JP4907182B2 - ヒンジキャップ - Google Patents
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Description
また、流通路形成を容易にするため、内筒壁下端部外周に、打栓時に、注出筒内周面に摺接する膨出環が設けられていることを特徴とする構成を採用する。
そのため、加熱された内容液を充填した容器本体の口筒部にヒンジキャップを打栓した時に、上方からの押圧により、上蓋内の空気を、各流通路を介して容器外に排出し、打栓終了時に、空気の流通路を速やかに閉鎖し、ヒンジキャップ内を僅かに負圧に保つことで、加熱によりキャップ内の空気が圧力上昇しても、上蓋が開蓋するまでの圧力上昇が行われず、上蓋が開蓋することを防止できるようになった。
容器本体の口筒部1外周には、係合突条2が設けられている。
外筒17の内周には、容器本体の口筒部1の係合突条2と係合する係合突条19が設けられており、係合筒部8は、打栓時に、内筒16外周と外筒17内周により、容器本体の口筒部1を挟持することで、キャップ本体Aを容器本体の口筒部1に装着される。
外筒壁31の内周下端は、拡径され、キャップ本体Aの係合筒部8の蓋係合部18と係合する係合部33が設けられており、外周下端の所定の位置に、ヒンジCが連設されている。
上内面33aには空気溝34が配設され、側内面33bの下端には、キャップ本体Aの蓋係合部18の膨出部27と係合する係合突部35が設けられている。
係合突部35は、最突部の上方周面がキャップ本体Aの蓋係合部18の膨出部27の係合面27aに係合する係合面35aとなっている。
内筒壁32の下端部外周には、注出筒6の筒壁13内周に摺接する膨出環37が配設されている。
上蓋Bの係合部33とキャップ本体Aの蓋係合部18とを係合させ、上蓋Bをキャップ本体Aに対して閉蓋することにより、図1に示すように、ヒンジキャップ内には、係合したキャップ本体Aの注出筒6と上蓋Bの内筒壁32より内側に空気室a、および外側に空気室bが形成される。
また、上蓋Bの外筒壁31の係合部33の係合突部35の係合面35aと、キャップ本体Aの係合筒部8の蓋係合部18の膨出部27の係合面27aとの係合により、空気室b内とヒンジキャップ外との空気の流通路が封鎖されている。
上蓋Bが下降することにより、図3、図4(b)に示すように、上蓋Bの内筒壁32の膨出環37がキャップ本体Aの注出筒6内周面を摺動するとともに、注出筒6の筒壁13の内周上端に内筒壁32のリブ36の外周下端部の傾斜が乗り上げ、内筒壁32が内方に変形する。
また、上蓋Bの外筒壁31の係合突部35の係合面35aと、キャップ本体Aの蓋係合部18の膨出部27の係合面27aとの係合により、空気室b内と容器外との空気の流通路が速やかに閉鎖されるため、空気室b内は僅かに負圧となる。
このため、ヒンジキャップ内の内圧が上昇したとしても、内圧上昇のためヒンジキャップの上蓋Bがキャップ本体Aに対して開蓋するということを防止することができる。
また、リブ36を多く配設することで、打栓後の内筒壁32の復元力によるキャップ本体Aに対して上蓋Bを上昇させる力を増すことができる。
次に、外周筒部9と係合筒部8との間の連結片20を支点として、外周筒部9のヒンジC側が上昇し、さらに上蓋Bを引張ることで、外周筒部9の連結片20側も上昇させる。
本実施例の第1実施例と同一の構成部分には、同一の符号を付して図示し、詳しい説明を省略し、相違点を中心に説明する。
キャップ本体Aの注出筒6内周には、図5、図6(a)に示すように、上端部が注出筒6側から下方に傾斜するように形成されたリブ40が配設されている。
ヒンジキャップの打栓時に、ヒンジキャップの上蓋Bの上部より強い押圧力がかかり、上蓋Bがキャップ本体Aに対して押圧され、下降することにより、上蓋Bの内筒壁32の膨出環37がキャップ本体Aの注出筒6内周面を摺動し、図6(b)に示すように、注出筒6に配設したリブ40に乗り上げ、内筒壁32下端が内方に変形する。
また、ヒンジキャップの打栓終了時には、内筒壁32の復元力により、内筒壁32の膨出環37外周が注出筒6内周のリブ40の上端部の傾斜を押圧し、摺動することで、上蓋Bがキャップ本体Aに対して上昇する力を追加することができる。
その他の作用効果は、実施例1と同じである。
また、リブ40を多く配設することで、打栓後の上蓋Bの内筒壁32の復元力によるキャップ本体Aに対して上蓋Bを上昇させる力を増すことができる。
本実施例の第1実施例と同一の構成部分には、同一の符号を付して図示し、詳しい説明を省略し、相違点を中心に説明する。
キャップ本体Aの注出筒6内周には、図7、図8(a)に示すように、所定の位置に凹部45が凹設されている。
ヒンジキャップの打栓時に、ヒンジキャップの上蓋Bの上部より強い押圧力がかかり、上蓋Bがキャップ本体Aに対して押圧され、下降することにより、上蓋Bの内筒壁32の膨出環37の突部がキャップ本体Aの注出筒6内周面を摺動し、図8(b)に示すように、注出筒6に凹設した凹部45に対応して位置する。
その他の作用効果は、実施例1と同じである。
そのことによって、打栓時に、上蓋Bの外筒壁31を外方に変形させる分力が働き、空気の流通路の形成がより容易になるという作用効果を得ることができる。
B 上蓋
C ヒンジ
a、b 空気室
1 口筒部
2、19 係合突条
5 底壁
6 注出筒
7 リング状底壁
8 係合筒部
9 外周筒部
10 注出口
11 弱化部
12 プルリング
13 筒壁
14 注出案内筒
15 上壁
16 内筒
17 外筒
18 蓋係合部
20 連結片
21 弱化片
25 蓋係合面
26 縮径部
27 膨出部
27a、35a 係合面
30 頂壁
31 外筒壁
32 内筒壁
33 係合部
33a 上内面
33b 側内面
34 空気溝
35 係合突部
36、40 リブ
37 膨出環
45 凹部
Claims (4)
- 容器の口筒部に取着され、キャップ本体と上蓋からなるヒンジキャップにおいて、
キャップ本体は、注出筒と、容器口筒部に嵌着される係合筒部とを備え、
係合筒部の上部には、蓋係合部が突設されており、
上蓋は、頂壁と外筒壁と、頂壁下面に垂設され、キャップ本体の注出筒上部内周に係合する内筒壁とを備え、
外筒壁下端内周には、閉蓋時に、キャップ本体の蓋係合部の蓋係合面に当接し、係合する係合部が設けられ、
内筒壁外周には、打栓時に、キャップ本体の注出筒内周と係合するリブが上部に配設されていることを特徴とするヒンジキャップ。 - キャップ本体の注出筒内周にリブが突設され、打栓時にリブが上蓋の内筒壁の下端部外周に係合し、注出筒内周と上蓋の内筒壁の下端部外周との間に、空気の流通路を形成するようにしたことを特徴とする請求項1記載のヒンジキャップ。
- キャップ本体の注出筒上部内周に凹部を配設し、打栓時に上蓋の内筒壁の下端部外周が凹部付近に下降し、注出筒内周の凹部と上蓋の内筒壁の下端部外周との間に、空気の流通路を形成するようにしたことを特徴とする請求項1記載のヒンジキャップ。
- 内筒壁下端部外周に、打栓時に、注出筒内周面に摺接する膨出環が設けられていることを特徴とする請求項1〜3記載のヒンジキャップ。
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JP2006021569A JP4907182B2 (ja) | 2006-01-30 | 2006-01-30 | ヒンジキャップ |
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