JP4934915B2 - 半導体装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は半導体装置に係り、特に低熱抵抗タイプのBGA型半導体パッケージやLGA型半導体パッケージのような半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体装置の中には、半導体チップからの外部への放熱を促進して半導体チップの温度上昇を抑えるよう構成した、いわゆる低熱抵抗タイプのBGA型半導体パッケージやLGA型半導体パッケージ等がある。そのような半導体装置は、一般的にパッケージの中央付近に放熱用のハンダボール等の端子が設けられ、この端子を介して内部の半導体チップの熱をパッケージの外に放出する。
【0003】
図1は従来の低熱抵抗タイプのBGA型半導体パッケージを示す断面図であり、図2は図1に示すパッケージ基板のチップ搭載面を示す平面図である。
【0004】
図1に示すように、従来の低熱抵抗タイプのBGA型半導体パッケージは、通常のBGA型半導体パッケージと同様に、パッケージ基板1の上に半導体チップ2がダイ付け材3を介して搭載される。半導体チップ2の端子は、パッケージ基板1上に形成された配線パターン1aよりなる端子に対してボンディングワイヤ4により接続され、半導体チップ2及びボンディングワイヤ4はパッケージ基板1上で封止樹脂5により封止される。
【0005】
パッケージ基板1の裏面には、例えば信号端子や電源端子のような外部接続端子としてハンダボール6が設けられる。ハンダボール6は半導体チップ2の周辺に相当する領域に設けられ、パッケージ基板1を貫通して形成されたスルーホール7により配線パターン1aに電気的に接続される。
【0006】
ここで、通常のBGA型半導体パッケージでは、半導体チップの直下に相当する部分には外部接続端子としてのハンダボールは設けられない。しかし、低熱抵抗タイプのBGA型半導体パッケージでは、半導体チップの直下に相当する部分に放熱用ハンダボール8が設けられる。放熱用ハンダボール8はスルーホール9に接続されるが、スルーホール9は配線パターン1aには接続されていない。
【0007】
上述の構成において、半導体チップ2が発生する熱は、ダイ付け材3を介してパッケージ基板1に伝わり、パッケージ基板1及びスルーホール9を通過して放熱用ハンダボール8に到達する。放熱用ハンダボール8は、半導体パッケージをマザーボード等と回路基板に実装する際に、ハンダボール6と同様に回路基板上の端子に接続される。この端子は、放熱用の端子として回路基板に形成されるものであり、信号伝達経路とは分離して形成される。したがって、半導体チップ2が発生する熱は、放熱用ハンダボール8を介して最終的に回路基板に伝わり、回路基板から更に他の部分へと放出される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、放熱用ハンダボール8を回路基板に接続するために、回路基板上に放熱用の接続端子を形成する場合、放熱用の接続端子が配置される部分(半導体パッケージの中央部分に相当する回路基板の部分)には信号配線や電源配線等の配線パターンを形成することはできない。また、回路基板が多層基板である場合には、層間を接続するためのスルーホール等を設けることができない。したがって、回路基板の配線パターンを設けることのできる領域が減少し、設計上の制約が生じることとなる。
【0009】
また、機能向上又は改良等の理由により、放熱用の接続端子が設けられていない回路基板へ、上述のような低熱抵抗型の半導体装置を搭載する必要が生じた場合、放熱効果が減少してしまう。また、実装する半導体装置の中央部分に相当する領域に配線パターンを有するような回路基板では、放熱用ハンダボールにより配線パターンが短絡してしまうおそれがあり、このような場合は回路基板の設計変更が必要となってしまう。
【0010】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、放熱用の端子を設けることなく、信号用又は電源用端子を利用して効率的な放熱を実現することのできる低熱抵抗型の半導体装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために本発明では、次に述べる各手段を講じたことを特徴とするものである。
【0012】
請求項1記載の発明は、パッケージ基板のチップ搭載面に半導体チップが搭載され、該チップ搭載面の反対側の面において前記半導体チップの周辺領域に複数の外部接続端子が設けられた半導体装置であって、前記半導体チップが搭載された領域内から前記半導体チップが搭載された領域外まで延在し、且つ各々が前記外部接続端子の一つのみに接続され、互いに電気的に分離された複数の導体パターンと、前記半導体チップが搭載された領域外で延在し、前記半導体チップの電極に電気的に接続された配線パターンとを有し、前記導体パターンは、前記半導体チップが搭載された領域外においてスルーホールにより前記外部接続端子に接続され、且つ前記半導体チップの電極に電気的に接続されないことを特徴とするものである。
【0013】
請求項1記載の発明によれば、半導体チップで発生した熱は、半導体チップの搭載領域内に延在する導体パターンを介して外部接続用端子に伝わり、外部接続端子から外部に放出される。すなわち、放熱用の接続端子を半導体搭載領域近傍に設ける必要がなく、信号用又は電源用の外部接続端子を利用して放熱することができる。したがって、本発明による半導体装置を搭載する回路基板には、放熱用の外部接続端子を接続する端子を形成する必要がなくなり、回路基板上の配線パターンを自由に設計することができ、回路基板の面積を有効に利用することができる。
【0014】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の半導体装置であって、前記導体パターンは、前記パッケージ基板の前記配線パターンが形成された面に形成され、且つ前記配線パターンと同じ材料であることを特徴とするものである。
【0015】
請求項2記載の発明によれば、導体パターンをパッケージ基板の配線パターンを形成する工程で同時に形成することができ、半導体装置の製造コストを低減することができる。
【0016】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の半導体装置であって、前記導体パターンは、前記パッケージ基板のチップ搭載面とチップ搭載面の反対側の面との少なくとも一方に形成されたことを特徴とするものである。
【0017】
請求項3記載の発明によれば、パッケージ基板の配線パターンが形成された面に対して導体パターン形成することができ、導体パターンのみを形成する工程を設ける必要がない。
【0018】
請求項4記載の発明は、請求項1又は2記載の半導体装置であって、前記導体パターンは、前記パッケージ基板のチップ搭載面とチップ搭載面の反対側の面との両面に形成され、両面に形成された対応する前記導体パターンは前記パッケージ基板を貫通して延在するスルーホールにより接続されたことを特徴とするものである。
【0019】
請求項4記載の発明によれば、パッケージ基板の両面に導体パターンが設けられ且つそれらがスルーホールで接続されるので、半導体チップの熱を効率的に外部接続端子に伝達することができる。
【0020】
請求項5記載の発明は、請求項1又は2記載の半導体装置であって、前記導体パターンは、前記外部接続端子のうち半導体チップに最も近い列に配置された外部接続端子に接続された第1の導体パターンと、前記外部接続端子のうち半導体チップに最も近い列に配置された外部接続端子以外の外部接続端子に接続された第2の導体パターンとを含むことを特徴とするものである。
【0021】
請求項5記載の発明によれば、放熱に利用することのできる外部接続端子の数が増え、放熱効率を向上することができる。
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面と共に説明する。
【0022】
図3は本発明の第1の実施の形態による低熱抵抗型半導体装置の一例であるBGA型半導体パッケージの断面図であり、図4は図3に示すパッケージ基板のチップ搭載面を示す平面図である。また、図5は図3に示すBGA型半導体パッケージの一部の拡大断面図である。なお、図3乃至5において、図1に示す構成部品と同等な部品には同じ符号を付す。
【0023】
本発明の第1の実施の形態によるBGA型半導体パッケージにおいて、パッケージ基板1の上に半導体チップ2がダイ付け材3を介して搭載される。半導体チップ2の端子は、パッケージ基板1上に形成された配線パターン1aよりなる端子に対してボンディングワイヤ4により接続され、半導体チップ2及びボンディングワイヤ4はパッケージ基板1上で封止樹脂5により封止される。
【0024】
パッケージ基板1の裏面には、例えば信号端子や電源端子のような外部接続端子としてハンダボール6が設けられる。ハンダボール6は半導体チップ2の周辺に相当する領域に設けられ、パッケージ基板1を貫通して形成されたスルーホール7により配線パターン1aに電気的に接続される。
【0025】
ここで、従来の低熱抵抗タイプのBGA型半導体パッケージでは、半導体チップの直下に相当する部分に放熱用のハンダボールが設けられる。しかし、本発明の第1の実施の形態によるBGA型半導体パッケージでは、通常のBGA型半導体パッケージと同様に、半導体チップ2の直下に相当する部分には外部接続端子としてのハンダボールは設けられない。すなわち、本発明の第1の実施の形態によるBGA型半導体パッケージでは、信号用あるいは電源用端子等として機能するのハンダボール6を、放熱用ハンダボールの代わりに使用している。
【0026】
ハンダボール6は、半導体チップ2の周囲に相当する領域に配列されているため、半導体チップ2から発生した熱を効率的にハンダボール6に伝える必要がある。このため、半導体チップのチップ搭載面1bにおいて半導体チップ2が搭載される領域に、図4に示すように放熱用導体パターン10が形成される。
【0027】
放熱用導体パターン10は、例えば銅箔をエッチングして形成する配線パターン1aと同じ工程で形成できるように、配線パターン1aと同じ材料で形成されることが好ましいが、熱伝導性のよい材料であれば異なる材料であってもよい。放熱用導体パターン10は、半導体チップ2の直下から延出し、周囲に配置されたハンダボール6まで延在し、図3に示すようにスルーホール7によりハンダボール6に接続される。
【0028】
本実施の形態では、放熱用導体パターン10はハンダボール6のうち、最も内側に配列されたハンダボールに接続されるように形成されている。そして、図4に示すように、一つのハンダボール6に接続される放熱用導体パターン10は、他のハンダボール6に接続される放熱用導体パターン10と分離した状態で形成される。すなわち、ハンダボール6の各々は互いに異なる配線上に設けられものであり、電気的に分離されていなければならないからである。
【0029】
上述の構成において、半導体チップ2が発生する熱は、ダイ付け材3を介して放熱用導体パターン10に伝わり、スルーホール7を通過してハンダボール6に到達する。そして、回路基板から更に他の部分へ放出される。したがって、ダイ付け材3は、絶縁性の接着剤であって、熱伝導性が良好な材料であることが好ましい。
【0030】
ここで、ハンダボール6はもともと信号用又は電源用の端子として設けられているものであり、本実施の形態において、放熱用のハンダボールをハンダボール6とは別に設ける必要はない。すなわち、本実施の形態による低熱抵抗型BGA型半導体パッケージは、通常のBGA型半導体パッケージと同様な端子構成を有しており、その中央部分には放熱用のハンダボールは設けられていない。したがって、本実施の形態による低熱抵抗型BGA型半導体パッケージが搭載されるマザーボード等の回路基板には、通常のBGA型半導体パッケージが搭載される回路基板と同様に、半導体チップ2の直下に相当する領域にも配線パターンを設けることができ、回路基板のサイズを増大することなく、効率的な配線設計を達成することができる。
【0031】
次に、本発明の第2の実施の形態による低熱抵抗型半導体装置の一例としての低熱抵抗型BGA型半導体パッケージについて、図6を参照しながら説明する。図6は本発明の第2の実施の形態による低熱抵抗型半導体装置の一例としての低熱抵抗型BGA型半導体パッケージの一部の断面図である。図6において、図3に示す構成部品と同等な部品には同じ符号を付し、その説明は省略する。
【0032】
本発明の第2の実施の形態による低熱抵抗型BGA型半導体パッケージは、図3に示す本発明の第1の実施の形態による低熱抵抗型BGA型半導体パッケージと基本構造は同じであるが、放熱用導体パターン10Aがパッケージ基板1のチップ搭載面1bの反対側の面に形成されることが異なる。すなわち、本実施の形態では、放熱用導体パターン10Aは、ハンダボール6が設けられるパッケージ基板1の裏側に形成されている。
【0033】
本実施の形態は、特に、信号線や電源ライン等の配線パターン1aが、パッケジ基板1の裏面に形成されている場合に好適である。すなわち、配線パターン1aの形成と同時に導体パターン10Aの形成も行うことができ、工程数を増やすことなく導体パターンを形成することができる。
【0034】
本発明の第2の実施の形態による低熱抵抗型BGA型半導体パッケージも、上述の本発明の第1の実施の形態による低熱抵抗型BGA型半導体パッケージと同様に、通常のBGA型半導体パッケージと同様な端子構成を有しており、その中央部分には放熱用のハンダボールは設けられていない。したがって、本実施の形態による低熱抵抗型BGA型半導体パッケージが搭載されるマザーボード等の回路基板には、通常のBGA型半導体パッケージが搭載される回路基板と同様に、半導体チップ2の直下に相当する領域にも配線パターンを設けることができ、回路基板のサイズを増大することなく、効率的な配線設計を達成することができる。
【0035】
次に、本発明の第3の実施の形態による低熱抵抗型半導体装置の一例としての低熱抵抗型BGA型半導体パッケージについて、図7を参照しながら説明する。図7は本発明の第3の実施の形態による低熱抵抗型半導体装置の一例としての低熱抵抗型BGA型半導体パッケージの一部の断面図である。図7において、図3に示す構成部品と同等な部品には同じ符号を付し、その説明は省略する。
【0036】
本発明の第3の実施の形態による低熱抵抗型BGA型半導体パッケージは、図3に示す本発明の第1の実施の形態による低熱抵抗型BGA型半導体パッケージと基本構造は同じであるが、放熱用導体パターンがパッケージ基板1のチップ搭載面1bと反対側の面との両方に形成されることが異なる。すなわち、本実施の形態では、放熱用導体パターン10は半導体チップ搭載面1bに形成され、放熱用導体パターン10Aはハンダボール6が設けられるパッケージ基板1の裏側に形成されている。
【0037】
本発明の第3の実施の形態による低熱抵抗型BGA型半導体パッケージも、上述の本発明の第1の実施の形態による低熱抵抗型BGA型半導体パッケージと同様に、通常のBGA型半導体パッケージと同様な端子構成を有しており、その中央部分には放熱用のハンダボールは設けられていない。したがって、本実施の形態による低熱抵抗型BGA型半導体パッケージが搭載されるマザーボード等の回路基板には、通常のBGA型半導体パッケージが搭載される回路基板と同様に、半導体チップ2の直下に相当する領域にも配線パターンを設けることができ、回路基板のサイズを増大することなく、効率的な配線設計を達成することができる。
【0038】
また、放熱用導体パターン10,10Aがパッケージ基板の両面に形成されるので、半導体チップ2からの熱を効率的にハンダボール6に伝えることができる。
【0039】
次に、本発明の第4の実施の形態による低熱抵抗型半導体装置の一例としての低熱抵抗型BGA型半導体パッケージについて、図8を参照しながら説明する。図8は本発明の第4の実施の形態による低熱抵抗型半導体装置の一例としての低熱抵抗型BGA型半導体パッケージの一部の断面図である。図8において、図7に示す構成部品と同等な部品には同じ符号を付し、その説明は省略する。
【0040】
本発明の第4の実施の形態による低熱抵抗型BGA型半導体パッケージは、図3に示す本発明の第1の実施の形態による低熱抵抗型BGA型半導体パッケージと基本構造は同じであるが、放熱用導体パターンがパッケージ基板1のチップ搭載面1bと反対側の面との両方に形成され且つそれらがスルーホール11により接続されていることが異なる。すなわち、本実施の形態では、放熱用導体パターン10は半導体チップ搭載面1bに形成され、放熱用導体パターン10Aはハンダボール6が設けられるパッケージ基板1の裏側に形成されている。そして、放熱用導体パターン10と放熱用導体パターン10Aとの間には、パッケージ基板1を貫通して形成されるスルーホール11が設けられる。この場合、スルーホール11は、通常の電気的な接続用のスルーホールと同じ構成であり、貫通孔の内部に金属メッキを施したものであるが、電気的な接続として設けられものではなく、放熱用導体パターン10と放熱用導体パターン10Aとを熱的に接続して、放熱用導体パターン10から放熱用導体パターン10Aへの熱の伝達を促進する機能を果たす。
【0041】
本発明の第4の実施の形態による低熱抵抗型BGA型半導体パッケージも、上述の本発明の第1の実施の形態による低熱抵抗型BGA型半導体パッケージと同様に、通常のBGA型半導体パッケージと同様な端子構成を有しており、その中央部分には放熱用のハンダボールは設けられていない。したがって、本実施の形態による低熱抵抗型BGA型半導体パッケージが搭載されるマザーボード等の回路基板には、通常のBGA型半導体パッケージが搭載される回路基板と同様に、半導体チップ2の直下に相当する領域にも配線パターンを設けることができ、回路基板のサイズを増大することなく、効率的な配線設計を達成することができる。
【0042】
また、放熱用導体パターン10,10Aがパッケージ基板の両面に形成されそれらの間にスルーホール11が設けられるので、半導体チップ2からの熱を効率的にハンダボール6に伝えることができる。
【0043】
次に、本発明の第5の実施の形態による低熱抵抗型半導体装置の一例としての低熱抵抗型BGA型半導体パッケージについて、図9及び図10を参照しながら説明する。図9は本発明の第2の実施の形態による低熱抵抗型半導体装置の一例としての低熱抵抗型BGA型半導体パッケージの断面図であり、図10は図9に示すパッケージ基板のチップ搭載面を示す平面図である。図9及び図10において、図3及び図4に示す構成部品と同等な部品には同じ符号を付し、その説明は省略する。
【0044】
本発明の第5の実施の形態による低熱抵抗型BGA型半導体パッケージは、図3に示す本発明の第1の実施の形態による低熱抵抗型BGA型半導体パッケージと基本構造は同じであるが、最内周側のハンダボール6に接続される放熱用導体パターン10に加えて、最内周より外側のハンダボール6に対して接続される放熱用導体パターン10Bが設けられた点が異なる。すなわち、本実施の形態では、放熱用導体パターン10Bは、最内周側に位置するハンダボール6の間を通って外周側のハンダボール6にも接続される。したがって、多数のハンダボール6を放熱用ハンダボールとして利用することができ、放熱効率を向上することができる。
【0045】
なお、本実施の形態では、チップ搭載面にのみ放熱用導体パターン10,10Bが形成される例を示したが、上述の第2乃至第4の実施の形態のように、パッケージ基板1の裏面にも放熱用導体パターン10Bを設けてもよく、また、これらを接続するスルーホールを形成してもよい。
【0046】
また、上述の第1乃至第5の実施の形態は、低熱抵抗型BGA型半導体パッケージに関して説明したが、本発明は、LGA型半導体パッケージ等の他の種類の半導体パッケージにも適用することができる。
【発明の効果】
上述の如く本発明によれば、次に述べる種々の効果を実現することができる。
請求項1記載の発明によれば、半導体チップで発生した熱は、半導体チップの搭載領域内に延在する導体パターンを介して外部接続用端子に伝わり、外部接続端子から外部に放出される。すなわち、放熱用の接続端子を半導体搭載領域近傍に設ける必要がなく、信号用又は電源用の外部接続端子を利用して放熱することができる。したがって、本発明による半導体装置を搭載する回路基板には、放熱用の外部接続端子を接続する端子を形成する必要がなくなり、回路基板上の配線パターンを自由に設計することができ、回路基板の面積を有効に利用することができる。
【0047】
請求項2記載の発明によれば、導体パターンをパッケージ基板の配線パターンを形成する工程で同時に形成することができ、半導体装置の製造コストを低減することができる。
【0048】
請求項3記載の発明によれば、パッケージ基板の配線パターンが形成された面に対して導体パターン形成することができ、導体パターンのみを形成する工程を設ける必要がない。
【0049】
請求項4記載の発明によれば、パッケージ基板の両面に導体パターンが設けられ且つそれらがスルーホールで接続されるので、半導体チップの熱を効率的に外部接続端子に伝達することができる。
【0050】
請求項5記載の発明によれば、放熱に利用することのできる外部接続端子の数が増え、放熱効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の低熱抵抗タイプのBGA型半導体パッケージを示す断面図である。
【図2】図1に示すパッケージ基板のチップ搭載面を示す平面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態による低熱抵抗型半導体装置の一例であるBGA型半導体パッケージの断面図である。
【図4】図3に示すパッケージ基板のチップ搭載面を示す平面図である。
【図5】図3に示すBGA型半導体パッケージの一部の拡大断面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態による低熱抵抗型半導体装置の一例としての低熱抵抗型BGA型半導体パッケージの一部の断面図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態による低熱抵抗型半導体装置の一例としての低熱抵抗型BGA型半導体パッケージの一部の断面図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態による低熱抵抗型半導体装置の一例としての低熱抵抗型BGA型半導体パッケージの一部の断面図である。
【図9】本発明の第5の実施の形態による低熱抵抗型半導体装置の一例としての低熱抵抗型BGA型半導体パッケージの一部の断面図である。
【図10】図9に示すパッケージ基板のチップ搭載面を示す平面図である。
【符号の説明】
1 パッケージ基板
1a 配線パターン
1b チップ搭載面
2 半導体チップ
3 ダイ付け材
4 ボンディングワイヤ
5 封止樹脂
6 ハンダボール
7,11 スルーホール
10,10A,10B 放熱用導体パターン
Claims (5)
- パッケージ基板のチップ搭載面に半導体チップが搭載され、該チップ搭載面の反対側の面において前記半導体チップの周辺領域に複数の外部接続端子が設けられた半導体装置であって、
前記半導体チップが搭載された領域内から前記半導体チップが搭載された領域外まで延在し、且つ各々が前記外部接続端子の一つのみに接続され、互いに電気的に分離された複数の導体パターンと、
前記半導体チップが搭載された領域外で延在し、前記半導体チップの電極に電気的に接続された配線パターンと
を有し、
前記導体パターンは、前記半導体チップが搭載された領域外においてスルーホールにより前記外部接続端子に接続され、且つ前記半導体チップの電極に接続されないことを特徴とする半導体装置。 - 請求項1記載の半導体装置であって、
前記導体パターンは、前記パッケージ基板の前記配線パターンが形成された面に形成され、且つ前記配線パターンと同じ材料であることを特徴とする半導体装置。 - 請求項1又は2記載の半導体装置であって、
前記導体パターンは、前記パッケージ基板のチップ搭載面とチップ搭載面の反対側の面との少なくとも一方に形成されたことを特徴とする半導体装置。 - 請求項1又は2記載の半導体装置であって、
前記導体パターンは、前記パッケージ基板のチップ搭載面とチップ搭載面の反対側の面との両面に形成され、両面に形成された対応する前記導体パターンは前記パッケージ基板を貫通して延在するスルーホールにより接続されたことを特徴とする半導体装置。 - 請求項1又は2記載の半導体装置であって、
前記導体パターンは、前記外部接続端子のうち半導体チップに最も近い列に配置された外部接続端子に接続された第1の導体パターンと、前記外部接続端子のうち半導体チップに最も近い列に配置された外部接続端子以外の外部接続端子に接続された第2の導体パターンとを含むことを特徴とする半導体装置。
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