JP4941323B2 - 内燃機関の制御装置 - Google Patents
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前記触媒の下流側に配置され、排気ガスの空燃比に応じて少なくともリッチ出力及びリーン出力となるセンサ信号を出力する排気ガスセンサと、
前記触媒の上流側における空燃比のリッチ・リーン特性が前記センサ信号の出力に対して逆となるように、理論空燃比を基準として前記空燃比を振動させる空燃比振動手段と、
前記空燃比振動手段が作動することにより、前記センサ信号がリッチ出力とリーン出力との間で反転する毎に、理論空燃比に対する前記空燃比の振幅を大振幅値から小振幅値に向けて複数段階で切換える振幅切換手段と、
前記触媒の劣化状態を判定するために、前記センサ信号の反転周期が反映された判定パラメータを算出する判定パラメータ算出手段と、
前記判定パラメータを劣化判定値と比較することにより、前記触媒が劣化しているか否かを判定する触媒劣化判定手段と、
を備えることを特徴とする。
劣化した触媒において前記センサ信号が一度反転してから再び反転するまでに必要となる積算空気量に応じて切換判定値を設定する切換判定値設定手段と、を備え、
前記振幅の切換タイミングは、前記排気ガス積算量が前記切換判定値に達した時点である構成としている。
前記一定時間内に前記センサ信号の信号値が描く軌跡の長さを軌跡長として取得する軌跡長取得手段と、を備え、
前記判定パラメータ算出手段は、前記判定パラメータを前記積算空気量と前記軌跡長との比率として算出する構成としている。
前記低い温度での軌跡長と高い温度での軌跡長とを用いて、温度に対する前記軌跡長の変化状態を取得する軌跡長変化取得手段と、
前記軌跡長変化取得手段により取得した前記軌跡長の変化状態と、内燃機関の燃料が硫黄分を含まないときに取得した前記軌跡長の基準の変化状態とを比較することにより、燃料中に硫黄分が含まれるか否かを判定する硫黄判定手段と、
前記硫黄判定手段により燃料中に硫黄分が含まれると判定したときに、前記判定パラメータと前記劣化判定値とを補正する硫黄補正手段と、
を備える構成としている。
前記排気ガスセンサが劣化している場合に応答遅れが生じるような吸入空気量を大流量として、吸入空気量が前記大流量となり、かつ前記排気ガスセンサが正常な場合の軌跡長を前記基準軌跡長に応じて推定する軌跡長推定手段と、
吸入空気量が前記大流量となったときに、前記センサ信号の実際の軌跡長を取得する実軌跡長取得手段と、
前記軌跡長推定手段により推定した軌跡長と前記実際の軌跡長とを比較することにより、前記排気ガスセンサが劣化しているか否かを判定するセンサ劣化判定手段と、
を備える構成としている。
[実施の形態1の構成]
以下、図1乃至図12を参照しつつ、本発明の実施の形態1について説明する。まず、図1は、実施の形態1のシステム構成を説明するための全体構成図を示している。本実施の形態は、車両に動力源として搭載される内燃機関10を備えている。内燃機関10は、吸入空気が気筒内に向けて流入する吸気通路12と、気筒内で生じた排気ガスが流出する排気通路14とを備えている。
以下、図2乃至図10を参照しつつ、触媒の劣化判定制御について説明する。この判定制御は、理論空燃比を基準として上流側空燃比を振動させながら、酸素センサ26の出力信号(以下、センサ信号と称す)に基づいて触媒22の劣化状態を判定するものである。図2は、劣化判定制御中における上流側空燃比とセンサ信号の状態を示している。ここで、図2中の実線は劣化が生じていない正常な触媒の特性であり、仮想線は劣化した触媒の特性である。
まず、正常な触媒の特性を参照しつつ、劣化判定時に行われる空燃比の基本的な制御について説明する。図2中の期間aは、ある程度の酸素を吸蔵した触媒22に対して、リッチな排気ガスが流入する状態を示している。リッチな排気ガスが触媒22に流入すると、触媒22に吸蔵されていた酸素が排気ガス中に放出され、排気ガス中のHC,COが触媒22により酸化される。この結果、下流側空燃比はほぼ理論空燃比(ストイキ)に保持され、センサ信号は、直前の出力状態であるリーン出力に保持される。
上述した原理によれば、劣化判定を正確に行うためには、少なくとも触媒22の酸素吸蔵能(放出能)が全体的に使用された時点でセンサ信号が反転するように、上流側空燃比の振幅を適切に設定する必要がある。図3は、上流側空燃比の振幅と、触媒の酸素残存量との関係を示すものである。ここで、図3(a)は、例えば上流側空燃比の振幅ΔA/Fを±0.5に設定した場合であり、図3(b)は、振幅ΔA/Fを±0.2に設定した場合である。また、酸素残存量とは、例えばセンサ信号がリーン出力からリッチ出力に切換わった時点(触媒の吸蔵酸素が全て放出されたはずの時点)において、触媒に残存している実際の酸素量である。
上述した排気ガスの吹き抜け現象は、上流側空燃比の振幅が大きい場合だけでなく、排気ガスの流量が大きい場合にも生じ易い。即ち、空燃比が一定であっても、排気ガスの流量が大きいと、これに対して触媒22の酸素吸蔵能が追従できなくなる。
振幅の切換タイミングは、排気ガス積算量Gが切換判定値G0に達した時点として設定されている。即ち、ECU40は、排気ガス積算量Gが切換判定値G0に達したときに、上流側空燃比の振幅を大振幅値ΔA1から小振幅値ΔA2に切換える。ここで、排気ガス積算量Gとは、センサ信号が最後に反転した時点から、ある時点までに流通した排気ガスの総流量であり、吸入空気量Gaを積算することにより算出される。また、切換判定値G0は、例えば重度に劣化した触媒22において、センサ信号が一度反転してから再び反転するまでに必要となる積算空気量に応じて設定されている。
次に、触媒22の劣化判定に用いる判定パラメータPについて説明する。判定パラメータPの算出時には、まず、一定時間Δt(例えば、10秒程度)の間に、センサ信号の信号値が描く軌跡の長さを求め、この軌跡長を定時間軌跡長Ltして記憶する。これと同時に吸入空気量Gaを積算することにより、前記一定時間Δt内における吸入空気量Gaの積算量を求め、この積算量を定時間積算空気量Gtとして記憶する。
劣化判定値Sは、前述した図8において、仮想線で示す判定レベルの傾きに相当するものである。即ち、劣化判定値Sは、正常な触媒の判定パラメータPと、劣化触媒の判定パラメータPとの間となる値に設定されており、その値はECU40に予め記憶されている。そして、ECU40は、判定パラメータPと劣化判定値Sとを比較し、判定パラメータPが劣化判定値Sよりも大きいときにのみ、触媒22が劣化していると判定する。
前述した定時間軌跡長Ltの温度補正では、触媒22の実際の温度ではなく、内燃機関の運転状態等に応じて推定された触媒の推定温度が用いられる。触媒22の推定温度は、例えば内燃機関の機関回転数、吸入空気量、負荷状態、吸気温度等を用いて推定されるもので、その推定方法は一般的に公知なものである。
正常な触媒と劣化触媒の活性化温度を比較してみると、正常な触媒が活性化し、かつ劣化触媒が不活性となる温度領域(以下、適温領域と称す)が存在する。この適温領域の一例を挙げれば、400〜600℃の温度範囲である。そこで、本実施の形態では、触媒温度が適温領域に含まれるときにのみ劣化判定を実施し、それ以外は劣化判定を禁止する構成としている。
図11及び図12は、本実施の形態のシステム動作を実現するために、ECU40が実行するルーチンのフローチャートである。なお、これら2つのルーチンは、内燃機関の運転中に繰返し実行され、互いに並行して作動するものである。また、図示は省略したが、これらのルーチンと別のルーチンでは、エアフローメータ16の出力を用いて吸入空気量Gaが一定時間毎に検出される。
次に、図13乃至図16を参照しつつ、本発明の実施の形態2について説明する。本実施の形態のシステムは、前記実施の形態1と同様に、図1に示すシステム構成を採用している。また、本実施の形態では、実施の形態1と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
本実施の形態では、実施の形態1とほぼ同様に、触媒22の劣化判定制御を行う。しかし、燃料中に硫黄分が含まれている場合には、誤判定の虞れが生じるので、硫黄分の影響を補正する必要がある。そこで、本実施の形態では、以下に述べる補正を行うものである。なお、本実施の形態では、実施の形態1で説明した基本的な劣化判定制御については、説明を省略するものとする。
図13は、硫黄分を含有した燃料(以下、硫黄燃料と称す)と、硫黄分を含有していない通常燃料のそれぞれについて、前述の定時間軌跡長Ltと触媒温度との関係を示す特性線図である。燃料中に硫黄分が含まれている場合には、図13に示すように、通常燃料の場合よりも定時間軌跡長Ltが長くなるので、本実施の形態では、これを利用して硫黄分の有無を判定する。
硫黄燃料であると判定した場合には、この判定結果に基づいて定時間軌跡長Ltと劣化判定値Sの補正が行われる。まず、定時間軌跡長Ltの補正について述べると、図14は、硫黄燃料と通常燃料のそれぞれについて、軌跡長補正係数と触媒温度との関係を示すものである。ここで、軌跡長補正係数とは、実施の形態1(図7参照)と同様に、触媒温度に応じて定時間軌跡長Ltを補正するための補正係数である。また、図14中に実線と点線で示す2種類の軌跡長補正係数は、ECU40に予め記憶されている。
図16は、本実施の形態のシステム動作を実現するために、ECU40が実行する判定ルーチンのフローチャートである。なお、本実施の形態では、前記実施の形態1で説明した振幅制御ルーチン(図11)と、図16に示す判定ルーチンとが並行して繰返し実行されるものである。
次に、図17及び図18を参照しつつ、本発明の実施の形態3について説明する。本実施の形態のシステムは、前記実施の形態1と同様に、図1に示すシステム構成を採用している。また、本実施の形態では、実施の形態1と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
本実施の形態では、実施の形態1とほぼ同様に、センサ信号を用いて触媒22の劣化判定制御を行う。しかし、酸素センサ26が劣化した場合には、センサ信号の応答性が悪化することにより誤判定の虞れが生じる。そこで、本実施の形態では、以下の構成により酸素センサの動作判定を行うものである。なお、本実施の形態では、実施の形態1で説明した基本的な劣化判定制御については、説明を省略するものとする。
図18は、本実施の形態のシステム動作を実現するために、ECU40が実行する判定ルーチンのフローチャートである。なお、本実施の形態では、前記実施の形態1で説明した振幅制御ルーチン及び判定ルーチン(図11及び図12)と並行して、図18に示すセンサ判定ルーチンが繰返し実行されるものである。
次に、図19及び図20を参照しつつ、本発明の実施の形態4について説明する。本実施の形態のシステムは、前記実施の形態1と同様に、図1に示すシステム構成を採用している。また、本実施の形態では、実施の形態1と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
本実施の形態では、実施の形態1とほぼ同様に、センサ信号を用いて触媒22の劣化判定制御を行う。しかし、ノイズ等の外乱によりセンサ信号の波形が乱れた場合には、その分だけ軌跡長が長くなり、誤判定の虞れが生じる。そこで、本実施の形態では、以下の構成により判定パラメータを算出するものである。なお、本実施の形態では、実施の形態1で説明した基本的な劣化判定制御については、説明を省略するものとする。
図20は、本実施の形態のシステム動作を実現するために、ECU40が実行する判定ルーチンのフローチャートである。なお、本実施の形態では、前記実施の形態1で説明した振幅制御ルーチン(図11)と、図20に示す判定ルーチンとが並行して繰返し実行されるものである。
次に、図21乃至図23を参照しつつ、本発明の実施の形態5について説明する。本実施の形態のシステムは、前記実施の形態1と同様に、図1に示すシステム構成を採用している。また、本実施の形態では、実施の形態1と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
本実施の形態では、実施の形態1とほぼ同様に、センサ信号を用いて触媒22の劣化判定制御を行う。しかし、ノイズ等の外乱がセンサ信号に乗った場合には、その分だけ軌跡長が長くなり、誤判定の虞れが生じる。そこで、本実施の形態では、以下の構成によりセンサ信号の出力を補正するものである。なお、本実施の形態では、実施の形態1で説明した基本的な劣化判定制御については、説明を省略するものとする。
図23は、本実施の形態のシステム動作を実現するために、ECU40が実行する判定ルーチンのフローチャートである。なお、本実施の形態では、前記実施の形態1で説明した振幅制御ルーチン(図11)と、図23に示す判定ルーチンとが並行して繰返し実行されるものである。
12 吸気通路
14 排気通路
16 エアフローメータ
18 スロットル弁
20 スロットルモータ
22 触媒
24 空燃比センサ
26 酸素センサ(排気ガスセンサ)
28 燃料噴射弁
30 吸気弁
32 点火プラグ
34 排気弁
36 クランク軸
38 クランク角センサ
40 ECU
Ga 吸入空気量
P 判定パラメータ
S 劣化判定値
ΔA1 大振幅値
ΔA2 小振幅値
G 排気ガス積算量
G0 切換判定値
Gt 定時間積算空気量
Lt 定時間軌跡長
Δt 一定時間
G1 小空気量値(小流量)
G2 大空気量値(大流量)
L1 基準軌跡長
L2 推定軌跡長
L3 実軌跡長
Claims (12)
- 内燃機関の排気ガスを浄化する触媒と、
前記触媒の下流側に配置され、排気ガスの空燃比に応じて少なくともリッチ出力及びリーン出力となるセンサ信号を出力する排気ガスセンサと、
前記触媒の上流側における空燃比のリッチ・リーン特性が前記センサ信号の出力に対して逆となるように、理論空燃比を基準として前記空燃比を振動させる空燃比振動手段と、
前記空燃比振動手段が作動することにより、前記センサ信号がリッチ出力からリーン出力に反転する間、及び前記センサ信号がリーン出力からリッチ出力に反転する間にそれぞれ、理論空燃比に対する前記空燃比の振幅を大振幅値から小振幅値に向けて複数段階で切換える振幅切換手段と、
前記触媒の劣化状態を判定するために、前記センサ信号の反転周期が反映された判定パラメータを算出する判定パラメータ算出手段と、
前記判定パラメータを劣化判定値と比較することにより、前記触媒が劣化しているか否かを判定する触媒劣化判定手段と、
内燃機関の吸入空気量を前記センサ信号が反転した時点から積算することにより、当該積算空気量を排気ガス積算量として算出する排気ガス積算量算出手段と、
劣化した触媒において前記センサ信号が一度反転してから再び反転するまでに必要となる積算空気量に応じて切換判定値を設定する切換判定値設定手段と、を備え、
前記振幅切換手段は、前記センサ信号が反転した時点から、前記排気ガス積算量が前記切換判定値に達した時点である切換タイミングが到来するまでの間は前記空燃比の振幅を前記大振幅値に保持し、その後に前記振幅を前記小振幅値に切換える構成としたことを特徴とする内燃機関の制御装置。 - 前記触媒の温度が高くなるにつれて、前記振幅の切換タイミングを遅くする振幅切換可変手段を備えてなる請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
- 内燃機関の吸入空気量が増大するにつれて、前記大振幅値と前記小振幅値のうち少なくとも一方の振幅値を減少させる振幅値可変手段を備えてなる請求項1または2に記載の内燃機関の制御装置。
- 内燃機関の吸入空気量を一定時間にわたって積算することにより、積算空気量を算出する空気量積算手段と、
前記一定時間内に前記センサ信号の信号値が描く軌跡の長さを軌跡長として取得する軌跡長取得手段と、を備え、
前記判定パラメータ算出手段は、前記判定パラメータを前記積算空気量と前記軌跡長との比率として算出する構成としてなる請求項1乃至3のうち何れか1項に記載の内燃機関の制御装置。 - 前記触媒の温度が高くなるにつれて、前記センサ信号の軌跡長を大きな値に補正する温度補正手段を備えてなる請求項4に記載の内燃機関の制御装置。
- 前記一定時間内における前記センサ信号の反転回数を前記判定パラメータに反映させる反映手段を備えてなる請求項4または5に記載の内燃機関の制御装置。
- 前記触媒の温度が低い状態と高い状態のそれぞれにおいて、前記センサ信号の信号値が描く軌跡の長さを軌跡長として取得する温度別軌跡長取得手段と、
前記低い温度での軌跡長と高い温度での軌跡長とを用いて、温度に対する前記軌跡長の変化状態を取得する軌跡長変化取得手段と、
前記軌跡長変化取得手段により取得した前記軌跡長の変化状態と、内燃機関の燃料が硫黄分を含まないときに取得した前記軌跡長の基準の変化状態とを比較することにより、燃料中に硫黄分が含まれるか否かを判定する硫黄判定手段と、
前記硫黄判定手段により燃料中に硫黄分が含まれると判定したときに、前記判定パラメータと前記劣化判定値とを補正する硫黄補正手段と、
を備えてなる請求項1乃至6のうち何れか1項に記載の内燃機関の制御装置。 - 前記排気ガスセンサが劣化状態に関係なく正常に作動するような吸入空気量を小流量として、吸入空気量が前記小流量となったときに、前記センサ信号の信号値が描く軌跡の長さを基準軌跡長として取得する基準軌跡長取得手段と、
前記排気ガスセンサが劣化している場合に応答遅れが生じるような吸入空気量を大流量として、吸入空気量が前記大流量となり、かつ前記排気ガスセンサが正常な場合の軌跡長を前記基準軌跡長に応じて推定する軌跡長推定手段と、
吸入空気量が前記大流量となったときに、前記センサ信号の実際の軌跡長を取得する実軌跡長取得手段と、
前記軌跡長推定手段により推定した軌跡長と前記実際の軌跡長とを比較することにより、前記排気ガスセンサが劣化しているか否かを判定するセンサ劣化判定手段と、
を備えてなる請求項1乃至7のうち何れか1項に記載の内燃機関の制御装置。 - 正常な触媒が活性化し、かつ劣化触媒が不活性となる温度領域に前記触媒の温度が含まれるときにのみ、前記触媒劣化判定手段の判定動作を許す温度制限手段を備えてなる請求項1乃至8のうち何れか1項に記載の内燃機関の制御装置。
- 前記排気ガスセンサの応答性により制限される許容流量に対して吸入空気量が大きいときに、前記触媒劣化判定手段の判定動作を禁止する流量制限手段を備えてなる請求項1乃至9のうち何れか1項に記載の内燃機関の制御装置。
- 内燃機関の運転状態に応じて前記触媒の温度を推定する触媒温度推定手段を備えてなる請求項2,5,9のうち何れか1項に記載の内燃機関の制御装置。
- 前記センサ信号の信号値が理論空燃比に対応する中心値から乖離するにつれて、当該信号値を大きな値に補正する信号補正手段を備えてなる請求項1乃至11のうち何れか1項に記載の内燃機関の制御装置。
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