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JP4930474B2 - 画像形成装置およびプロセスカートリッジ - Google Patents

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JP4930474B2
JP4930474B2 JP2008220056A JP2008220056A JP4930474B2 JP 4930474 B2 JP4930474 B2 JP 4930474B2 JP 2008220056 A JP2008220056 A JP 2008220056A JP 2008220056 A JP2008220056 A JP 2008220056A JP 4930474 B2 JP4930474 B2 JP 4930474B2
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Description

本発明は、画像形成装置およびプロセスカートリッジに関する。
電子写真方式のレーザプリンタにおいて、感光ドラムおよび現像カートリッジを一体的に備えたプロセスカートリッジを装置本体に着脱可能に構成したものが知られている。
このようなレーザプリンタとして、感光ドラムの保護のために、プロセスカートリッジのハウジングに、感光ドラムが露出される開口部を開閉するためのドラムカバーを設けた構成のものが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
この提案に係る構成では、ドラムカバーは、感光ドラムの周面に沿って延びる断面円弧状の板状に形成されており、感光ドラムにおける開口部から露出された部分の全域を覆っている。ドラムカバーの周方向の一端部は、ハウジングに設けられた軸に回動可能に支持されている。プロセスカートリッジがレーザプリンタの装置本体から取り外された状態では、ドラムカバーにより開口部が閉じられる。プロセスカートリッジが装置本体に装着されると、これに連動して、ドラムカバーが軸を中心に回動され、開口部が開放される。これにより、開口部から感光ドラムの周面が露出し、感光ドラムに形成された静電潜像を転写紙に転写することが可能となる。
特開平01−267662号公報
しかしながら、上記の提案に係る構成では、プロセスカートリッジの装置本体への装着に伴って開口部が開放される際に、ドラムカバーの遊端部(軸に回動可能に支持されている一端部と反対側の他端部)は、ハウジングに対して大きな円弧状の軌跡を描きながら移動する。そのため、装置本体内における感光ドラムと対向する方向に、ドラムカバーを開閉するための大きなスペースを確保する必要がある。
そこで、本発明の目的は、保護部材を開閉するために画像形成装置の装置本体内に必要なスペースを縮小することができるプロセスカートリッジ、およびこのプロセスカートリッジを備える画像形成装置を提供することである。
前記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、画像形成装置であって、プロセスカートリッジと、前記プロセスカートリッジが装着される被装着部材とを備えており、前記プロセスカートリッジは、開口部を有するフレームと、前記フレームに保持され、その周面の一部が前記開口部と対向して配置される感光ドラムと、前記フレームに対して前記感光ドラムの軸線方向にスライド移動可能に設けられ、前記感光ドラムの周面の静電潜像が形成される像形成領域と対向する保護位置に配置された状態で、前記感光ドラムを保護するための保護部材とを備え、前記軸線方向と直交する方向の移動により前記被装着部材に装着され、前記被装着部材は、前記被装着部材に対する前記プロセスカートリッジの装着に伴って、前記保護部材を前記保護位置から、前記像形成領域と対向しない退避位置へとスライド移動させるための第1操作部材を備えていることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記被装着部材に対する前記プロセスカートリッジの離脱に伴って、前記保護部材を前記退避位置から前記保護位置へとスライド移動させるための第2操作部材を備えていることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記第2操作部材は、前記プロセスカートリッジに設けられ、前記保護部材を前記退避位置から前記保護位置に向けて付勢するための付勢部材であることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記保護部材は、前記軸線方向に並べて少なくとも1対設けられ、1対の前記保護部材の各退避位置は、前記像形成領域に対して前記軸線方向の両側に分かれて設定され、前記付勢部材は、1対の前記保護部材間に架設されていることを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項2〜4のいずれか一項に記載の発明において、前記プロセスカートリッジは、前記プロセスカートリッジが前記被装着部材から離脱された状態で、前記保護部材の移動を前記保護位置で規制するためのストッパ部を備えていることを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の発明において、前記プロセスカートリッジは、前記保護部材のスライド移動を案内するためのガイド部を備えていることを特徴としている。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載の発明において、前記フレームには、前記軸線方向に並行して延びる複数本のラックギヤが形成され、前記保護部材は、前記ラックギヤにそれぞれ噛合するピニオンギヤを備えていることを特徴としている。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか一項に記載の発明において、前記保護部材は、前記軸線方向に並べて複数設けられていることを特徴としている。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の発明において、各前記保護部材が前記保護位置に配置された状態で、各前記保護部材間に間隔が形成されることを特徴としている。
請求項10に記載の発明は、請求項8に記載の発明において、各前記保護部材が前記保護位置に配置された状態で、前記保護部材により前記開口部の全域が覆われることを特徴としている。
請求項11に記載の発明は、請求項1〜10のいずれか一項に記載の発明において、前記第1操作部材は、前記軸線方向と直交する方向および前記軸線方向に沿った平面を有する板状に形成され、前記軸線方向に対して傾斜する傾斜面を有していることを特徴としている。
請求項12に記載の発明は、請求項11に記載の発明において、前記プロセスカートリッジは、前記第1操作部材を受け入れる受入部を有していることを特徴としている。
請求項13に記載の発明は、請求項11または12に記載の発明において、前記第1操作部材は、前記平面に直交し、前記装着方向に沿う両側面を有し、前記保護部材は、前記プロセスカートリッジが前記被装着部材に装着された状態で、前記両側面に当接することを特徴としている。
請求項14に記載の発明は、請求項13に記載の発明において、前記第1操作部材における前記両側面間の前記軸線方向の幅は、前記感光ドラムにおける前記像形成領域の前記軸線方向の幅よりも大きいことを特徴としている。
請求項15に記載の発明は、請求項1〜14のいずれか一項に記載の発明において、装置本体を備え、前記被装着部材は、前記装置本体に対して引き出し可能に設けられるドロワフレームであることを特徴としている。
請求項16に記載の発明は、画像形成装置に備えられる被装着部材に着脱可能に装着されるプロセスカートリッジであって、開口部を有するフレームと、前記フレーム保持され、その周面の一部が前記開口部と対向して配置される感光ドラムと、前記フレームに対して前記感光ドラムの軸線方向にスライド移動可能に設けられ、前記被装着部材に対する前記プロセスカートリッジの装着に伴って、前記感光ドラムの周面の静電潜像が形成される像形成領域と対向する保護位置から、前記像形成領域と対向しない退避位置へとスライド移動される保護部材と、前記被装着部材に対する前記プロセスカートリッジの離脱に伴って、前記保護部材を前記退避位置から前記保護位置へとスライド移動させるための第2操作部材とを備えていることを特徴としている。
請求17に記載の発明は、請求項16に記載の発明において、前記第2操作部材は、前記保護部材を前記退避位置から前記保護位置に向けて付勢するための付勢部材であることを特徴としている。
請求項18に記載の発明は、請求項17に記載の発明において、前記保護部材は、前記軸線方向に並べて少なくとも1対設けられ、1対の前記保護部材の各退避位置は、前記像形成領域に対して前記軸線方向の両側に分かれて設定され、前記付勢部材は、1対の前記保護部材間に架設されていることを特徴としている。
請求項19に記載の発明は、請求項16〜18のいずれか一項に記載の発明において、前記プロセスカートリッジが前記被装着部材から離脱された状態で、前記保護部材の移動を前記保護位置で規制するためのストッパ部を備えていることを特徴としている。
請求項20に記載の発明は、請求項16〜19のいずれか一項に記載の発明において、前記保護部材のスライド移動を案内するためのガイド部を備えていることを特徴としている。
請求項21に記載の発明は、請求項16〜20のいずれか一項に記載の発明において、前記フレームには、前記軸線方向に並行して延びる複数本のラックギヤが形成され、前記保護部材は、前記ラックギヤにそれぞれ噛合するピニオンギヤを備えていることを特徴としている。
請求項22に記載の発明は、請求項16〜21のいずれか一項に記載の発明において、前記保護部材は、前記軸線方向に並べて複数設けられていることを特徴としている。
請求項23に記載の発明は、請求項22に記載の発明において、各前記保護部材が前記保護位置に配置された状態で、各前記保護部材間に間隔が形成されることを特徴としている。
請求項24に記載の発明は、請求項22に記載の発明において、各前記保護部材が前記保護位置に配置された状態で、前記保護部材により前記開口部の全域が覆われることを特徴としている。
請求項25に記載の発明は、画像形成装置に備えられる被装着部材に着脱可能に装着されるプロセスカートリッジであって、開口部を有するフレームと、前記フレームに保持され、その周面の一部が前記開口部と対向して配置される感光ドラムと、前記フレームに対して前記感光ドラムの軸線方向にスライド移動可能に設けられ、前記被装着部材に対する前記プロセスカートリッジの装着に伴って、前記感光ドラムの周面の静電潜像が形成される像形成領域と対向する保護位置から、前記像形成領域と対向しない退避位置へとスライド移動される保護部材と、前記プロセスカートリッジが前記被装着部材から離脱された状態で、前記保護部材の移動を前記保護位置で規制するためのストッパ部とを備えていることを特徴としている。
請求項26に記載の発明は、請求項25に記載の発明において、前記保護部材のスライド移動を案内するためのガイド部を備えていることを特徴としている。
請求項27に記載の発明は、請求項25または26に記載の発明において、前記フレームには、前記軸線方向に並行して延びる複数本のラックギヤが形成され、前記保護部材は、前記ラックギヤにそれぞれ噛合するピニオンギヤを備えていることを特徴としている。
請求項28に記載の発明は、請求項25〜27のいずれか一項に記載の発明において、前記保護部材は、前記軸線方向に並べて複数設けられることを特徴としている。
請求項29に記載の発明は、請求項28に記載の発明において、各前記保護部材が前記保護位置に配置された状態で、各前記保護部材間に間隔が形成されることを特徴としている。
請求項30に記載の発明は、請求項28に記載の発明において、各前記保護部材が前記保護位置に配置された状態で、前記保護部材により前記開口部の全域が覆われることを特徴としている。
請求項31に記載の発明は、画像形成装置に備えられる被装着部材に着脱可能に装着されるプロセスカートリッジであって、開口部を有するフレームと、前記フレームに保持され、その周面の一部が前記開口部と対向して配置される感光ドラムと、前記フレームに対して前記感光ドラムの軸線方向にスライド移動可能に設けられ、前記軸線方向と直交する方向の移動による、前記被装着部材に対する前記プロセスカートリッジの装着に伴って、前記感光ドラムの周面の静電潜像が形成される像形成領域と対向する保護位置から、前記像形成領域と対向しない退避位置へとスライド移動される保護部材とを備えていることを特徴としている。
請求項32に記載の発明は、請求項31に記載の発明において、前記保護部材のスライド移動を案内するためのガイド部を備えていることを特徴としている。
請求項33に記載の発明は、請求項31または32に記載の発明において、前記フレームには、前記軸線方向に並行して延びる複数本のラックギヤが形成され、前記保護部材は、前記ラックギヤにそれぞれ噛合するピニオンギヤを備えていることを特徴としている。
請求項34に記載の発明は、請求項31〜33のいずれか一項に記載の発明において、前記保護部材は、前記軸線方向に並べて複数設けられていることを特徴としている。
請求項35に記載の発明は、請求項34に記載の発明において、各前記保護部材が前記保護位置に配置された状態で、各前記保護部材間に間隔が形成されることを特徴としている。
請求項36に記載の発明は、請求項34に記載の発明において、各前記保護部材が前記保護位置に配置された状態で、前記保護部材により前記開口部の全域が覆われることを特徴としている。
請求項37に記載の発明は、画像形成装置に備えられる被装着部材に着脱可能に装着されるプロセスカートリッジであって、開口部を有するフレームと、前記フレームに保持され、その周面の一部が前記開口部と対向して配置される感光ドラムと、前記フレームに対して前記感光ドラムの軸線方向にスライド移動可能に設けられ、前記被装着部材に対する前記プロセスカートリッジの装着に伴って、前記感光ドラムの周面の静電潜像が形成される像形成領域と対向する保護位置から、前記像形成領域と対向しない退避位置へとスライド移動される保護部材とを備え、前記フレームには、前記軸線方向に並行して延びる複数本のラックギヤが形成され、前記保護部材は、前記ラックギヤにそれぞれ噛合するピニオンギヤを備えていることを特徴としている。
請求項38に記載の発明は、請求項37に記載の発明において、前記保護部材は、前記軸線方向に並べて複数設けられていることを特徴としている。
請求項39に記載の発明は、請求項38に記載の発明において、各前記保護部材が前記保護位置に配置された状態で、各前記保護部材間に間隔が形成されることを特徴としている。
請求項40に記載の発明は、請求項38に記載の発明において、各前記保護部材が前記保護位置に配置された状態で、前記保護部材により前記開口部の全域が覆われることを特徴としている。
請求項41に記載の発明は、画像形成装置に備えられる被装着部材に着脱可能に装着されるプロセスカートリッジであって、開口部を有するフレームと、前記フレームに保持され、その周面の一部が前記開口部と対向して配置される感光ドラムと、前記フレームに対して前記感光ドラムの軸線方向にスライド移動可能に設けられ、前記被装着部材に対する前記プロセスカートリッジの装着に伴って、前記感光ドラムの周面の静電潜像が形成される像形成領域と対向する保護位置から、前記像形成領域と対向しない退避位置へとスライド移動される保護部材とを備え、前記保護部材は、前記軸線方向に並べて複数設けられていることを特徴としている。
請求項42に記載の発明は、請求項41に記載の発明において、各前記保護部材が前記保護位置に配置された状態で、各前記保護部材間に間隔が形成されることを特徴としている。
請求項43に記載の発明は、請求項41に記載の発明において、各前記保護部材が前記保護位置に配置された状態で、前記保護部材により前記開口部の全域が覆われることを特徴としている。
請求項1および16に記載の発明によれば、画像形成装置は、プロセスカートリッジと、このプロセスカートリッジが装着される被装着部材とを備えている。プロセスカートリッジは、フレームと、感光ドラムと、保護部材とを備えている。フレームは、開口部を有している。感光ドラムは、その周面の一部が開口部と対向して配置されるようにフレームに保持されている。保護部材は、感光ドラムの像形成領域と対向する保護位置と像形成領域と対向しない退避位置との間で、フレームに対して感光ドラムの軸線方向にスライド移動可能に設けられている。保護部材が保護位置に配置された状態で、感光ドラムにおける開口部と対向する部分は、保護部材によって保護される。また、被装着部材は、第1操作部材を備えている。第1操作部材は、プロセスカートリッジが被装着部材に対して軸線方向と直交する方向から装着されるのに伴って、保護部材を保護位置から退避位置へとスライド移動させる。
保護部材は、プロセスカートリッジの被装着部材への装着に伴って、保護位置から退避位置へと軸線方向に沿ってスライド移動されるため、保護部材がプロセスカートリッジに対して回動されることによって保護位置から退避位置へと変位される構成と比較して、被装着部材における感光ドラムと対向する方向に、保護部材を開閉(保護位置と退避位置との間のスライド移動)させるための大きなスペースを確保する必要がない。その結果、保護部材を開閉するために被装着部材に必要なスペースを縮小することができる。
請求項2および16に記載の発明によれば、画像形成装置は、第2操作部材を備えている。第2操作部材は、被装着部材に対するプロセスカートリッジの離脱に伴って、保護部材を退避位置から保護位置へとスライド移動させる。
保護部材は、プロセスカートリッジの被装着部材からの離脱に伴って退避位置から保護位置へとスライド移動されるため、プロセスカートリッジが被装着部材から離脱された状態で、感光ドラムを保護部材によって確実に保護することができる。
請求項3および17に記載の発明によれば、第2操作部材は、プロセスカートリッジに設けられ、保護部材を退避位置から保護位置に向けて付勢する付勢部材である。
これにより、保護部材は、付勢部材から付与される付勢力を受けて退避位置から保護位置へとスライド移動されるので、簡素な構成で保護部材の退避位置から保護位置への移動を達成することができる。
請求項4および18に記載の発明によれば、保護部材は、軸線方向に並べて少なくとも1対設けられている。1対の保護部材の各退避位置は、像形成領域に対して軸線方向の両側に分かれて設定されている。これにより、感光ドラムの軸線方向両側の像形成領域ではないスペースを退避位置として有効に利用することができるので、保護部材を開閉するためのスペースのさらなる縮小を図ることができる。
また、付勢部材は、1対の保護部材間に架設されている。そのため、付勢部材が1つの保護部材に対応して1つ設けられる構成と同様の効果を奏することができながら、付勢部材の数を半分に減らすことができる。
請求項5および19に記載の発明によれば、プロセスカートリッジは、ストッパ部を備えている。ストッパ部は、プロセスカートリッジが被装着部材から離脱された状態で、保護部材を保護位置で保持する。これにより、プロセスカートリッジが被装着部材から離脱された状態で、保護部材を保護位置に正確に配置することができる。
請求項6および20に記載の発明によれば、プロセスカートリッジは、保護部材のスライド移動を案内するためのガイド部を備えている。これにより、保護部材の保護位置と退避位置との間のスライド移動を良好に案内することができる。
請求項7および21に記載の発明によれば、フレームには、軸線方向に並行して延びる複数本のラックギヤが形成されている。保護部材は、複数本のラックギヤにそれぞれ噛合するピニオンギヤを備えている。これにより、保護部材のラックギヤに対する直角度を保つことができ、保護部材の軸線方向の良好なスライド移動を達成することができる。
請求項8および22に記載の発明によれば、保護部材は、軸線方向に並べて複数設けられている。これにより、感光ドラムを軸線方向の複数の位置で保護することができるので、感光ドラムをより良好に保護することができる。
請求項9および23に記載の発明によれば、保護部材が保護位置に配置された状態では、各保護部材間に間隔が形成される。これにより、この間隔に第1操作部材を差し入れることにより、保護部材を容易に保護位置から退避位置へとスライド移動させることができる。
請求項10および24に記載の発明によれば、保護部材が保護位置に配置された状態では、各保護部材により開口部の全域が覆われる。これにより、感光ドラムの像形成領域の全域を保護部材により保護することができる。
請求項11に記載の発明によれば、第1操作部材は、装着方向および軸線方向に沿った平面を有する板状に形成されている。また、第1操作部材は、軸線方向に対して傾斜する傾斜面を有している。これにより、プロセスカートリッジの被装着部材への装着に伴って、保護部材が第1操作部材の傾斜面に当接すると、傾斜面によって装着方向の力が軸線方向の力成分を含む力に変換される。この軸線方向の力成分により、保護部材が保護位置から退避位置へと移動されるので、簡素な構成で保護部材を保護位置から退避位置へとスライド移動させることができる。
請求項12に記載の発明によれば、プロセスカートリッジは、第1操作部材を受け入れる受入部を有している。これにより、プロセスカートリッジが被装着部材に装着されるときに、受入部に第1操作部材が受け入れられることにより、プロセスカートリッジが被装着部材に対して案内される。
請求項13に記載の発明によれば、第1操作部材は、装着方向および軸線方向に沿った平面に直交し、装着方向に沿う両側面を有している。保護部材は、プロセスカートリッジが被装着部材に装着された状態で、第1操作部材の両側面に当接する。これにより、プロセスカートリッジが被装着部材に装着された状態で、保護部材を退避位置に保持することができる。
請求項14に記載の発明によれば、第1操作部材における両側面間の軸線方向の幅は、感光ドラムにおける像形成領域の軸線方向の幅よりも大きい。これにより、プロセスカートリッジが被装着部材に装着された状態で、保護部材が像形成領域に対向して画像形成の妨げとなるのを防止することができる。
請求項15に記載の発明によれば、画像形成装置は、装置本体を備えている。また、被装着部材は、装置本体に対して引き出し可能に設けられるドロワフレームである。そのため、ドロワフレームが装置本体内から引き出された状態で、ドロワフレームに対してプロセスカートリッジを着脱することができる。
1.カラープリンタの全体構成
図1は、本発明の一実施形態に係るカラープリンタの側断面図である。
画像形成装置の一例としてのカラープリンタ1は、タンデム型のカラープリンタである。装置本体の一例としての本体ケーシング2内には、ドラムユニット3が装着されている。このドラムユニット3は、本体ケーシング2の一方側面に設けられたフロントカバー4を開けて、本体ケーシング2に対して引き出し可能に設けられている。
なお、以下の説明において、フロントカバー4が設けられる側(図1における左側)を前側(正面側)とし、その反対側(図1における右側側)を後側(背面側)とする。また、カラープリンタ1を前側から見たときを左右の基準とする。以下では、左右方向を幅方向という。ドラムユニット3に関しては、特に言及がない限り、本体ケーシング2に対する装着状態での方向を基準に説明する。
ドラムユニット3には、4つのプロセスカートリッジ5が前後方向に並列に配置されている。プロセスカートリッジ5(5K,5Y,5M,5C)は、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの各色に対応して設けられ、前側から、その色順に等間隔に並列されている。
ドラムユニット3の上方には、各色に対応した4本のレーザービームを出射する露光器6が配置されている。なお、露光器6に代えて、4つのLEDアレイが各プロセスカートリッジ5に対応して設けられてもよい。
各プロセスカートリッジ5には、感光ドラム7、供給ローラ8および現像ローラ9などが保持されている。また、プロセスカートリッジ5内には、各色のトナーが収容されている。
感光ドラム7の回転に伴って、感光ドラム7の表面は、帯電ローラ23により一様に帯電された後、露光器6からのレーザビームにより選択的に露光される。この露光により、感光ドラム7の表面に静電潜像が形成される。そして、感光ドラム7の回転に伴って、静電潜像が現像ローラ9に対向すると、供給ローラ8を介して、現像ローラ9から静電潜像にトナーが供給され、感光ドラム7の表面にトナー像が形成される。
本体ケーシング2の底部には、用紙Pを収容する給紙カセット10が配置されている。給紙カセット10に収容されている用紙Pは、各種ローラにより、搬送ベルト11上に搬送される。搬送ベルト11は、4つの感光ドラム7に下方から対向して配置されている。各感光ドラム7に対して搬送ベルト11の上側部分を挟んで対向する各位置には、転写ローラ12が配置されている。搬送ベルト11上に搬送された用紙Pは、搬送ベルト11の走行により、搬送ベルト11と各感光ドラム7との間を順次に通過する。そして、感光ドラム7の表面上のトナー像は、用紙Pと対向したときに、転写ローラ12に印加された転写バイアスによって、用紙Pに転写される。
搬送ベルト11に対して用紙Pの搬送方向における下流側には、定着器13が設けられている。トナー像が転写された用紙Pは、定着器13に搬送される。定着器13では、加熱および加圧により、トナー像が用紙Pに定着される。トナー像が定着した用紙Pは、各種ローラにより、本体ケーシング2の上面の排紙トレイ14に排出される。
2.プロセスカートリッジ
図2は、プロセスカートリッジの右側後方から見た斜視図である。図3は、プロセスカートリッジの左後側下方から見た斜視図である。図4は、プロセスカートリッジの右側後方から見た斜視図であり、プロセスカートリッジの一部が分解された状態を示す。図5は、プロセスカートリッジの右側後方から見た斜視図であり、プロセスカートリッジがドロワフレームに装着された状態において、プロセスカートリッジとともにドロワフレームの一部が示されている。図6は、プロセスカートリッジの右側後方から見た斜視図であり、プロセスカートリッジがドロワフレームに装着された状態における、プロセスカートリッジの一部が分解された状態を示す。
図2および図3に示すように、プロセスカートリッジ5は、幅方向に延び、側面視L字状のフレーム20を備えている。より具体的には、フレーム20は、幅方向および上下方向に延びる略直方体形状の現像部21と、現像部の下端部から後方に延びる略直方体形状のプロセス部22とを有している。
現像部21内には、供給ローラ8および現像ローラ9などが配置されるとともに、各色に対応したトナーが収容されている。また、現像部21の後側下端部は、プロセス部22内に向けて開放されており、この開放部分から現像ローラ9の周面の一部がプロセス部22内に露出されている。
プロセス部22内には、感光ドラム7、帯電ローラ23およびクリーニングローラ24が配置されている。帯電ローラ23およびクリーニングローラ24は、感光ドラム7の周面に対向するように配置されている。また、プロセス部22は、前後方向および幅方向に延びる上壁25と、上壁25の後端部から下方に延びる後壁26とを備えている。上壁25の前端部は、下方に向けて屈曲されており、この屈曲部分と現像部21との間には、露光器6(図1参照)からのレーザビームを感光ドラム7の周面に導くために間隔が設けられている。また、図4および図6に示すように、後壁26の上端部および下端部には、幅方向に並行して延びる2本のラックギヤ28が形成されている。
現像部21の下端部とプロセス部22の後壁26との間には、間隔が設けられている。これにより、フレーム20の下端部には、下方に向けて開放された開口部27が形成されている。感光ドラム7は、その周面の一部が開口部27を介して下方に露出するように配置されている。
また、図4および図6に示すように、プロセスカートリッジ5は、左右2対の保護部材の一例としてのドラムカバー30と、各ドラムカバー30の幅方向のスライド移動を案内するための案内部材31と、各ドラムカバー30を付勢するための2本の付勢部材の一例としてのばね部材32とを備えている。
(1)ドラムカバー
ドラムカバー30は、プロセスカートリッジ5のプロセス部22の後側において、幅方向に互いにほぼ等間隔を空けて4つ配置されている。より具体的には、4つのドラムカバー30は、1対の第1ドラムカバー30aと、各第1ドラムカバー30aに対して右側の位置にそれぞれ間隔を空けて配置された1対の第2ドラムカバー30bとからなる。各ドラムカバー30は、図2に示すように、プロセスカートリッジ5がドラムユニット3から離脱された状態で、それらのカバー部34が感光ドラム7の像形成領域と対向する保護位置に互いに間隔を空けて配置される。
ドラムカバー30は、上下方向に延びるスライド部33と、スライド部33の下端から前方に延びるカバー部34とを有している。
図4に示すように、スライド部33は、上下方向に細長く延びる棒状に形成されている。スライド部33の上端部および下端部には、それぞれピニオンギヤ35が上下方向に延びる軸線まわりに回転自在に取り付けられている。2つのピニオンギヤ35は、後壁26に形成された2本のラックギヤ28に噛合している。これにより、各ドラムカバー30は、スライド部33がラックギヤ28に対して直角度を保った状態で、幅方向にスライド移動可能に設けられている。
また、各ドラムカバー30のスライド部33の後面には、ばね部材32の端部が係止される係止部36が後側に突設されている。第1ドラムカバー30aの係止部36は、上側のピニオンギヤ35の近傍に配置されている。また、第2ドラムカバー30bの係止部36は、下側のピニオンギヤ35の近傍に配置されている。
また、内側2つのスライド部33の下端部には、その下端縁から幅方向内側上方へ向けて傾斜する傾斜面37が形成されている。
カバー部34は、下方に膨出する側面視略円弧状に形成されており、その上面が感光ドラム7の周面に対して所定の間隔を空けて対向している。また、カバー部34の前端部は、図3に示すように、フレーム20の現像部21の下端部に下側から当接している。
(2)案内部材
図2および図4に示すように、案内部材31は、背面視でフレーム20の後壁26とほぼ同じサイズの矩形板状に形成されている。また、案内部材31は、その上下方向途中部を平面で切断したときの断面形状が略コ字状であり、図2に示すように、案内部材31がフレーム20に取り付けられた状態で、フレーム20の後壁26と案内部材31における幅方向途中部との間に、受入部の一例としての隙間38が形成される。
また、案内部材31の幅方向両端部には、その下端部から前方に向けて延び、下方に膨出した側面視略円弧状の爪部41がそれぞれ形成されている。爪部41の前端部は、図3に示すように、フレーム20の現像部21の下端部に対して下方から当接している。また、爪部41の前後方向途中部は、図4に示すように、案内部材31がフレーム20に取り付けられた状態で、感光ドラム7の両端部に対して下方から対向する。
また、案内部材31の下端部には、その幅方向途中部が下端縁から矩形状に切り欠かれることにより、切欠部39が形成されている。
また、案内部31には、幅方向に延びる4つのガイド部の一例としてのガイド孔40が案内部31を前後方向に貫通する長孔として形成されている。各ガイド孔40は、各ドラムカバー30のスライド部33に設けられた係止部36に対応して設けられており、各係止部36と前後方向に対向する位置に形成されている。図4および図6に示すように、各ガイド孔40は、そのストッパ部の一例としての幅方向内側端部42が、対応するドラムカバー30が保護位置にある状態で係止部36が当接される位置に形成されている。
(3)ばね部材
ばね部材32は、1対の第1ドラムカバー30aの係止部36間、および1対の第2ドラムカバー30bの係止部36間にそれぞれ架設されている。各ばね部材32は、各係止部36を幅方向内側に付勢する付勢力を有している。
3.ドラムユニット
図7は、ドラムユニットの右後側下方から見た斜視図であり、プロセスカートリッジがドロワフレームから離脱されている状態を示す。
ドラムユニット3は、4つのプロセスカートリッジ5を一括して支持する被装着部材の一例としてのドロワフレーム45を備えている。ドロワフレーム45は、図7に示すように、平面視四角形状に形成されている。
ドロワフレーム45の上面には、第1操作部材の一例としてのリブ部材46が前後方向に4つ設けられ、互いにほぼ等間隔に配置されている。図5および図7に示すように、リブ部材46は、ドロワフレーム45の上面から上方に向けて突出し、上下方向および幅方向に沿った平面を有する板状の本体部46aと、本体部46aの下端部から後方に突出し、ドロワフレーム45に固定される基部46bとを備えている。
本体部46aは、背面視略三角形状に形成された格子構造を有しており、フレーム20の後壁26と案内部材31における幅方向途中部との間に形成された隙間38とほぼ同じ前後方向の幅(厚み)を有している。また、本体部46aは、その幅方向両側下端部から幅方向中央部へ向けて傾斜する傾斜面47を有している。傾斜面47は、内側2つのスライド部33に形成された傾斜面37とほぼ同じ傾斜角度に形成されている。
基部46bは、上下方向に沿った両側面48を有しており、案内部材31の切欠部39とほぼ同じ幅方向の幅を有している。この両側面48間の幅方向の幅は、感光ドラム7における像形成領域の幅方向の幅よりも大きくなるように形成されている。
4.プロセスカートリッジの着脱動作
プロセスカートリッジ5は、ドロワフレーム45に対して着脱可能に設けられている。
プロセスカートリッジ5がドロワフレーム45から離脱された状態では、図2および図3に示すように、各ドラムカバー30は、感光ドラム7の像形成領域に対向し、互いにほぼ等間隔を空けた保護位置に配置されている。また、各ドラムカバー30の係止部36は、それぞれ対応するガイド孔40の幅方向内側端部42に当接した状態で、ばね部材32からの付勢力を受けて幅方向内側に付勢されている。
プロセスカートリッジ5のドロワフレーム45への装着に際しては、プロセスカートリッジ5に形成されている隙間38にリブ部材46が差し入れられるように、プロセスカートリッジ5がドロワフレーム45の上方から下方に移動され、この移動の途中で、内側2つのドラムカバー30a,30bに設けられた傾斜面37がリブ部材46の傾斜面47に当接する。
この状態からプロセスカートリッジ5がさらに下方に移動されると、内側2つのドラムカバー30a,30bに対して、リブ部材46の傾斜面47により幅方向外側の力成分を含む力が付与される。これにより、内側2つのドラムカバー30a,30bは、ばね部材32からの付勢力に抗して、幅方向外側へ両側に分かれてスライド移動される。このとき、係止部36がガイド孔40に沿って幅方向外側へと移動するのに伴って、各ばね部材32が伸長する。
プロセスカートリッジ5がさらに下方に移動されると、内側2つのドラムカバー30a,30bの傾斜面37がリブ部材46の傾斜面47上をスライド移動されるのに伴って、内側2つのドラムカバー30a,30bがさらに幅方向外側に移動され、外側2つのドラムカバー30a,30bに対して内側2つのドラムカバー30a,30bがそれぞれ当接する。具体的には、右側の第1ドラムカバー30aが右側の第2ドラムカバー30bに左側から当接するとともに、左側の第2ドラムカバー30bが左側の第1ドラムカバー30aに右側から当接する。
そして、外側2つのドラムカバー30a,30bが内側2つのドラムカバー30a,30bに幅方向外側に向けて付勢されることにより、外側2つのドラムカバー30a,30bは、内側2つのドラムカバー30a,30bとともに、ばね部材32からの付勢力に抗して幅方向外側へ両側に分かれてスライド移動される。
図5および図6に示すように、プロセスカートリッジ5のドロワフレーム45への装着が完了すると、すべてのドラムカバー30が感光ドラム7の像形成領域と対向しない退避位置に移動され、内側2つのドラムカバー30a,30bの幅方向内側側面がリブ部材46の基部46bの両側面48に当接される。これにより、プロセスカートリッジ5がドロワフレーム45に装着された状態で、ドラムカバー30を退避位置に保持することができる。
プロセスカートリッジ5は、板状のリブ部材46を隙間38に受け入れながらドロワフレーム45に装着される。そのため、リブ部材46の前後方向の間隔によってプロセスカートリッジ5の前後方向の間隔が決定されるので、プロセスカートリッジ5のドロワフレーム45への装着に伴って、プロセスカートリッジ5の前後方向の位置決めが達成される。
また、プロセスカートリッジ5がドロワフレーム45に装着された状態で、基部46bは、プロセスカートリッジ5の案内部材31の切欠部39に入り込む。これにより、それ以上のプロセスカートリッジ5の下方への移動が規制され、プロセスカートリッジ5のドロワフレーム45に対する上下方向の位置決めが達成される。
5.ドラムユニットの着脱動作
図8は、本体ケーシングに対するドラムユニットの着脱動作を説明するための断面図である。
ドラムユニット3は、フロントカバー4が開放された状態で、前後方向のスライドにより、本体ケーシング2に対して着脱させることができる。すなわち、フロントカバー4を開放して、本体ケーシング2内からドラムユニット3を前方に引き出すことにより、ドラムユニット3を本体ケーシング2内から離脱させることができる。ドラムユニット3が本体ケーシング2内から離脱された状態で、プロセスカートリッジ5をドロワフレーム45(ドラムユニット3)に対して着脱することができる。また、フロントカバー4を開放して、ドラムユニット3を本体ケーシング2に向けて後方に押し込むことにより、ドラムユニット3を本体ケーシング2内に装着することができる。
6.作用効果
以上のように、カラープリンタ1は、プロセスカートリッジ5と、このプロセスカートリッジ5が装着されるドロワフレーム45とを備えている。プロセスカートリッジ5は、フレーム20と、感光ドラム7と、ドラムカバー30とを備えている。フレーム20は、開口部27を有している。感光ドラム7は、その周面の一部が開口部27と対向して配置されるようにフレーム20に保持されている。ドラムカバー30は、感光ドラム7の像形成領域と対向する保護位置と像形成領域と対向しない退避位置との間で、フレーム20に対して感光ドラム7の軸線方向にスライド移動可能に設けられている。ドラムカバー30が保護位置に配置された状態で、感光ドラム7における開口部27と対向する部分は、ドラムカバー30によって保護される。また、ドロワフレーム45は、リブ部材46を備えている。リブ部材46は、プロセスカートリッジ5がドロワフレーム45に対して上方から装着されるのに伴って、ドラムカバー30を保護位置から退避位置へとスライド移動させる。
ドラムカバー30は、プロセスカートリッジ5のドロワフレーム45への装着に伴って、保護位置から退避位置へと軸線方向に沿ってスライド移動されるため、ドラムカバー30がプロセスカートリッジ5に対して回動されることによって保護位置から退避位置へと変位される構成と比較して、ドロワフレーム45における感光ドラム7と対向する方向に、ドラムカバー30を開閉(保護位置と退避位置との間のスライド移動)させるための大きなスペースを確保する必要がない。その結果、ドラムカバー30を開閉するためにドロワフレーム45に必要なスペースを縮小することができる。
カラープリンタ1は、ばね部材32を備えている。ばね部材32は、ドロワフレーム45に対するプロセスカートリッジ5の離脱に伴って、ドラムカバー30を退避位置から保護位置へとスライド移動させる。
ドラムカバー30は、プロセスカートリッジ5のドロワフレーム45からの離脱に伴って退避位置から保護位置へとスライド移動されるため、プロセスカートリッジ5がドロワフレーム45から離脱された状態で、感光ドラム7をドラムカバー30によって確実に保護することができる。
また、ドラムカバー30は、ばね部材32から付与される付勢力を受けて退避位置から保護位置へとスライド移動されるので、簡素な構成でドラムカバー30の退避位置から保護位置への移動を達成することができる。
ドラムカバー30は、幅方向に並べて2対設けられている。各ドラムカバー30の退避位置は、像形成領域に対して幅方向の両側に分かれて設定されている。これにより、感光ドラム7の像形成領域ではないスペースを退避位置として有効に利用することができるので、ドラムカバー30を開閉するためのスペースのさらなる縮小を図ることができる。
また、ばね部材32は、1対のドラムカバー30aおよび1対のドラムカバー30b間にそれぞれ架設されている。そのため、ばね部材32が1つのドラムカバー30に対応して1つ設けられる構成と同様の効果を奏することができながら、ばね部材32の数を半分に減らすことができる。
プロセスカートリッジ5の案内部31には、ガイド孔40が形成されている。ガイド孔40の幅方向内側端部42は、プロセスカートリッジ5がドロワフレーム45から離脱された状態で、ドラムカバー30を保護位置で保持する。これにより、プロセスカートリッジ5がドロワフレーム45から離脱された状態で、ドラムカバー30を保護位置に正確に配置することができる。
また、ガイド孔40により、ドラムカバー30の保護位置と退避位置との間のスライド移動を良好に案内することができる。
フレーム20には、幅方向に並行して延びる2本のラックギヤ28が形成されている。ドラムカバー30は、2本のラックギヤ28に噛合するピニオンギヤ35を備えている。これにより、ドラムカバー30のラックギヤ28に対する直角度を保つことができ、ドラムカバー30の幅方向の良好なスライド移動を達成することができる。
ドラムカバー30は、幅方向に並べて4つ設けられている。これにより、感光ドラム7を幅方向の4つの位置で保護することができるので、感光ドラム7をより良好に保護することができる。
ドラムカバー30が保護位置に配置された状態では、内側2つのドラムカバー30a,30b間に間隔が形成される。これにより、この間隔にリブ部材46を差し入れることにより、ドラムカバー30を容易に保護位置から退避位置へとスライド移動させることができる。
リブ部材46は、装着方向および軸線方向に沿った平面を有する板状に形成されている。また、リブ部材46は、軸線方向に対して傾斜する傾斜面を有している。これにより、プロセスカートリッジ5のドロワフレーム45への装着に伴って、ドラムカバー30がリブ部材46の傾斜面に当接すると、傾斜面によって装着方向の力が軸線方向の力成分を含む力に変換される。この軸線方向の力成分により、ドラムカバー30が保護位置から退避位置へと移動されるので、簡素な構成でドラムカバー30を保護位置から退避位置へとスライド移動させることができる。
プロセスカートリッジ5は、リブ部材46を受け入れる受入部を有している。これにより、プロセスカートリッジ5がドロワフレーム45に装着されるときに、受入部にリブ部材46が受け入れられることにより、プロセスカートリッジ5がドロワフレーム45に対して案内される。
リブ部材46は、上下方向に沿う両側面48を有している。ドラムカバー30は、プロセスカートリッジ5がドロワフレーム45に装着された状態で、リブ部材46の両側面48に当接する。これにより、プロセスカートリッジ5がドロワフレーム45に装着された状態で、ドラムカバー30を退避位置に保持することができる。
リブ部材46における両側面48間の幅方向の幅は、感光ドラム7における像形成領域の幅方向の幅よりも大きい。これにより、プロセスカートリッジ5がドロワフレーム45に装着された状態で、ドラムカバー30が像形成領域に対向して画像形成の妨げとなるのを防止することができる。
7.第2の実施形態
図9は、本発明の第2の実施形態に係るプロセスカートリッジの右側後方から見た斜視図である。図10は、図9に示すプロセスカートリッジの左後側下方から見た斜視図である。図11は、図9に示すプロセスカートリッジの右側後方から見た斜視図であり、プロセスカートリッジの一部が分解された状態を示す。図12は、図9に示すプロセスカートリッジの右側後方から見た斜視図であり、プロセスカートリッジがドロワフレームに装着された状態において、プロセスカートリッジとともにドロワフレームの一部が示されている。図13は、図9に示すプロセスカートリッジの右側後方から見た斜視図であり、プロセスカートリッジがドロワフレームに装着された状態における、プロセスカートリッジの一部が分解された状態を示す。図14は、ドラムユニットの右後側下方から見た斜視図であり、プロセスカートリッジがドロワフレームから離脱されている状態を示す。
また、以下では、図9ないし図14に示す構成に関して、図2ないし図7に示す構成との相違点を中心に説明し、図2ないし図7に示す各部に相当する部分には、それらの各部と同一の参照符号を付し、当該部分についての説明を省略する。
図9ないし図14に示すプロセスカートリッジ5では、各ドラムカバー51のカバー部52が、図2ないし図7に示すカバー部34と比較して、幅方向外側に向けて延びて形成されている。
具体的には、カバー部52は、開口部27の約4分の1の幅方向の幅を有しており、前方に向けて延び、下方に膨出する側面視円弧状に形成されている。これにより、各ドラムカバー51が保護位置にある状態で、感光ドラムの7の像形成領域の全域が各カバー部52により覆われる。
また、内側2つのカバー部52は、外側2つのカバー部52と幅方向に重ならないように、外側2つのカバー部52よりも感光ドラム7の軸線から離れた位置に配置されている。また、図10に示すように、各カバー部52には、それらの前端部において幅方向外側の位置から前方に突出する当接部60が形成されている。当接部60は、フレーム20の現像部21の下端部に下側から当接している。
また、内側2つのドラムカバー51a,51bの下端部には、背面視三角形状の被操作部材65が形成されている。被操作部材65は、その幅方向内側2つの面が幅方向外側下方から幅方向内側上方に向けて傾斜する傾斜面66となっている。この傾斜面66は、図12に示すリブ部材46の傾斜面47とほぼ同じ傾斜角度に形成されている。
また、図9ないし図14に示すプロセスカートリッジ5では、案内部材55の爪部56が、図2ないし図7に示すプロセスカートリッジ5の案内部材31の爪部41と比較して、幅方向内側に向けて延びて形成されている。
具体的には、爪部56は、カバー部52とほぼ同じ幅方向の幅を有し、案内部材55の幅方向両端部の下端部から前方に向けて延び、下方に膨出した側面視円弧状に形成されている。この爪部56は、感光ドラム7の像形成領域と対向しない位置において、各カバー部52と幅方向に重ならないように、各カバー部52よりも感光ドラム7の軸線に近い位置に配置されている。また、図10に示すように、各爪部56には、それらの前端部において、幅方向外側の位置から前方に突出する当接部61が形成されている。当接部61は、フレーム20の現像部21の下端部に下側から当接している。
(1)プロセスカートリッジの着脱動作
プロセスカートリッジ5がドロワフレーム45から離脱された状態では、図9および図10に示すように、各ドラムカバー51は、感光ドラム7の像形成領域の全域を覆うように感光ドラム7の周面に対向する保護位置に配置されている。また、各ドラムカバー51の係止部36は、それぞれ対応するガイド孔40の幅方向内側端部42に当接した状態で、ばね部材32からの付勢力を受けて幅方向内側に付勢されている。
プロセスカートリッジ5のドロワフレーム45への装着に際しては、内側2つのドラムカバー51に形成されている被操作部材65間において、隙間38にリブ部材46の先端(上端)が差し入れられるように、プロセスカートリッジ5がドロワフレーム45の上方から下方に移動される。この移動の途中で、被操作部材65に形成された傾斜面66がリブ部材46の傾斜面47に当接する。
この状態からプロセスカートリッジ5がさらに下方に移動されると、内側2つのドラムカバー51a,51bに対して、リブ部材46の傾斜面47により幅方向外側の力成分を含む力が付与される。これにより、内側2つのドラムカバー51a,51bは、ばね部材32からの付勢力に抗して、幅方向外側へ両側に分かれてスライド移動されて、内側2つのドラムカバー51a,51bのカバー部52が外側2つのドラムカバー51a,51bのカバー部52に対して重なっていく。このとき、係止部36がガイド孔40に沿って幅方向外側へと移動するのに伴って、各ばね部材32が伸長する。
プロセスカートリッジ5がさらに下方に移動されると、内側2つのドラムカバー51a,51bの被操作部材65の傾斜面66がリブ部材46の傾斜面47上をスライド移動されるのに伴って、内側2つのドラムカバー51a,51bがさらに幅方向外側に移動され、内側2つのドラムカバー51a,51bのスライド部33が外側2つのドラムカバー51a,51bのスライド部33に当接する。そして、外側2つのドラムカバー51a,51bが内側2つのドラムカバー51a,51bに幅方向外側に向けて付勢されることにより、外側2つのドラムカバー51a,51bは、内側2つのドラムカバー51a,51bと重なった状態で、ばね部材32からの付勢力に抗して幅方向外側へ両側に分かれてスライド移動される。
図12および図13に示すように、プロセスカートリッジ5のドロワフレーム45への装着が完了すると、すべてのドラムカバー51が感光ドラム7の像形成領域と対向しない退避位置に移動され、各ドラムカバー51のカバー部52が案内部材55の爪部56と重なるように配置されるとともに、内側2つのドラムカバー51a,51bのスライド部33の幅方向内側面がリブ部材46の基部46bの両側面48に当接される。これにより、プロセスカートリッジ5がドロワフレーム45に装着された状態で、ドラムカバー51を対比位置に保持することができる。
プロセスカートリッジ5は、板状のリブ部材46を隙間38に受け入れながらドロワフレーム45に装着される。そのため、リブ部材46の前後方向の間隔によってプロセスカートリッジ5の前後方向の間隔が決定されるので、プロセスカートリッジ5のドロワフレーム45への装着に伴って、プロセスカートリッジ5の前後方向の位置決めが達成される。
また、プロセスカートリッジ5がドロワフレーム45に装着された状態で、基部46bは、プロセスカートリッジ5の案内部材31の切欠部39に入り込む。これにより、それ以上のプロセスカートリッジ5の下方への移動が規制され、プロセスカートリッジ5のドロワフレーム45に対する上下方向の位置決めが達成される。
この図9ないし図14に示すプロセスカートリッジ5の構成によっても、図2ないし図7に示すプロセスカートリッジ5と同様な効果を奏することができる。
また、ドラムカバー51が保護位置に配置された状態では、各ドラムカバー51のカバー部52により開口部27の全域が覆われる。これにより、感光ドラム7の像形成領域の全域をドラムカバー51により保護することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るカラープリンタの側断面図である。 図2は、プロセスカートリッジの右側後方から見た斜視図である。 図3は、図2に示すプロセスカートリッジの左後側下方から見た斜視図である。 図4は、図2に示すプロセスカートリッジの右側後方から見た斜視図であり、プロセスカートリッジの一部が分解された状態を示す。 図5は、図2に示すプロセスカートリッジの右側後方から見た斜視図であり、プロセスカートリッジがドロワフレームに装着された状態において、プロセスカートリッジとともにドロワフレームの一部が示されている。 図6は、図2に示すプロセスカートリッジの右側後方から見た斜視図であり、プロセスカートリッジがドロワフレームに装着された状態における、プロセスカートリッジの一部が分解された状態を示す。 図7は、ドラムユニットの右後側下方から見た斜視図であり、プロセスカートリッジがドロワフレームから離脱されている状態を示す。 図8は、本体ケーシング2に対するドラムユニット3の着脱動作を説明するための断面図である。 図9は、本発明の第2の実施形態に係るプロセスカートリッジの右側後方から見た斜視図である。 図10は、図9に示すプロセスカートリッジの左後側下方から見た斜視図である。 図11は、図9に示すプロセスカートリッジの右側後方から見た斜視図であり、プロセスカートリッジの一部が分解された状態を示す。 図12は、図9に示すプロセスカートリッジの右側後方から見た斜視図であり、プロセスカートリッジがドロワフレームに装着された状態において、プロセスカートリッジとともにドロワフレームの一部が示されている。 図13は、図9に示すプロセスカートリッジの右側後方から見た斜視図であり、プロセスカートリッジがドロワフレームに装着された状態における、プロセスカートリッジの一部が分解された状態を示す。 図14は、ドラムユニットの右後側下方から見た斜視図であり、プロセスカートリッジがドロワフレームから離脱されている状態を示す。
符号の説明
1 カラープリンタ
2 本体ケーシング
3 ドラムユニット
5 プロセスカートリッジ
7 感光ドラム
20 フレーム
27 開口部
28 ラックギヤ
30 ドラムカバー
32 ばね部材
35 ピニオンギヤ
38 隙間
40 ガイド孔
42 幅方向内側端部
46 リブ部材
47 傾斜面
48 両側面

Claims (43)

  1. プロセスカートリッジと、
    前記プロセスカートリッジが装着される被装着部材とを備えており、
    前記プロセスカートリッジは、
    開口部を有するフレームと、
    前記フレームに保持され、その周面の一部が前記開口部と対向して配置される感光ドラムと、
    前記フレームに対して前記感光ドラムの軸線方向にスライド移動可能に設けられ、前記感光ドラムの周面の静電潜像が形成される像形成領域と対向する保護位置に配置された状態で、前記感光ドラムを保護するための保護部材とを備え、
    前記軸線方向と直交する方向の移動により前記被装着部材に装着され、
    前記被装着部材は、前記被装着部材に対する前記プロセスカートリッジの装着に伴って、前記保護部材を前記保護位置から、前記像形成領域と対向しない退避位置へとスライド移動させるための第1操作部材を備えている、画像形成装置。
  2. 前記被装着部材に対する前記プロセスカートリッジの離脱に伴って、前記保護部材を前記退避位置から前記保護位置へとスライド移動させるための第2操作部材を備えている、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第2操作部材は、前記プロセスカートリッジに設けられ、前記保護部材を前記退避位置から前記保護位置に向けて付勢するための付勢部材である、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記保護部材は、前記軸線方向に並べて少なくとも1対設けられ、
    1対の前記保護部材の各退避位置は、前記像形成領域に対して前記軸線方向の両側に分かれて設定され、
    前記付勢部材は、1対の前記保護部材間に架設されている、請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記プロセスカートリッジは、前記プロセスカートリッジが前記被装着部材から離脱された状態で、前記保護部材の移動を前記保護位置で規制するためのストッパ部を備えている、請求項2〜4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記プロセスカートリッジは、前記保護部材のスライド移動を案内するためのガイド部を備えている、請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記フレームには、前記軸線方向に並行して延びる複数本のラックギヤが形成され、
    前記保護部材は、前記ラックギヤにそれぞれ噛合するピニオンギヤを備えている、請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記保護部材は、前記軸線方向に並べて複数設けられている、請求項1〜7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  9. 各前記保護部材が前記保護位置に配置された状態で、各前記保護部材間に間隔が形成される、請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 各前記保護部材が前記保護位置に配置された状態で、前記保護部材により前記開口部の全域が覆われる、請求項8に記載の画像形成装置。
  11. 前記第1操作部材は、前記軸線方向と直交する方向および前記軸線方向に沿った平面を有する板状に形成され、前記軸線方向に対して傾斜する傾斜面を有している、請求項1〜10のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  12. 前記プロセスカートリッジは、前記第1操作部材を受け入れる受入部を有している、請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 前記第1操作部材は、前記平面に直交し、前記装着方向に沿う両側面を有し、
    前記保護部材は、前記プロセスカートリッジが前記被装着部材に装着された状態で、前記両側面に当接する、請求項11または12に記載の画像形成装置。
  14. 前記第1操作部材における前記両側面間の前記軸線方向の幅は、前記感光ドラムにおける前記像形成領域の前記軸線方向の幅よりも大きい、請求項13に記載の画像形成装置。
  15. 装置本体を備え、
    前記被装着部材は、前記装置本体内に対して引き出し可能に設けられるドロワフレームである、請求項1〜14のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  16. 画像形成装置に備えられる被装着部材に着脱可能に装着されるプロセスカートリッジであって、
    開口部を有するフレームと、
    前記フレームに保持され、その周面の一部が前記開口部と対向して配置される感光ドラムと、
    前記フレームに対して前記感光ドラムの軸線方向にスライド移動可能に設けられ、前記被装着部材に対する前記プロセスカートリッジの装着に伴って、前記感光ドラムの周面の静電潜像が形成される像形成領域と対向する保護位置から、前記像形成領域と対向しない退避位置へとスライド移動される保護部材と、
    前記被装着部材に対する前記プロセスカートリッジの離脱に伴って、前記保護部材を前記退避位置から前記保護位置へとスライド移動させるための第2操作部材とを備えている、プロセスカートリッジ。
  17. 前記第2操作部材は、前記保護部材を前記退避位置から前記保護位置に向けて付勢するための付勢部材である、請求項16に記載のプロセスカートリッジ。
  18. 前記保護部材は、前記軸線方向に並べて少なくとも1対設けられ、
    1対の前記保護部材の各退避位置は、前記像形成領域に対して前記軸線方向の両側に分かれて設定され、
    前記付勢部材は、1対の前記保護部材間に架設されている、請求項17に記載のプロセスカートリッジ。
  19. 前記プロセスカートリッジが前記被装着部材から離脱された状態で、前記保護部材の移動を前記保護位置で規制するためのストッパ部を備えている、請求項16〜18のいずれか一項に記載のプロセスカートリッジ。
  20. 前記保護部材のスライド移動を案内するためのガイド部を備えている、請求項16〜19のいずれか一項に記載のプロセスカートリッジ。
  21. 前記フレームには、前記軸線方向に並行して延びる複数本のラックギヤが形成され、
    前記保護部材は、前記ラックギヤにそれぞれ噛合するピニオンギヤを備えている、請求項16〜20のいずれか一項に記載のプロセスカートリッジ。
  22. 前記保護部材は、前記軸線方向に並べて複数設けられている、請求項16〜21のいずれか一項に記載のプロセスカートリッジ。
  23. 各前記保護部材が前記保護位置に配置された状態で、各前記保護部材間に間隔が形成される、請求項22に記載のプロセスカートリッジ。
  24. 各前記保護部材が前記保護位置に配置された状態で、前記保護部材により前記開口部の全域が覆われる、請求項22に記載のプロセスカートリッジ。
  25. 画像形成装置に備えられる被装着部材に着脱可能に装着されるプロセスカートリッジであって、
    開口部を有するフレームと、
    前記フレームに保持され、その周面の一部が前記開口部と対向して配置される感光ドラムと、
    前記フレームに対して前記感光ドラムの軸線方向にスライド移動可能に設けられ、前記被装着部材に対する前記プロセスカートリッジの装着に伴って、前記感光ドラムの周面の静電潜像が形成される像形成領域と対向する保護位置から、前記像形成領域と対向しない退避位置へとスライド移動される保護部材と、
    前記プロセスカートリッジが前記被装着部材から離脱された状態で、前記保護部材の移動を前記保護位置で規制するためのストッパ部とを備えている、プロセスカートリッジ。
  26. 前記保護部材のスライド移動を案内するためのガイド部を備えている、請求項25に記載のプロセスカートリッジ。
  27. 前記フレームには、前記軸線方向に並行して延びる複数本のラックギヤが形成され、
    前記保護部材は、前記ラックギヤにそれぞれ噛合するピニオンギヤを備えている、請求項25または26に記載のプロセスカートリッジ。
  28. 前記保護部材は、前記軸線方向に並べて複数設けられている、請求項25〜27のいずれか一項に記載のプロセスカートリッジ。
  29. 各前記保護部材が前記保護位置に配置された状態で、各前記保護部材間に間隔が形成される、請求項28に記載のプロセスカートリッジ。
  30. 各前記保護部材が前記保護位置に配置された状態で、前記保護部材により前記開口部の全域が覆われる、請求項28に記載のプロセスカートリッジ。
  31. 画像形成装置に備えられる被装着部材に着脱可能に装着されるプロセスカートリッジであって、
    開口部を有するフレームと、
    前記フレームに保持され、その周面の一部が前記開口部と対向して配置される感光ドラムと、
    前記フレームに対して前記感光ドラムの軸線方向にスライド移動可能に設けられ、前記軸線方向と直交する方向の移動による、前記被装着部材に対する前記プロセスカートリッジの装着に伴って、前記感光ドラムの周面の静電潜像が形成される像形成領域と対向する保護位置から、前記像形成領域と対向しない退避位置へとスライド移動される保護部材とを備えている、プロセスカートリッジ。
  32. 前記保護部材のスライド移動を案内するためのガイド部を備えている、請求項31に記載のプロセスカートリッジ。
  33. 前記フレームには、前記軸線方向に並行して延びる複数本のラックギヤが形成され、
    前記保護部材は、前記ラックギヤにそれぞれ噛合するピニオンギヤを備えている、請求項31または32に記載のプロセスカートリッジ。
  34. 前記保護部材は、前記軸線方向に並べて複数設けられている、請求項31〜33のいずれか一項に記載のプロセスカートリッジ。
  35. 各前記保護部材が前記保護位置に配置された状態で、各前記保護部材間に間隔が形成される、請求項34に記載のプロセスカートリッジ。
  36. 各前記保護部材が前記保護位置に配置された状態で、前記保護部材により前記開口部の全域が覆われる、請求項34に記載のプロセスカートリッジ。
  37. 画像形成装置に備えられる被装着部材に着脱可能に装着されるプロセスカートリッジであって、
    開口部を有するフレームと、
    前記フレームに保持され、その周面の一部が前記開口部と対向して配置される感光ドラムと、
    前記フレームに対して前記感光ドラムの軸線方向にスライド移動可能に設けられ、前記被装着部材に対する前記プロセスカートリッジの装着に伴って、前記感光ドラムの周面の静電潜像が形成される像形成領域と対向する保護位置から、前記像形成領域と対向しない退避位置へとスライド移動される保護部材とを備え、
    前記フレームには、前記軸線方向に並行して延びる複数本のラックギヤが形成され、
    前記保護部材は、前記ラックギヤにそれぞれ噛合するピニオンギヤを備えている、プロセスカートリッジ。
  38. 前記保護部材は、前記軸線方向に並べて複数設けられている、請求項37に記載のプロセスカートリッジ。
  39. 各前記保護部材が前記保護位置に配置された状態で、各前記保護部材間に間隔が形成される、請求項38に記載のプロセスカートリッジ。
  40. 各前記保護部材が前記保護位置に配置された状態で、前記保護部材により前記開口部の全域が覆われる、請求項38に記載のプロセスカートリッジ。
  41. 画像形成装置に備えられる被装着部材に着脱可能に装着されるプロセスカートリッジであって、
    開口部を有するフレームと、
    前記フレームに保持され、その周面の一部が前記開口部と対向して配置される感光ドラムと、
    前記フレームに対して前記感光ドラムの軸線方向にスライド移動可能に設けられ、前記被装着部材に対する前記プロセスカートリッジの装着に伴って、前記感光ドラムの周面の静電潜像が形成される像形成領域と対向する保護位置から、前記像形成領域と対向しない退避位置へとスライド移動される保護部材とを備え、
    前記保護部材は、前記軸線方向に並べて複数設けられている、プロセスカートリッジ。
  42. 各前記保護部材が前記保護位置に配置された状態で、各前記保護部材間に間隔が形成される、請求項41に記載のプロセスカートリッジ。
  43. 各前記保護部材が前記保護位置に配置された状態で、前記保護部材により前記開口部の全域が覆われる、請求項41に記載のプロセスカートリッジ。
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