JP4929249B2 - グリル装置 - Google Patents
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Description
一方、温度センサにサーミスタが使用される場合、量産品のサーミスタ自体にも特性のバラツキがあり、設置された状態の温度センサによっても温度上昇特性に多少の違いがある。また、グリル庫内の温度が室温と略等しいコールドスタートのときと、グリル庫内の温度が室温よりも高いホットスタートのときとでは、上記温度センサの温度上昇特性に違いが見られる。さらに、焼網による調理のときの食材の大きさや、焼網において食材が温度センサの近くに配置されるときとそうでないときとでも温度センサの温度上昇特性に影響することがある。このような、温度センサ自体の検知温度特性のバラツキ、調理時の環境、食材のバラツキ等を考慮すれば、加熱容器の有無だけにより、上記温度センサでの温度上昇特性に大きな変化が生じるとも言えない。
そのため、上記判定手段での加熱容器有無の判定が誤検知されるという問題があった。その結果、加熱容器を用いた専用調理モードの状態で、焼網を用いた調理が普通に行われるといった誤った状態でグリル装置が使用されてしまう。
グリル庫内に加熱手段が設けられ、焼網に食材を載せてグリル庫内に導入する焼網を用いた調理と、焼網に替えて、食材を入れた加熱容器をグリル庫内に導入する加熱容器を用いた調理とを可能にするグリル装置であって、
グリル庫から外部に通じる排気通路に温度センサが設けられ、この温度センサの検知温度に基づいてグリル庫内の加熱容器の有無を判定する判定手段を備え、
上記加熱容器を用いた調理を行うときには上記温度センサを覆う遮蔽部が配置される構成としたものである。
上記グリル庫の前面にグリル扉が設けられ、グリル庫においてグリル扉の設置側を前方とし排気通路の設置側を後方とし、
上記遮蔽部は、後方へ延びた上面部とを備える遮蔽板により構成され、
上記遮蔽板は、加熱容器を載せる固定手段がグリル庫内に導入されると上面部が上記温度センサの上方に配置されるように上記固定手段の後部に設けられていることが望ましい。
グリル庫内に加熱容器を導入したとき、排気通路に設けられた温度センサに対しては温度センサの上方から多くの排気が流れ込みやすい。従って、上記遮蔽板により、温度センサの上方からの排気の流れ込みが防止されるので、加熱容器を用いた調理を行うときに温度センサへの排気の接触を大幅に抑制することができる。
上記庇板は、加熱容器がグリル庫内に導入されると上記温度センサの上方に配置される高さに設定されているものでもよい。
上述のとおり、グリル庫内に加熱容器を導入したときは温度センサの上方から多くの排気が流れ込みやすいが、上記庇板により、温度センサの上方からの排気の流れ込みが防止されるので、加熱容器を用いた調理を行うときに温度センサへの排気の接触を抑制することができる。
上記判定手段は、加熱開始から一定時間経過するまでの間に、上記温度センサにおける加熱開始時の検知温度からの温度上昇幅が基準温度範囲を超えると加熱容器「無」と判断する構成とされることが望ましい。
加熱手段が加熱開始されると、加熱開始の初期段階でもグリル庫内に加熱容器が有るときと無いときの温度上昇の違いが明確に区別される。従って、上記判定手段によれば、加熱開始の初期段階で加熱容器有無の判定を誤検知することなく正確に行うことができる。よって、早期に加熱容器有無の正確な判定が行われる結果、加熱容器を用いた専用調理モードの状態で焼網を用いた調理等が長く継続されることを防止することができる。
加熱開始初期は、焼網による調理でも加熱容器による調理でも、加熱開始時のグリル庫内の温度が高くなるにつれてその温度上昇が鈍くなる。従って、上記のように基準温度範囲を設定することにより、判定手段での加熱容器有無の判定の誤検知を確実に防止することができる。
ホットスタートのときは、上述の温度上昇がさらに鈍くなる。従って、上記のように基準温度範囲を設定することにより、判定手段での加熱容器有無の判定の誤検知を確実に防止することができる。
実施形態のグリル装置は、ガスコンロに備えられたものを示すが、電気式の調理器等に設けたものでもよい。
図1に示すように、このグリル装置1は、ガスコンロ10に設けられたグリル庫2に、加熱手段として、天井近傍に配設された上火バーナ3と、左右側面に配設された下火バーナ4とを備えている。なお、加熱手段は、これらガスバーナ3,4に限らず、電気ヒータを用いたものでもよい。グリル庫2内には、食材を入れる加熱容器5が導入可能となっており、また、加熱容器5に替えて、食材を載せる焼網(図示せず)を導入することもできる。加熱容器5は、例えば、厚手の鋳鉄や陶器のような熱容量の大きな材質のものが用いられる。グリル庫2の前面には、グリル扉23が設けられており、グリル扉23の背面にトレー受け24が取り付けられ、このトレー受け24にトレー6が載せられる。
なお、遮蔽板8としては、上面部82だけを設けるものでもよく、また、上面部82と立設部81、又は上面部82と左右の垂下部83R,83Lを設けるものでもよい。これは、温度センサTH1への排気の接触を低減するに当り、上面部82が最も有効で、次に立設部81が有効であると考えられるからである。
例えば、温度センサTH1への遮蔽部は、加熱容器5の蓋51又は容器本体52に設けられた庇板9により構成され、この庇板9は、加熱容器5がグリル庫2内に導入されると温度センサTH1の上方に配置される高さに設定されるようにしたものでもよい(図7は容器本体52a上の蓋51aの前後位置に庇板9A,91Aを設けた例を示す。図8は蓋51bを被せた容器本体52bの上端の前後位置に庇板9B,9Bを設けた例を示す。)。
これにより、グリル庫2内に加熱容器5を導入したときは温度センサTH1の上方から多くの排気が流れ込みやすいが、上記庇板9により、温度センサTH1の上方からの排気の流れ込みが防止されるので、加熱容器5を用いた調理を行うときに温度センサTH1への排気の接触を抑制することができる。また、この場合、遮蔽部となる庇板9が加熱容器5そのものに設けられるから、加熱容器5がグリル庫2内に導入されないにもかかわらず、判定手段で加熱容器5が有ると判断されることもない。なお、図7、図8に示すように、庇板9A,9Bは、加熱容器5A,5Bの前後に配設されるから、加熱容器5A,5Bを前後のどちら向きにセットしても庇板9A,9Bによって温度センサTH1を確実に覆うことができる。
1 グリル装置
2 グリル庫
3 上火バーナ(加熱手段)
4 下火バーナ(加熱手段)
5 加熱容器
21 排気通路
TH1 温度センサ
7 固定網(固定手段)
8 遮蔽板(遮蔽部)
9A 庇板(遮蔽部)
9B 庇板(遮蔽部)
Claims (6)
- グリル庫内に加熱手段が設けられ、焼網に食材を載せてグリル庫内に導入する焼網を用いた調理と、焼網に替えて、食材を入れた加熱容器をグリル庫内に導入する加熱容器を用いた調理とを可能にするグリル装置であって、
グリル庫から外部に通じる排気通路に温度センサが設けられ、この温度センサの検知温度に基づいてグリル庫内の加熱容器の有無を判定する判定手段を備え、
上記加熱容器を用いた調理を行うときには上記温度センサを覆う遮蔽部が配置される構成としたグリル装置。 - 請求項1に記載のグリル装置において、
上記加熱容器を用いた調理を行うときは加熱容器を位置固定する固定手段に載せてグリル庫内に導入され、
上記グリル庫の前面にグリル扉が設けられ、グリル庫においてグリル扉の設置側を前方とし排気通路の設置側を後方とし、
上記遮蔽部は、後方へ延びた上面部を備える遮蔽板により構成され、
上記遮蔽板は、加熱容器を載せる固定手段がグリル庫内に導入されると上面部が上記温度センサの上方に配置されるように上記固定手段の後部に設けられているグリル装置。 - 請求項1に記載のグリル装置において、
上記遮蔽部は、加熱容器の蓋又は容器本体に設けられた庇板により構成され、
上記庇板は、加熱容器がグリル庫内に導入されると上記温度センサの上方に配置される高さに設定されているグリル装置。 - 請求項1乃至3のいずれかに記載のグリル装置において、
上記加熱容器を用いた調理を行うときは加熱手段が加熱開始され、
上記判定手段は、加熱開始から一定時間経過するまでの間に、上記温度センサにおける加熱開始時の検知温度からの温度上昇幅が基準温度範囲を超えると加熱容器「無」と判断する構成とされるグリル装置。 - 請求項4に記載のグリル装置において、
上記基準温度範囲は、加熱開始時の上記温度センサの検知温度が高くなるにつれて狭く設定されるグリル装置。 - 請求項4又は5に記載のグリル装置において、
加熱開始時の上記温度センサの検知温度が一定温度以上のホットスタートのときは、上記検知温度が一定温度未満のコールドスタートのときよりも上記基準温度範囲が狭く設定されるグリル装置。
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