層の線材の配列が入れ替わる。このように、背面2c端部には、線材4Aと4Bを捻ることによって生じる捻れ部6と、線材4Bと下層の線材が交差することによって生じる交差部5とが存在する。この捻れ部6及び交差部5は、双方とも線材は2重であり3重に巻き重ねられることはない。
(6)次の底面2dでは、図4(h)に示すように、線材4A、4B、4Cは、送りをかけずに下層の隣合う巻線間の溝に案内されて巻線される。
(7)次の正面2aでは、図4(i)に示すように、線材4A、4B、4Cは、下層の線材の送り方向とは逆方向に送りをかけ巻線される。このように、正面2aでは、下層と上層の線材が交差する。しかし、交差部5は、いずれも2重であり3重に巻き重ねられることはない。
Next, a winding method of the
(1) Three
(2) As shown in FIGS. 4A to 4D, one wire is fed on the
(3) At the front 2a end, as shown in FIG. 4 (e), the
(4) On the
(5) On the
(6) On the
(7) On the next
以上の多層コイル200では、線材送り面を正面2a、平面2b、及び背面2cにしたが、線材送り面は、巻芯の任意の3面に設定することができる。また、巻芯の断面は4角形状としたが、3角形状以上の多角形状であってもよい。
In the
なお、巻始めは、送りをかける面においては、巻線される線材が動かないように、多層コイル100と同じように、巻芯2端部に線材の送り分の突起を設ける必要がある。また、突起を設ける代わりに、鍔部3に傾斜した切り欠きを設けてもよい。
At the beginning of winding, it is necessary to provide a wire feed projection at the end of the
以上のように、多層コイル200は、任意の3面にて線材1本分の送りをかけ、かつ、送りをかける3面のうちの2面の巻芯端部において、下層から上層に乗り上がる線材と、巻線の巻き方向が下層の線材と逆になる線材との2本の線材を捻って線材の配列を入れ替えるものである。これにより、多層コイル200は、線材送り面における外径方向への線材の膨らみが防止され、コンパクトな多層コイルとなる。
As described above, the
(実施の形態3)
図5を参照して本発明の実施の形態3である多層コイル300について説明する。図5は、多層コイル300の巻芯端部における巻線方法を示す図であり、(a)、(e)、(i)は正面図、(b)、(f)は平面図、(c)、(g)は背面図、(d)、(h)は底面図である。なお、背面図(c)、(g)は、説明の便宜上、正面からボビン1を透過して見た状態を示す。また、説明に関係する線材のみを図示し、その他の線材は図示しない。
(Embodiment 3)
With reference to FIG. 5, the
多層コイル300における多層コイル100及び多層コイル200との相違点は、巻芯2に巻線する線材の本数が4本(4A、4B、4C、4D)である点である。線材送り面は、巻芯2の全ての面(正面2a、平面2b、背面2c、及び底面2d)であり、線材の送りは、それぞれの面にて線材1本分とする。これにより、線材を巻芯2に多層に巻線する場合には、全ての面において、下層と上層の線材の巻き方向が逆になる。このように、多層コイル300は、巻芯2の全ての面に下層と上層の線材が交差する交差部5を有する。また、多層コイル300は、平面2b、背面2c、底面2dの端部に、下層から上層に乗り上がる線材と、巻線の巻き方向が下層の線材と逆になる線材との2本の線材が捻られ、線材の配列が入れ替わる捻れ部6を有する。
The difference between the
多層コイル300の巻線方法は、多層コイル100及び多層コイル200の巻線方法と同様の方法であるため、説明を省略する。
Since the winding method of the
以上の実施の形態1〜3では、線材の本数が2〜4本の場合について示した。しかし、本発明は、これに限られるものではなく、5本以上の場合でも巻芯の断面形状を5角形以上にすることによって可能となる。そこで、線材の本数をn本(nは2以上の整数)として、そのn本の線材を断面がN角形状(N≧n)の巻芯に整列巻きする場合について考える。この場合、巻芯のN個の面のうちの任意のn個の面にて、線材1本分の送りをかけて巻線する。そして、そのn個の面のうちのn−1個のそれぞれの面端部にて、下層から上層に乗り上がる線材と、巻線の巻き方向が下層の線材と逆になる線材との2本の線材を捻り線材の配列を入れ替える。このようにしてn本の線材を巻線することによって、n個の線材送り面では、外径方向への線材の膨らみが防止されるため、得られる多層コイルはコンパクトなものとなる。 In the above Embodiments 1-3, the case where the number of wires is 2 to 4 has been shown. However, the present invention is not limited to this, and even when there are five or more coils, the cross-sectional shape of the core is made pentagonal or more. Therefore, consider the case where the number of wires is n (n is an integer of 2 or more), and the n wires are aligned and wound around a core having an N-shaped cross section (N ≧ n). In this case, winding is performed by feeding one wire rod on any n faces of the N faces of the winding core. And two of the wire rod that runs from the lower layer to the upper layer and the wire rod in which the winding direction of the winding is opposite to that of the lower layer wire at each of the n-1 surface end portions of the n surfaces. Twist the wires to change the arrangement of the wires. By winding n wire rods in this way, the n wire rod feed surfaces prevent the wire rods from bulging in the outer diameter direction, and the resulting multilayer coil is compact.
(実施の形態4)
次に、図6、図7を参照して本発明の実施の形態4である多層コイル400について説明する。図6は、線材が巻芯に巻かれた状態を示す多層コイル400の正面図であり、図7は、多層コイル400の巻芯端部における巻線方法を示す図である。なお、図中の矢印は、巻線方向を示すものである。また、図7については、説明に関係する線材のみを図示し、その他の線材は図示しない。
(Embodiment 4)
Next, a
多層コイル400は、断面が4角形状の巻芯2に線径がほぼ同一である2本の線材4A、4Bを並列に整列巻きするものである。なお、ボビン1の構成は、多層コイル100と同様であり、鍔部3に巻始めの線材を保持する傾斜した切り欠き8が設けられている。
The
線材送り面は正面2aの1面であり、線材の送りは、その正面2aにて線材2本分とする。他の3面では送りをかけない。これにより、線材を巻芯2に多層に巻線する場合には、正面2a面では、下層と上層の線材の巻き方向が逆になる。このように、多層コイル400は、正面2aに下層と上層の線材が交差する交差部5を有する。
The wire rod feeding surface is one surface of the
また、多層コイル400は、正面2aの端部に、下層から上層に乗り上がる2本の線材4A、4Bが捻られ線材の配列が入れ替わる捻れ部6を有する。この捻れ部6は、2本の線材4A、4Bが捻られ交差することによって生じるものであるため、線材は2重となる。また、捻れ部6は、巻芯2端部に寄って形成されるため、隣の線材と干渉することがない。上層に乗り上がった線材4A、4Bは、巻芯2端部を送りをかけずに3/4周した後、正面2aにて下層の線材とは逆方向に送りをかけて巻線させる。このとき、下層の捻れ部6は、巻芯2端部に寄って位置しているため、線材4A、4Bが捻れ部6と干渉することはない。したがって、下層と上層の線材は3重に巻き重ねられることはない。
The
次に、図7を参照して多層コイル400の巻線方法について説明する。(a)、(e)、(f)は正面図、(b)は平面図、(c)は背面図、(d)は底面図である。なお、背面図(c)は、説明の便宜上、正面からボビン1を透過して見た状態を示す。
(1)2本の線材4A、4Bを断面4角形状の巻芯2の同一の面から並列に巻始める。
(2)図7(a)〜(d)に示すように、正面2aにて線材2本分の送りをかけ、平面2b、背面2c、及び底面2dでは送りをかけない。また、巻芯2端部では、線材0.5本分の隙間を残して巻線される。
(3)線材送り面である正面2a端部では、図7(e)に示すように、下層から上層に乗り上がる線材4A、4Bは、捻られ線材の配列が入れ替わる。具体的には、巻芯内側の線材4Aは、下層の線材と鍔部3との線材0.5本分の隙間に乗り上げ上層に巻線される。また、巻芯外側の線材4Bは、巻き方向が下層の巻線とは逆に巻線され、線材4A上を交差することによって捻れ部6を形成するとともに、下層の線材とも交差し、下層に巻線された隣合う線材間の溝に乗り上げ巻線される。このように、正面2a端部には、線材4A、4Bを捻ることによって生じる捻れ部6と、線材4Bと下層の線材が交差することによって生じる交差部5とが存在する。この捻れ部6及び交差部5は、双方とも線材は2重であり3重に巻き重ねられることはない。
(4)次の平面2b、背面2c、及び底面2dでは、線材4A、4Bは、送りをかけずに下層と鍔部3との線材0.5分の隙間、及び下層の隣合う巻線間の溝に案内されて巻線される。なお、図示は省略する。
(5)次の正面2aでは、図7(f)に示すように、線材4A、4Bは、下層の線材の送り方向とは逆方向に送りをかけ巻線される。このとき、捻れ部6は、巻芯2端部に寄って形成されているため、線材4A、4Bは、捻れ部と干渉することはなく、下層の線材とのみ交差して巻線される。したがって、下層と上層の交差部5は、いずれも2重であり3重に巻き重ねられることはない。
Next, a winding method of the
(1) Two
(2) As shown in FIGS. 7A to 7D, feed for two wires is applied on the
(3) At the end portion of the
(4) In the next
(5) On the next
以上の多層コイル400では、線材送り面を正面2aにしたが、線材送り面は、巻芯の任意の1面に設定することができる。また、巻芯の断面は4角形状としたが、それ以外の多角形状であってもよい。
In the
以上のように、多層コイル400は、任意の1面にて線材2本分の送りをかけ、かつその送りをかける面の端部において、下層から上層に乗り上がる2本の線材を捻って線材の配列を入れ替えるものである。これにより、多層コイル400は、線材送り面における外径方向への線材の膨らみが防止され、コンパクトな多層コイルとなる。
As described above, the
(実施の形態5)
次に、図8を参照して本発明の実施の形態5である多層コイル500について説明する。図8は、多層コイル500の巻芯端部における巻線方法を示す図であり、(a)、(e)は正面図、(b)は平面図、(c)は背面図、(d)は底面図である。なお、背面図(c)は、正面からボビン1を透過して見た状態を示す。また、説明に関係する線材のみを図示し、その他の線材は図示しない。
(Embodiment 5)
Next, with reference to FIG. 8, the
多層コイル500における多層コイル400との相違点は、巻芯2に巻線する線材の本数が、2本線が2組の計4本(4A、4B、4a、4b)である点である。線材送り面は、対向する正面2aと背面2cの2面であり、線材の送りは、それぞれの面にて線材2本分とする。他の2面の平面2b、底面2dでは送りをかけない。これにより、線材を巻芯2に多層に巻線する場合には、正面2aと背面2cとでは、下層と上層の線材の巻き方向が逆になる。このように、多層コイル500は、正面2aと背面2cとに下層と上層の線材が交差する交差部5を有する。また、多層コイル500は、正面2aと背面2cの端部に、下層から上層に乗り上がる2本の線材が捻られ線材の配列が入れ替わる捻れ部6を有する。
The difference between the
次に、図8を参照して多層コイル500の巻線方法について説明する。
(1)2組の2本線4A、4B、4a、4bを断面4角形状の巻芯2の同一の面から並列に巻始める。
(2)図8に示すように、正面2aと背面2cにて線材2本分の送りをかけ、平面2bと底面2dでは送りをかけない。また、巻芯2端部では、線材0.5本文の隙間を残して巻線される。
(3)線材送り面である正面2a端部では、図8(a)に示すように、巻芯内側の線材4A、4Bは、線材2本分の送りをかけ巻線される。また、巻芯外側の2本の線材4a、4bは、下層の線材4A、4Bに乗り上がる時に、捻られ線材の配列が入れ替わる。なお、線材4a、4bの具体的な巻線方法は、多層コイル400における捻れ部6の巻線方法と同じである。
(4)次の平面2bでは、図8(b)に示すように、4A、4B、4a、4bは、送りをかけずに巻芯2端部に巻線される。
(5)次の線材送り面である背面2cでは、図8(c)に示すように、下層の2本の線材4A、4Bが下層から上層に乗り上がる時に、捻られ線材の配列が入れ替わる。また、上層の2本の線材4a、4bは、下層の巻き方向とは逆に線材2本分の送りをかけ巻線される。なお、線材4A、4Bの具体的な巻線方法は、多層コイル400における捻れ部6の巻線方法と同じである。
(6)次の底面2dでは、図8(d)に示すように、線材4A、4B、4a、4bは、送りをかけずに下層の隣合う巻線間の溝に案内されて巻線される。
(7)次の正面2aでは、図8(e)に示すように、線材4A、4B、4a、4bは、下層の線材の送り方向とは逆方向に送りをかけ巻線される。このとき、線材4a、4bの捻れ部6は、巻芯2端部に寄って形成されているため、線材4A、4Bは、捻れ部と干渉することはなく、下層の線材とのみ交差して巻線される。したがって、下層と上層の交差部5は、いずれも2重であり3重に巻き重ねられることはない。
Next, a winding method of the
(1) Two sets of two
(2) As shown in FIG. 8, feed for two wires is applied on the
(3) At the end of the
(4) On the
(5) On the
(6) On the
(7) On the next
以上の実施の形態4、5では、線材の本数が、2本線が1組と2組の場合について示した。しかし、本発明は、これに限られるものではなく、2本線の組数が3組以上つまり6本以上の場合でも可能である。例えば、2本線が3組の場合には、巻芯の4面のうちの3面にて線材2本分の送りをかけて巻線すればよいし、また、2本線が4組の場合には、巻芯4面の全ての面にて線材2本分の送りをかけて巻線すればよい。この場合、線材送り面の端部にて下層から上層に乗り上がる2本の線材を捻り線材の配列を入れ替えることによって、下層と上層と交差部は2重となり、3重に巻き重ねられることはない。
In the above fourth and fifth embodiments, the case where the number of wires is one set and two sets of two wires has been shown. However, the present invention is not limited to this, and is possible even when the number of sets of two lines is three or more, that is, six or more. For example, when there are three sets of two wires, winding may be performed by feeding two wires on three sides of the four sides of the core, and when there are four sets of two wires. Can be wound by feeding two wires on all surfaces of the
さらに、2本線を5組以上巻線する場合には、巻芯の断面形状を5角形以上とすればよい。そこで、線材の本数を2本線がn組(nは1以上の整数)として、その2n本の線材を断面がN角形状(N≧n)の巻芯に整列巻きする場合について考える。この場合、巻芯のN個の面のうちの任意のn個の面にて、線材2本分の送りをかけて巻線する。そして、そのn個の面端部にて、下層から上層に乗り上がる2本の線材を捻り線材の配列を入れ替える。このようにして2n本の線材を巻線することによって、n個の線材送り面では、外径方向への線材の膨らみが防止されるため、得られる多層コイルはコンパクトなものとなる。 Furthermore, when winding five or more sets of two wires, the cross-sectional shape of the core may be a pentagon or more. Accordingly, a case is considered where the number of wire rods is n pairs of n wires (n is an integer of 1 or more), and the 2n wire rods are aligned and wound around a core having an N-shaped cross section (N ≧ n). In this case, winding is performed by feeding two wire rods on any n surfaces of the N surfaces of the core. Then, at the n surface end portions, the two wire rods that run from the lower layer to the upper layer are replaced with the twisted wire rods. By winding 2n wire rods in this manner, the n wire rod feed surfaces prevent the wire rods from bulging in the outer diameter direction, and the resulting multilayer coil is compact.
(実施の形態6)
次に、図9を参照して、実施の形態5の他の態様である多層コイル600について説明する。図9は、多層コイル600の巻芯端部における巻線方法を示す図であり、(a)、(f)は正面図、(b)は平面図、(c)(d)は背面図、(e)は底面図である。なお、背面図(c)(d)は、説明の便宜上、正面からボビン1を透過して見た状態を示す。また、説明に関係する線材のみを図示し、その他の線材は図示しない。
(Embodiment 6)
Next, with reference to FIG. 9, the
多層コイル600と多層コイル500との相違点は、2組の2本線である線材4A、4Bと線材4a、4bのそれぞれの巻始める巻芯の面が、多層コイル500では巻芯の同一面であるのに対して、多層コイル600では巻芯の異なる面である点である。
The difference between the
線材4A、4Bと線材4a、4とは、それぞれ対向する正面2a、背面2cから同時に巻始められる。図9に示す(a)と(d)、(b)と(e)、(c)と(f)はそれぞれ同じ時間における対向する面を図示するものである。線材送り面は、対向する正面2aと背面2cの2面であり、線材の送りは線材2本分とする。他の2面の平面2b、底面2dでは送りをかけない。
The
図9からもわかるように、2組の2本線(4A、4Bと4a、4b)をそれぞれ巻芯の異なる面から巻始めた場合でも、同一面から巻始めた多層コイル500と同一の構成の多層コイルを得ることができる。
As can be seen from FIG. 9, even when two sets of two wires (4A, 4B and 4a, 4b) are started from different surfaces of the core, respectively, the same configuration as the
つまり、2n本(nが2以上の整数)の線材を断面がN角形状(N≧n)の巻芯に整列巻きする場合に、n組の2本線の線材を巻芯の異なるn個の面からそれぞれ巻始めることが可能である。 That is, in the case where 2n wires (n is an integer of 2 or more) wire rods are aligned and wound around a core having an N-shaped cross section (N ≧ n), n sets of two wire rods are n pieces having different cores. It is possible to start winding each from the surface.
以上にて説明したように、実施の形態1〜3では、ボビン1の1面における線材4の送りが線材1本分の場合について示し、また、実施の形態4〜6では、ボビン1の1面における線材4の送りが線材2本分の場合について示した。
As described above, in the first to third embodiments, the case where the
次に、ボビン1の1面における線材4の送りが1本及び2本以外の場合の多層コイルについて説明する。
Next, a multilayer coil in the case where the
(実施の形態7)
図10を参照して本発明の実施の形態7である多層コイル700について説明する。図10は、多層コイル700の巻芯端部における巻線方法を示す図であり、(a)、(e)は正面図、(b)、(f)は平面図、(c)、(g)は背面図、(d)、(h)は底面図である。なお、背面図(c)、(g)は、説明の便宜上、正面からボビン1を透過して見た状態を示す。また、説明に関係する線材のみを図示し、その他の線材は図示しない。
(Embodiment 7)
A
多層コイル700は、断面が4角形状の巻芯2に、線径がほぼ同一である線材4A、4Bが並列に整列巻きされたものである。線材送り面は、対向する2面である正面2aと背面2cの2面であり、線材の送りは、正面2aにて線材1.5本分、背面2cにて線材0.5本分とする。他の2面の平面2b、底面2dでは送りをかけない。このように、多層コイル700は、線材4A、4Bが巻芯2を一周する間に線材2本分の送りがかけられ、線材4A、4Bを巻芯2に多層に巻線する場合には、正面2a及び背面2cでは、下層と上層の線材の巻き方向が逆になる。これにより、多層コイル700の正面2a及び背面2cには下層と上層の線材が交差する交差部5が形成される。また、多層コイル700は、図10(e)に示すように正面2aの端部に、2本の線材4A、4Bが捻られ、線材の配列が入れ替わる捻れ部6を有する。
The
次に、多層コイル700の巻線方法について説明する。
(1)2本の線材4A、4Bを断面4角形状の巻芯2の同一の面から並列に巻始める。
(2)図10(a)〜(d)に示すように、正面2aでは線材1.5本分の送りをかけ、背面2cでは線材0.5本分の送りをかけ、平面2bと底面2dでは送りをかけない。このように、線材4A、4Bが巻芯2を一周する間に合計で線材2本分の送りをかける。
(3)正面2a端部では、図10(e)に示すように、線材4A、4Bは捻って巻線され線材4A、4Bの配列が入れ替わる。具体的には、巻芯内側の線材4Aは、下層の線材と鍔部3との線材0.5本分の隙間に乗り上げ上層に巻線される。また、巻芯外側の線材4Bは、巻き方向が下層の巻線とは逆に巻線され、線材4A上を交差することによって捻れ部6を形成するとともに、下層の線材とも交差し、下層に巻線された隣合う線材間の溝に乗り上げ上層に巻線される。このように、正面2a端部には、線材4A、4Bを捻ることによって生じる捻れ部6と、線材4Bと下層の線材が交差することによって生じる交差部5とが存在する。この捻れ部6及び交差部5は、双方とも線材の重なりは2重であり3重に巻き重ねられることはない。
(4)次の平面2bでは、図10(f)に示すように、線材4Aと4Bは、送りをかけずに巻芯2端部に巻線される。
(5)次の背面2cでは、図10(g)に示すように、線材4A、4Bは、下層の線材の送り方向とは逆方向に線材0.5本分の送りをかけ巻線される。このように、背面2cでは、下層と上層の線材が交差する。しかし、交差部5は、いずれも2重であり3重に巻き重ねられることはない。
(6)次の底面2dでは、図10(h)に示すように、線材4A、4Bは、送りをかけずに下層の隣合う巻線間の溝に案内されて巻線される。
Next, a winding method of the
(1) Two
(2) As shown in FIGS. 10A to 10D, the front 2a feeds 1.5 wires, the back 2c feeds 0.5 wires, the
(3) At the front 2a end, as shown in FIG. 10E, the
(4) On the
(5) On the
(6) On the
以上の実施の形態7に係る多層コイル700では、線材送り面は正面2aと背面2cとし、線材の送りは正面2aにて1.5本分、背面2cにて0.5本分とした。しかし、本発明は、これに限られるものではなく、線材送り面は巻芯2の任意の面に設定することができ、かつ線材の送りも線材が巻芯2を一周する間に合計で線材2本分の送りをかければ、線材送り面における線材の送りは任意に設定することができる。例えば、巻芯2の全ての面(4面)にて、それぞれ0.5本分の送りをかけて巻線することも可能である。この場合、巻芯2の各面のうちの1面の端部に、2本の線材が捻られ線材の配列が入れ替わる捻れ部が形成され、線材送り面における外径方向への線材の膨らみが防止される。
In the
また、多層コイル700では、線材の本数が2本の場合について示したが、本発明は、これに限られるものではなく、3本以上とすることも可能である。そこで、線材の本数をn本(nは2以上の整数)として、そのn本の線材を断面がN角形状(N≧n)の巻芯に整列巻きする場合について考える。この場合、線材が巻芯を一周する間に、巻芯のN個の面のうちの任意の面にて、合計で線材n本分の送りをかけて巻線する。そして、送りがかけられる面のうちの少なくとも1面の端部にて、n本線の線材のうち2本の線材を捻り線材の配列を入れ替える。このようにしてn本の線材を巻線することによって、線材送り面では、外径方向への線材の膨らみが防止されるため、得られる多層コイルはコンパクトなものとなる。
Moreover, in the
以上の実施の形態7からわかるように、n本線(nは2以上の整数)の線材を断面が多角形状の巻芯に整列巻きする場合において、線材が巻芯を一周する間に合計で線材n本分の送りをかけて巻線するのであれば、線材送り面における線材の送りは線材の整数分に限られない。 As can be seen from the seventh embodiment, in the case where n wires (n is an integer of 2 or more) are aligned and wound around a winding core having a polygonal cross section, the total amount of wire rods goes around the winding core. If winding is performed by feeding n wires, the wire feed on the wire feed surface is not limited to an integer number of wires.
次に、多層コイルの巻線装置について説明する。 Next, a winding device for a multilayer coil will be described.
(実施の形態8)
図11を参照して、本発明の実施の形態8である巻線装置800について説明する。図11は、巻線装置800を示す斜視図である。
(Embodiment 8)
With reference to FIG. 11, a winding
巻線装置800は、軸中心に回転するスピンドル軸11とともに回転するボビン12に線材4を巻線するものである。巻線装置800は、図示しない線材源からの線材4をボビン12に導く複数のノズル14と、ノズル14をボビン12の巻芯12a軸方向に移動させる線材送り手段15と、ノズル14の配置を入れ替え線材4を捻る線材捻り手段16とを備える。
The winding
スピンドル軸11は、基台21上に立設したスピンドル支持台20に支持され、スピンドル軸11の一端に接続されたスピンドルモータ22により回転制御される。
The spindle shaft 11 is supported by a
ボビン12は、スピンドル軸11の他端に固定された巻治具17に支持される。また、ボビン12は、線材4が巻線される巻芯12aと、巻芯12aの両側に巻芯12aと同軸上に設けられた鍔部12bとからなり、鍔部12bの一方には線材4の巻始めに線材4が案内される切り欠き12cが設けられている。なお、ボビン12は、巻芯12aの軸方向がスピンドル軸11の軸方向と一致するように固定される。
The
ノズル14は、円筒形状であり、スピンドル軸11とほぼ直交する方向に、少なくとも線材の本数分配置され、ノズル支持部18によって支持される。
The
ノズル支持部18は、複数のノズル14を貫通固定し一体に支持するものであり、ハウジング26内に軸中心に回転可能に収容される。また、ノズル支持部18は、円柱形状であり外周に歯を有する。
The
線材送り手段15は、ベース板27上に配置された線材送りモータ28と、線材送りモータ28の出力軸に連結されスピンドル軸11の軸方向に延びるボールねじ29と、ボールねじ29と螺合しスピンドル軸11の軸方向に移動する軸方向移動台30と、ベース板27上に配置されスピンドル軸11の軸方向に延びるリニアガイド31と、ハウジング26を支持するとともに軸方向移動台30に固定されリニアガイド31に沿って移動する支持板32とを備える。これにより、線材送り手段15の作用によって、ハウジング26内に収容されたノズル支持部18は、巻芯12aの軸方向に移動することが可能となる。
The wire rod feeding means 15 is screwed into the
線材捻り手段16は、支持板32に連結されたノズル配置入替モータ33と、ノズル配置入替モータ33の出力軸に連結され、外周に形成された歯がノズル支持部18外周の歯と噛み合う回転部材34とを備える。このように、ノズル支持部18と回転部材34とは歯車を構成し、ノズル支持部回転手段として機能する。したがって、ノズル配置入替モータ33が動作することによって回転部材34が回転し、その回転がノズル支持部18に伝達されノズル支持部18が回転する。これにより、ノズル14がノズル支持部18の回転軸を中心として公転し、ノズル14a、14bから繰り出される線材4a、4bが捻られ交差する。
The wire twisting means 16 includes a nozzle
また、巻線装置800は、線材送り手段15をスピンドル軸の直交方向(図11では上下方向)に移動させる軸直交方向移動手段35を備える。軸直交方向移動手段35は、基台21に立設しスピンドル軸11の直交方向に延びる支持台36と、支持台36上に配置された上下移動モータ37と、上下移動モータ37の出力軸に連結されスピンドル軸11の直交方向に延びるボールねじ38と、支持台36に固定されスピンドル軸11の直交方向に延びるリニアガイド39と、ボールねじ38と螺合しリニアガイド39に沿って移動する軸直交方向移動台40とを備える。軸直交方向移動台40は、線材送り手段15のベース板27に固定される。したがって、ベース板27は、軸直交方向移動台40とともにスピンドル軸11の直交方向に移動する。なお、軸直交方向移動台40及びベース板27の重量は、支持台36に取り付けられたスプリング41によって支持される。
In addition, the winding
次に、巻線装置800の動作について説明する。なお、巻線の本数は、図示の通り2本線の場合を例にとって説明する。
(1)ボビン12を巻治具17に、ボビン12とスピンドル軸11の双方の軸方向が一致するように固定する。
(2)2本のノズル14a、14bをノズル支持部18に、ノズル支持部18の回転軸を中心として環状に貫通固定する。
(3)図示しない線材源からの線材4a、4bをそれぞれノズル14a、14bの先端から繰り出し、クランプ装置42のクランプ42aによって保持する。
(4)線材4を巻治具17上の係止ピン43に巻き付けた後、カッター44によってクランプ42と係止ピン43との間の線材を切断する。
(5)線材送り手段15、及び軸直交方向移動手段35の作用によって、ノズル14a、14bをスピンドル軸11の軸方向及び直交方向に移動させ、線材4a、4bをボビン12に設けられた切り欠き12cに通し巻芯12aに案内する。
(6)スピンドル軸11を回転させることによってボビン12を回転され、線材4a、4bを巻芯12aに巻線する。
(7)線材の送りは、ボビン12の1回転中の所定の面にて、線材送り手段15の線材送りモータ28を動作させ、ノズル支持部18をスピンドル軸11の軸方向に移動させることによって行う。なお、実施の形態1〜3に係る多層コイルの場合には、線材4a、4bの送りはスピンドル軸11の軸方向に線材1本分とし、また、実施の形態4〜6に係る多層コイルの場合には、線材4a、4bの送りはスピンドル軸11の軸方向に線材2本分となる。
(8)巻芯12a端部では、線材捻り手段16のノズル配置入替モータ33を動作させ、回転部材34を介してノズル支持部18を180°回転させ、2本のノズル14a、14bの配置を入れ替える。このようにして2本の線材4a、4bを捻り交差させることによって線材の配列を入れ替える。
(9)ボビン12への巻線が終了したら、線材送り手段15、及び軸直交方向移動手段35の作用によって、ノズル14a、14bをスピンドル軸11の軸方向及び直交方向に移動させ、線材4a、4bをボビン12に設けられた切り欠き12cに通す。その後、クランプ装置42によってクランプ42aをノズル14a、14bに向けて移動させ、ノズル14a、14b先端から繰り出されている線材4a、4bをクランプ42aにて保持し、ボビン12とクランプ42aとの間の線材4をカッター44によって切断する。
Next, the operation of the winding
(1) The
(2) The two
(3) The
(4) After the
(5) The
(6) The
(7) The wire rod is fed by operating the wire
(8) At the end of the
(9) When the winding to the
以上の巻線装置800によれば、線材捻り手段16を備えるため、巻芯12a端部にて2本の線材を捻り配列を入れ替えることができる。したがって、巻線装置800によって製造される多層コイルは、線材送り面における外径方向への線材の膨らみが防止され、コンパクトな多層コイルとなる。
According to the winding
(実施の形態9)
図12を参照して、本発明の実施の形態9である巻線装置900について説明する。図12は、巻線装置900を示す斜視図である。前述した巻線装置800と同様の構成には、同一の符号を付する。なお、巻線の本数は、図示の通り4本線(4a〜4d)の場合を例にとって説明する。
(Embodiment 9)
With reference to FIG. 12, a winding
巻線装置900における巻線装置800との相違点は、ノズル支持部18が複数のノズル14をそれぞれ独立に支持する点と、線材捻り手段16がノズル支持部18をそれぞれ独立に巻芯12aの軸方向に移動させる点である。以下に、巻線装置900について巻線装置800と相違する点を中心に説明する。
The winding
ノズル支持部18a〜18dは、板状の部材であり、複数のノズル14a〜14dをそれぞれ独立に支持するものである。
The
線材送り手段15は、ベース板27上に配置された線材送りモータ28と、線材送りモータ28の出力軸に連結されスピンドル軸11の軸方向に延びるボールねじ29と、ベース板27上に配置されスピンドル軸11の軸方向に延びるリニアガイド31と、ボールねじ29と螺合しリニアガイド31に沿って移動する軸方向移動台30とを備える。
The wire rod feeding means 15 is disposed on the
線材捻り手段16は、軸方向移動台30上に配置されたノズル配置入替モータ50と、ノズル配置入替モータ50の出力軸に連結されスピンドル軸11の軸方向に延びるボールねじ51と、ボールねじ51と螺合しノズル支持部18に固定された第2軸方向移動台52と、軸方向移動台30上に配置されスピンドル軸11の軸方向に延びるリニアガイド53とを一組とし、これらを複数組(巻線装置800では4組)備える。これにより、線材捻り手段16は、ノズル支持部18a〜18dをそれぞれ独立に巻芯12aの軸方向に移動させることが可能となる。
The wire twisting means 16 includes a nozzle
次に、巻線装置900の動作について説明する。
(1)ボビン12を巻治具17に、ボビン12とスピンドル軸11の双方の軸方向が一致するように固定する。
(2)4本のノズル14a〜14dをそれぞれノズル支持部18a〜18dに貫通固定する。また、ノズル14a〜14dに対応するそれぞれのノズル配置入替モータ50を動作させ、ノズル14a〜14dの巻芯12a軸方向の間隔が線材1本分となるようにする(図12に示す状態)。
次の(3)〜(6)の工程は、巻線装置800の場合と同様である。
(7)線材の送りは、ボビン12の1回転中の所定の面にて、線材送り手段15の線材送りモータ28を動作させ、軸方向移動台30を巻芯12aの軸方向に移動させることによって行う。
(8)巻芯12a端部では、ノズル支持部18a〜18dのうち捻ろうとする2本の線材を支持するノズル支持部18に対応するノズル配置入替モータ50を動作させ、その2本の線材を支持するノズル支持部18の巻芯12a軸方向の相対位置を入れ替える。このようにして2本の線材を捻り交差させることによって線材の配列を入れ替える。
(9)の工程は、巻線装置800の場合と同様である。
Next, the operation of the winding
(1) The
(2) The four
The following steps (3) to (6) are the same as in the winding
(7) The wire rod is fed by operating the wire
(8) At the end portion of the winding
The step (9) is the same as that of the winding
以上のように巻線装置900は、ノズル支持部18a〜18dをそれぞれ独立に巻芯12aの軸方向に移動させることができるため、同時に巻く線材の本数が多い場合には有効である。
As described above, the winding
本発明は上記の実施形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。 The present invention is not limited to the above-described embodiment, and it is obvious that various modifications can be made within the scope of the technical idea.
本発明に係る多層コイルは、直流モータのステータコイル等に適用することができる。 The multilayer coil according to the present invention can be applied to a stator coil or the like of a DC motor.
100,200,300,400,500,600,700 多層コイル
800,900 巻線装置
1,12 ボビン
2,12a 巻芯
2a 巻芯正面
2b 巻芯平面
2c 巻芯背面
2d 巻芯底面
3,12b 鍔部
4,4A,4B,4C,4D,4a,4b,4c,4d 線材
5 交差部
6 捻れ部
7 突起
8,12c 切り欠き
11 スピンドル軸
14,14a,14b,14c,14d ノズル
15 線材送り手段
16 線材捻り手段
17 巻治具
18,18a,18b,18c,18d ノズル支持部
26 ハウジング
27 ベース板
28 線材送りモータ
29,38,51 ボールねじ
32 支持板
33 ノズル配置入替モータ
34 回転部材
35 軸直交方向移動手段
100, 200, 300, 400, 500, 600, 700
Claims (5)
前記n本線の線材を前記巻芯に対して同時に巻線し、
前記線材が前記巻芯を一周する間に線材n本分の送りをかけ、
前記送りがかけられる面のうちの少なくとも1面の端部にて、n本線の線材のうち2本の線材を捻り線材の配列を入れ替えることを特徴とする多層コイルの巻線方法。 A winding method of a multi-layer coil, in which n wires (n is an integer of 2 or more) are wound around a winding core having a polygonal cross section,
Winding the n-wires around the core simultaneously,
While the wire rod goes around the winding core, it feeds n wire rods,
A winding method for a multi-layer coil, wherein at least one of the surfaces to which the feed is applied is replaced by twisting wire arrangement of two wires out of n wires.
前記n本線の線材を前記巻芯に対して同時に巻線し、 Winding the n-wires around the core simultaneously,
前記巻芯のn個の面にて、線材1本分の送りをかけ、 At the n number of surfaces of the winding core, feed one wire.
前記n個の面のうちのn−1個の面にて、下層から上層に乗り上がる線材と、巻線の巻き方向が下層の線材と逆になる線材との2本の線材を捻り線材の配列を入れ替えることを特徴とする多層コイルの巻線方法。 Two wires, a wire rod that runs from the lower layer to the upper layer and a wire rod whose winding direction is opposite to that of the lower layer wire, are twisted wires of n-1 of the n surfaces. A winding method of a multilayer coil, wherein the arrangement is changed.
前記2n本線の線材を前記巻芯に対して同時に巻線し、 Winding the 2n main wire around the core simultaneously,
前記巻芯のn個の面にて、線材2本分の送りをかけ、 On the n surfaces of the winding core, feed two wires.
前記n個の面にて、下層から上層に乗り上がる2本の線材を捻り線材の配列を入れ替えることを特徴とする多層コイルの巻線方法。 A winding method for a multi-layer coil, wherein the arrangement of twisted wires is replaced by two wires that run from the lower layer to the upper layer on the n surfaces.
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